JPH06301692A - 自動車復元作業見積システム - Google Patents

自動車復元作業見積システム

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JPH06301692A
JPH06301692A JP10758093A JP10758093A JPH06301692A JP H06301692 A JPH06301692 A JP H06301692A JP 10758093 A JP10758093 A JP 10758093A JP 10758093 A JP10758093 A JP 10758093A JP H06301692 A JPH06301692 A JP H06301692A
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JP10758093A
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Koji Takiguchi
孝次 瀧口
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PANASONITSUKU SYST CHUO KK
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PANASONITSUKU SYST CHUO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】事故に遇った自動車の復元作業の見積に当た
り、必要な作業項目が見積から漏れることを防止できる
自動車復元作業見積システムを提供する。 【構成】事故に遇った自動車の復元作業の見積りを支援
するためのシステムであって、記憶装置は、前記の各復
元作業項目に関して、少なくとも、一方の作業を行うた
めに必要な前作業であるかどうかの第2の相互関連デー
タをストアする作業項目関連マスタファイルと、見積明
細ファイルから漏れた不足作業データをストアする不足
作業ファイルとを含み、処理装置は、前記見積明細ファ
イルに入力された(又は入力される)一つの復元作業デ
ータと前記第2の相互関連を有する他の作業項目が、前
記見積明細ファイルに入力されている他の復元作業デー
タにない場合には、その復元作業項目を不足作業データ
として不足作業ファイルに入力する処理手段を含む、こ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事故に遇った自動車の
復元作業の見積りを支援するためのシステムに係り、特
に必要な作業項目が見積から漏れることを防止できる自
動車復元見積システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車事故に遇った事故車に
対する復元作業を、例えば団体名「自動車車体整備組
合」に加盟した自動車鈑金塗装業者などが、行ってい
る。ところで、一般に自動車の保有者は損害保険(強制
保険、任意保険)に加入しているので、事故車の復元の
費用は、大多数が保険でカバーされている。そこで、業
者の復元作業については、一般に損害保険会社に費用の
請求をすることになるが、その前に復元作業の見積書を
提出する必要がある。すなわち、図8のフローチャート
に示すように、まず事故が発生すると(ステップS
1)、自動車の保有者は復元修理業者に修理とその見積
を依頼し(ステップS2)、業者は見積書を作成し(ス
テップS3)、損保アジャスターに提出し(ステップS
4)、損保アジャスターと協議する(ステップS5)。
そして協定が完了する(ステップS6)と、損害保険会
社へ請求がなされる(ステップS7)、という処理の流
れになっている。
【0003】ところで、前記の業者による見積書の作成
に当たっては、事故車のメーカー名・車種・型式等によ
って部品の取替(交換)・脱着・修理(板金)・塗装・
その他の、極めて多数かつ多種類に及ぶ復元作業項目ご
とに費用の見積りをしなければならない。このような複
雑な復元作業の費用の見積りの方法としては、各復元作
業項目ごとに標準的な基準値(以下「指数」という)を
予め決めておき、その指数を基に、個別的な条件(地域
的に異なる作業時間の単価や、顧客毎に異なる値引き率
など)を加味して見積費用を算出することが行われてい
る。我が国の代表的な例としては、株式会社自研センタ
ーが作製した指数ライブラリ(各復元作業に対してその
標準的な作業時間数に基づいて決めた全国共通の「指
数」を体系的に整理し記録媒体に記録したもの)を使用
して、個々の復元作業毎に指数を求め、これに作業時間
の単価を掛け合わせることにより、工賃を算出すること
が行われている。そして、前記の指数ライブラリと自動
