JPH06302792A - 電子装置及びその製造方法 - Google Patents

電子装置及びその製造方法

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JPH06302792A
JPH06302792A JP5101588A JP10158893A JPH06302792A JP H06302792 A JPH06302792 A JP H06302792A JP 5101588 A JP5101588 A JP 5101588A JP 10158893 A JP10158893 A JP 10158893A JP H06302792 A JPH06302792 A JP H06302792A
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JP
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chip
connection
image sensor
electronic device
semiconductor
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JP5101588A
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English (en)
Inventor
Masaaki Bandai
雅昭 万代
Hitoshi Takeuchi
均 竹内
Tomoyuki Yoshino
朋之 吉野
Yutaka Saito
豊 斉藤
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数チップ実装型半導体装置においてチップ
間の電気的及び機械的接続を同時に行える構造を実現す
る。 【構成】 複数の半導体イメージセンサチップ1と半導
体駆動チップ2が実装されている駆動基板3と前記半導
体イメージセンサチップ1同士、ならびに前記半導体イ
メージセンサチップ1と前記駆動基板3とをシリコンま
たはガラスの表面に配線と電極を有する接続チップ4を
フェイスダウン実装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ、半導体
イメージセンサ装置等の複数の半導体チップで構成され
るマルチチップモジュールを使用した電子装置に関す
る。その一例として取り上げる半導体イメージセンサ装
置は、可視領域や赤外また紫外の光はもとより、特には
X線や放射線および荷電粒子の測定に用いられるものに
適用され、フォトダイオード、フォトダイオードアレ
イ、フォトセンサ、マイクロストリップセンサ、両面マ
イクロストリップセンサ、放射線センサ、半導体フォト
センサ、半導体撮像装置等と称される半導体集積回路装
置をさす。ここで、このような光や放射線を受けて信号
を出すことを、検出すると称し、検出する部位を受光面
領域もしくはフォトセンサと称する。さらにその配列さ
れたもので検出した信号を2次元的な情報(イメージ)
として取り出す装置をイメージセンサ装置と称する。こ
れらの装置は、1個のセンサチップだけでその機能を果
たす場合もあるが、本発明では、複数個のセンサチップ
を機械的・電気的に一体にして、この一体になったもの
全体で半導体イメージセンサ装置として機能させる構造
について述べる。以下、上述の装置を複数チップ実装型
半導体イメージセンサ装置と略記する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
図42から図43に示したような構造が知られている。
ここで、図43は図42に示した従来例を裏側からみた
斜視図である。ここに示した例では、半導体イメージセ
ンサチップ1を4個と、これらの半導体イメージセンサ
チップ1を制御して信号を取り出すための駆動基板3を
2個、補強材76によって一体のものとし、電気的に
は、半導体イメージセンサチップ1間及び半導体イメー
ジセンサチップ1と駆動基板3の間及び図示していない
が、半導体駆動チップ2と駆動基板3上の対応する電極
間はワイヤ73でつないで接続を取るような構造が知ら
れている。
【0003】なお、図42は理解を容易にするために簡
略化した図である。実際の半導体イメージセンサチップ
1は、センスライン方向が5cmから7cm、その直角
方向は約3cmで、一般的な半導体と比較して非常に大
きな半導体であり、その中に600本程度のセンスライ
ン5が(図42ではセンスライン5は6本しか描いてな
いが)、50ミクロン位のピッチで整然と並んでいる構
造である。したがって、図42に描いた装置全体では、
長さ30cm、幅3cm程度のサイズのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
子装置では、複数個のチップあるいは回路基板を機械的
に固定して一体の物にする事と、電気的につないで1つ
のシステムにする事が、別々の手段により行われてい
た。したがって、この技術を用いた複数チップ実装型半
導体イメージセンサ装置では、次に掲げるような問題点
があった。
【0005】機械的な支持機構の存在を前提とした構
造である。 機械的な支持構造部分が、受光面領域に影響を与え検
出能力に悪い影響を及ぼす。 機械的な固定と電気的な接続の両方の作業が必要で加
工時間が長くなる。
【0006】ワイヤによる電気的接続は、ワイヤボン
ドする電極間のピッチがあまり狭いとうまく作業が出来
ない。(ワイヤボンド作業時に、既に接続の終わった隣
の配線にさわってワイヤを切ってしまう心配がある。) ワイヤボンド作業が無事終了しても、そのワイヤにさ
わってしまうなどの外力が加わると、ワイヤが切れた
り、隣同士のワイヤが接触してショートしてしまう心配
がある。
【0007】機械的な剛性を機械的な支持機構のみで
保持するため、支持部材の形状や配置に制約が多い。さ
らに、ワイヤボンド法により実装する半導体駆動チップ
2には、チップ内部のレイアウト上の制約にも考慮が必
要である。即ち、半導体駆動チップ2はストリップライ
ン1本1本に対応した入力端子が必要であり、狭ピッチ
ストリップに対応する半導体駆動チップ2の場合、隣接
端子間のピッチも狭くなる。この場合、入力端子近傍に
レイアウトする必要のある入力信号処理回路(入力バッ
ファ)が入るスペースが十分確保できなくなり、このた
めストリップピッチの狭ピッチ化が制約されるという問
題点もあった。
【0008】そこで、この発明の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決するために、受光面領域に影響を及ぼさ
ないようにし、かつ機械的な固定構造が電気的な接続の
機能も合わせ持つため構造が単純で、機械的な剛性も十
分備わり、なおかつ狭ピッチのセンスラインでも安定し
た電気的接続がとれ、かつ電気的な特性も優れ、一旦電
気的な接続がとれた後は、その接続品質が安定している
ような複数チップ実装型半導体イメージセンサ装置を得
ようとする事である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、電子装置において、隣接する半導体チ
ップ間および隣接する半導体チップと半導体チップを実
装した基板との接続を、シリコンチップやガラスチップ
等の固体表面に電気的接続用の配線パターンと電気的接
続用の電極を有する部品(接続チップ)を、その配線及
び電極を有する面を半導体チップの電極と対向させる向
きに実装する(以降、フェイスダウン実装と略記する)
ような構成としたり、これら隣接する素子間を機械的に
接続した後、その接続部位に電気的配線を後付けするよ
うな構成にし、かつ基板上への半導体チップの実装も、
前述の接続チップの実装と同様のフェイスダウン実装で
行うような構成とする事により、非常に狭ピッチのスト
リップラインを有する半導体チップを、機械的固定と電
気的接続を一括して行え、なおかつ安定した接続が行え
るようにした。
【0010】ここで、さらに電子装置の機械的強度が必
要とされる時は、電子装置に補強部材を設けることによ
り、必要な強度が得られるようにした。また、電子装置
の動作時、発熱が問題になる場合は、放熱板を発熱部に
とりつける事により発熱による障害発生を防止するよう
にした。
【0011】
【作用】上記のように構成された電子装置は、例えば複
数チップ実装型半導体イメージセンサ装置においては、
以下のような作用が得られる。 機械的な支持機構が不要になるので機械的な支持構造
部分が、受光面領域に影響を与え検出に悪い影響を及ぼ
すことがない。
【0012】機械的な固定と電気的接続の作業が同時
に行え、しかも接続は隣接する半導体イメージセンサチ
ップ間もしくは半導体イメージセンサチップと駆動基板
の間について一括して行うので加工時間が短くできる。 接続チップに形成された配線は半導体プロセス等によ
