JPH09275494A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09275494A
JPH09275494A JP8084087A JP8408796A JPH09275494A JP H09275494 A JPH09275494 A JP H09275494A JP 8084087 A JP8084087 A JP 8084087A JP 8408796 A JP8408796 A JP 8408796A JP H09275494 A JPH09275494 A JP H09275494A
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clock
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image data
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JP8084087A
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Kenichi Ono
健一 小野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低密度の画素にも対応でき、主走査方向のド
ット位置精度を向上させ、さらに印刷時のドット形状が
等価となり、少ない階調数でより多い階調数を表現す
る。 【解決手段】 データ変換手段30に入力される印刷画素
クロックは、クロック分周手段33で複数分の1に分周さ
れ、読出クロックとしてバッファメモリ17に入力され
る。またクロック分周手段33はタイミング選択信号で読
出クロックを選択する。バッファメモリ17は画像データ
を読出クロックでデータ変換回路32に出力する。データ
変換回路32は1画素の入力画像データを複数画素で少な
い濃度データと位相コードの変調コードデータに変換
し、印刷画素クロックで印刷制御部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ,
デジタル複写機,ファクシミリ装置等のレーザを用いた
書込光学系を搭載した画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像形成装置における一
例として、図11に示すように構成されたデジタル複写機
を用いて説明する。図11において、1はデジタル複写
機、2は原稿(図示せず)の印刷画像を読み取り入力する
画像読取部、3は画像読取部2で入力される画像データ
に各種処理を実行する信号処理部、4は信号処理部3か
ら出力される画像データを用紙(図示せず)に印刷出力す
る画像印刷部である。
【0003】デジタル複写機1の画像読取部2はコンタ
クトガラス5下に、走査方向に細長いライン光源6と反
射ミラー7からなる第1走査ユニット8と、一対の反射
ミラー9,10からなる第2走査ユニット11とを、速度比
が2対1となるように副走査方向に移動自在に支持し、
結像光学系12とCCD(Charge Coupled Device)センサ1
3とを順次配置した構成となっている。
【0004】また、信号処理部3は画像読取部2のCC
Dセンサ13に接続されたアンプ14にA/DC(Analog/Di
gital Convertor)15と、画像データに各種処理を実行す
る画像処理部16と、外部機器I/F部29からの画像デー
タと画像処理部16からの画像データを選択するセレクタ
28と、画像データを一時記憶するバッファメモリ17、お
よびデータ読み出しの開始タイミングを制御する印刷制
御部18、並びに変調コードデータに基づいて画像印刷部
4を駆動制御するLD(Laser Diode)変調部19等を順次
接続した構成となっている。
【0005】さらに、画像印刷部4は信号処理部3のL
D変調部19に接続されたLD20の出射光路に、コリメー
タレンズ21やシリンドカルレンズ22を介して主走査方向
に回転自在なポリゴンミラー23の反射面を位置させ、こ
のポリゴンミラー23の主走査光路にfθレンズ24や反射
ミラー25を介して副走査方向に回転自在な感光体ドラム
26の被走査面を位置させた構造となっている。なお、こ
の画像印刷部4は前記ポリゴンミラー23の主走査光が感
光体ドラム26に入射する直前の位置にフォトセンサから
なる同期検知器27が配置されており、この同期検知器27
の出力端子が前記信号処理部3の印刷制御部18にフィー
ドバック接続されている。
【0006】以上のような構成において、このデジタル
複写機1は、原稿から画像読取部2で読み取り入力した
画像データあるいは、外部機器I/F部29から入力した
