JP2889800B2 - 画像装置 - Google Patents

画像装置

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JP2889800B2 JP5265615A JP26561593A JP2889800B2 JP 2889800 B2 JP2889800 B2 JP 2889800B2 JP 5265615 A JP5265615 A JP 5265615A JP 26561593 A JP26561593 A JP 26561593A JP 2889800 B2 JP2889800 B2 JP 2889800B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明はLEDヘッドやイメージ
センサ、ELヘッド等の画像装置に関し、特にフリップ
チップ接続型の画像装置に関する。
【0002】
【従来技術】LEDヘッドなどの画像装置において、受
発光アレイを基板にフリップチップ接続することが提案
されている(例えば実開昭63−180,249号公
報)。フリップチップ接続の利点は、高速で多数の接続
を行えることにある。しかしながらフリップチップ接続
には以下のような問題点があり、しかもこの点に言及し
た先行技術は見つからなかった。 1) 接続時に受発光アレイのバンプや受発光体などのパ
ターンが見えず、アレイの背面を見て搭載することにな
る。このためアレイの搭載精度が低下する。例えばアレ
イの外形と、実際の電極配置との間には最大で±100
μmもの誤差がある。 2) フリップチップ接続時のアレイの仮止めは、ボンデ
ィング前の状態ではフラックス等の表面張力で行い、ボ
ンディング時には半田等のバンプ材料の表面張力で行
う。しかしフラックスの表面張力は正確な仮止めには小
さすぎ、半田等の表面張力はフラックスが凝集しようと
する表面張力に阻害されて、正確な仮止めには使えな
い。 3) これらのため、受発光アレイを要求精度の±10μ
m以下の精度で搭載することは難しく、±50μm程度
の搭載精度となる。そしてこの結果、画像装置でのボン
ディングにフリップチップ接続を用いるのは困難にな
る。 4) フリップチップ接続ではアレイを加圧しながら接続
するが、圧力が均一に加わらずアレイを破壊することが
ある。 5) 発明者は、上記1) 〜4) の問題を避けるため、基板を
2枚用い、共通電極基板に受発光アレイの共通電極を固
定した状態で、個別電極基板の個別電極配線に受発光ア
レイをフリップチップ接続することを検討した(特願平
5−180,613号)。このようにすれば、フリップ
チップ接続時に受発光アレイのパターンが見え、アレイ
は共通電極基板に固定してあるので、フリップチップ接
続時にアレイが個別電極からずれることがなく、また2
枚の基板でサンドイッチするので全てのバンプを均一に
加圧することができる。しかしこれに伴って、2枚の基
板が傾き、平行にならないという問題が生じた。即ち基
板の間に細長い受発光アレイがあるだけでは、基板を平
行に保つことができず、基板が相対的に傾いてしまう。 6) 基板を2枚用いると、個別電極配線を受発光アレイ
に対して位置決めする必要が生じ、位置決めができない
場合、例えば1バンプずつずれて接続するなどの不良が
生じる。
【0003】発明者は、これらのこととは別の問題とし
て、画像装置の基板について検討した。通常用いられる
基板はガラス基板に薄膜配線を施したものであるが、ガ
ラス基板は高価であり、かつ薄膜配線は形成に時間がか
かり、量産性に欠ける。また薄膜配線は基板への付着力
が低い。そこで硬質プリント基板等のより安価な基板を
用いる必要がある。次に画像装置では高密度配線が必要
になるが、ガラス基板ではスルーホールなどを利用して
両面配線を行うことが困難である。そこで不透明な硬質
プリント基板等を用い、受発光アレイをフリップチップ
接続し、基板に透孔を用いて光が通過できるようにする
ことを検討した。すると、透孔の内面での光の反射が問
題になる。即ち透孔の幅は、受発光体の幅よりやや大き
い100μm程度となり、基板はこれよりも厚いために
透孔内面での反射が問題になる。
【0004】これ以外にフリップチップ接続には、次の
問題がある。受発光アレイの駆動IC,例えば共通電極
の駆動ICと個別電極の駆動ICは、一般に受発光アレ
イとは高さが異なる。このため、受発光アレイと駆動I
Cとを同時にフリップチップ接続することは難しい。ま
た駆動ICと受発光アレイとではバンプサイズも異な
り、一般に駆動ICの方がバンプは高密度で、そのサイ
ズも小さい。バンプのサイズやピッチ等の接続条件が異
なるものを同時にフリップチップ接続すると、接続不良
が増加する。また駆動ICのバンプを受発光アレイのバ
