JPH0630210A - 画像形成装置及びその濃度制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその濃度制御方法

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JPH0630210A
JPH0630210A JP18528092A JP18528092A JPH0630210A JP H0630210 A JPH0630210 A JP H0630210A JP 18528092 A JP18528092 A JP 18528092A JP 18528092 A JP18528092 A JP 18528092A JP H0630210 A JPH0630210 A JP H0630210A
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JP
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Withdrawn
Application number
JP18528092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Suzuki
孝義 鈴木
Chiaki Tamura
千秋 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp, Fujitsu Ltd filed Critical Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画素密度の異なる画素データを有する画像デ
ータに基いてドットにより記録媒体に画像形成を行う画
像形成装置に関して、一定濃度のドットを適用してもド
ット密度の相違から濃度むらを生じるという問題を解消
して鮮明な画像を形成を行うことができる画像形成装置
及びその濃度むらを低減する方法を提供することを目的
とする。 【構成】 記録媒体に形成される画像の画素の密度と濃
度を指定するための操作手段を備え、該画素データを該
操作手段で指定された密度を基準にして各画素データの
画素密度に対応したドットデータに変換すると共に、該
ドットデータで設定する各ドットの濃度を、該操作手段
で指定された濃度を基準として、相対的に各画素データ
の画素密度の高いドットについては低濃度、各画素デー
タの画素密度の低いドットについては高濃度となるよう
に設定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字や画像等をドット
によって記録媒体に画像形成する画像形成装置に関し、
特に、画像形成された画像の濃度むらを低減することが
できる画像形成装置及びその濃度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所謂ドット印字等によって画像形
成する画像形成装置としては、フレームメモリに格納さ
れている画像データに基いてレーザダイオードの発光及
び消灯を制御しつつ光硬化性樹脂から成る記録媒体を走
査し、レーザー光の当たった部分を硬化させると共に、
硬化しなかった部分を除去することによって、新聞等を
印刷するための版下を自動的に作成する画像形成装置が
知られている。
【0003】この従来の画像形成装置は、概略的に図5
に示す構成となっている。
【0004】即ち、この画像形成装置1は、イメージ読
取装置を介して入力した画像データやキー入力された文
字や線画のデータを編集して所望の画像データを作成す
ることができる所謂編集機能を有するホストコンピュー
タ2に接続され、ホストコンピュータ2で形成された画
素データから成る1フレーム分の画像データが転送され
ると、一旦フレームメモリ3に格納した後、オフライン
処理による画像形成動作を行う。
【0005】フレームメモリ1への上記画像データの入
力と読出しの制御をマイクロコンピュータ等を適用した
中央制御部4が行い、更に、中央制御部4には、印刷枚
数や印刷密度(解像度)や印刷濃度等を操作者が設定す
るための操作パネル5が接続している。
【0006】ホストコンピュータ2からフレームメモリ
3へ画像データが転送された後、操作者が操作パネル5
によって画像形成する枚数と解像度と濃度等を指定して
動作開始を指示すると、所定のタイミングに同期してフ
レームメモリ3から1画素ごとに画素データが読み出さ
れ、順次にデータ変換部6へ転送される。
【0007】データ変換部6は、転送されてきた画素デ
ータを、操作パネル5で指定された解像度に対応するド
ット密度のドットデータに変換する。即ち、操作者が比
較的低解像度を指定した場合には、転送されてきた1個
ずつの画素データに対して454dpi(1インチ当た
りのドット数)のドットデータに変換し、高解像度を指
定した場合には909dpiのドットデータに変換し、
