JPH07101423B2 - 自動車修理の見積りシステム - Google Patents

自動車修理の見積りシステム

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JPH07101423B2
JPH07101423B2 JP34748592A JP34748592A JPH07101423B2 JP H07101423 B2 JPH07101423 B2 JP H07101423B2 JP 34748592 A JP34748592 A JP 34748592A JP 34748592 A JP34748592 A JP 34748592A JP H07101423 B2 JPH07101423 B2 JP H07101423B2
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repair
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健男 上垣
弘司 上垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車修理の見積りシ
ステムに係り、特に、自動車修理工場などで、事故車を
修理する際に、事故車の損害の見積り作業に有用な自動
車修理の見積りシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車修理の見積りは、例えば、
事故車の修理の例で説明すると、事故車を見て、見積書
や見積書の基礎になる点検シートなどにおいて、損傷部
品を列記し、この列記した部品に対して、修理作業に応
じた指数(保険会社などで定めた値であって、適宜に設
定した単価に乗ずる値),部品価格や工賃などの費用デ
ータを決定して記載し、これらの費用データから自動車
の修理に係る費用を算出し、見積りするようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述した
従来の自動車修理の見積りにあっては、見積りする者の
経験や技能によって見積り金額に差が生じてしまい、バ
ラツキがあって信頼性に劣るという問題があった。
【0004】その理由は、損傷部品を列記するようにし
ているので、当該部品に関連する部品やこの部品に対す
る作業についての算定の見落としが生じやすくなってい
るからである。例えば、損傷部品を作業するに必要な他
の部品の取り外し作業などについての見落としが生じす
い。具体的には、フロントフェンダが損傷した場合に
は、修理の際には、フロントバンパー,ヘッドランプや
グリル等の部品を取り外す場合が多いが、これらの他の
部品の取り外し作業などについての算定の見落としが生
じすくなっている。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、見積りする者の経験や技能にかかわらず、作業
項目の見落としが生じないようにし、見積り金額のバラ
ツキを防止して信頼性のある見積りができるようにした
自動車修理の見積りシステムを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、自動車の修理に係る項
目が書き込まれる項目欄及び該項目に関する費用データ
が書き込まれる費用データ欄を有した見積り表を表示手
段に表示し、表示された見積り表の項目欄に所要の項目
を書き込むとともに見積り表の費用データ欄に費用デー
タを入力して書き込み、該書き込まれた費用データから
自動車の修理に係る費用を算出する自動車修理の見積り
システムにおいて、自動車を複数個所に分割してブロッ
ク化した当該各ブロックもしくはブロックの集合ごとに
修理作業に係る作業部位の一覧を記憶する作業部位記憶
手段と、ブロック化した自動車の図面を表示手段に表示
する自動車図面表示手段と、表示手段に表示された自動
車のブロックを指定するブロック指定手段と、上記見積
り表の表示時にブロック指定手段によって指定されたブ
ロックの作業部位の一覧を見積り表の項目欄に書き込む
作業部位書き込み手段と、上記ブロック指定手段がブロ
ックを指定したとき、表示手段に表示された自動車の図
面上において当該指定されたブロックを色分け表示する
ブロック表示手段と、自動車の衝撃入力があった側を指
定する衝撃入力側指定手段と、上記ブロック指定手段が
いずれか一のブロックを指定したとき、指定したブロッ
クから衝撃入力側指定手段によって指定された衝撃入力
があった側までのブロックをブロック指定手段がすべて
指定したとするブロック包括指定手段とを備えたもので
ある。
【0007】そして、必要に応じ、上記自動車のブロッ
ク化の分割線は、自動車の平面図上前後に設けられると
ともに、当該分割線は、少なくとも自動車の前側クロス
メンバの直前,前側ストラットタワーの直前,ダッシュ
パネルの直前及びセンターピラーの直前に線引きされた