車の型式ごとの部品をストアした部品ライブラリをハー
ドディスク等に予め格納して、コンピュータの表示画面
に部品を呼び出してその復元作業の種類を入力すると共
に、その部品に対する復元作業の指数を指数ライブラリ
から呼び出して入力し、この指数から工賃を自動計算す
ることにより、復元作業の見積を行う見積支援システム
も提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の復元作業の見積支援システムでは、単に、
オペレータが必要な部品毎の復元作業とその指数を入力
し工賃を自動計算するだけなので、見積りに入れる必要
のない復元作業が入力されたまま過大な見積りがなされ
たり、あるいは逆に、見積りに入れる必要がある復元作
業が入力されないまま過小な(工賃漏れのある)見積り
がなされてしまう、などの不都合が生じていた。本発明
はこのような従来技術の問題点に着目してなされたもの
で、見積りに入れる必要のない復元作業を有効に除外で
きる復元作業見積システム、あるいは、見積りに入れる
必要がある復元作業が漏れてしまうことを有効に防止で
きる復元作業見積システムを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の復元作業見積システムでは、入力装置と表示
装置と記憶装置と処理装置とから構成され、記憶装置
は、自動車の各部品をストアする部品マスタファイル
と、部品毎の復元作業項目とその作業費用を算定するた
めの基準となる値(以下「指数」という)とをストアし
た指数マスタファイルと、前記の各復元作業項目に関し
て、一方の復元作業が他方の復元作業に含まれるかどう
かの第1の関連を示すデータをストアする作業項目関連
マスタファイルと、対象となる事故車の復元作業項目と
その費用をストアする見積明細ファイルとを含み、処理
装置は、見積明細ファイルに入力される(又は入力され
た)一つの復元作業データについて、その復元作業デー
タと前記第1の関連を有する作業項目を、前記作業項目
関連マスタファイルから参照する第1の参照手段と、こ
の第1の参照手段が参照した作業項目に該当する復元作
業データが、前記見積明細ファイルの中にあるかどうか
を判定し、あると判定された場合には、そのあるとされ
た該当の復元作業データと前記の見積明細ファイルに入
力される(又は入力された)一つの復元作業データとの
うちの、他方に含まれる関係にある一方の復元作業デー
タの方を、前記見積明細ファイルから除く第1の処理手
段とを含むことを特徴としている。
【0006】また本発明の他の自動車復元作業見積シス
テムは、入力装置と表示装置と記憶装置と処理装置とか
ら構成され、記憶装置は、自動車の各部品をストアする
部品マスタファイルと、部品毎の復元作業項目とその作
業費用を算定するための基準となる値(以下「指数」と
いう)とをストアした指数マスタファイルと、各復元作
業項目に関して、一方の復元作業は他方の復元作業を行
うために必要な前作業であるかどうかの第2の関連を示
すデータをストアする作業項目関連マスタファイルと、
対象となる事故車の復元作業項目とその費用をストアす
る見積明細ファイルとを含み、処理装置は、見積明細フ
ァイルに入力された(又は入力される)一つの復元作業
データについて、それとと前記第2の関連を有する復元
作業項目を、作業項目関連マスタファイルから参照する
第2の参照手段と、この第2の参照手段が参照した復元
作業項目に該当する復元作業データが、見積明細ファイ
ルの中にあるかどうかを判定し、ないと判定された場合
には、その復元作業項目を不足作業データの可能性があ
ると判定する第2の処理手段とを含むことを特徴として
いる。
【0007】
【作用】上述のように、本発明による復元作業見積シス
テムでは、作業項目関連マスタファイルにストアされ
た、一方の復元作業が他方の復元作業に含まれるかどう
かの第1の関連を示すデータを使用して、入力されたあ
る復元作業データについて、前記第1の関連を有する復
元作業項目に該当するデータが既に見積明細ファイルに
入力されているときは、その一致した復元作業データと
前記の見積明細ファイルに入力される(又は入力され
た)復元作業データとのうちの、他方に含まれる関係に
ある方の復元作業データを、前記見積明細ファイルから
除くようにしている。したがって、本来見積りに入れる
必要のない復元作業を見積りから有効に除き、過大な見
積の作成を防止することができる。
【0008】また本発明の自動車復元作業見積システム
では、作業項目関連マスタファイルにストアされた、一
方の復元作業を行うために必要な前作業であるかどうか
の第2の関連を示すデータを使用して、見積明細ファイ
ルに入力された(又は入力される)一つの復元作業デー