り表面に形成された物なので、接続時及びに接続後に配
線が断線したり接触したりすることはなくなる。また配
線密度も高くできるのでより狭ピッチの接続が可能とな
り、ひいては半導体イメージセンサチップの受光面領域
のセンスラインをより高密度にでき、検出能力を向上す
ることができる。
【0013】駆動基板上にフェイスダウン実装される
半導体駆動チップは、パッド(入出力端子)が、チップ
の外周部のみにレイアウトする必要がないため、パッド
レイアウトの自由度が飛躍的に増大し、パッド間隔やパ
ッド面積の増大による実装歩留まり向上や、チップ内部
の素子レイアウトの自由度の向上による素子特性の最適
化がはかれ、電気特性の向上ができる。
【0014】接続後は接続チップの配線及び電極と、
相手側の電極は、チップ間に挟まれる状態になるので接
続部位が直接外部にさらされることがなく接続品質を高
く保てる、すなわち信頼性を向上できる。 さらに機械的強度が必要とされる場合、補助的な支持
構造として補強部材を設置することにより、半導体イメ
ージセンサ装置の剛性をより向上できる。これは、補助
的支持機構であるので、大型にする必要はなく、かつレ
イアウトの自由度が高くなるので、半導体イメージセン
サチップの両サイドに取り付けることにより受光面領域
への影響はほとんどなくなる。
【0015】さらに半導体イメージセンサ装置の動作
時の発熱による障害は、放熱板の取付で防止される。
【0016】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明にかかる半導体イメージセンサ
装置の実施例の基本的な構成を示す上面図である。半導
体イメージセンサチップ1が4個正確な位置関係で並ん
で、お互いの間を接続チップ4を用いて機械的に固定す
るとともに電気的に接続し、さらに、これら4個の半導
体イメージセンサチップ1の両脇に、これらの4個のセ
ンサチップの制御や情報の取り出しを行うための半導体
駆動チップ2がフェイスダウン実装された駆動基板3が
2枚レイアウトさており、これも接続チップ4で半導体
イメージセンサチップ1と機械的に固定するとともに電
気的に接続されている。
【0017】この半導体イメージセンサ装置の主要構成
要素である半導体イメージセンサチップ1は、図1の左
右方向の両端接続部の表裏両面に接続用電極(図示され
ていない)を持ち、接続部以外は両面ともイメージセン
サとなっている。さらに、図10は図1に示した実施例
の中の駆動基板3の一例として単結晶シリコン製駆動基
板3aを詳細に示した平面図である。単結晶シリコン製
駆動基板3aは、シリコン基板でできた両面基板であ
り、金バンプ等でできた半導体駆動チップ用電極20と
電気的な接合をとれるように、半導体駆動チップ2の電
極が向き合うような向きで(フェイスダウンで)表裏面
各2個づつ実装されている。
【0018】この半導体駆動チップ2は、半導体イメー
ジセンサチップ1の駆動や前記半導体イメージセンサチ
ップ1から得られた信号を処理して半導体イメージセン
サ装置外部のシステム(図示されていない)にセンサチ
ップからの情報を伝達するという機能を担っている。こ
の外部のシステムと信号のやりとりをするために単結晶
シリコン製駆動基板3aには、外部接続用電極22が設
けられている。また、単結晶シリコン製駆動基板3a
は、半導体イメージセンサチップ1と隣接する方の辺の
表裏両面に半導体イメージセンサチップ1との電気的な
接続をとるためのセンスライン用電極21がある。さら
に、単結晶シリコン製駆動基板3aは、半導体イメージ
センサチップ1、接続チップ4、半導体駆動チップ2な
どと同じ材質のシリコン基板でできているため、実装時
の温度上昇があっても、どの部品も同じ熱膨張率であ
り、熱膨張率の違いによる機械的位置精度の低下という
問題点の発生もない。
【0019】図17、図18、図19は、本発明の実施
例の駆動基板3の内容をさらに詳細に説明した物であ
る。図17は図1に示した実施例の中の駆動基板3に半
導体イメージセンサ装置を動作させるための半導体駆動
チップ2をフェイスダウン実装した状態を詳細に示した
平面図である。また、図18は図17に示した丸囲み部
のみを紙面の縦方向に拡大して示した半導体駆動チップ
2を実装しない状態での駆動基板3の単体の部分拡大図
であり、図19は、半導体駆動チップ2の能動面側(図
17に示した状態の裏側の面)の一部分を拡大して示し
た平面図である(図17、図18において、センスライ
ン電極21は、見易いようにピッチを広げて描いてある
が、実際には後述のごとく50μピッチレベルの極めて
細かいものである)。
【0020】駆動基板3は、本実施例ではシリコン基板
でできた両面基板であり、金バンプ等でできた半導体駆
動チップ用電極と電気的な接合をとれるように、半導体
駆動チップ2の電極が向き合うような向きで(フェイス
ダウンで)表裏面各2個づつ実装されている。ストリッ
プラインピッチ、即ちセンスピッチは、50μという極
めて狭ピッチの物が要求されている。センスライン電極
21は、後に詳述する接続チップ4を用いて半導体イメ
ージセンサチップ1のストリップラインと一対一で電気
的に接続する。このため、センスライン電極21のレイ
アウトピッチはストリップラインのピッチと同一である
必要がある。
【0021】図19によれば、半導体駆動チップ2は半
導体イメージセンサチップ1で得られた信号を半導体駆
動チップ2に入力するための入力用電極38aと半導体
駆動チップ2で、これらの入力信号を処理出力するのに
必要な制御・出力用電極38bの2種類の電極が必要で
ある。
【0022】ここで仮に半導体駆動チップ2と駆動基板
3の電気的接続をワイヤボンドで行おうとすると、半導
体駆動チップ2への入力信号の伝達は半導体駆動チップ
2の外周部のみで行う必要がある。さらに、電気的特性
の均一性を考慮して、駆動基板3での配線抵抗の各入力
信号間の違いを極力抑えようとすると、入力用電極38
aは全部センスライン用電極21と対向する一辺に集め
る必要がある。したがって、この場合、パッドピッチは
最大でも、ストリップラインピッチ以下、即ち、50μ
ピッチレベルでのワイヤボンドをする必要がある。
【0023】これに対し、本実施例は半導体駆動チップ
2の入力用電極38aをセンスライン電極21と対向す
る辺の向かい側の辺に1つおきにレイアウトし、制御・
出力用電極38bを半導体駆動チップ2の中央部にレイ
アウトした場合を示している。本実施例では、一辺のパ
ッドが1つおきになっているため、実装時のピッチは、
前述のワイヤボンド法の場合に対して倍となるため、実
装上、非常に有利になる。また、半導体駆動チップ2と
重なり合う駆動基板3上に配線パターンがレイアウトで
きるため、配線抵抗が規則正しく並ぶので、電気的特性
はほとんど低下しない。
【0024】入力用電極38a、制御・出力用電極38
bは、それぞれ駆動基板3のそれらと対応した電極であ
り、実装時に両者間の電気的導通が図られる。入力用電
極38aに隣接して描かれているのが、入力処理回路3
9であり、主に入力バッファとしての機能を担い、これ
らの入力処理回路39とつながって、中央部に存在する
のがマルチプレクサ、A/D変換器等で構成された信号
処理回路25である。何個かある制御・出力用電極38
bは、各々、電源、クロック等の必要な制御信号、デジ
タル変換されたデータ出力等の機能を有する端子であ
る。本実施例では、この半導体駆動チップ2は、半導体
イメージセンサチップ1の駆動や前記半導体イメージセ
ンサチップ1から得られた信号を処理して半導体イメー
ジセンサ装置外部のシステム(図示されていない)にセ
ンサチップからの情報を伝達するという機能を担ってい
る。また、駆動基板3は、半導体イメージセンサチップ
1と隣接する方の辺の表裏両面に半導体イメージセンサ
チップ1との電気的な接続をとるためのセンスライン用
電極21がある。
【0025】なお、本実施例では、半導体駆動チップ2
を2個用いた場合を例にとって説明したが、これは単に
一例であって、1個だけで全域をカバーするようなやり
方や、逆にもっと多くのチップで分割して全域をカバー
するやり方がある事は言うまでもない。何個の半導体駆
動チップ2で全域をカバーするかは、集積回路の製造プ
ロセスの能力によるコストと実装に要するコストとのバ
ランスで決まる内容である(実装するチップ数が増えれ
ば、チップサイズは小さくなるので、集積回路製造プロ
セスでの合格率は高くなり価格は安くなるが、実装時間
は長くなるので実装費用は高くなる)。
【0026】ここまでの実施例は、駆動基板3が単結晶
シリコン板製であったが、図11は図1に示した実施例
の中の駆動基板3の他の一例としてガラス製駆動基板2
4を詳細に示した平面図である。ガラス製駆動基板24
は、ガラス板でできた両面基板であり、アルミの薄膜プ
ロセス等で両面に配線や半導体駆動チップ2との電気的
接続をとるための接続用電極が形成された物である(図
11は、理解を容易にするため配線は片面のみ描かれて