それらの中間の解像度を指定した場合には681dpi
のドットデータに変換する等の変換処理を行って、駆動
部7へ順次転送する。
【0008】ここで、更に、ホストコンピュータ2で作
成された画像データの解像度と、データ変換部6から出
力される最終的なドットデータの解像度との相関関係を
述べる。例えば、図6に示すように、ホストコンピュー
タ1で編集を行う際に、1フレーム画中の上部領域Aに
は文字や記号等による文章を配置し、中間領域Bにはイ
ラスト画等を配置し、下部領域Cには写真画を配置する
ように編集処理したとすると、文字等は比較的低解像度
でも十分に確認することができるので、領域Aは低い画
素密度の画像データが形成され、次の中間領域Bは領域
Aよりも高い画素密度の画像データが形成され、写真画
等の鮮明性を必要とする領域Cは最も高い画素密度の画
像データが形成される。
【0009】そして、これらの複数の画素密度の領域を
含む1フレーム画分の画像データが図5に示すフレーム
メモリ3に転送され、更に、データ変換部6がフレーム
メモリ3から読み出された各画素データに対して、操作
パネル5で指定された解像度のドットデータに変換する
こととなる。
【0010】したがって、操作パネル5でCN (dp
i)(例えば、909dpi)の解像度が指定されてお
り、領域Aの画素密度がNa、領域Bの画素密度がN
b、そして領域Cの画素密度がNcであるとすれば、デ
ータ変換部6から出力される各領域A,B,Cに対応す
るドットデータの解像度(即ち、ドット密度)は、CN
×Na、CN ×Nb、CN ×Ncとなる。
【0011】駆動部7は、光硬化性樹脂から成る記録媒
体DMに対してドット記録を行うためのレーザダイオー
ドLDに電力を供給する電力供給回路と、記録媒体DM
が巻装される回転ドラムを副走査方向yへ所定タイミン
グで回転させる副走査駆動回路と、レーザダイオードL
Dが放射したレーザ光を記録媒体DMへ反射させるポリ
ゴンミラーPMを所定方向xへ所定角速度で回転させる
ことにより主走査を実現する主走査駆動回路を備えてお
り、タイミング制御部8がこれらの回路の動作タイミン
グを制御することによって、フレームメモリ3に格納さ
れている画像データの配列を崩すこと無く、一対一に対
応した画像を記録媒体体DMに形成させるようになって
いる。
【0012】尚、上記電力供給回路は、例えば定電流源
回路と、この定電流源回路からレーザダイオードLDへ
の電流の供給と非供給の制御をデータ変換部6からのド
ットデータに基いて行う切換回路を備えることで、ドッ
トデータに対応した画像を記録媒体DMに対して行うよ
うになっている。更に、操作パネル5で指定された濃度
の設定は、この定電流源の出力電流値を指定された濃度
に対応して変更することによって実現される。
【0013】そして、フレームメモリ3に格納されてい
る画像データに対する画像形成処理を完了すると、次
に、レーザ光の照射によって光硬化した部分を残すと共
に、硬化しなかった部分を洗浄処理によって除去するこ
とによって、印刷用の版下を完成する。
【0014】このように、従来の画像形成装置は、ドッ
ト密度(即ち、単位幅当りのドット数)を変化させるこ
とによって任意の解像度を選択することができ、レーザ
ダイオードLDへの供給電力を調節してその発光強度を
変化させることにより任意の濃度を選択するようになっ
ていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の画像
形成装置にあっては、操作パネル5で濃度を指定する
と、レーザダイオードLDの発光強度がその指定濃度に
対応する一定値に設定され、その結果、記録媒体に形成
される各ドットの濃度は均一となる。即ち、各ドットの
濃度を指定された濃度に均一化することで、所望の濃度
の画像形成を実現しようとするものであった。
【0016】しかしながら、ホストコンピュータ側で編
集された画像データは、複数の解像度の画素データで構
成されている、即ち、文字や記号等に対応する低い解像
度の画素データと、写真画像等の鮮明性を有する部分に
対応する高い解像度の画素データ等で構成されている。
【0017】この結果、たとえ各ドットの濃度が均一さ
れていても、図7(a)〜(c)に示すように、視覚的
には、解像度の低い部分(換言すれば、ドット密度の低
い部分)は全体的に低濃度と認識され、解像度の高い部
分(図9参照)は全体的に高濃度と認識されることか
ら、比較的広い領域において複数の画素解像度の画像デ
ータに基いて画像形成を行う場合にこのような濃度むら
が生じることが問題となっていた。
【0018】更に、具体的にこの問題点を述べれば、操
作者が写真画を鮮明に画像形成することができるように
濃度を指定すると、文字や記号等の文章の領域のドット
密度が写真画の領域よりも低いため、写真画は鮮明に画
像形成されても、文章の領域の濃度が薄くかすれた状態