タについて、それと前記第2の関連を有する作業項目が
見積明細ファイルにないときは、その作業項目に該当す
る復元作業データを不足作業データの可能性があると判
定するようにしている。したがって、本来見積りに入れ
る必要のある復元作業が見積りから漏れてしまうことを
防止し、過小な見積の作成を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明について図示の実施例に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例に係る復元作業見
積システムのハード構成の概要を示す図である。図1に
おいて、本実施例は、中央処理装置(CPU)1をその
中心的な装置として備えている。CPU1としては、い
わゆるパーソナル・コンピュータ用のものを用いる事が
好ましいが、管理規模、デ−タ量に応じて最適なものが
選択される。CPU1には、各種の処理のためのデータ
を入力したり所望の出力指令を入力したりするためのキ
ーボード3、入力データ及び出力データ等を表示するた
めのディスプレイ、好ましくはCRT4、および所望の
見積書などを出力するためのプリンタ、好ましくは漢字
プリンタ5が、CPU1の入、出力機器として接続され
ている。CPU1にはまた、凡用管理用のプログラムを
ストアするとともに、管理に必要なデータをストアする
ためのハードディスク2が接続されている。
【0010】ハードディスク2にストアされるデータベ
ースには、マスタファイルとトランザクションファイル
がある。マスタファイルには、各メーカーの型式毎の部
品データをストアした部品マスタファイル、各部品につ
いてその取替(交換)・脱着・修理(板金)・塗装など
の復元作業の指数をストアした指数マスタファイル、各
部品の各復元作業の相互の関連を示すデータをストアし
た作業項目関連マスタファイルが含まれている。この作
業項目関連マスタファイルにストアされる相互関連情報
には、詳しくは後述するが、ある復元作業が他の復元作
業を含むかどうかの関連やある復元作業が他の復元作業
の前作業となっているかどうかという関連などに関する
情報を含んでいる。
【0011】次に、本実施例に係る復元作業見積システ
ムの全体の処理の流れを、図2のフローチャートに基づ
いて説明する。まず、オペレータは、事故車の車検証な
どから、事故車の型式などのデータを入力する(ステッ
プS11)。そして、部品マスタファイルから、この事
故車の型式に対応する部品の一覧を呼び出す。そして、
この部品の一覧の中から、事故による損傷部位とその範
囲及び程度を指定し入力する(ステップ12)。する
と、損傷部位のある部品が一覧で表示されるので、オペ
レータは、復元作業の必要な部品を選択すると共に、そ
の部品について取替(交換)・脱着・修理などの復元作
業を選択し入力する(ステップ13)。そして、これら
の選択し入力した復元作業データを基に見積明細ファイ
ルを作成する(ステップ14)。
【0012】次に、オペレータは、指数マスタファイル
から指数の一覧を呼び出し、各復元作業に対応する指数
を選択し、見積明細ファイルに入力する(ステップ1
5)。すると、コンピュータのシステムプログラムは、
予め入力されていたその修理業者の地域的な作業単価な
どのデータと前記入力された指数から、その復元作業に
対応する工賃を自動計算して、見積明細ファイルに入力
する(ステップ16)。そして、このように指数と工賃
が入力された復元作業について、ステップ17の個別チ
ェック処理を行う。このステップ17の個別チェック処
理では、後述する手順により、見積明細ファイルにいま
入力された復元作業が、既に見積明細ファイルに入力さ
れている他の復元作業と「一方が他方に含まれる関係」
にあるかどうかをチェックする。そして、ステップ18
で全ての復元作業とその指数及び工賃の入力が終了した
かどうかを判定し、まだ終了していないときはステップ
15に戻り、終了したときはステップ19の総合チェッ
ク処理に進む。ステップ19の総合チェック処理では、
後述する手順により、見積明細ファイルに入力された全
ての復元作業について漏れがないかどうか(したがって
今までに入力した工賃に漏れがないかどうか)をチェッ
クし、漏れがあるときはその漏れに該当する復元作業
(「不足作業」という)のデータをストアした不足作業
ファイルを作成する。
【0013】ステップ19の総合チェック処理が終了す
ると、ステップ20に進み、工賃漏れがあるかどうか、
又は強制終了するかどうかを判定する。ここで工賃漏れ
がない、又は強制終了する、と判定されたときは、ステ
ップ21に進み、見積明細ファイルの編集を終了する。
またステップ20で工賃漏れありと判定されたときは、