おり、一方の面、つまり図11のガラス製駆動基板24
の上面側の配線や接続用電極は描画は省略されてい
る)。
【0027】本実施例の場合、図11の上方から透明な
ガラス製駆動基板24を透き通して、半導体駆動チップ
2の能動面が直接観察できるので、裏面駆動チップ用電
極25と半導体駆動チップ2の電極26を直接確認しな
がら位置合わせでき、実装作業が容易にできる。また、
ガラス材料として、パイレックスガラスを用いれば、常
温から約500℃までは熱膨張率が単結晶シリコンとほ
ぼ一致しており、この場合も先の例同様、熱膨張率の違
いによる機械的位置精度の低下という問題点の発生もな
い。
【0028】次に、半導体イメージセンサチップ1相互
間や半導体イメージセンサチップ1と駆動基板3間の機
械的・電気的接続について説明する。図2は本発明にか
かる図1に示した実施例における隣接する半導体イメー
ジセンサチップ1間の接続部分を拡大して示した上面図
であり、図3はその側面の拡大図である。また、図4
は、これらの図中に示された接続チップ4の一例として
単結晶シリコン製接続チップ7を示した斜視図である。
【0029】図2及び図3に示した状態は、半導体イメ
ージセンサチップ1と接続チップ4を両者の電極部が重
なりあうようにして、電気的な接続をとった状態を示し
ている。半導体イメージセンサチップ1の表裏両面に
は、図2に示したようなセンスライン5が、一定間隔で
形成されている。各センスライン5のチップ両端部には
外部との電気的接続をとるための金バンプ等でできた電
極6が設けられている(図2には、図示されていな
い)。
【0030】さらに、接続チップ4の一例である単結晶
シリコン製接続チップ7には図4に示したように半導体
イメージセンサチップ1と向き合う方の面に半導体イメ
ージセンサチップ1と同じピッチで配線8aと電極8が
ある。電極8は対向する半導体イメージセンサチップ1
の電極6との電気的接続をとるために金バンプ等で構成
されている。電気的な接続をとる方法としては、金バン
プ同士を金金共晶結合させる方法、接着剤の中に導電粒
子が分散された異方性導電接着剤を用いる方法等があ
る。ここで、半導体イメージセンサ装置の電気的導通と
機械的結合が同時に行われる。また、電気的導通につい
てだけ考えれば、ワイヤボンド法とは違って、全部の電
極の接続が一括して行われるので、大幅な工数低減が図
られるだけでなく、さらに、接続後は接続部の電極およ
び配線は接続チップ4の下に隠れ外界から保護されるの
で電気的な接続品質の信頼性が高くなる。
【0031】図5は、単結晶シリコン製接続チップ7
を、どのような方法で半導体イメージセンサチップ1の
電極6と正確に位置合わせして実装するかについて説明
した図である。すなわち、単結晶シリコン製接続チップ
7を半導体イメージセンサチップ1の電極6の上に載せ
てしまうと両者の接続すべき電極同士は隠れてしまって
見えなくなる。そこで本実施例では、単結晶シリコン製
接続チップ7の裏面(接続に寄与しない方の面、つまり
図5では上方の面)にX方向位置合わせライン9aとY
方向位置合わせライン9bを設け、X方向についてはX
方向位置合わせライン9aと半導体イメージセンサチッ
プ1上のX方向合わせマーク10が一直線になるように
合わせ、またY方向についてはY方向位置合わせライン
9bと半導体イメージセンサチップ1上の対応するセン
スライン5が一直線になる様に合わせる事で、隠れて見
えない電極同士の位置合わせを行う事ができるような構
成になっている。位置合わせ後は、前記の金バンプ同士
を金金共晶結合させる方法、異方性導電接着剤を用いる
方法等により、機械的・電気的結合を行い、2つの半導
体イメージセンサチップ1を機械的・電気的に一体なも
のにする。
【0032】図7は本発明にかかる図1に示した実施例
における隣接する半導体イメージセンサチップ1間を接
続する接続チップ4として、ガラス製接続チップ14を
用いて接続した実施例であり、理解し易いように、わざ
とガラス製接続チップ14がずれた状態で半導体イメー
ジセンサチップ1上に載った状態を拡大して示した上面
図である。さらに、図8は、図7に示した物について、
前記両者間のずれがない状態での側面の拡大図である。
また、図9は、これらの図中に示されたガラス製接続チ
ップ14を示した斜視図である。
【0033】図7及び図8に示した状態は、半導体イメ
ージセンサチップ1とガラス製接続チップ14を両者の
電極部が重なりあうようにして、電気的な接続をとった
状態を示している(ただし、前述のように図7について
は、図面を見た際の理解を容易にするため、ガラス製接
続チップ14と半導体イメージセンサチップ1の位置関
係はわざとずらしているので、半導体イメージセンサチ
ップ1の電極6とガラス製接続チップ14の電極15
は、ずれた状態になっている)。
【0034】半導体イメージセンサチップ1の表裏両面
には、図2に示したようなセンスライン5が、一定間隔
で形成されている。各センスライン5のチップ両端部に
は外部との電気的接続をとるための電極6が設けられて
いる。さらに、ガラス製接続チップ14には図9に示し
たように半導体イメージセンサチップ1と向き合う方の
面に半導体イメージセンサチップ1と同じピッチで配線
15aと電極15が形成されている。
【0035】なお、図7、図9において、点線で示した
部分は、ガラス製接続チップ14の透明なガラスを突き
通して見える部分を表している。位置合わせに際して、
上に載せるガラス製接続チップ14が透明なガラス製で
あるため、下にある半導体イメージセンサチップ1や駆
動基板3上の電極や配線パターンなどと、それと位置合
わせすべきガラス製接続チップ14表面の電極15や配
線パターン15aが同時に透明なガラス越しに見えるた
め、位置合わせがきわめて容易に行う事が可能である。
これらの部品を組み立てて一体の物にする方法として、
陽極接合法がある。陽極接合法は、単結晶シリコンでで
きた半導体イメージセンサチップ1や駆動基板3の上に
ガラスでできたガラス製接続チップ14を載せ、全体を
400℃位に加熱しながら、両者間(ガラス板とシリコ
ン製部品)に数100ボルトレベルの電圧を暫くかける
と、ガラス板とシリコンが機械的にひっついて一体の物
にする技術である(陽極接合技術については、図面に基
づき後で詳述する)。
【0036】電気的な接続をとる方法としては、このシ
リコンとガラス板の陽極接合による接合力で、ガラス製
接続チップ14表面の電極15が半導体イメージセンサ
チップ1表面の電極6に押しつけられる事により、電気
的な接続を得る事ができる。図8で、電極6と電極15
はきわめて薄い2つの層が重なり有っているため、あた
かも一体になっているように見えるが、このような電気
的接続が出来た状態を表している。したがって、この方
法によれば、半導体イメージセンサ装置の電気的導通と
機械的結合が同時に行われる。また、電気的導通につい
てだけ考えれば、ワイヤボンド法とは違って、全部の電
極の接続が一括して行われるので、大幅な工数低減が図
られるだけでなく、さらに、接続後は接続部の電極およ
び配線は接続チップ4の下に隠れ、外界から保護される
ので電気的な接続品質の信頼性が高くなる事は先程と同
じである。
【0037】次に、図1に示した本発明の実施例の製造
方法について説明する。図20は本発明にかかる半導体
イメージセンサ装置の実施例の半導体イメージセンサチ
ップ1及び駆動基板3の相対的位置関係を合わせた状
態、すなわち本発明の製造方法にかかる第1工程終了後
の一例を示す上面図である。半導体イメージセンサチッ
プ1、4枚はそれぞれ接続部が対向するように長手方向
に4枚並べられる。その両端には駆動基板3も接続部が
半導体イメージセンサチップ1側になるように配列す
る。これらは、接続チップ4で接続するときに電極の位
置関係が合うように相対位置が合わせられている。位置
合わせの方法は、上部よりパターンや電極の位置をモニ
ターしながら位置合わせアーム等を用いて位置をずらし
たり、チップマウンタを使用したりする方法等がある。
なお、半導体イメージセンサ装置としてみた場合、隣接
チップ間の電気的接続を行う部分はセンシングエリアと
しては使えないので、この部分の長さは短い方がよい。
したがって、隣接チップ間の隙間はなるべく小さい方が
よい。実際には、ウェハから半導体チップを切り出す際
のダイシング精度が狙いの場所から±50ミクロン位は
ずれるので、チッチップが大きめに切れた際にも、両者
間の位置関係が正確であるためには、狙い通りのダイシ
ング精度のチップの場合、約100ミクロン位の隙間が
あくようにレイアウトする。
【0038】図21は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の実施例の半導体イメージセンサチップ1と駆
動基板3を接続チップ4で接続した状態、すなわち本発
明の製造方法にかかる第2工程終了後の一例を示す上面
図である。接続チップ4(より具体的には、既に説明し