線としている。
【0008】また、必要に応じ、上記自動車のブロック
化の分割線は、自動車の自動車の平面図上左右に設けら
れるとともに、当該分割線は、少なくとも自動車の外板
パーツを分離する線としている。
【0009】そしてまた、必要に応じ、上記作業部位に
必要な部品群を記憶する部品群記憶手段と、各作業部位
毎に部品群を表示手段に表示する部品群表示手段と、表
示された部品群から所要の部品を指定する部品指定手段
と、部品指定手段が指定した部品を上記表示手段に表示
され見積り表に書き込まれた該当する作業部位の下位の
項目欄に転載する部品転載手段とを備えている。
【0010】
【0011】
【0012】更にまた、上記自動車のブロックは自動車
の前後,左右及び上下に分割して定められ、自動車図面
表示手段は、当該ブロック化した自動車の平面図及び側
面図を表示手段に表示する機能を備えていることが有効
である。
【0013】また、自動車の衝撃入力度を段階的に指定
する衝撃入力度指定手段を備え、上記作業部位書き込み
手段は、衝撃入力度指定手段によって指定された衝撃入
力度に応じた作業部位を選択して上記見積り表の項目欄
に書き込む機能を備えたことが有効である。
【0014】
【作用】このような構成からなる自動車修理の見積りシ
ステムによれば、予め、ブロック化した自動車の図面を
表示手段に表示し、表示された自動車の損傷範囲と思わ
れるブロックを指定する。その後、表示手段に見積り表
を表示し、見積書を作成する。この表示画面において
は、作業部位書き込み手段によって、作業部位記憶手段
に記憶され上記指定されたブロックの修理作業に係る作
業部位の一覧が見積り表の項目欄に自動的に書き込まれ
る。この状態で、作業者は、表示された作業部位を順次
見ていき、費用データ欄に、所要の項目や数値を書き込
んでいけば良い。この場合、損傷範囲に係る作業部位が
列挙されて表示されているので、項目の見落としが防止
される。そして、書き込まれた費用データから自動車の
修理に係る費用が算出される。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
係る自動車修理の見積りシステムについて説明する。こ
の自動車修理の見積りシステムは、図1及び図2に示す
ような所謂パソコンのシステムにおいて実現される。図
1及び図2において、1は挿入されたフロッピディスク
2を含むメモリ部3及びCPU等の処理部4を有したパ
ソコン本体、5は表示手段としてのディスプレー、6は
各種データを入力するキーボード、7はプリンタであ
る。フロッピディスク2は、自動車のメーカー毎に、対
応した自動車のデータを記憶したものが複数枚設けられ
る。
【0016】パソコン本体1の処理部4は、キーボード
6からの入力指示により、図3に示す初期データ入力表
30(ダメージレポート)をディスプレー5に表示し、
この表示画面において各種の必要なデータを表示させて
取り込む初期データ処理機能を備えている。初期データ
入力表30には、対象となる自動車の車種等の自動車固
有データ31、損傷範囲の選択32(範囲指定か単体指
定かの二者択一)、車両の形状33(4ドアか2ドアか
の二者択一)、損傷入力方向34(前側か後側かの二者
択一)、衝撃入力度35(大,中,小の三者択一)、指
数対応単価36、工数対応単価37などの欄が設けられ
ている。ここで、指数対応単価とは、保険会社などが脱
着,交換作業に対して定めた指数が乗ぜられ、工賃を算
出する基礎となる価格である。工数対応単価とは、指数
対応単価に関係しない作業に対して定めた指数が乗ぜら
れ、工賃を算出する基礎となる価格である。
【0017】図1に示すように、処理部4において、1
0は自動車の衝撃入力があった損傷入力方向(前側か後
側かの二者択一)を指定する衝撃入力側指定手段、11
は衝撃入力度を段階的に指定する衝撃入力度指定手段で
ある。この衝撃入力側指定手段10及び衝撃入力度指定
手段11の入力結果は上記初期データ入力表30に書き
込まれる。
【0018】メモリ部3において、12は作業部位記憶
手段であって、自動車を複数個所に分割してブロック化
した当該各ブロックもしくはブロックの集合ごとに修理
作業に係る作業部位の一覧を記憶するものである。自動
車のブロック化の分割線は、図4に示すように、自動車
の前後,左右及び上下に分割して定められている。
【0019】即ち、前後に設けられた分割線は、経験測
に基づき損傷範囲を規定し易いように、自動車の平面図
上、例えば、クロスメンバの直後(a線)、ストラット
タワーの直前(b線)、ダッシュパネルの直前(c
線)、フロントピラーの直後(d線)、センタピラーの
直前(e線)、タイヤ位置の直前(f線)、タイヤ位置
の直後(g線)、リヤクロスメンバの直前(h線)に線
引きされた線としている。
【0020】また、左右に設けられた分割線は、経験測
に基づき損傷範囲を規定し易いように、自動車の平面図