ステップ22で、不足作業ファイルから、漏れている不
足作業データを画面に表示する。オペレータは、この表
示された不足作業データを見積明細ファイルに入力し
(ステップ23)、編集作業を終了する(ステップ2
1)。そして、見積明細ファイルの内容をプリントアウ
トして(ステップ24)、見積書を作成する。以上によ
り、復元作業の見積作業が終了する。
【0014】次に、前述した図2のステップ17の復元
作業の個別チェック処理、及びステップ19の総合チェ
ック処理について、説明する。まず、これに先だって、
本実施例のハードディスク2に格納されている作業項目
関連マスタファイルについて説明する。図3は、この作
業項目関連マスタファイルのリストの一部を示す図であ
る。このリストには、自動車メーカーコード、メーカー
名、作業項目索引コード、復元作業項目名が記入されて
おり、さらに、各作業項目名ごとに、プラス時、ゼロ
時、マイナス時に該当する作業項目の索引コードが記入
されている。
【0015】ここで、プラス時、ゼロ時、マイナス時に
該当する作業項目(索引コード)の意味について、図4
および図5を参照して説明する。図4は、復元作業につ
いて「一方が他方に含まれる関係」を説明するための図
である。図4に示すように、例えば、フロントバンパの
取替作業(索引コードは“B02”)を行うときは、必
ずフロントバンパの脱着作業(索引コードは“B0
1”)を同時に行うことになる。したがって、フロント
バンパ脱着(B01)は、フロントバンパ取替(B0
2)に「含まれる関係」にあると言える。以上のことを
前提とすると、もし復元作業の見積書に、フロントバン
パ脱着(B01)とフロントバンパ取替(B02)との
両方を計上すると、少なくともフロントバンパ脱着(B
02)の指数(又は工賃)が二重に計上されることにな
り、過大な見積となってしまう。したがって、この場合
は、フロントバンパ脱着(B01)とフロントバンパ取
替(B02)のいずれかを見積から除外する必要があ
る。そして、ここで除外するべきは、フロントバンパ取
替(B02)ではなく、これに「含まれる関係」にある
フロントバンパ脱着(B01)の方とするのが正しい処
理である。
【0016】ここで本実施例では、フロントバンパ脱着
(B01)からみて、これが「含まれる関係」にあるフ
ロントバンパ取替(B02)を、「フロントバンパ取替
(B02)が既に入力されているときは、このフロント
バンパ脱着(B01)を見積明細ファイルに入力できな
くなる(マイナス)条件となる作業」という意味で、
「マイナス条件作業項目」と呼ぶ。また、フロントバン
パ取替(B02)からみて、これが「含む関係」にある
フロントバンパ脱着(B01)を、「フロントバンパ取
替(B02)を入力するときは、既に入力されているフ
ロントバンパ脱着(B01)は、見積明細ファイルから
除外すべく取り消される(ゼロ)条件となる作業」とい
う意味で、「ゼロ条件作業項目」と呼ぶ。したがって、
図3の作業項目関連マスタリストでは、フロントバンパ
脱着(B01)の項目のマイナス時の欄には、上記の
「マイナス作業項目」であるフロントバンパ取替(B0
2)が記入されているとともに、フロントバンパ取替
(B02)の項目のゼロ時の欄には、「ゼロ条件作業項
目」であるフロントバンパ脱着(B01)の項目が記入
されているのである。なお、図4に示すように、以上の
ゼロ条件及びマイナス条件の関係は、上記のフロントバ
ンパ脱着と取替だけでなく、フードの脱着と取替の関
係、フロントフェンダーの脱着と取替の関係、フロント
ドアーの脱着と取替の関係についても、全く同様であ
る。
【0017】次に、図3の作業項目関連マスタリストの
中の、プラス時の項目の意味について、図5を参照して
説明する。図5は、復元作業について「一方が他方に含
まれる関係」を説明するための図である。図5に示すよ
うに、例えば、フロントピラーアセンブリの取替作業
(B40)を行うときは、必ずその前に、フード脱着
(B06)、フロントフェンダー脱着(B10)、フロ
ントドアー脱着(B19)、インスルメントパネル脱着
(B39)、及びフロントウインドガラス脱着(G0
1)を前作業として行う必要がある。この場合、フロン
トピラーアセンブリの取替作業(B40)とそれ以外の
作業とは、それぞれ別個に独自の指数が割り当てられて
いるので、もしフロントピラーアセンブリの取替作業
(B)を見積りに計上する以上は、上記の前作業につい
ても別個に見積に計上しておく必要がある。本実施例で
は、このフロントピラーアセンブリ取替(B40)から
みて、その「前作業となる関係」にある上記のフード脱
着(B06)、フロントフェンダー脱着(B10)、フ
ロントドアー脱着(B19)、インスルメントパネル脱
着(B39)、及びフロントウインドガラス脱着(G0