画像データを画像印刷部4で用紙に印刷出力するように
なっており、この過程で画像データを信号処理部3で一
時記憶して画像読取部2の入力速度と画像印刷部4の出
力速度とを調停するようになっている。
【0007】さらに詳細に述べると、原稿から読み取っ
た画像を複写する場合、このデジタル複写機1の画像読
取部2は、コンタクトガラス5に載置された原稿の印刷
画像を第1,第2走査ユニット8,11で副走査方向に読
み取り走査して結像光学系12でCCDセンサ13に結像す
るので、このCCDセンサ13は、副走査方向に連続する
主走査ラインとしてドットマトリクスの画像データを1
ラインずつ信号処理部3に出力する。このときCCDセ
ンサ13は、1ラインの画像データをライン同期信号LS
YNCによりアドレスをリセットしてから所定の画素ク
ロックで主走査方向に1画素ずつ出力することになり、
この画像データは、第1,第2走査ユニット8,11の走
査速度やCCDセンサ13の読み取り周期などに起因した
所定のライン周期で信号処理部3に1ラインずつ出力さ
れる。
【0008】次に、信号処理部3では、1ラインずつ入
力される画像データをアンプ14で増幅してA/DC15で
アナログ値からデジタル値に変換し、画像処理部16で明
度補正処理や変倍処理や編集処理などの各種処理を実行
し、複数ビットの濃度データ(階調数)と位相コードから
なる多値画像データとして、セレクタ28を介してバッフ
ァメモリ17に入力される。後述するように、このバッフ
ァメモリ17に印刷制御部18がタイミング制御信号を出力
するので、このタイミング制御信号に従ってバッファメ
モリ17の画像データが印刷制御部18に読み出される。こ
の印刷制御部18は、画像データが入力されると、範囲制
限やパターン合成などの各種処理を実行して、変調コー
ドデータとしてLD変調部19に出力するので、このLD
変調部19は、変調コードデータに対応して変調する駆動
電流を画像印刷部4のLD20に出力することになる。
【0009】また、外部機器からのデータを印刷する場
合は、外部機器I/F部29から画像データがセレクタ28
を介してバッファメモリ17に入力され、あとは前記した
複写動作と同様な動作で、変調コードデータに応じてL
D20が駆動される。
【0010】LD変調部19は、感光体ドラム26への書き
込み開始位置を左右両方向から制御可能として選択切り
換えに使用し、パルス幅変調方式(レーザダイオードの
発光時間を変調する方式)をとっていたり、パワー変調
方式(レーザダイオードの発光パワーを変調する方式)を
とっていたり、あるいはその両方を組み合わせた変調方
式をとっている。
【0011】変調コードデータは、1画素に対応する時
間にLD20が発光するパターンを示す信号で、例えば、
8ビットの濃度データと、1ビットの位相コードからな
る。濃度データはLD20が発光する時間あるいはエネル
ギーの割合(以下、デューティという)を示す。位相コー
ドは1画素の時間内のLD20の発光タイミングを示す。
例えば、左から右に主走査を行う画像形成装置の場合、
1画素を走査する時間内に早いタイミングでLD20を点
灯すると、左側に片寄ったドットが形成され、逆に1画
素の時間内に遅いタイミングでLD20を点灯すると、右
側に片寄ったドットが形成される。
【0012】そして、この画像印刷部4では、変調コー
ドデータに対応して駆動されるLD20の出射光を各種レ
ンズ21,22で収束してポリゴンミラー23で偏向走査し、
この走査光をfθレンズ24で補正して感光体ドラム26の
副走査方向に移動する被走査面に結像する。そこで、こ
の感光体ドラム26の被走査面にドットマトリクスの静電
潜像が形成されるので、これをトナー(図示せず)で現像
して用紙に転写することで画像印刷が実行される。
【0013】ここで、この画像印刷部4では、ポリゴン
ミラー23の主走査光が感光体ドラム26の直前に入射する
同期検知器27が同期検知信号DETPを出力するので、
これが入力される信号処理部3の印刷制御部18がバッフ
ァメモリ17にタイミング制御信号を出力するようになっ
ている。このタイミング制御信号は、転写する用紙のサ
イズやレジスト調整値によりタイミングを変更し、この
ようにすることで、信号処理部3のバッファメモリ17で
一時記憶された画像データは、画像印刷部4の印刷出力
に適正なタイミングで順次読み出されることになる。
【0014】現在のデジタル複写機では、原稿から読み
取った画像を複写する場合の画素密度は400dpiが通常で
ある。また、外部機器からのデータを印刷する場合の画
素密度は、400dpiはもとより600dpi等の高精細の画像処