ンプと同時にフリップチップ接続すると、接続点数が増
し接続不良はさらに増加する。
【0005】
【発明の課題】 請求項1の発明は、フリップチップ接続
型の画像装置において、以下のことを課題とする。 1) 受発光アレイのパターンを見ながらフリップチップ
接続することを可能にし、アレイの搭載精度を高める。 2) フリップチップ接続時のアレイの仮止め精度を高
め、アレイの搭載精度を高める。 3) フリップチップ接続時に、全ての受発光アレイを均
一に加圧できるようにし、アレイの損傷を防止する。 4) 安価な硬質プリント基板等の使用を可能にし、かつ
基板に両面配線を施し、配線密度を低下させる。 5) 2枚の基板が傾くのを防止し、2枚の基板を平行に
保つ。
【0006】請求項2の発明の課題は、上記1) 〜5) に加
えて、 6) 個別電極配線を受発光アレイに対し正確に位置決め
することにある。請求項3の発明の課題は、上記1) 〜5)
に加えて、7) 個別配線基板に設けた透孔での光の反射
を防止し、画像品位を向上させる、ことにある。請求項
4の発明の課題は、上記1) 〜5) に加えて、8) 共通電極
駆動ICや個別電極駆動ICの高さが受発光アレイより
も高く、バンプのサイズやバンプのピッチが受発光アレ
イと異なっても、フリップチップ接続の障害とならない
ようにすることにある。請求項5の発明の課題は、上記
1) 〜5) に加えて、9) 個別電極基板への透孔の形成を容
易にし、しかも個別電極基板が傾かないようにすること
にある。請求項6の発明の課題は、上記1) 〜5) に加え
て、10) フリップチップ接続をさらに容易にし、特に
接続が正しいかどうかを検査した後に、最終的に接続す
ることができるようにすることにある。請求項7の発明
の課題は、上記1) 〜5) に加えて、11) 共通電極駆動I
Cや個別電極駆動ICを、受発光アレイと同時にフリッ
プチップ接続し、しかもスペーサをこれらのもので兼用
できるようにすることにある。請求項8の発明の課題
は、上記1) 〜5) に加えて、12) バンプを正確に配列し
てフリップチップ接続を容易にし、かつ個別電極基板の
平坦度が低い場合にも接続を容易にすることにある。
【0007】
【発明の構成】この発明の画像装置は、第1の主面に共
通電極配線を設けた共通電極基板と、第1の主面に個別
電極配線を、第2の主面に裏面配線を設け、これらの両
配線をスルーホールで接続した個別電極基板とを設け、
受発光アレイの底面の共通電極を前記共通電極配線に結
合し、アレイ表面の個別の受発光体に接続した電極を前
記個別電極配線にフリップチップ接続して、前記受発光
アレイを共通電極基板と個別電極基板とでサンドイッチ
し、さらに個別電極基板には、前記アレイの受発光体に
対応した位置に透孔を設け、かつ個別電極基板と共通電
極基板との間に受発光アレイとほぼ等しい高さのスペー
サを配設したことを特徴とする。
【0008】またこの発明の画像装置は、前記共通電極
基板と個別電極基板とを、ピンで位置決めしたことを特
徴とする(請求項2)。この発明の画像装置はさらに、
前記透孔の内面に反射防止部を設け、透孔での光の反射
を防止したことを特徴とする(請求項3)。この発明の
画像装置はまた、前記共通電極基板の第2の主面に共通
電極駆動ICを設け、前記個別電極駆動基板の第2の主
面に個別電極駆動ICを設けたことを特徴とする(請求
項4)。
【0009】この発明の画像装置は、前記個別電極基板
を、前記透孔を延長した線に沿って切断した2枚の基板
で構成したことを特徴とする(請求項5)。この発明の
画像装置は、前記個別電極基板と共通電極基板との間に
樹脂を充填し、樹脂の収縮力で前記フリップチップ接続
を行うようにしたことを特徴とする(請求項6)。この
発明の画像装置は、前前記共通電極駆動ICと個別電極
駆動ICを、前記受発光アレイとほぼ等しい厚さとし、
かつ共通電極駆動ICを共通電極配線に、個別電極駆動
ICを個別電極配線にそれぞれフリップチップ接続した
ことを特徴とする(請求項7)。この発明の画像装置
は、前記フリップチップ接続に用いるバンプを、受発光
アレイ表面に設けたスタッドバンプで構成したことを特
徴とする(請求項8)。
【0010】受発光アレイには例えばLEDアレイ、E
Lアレイ、プラズマアレイ、CCDアレイなどを用い
る。基板には硬質プリント基板やフレキシブルプリント
基板などの、安価でスルーホール加工が容易な基板が好
ましい。
【0011】
【発明の作用】請求項1の発明では、受発光アレイを共
通電極基板と個別電極基板とでサンドイッチし、個別電
極基板の第1の主面に設けた個別電極配線にフリップチ
ップ接続する。また個別電極基板には透孔を設け、光が
出入りできるようにする。このようにすると、受発光ア