となってしまい、鮮明性が損なわれることとなる。この
結果、このようにして作成された版下で新聞や書籍など
を印刷した場合には、文字や記号等のドット密度の低い
部分がかすれてしまい、鮮明な印刷が実現されない。逆
に、文字や記号等を鮮明に画像形成することができるよ
うに濃度設定を行うと、写真画等のドット密度の高い部
分は濃くなり過ぎてしまい、画像の鮮明性が損なわれ
る。そして、このような問題を回避するために、従来
は、操作者が、何回かの画像形成処理を試行錯誤的に行
い、その内から妥当と思われる濃度を選択する等の繁雑
な処理を必要としていた。
【0019】本発明は、解像度に違いに起因する濃度む
らの発生を低減して鮮明な画像を形成することができる
画像形成装置及びその濃度むらを低減する濃度制御方法
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、画素密度の異なる画素データを有す
る画像データに基いてドットにより記録媒体に画像形成
を行う画像形成装置及び濃度制御方法を対象として、該
記録媒体に形成される画像の画素の密度と濃度を指定す
るための操作手段を備え、該画素データを該操作手段で
指定された密度を基準にして各画素データの画素密度に
対応したドットデータに変換すると共に、該ドットデー
タで設定する各ドットの濃度を、該操作手段で指定され
た濃度を基準として、相対的に各画素データの画素密度
の高いドットについては低濃度、各画素データの画素密
度の低いドットについては高濃度となるように設定する
ようにした。
【0021】
【作用】画素密度の低い画像データに対応して画像形成
を行うときには、レーザ光の発光強度を上げることで各
ドットの濃度を上げ、画素密度の高い画像データに対応
して画像形成を行うときには、レーザ光の発光強度を下
げることで各ドットの濃度を下げるので、ドット密度の
違いがあっても記録媒体全体としての記録濃度が均一と
なり、濃度むらを低減することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。
【0023】まず、記録媒体にレーザ光を照射する光学
系と、主走査及び副走査を行う走査系とを有する記録機
構の構成を図1に基いて説明する。
【0024】図1において、画像データに従って発光と
消灯を行うレーザダイオードLDから照射されるレーザ
光が、シリンドリカルレンズ9等を有する光学系を介し
てポリゴンミラーPMの鏡面に照射される。ポリゴンミ
ラーPMは、夫々同一形状のn個の鏡面を有するn角柱
の形状をしており、図示しないサーボモータによって一
定の角速度で主走査方向xへ回転駆動されることで、夫
々の鏡面が順次にレーザ光を反射する。そして、各鏡面
がレーザ光を反射する角度(π/n)が主走査方向にお
ける最大走査角θとなり、この最大走査角θの内側の所
定の角度θW (θW <θ)が記録媒体を実際に主走査す
るための有効走査角となっている。
【0025】ポリゴンミラーPMで反射されたレーザ光
は、Fθレンズ10を通り、更に折返しミラー11及び
シリンドリカルレンズ12で順次に反射されて、回転ド
ラム13に巻装されている記録媒体DMに照射される。
【0026】回転ドラム13は、図示しないステッピン
グモータ等により副走査方向yへ所定の角速度で回転駆
動される。そして、ポリゴンミラーPMと回転ドラム1
3の角速度が後述する制御機構によって同期制御される
ことで、レーザ光による記録媒体DMの主走査と副走査
が実現されている。
【0027】又、ポリゴンミラーPMに設定されている
有効走査角θW から外れた範囲、即ち、最大走査角θの
範囲内であるが有効走査角θW の範囲外の範囲において
反射されるレーザ光を、Fθレンズ10の後方の両側に
配置された反射ミラー14,15で反射し、一方の反射
ミラー14の反射光を集光レンズ16を介してフォトダ
イオードPD1 で検出し、他方の反射ミラー15の反射
光を集光レンズ17を介してフォトダイオードPD2
検出し、これらの検出信号は、後述する制御機構に供給
されるようになっている。尚、これらの検出信号は、レ
ーザダイオードLDとポリゴンミラーPM及び回転ドラ
ム13の動作タイミングの同期をとることによって、有
効走査角θW の範囲での主走査及び副走査を実現するた
めの基準信号として使用されたり、レーザダイオードL
Dの発光強度の変動を補正制御するために適用される。
【0028】次に、図1に示す記録機構を制御するため
の制御機構の構成を図2に基いて説明する。
【0029】制御機構18は、図5の従来例で示したの
と同様の編集機能を有するホストコンピュータ19に接
続されている。
【0030】そして、ホストコンピュータ19で編集さ
れた画像データを受信して一旦保持するフレームメモリ
20を有すると共に、制御機構18の全体の動作を制御
するマイクロコンピュータ等から成る中央制御部21、