理の要求もある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の画像形成装置は、例えば、400dpiと同じ感光
体線速で600dpiの印刷を行う場合など、400dpiの場合に
比べポリゴンモータの回転数は1.5倍に、画素クロック
は1.5の2乗で2.25倍にすることが必要となる。さらに
は、他の多くの画素密度にも対応したいという要求もあ
り、一例として240dpiから600dpiまでの画素周波数に対
応する場合は、画素周波数は6.25倍もの範囲に対応する
必要がある。LD変調部の回路構成によっては、変調周
波数の下限があり低密度の画素には対応できないという
問題があった。
【0016】そこで、バッファメモリから画像データを
読み出すタイミング制御信号の画素クロックを変調コー
ドデータを出力する変調クロックを分周したクロックと
することにより、変調クロックを画素クロックの複数倍
とし対応していた。しかし、このように単に変調クロッ
クを複数倍にし、同じ変調コードデータを複数回連続し
て印刷するのでは、ドットの形状は主走査方向に連続し
たドットにはならず、低密度の印刷をした場合と等価に
はならない。また、ドット位置精度は1/4ドット程度
が通常であり、特に低画素密度の場合はドットずれが目
立ち、さらにレジスト調整の分解能は1ドット単位が通
常であり、色を重ねるカラープリンタやカラー複写機で
は十分とはいえない問題があった。
【0017】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ものであり、LDの変調周波数をLD変調部の下限周波
数以上にして、低密度の画素にも対応できるようにし、
また、主走査方向のドット位置精度やレジスト調整分解
能を向上させ、ドットの形状を低密度の印刷をした場合
と等価にでき、変換された少ない階調数でより多くの階
調数を印刷可能な画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る画像形成装置は、コード化された変調
コードデータに応じてレーザダイオードの発光時間また
は発光パワーあるいはその両方を変調する変調手段を具
備した画像形成装置に、画像データを主走査方向に複数
倍の画素密度の変調コードデータに変換するデータ変換
手段と、同期検知信号のエッジからクロックエッジ間で
の時間が概一定な印刷画素クロックを発生する印刷画素
クロック発生器と、印刷画素クロックを分周する分周手
段とを備えるように構成したものである。
【0019】前記構成によれば、データ変換手段により
画像データを主走査方向に複数倍の画素密度の変調コー
ドデータに変換し、さらに転送クロックを出力変調コー
ドデータは印刷画素クロック、入力画像データは印刷画
素クロックの分周クロックを用いて、転送レートは変調
コードデータが画像データの複数倍となり、LDの変調
周波数をLD変調部の下限周波数以上にして、低密度の
画素にも対応できる。
【0020】また、分周手段が分周したクロックを任意
に選択し、主走査方向のドット位置精度やレジスト調整
分解能を向上できる。
【0021】また、データ変換手段に入力される画像デ
ータと変換後に出力される変調コードデータの関係が、
レーザダイオードのデューティに画像データと変調コー
ドデータとの画素密度の比を掛けて、100で割った商に
対応する画素はレーザダイオードのデューティを100%
とし、余りを次の画素のレーザダイオードのデューティ
となるように変換し、ドット形状を低密度の印刷をした
場合と等価にできる。
【0022】また、データ変換手段に入力される1画素
の画像データを複数のコード化された変調コードデータ
に変換するので、変換後に出力される変調コードデータ
の階調数は少ない階調数となるが、より多い階調数を印
刷することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態における画像形成装置として例示するデジタル複写機
の構成図である。ここで、前記従来例を示す図11におい
て説明した同一作用効果の構成部材には同一の符号を付
す。図1において、1はデジタル複写機、2は画像読取
部、3は信号処理部、4は画像印刷部、30はバッファメ
モリ17から読み出した画像データを主走査方向に複数倍
の画素密度の変調コードデータに変換するデータ変換手
段、31は画像印刷部4からの同期検知信号に同期した印
刷画素クロックを発生させる印刷画素クロック発生器で
ある。これは、従来例として前記したデジタル複写機1
の信号処理部3に、データ変換手段30と印刷画素クロッ
ク発生器31を新たに設けたものである。
【0024】この信号処理部3は、画像読取部2のCC
Dセンサ13からの画像データをアンプ14,A/DC15,
画像処理部16により各種処理を実行し、複数ビットの濃