た単結晶シリコン製接続チップ7やガラス製接続チップ
14など)を、半導体イメージセンサチップ1もしくは
駆動基板3の接続部の電極との位置関係を合わせ、接続
(フェイスダウンボンディング)を行う。これにより、
半導体駆動チップ2の実装や、裏面の接続はまだされて
いないが、半導体イメージセンサチップ1が4枚と駆動
基板3が2枚は機械的に一体の物となる。したがって、
この後外力が加わっても半導体イメージセンサチップ1
や駆動基板3の位置関係がずれることが防げる。接続チ
ップ4は、電気的な接続がとれ、かつ機械的に2つの半
導体イメージセンサチップ1間、あるいは半導体イメー
ジセンサチップ1と駆動基板3の間を固定できれば、な
るべく小さい方がよい。
【0039】我々がサンプルで評価したところ、長さ約
7cm、幅3.5cm、厚さ0.3mmのの半導体イメ
ージセンサチップ1間を、幅約2mm、長さ3.3c
m、厚さ0.3mmの接続チップ4を用いて、次に説明
する異方性導電膜40により、図2に示したような状態
になるよう接続固定したら、十分実用に耐える品質を得
た。この後、第3工程によって表側の両端の駆動基板3
上に半導体駆動チップ2が実装される。さらにその後、
既に位置関係のでている図示されていない裏面の接続を
接続チップ4で行い、最後に裏面に半導体駆動チップ2
を実装することにより図1に示すような半導体イメージ
センサ装置が完成する。
【0040】なお、本実施例では、両面がセンシング素
子で構成された両面集積回路について述べたが、片面の
みが集積回路になっているような一般的な素子の場合、
集積回路になっていない方の面を電気的な機能を持たな
い接続チップで位置決め連結後、集積回路側の面の電気
的導通をとるというようなやり方も可能である。
【0041】次に、異方性導電接着剤を用いた場合の接
続チップ4の接続方法について説明する。図22は本発
明にかかる半導体イメージセンサ装置の実施例の単結晶
シリコン製接続チップ7の電極上に異方性導電接着剤の
一種であるフィルム状の異方性導電膜40を仮圧着した
状態を示す斜視図である(図22では、単結晶シリコン
製接続チップ7を例にとって説明したが、ガラス製接続
チップ14を接続チップ4として用いる場合でも同様で
ある事は言うまでもない。)。これは第2工程に含まれ
ることで、あらかじめ配線8aのある側の電極8上に異
方性導電膜40を適当な形状にして若干の加圧と加熱を
行い仮圧着する。
【0042】図23は、図22の時と同様な要領で半導
体イメージセンサチップ1の接続部に異方性導電膜40
を仮圧着した状態を示す斜視図である。この様に、接続
の準備作業としての異方性導電接着剤の供給は、接続チ
ップ4側と半導体イメージセンサチップ1、駆動基板3
側のどちらか一方、もしくは両方に行う。なお、図2
2、23、24で説明した実施例は、単結晶シリコン製
接続チップ7の一方の面のみに配線8aや電極8が存在
するような形の場合について説明したが、単結晶シリコ
ン製接続チップ7の両面に配線や電極が存在する様な形
の物を用いれば、図24の単結晶シリコン製接続チップ
7の上面にも異方性導電膜を取り付ければ、こちら側の
面でも半導体イメージセンサチップ1間を電気的・機械
的に接続する事ができ、片面素子の半導体イメージセン
サチップを2枚重ねて実装する、即ち、立体的なレイア
ウトで両面素子の半導体イメージセンサチップ1を用い
た場合と同様の効果を持たせる事も可能である。
【0043】ここで異方性導電膜40について、少し詳
しく説明しておく。異方性導電膜40は、一般の両面テ
ープのような形態のもので、表裏面ともネバネバとした
タック性を有する厚みが20μから30μ位の薄いテー
プ状の接着剤である。このテープ状の接着剤は、表裏面
とも離型紙に挟まれた状態でリールに巻かれて供給され
るのが一般的である。またこのテープ状の薄い接着剤の
部分は、エポキシ系などの有機系材料の中に導電性の直
径数μから+数μの微粒子が多数分散して存在するよう
な構成になっている。
【0044】図31は、異方性導電膜40による電気的
な接合の仕組みを説明するために、駆動基板3上に半導
体駆動チップ2を異方性導電膜40を用いて実装した状
態を示す断面図である。異方性導電膜40を間に挟んで
駆動基板3上に半導体駆動チップ2を基板配線13と電
極8が丁度重なるように位置合わせして載せた後、両者
間を加熱・加圧すると、異方性導電膜40は押し縮めら
れて導電粒子56が直接上下の電極8と基板配線13の
両者に押しつけられて、両者間の導通がとれる。しか
し、図31の横方向、即ち、平面方向(水平方向)は導
電粒子56がお互いに接触していないため、絶縁されて
いるという優れた特徴を持っている。即ち、異方性導電
膜40は、電気的に垂直方向には導電性、水平方向には
絶縁性を有する材料といえる。さらに、異方性導電膜4
0は、接着剤としての機能を担う有機系の材料の種類、
膜の厚み、導電粒子の種類、導電粒子の密度等によりい
ろいろな種類がある。我々は、電極の仕様が金バンプで
できた面積=100μ×40μ、バンプ高さ10μ、バ
ンプピッチ100μの接続チップ4と半導体イメージセ
ンサチップ1を、次の2種類の異方性導電膜40で接続
し、その接続率の評価を行ったところ、表1に示したよ
うな結果を得た。なお、一つのサンプルでの接続電極数
は1280個である。
【0045】
【表1】
【0046】表1の内、上の異方性導電膜は粒子の密度
が低く、接続合格率が不十分であるが、下の方の物は、
粒子密度が高くなった効果で、接続合格率が実用に耐え
得るレベルにあるといえよう。なお、下の方の物のボー
ル(導電粒子)の表面に絶縁膜がコーティングされてい
る理由は、粒子密度が非常に濃いため、1個1個の粒子
が完全にバラバラになれず凝集現象をおこして、図31
でいう横方向(水平方向)の絶縁性が不十分になる事を
防ぐための対策である。しかし、この絶縁膜は、実装
時、電極や配線接触した部分は加熱・加圧で破れて垂直
方向は電気的な導通がはかられるようになっている。
【0047】図24は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の実施例の2枚の半導体イメージセンサチップ
1を単結晶シリコン製接続チップ7で異方性導電膜40
を用い熱圧着するときの斜視図である。2枚の半導体イ
メージセンサチップ1と単結晶シリコン製接続チップ7
は、電極の位置が合うような位置関係になっている。対
向している電極の間には異方性導電膜40が介在してい
る。ここで、加熱された熱圧着ヘッド45が接続部に下
降し圧力を加えることにより半導体イメージセンサチッ
プ1同士2枚の電気的導通と機械的接続が図られる。こ
れは、半導体イメージセンサチップ1と駆動基板3との
接続や、裏面の接続でも同様である。なお、接続に異方
性導電接着剤を用いることにより、接続時の温度が金・
金共晶結合法を用いるときに比べ非常に低くできる(金
・金共晶結合時400〜500゜C、異方性導電膜圧着
時200゜C以下)。このために接続工程での作業性、
安全性が向上し、さらに半導体イメージセンサ装置の各
構成部品の品質の劣化も防げる。また、ガラス製接続チ
ップ14を接続チップ4として採用し、陽極接合法でガ
ラス製接続チップ14と半導体イメージセンサチップ1
を電気的・機械的に接続するやり方については、既に述
べたので、ここでは省略する。
【0048】図6は、本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の実施例の駆動基板3上への半導体駆動チップ
2を実装する方法、即ち、本発明の製造方法に関する第
3工程の内容を示した斜視図である。半導体駆動チップ
2の裏面には視覚的に認識可能なチップ側+マーク11
が4つある。このチップ側+マーク11は、例えば両面
ICのパターン露光等に用いられる両面アライナを使用
することにより、能動面のパターンや電極に対し数ミク
ロン以下の高い位置精度で形成する事が可能である。ま
たマークの形は、+字以外でも四角形や三角形等、位置
合わせに用いる事が可能な形状であればかまわない。
【0049】一方、駆動基板3には基板側+マーク12
が4つ半導体駆動チップ2が正しい位置に実装されたと
きにチップ側+マーク11とある決められた位置関係に
なるように形成されている。半導体駆動チップ2を能動
面を下側にして駆動基板3に実装するとき、まず駆動基
板3のおおよその位置に半導体駆動チップ2を置き、そ
れぞれ4ヶ所の基板側+マーク12とチップ側+マーク
11とをビジョン認識して、基板側+マーク12とチッ
プ側+マーク11との相対位置が正確に合う様にチップ
の位置を補正することにより、電極16の位置と半導体
駆動チップ2の能動面側の電極の位置を正確に合せた実
装が出来る。このときビジョン認識は、基板側+マーク
12も、チップ側+マーク11も上方から直接カメラ等
で行えるので、位置精度の高い実装が可能になる事によ
り、より配線ピッチの狭い高密度実装や高位置精度が要