レイの底面の共通電極を共通電極配線に結合した後に、
個別電極基板をセットし、フリップチップ接続すること
ができる。このためアレイ表面の電極を見ながら、個別
電極配線をセットすることができ、アレイの搭載精度が
向上する。次に受発光アレイは底面を共通電極に結合し
た後にフリップチップ接続するので、フラックスや半田
等のバンプ材料の仮止めの力が弱くても、受発光アレイ
は動かない。フラックスやバンプ材料による仮止めの力
は弱いので、個別電極基板が受発光アレイに対して移動
することが考えられるが、画像装置の場合、受発光アレ
イの数は多く、バンプの点数はきわめて多い。このため
個々のバンプでの仮止めの力が弱くても、個別電極基板
を多数のバンプで仮止めし、受発光アレイに対して固定
してフリップリップ接続することができる。アレイの電
極を見ながら個別電極基板をセットでき、アレイを共通
電極配線に結合した後にフリップリップ接続できるの
で、フリップチップ接続の精度はきわめて向上し、容易
に搭載誤差を±10μm以下に小さくすることができ
る。次にフリップチップ接続は、受発光アレイを2枚の
基板でサンドイッチして行う。このためフリップチップ
接続に用いる全てのバンプを均一に加圧することがで
き、接続の信頼性が増すと共に、アレイの損傷を防止す
ることができる。
【0012】請求項1の発明では、共通電極基板や個別
電極基板に、硬質プリント基板やフレキシブルプリント
基板等のスルーホール加工が容易な基板を用い、例えば
基板を双方とも硬質プリント基板とする、あるいは一方
を硬質プリント基板とし、他方をフレキシブルプリント
基板とする。個別電極基板の第2の主面(受発光アレイ
と反対側の主面)に裏面配線を設け、第1の主面(受発
光アレイ側の主面)の個別電極配線にスルーホールで接
続する。配線密度が高いのは個別電極基板であるが、両
面配線を施しその間をスルーホールで接続したので、基
板の配線密度が低下し、高価な薄膜配線に替えて、安価
なプリント配線等を用いることができるようになる。ま
た2枚の基板の間には、受発光アレイとほぼ等しい高さ
のスペーサを配設し、基板が傾くのを防止し、2枚の基
板が平行に保たれるようにする。
【0013】請求項2の発明では、2枚の基板をピンで
位置決めし、個別電極基板を受発光アレイに対して正確
に位置決めする。また請求項3の発明では、個別電極基
板に設けた透孔に反射防止部を設ける。この結果、厚い
硬質プリント基板を用いる場合でも、透孔の内面での光
の反射を防止することができ、画像品位が向上する。さ
らに請求項4の発明では、基板の第2の主面に駆動IC
(共通電極駆動ICと個別電極駆動IC)を配置するの
で、チップの高さやバンプのピッチあるいはバンプのサ
イズ等が異なる駆動ICと受発光アレイとを、同時にフ
リップチップ接続する必要がなくなる。さらに駆動IC
を共通電極基板や個別電極基板の第2の主面側に配置す
ると、受発光アレイのフリップチップ接続時の接続バン
プの数が減少し、接続が容易になる。これらの結果、フ
リップチップ接続が容易になり、接続の信頼性も大幅に
向上する。
【0014】請求項5の発明では、個別電極基板を2枚
に分割し、透孔の形成を容易にする。組立後の個別電極
基板は、受発光アレイやスペーサ等で支えられて傾かな
い。請求項6の発明では、個別電極基板と共通電極基板
との間に樹脂を充填する。フリップチップ接続部は樹脂
の力で仮止めでき、最終結合前に受発光アレイを動作さ
せ、検査できる。また樹脂の収縮力で接続部の接触が保
たれると共に、樹脂で個別電極基板と両面配線基板とを
固定し、フリップチップ接続部に無理が加わるのを防止
できる。請求項7の発明では、共通電極駆動ICや個別
電極駆動ICを受発光アレイと同時にフリップチップ接
続し、しかもスペーサをこれらのもので兼用する。請求
項8の発明では、フリップチップ接続のバンプに、受発
光アレイに設けたスタッドバンプを用いる。このバンプ
は受発光アレイを共通電極基板に配列した後に形成でき
るので、正確にバンプを配列できる。高い背の高いバン
プを形成できるので、個別電極配線の平坦度の不足をバ
ンプの変形で補い、平坦度の低い個別電極基板でも、ア
レイ表面の平坦度を低下させずに接続することができ
る。
【0015】
【実施例】図1〜図6に実施例を示し、図1に個別電極
基板を、図2に共通電極基板を、図3に組立後の画像装
置を、図4,図5にそれらの断面を、図6に熱風加熱に
よるフリップチップ接続を示す。実施例ではLEDヘッ
ドを例にするが、受発光アレイを他の物に変えれば、イ
メージセンサやELヘッド等の他の画像装置となる。ま
た図には画像装置の主要部を示し、レンズアレイやハウ
ジングなどの周知部分は省略する。