度データ(階調数)と位相コードからなる多値画像データ
を出力する。また、外部機器I/F部29や画像処理部16
からの画像データをセレクタ28により選択し、バッファ
メモリ17に一時記憶する。データ変換手段30によりバッ
ファメモリ17から画像データを読み出して、主走査方向
に複数倍の画素密度の変調コードデータに変換する。さ
らに、LD変調部19は変調コードデータに基づいて画像
印刷部4を駆動制御する。また、印刷画素クロック発生
器31は画像印刷部4からの同期検知信号に同期した印刷
画素クロックを発生し、印刷制御部18,データ変換手段
30に入力する。
【0025】このデータ変換手段30から出力される変調
コードデータの転送レートは、データ変換手段30に入力
される画像データの転送レートの複数倍になる。これは
後述する出力データに転送クロックを発生して、それを
分周して入力データの転送クロックとしてもよいし、入
力データの転送クロックを発生して、それを逓倍して出
力データの転送クロックとしてもよい。
【0026】このように構成された本実施の形態は、原
稿から画像読取部2で読み取り入力した画像データある
いは、外部機器I/F部29から入力した画像データを画
像印刷部4で用紙に印刷出力するようになっており、こ
の過程で画像データを信号処理部3で一時記憶して画像
読取部2の入力速度と画像印刷部4の出力速度とを調停
するようになっている。
【0027】また、外部機器I/F部29により、図示し
ないホストコンピュータから入力された文字コードデー
タや、グラフィックデータをラスタ展開し、輪郭補正処
理等の画像処理を行い、複数ビットの濃度データと位相
コードからなる多値画像データを出力する。さらに、画
像印刷部4に含まれるLD(レーザダイオード)20を制御
するLD変調部19は従来例に示されたように書き込み開
始位置を左右両方向から制御可能とした変調方式をとっ
ている。
【0028】図2は本実施の形態におけるバッファメモ
リとデータ変換手段の構成を示すブロック図である。図
1に示すセレクタ28からの画像データは、バッファメモ
リ17に一時記憶される。印刷画素クロック発生器31から
データ変換手段30に入力される印刷画素クロックは、ク
ロック分周手段33で複数分の1に分周され、読出クロッ
クとしてバッファメモリ17に入力される。クロック分周
手段33は印刷制御部18で生成されるタイミング選択信
号で、分周するタイミングの読出クロックが選択され
る。バッファメモリ17は、一時記憶された画像データ
を前記読出クロックに同期してデータ変換回路32に出力
する。データ変換回路32では入力された1画素の画像デ
ータが主走査方向に複数の画素数のデータになるように
変換し、印刷画素クロックに同期し、変調コードデータ
として印刷制御部18に出力する。
【0029】印刷画素クロックは後述するように、同期
検知信号で同期されるが、クロック分周手段33で複数分
の1に分周されるため、バッファメモリ17に入力する読
出クロックの同期精度は複数倍良くなる。すなわち、本
発明のデータ変換を行うことにより、出力される画像の
同期精度は複数倍に向上するということである。
【0030】図3は本実施の形態における印刷画素クロ
ック発生器を示すブロック図である。また、図4は印刷
画素クロックによるタイミングチャートである。図3に
おいて、クロック発振器34は、水晶発振器やPLL周波
数シンセサイザによるもので、印刷画素クロックの周波
数、あるいは、その複数倍の周波数の源発振クロックを
発生するものである。また、クロック同期回路35は、源
発振クロックを基に同期検知信号のエッジからクロック
エッジ間での時間が概一定な印刷画素クロックを印刷制
御部18およびデータ変換手段30に出力する(図1参照)。
【0031】また同期の精度は、通常1/4ドット以下
の精度が要求され、精度は高いほうが良いが、ハードウ
エアの簡便さの理由により、1/4の精度のものも少な
くない。画素密度が粗い場合は、1/4程度の同期精度
では、ドット位置ずれが目立ってくる。しかし図4に示
すタイミングチャートのように、クロック分周手段33の
分周比が1/4の場合で、印刷画素クロックを4分周す
るときに、分周クロック1〜4のうち、どの分周クロッ
クをバッファメモリの読出クロックとして出力するかを
選択可能にする。この動作により、主走査方向のドット
位置を高精度に、この場合は1/4ドット単位で調整す
ることができる。
【0032】図5は本実施の形態におけるLD変調部の
構成を示すブロック図である。印刷制御部18から複数ビ
ットの濃度データと位相コードからなる変調コードデー
タが転送クロックに同期してパルス変調回路36に入力さ
れ、パルス変調回路36により変調コードデータに応じた