及び操作者が解像度と濃度及び画像形成する枚数等を指
定するための操作パネル22が備えられている。尚、操
作パネル22は、これらの指定データを入力するための
テンキーと、これらの指定データや画像形成装置の動作
状態等の情報を表示するための液晶ディスプレー等から
成る表示部を備えている。
【0031】ホストコンピュータ19からフレームメモ
リ20へ画像データが転送された後、操作者が操作パネ
ル22によって画像形成する枚数と解像度と濃度等を指
定して動作開始を指示すると、所定のタイミングに同期
してフレームメモリ20から1画素ごとに画素データが
読み出され、順次にデータ変換部23へ転送される。
【0032】データ変換部23は、転送されてきた画素
データを、操作パネル22で指定された解像度に対応す
るドット密度のドットデータに変換する。即ち、操作者
が比較的低解像度を指定した場合には、転送されてきた
1個ずつの画素データに対して454dpi(1インチ
当たりのドット数)のドットデータに変換し、高解像度
を指定した場合には909dpiのドットデータに変換
し、それらの中間の解像度を指定した場合には681d
piのドットデータに変換する等の変換処理を行って、
濃度設定部24へ順次転送する。
【0033】尚、ホストコンピュータ19で作成された
画像データの解像度と、データ変換部23から出力され
るドットデータの解像度との相関関係は、従来例の画像
形成装置と同様の関係に設定されている。即ち、一例を
図6に基いて説明すると、ホストコンピュータ19で編
集を行う際に、1フレーム画中の上部領域Aには文字や
記号等による文章を配置し、中間領域Bにはイラスト画
等を配置し、下部領域Cには写真画を配置するように編
集処理したとすると、文字等は比較的低解像度でも十分
に確認することができるので、領域Aは低い画素密度の
画像データが形成され、次の中間領域Bは領域Aよりも
高い画素密度の画像データが形成され、写真画等の鮮明
性を必要とする領域Cは最も高い画素密度の画像データ
が形成される。
【0034】そして、これらの複数の画素密度の領域を
含む1フレーム画分の画像データが図2に示すフレーム
メモリ20に転送され、更に、データ変換部23がフレ
ームメモリ20から読み出された各画素データに対し
て、操作パネル22で指定された解像度のドットデータ
に変換することとなる。
【0035】したがって、操作パネル22でCN (dp
i)(例えば、909dpi)の解像度が指定されてお
り、領域Aの画素密度がNa、領域Bの画素密度がN
b、そして領域Cの画素密度がNcであるとすれば、デ
ータ変換部23から出力される各領域A,B,Cに対応
する画像データの解像度(即ち、ドット密度)は、CN
×Na、CN ×Nb、CN ×Ncとなる。
【0036】このように、データ変換部23は、操作パ
ネル22で指定された解像度CN を基準として、フレー
ムメモリ20から転送されてくる画素データの画素密度
に対応するドット密度のドットデータに変換する。
【0037】濃度設定部24は、操作パネル22で指定
された濃度とデータ変換部23から出力されるドットデ
ータのドット密度に基いて、各ドットに対するレーザダ
イオードLDの発光強度を設定する。
【0038】即ち、例えば図6に示したように、画素密
度の低い領域Aにおけるドットデータがデータ変換部2
3から転送されてくると、操作パネル22で指定された
濃度に対応する発光強度を指定するドットデータに変換
し、画素密度の高い領域Cにおけるドットデータがデー
タ変換部23から転送されてくると、操作パネルで指定
された濃度よりもドット密度の高い分だけ低い発光強度
を指定するドットデータに変換し、又、領域Bのように
中間の画素密度に対応するドットデータがデータ変換部
23から転送されるとこれらの中間の発光強度を指定す
るドットデータに変換する。
【0039】更に、この変換原理を説明する。例えば、
データ変換部23から転送されてくるドットデータの密
度が、上述したように、低い方から順に、CN ×Na、
N×Nb、CN ×Ncであり、操作パネル22で指定
された濃度がMであるとすると、最もドット密度の低い
ドットデータ(即ち、ドット密度がCN ×Naのデー
タ)に対しては、レーザダイオードLDの発光強度LXA
を濃度kA ×Mに対応させる。尚、係数kA は、ドット
密度と濃度との関係において実験的に得られる最適値で
あり、ドット密度CN ×Naと相関関係のある値であ
る。次に、領域Bに対応する中間のドット密度のドット
データ(即ち、ドット密度がCN ×Nbのデータ)に対
しては、レーザダイオードLDの発光強度LXBを濃度k
A ×kB ×Mに対応させる。ここで、係数kB も実験的
に求められる最適値であり、ドット密度CN ×Nbと相
関関係のある値である。更に、領域Cに対応する高いド
ット密度のドットデータ(即ち、ドット密度がCN ×N
cのデータ)に対しては、レーザダイオードLDの発光