求されるセンサICの実装にも対応が可能となる。また
実装後にチップ側+マーク11と基板側+マーク12の
位置を測定する事により、位置検査を正確に行う事もで
きる。
【0050】図12は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサチップ1の実施例を示す斜視図である。半導体イメ
ージセンサチップ1にはセンスライン5と接続電極27
が形成されている。ここで、この半導体イメージセンサ
チップ1を図1、図2、図3のように接続チップ4で、
接続する場合は、接続チップ4による一括フェイスダウ
ンボンディング等により行うので、接続後は図2に示す
ように接続部の接続電極27および配線は接続チップ4
の下に隠れてしまう。そのため、接続後に個々の接続
部の電気的な導通検査を行う事が困難である。接続部
の導通不良を補修することは困難である、等の問題点が
生じる。
【0051】図13は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサチップ1の上記の問題点を改善した他の実施例とし
て補助電極付き半導体イメージセンサチップ29を示す
斜視図である。すなわち、各センスライン5の両端の接
続電極27に隣接し、接続時接続チップには覆われない
場所に補助電極28が形成されているものである。この
補助電極28を利用する事により、図14、図15、図
16のように、接続電極27を利用して接続部の電気
的導通検査、導通不良(オープン)部位の補助電極2
8同士を他の手段によりより電気的に接続する事による
補修、等が可能となり、上述した問題点が解決できる。
【0052】図14は、図13に示したような補助電極
付き半導体イメージセンサチップ29を用いた場合の導
通不良補修部の一例を示す斜視図である。即ち、図13
の補助電極28がついた補助電極付き半導体イメージセ
ンサチップ29同士を接続チップ4で接続した際、導通
不良補修部を示す斜視図である。この図14に示した例
では、接続部の導通検査で、6カ所の接続部中の図で一
番手前になるセンスライン5同士と、手前から4番目の
センスライン5同士が電気的に接続されていない状態、
即ち初期的には導通不良であった。そこで、導通不良部
位の補助電極28同士をワイヤボンド法により金属製の
ワイヤである迂回ライン30で接続する事によりセンス
ライン5同士の電気的接続が取れ導通不良が補修されて
いる。補修により、この半導体イメージセンサ装置は正
常な動作をする事が可能な良品として扱う事が出来る。
また、迂回ライン30は、ワイヤボンド法による接続以
外でも半田による接続や、導電性接着剤を用いた接続な
ど、補助電極同士の電気的接続ができれば、どんな方法
で接続しても、どんな材質であっても良い。補修が可能
になる事により歩留まりが向上し、納期短縮、コストダ
ウンが図れる。また、出荷後の接続部の導通不良による
故障の修理も可能となる。
【0053】図15は、補助電極付き半導体イメージセ
ンサチップ29を用いた場合の他の実施例の導通不良補
修部を示す斜視図である。本実施例は、接続チップ31
の背面(半導体イメージセンサ1との接続面の裏面)に
接続面と同じ様なレイアウトでセンスライン5と対応す
るように補修用配線33と補修用電極32が形成され、
補修に利用している点が、図14の実施例と異なってい
るものである。この接続部でも一番手前と四番目のセン
スライン5同士が導通不良であった。そこで、導通不良
であったセンスライン5の補助電極28をそれぞれ一番
近い位置にある補修用電極32と接続し補修する。これ
によりセンスラインを通る信号の経路は例えば、右側か
ら左側の半導体イメージセンサチップ1に伝達されると
すれば、正常な接続部はセンスライン5、センサ側接続
電極27(見えない)、接続チップ側接続電極(見えな
い)、接続チップ側接続配線(見えない)、接続チップ
側接続電極(見えない)、センサ側接続電極27(見え
ない)、センスライン5となり、補修部はセンスライン
5、補助電極28、迂回ライン34、補修用電極32、
補修用配線33、補修用電極32、迂回ライン34、補
助電極28、センスライン5となり導通が図られる。ま
た補修用電極及び補修用配線の位置や形状、材質は補修
に使用できるものであればどんなものでもよい。
【0054】例えば、接続チップ背面中央部に大きめの
補修用電極を設けて補修時の迂回ラインの中継点とし、
補修用配線は設けないものなども考えられる。本実施例
のように補修用電極等を設けて補修時に利用すると、一
カ所の迂回ラインが短くできるので、補助電極同士を接
続するのに比べて、近距離のワイヤリングで済むのため
ワイヤボンド装置等の配線装置で簡単に補修(接続)で
きる上、補修後の外力や環境に対する信頼性も向上す
る、等の優れた点がある。
【0055】図16は、本発明にかかる半導体イメージ
センサ装置の他の実施例の接続部の導通検査を示す斜視
図、すなわち補助電極28付きの半導体イメージセンサ
チップ29同士を接続チップ4で接続した後、補助電極
28を用いて導通検査を行っている状態の一例を示した
斜視図である。ここでは、接続部の対応するそれぞれの
センスライン5の補助電極28にプローバピン35をあ
て接続抵抗等を測定する事により導通検査を行う。全て
の対応するセンスライン5同士の補助電極28上を順次
プロービングすることにより導通検査を行う。同様にし
て他の接続部の導通検査も行う事により導通不良が存在
する場合その場所がどの接続部位のどのセンスラインで
あるか特定できる。この後、導通不良部位は図14や図
15に示したような方法で補修を行う。また、接続部の
電気的特性の測定やメンテナンスにも図16に示すよう
に補助電極28を利用できる。検査方法は、補助電極2
8同士の導通を確認できるものであれば、どんな方法で
も構わない。
【0056】また、図13、図14、図15に示したよ
うな、補助電極28を用いた補修や検査は半導体イメー
ジセンサチップ1同士の接続部のみでなく、駆動基板3
にも補助電極を設ける事により、半導体イメージセンサ
チップ1と駆動基板3との接続部でも可能であることは
いうまでもない。
【0057】次に、本発明に陽極接合法を適用した場合
について詳細に説明する。図27は、本発明の一実施例
として陽極接合法を用いて、ガラス製接続チップ14と
半導体イメージセンサチップ1を化学的に結合し、一体
なものにする方法の原理を説明したものである。まず、
金属等の導電性材料でできたベース台47と接合電極4
6の間に接合用電源48を挿入し、両者の間に接合電極
46側がマイナス、ベース台47側がプラスの適当な電
圧がかけられる状態にする。さらに、ベース台47を約
400℃に加熱し、この上に接合したいSiウェハ(図
27の例では、半導体イメージセンサチップ1が2枚)
を載せ、そのさらに上に接合したいガラス(硬質ガラ
ス、図27の例では、ガラス製接続チップ14)を載
せ、そのガラスの上に接合電極46を載せて、接合用電
源48から400V位の電圧をかけて、ガラス製接続チ
ップ14と半導体イメージセンサチップ1の間に400
Vの電圧を400℃の加熱環境下でかける(即ち、図2
7のシリコン板とガラスの重なりあった部分には、下側
がプラス、上側がマイナス方向の電解がかかった状態に
なる)。このようにすると、パイレックスガラス中に含
まれるナトリウムイオン(Na+ )が、図27の上方、
つまり接合電極46に近い方の側に吸い寄せられて、シ
リコン板近傍側はシリコンのみが残り、シリコンとシリ
コン同士で強力にくっついて、機械的に一体なものにな
る。これが、陽極接合法の基本的な原理である。なお、
うまく接合するためには、接合する面の表面状態が両方
とも平滑で清浄である必要がある。
【0058】図25と図26は、上述のような陽極接合
法で半導体イメージセンサチップ1間を接合する際に用
いるガラス製接続ブリッジ14の一例を示し、図25は
平面図、図26は図25に示したA−A’で切断したと
きの状態を示す断面図である。
【0059】図25でハッチングで示した凸部50は図
26に示したように、配線15a等で示した他の部分に
比べて少し(約2〜3ミクロン位)高くなっている。凸
部50以外の部分はすべて同じ高さで、この部分に配線
15aや電極15が配置されている。
【0060】図28は、このような構造のガラス製接続
チップ14を用いて半導体イメージセンサチップ1を2
枚電気的・機械的に接合した状態を示す半導体イメージ
センサ装置の接続チップで接続した部分を拡大して示し
た長手方向できった場合の断面図である。ガラス製接続
チップ14は、凸部50で半導体イメージセンサチップ
1のシリコン層51に接触して、陽極接合法により両者
間が化学的に結合して一体なものになっている。この両
者間の結合する力により、半導体イメージセンサチップ
1上のアルミニウム製のセンスラインとガラス製接続チ
ップ14の電極15が機械的に押しつけられて、電気的
な導通がとるように構成されている。