パルスが生成され、LDON信号としてLD駆動回路37
に出力される。LD駆動回路37はLDON信号に応じて
LDに電流を流してLDを発光させる。本実施の形態で
はパルス幅変調の場合を示しているが、本出願人による
特開平2−243363号公報に示されたようなパルス幅変調
とパワー変調とを組み合わせた変調方式でもよい。
【0033】図6は濃度データ,位相モードとLDの出
力パターンであるドット形成位置の関係を示す図であ
る。図6に示す例では、3ビットの濃度データで0%,
25%,50%,75%,100%の5値のデューティのパルス
幅と、1ビットの位相コードで左モードと右モードを切
り換え、濃度データはLDが発光する時間あるいはエネ
ルギーであるデューティを示す。ここでは、3ビットの
濃度データは、0〜4が順番に0%,25%,50%,75
%,100%のデューティを表し、濃度データ5〜7は冗
長に濃度データ4と同じ100%のデューティを示す。位
相コードは1画素の時間内のLDの発光タイミングを示
す。
【0034】左から右に主走査を行う画像形成装置の場
合、1画素の時間内の早いタイミングでLDを点灯する
と、左側に片寄ったドットが形成され(左モード)、逆に
1画素の時間内の遅いタイミングでLDを点灯すると、
右側に片寄ったドットが形成される(右モード)。例え
ば、位相コードが0のときは左モード、1のときは右モ
ードというように決める。この例の場合、濃度データと
位相コードを別々にしているが、0%と100%のデュー
ティの場合、位相コードは意味のないものになるので濃
度データと位相コードを分けないで変調コードデータを
3ビットのコードとして表してもよい。
【0035】また、図7は印刷画素クロックを2分周し
たときのバッファメモリの読出クロックのタイミングチ
ャートである。この読出クロックで読み出された画像デ
ータが、データ変換回路で印刷画素クロックに同期し
て、左右に分離され2倍の数で2倍の周波数の変調コー
ドに変換される例である。この例では1クロックで1画
素を転送する画像データを1クロックで2画素を転送す
る複数画素の変調コードデータに変換する場合を示した
が、1クロックで1画素を転送する画像データを1クロ
ックで複数画素を転送するパラレルインターフェイスの
変調コードデータに変換したり、パラレルインターフェ
イスの画像データを異なったパラレルインターフェイス
の変調コードデータに変換することもできる。
【0036】次に、図8は本実施の形態における400dpi
の9値の画素データを主走査方向に2倍の画素密度、す
なわち800dpi相当の変調コードデータに変換する変換テ
ーブル表を示す図である。ここで、主走査方向は左から
右で、変換前の画像データは前記図6で説明した濃度デ
ータ,位相コードと、また変換後の変調コードデータの
濃度データ,位相コードも同じ定義とする。
【0037】まず、変換前の位相コードが0の左モード
の場合において、変換前の濃度データが0のとき、左画
素も右画素も濃度データを0に変換する。位相コードは
左モードを割り当てたが、0%と100%のデューティの
場合、位相コードは意味のないものとなるのでどちらで
もよい。
【0038】変換前の濃度データが1のとき、左画素の
濃度データを2(デューティ50%)、位相コードは0(左
モード)とし、右画素の濃度データは0に変換する(位相
コードはどちらでもよい)。
【0039】変換前の濃度データが2のとき、左画素の
濃度データを4(デューティ100%)とし(位相コードはど
ちらでもよい)、右画素の濃度データは0に変換する(位
相コードはどちらでもよい)。
【0040】変換前の濃度データが3のとき、左画素の
濃度データを4(デューティ100%)とし(位相コードはど
ちらでもよい)、右画素の濃度データは2(デューティ50
%)、位相コードは0(左モード)に変換する。
【0041】変換前の濃度データが4以上のとき、左画
素も右画素も濃度データを4(デューティ100%)に変換
する(位相コードはどちらでもよい)。
【0042】変換前の位相コードが1の右モードの場合
も同様の変換を行う。この場合左画素と右画素,左モー
ドと右モードは入れ替わる。
【0043】このような動作をするデータ変換回路は、
変換テーブル回路で実現できるがロジックでも簡単に実
現できる。
【0044】また、前記で説明した変換を式で表すと以
下のようになる。
【0045】変換前の位相コードが左モードの場合 左画素のデューティ(%)=変換前のデューティ(%)×2 ;但し、最大100% 右画素のデューティ(%)=変換前のデューティ(%)×2
−100 ;但し、最小0% 位相コード=0(左モード;左右画素とも) 同様に変換前の位相コードが右モードの場合 左画素のデューティ(%)=変換前のデューティ(%)×2