【0016】図1において、2は硬質プリント基板で、
フレキシブルプリント基板等でもよく、4はその第1の
主面、6はその第2の主面である。8は透孔で、LED
アレイL1〜L40の発光体に対応した位置に設け、そ
の幅は100μm程度とする。10は個別電極配線で、
12は個別電極配線10の透孔8側に設けたバンプ列で
ある。LEDアレイL1〜L40の個数を40個、LE
Dアレイ当たりの発光体の数を64個とすると、接続す
べきバンプの総数は2560個となる。これに対して個
別電極配線10は、透孔8の上下に各20組ずつ設け、
合計で40組設ける。そして1つの個別電極配線10当
たりのバンプの数は64個で、1つの個別電極配線10
には2組のバンプ列12,12を設けるので、1つのバ
ンプ列12当たりのバンプの数は32個となる。個別電
極配線10はLEDアレイL1〜L40の2個単位で設
け、中央で折り返してバンプ列12,12に各々32個
の電極をフリップチップ接続する。1つのLEDアレイ
には64個の電極があるが、そのうち32個を図の下側
のバンプ列にフリップチップ接続し、残る32個を上側
のバンプ列12にフリップチップ接続する。この結果、
各個別電極配線10は各々32本の信号線でよいことに
なる。
【0017】LEDアレイL1〜L40では、各発光体
毎に電極をアレイの片側に引き出し、電極の配置はアレ
イの中心線X−Xに関して線対称に配置する。これは個
別電極配線10によって定まることで、例えばLEDア
レイL1の最初の発光体に接続した電極を下側の個別配
線10に接続したとすれば、31番目の発光体までは、
奇数番目の発光体の電極を下側の個別配線10に接続
し、以降34から64番目の発光体では、偶数番目の発
光体を下側の個別配線10に接続する。次に2〜30番
目の偶数番目の発光体に接続した電極を上側の個別配線
10に接続し、32番目と33番目の発光体の電極も上
側の個別配線10に接続し、35番目から63番目まで
の奇数番目の発光体を上側の個別配線10に接続する。
これはLEDアレイ毎に、個別配線10とLEDアレイ
L1〜L40の発光体との接続の順序が反転するから
で、1番目の発光体と64番目の発光体とは常に個別配
線10での同じ信号線に接続する必要があるからであ
る。また同様に2番目の発光体と63番目の発光体も常
に同じ信号線に接続する必要があるからである。そこで
上記のように、LEDアレイL1〜L40の32番目の
発光体と33番目の発光体との間(X−X線)を境にし
て、電極の配置を線対称にすれば、LEDアレイ毎に個
別配線10の向きが反転しても、常に正しい位置にLE
DアレイL1〜L40側の電極を接続することができ
る。
【0018】バンプ列12の材料には例えばフラックス
含有の半田を用い、LEDアレイL1〜L40の電極側
にはフリップチップ接続部に金メッキなどを施してお
く。しかしいずれの側にバンプを設けるかは任意で、L
EDアレイL1〜L40側にバンプを設けても良い。
【0019】14は第2の主面6に設けた裏面配線で、
透孔8の上下に各々32本ずつの信号線を配置して設
け、16は裏面配線14と個別電極配線10とを接続す
るためのスルーホールの列である。スルーホールには大
きな面積が必要なので、1列に配置すると個別電極配線
10からはみ出してしまう。そこでスルーホール列16
は2列に設け、かつ基板2の長手方向に対して斜めに配
置し、狭い個別電極配線10の範囲にスルーホール列1
6を設けることができるようにする。
【0020】18はLEDアレイL1〜L40の個別の
電極を駆動するための個別電極駆動ICで、LEDアレ
イL1〜L40とはチップの高さも異なり、端子の数が
多いためバンプの数も多く、かつそのサイズは小さく、
配列ピッチも小さい。このため個別電極駆動IC18は
LEDアレイL1〜L40とは反対側の主面6に配置
し、フリップチップ条件の違いによる接続の難しさを回
避する。20は外部接続端子である。個別電極駆動IC
18は、外部接続端子20や裏面配線14に接続する必
要がある。この接続はフリップチップ接続でも良いが、
フリップチップ接続に用いるフラックスによって個別電
極駆動IC18が汚染されることを避けるため、特に駆
動IC18のバンプ以外の部分をマスクした保護膜にピ
ンホールがあると、そこからフラックスが侵入し、駆動
IC18の配線を侵すことを防止するため、好ましくは
ワイヤボンド接続とする。22はピン穴で、個別電極配
線10と同時に形成したマークを用いて設けたものであ
る。このためピン穴22は個別電極配線10に対して±
5μm程度の精度で形成することができる。
【0021】図2に、共通電極基板30を示す。共通電
極基板30には例えば硬質プリント基板を用い、32は
その第1の主面、34はその第2の主面である。36は