【0061】図29に示したのは、図25に示したガラ
ス製接続チップ14とは異なる他の実施例であるガラス
製接続チップ52を示す平面図であり、図30はそのA
−A’断面の断面図である。図25、図26に示した例
に対し、凸部54をより大きくするために、配線53a
を3本づつたばねて凸部54の間を通しているのが、違
いである。こうする事により、図25・図26の例より
も、大きな接合面積が得られ接合の安定性や強度がより
おおきくできる。
【0062】以上、説明してきた様な方法を用いれば、
全部を単結晶シリコンで構成したものや透明なガラス板
と単結晶シリコンが混在した物の2通りの半導体イメー
ジセンサ装置を実現する事ができる。図32は本発明に
かかる他の実施例を示す上面図である。図33は、図3
2のA−A’断面図である。さらに図34は、図32に
示したサイド補強板60の形状を示す斜視図である。本
実施例は、図1に示した実施例に対し、半導体イメー
ジセンサチップ1を6枚つないだ仕様である事と、機
械的な強度を高めるための補強部材としてサイド補強板
60を2枚半導体イメージセンサ装置の両側の側面に常
温硬化型接着剤61で取り付けた、という2つの内容だ
けが異なった実施例である。本実施例の場合、図1に示
した実施例に対し半導体イメージセンサ装置の全長が長
く、装置全体としての剛性や強度などの面で劣るため、
強度不足やワークのたわみや歪みによる不具合が懸念さ
れる。この問題点を解決するために、本実施例ではサイ
ド補強板60を取り付けている。
【0063】サイド補強板60は、半導体イメージセン
サ装置の全長と同じ長さで、半導体イメージセンサチッ
プ1や駆動基板3が挿入されるための取付け溝62があ
る細長い板状の部材である。この取付け溝62は、サイ
ド補強板60を、半導体イメージセンサチップ1や駆動
基板3に取り付けるときのガイドとなり、これらの部品
のサイド補強板60の幅方向に対する位置決めが安定す
るだけでなく、接着剤だまりとしての機能も有し、接着
機能を満たすための十分な接着剤量の保持にも役立つ。
接着剤はサイド補強板60の材質が、半導体イメージセ
ンサチップ1や駆動基板3に用いられているシリコンと
異なるの場合でも、接着剤硬化時の熱膨張率の違いによ
る影響を排除するために常温硬化型接着剤61を使用し
ている。
【0064】なお本実施例では補助的な補強部材として
半導体イメージセンサ装置の両サイドに取付け溝62を
有するサイド補強板60を常温硬化型接着剤61を用い
て固定する場合を取り上げたが、補強部材は受光面領
域への影響がなく必要な強度が確保できるものであれ
ば、その形状や取付位置等はこの限りではない。また
取付方法についても接着剤を用いる方法でなくても、例
えば半導体イメージセンサ装置の側面にサイド補強板6
0の溝をくい込ませる等半導体イメージセンサ装置と補
強部材とが機械的に一体になるなら、どの様な方法を用
いてもかまわない事は言うまでもない。
【0065】図35は、本発明にかかる半導体イメージ
センサ装置の他の実施例を示す平面図である。即ち、半
導体駆動チップ2から発生する熱を逃がし、半導体駆動
チップ2が高温になり、動作が不安定になるのを防ぐた
めに、図1に示した実施例に加えて、駆動基板3上に放
熱板63を取付けた実施例である。さらに図36は、放
熱板63の取付及び半導体イメージセンサ装置をさらに
外部のフレーム66に取り付ける部分の拡大断面図であ
る。放熱板63は、半導体駆動チップ2を包み込むよう
な形状で、駆動基板3上に接着剤68により固定されて
いる。放熱板63には、さらに、半導体イメージセンサ
装置をフレーム66に取り付けるためのフレーム取り付
け穴64が設けられ、ネジ67等を用いて固定する。こ
れにより、放熱とフレーム66へ取り付けて半導体イメ
ージセンサ装置自身を支えるという2つの機能を合わせ
持つ事ができ、部品点数の削減により、工数削減を図れ
る。
【0066】また、両面デバイスの場合、下面にも半導
体駆動チップ2が必要になるので、上面同様に下面放熱
板65を取り付けている。ここでは、フレーム取り付け
機構は上面の放熱板63が持っているので、下面は駆動
基板3よりやや小さい物を取り付けている。放熱板の材
質としては、例えばアルミニウム合金の様に熱伝導がよ
く、強度、寸法精度の高いものが望ましい。放熱板の形
状は、半導体駆動チップ2からの発熱量と放熱量の関係
やフレーム取り付け形状、半導体駆動チップ2と駆動基
板3の大きさ、位置関係より厚み逃げ加工等の寸法が決
まる。
【0067】図37は本発明にかかる半導体イメージセ
ンサ装置の他の実施例を示す上面図である。本実施例で
は、駆動基板は単結晶シリコン板であり、さらに表面に
半導体イメージセンサチップ1を駆動するための能動素
子が形成されている。すなわち、図1の半導体駆動チッ
プ2が実装されている駆動基板3を駆動能力内蔵基板7
0に置き換えた実施例である。駆動能力内蔵基板70
は、駆動基板3がただ単に半導体駆動チップ2を実装す
るための電極と配線機能のみ有する基板であるのに対
し、トランジスタ等を含む集積回路としての機能を有す
る物である。
【0068】駆動能力内蔵基板70を用いる事により駆
動チップが省略でき、以下に述べるような優れた点が考
えられる。 駆動基板上へのチップ実装が不要となり、部品点数の
削減・工数削減が出来る。また、チップ実装による不良
や、接続部の外界からの影響がなくなることにより、歩
留まりの向上や、信頼性の向上が図れる。 チップ実装スペースを考慮せずに駆動基板のレイアウ
トを設計できるので、基板の小型化が可能となる。 放熱板を取り付ける場合、駆動チップによる基板上の
段差がなくなるので、放熱板の逃げ加工が不要になり、
密着面積が広がり接合強度及び放熱性が向上し、放熱板
の形状も単純化できる。
【0069】また、駆動基板に能動素子が形成されてい
る実施例としては図37に示した実施例以外にも、半導
体駆動チップ2の持つすべての機能を駆動能力内蔵基板
70に集積回路として内蔵させるのではなく、一部分の
機能を外付けチップで補う様な構成で、補助的な駆動チ
ップを実装し、駆動基板と駆動チップで駆動能力を分担
する方法等が考えられる。この場合、それぞれの集積回
路の集積度は図1や、図37の例より低く出来るので、
駆動基板、駆動チップの部品単体での歩留まりの向上が
期待できる。
【0070】図38は本発明にかかる複数チップ実装型
半導体イメージセンサ装置の他の実施例を示す上面図で
ある。本実施例は、両端の半導体イメージセンサチップ
1と駆動基板72の接続に、半導体能動素子が形成され
ている駆動能力内蔵接続チップ71を使用し、駆動基板
上72上には他のチップ(駆動チップ)を実装していな
いものである。駆動能力内蔵接続チップ71は、接続チ
ップ4がただ単に電極と配線のみで構成される基板のよ
うなものであるのに対し、トランジスタ等を含む集積回
路としての機能を有する、つまり半導体駆動チップのレ
イアウトを平面的でなく、立体的にする物である。
【0071】駆動能力内蔵接続チップ71を用いる事に
より、以下に述べるような優れた点が考えられる。 駆動チップを省略できるため部品点数削減、工数削減
が出来る。 駆動チップ実装スペースを考慮せずに駆動基板72の
レイアウトを設計できるので、基板の小型化が可能とな
る。 半導体イメージセンサチップ1上のセンスラインから
の信号を処理してから駆動基板72に伝達できるので、
駆動能力内蔵接続チップ71の駆動基板72側の電極数
は、センスラインの本数より大幅に小さくできる。これ
により、駆動基板72側の接続は電極ピッチ、電極面積
を広くできるため接続が容易かつ、確実に行える。
【0072】また、接続チップに能動素子が形成されて
いる実施例としては図38に示した実施例以外にも、
駆動基板上に補助的な駆動チップを実装し、接続チップ
と駆動チップで駆動能力を分担する方法や、駆動能力
内蔵駆動基板との組み合わせる方法や、駆動能力内蔵
接続チップから直接外部のシステムへ接続して、駆動基
板も省略してしまう方法、等が考えられる。
【0073】以上までの説明は、単結晶シリコン製接続
チップ7やガラス製接続チップ14を用いて、半導体イ
メージセンサチップ1間や半導体イメージセンサチップ
1と駆動基板3間を接続する方法について詳細に説明し
てきた。図39及び図40は、本発明の他の実施例とし
て、半導体イメージセンサチップ1間の接続を例にとっ
て、これら両者間を接着剤等の接合層69で機械的に固
定し(図39)、その後、接続ライン80で両者の対応
するセンスライン5間の電気的接続をとる方法を示して
いる。接続ライン80の形成方法としては、導電性ペー
ストを印刷する方法、あるいはこのようなペーストをジ
ェットノズルで接続部分に直接吹き付けて描画して形成
するような方法等が考えられる。この方法では、半導体
イメージセンサチップ1間の機械的な接続と電気的な接
続の両機能を別々に満たすように半導体イメージセンサ
装置を作るので、構造が簡単になったり、接続の補修が