1)の作業項目を、「フロントピラーアセンブリ取替
(B40)を入力したときは、その前作業として入力す
る(プラス)条件となる作業」という意味で、「プラス
条件作業項目」と呼ぶ。
【0018】したがって、図3に示すように、作業項目
関連マスタリストの中の、フロントピラーアセンブリ取
替(B40)のプラス時の欄には、「プラス条件作業」
として上記のフード脱着(B06)、フロントフェンダ
ー脱着(B10)、フロントドアー脱着(B19)、イ
ンスルメントパネル脱着(B39)、及びフロントウイ
ンドガラス脱着(G01)の作業項目が記入されている
のである。なお、以上のフロントピラーアセンブリとそ
の前作業について述べたことは、図5に示すように、フ
ロントフェンダー脱着(B10)と、その前作業であ
る、フロントバンパ脱着(B01)、フロントグリル脱
着(B03)及びヘッドランプアセンブリ(B04)と
の関係についても、同様である。
【0019】次に、図2のフローチャートのステップ1
7の個別チェック処理の流れを、図6のフローチャート
に基づいて詳細に説明する。この個別チェック処理は、
入力した一つの作業指数が他の入力された指数と重複し
ていないかをチェックするための処理である。いま、復
元作業対象となる部品について、必要な復元作業項目と
該当する作業指数が確定され見積明細ファイルに入力さ
れる(ステップ31(図2のステップ15に対応))
と、ステップ32に進む。ステップ32では、いま入力
した復元作業について、ゼロ条件に該当する作業データ
が既に見積明細ファイルに入力されているかどうかを、
作業項目関連マスタファイルを参照しながら、判定す
る。そして、ゼロ条件に該当する作業データが既に入力
されていれば、その既に入力されたゼロ条件に該当する
作業データを、取り消して見積明細ファイルから除外す
る(ステップ33)。例えば、いまフロントバンパ取替
(B02)を見積明細ファイルに入力する場合に、これ
に対してゼロ条件に該当するフロントバンパ脱着(B0
1)が既に同ファイルに入力されていると判定されたと
きは、既に入力されていたフロントバンパ脱着(B0
1)を同ファイルから取り消して除外する。なおこの場
合、復元作業が左右に別れている場合(例えば、フード
レッジ右の取替とフードレッジ左の取替)は、左右のい
ずれかの側についてのみ、この判定を行う。なおこれ
は、以下に述べるマイナス条件の判定とプラス条件の判
定についても、同様である。
【0020】次に、ステップ32でNOと判定されたと
き、及び、ステップ33の処理を終えたときは、ステッ
プ34に進む。ステップ34では、いま見積明細ファイ
ルに入力した復元作業について、マイナス条件に該当す
る復元作業データが既に同ファイルに入力されているか
どうかを、作業項目関連マスタファイルを参照しなが
ら、判定する。そして、マイナス条件に該当する復元作
業データが既に入力されているときは、ステップ35に
進み、いま入力した復元作業について、入力作業を中止
し入力しないようにする。例えば、例えば、いまフロン
トバンパ脱着(B01)を見積明細ファイルに入力する
場合に、これに対してマイナス条件に該当するフロント
バンパ取替(B02)が既に同ファイルに入力されてい
ると判定されたときは、いま入力しようとしたフロント
バンパ脱着(B01)は同ファイルに入力しないように
する。そして、前記のステップ34でNOと判定された
とき、及び、ステップ35の処理を終えたときは、再び
ステップ31に戻り、入力作業を終了するまで(図2の
ステップ18参照)、以後同様の処理を繰り返す。以上
で個別チェック処理が終了する。
【0021】次に、復元作業の見積明細ファイルへの入
力作業が一応終了したときの総合チェック処理の流れ
を、図7のフローチャートに基づいて説明する。復元作
業の見積明細ファイルへの入力作業が一応終了したとき
(図2のステップ18でYESと判定されたとき)は、
ステップ41に進み、入力済みの復元作業データを先頭
より一つずつ呼び出す。次に、この呼び出したデータに
ついて、それのプラス条件に該当する復元作業が既に見
積明細ファイルに入力されているかどうかを、作業項目
関連マスタファイルと見積明細ファイルを照合しなが
ら、判定する。そして、ここでまだ入力されていないと
判定されたときは、それらのまだ入力されていないと判
定されたプラス条件作業を「不足作業となる可能性があ
る作業」とみなして、次のステップ43に進む。例え
ば、フロンシピラーアセンブリ取替(B40)が見積明
細ファイルに入力されている場合、このプラス条件作業
に該当するフード脱着(B06)、フロントフェンダー
脱着(B10)、フロントドアー脱着(B19)、イン
スルメントパネル脱着(B39)、及びフロントウイン