共通電極配線で、38は第2の主面34側に接続するた
めのスルーホール、40は共通電極配線36に接続した
銀ペースト等の導電性接着剤で、LEDアレイL1〜L
40の底面の共通電極を結合する。共通電極基板30の
第2の主面34には、LEDアレイL1〜L40を1個
ずつ時分割駆動するための共通電極駆動IC42を設
け、ワイヤボンディングパッド44を介して共通電極配
線36に接続する。また46は裏面バスで、外部接続端
子48と共通電極駆動IC42とを接続するためのもの
である。
【0022】共通電極駆動IC42は、裏面バス46と
共通電極駆動IC42とにワイヤボンディングする。共
通電極駆動IC42を、LEDアレイL1〜L40とは
反対側の第2の主面34に配置したのは、チップの高さ
やバンプのピッチやサイズ等の違いのため、フリップチ
ップ接続が困難になるのを避けるためである。第2の主
面34に配置した共通電極駆動IC42は、バンプ44
やバス46にフリップチップ接続しても良いが、フリッ
プチップ接続に用いるフラックス等が駆動IC42の配
線を侵すことを防止するため、ワイヤボンディングとし
た。50はピン穴で、共通電極配線36と同時に形成し
たマークを元に作成し、共通電極配線36に対して±5
μm程度の精度がある。
【0023】図3に、フリップチップ接続後の状態を示
す。LEDアレイL1〜L40は2枚の基板2,30に
サンドイッチされ、図1に示した透孔8から光を取り出
す。フリップチップ接続の前に、個別電極駆動IC18
を裏面配線14や外部接続端子20にワイヤボンディン
グし、共通電極駆動IC42をワイヤボンディングパッ
ド44や裏面バス46にワイヤボンディングする。LE
DアレイL1〜L40には、発光体側に図示しない位置
決めマーカを設け、共通電極基板30の第1の主面32
に設けた図示しないマーカと照合しながら搭載し、導電
性接着剤40で結合する。ここでLEDアレイL1〜L
40の発光体側を見ながら搭載できるため、各発光体を
±10μm以下の誤差で搭載することができる。
【0024】52,54はスペーサで、個別電極基板2
が傾いて取り付けられることを防止するためのものであ
る。基板2,30の中央部の1〜数箇所にスペーサ54
を、両端部にスペーサ52を設け、中央のスペーサ54
はLEDアレイL1〜L40の列の両側に設ける。また
56,56は位置決め用のピンで、ピン穴22とピン穴
50とに捜通し、基板2、30を位置決めする。ピン穴
22は個別電極配線10に対して±5μm程度の精度で
配置され、ピン穴50は共通電極配線36に対して±5
μm程度の精度で配置されているので、ピン穴22,5
0にピン56を通すと、2枚の基板2,30を±10μ
m以下の誤差で位置決めすることができる。このため、
LEDアレイL1〜L40の各電極を1バンプずつずら
してフリップチップ接続してしまう、等の不良が解消す
る。そしてこのように基板2,30を位置決めし、かつ
基板2のセット前にLEDアレイL1〜L40の電極パ
ターンを確認し、これにバンプ列12を位置合わせする
ように、個別電極基板2をセットする。またスペーサ5
2,54で基板2が傾くのを防止した状態で、フリップ
チップ接続する。このようにすれば、フリップチップ接
続時のフラックスや半田等による仮止めの力が弱くて
も、LEDアレイL1〜L40の各発光体を個別電極配
線10のバンプ列12に対して±10μm以下の搭載誤
差でフリップチップ接続することができる。また基板
2,30はピン56で固定されているので、フラックス
等の仮止めの力が弱くても、LEDアレイL1〜L40
の各電極がバンプからずれる恐れがない。なおピン5
6,56は、フリップチップ接続後に取り外しても良
い。
【0025】図4に、図3のA−A方向断面を示す。図
において60は透孔8の内壁に設けた反射防止部で、個
別電極基板2には1mm程度の厚さがあり、その一方で
透孔8には100μm程度の幅しかないため、透孔8の
内壁で発光体からの光が反射し、画像品位が低下するこ
とを防止するためのものである。反射防止部60は例え
ば艶消し状態で塗布した顔料等で構成し、LED光の1
回当たりの反射率が20%以下のものが好ましい。6
2,64はエポキシやシリコン樹脂等のモールド樹脂
で、駆動IC18,42を保護するために用いる。6
6,68は裏面配線14やワイヤボンディングパッド4
4へのワイヤ線である。
【0026】図4から明らかなように、スペーサ52,
54がないと、個別電極基板2がLEDアレイL1〜L
40に対して斜めに傾いて取り付けられ、LEDアレイ
L1〜L40を損傷したり、フリップチップ接続の不良
を生じたりすることがある。そこでスペーサ52,54
には、LEDアレイL1〜L40と厚さがほぼ等しいも