容易になるなど、接続チップ4を用いる方法を補間する
ような効果がある。
【0074】接着剤を使用した半導体イメージセンサ装
置の他の実施例を図41に示す。半導体イメージセンサ
チップ1と半導体イメージセンサチップ1を隣接して並
べ、サイド補強板60を接着する。次に、センスライン
5間の電気的接続を取るために、導電ペーストを印刷し
接続ライン80を形成する。この方法では、半導体イメ
ージセンサチップ1をセンスライン5の主方向に対し
て、精度良く配置することができ、半導体イメージセン
サ装置の位置検出精度が向上するとともに、接続の補修
が容易になる効果がある。
【0075】本発明は、複数の半導体チップを組み合わ
せて機能を発揮するような電子装置の構造について、半
導体イメージセンサ装置を例にとって内容を詳述した
が、この構造は高密度実装を必要とするマルチチップモ
ジュールを使用した各種電子装置にも使える事は言うま
でもない。
【0076】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、今回一
例として取りあげた半導体イメージセンサ装置の場合、
半導体イメージセンサチップと駆動基板の接続に接続チ
ップを用いることにより電気的導通と機械的強度が同時
に得られ、簡単な構造で強度と信頼性を両立した高性能
の複数チップ実装型半導体イメージセンサ装置が得られ
るという効果がある。
【0077】またこの発明を各種電子装置に適応した場
合、配線基板が不要となり部品点数を減らすことがで
き、さらに従来の実装構造と比較して半導体チップ間の
距離を狭めることが可能となり、そのため実装の高密度
化とシステムの高速化がはかれる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の実
施例の上面図である。
【図2】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の実
施例の接続部拡大上面図である。
【図3】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の実
施例の接続部拡大側面図である。
【図4】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の実
施例の単結晶シリコン板製接続チップの下方斜視図であ
る。
【図5】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の実
施例の単結晶シリコン板製接続チップを位置合わせする
状態を示す斜視図である。
【図6】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の実
施例の駆動チップを位置合わせする状態を示す斜視図で
ある。
【図7】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の他
の実施例のガラス製接続チップを位置合わせする状態を
示す斜視図である。
【図8】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の実
施例のガラス製接続チップを用いた場合の接続部拡大側
面図である。
【図9】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の実
施例のガラス製接続チップの斜視図である。
【図10】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の単結晶シリコン板製駆動基板の平面図である。
【図11】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例のガラス製駆動基板に半導体駆動チップを位置合
わせしている状態を示す斜視図である。
【図12】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の半導体イメージセンサチップを示す斜視図であ
る。
【図13】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の半導体イメージセンサチップで補助電極を有す
る場合の斜視図である。
【図14】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の導通不良部分を補修した状態を示す斜視図であ
る。
【図15】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
他の実施例の導通不良部分を補修した状態を示す斜視図
である。
【図16】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の導通検査している状態を示す斜視図である。
【図17】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の半導体駆動チップが実装された駆動基板を詳細
に示した平面図である。
【図18】図17に示した実施例の駆動基板の半導体駆
動チップが実装されていない状態での一部分を拡大して
詳細に示した平面図である。
【図19】図17に示した実施例に用いられている半導
体駆動チップの能動面側の一部分を拡大して詳細に示し
た平面図である。
【図20】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の半導体イメージセンサチップ及び駆動基板の相
対的位置関係を合わせた状態を示す平面図である。
【図21】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の半導体イメージセンサチップ及び駆動基板を接
続チップで接続した状態を示す平面図である。
【図22】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の接続チップの電極部表面に異方性導電膜を仮圧
着した状態を示す斜視図である。
【図23】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の隣接する2つの半導体イメージセンサチップの
電極部表面に異方性導電膜を仮圧着した状態を示す斜視
図である。
【図24】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の隣接する2つの半導体イメージセンサチップ間
を接続チップで異方性導電膜を用いて熱圧着する状態を
示す斜視図である。
【図25】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
他の実施例のガラス製接続チップを詳細に示す平面図で
ある。
【図26】図25に示した実施例のガラス製接続チップ
のA−A’断面でみた断面図である。
【図27】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例のガラス製接続チップを陽極接合法で半導体イメ
ージセンサチップに接合する原理を示す図である。
【図28】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の図25・図26に示したガラス製接続チップを
用いて半導体イメージセンサチップ1を陽極接合法で接
続した状態を示す断面図である。
【図29】図25に示した実施例のガラス製接続チップ
の異なる実施例を詳細に示す平面図である。
【図30】図29に示した実施例のガラス製接続チップ
のA−A’断面でみた断面図である。
【図31】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の駆動基板上の半導体駆動チップ実装部を拡大し
て示した断面図である。
【図32】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例のサイド補強板を取り付けたものを示す平面図で
ある。
【図33】図32に示した実施例のA−A’断面図であ
る。
【図34】図32に示した実施例にあるサイド補強板の
みを取り出して示した斜視図である。
【図35】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例の放熱板を取り付けたものを示す平面図である。
【図36】図35に示した実施例にある放熱板装着部近
傍を拡大して詳細に示した断面図である。
【図37】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例で駆動基板と半導体駆動チップが一体になった駆
動能力内蔵基板を用いたものを示す平面図である。
【図38】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
実施例で左右両端の半導体イメージセンサチップと駆動
基板とを接続する接続チップが半導体駆動チップの機能