上、例えば、自動車の中心線(X線)及び外板パーツを
分離する線(Y線)としている。更に、上下に設けられ
た分割線は、経験測に基づき損傷範囲を規定し易いよう
に、自動車の側面図上、ウエストラインの直下(Z線)
に線引きされた線としている。
【0021】そして、作業部位記憶手段12は、上記の
分割されたブロックの集合ごとに修理作業に係る作業部
位の一覧を記憶している。例えば、図5に示すように、
斜線で示したブロック(A−1R,A−1U,A−1
S)においては、作業部位として、例えば、フロントバ
ンパー、ラジエータグリル、右ヘッドランプ、フロント
エンドパネル、フードパネルなどと適宜に定められてい
る。尚、関連作業や塗装等についても、項目として挙げ
ている。尚また、作業部位名は各自動車メーカが使用す
る名称に合わせてある。
【0022】また、図6に示すように、斜線で示したブ
ロック(A−1R,B−1R,A−1U,A−1S,B
−1U,B−1S)においては、作業部位として、上記
にラジエーターサポートを加えた一覧となっている。更
に、図7に示すように、斜線で示したブロック(A−1
R,B−1R,A−2R,B−2R,A−1U,A−1
S,B−1U,B−1S)においては、損傷範囲が内側
にも及ぶことから、骨格に関連する部位をはじめとする
関係部位が列挙されている。
【0023】13は上記作業部位に必要な部品群を記憶
する部品群記憶手段である。部品群としては、例えば、
図9に示すように、フロントバンパーに対しては、バン
パーフェイス、バンパーアッパービーム、バンパーモー
ルディング、バンパーステー、バンパーステーブラケッ
ト等が設定されている。
【0024】図1に示す処理部4において、14は分割
線によってブロック化した自動車の図面をディスプレー
5に表示する自動車図面表示手段であって、図4に示す
ように、上記ブロック化した自動車の平面図及び側面図
をディスプレー5に表示する機能を備えている。
【0025】15はマウスやキーボード6の指示によ
り、ディスプレー5に表示された自動車のブロックを指
定するブロック指定手段である。16はブロック表示手
段であり、上記ブロック指定手段15がブロックを指定
したとき、ディスプレー5に表示された自動車の図面上
において当該指定されたブロックを色分け表示するもの
である。図4においては、斜線部分が色分け表示されて
いる。17はブロック包括指定手段であって、上記ブロ
ック指定手段15がいずれか一のブロックを指定したと
き、指定したブロックから上記衝撃入力側指定手段10
によって指定された衝撃入力があった側までのブロック
をブロック指定手段15がすべて指定したとする機能を
備えている。
【0026】また、処理部4は、キーボード6からの入
力指示等により、ディスプレー5に、図8に示す見積り
表40を表示し、この表示画面において各種の必要なデ
ータを表示させて取り込む見積り処理機能を備えてい
る。見積り表40は、自動車の修理に係る項目が書き込
まれる項目欄41(実施例では「主体作業・部品名」
欄)及び該項目に関する費用データが書き込まれる費用
データ欄42を有している。費用データ欄42は、ウイ
ンドウ43から選択された作業項目が書き込まれる作業
44、指数が書き込まれる指数45、数量46、部品価
格47、工賃48の各欄からなる。ウインドウ43に表
示される作業項目としては、脱着,交換,修正,修理,
点検,調整,O/H(オーバーホール),処理,塗装の
各項目を設定している。
【0027】更に、図1に示す処理部4において、18
は作業部位書き込み手段であって、上記見積り表40の
表示時にブロック指定手段15によって指定されたブロ
ックの作業部位の一覧を見積り表40の項目欄41に書
き込む。作業部位書き込み手段18は上記衝撃入力度指
定手段11によって指定された衝撃入力度に応じた作業
部位を選択して上記見積り表40の項目欄41に書き込
む機能を備えている。例えば、衝撃入力度が大のときは
すべての作業部位を書き込み、衝撃入力度が小のときは
影響の少ない作業部位をカットして書き込む。
【0028】20は部品群表示手段であって上記部品群
記憶手段13に記憶された部品群を、キーボード6から
の入力指示により、各作業部位毎にディスプレー5にウ
インドウ49を介して表示する(図9)。21はウイン
ドウ表示された部品群からキーボードの入力指示により
所要の部品を指定する部品指定手段である。22は部品
転載手段であり、部品指定手段21が指定した部品を上
記ディスプレー5に表示され見積り表40に書き込まれ
た該当する作業部位の下位の項目欄41に転載する機能
を有している。
【0029】更にまた、処理部4は、見積り表40の項
目欄41に所要の項目が書き込まれ、費用データ欄42
に費用データが入力されて書き込まれた後、キーボード
6からの入力指示により、該書き込まれた費用データか
ら自動車の修理に係る費用を算出する費用算出機能を備