強度LXCを濃度kA ×kB ×kC ×Mに対応させる。こ
こで、係数kC も実験的に求められる最適値であり、ド
ット密度CN ×Ncと相関関係のある値である。そし
て、これらの係数kA ,kB ,kC を、予め濃度設定部
24内のルックアップテーブル等に記憶しておき、デー
タ変換部23からのドットデータのドット密度と操作パ
ネル22で指定された濃度Mに基いて一つの係数を選択
し、更に演算部が各ドットデータ毎の濃度を設定する。
したがって、最終的に記録媒体DMに形成される画像の
各部分の濃度は、図4(a)〜(c)に示すように、高
いドット密度で形成される部分の各ドットの濃度は低く
なり、低いドット密度で形成される部分の各ドットの濃
度は高くなり、この結果、記録媒体全体として均一な濃
度の画像形成を行うこととなる。
【0040】このように変換されたドットデータは更に
補正部25を介してレーザ駆動部26へ転送される。補
正部25は、図1に示したフォトダイオードPD1 又は
PD2 で検出され更にA/D変換器によってデジタル化
されたレーザダイオードLDの光強度を示す検出データ
を逐次受信し、レーザダイオードLDの実際の発光強度
が、濃度設定部24で設定された各ドットに対応する濃
度と一致する関係となるように補正制御を行う。
【0041】そして、補正部25から出力される各ドッ
トに対応するドットデータに基いてレーザ駆動部26が
レーザダイオードLDに供給する電力を設定する。
【0042】主走査駆動部27は、中央制御部21から
の動作開始タイミングに同期してタイミング制御部29
が発生する同期信号と、フォトダイオードPD1 とPD
2 からの検出信号に基いてポリゴンミラーPMの回転角
速度を制御する。
【0043】副走査駆動部28は、タイミング制御部2
9からの同期信号とフォトダイオードPD1 とPD2
らの検出信号に基いて回転ドラム13の回転タイミング
を制御し、主走査駆動部27と副走査駆動部28との駆
動制御によって、フレームメモリ20中に格納されてい
た画像データの画素配列との対応関係を崩すこと無く、
レーザダイオードLDによる記録媒体DMへの画像形成
を実現させる。
【0044】次に、図3のフローチャートに基いて、こ
の実施例の一連の処理動作を説明する。
【0045】即ち、ホストコンピュータ19から画像デ
ータをフレームメモリ20へ転送した後に、操作パネル
22で濃度と解像度を指定して画像形成動作の開始を指
示すると、中央制御部21がステップ100において、
密度Cと濃度Mの指定データを入力し、ステップ110
において画像形成の開始を設定する。
【0046】次に、ステップ120において、フレーム
メモリ20から画素配列順に1個の画素データを読出し
てデータ変換部23へ転送し、ステップ130におい
て、データ変換部23がその画素データの画素密度に対
応するドット密度のドットデータを発生する。
【0047】次に、濃度設定部24が、ステップ140
〜190において、ドットデータのドット密度に対応し
た濃度を設定する。即ち、上記の変換原理に基いて、ド
ット密度が低い場合は各ドットの濃度を高くするための
ドットデータを発生し、ドット密度が高い場合は各ドッ
トの濃度を低くするためのドットデータを発生する。
尚、ステップ140〜190には、3種類のドット密度
Da,Db,Dcに対して3段階の濃度設定を行う場合
を示すが、これに限定されず、仕様等に基く実施態様に
応じて、2種類のドット密度に対して2段階の濃度設定
を行うようにしたり、又は、それ以上の組み合わせを設
定したり、ドット密度の種類の数と濃度設定の段階数が
一致しなように設定してもよい。
【0048】次に、ステップ200において、補正部2
5が前記の補正処理を行い、ステップ210において、
レーザ駆動部26が各ドットデータに対応した電力をレ
ーザダイオードLDに供給する。
【0049】そして、ステップ220において、主走査
駆動部27と副走査駆動部28が次の走査のための制御
を行い、フレームメモリ20中の全ての画像データに対
して画像形成が完了したか判断し、画像形成が完了する
まで、再びステップ120からの処理を繰り返す。
【0050】このように、この実施例によれば、記録媒
体に記録するドットのドット密度の高低に応じて、実験
的に得られる所定の関係で、その密度とは逆に各ドット
の濃度を制御するようにしたので、記録媒体の全体部分
においてドット密度の異なる部分が複数存在しても、記
録媒体全体として濃度が均一化され、従来のような濃度
むらを低減することができる。
【0051】尚、図2に示す制御機構18は一実施例で
あり、本発明はこの構成に限定されるものでは無い。例
えば、データ変換部23と濃度設定部24の処理の順番
を逆にしたり、レーザダイオードLDの発光強度の補正
を行う補正部25をドットデータに対して行うのではな
く、レーザ駆動部26に設けられている電力供給回路の