のを用い、その厚さはバンプ12や導電性接着剤40の
厚さ等も加味して、個別電極基板2が水平にセットする
ように定める。なおスペーサ52,54には例えばLE
Dアレイそのものを用いても良い。またスペーサ52,
54は、LEDヘッドの組立後も基板2,30を結合
し、外力で基板が傾いたり、LEDアレイL1〜L40
に無理な力が加わったりするのを防止する。
【0027】図5に、図3のB−B方向断面を示す。5
2は、基板2,30の両端に配置したスペーサで、その
幅はLEDアレイL1〜L40よりも大きくし、両端で
個別電極基板2が傾かないようにする。また56は前記
のピンで、基板2,30を両端で位置決めし、LEDア
レイL1〜L40の各電極がバンプ列12の正しいバン
プ位置に現れるようにする。
【0028】図6に、熱風ヒータによるフリップチップ
接続を示す。フリップチップ接続にはリフロー炉を用い
ても良いが、半田バンプ12の融点は150℃程度で、
基板2,30の耐熱温度は100℃程度である。このた
めリフロー炉を用いると基板2,30を変形させる恐れ
があり、局所加熱が容易な熱風ヒータを用いる。
【0029】図において、70は熱風ヒータの熱風ノズ
ルで、ここから図の白抜き矢印のように熱風を吹き付け
る。72は誘導板で、長いスリット状の透孔74を介し
て、熱風を透孔8へと導き入れ、そこからフリップチッ
プ接続部を局所的に加熱する。熱風ヒータによるフリッ
プチップ接続では、1〜3秒程度の加熱時間でフリップ
チップ接続を行うことができ、基板2,30等の過熱が
少ない。また誘導板72を用い、透孔74から集中的に
熱風を導き入れるようにすれば、それ以外の部分には熱
風が触れず、個別電極基板2を変形させる恐れがさらに
減少する。このようにしても個別電極基板2の第2の主
面6は僅かに加熱されるが、ここで裏面配線14とスル
ーホール16とが熱を逃がす役割をする。即ち第2の主
面6には裏面配線14があり、誘導板72から裏面配線
14に伝わった熱は、スルーホール16を介して第1の
主面4側へと逃げる。このため個別電極基板2の第2の
主面6が過熱される恐れはさらに減少する。
【0030】
【実施例2】実施例2〜実施例4に、最初の実施例の種
々の改良を示す。特に指摘した点以外は、最初の実施例
と同様である。図7,図8に、個別電極基板2を2枚の
基板2−1,2−2で構成した実施例を示す。LED光
を取り出すための透孔8の幅は100μm程度で、その
長さは20cm程度となる。幅が狭く長い透孔を加工す
るのは難しいので、基板2を透孔8を延長したラインで
分割した2枚の基板2−1,2−2で構成し、透孔8は
基板2−1,2−2のエッジを削って作成する。エッジ
の研削には例えばルーターを用いる。またこの実施例で
は個別電極駆動IC18,18を個別電極配線10と同
じ主面に配置し、それに伴ってIC18,18に接続し
た個別電極配線10−1を設け、IC18から個別電極
配線10−1,裏面配線14,各個別電極配線10の順
に接続する。
【0031】基板2−1,2−2は透孔8の両外側で接
着して貼り合わせ、IC18,18やLEDアレイL1
〜L40とのフリップチップ接続部や、スペーサ52,
54で支えられる。このため基板2−1,2−2が傾い
たりすることはない。
【0032】
【実施例3】図9〜図11に、個別電極駆動IC18,
18を両端のスペーサ52,52に、共通電極駆動IC
42を中央部のスペーサ54に兼用した例を示す。また
この実施例ではフリップチップ接続に、熱硬化樹脂80
の収縮力を利用する。個別電極基板には、2枚の基板2
−1,2−2を用いた。
【0033】IC18,42を、LEDアレイL1〜L
40とほぼ同じ厚さのウェハー(例えば400μm厚)
から製造してLEDアレイL1〜L40と高さを揃え、
電極ピッチをLEDアレイL1〜L40とほぼ等しくす
る。絶縁膜82を設け、IC18,42の底面を介して
の短絡を防止する。共通電極駆動IC42をLEDアレ
イL1〜L40と同じ主面32に配置したことに伴い、
共通電極配線を図10の共通電極配線84のように変更
する。またLEDアレイL1〜L40の列の両外側に、
熱硬化樹脂80を充填する。
【0034】このようにすると、スペーサ52,54を
別に作る必要がなくなり、しかもIC18,42は基板
2,30の間に収容されるので、IC18,42の保護
が容易になる。フリップチップ接続では、リフロー炉や
熱風加熱などの前に樹脂80の接着力で仮止めができ、
しかもこの段階でLEDアレイL1〜L40が動作す
る。これは樹脂の接着力で、フリップチップ接続部のコ
ンタクトが得られるからである。すると、1) 仮止めに
より接続部がずれる恐れがなく、2) 最終的な接続前に