と一体になった駆動能力内蔵接続チップを用いたものを
示す平面図である。
【図39】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
他の実施例の隣接する半導体イメージセンサチップ間を
接合層を用いて機械的に一体にした状態を示す斜視図で
ある。
【図40】図39に示したものに対して、隣接する半導
体イメージセンサチップ間を接続ラインで接続した状態
を示す斜視図である。
【図41】本発明にかかる半導体イメージセンサ装置の
他の実施例の隣接する半導体イメージセンサチップ間を
サイド補強板で接続した状態を示す斜視図である。
【図42】従来の半導体イメージセンサ装置の例を示す
斜視図である。
【図43】図42に示した従来例を下方より見た斜視図
である。
【符号の説明】
1 半導体イメージセンサチップ 2 半導体駆動チップ 3 駆動基板 3a 単結晶シリコン製駆動基板 4 接続チップ 5 センスライン 6 電極 7 単結晶シリコン製接続チップ 8 電極 8a 配線 9a X方向位置合わせライン 9b Y方向位置合わせライン 10 X方向合わせマーク 11 チップ側+マーク 12 基板側+マーク 13 基板配線 14 ガラス製接続チップ 15 電極 15a 配線 16 電極 20 半導体駆動チップ用電極 21 センスライン用電極 22 外部接続用電極 24 ガラス製駆動基板 25 裏面駆動チップ用電極 26 電極 27 接続電極 28 補助電極 29 補助電極付き半導体イメージセンサチップ 30 迂回ライン 31 接続チップ 32 補修用電極 33 補修用配線 34 迂回ライン 35 プローバピン 38a 入力用電極 38b 制御・出力用電極 39 入力処理回路 40 異方性導電膜 45 熱圧着ヘッド 46 接合電極 47 ベース台 48 接合用電源 50 凸部 51 シリコン層 52 ガラス製接続チップ 53 電極 53a 配線 54 凸部 56 導電粒子 60 サイド補強板 61 常温硬化型接着剤 62 取り付け溝 63 放熱板 64 フレーム取り付け用穴 65 下方放熱板 66 フレーム 67 ネジ 68 接着剤 69 接合層 70 駆動能力内蔵基板 71 駆動能力内蔵接続チップ 72 駆動基板 73 ワイヤ 74 基板側ワイヤ電極 75 センサ側ワイヤ電極 76 補強材 80 接続ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−284666 (32)優先日 平4(1992)10月22日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平5−29493 (32)優先日 平5(1993)2月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 斉藤 豊 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体チップを機械的および電気
    的に接続する両方の機能を有する接続手段と複数の半導
    体チップを有する事を特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の半導体チップを機械的および
    電気的に接続する手段として、両者間を接続するための
    接続チップを有することを特徴とする請求項1記載の電
    子装置。
  3. 【請求項3】 前記接続チップは、単結晶シリコン板の
    表面に配線及び電極が形成されていることを特徴とする
    請求項2記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 前記接続チップは、単結晶シリコン板に
    配線及び電極が形成されている方の面と反対側の面にも
    パターンが形成されていることを特徴とする請求項2記
    載の電子装置。
  5. 【請求項5】 前記接続チップは、単結晶シリコン板で
    配線、電極、回路素子が形成されている事を特徴とする
    請求項2に記載の電子装置。
  6. 【請求項6】 前記接続チップは、ガラス基板の表面に
    配線及び電極が形成されていることを特徴とする請求項
    2記載の電子装置。
  7. 【請求項7】 前記接続チップは、ガラス基板の表面に
    凹凸を設け、その凹部にのみ配線及び電極が形成されて
    いることを特徴とする請求項2記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 前記電子装置は、放熱板を有する事を特
    徴とする請求項1記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 前記放熱板は、ネジ止め用の穴を有を有
    する事を特徴とする請求項8記載の電子装置。
  10. 【請求項10】 半導体チップと半導体チップを実装し
    た基板、および前記半導体チップと半導体チップを実装
    した基板を機械的および電気的に接続する両方の機能を
    有する接続手段を有する事を特徴とする電子装置。
  11. 【請求項11】 前記半導体チップと半導体チップを実
    装した基板を機械的および電気的に接続する手段とし
    て、両者間を接続するための接続チップを有することを
    特徴とする請求項10記載の電子装置。
  12. 【請求項12】 前記半導体チップを実装した基板は、
    単結晶シリコン板の表面に配線及び電極が形成されてい
    るものであることを特徴とする請求項10記載の電子装
    置。
  13. 【請求項13】 前記半導体チップを実装した基板は、
    ガラス基板の表面に配線及び電極が形成されていること
    を特徴とする請求項10記載の電子装置。
  14. 【請求項14】 前記半導体チップは、回路素子パター
    ンを形成した面を基板に対向する向きに、フェイスダウ
    ン実装されていることを特徴とする請求項10記載の電
    子装置。
  15. 【請求項15】 複数の半導体チップと前記半導体チッ
    プを電気的に接続する手段と前記半導体チップの外周に
    補強部材を有することを特徴とする電子装置。
  16. 【請求項16】 前記補強部材は、取付け溝を有する事
    を特徴とする請求項14記載の電子装置。
  17. 【請求項17】 前記補強部材の取付け溝は、補強部材
    の幅方向の中央位置ではないところに設定されている事
    を特徴とする請求項15記載の電子装置。
  18. 【請求項18】 複数の半導体チップの相対位置を合わ
    せる第1工程と前記複数の半導体チップを前記接続チッ
    プを用いて機械的接続と電気的接続を同時に行う第2工
    程からなる電子装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記第2工程は、異方性導電接着剤を
    接続部位に供給する工程と、接続部位を熱圧着する工程
    とを含む請求項17に記載の電子装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第2工程は、ガラス製部材の接続
    チップを用いて陽極接合法で接続部位を接合する事を特
    徴とする請求項17に記載の電子装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 複数の隣接する半導体チップを接着剤
    で接続した後、前記半導体チップ間を電気的に接続する
    事を特徴とする電子装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記の電気的な接続は、導電性材料の
    印刷により行う事を特徴とする請求項20に記載の電子
    装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記の電気的な接続は、導電性材料の
    吹き付け描画により行う事を特徴とする請求項20に記
    載の電子装置の製造方法。
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JP4-297193 1992-11-06
JP29719392 1992-11-06
JP29965092 1992-11-10
JP4-299650 1992-11-10
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012029766A1 (ja) * 2010-08-31 2012-03-08 株式会社ニコン 撮像素子、及び撮像装置
JP2015053716A (ja) * 2014-10-27 2015-03-19 株式会社ニコン 撮像素子、及び撮像装置

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