レーザダイオードLDへの供給電力を制御するように構
成してもよい。
【0052】又、この実施例では、印刷用の版下を作成
するための画像形成装置を示したが、これに限定され
ず、回転ドラムに潜像を帯電させこの潜像に基いて紙に
トナーを付着させることで画像形成を行うドットプリン
タやレーザプリンタ、レーザダイオードの代わりにサー
マルヘッドを用いて感熱紙にドット印刷を行ったり熱転
写して画像記録を行うドットプリンタにも適用すること
ができる。
【0053】又、上記のデータ変換部と濃度設定部を夫
々別個の電子回路で構成してもよいし、ROM等を適用
したファームウェアや、中央制御部のマイクロコンピュ
ータによるプログラム処理で同等の処理を行うようにし
てもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録媒体に記録するドットのドット密度の高低に応じ
て、実験的に得られる所定の関係で、その密度とは逆に
各ドットの濃度を制御するようにしたので、記録媒体の
全体部分においてドット密度の異なる部分が複数存在し
ても、記録媒体全体として濃度が均一化され、濃度むら
を低減することができる。
【0055】又、このような濃度むらの改善処理が自動
的に行われるので、操作者は勘に頼って濃度設定をした
り、余分な画像形成処理を行う等の繁雑な操作が不要と
なることから、操作性の優れた画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の一実施例における
光学機構及び走査機構の構造を示す概略構造説明図であ
る。
【図2】一実施例における制御機構の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】一実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図4】一実施例により濃度むらが改善される原理を説
明するための説明図である。
【図5】従来の画像形成装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】従来技術の問題点を説明するための説明図であ
る。
【図7】従来技術の問題点を更に説明するための説明図
である。
【符号の説明】
LD…レーザダイオード、PM…ポリゴンミラー、PD
1 ,PD2 …フォトダイオード、DM…記録媒体、10
…Fθレンズ、13…回転ドラム、18…制御機構、2
0…フレームメモリ、21…中央制御部、22…操作パ
ネル、23…データ変換部、24…濃度設定部、25…
補正部、26…レーザ駆動部、27…主走査駆動部、2
8…副走査駆動部、29…タイミング制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素密度の異なる画素データを有する画
    像データに基いてドットにより記録媒体に画像形成を行
    う画像形成装置において、 前記記録媒体に形成される画像の画素の密度と濃度を指
    定するための操作手段と、 前記画素データを該操作手段で指定された密度を基準に
    して各画素データの画素密度に対応したドットデータに
    変換すると共に、該ドットデータで設定する各ドットの
    濃度を、該操作手段で指定された濃度を基準として、相
    対的に各画素データの画素密度の高いドットについては
    低濃度、各画素データの画素密度の低いドットについて
    は高濃度となるように設定する制御機構と、 該ドット濃度設定手段から出力されるドットデータに従
    って前記記録媒体に画像形成を行う記録機構と、 を具備する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画素密度の異なる画素データを有する画
    像データに基いてドットにより記録媒体に画像形成を行
    う画像形成装置の濃度制御方法において、 前記記録媒体に形成される画像の画素の密度と濃度を指
    定すると、前記画素データを、、該指定された密度を基
    準にして各画素データの画素密度に対応したドットデー
    タに変換すると共に、該ドットデータで設定する各ドッ
    トの濃度を、該指定された濃度を基準として、相対的に
    各画素データの画素密度の高いドットについては低濃
    度、各画素データの画素密度の低いドットについては高
    濃度となるように設定することを特徴とする画像形成装
    置の濃度制御方法。
JP18528092A 1992-07-13 1992-07-13 画像形成装置及びその濃度制御方法 Withdrawn JPH0630210A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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