各LEDを動作させ、画像装置の電気試験ができる。こ
のため接続不良、LEDアレイL1〜L40の不良、配
線10,36等の異常、IC18,42の不良をチェッ
クできる。これらのチェック後に、例えば図11のよう
にして、熱風加熱等でフリップチップ接続を完成する。
熱風加熱は、誘導板72に設けた透孔74から熱風を吹
き込み、フリップチップ接続部と樹脂80のみを局所加
熱するのが好ましい。
【0035】樹脂80を硬化させると、樹脂80の収縮
力で基板2,30が引合い、この力でフリップチップ接
続部のコンタクトが保たれる。このためフリップチップ
接続には半田バンプを用いる必要がなくなり、例えば金
バンプと金メッキ配線や銅配線の組み合せなどでも良
い。半田バンプを用いる場合には、半田の溶融によるコ
ンタクトに、樹脂80の収縮力によるコンタクトが加わ
り、単なる半田接続の場合に比べより確実なコンタクト
が得られる。硬化後の樹脂80は基板2,30を固定
し、曲げモーメント等がフリップチップ接続部に加わり
接続を破壊することを防止する。
【0036】
【実施例4】図12〜図14に、スタッドバンプ86を
用いた例を示す。スタッドバンプ86は、共通電極基板
30に配列後のLEDアレイL1〜L40の電極パッド
に、金線等をボールボンディングし、ボールの上部を切
断したものである。スタッドバンプ86の特徴は、1)
背の高い、例えば高さ50μm以上のバンプを容易に得
られることと、2) アレイL1〜L40の配列後に形成
できるので、全てのバンプ86を直線上に配置できるこ
とにある。バンプ86の背が高いことは、個別電極基板
2の第1の主面4の平坦度が不足しても、バンプ86の
変形で補い、LEDアレイL1〜L40の発光体の高さ
を揃えることができることを意味する。
【0037】LEDアレイL1〜L40の配列後にスタ
ッドバンプ86を形成できることは、例えば図14のよ
うにLEDアレイL2の位置がずれる、あるいはアレイ
のばらつきのためにバンプ形成用のパッドの位置がずれ
た場合にも、スタッドバンプ86の位置が直線上に揃う
ことを意味する。このため全てのバンプ86が図14の
ように直線l1 ,l2 上に揃い、フリップチップ接続の位
置合わせが極めて容易になる。またスタッドバンプ86
を、アレイL1〜L40の配列後に形成することは、ウ
ェハー段階でバンプを形成する場合に比べ、1) ウェハ
ーをバンプ形成時の衝撃で損傷することがなく、収率が
向上し、2) 形成したバンプのために以降のウェハーの
扱いが難しくなることがないという特徴がある。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明では、以下の効果が得ら
れる。 1) 受発光アレイのパターンを見ながらフリップチップ
接続することを可能にし、アレイの搭載精度を高める。 2) フリップチップ接続時のアレイの仮止め精度を高
め、アレイの搭載精度を高める。 3) フリップチップ接続時に、全ての受発光アレイを均
一に加圧できるようにし、アレイの損傷を防止する。 4) 安価な硬質プリント基板等の使用を可能にし、かつ
基板に両面配線を施し、配線密度を低下させる。 5) 2枚の基板が傾くのを防止し、2枚の基板を平行に
保つ。
【0039】請求項2の発明ではさらに、6) 個別電極
配線を受発光アレイに対し正確に位置決めできる。また
請求項3の発明ではさらに、7) 個別配線基板に設けた
透孔での光の反射を防止し、画像品位を向上させること
ができる。請求項4の発明ではさらに、8) 共通電極駆
動ICや個別電極駆動ICの高さが受発光アレイよりも
高く、バンプのサイズやバンプのピッチが受発光アレイ
と異なっても、フリップチップ接続の障害とならないよ
うにすることができる。
【0040】請求項5の発明ではさらに、9) 個別電極
基板への透孔の形成を容易にし、しかも個別電極基板が
傾かないようにすることができる。この場合、2枚に分
割した個別電極基板は、受発光アレイやスペーサ等で支
えられて傾かない。そして基板を2枚に分割したので、
細長い透孔を加工するのが容易になる。請求項6の発明
ではさらに、10) フリップチップ接続をさらに容易に
し、受発光体を試験的に動作させて接続が正しいかどう
かを確認した後に、最終的に接続することができる。こ
の場合、接続部は樹脂の力で仮止めされ、最終結合前に
受発光アレイを動作させ、検査することができる。そし
て検査後に樹脂を硬化させて最終接続することができ
る。また樹脂の収縮力で接続部の接触が保たれると共
に、樹脂で個別電極基板と両面配線基板とを固定し、フ
リップチップ接続部に無理が加わるのを防止できる。請
求項7の発明ではさらに、11) 共通電極駆動ICや個
別電極駆動ICを受発光アレイと同時にフリップチップ