ドガラス脱着(G01)の作業がまだ見積明細ファイル
に入力されていないときは、これらは「不足作業となる
可能性がある作業」とみなされる。
【0022】次のステップ43では、ステップ42でま
だ入力されていないと判定されたプラス条件作業につい
て、それらの作業のマイナス条件に該当する復元作業が
既に見積明細ファイルに入力されているかどうかを判定
する。そして、ここでマイナス条件作業がまだ見積明細
ファイルに入力されていないと判定されたときは、ステ
ップ44に進み、前記のプラス条件作業を「不足作業」
とみなして、不足作業ファイルに入力する。一方、前記
の「不足作業となる可能性がある作業」であると判定さ
れた作業について、そのマイナス条件となる作業が既に
見積明細ファイルに入力されているとき(ステップ43
の判定がYESのとき)は、前記の「不足作業となる可
能性がある作業」であると判定された作業は、「不足作
業」ではないので、不足作業ファイルには入力しない
で、ステップ41に戻る。例えば、前記のステップ42
においてプラス条件作業に該当しているのにまだ見積明
細ファイルには入力されていない(したがって「不足作
業となる可能性がある作業」である)と判定されたフー
ド脱着(B06)について、そのフード脱着(B06)
のマイナス条件となるフード取替(B07)がまだ見積
明細ファイルに入力されていないとき(ステップ43の
判定がNOのとき)は、ステップ44で、このフード脱
着(B06)は「不足作業」であるとして不足作業ファ
イルに入力される。一方、前記の「不足作業となる可能
性がある作業」であると判定されたフード脱着(B0
6)について、そのフード脱着(B06)のマイナス条
件となるフード取替(B07)が既に見積明細ファイル
に入力されているとき(ステップ43の判定がYESの
とき)は、このフード脱着(B06)は、「不足作業」
ではないので、不足作業ファイルには入力しないでステ
ップ41に戻る。
【0023】上記のステップ44で不足作業ファイルへ
の入力をしたとき、及びステップ42またはステップ4
3でYESと判定されたときは、ステップ45に進む。
ステップ45では、今までに見積明細ファイルに入力さ
れた全ての復元作業について、前記のステップ42〜4
4の処理を行ったかどうかを判定し、この判定がNOの
ときはステップ41に戻り、以後同様の処理を繰り返
す。またこの判定がYESのときは、この総合チェック
を終了し、図2のステップ20に進む。以上により、入
力作業終了時の総合チェック処理が終了する。
【0024】なお、以上の本実施例においては、ゼロ条
件作業が既に入力れているかどうかのチェックとマイナ
ス条件作業が既に入力されているかどうかのチェックと
は、図6のステップ32及びステップ34に示すよう
に、見積明細ファイルへ個々の復元作業を入力する毎に
個別に行っているが、本発明ではこれに限るものではな
く、例えば、前記のゼロ条件作業のチェックとマイナス
条件作業のチェックとを、入力作業が一応終了した後に
総合的に行うようにしてもよい。また本実施例では、プ
ラス条件作業の入力が既になされているかどうかのチェ
ックを、図7のステップ42に示すように、入力作業が
一応終了した後に総合的に行うようにしているが、本発
明ではこれに限られるものではなく、個々の復元作業を
見積明細ファイルに入力していく毎に、個別に行うよう
にしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による復元
作業見積システムでは、作業項目関連マスタファイルに
ストアされた、一方の復元作業が他方の復元作業に含ま
れるかどうかの第1の関連を示すデータを使用して、入
力されたある復元作業データについて、前記第1の関連
を有する復元作業項目に該当するデータが既に見積明細
ファイルに入力されているときは、その一致した復元作
業データと前記の見積明細ファイルに入力される(又は
入力された)復元作業データとのうちの、他方に含まれ
る関係にある方の復元作業データを、前記見積明細ファ
イルから除くようにしている。したがって、本来見積り
に入れる必要のない復元作業を見積りから有効に除き、
過大な見積の作成を防止することができる。
【0026】また本発明の自動車復元作業見積システム
では、作業項目関連マスタファイルにストアされた、一
方の復元作業を行うために必要な前作業であるかどうか
の第2の関連を示すデータを使用して、見積明細ファイ
ルに入力された(又は入力される)一つの復元作業デー
タについて、それと前記第2の関連を有する作業項目が
見積明細ファイルにないときは、その作業項目に該当す
る復元作業データを不足作業データの可能性ありと判定
するようにしている。したがって、本来見積りに入れる
必要のある復元作業が見積りから漏れてしまうことを防