−100 ;但し、最小0% 右画素のデューティ(%)=変換前のデューティ(%)×2 ;但し、最大100% 位相コード=1(右モード;左右画素とも) ここでは、位相コードによりドット形成位置が指定でき
る方式について説明したが、位相コードがない場合でも
同様である。
【0046】以上のような変換を行うことにより、400d
piの画像データを通常に印刷する場合と等価の画像を主
走査方向800dpiの条件で印刷することができる。また、
主走査方向に2倍の画素密度のデータに変換する場合を
説明したが、3倍,4倍またはそれ以上の画素密度に変
換することもできる。
【0047】別の例として、4倍の画素密度に変換する
場合の変換を式で表すと以下のようになる。
【0048】変換前の位相コードが左モードの場合 最も左の画素のデューティ(%)=変換前のデューティ
(%)×4 ;但し、最大100% 左から2番目の画素のデューティ(%)=変換前のデュー
ティ(%)×4−100 ;但し、最小0%,最大100% 左から3番目の画素のデューティ(%)=変換前のデュー
ティ(%)×4−200 ;但し、最小0%,最大100% 最も右の画素のデューティ(%)=変換前のデューティ
(%)×4−300 ;但し、最小0% 位相コード=0(左モード;全画素) 同様に変換前の位相コードが右モードの場合 最も左の画素のデューティ(%)=変換前のデューティ
(%)×4−300 ;但し、最小0% 左から2番目の画素のデューティ(%)=変換前のデュー
ティ(%)×4−200 ;但し、最小0%,最大100% 左から3番目の画素のデューティ(%)=変換前のデュー
ティ(%)×4−100 ;但し、最小0%,最大100% 最も右の画素のデューティ(%)=変換前のデューティ
(%)×4 ;但し、最大100% 位相コード=1(右モード;全画素) となる。
【0049】これを言い換えると、変換前のデューティ
に画像データと変調コードデータとの画素密度の比とし
て4を掛けて、100で割った商の画素数の変調コードデ
ータを変換前の位相コード側(左または右)から順にデュ
ーティを100%とし、余りを次の画素のデューティとな
るように変換する。このときの位相コードは変えなくて
よい。
【0050】より具体的な例として、例えば、変換前の
画像データが右モードのデューティ60%であるとすると 60×4÷100=2…40(余り) となり、変換後の4画素のデューティは右の画素から 100% 100% 40% 0% と変換される。位相コードは4画素全て右モードでよ
い。
【0051】図9は前記した例の400dpiの画素を主走査
1600dpiに変換する場合の変換前と変換後のドットのイ
メージを示している。さらに図10は図6に示した変調方
式を用い、400dpiの画像を2倍の800dpiの画素密度の2
画素に変換した例を示している。図10において、ハンチ
ングはLDの発光しているタイミングである。400dpi相
当、左モードで5/8のパルス幅の場合を示している。
図6で説明した変調方式では、1ドットは5値の階調数
しか表現できなかったが、同じ変調方式を用いて9値の
階調数を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ変換手段により画像データを主走査方向に複数倍
の画素密度となる変調コードデータに変換し、さらにそ
れらの転送クロックとして出力変調コードデータは印刷
画素クロックを、入力画像データは印刷画素クロックの
分周クロックを用い、転送レートは変調コードデータが
画像データの複数倍となるようにし、LDの変調周波数
をLD変調部の下限周波数以上にして、低密度の画素に
も対応することができる。
【0053】また、分周手段が分周したクロックを任意
に選択し、主走査方向のドット位置精度やレジスト調整
分解能を向上することができる。
【0054】また、データ変換手段に入力される画像デ
ータと変換後に出力される変調コードデータとの関係
が、発光ダイオードのデューティに画像データと変調コ
ードデータとの画素密度の比を掛けて、さらに100で割
った商に対応する画素はレーザダイオードのデューティ
を100%とし、余りを次の画素のレーザダイオード発光
の割合となるように変換して、ドット形状を低密度の印
刷をした場合と等価とすることができる。
【0055】また、データ変換手段に入力される1画素
の画像データを複数のコード化された変調コードデータ
に変換するので、変換後に出力される変調コードデータ
の階調数は少ない階調数となるが、より多い階調数を印
刷することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における画像形成装置と