接続し、しかもスペーサをこれらのもので兼用できる。
請求項8の発明ではさらに、12) バンプを正確に配列
してフリップチップ接続を容易にし、かつ個別電極基板
の平坦度が低い場合にも接続を容易にすることにある。
この場合スタッドバンプは、受発光アレイを配列した後
に形成でき、共通電極基板上に正確にバンプを配列でき
る。またスタッドバンプはアスペクト比の高い背の高い
バンプを容易に形成できるので、個別電極配線の平坦度
の不足をバンプの変形で補い、平坦度の低い個別電極基
板でも、アレイ表面の平坦度を低下させずに接続するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像装置の個別配線基板の表裏の
状態を示す図
【図2】 実施例の画像装置の共通電極基板の表裏の
状態を示す図
【図3】 実施例の画像装置の要部側面図
【図4】 図3のA−A方向拡大断面図
【図5】 図3のB−B方向拡大断面図
【図6】 実施例でのフリップチップ接続工程を示す
断面図
【図7】 第2の実施例での個別配線基板の平面図
【図8】 第2の実施例の要部断面図
【図9】 第3の実施例の要部断面図
【図10】 第3の実施例の共通電極基板の平面図
【図11】 第3の実施例でのフリップチップ接続工程
を示す断面図
【図12】 第4の実施例の要部平面図
【図13】 第4の実施例でのLEDアレイの側面図
【図14】 第4の実施例でのバンプの配列を示す平面
【符号の説明】
個別電極基板 2−1, 2−2 個別電極基板 4 第1の主面 6 第2の主面 8 透孔 10, 10−1 個別電極配線 12 バンプ列 14 裏面配線 16 スルーホール列 18 個別電極駆動IC 20 外部接続端子 22 ピン穴 30 共通電極基板 32 第1の主面 34 第2の主面 36 共通電極配線 38 スルーホール 40 導電性接着剤 42 共通電極駆動IC 44 ワイヤボンディングパッド 46 裏面バス 48 外部接続端子 50 ピン穴 52,54 スペーサ 56 ピン 60 反射防止部 62,64 モールド樹脂 66,68 ワイヤ線 70 熱風ノズル 72 誘導板 74 透孔 80 熱硬化樹脂 82 絶縁膜 84 共通電極配線 86 スタッドバンプ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の主面に共通電極配線を設けた共通
    電極基板と、 第1の主面に個別電極配線を設け、第2の主面に裏面配
    線を設け、これらの両配線をスルーホールで接続した個
    別電極基板とを設け、 受発光アレイの底面の共通電極を前記共通電極配線に結
    合し、アレイ表面の個別の受発光体に接続した電極を前
    記個別電極配線にフリップチップ接続して、前記受発光
    アレイを共通電極基板と個別電極基板とでサンドイッチ
    し、 さらに個別電極基板には、前記アレイの受発光体に対応
    した位置に透孔を設け、 かつ共通電極基板と個別電極基板との間に、前記受発光
    アレイとほぼ等しい高さのスペーサを配設したことを特
    徴とする、画像装置。
  2. 【請求項2】 前記共通電極基板と個別電極基板とを、
    ピンで位置決めしたことを特徴とする、請求項1の画像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記透孔の内面に反射防止部を設けたこ
    とを特徴とする、請求項1の画像装置。
  4. 【請求項4】 前記共通電極基板の第2の主面に共通電
    極駆動ICを設け、 前記個別電極駆動基板の第2の主面に個別電極駆動IC
    を設けたことを特徴とする、請求項1の画像装置。
  5. 【請求項5】 前記個別電極基板を、前記透孔を延長し
    た線に沿って切断した2枚の基板で構成したことを特徴
    とする、請求項1の画像装置。
  6. 【請求項6】 前記個別電極基板と共通電極基板との間
    に樹脂を充填し、樹脂の収縮力で前記フリップチップ接
    続を行うようにしたことを特徴とする、請求項1の画像
    装置。
  7. 【請求項7】 前記共通電極駆動ICと個別電極駆動I
    Cを、前記受発光アレイとほぼ等しい厚さとし、かつ共
    通電極駆動ICを共通電極配線に、個別電極駆動ICを
    個別電極配線にそれぞれフリップチップ接続したことを
    特徴とする、請求項1の画像装置。
  8. 【請求項8】 前記フリップチップ接続に用いるバンプ
    を、受発光アレイ表面に設けたスタッドバンプで構成し
    たことを特徴とする、請求項1の画像装置。
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