止し、過小な見積の作成を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る復元作業見積システム
のハード構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例による見積作業の全体の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図3】本実施例におけるハードディスクに格納される
作業項目関連マスタファイルの構造を説明するためのリ
ストである。
【図4】図3の作業項目関連マスタファイルの構造を説
明するための図である。
【図5】図3の作業項目関連マスタファイルの構造を説
明するための図である。
【図6】本実施例による入力時の個別チェック処理を示
すフローチャートである。
【図7】本実施例による入力終了時の総合チェック処理
を示すフローチャートである。
【図8】従来の事故車の復元作業見積作業を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ハードディスク 3 キーボード 4 ディスプレイ 5 プリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】事故に遇った自動車の復元作業の見積作業
    を支援するためのシステムであって、入力装置と表示装
    置と記憶装置と処理装置とから構成され、 記憶装置は、 自動車の各部品をストアする部品マスタファイルと、 前記の部品毎の復元作業項目とその作業費用を算定する
    ための基準となる値(以下「指数」という)とをストア
    した指数マスタファイルと、 前記の各復元作業項目に関して、一方の復元作業が他方
    の復元作業に含まれるかどうかの第1の関連を示すデー
    タをストアする作業項目関連マスタファイルと、 対象となる事故車の復元作業項目とその費用をストアす
    る見積明細ファイルとを含み、 処理装置は、 見積明細ファイルに入力される(又は入力された)一つ
    の復元作業データと前記第1の関連を有する作業項目
    を、作業項目関連マスタファイルから参照する第1の参
    照手段と、 この第1の参照手段が参照した作業項目に該当する復元
    作業データが、見積明細ファイルの中にあるかどうかを
    判定し、あると判定された場合には、その該当の復元作
    業データと前記の見積明細ファイルに入力される(又は
    入力された)一つの復元作業データとのうちの、他方に
    含まれる関係にある一方の復元作業データを、前記見積
    明細ファイルから除く第1の処理手段とを含む、ことを
    特徴とする自動車復元作業見積システム。
  2. 【請求項2】事故に遇った自動車の復元作業の見積作業
    を支援するためのシステムであって、入力装置と表示装
    置と記憶装置と処理装置とから構成され、 記憶装置は、 自動車の各部品をストアする部品マスタファイルと、 前記の部品毎の復元作業項目とその作業費用を算定する
    ための基準となる値(以下「指数」という)とをストア
    した指数マスタファイルと、 前記の各復元作業項目に関して、一方の復元作業は他方
    の復元作業を行うために必要な前作業であるかどうかの
    第2の関連を示すデータをストアする作業項目関連マス
    タファイルと、 対象となる事故車の復元作業項目とその費用をストアす
    る見積明細ファイルとを含み、 処理装置は、 見積明細ファイルに入力された(又は入力される)一つ
    の復元作業データと前記第2の関連を有する他の作業項
    目を、作業項目関連マスタファイルから参照する第2の
    参照手段と、 この第2の参照手段が参照した復元作業項目に該当する
    復元作業データが、見積明細ファイルの中にあるかどう
    かを判定し、ないと判定された場合には、その復元作業
    項目を、不足作業の可能性があると判定する第2の処理
    手段とを含む、ことを特徴とする自動車復元作業見積シ
    ステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10162053A (ja) * 1996-12-04 1998-06-19 Tsubasa Syst Kk 車両修理費見積もりシステム
JP2007219710A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Mitsubishi Motors Corp 工賃計算システム

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