して例示するデジタル複写機の構成図である。
【図2】本実施の形態におけるバッファメモリとデータ
変換手段の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態における印刷画素クロック発生器
を示すブロック図である。
【図4】印刷画素クロックによるタイミングチャートで
ある。
【図5】本実施の形態におけるLD変調部の構成を示す
ブロック図である。
【図6】濃度データ,位相モードとLDの出力パターン
であるドット形成位置の関係を示す図である。
【図7】印刷画素クロックを2分周したときのバッファ
メモリの読出クロックのタイミングチャートである。
【図8】本実施の形態における400dpiの9値の画素デー
タを主走査方向に2倍の画素密度の800dpi相当の変調コ
ードデータに変換する変換テーブル表を示す図である。
【図9】本実施の形態における400dpiの画素を主走査16
00dpiに変換する場合の変換前と変換後のドットのイメ
ージを示す図である。
【図10】本実施の形態における400dpiの画像を2倍の
800dpiの画素密度の2ドットに変換した例を示す図であ
る。
【図11】従来の画像形成装置における一例として示し
たデジタル複写機の構成図である。
【符号の説明】
1…デジタル複写機、 2…画像読取部、 3…信号処
理部、 4…画像印刷部、 30…データ変換手段、 31
…印刷画素クロック発生器、 32…データ変換回路、
33…クロック分周手段、 34…クロック発振器、 35…
クロック同期回路、 36…パルス変調回路、 37…LD
駆動回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード化された変調コードデータに応じ
    てレーザダイオードの発光時間または発光パワーあるい
    はその両方を変調する変調手段を具備した画像形成装置
    において、前記画像データを主走査方向に複数倍の画素
    密度の変調コードデータに変換するデータ変換手段を備
    えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 データ変換手段から出力される変調コー
    ドデータの転送レートは、前記データ変換手段に入力さ
    れる画像データの転送レートの複数倍になるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 同期検知信号のエッジからクロックエッ
    ジ間での時間が概一定な印刷画素クロックを発生する印
    刷画素クロック発生器と、前記印刷画素クロックを分周
    する分周手段を備え、前記印刷画素クロックをデータ変
    換手段から出力される変調コードデータの転送クロック
    とし、前記印刷画素クロックを分周したクロックを前記
    データ変換手段に入力される画像データの転送クロック
    としたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 分周手段が分周したクロックが任意に選
    択されることを特徴とする請求項3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 データ変換手段に入力される画像データ
    と変換後に出力される変調コードデータの関係が、レー
    ザダイオード発光の割合に画像データと変調コードデー
    タとの画素密度の比を掛けて、100で割った商に対応す
    る画素はレーザダイオード発光の割合を100%とし、余
    りを次の画素のレーザダイオード発光の割合となるよう
    に変換することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 データ変換手段に入力される画像データ
    の階調数が、変換後に出力される変調コードデータの階
    調数より多いことを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1229730A1 (en) * 2001-02-02 2002-08-07 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus and method
US7545538B2 (en) * 2000-09-27 2009-06-09 Ricoh Company, Ltd. Image-processing apparatus, image-processing method and recording medium

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