えている。その他、処理部4は、この見積り表40及び
費用の算出結果などの各種データをプリンタ7に印刷さ
せる印刷機能も備えている。
【0030】次に、この自動車修理の見積りシステムに
よって、事故車の修理の見積りをする場合について説明
する。まず、図3に示すように、初期データ入力表30
(ダメージレポート)をディスプレー5に表示し、この
表示画面において各種の必要なデータを入力する。例え
ば、自動車固有データ欄31に対象となる自動車の車種
等の自動車固有データを入力するとともに、損傷範囲3
2の選択を損傷範囲とし、車両の形状33を4ドアと
し、衝撃入力側指定手段10により損傷入力方向34を
前側とし、衝撃入力度指定手段11により衝撃入力度3
5を大とする。また、所要の指数対応単価36及び工数
対応単価37を入力する。
【0031】次に、キーボード6からの入力指示によ
り、自動車図面表示手段14に基づいて、図4に示すよ
うに、分割線によってブロック化した自動車の図面をデ
ィスプレー5に表示する。そして、マウスやキーボード
6指示により、ブロック指定手段15が、ディスプレー
5に表示された自動車の損傷範囲と思われるブロックを
指定する。これにより、ブロック表示手段16がディス
プレー5に表示された自動車の図面上において当該指定
されたブロックが色分け表示される(図4中斜線)。こ
の場合、ブロック指定手段15がいずれか一のブロック
を指定したとき、ブロック包括指定手段17が、指定し
たブロックから上記衝撃入力側指定手段10によって指
定された衝撃入力があった側までのブロックをすべて指
定する。そのため、例えば、損傷部位がセンターピラー
の場合で、センターピラーのあるブロックのみを指定し
た場合でも、センターピラーの修理の際に取り外すフロ
ントバンパー,ヘッドランプやグリル等のあるブロック
も指定されるので、作業部位の見落としが防止される。
【0032】次に、キーボード6からの入力指示によ
り、図8に示すように、ディスプレー5に見積り表40
を表示し、見積書を作成する。この表示画面において
は、図9に示すように、作業部位書き込み手段18によ
って、上記指定され色表示されたブロックの作業部位の
一覧が見積り表40の項目欄41に自動的に書き込まれ
る。この場合、作業部位書き込み手段18は上記衝撃入
力度指定手段11によって指定された衝撃入力度に応じ
た作業部位を選択して上記見積り表40の項目欄41に
書き込むので、不必要な作業部位をカットすることがで
き、それだけ、見積り作業性が良くなる。
【0033】この場合、作業部位は、ブロックに対応し
て列挙され、しかも、ブロックは、自動車の平面図上、
クロスメンバの直後(a線)、ストラットタワーの直前
(b線)、ダッシュパネルの直前(c線)、フロントピ
ラーの直後(d線)、センタピラーの直前(e線)、タ
イヤ位置の直前(f線)、タイヤ位置の直後(g線)、
リヤクロスメンバの直前(h線)に線引きされた線とし
ているので、自動車における強度上の節目をその境界と
していることから、損傷が及ぶ部位が的確に列挙される
ことになり、それだけ、損傷範囲に係る作業部位の見落
としが確実に防止される。
【0034】また、左右に設けられた分割線は、自動車
の平面図上、例えば、外板パーツを分離する線(Y線)
としているので、接触事故等のような表面的な事故と、
内部骨格にまで及ぶ事故との事故状況に応じた損傷範囲
に係る作業部位が的確に列挙されることになり、それだ
け、信頼性が向上させられる。更に、上下に設けられた
分割線は、ウエストラインの直下(Z線)に線引きされ
た線としているので、ルーフだけの損傷の場合等に作業
部位が的確に列挙されることになる。
【0035】この状態で、作業者は、表示された作業部
位を順次見ていき、費用データ欄42に、所要の項目や
数値を書き込んでいけば良い。この場合、損傷範囲に係
る作業部位が的確に列挙されて表示されているので、損
傷部品を作業するに必要な他の部品の取り外し作業など
についての見落としをすることがなく、そのため、見積
りする者の経験や技能にかかわらず、確実に作業項目を
挙げることができる。
【0036】また、各作業部位において、キーボード6
から入力指示して部品群表示手段20により、作業部位
に係る部品群を、ディスプレー5にウインドウ49を介
して表示する。そして、必要に応じ、部品指定手段21
によりウインドウ表示された部品群から所要の部品を指
定すると、指定した部品が、部品転載手段22により、
図9に示すように、上記ディスプレー5に表示され見積
り表40に書き込まれた該当する作業部位の下位の項目
欄41に転載される。そして、この部品についても、費
用データ欄42に、所要の項目や数値を書き込んでいけ
ば良い。この場合、作業部位に係る部品が列挙されて表
示されるので、必要な部品の見落としをすることがな
く、そのため、見積りする者の経験や技能にかかわら
ず、確実に部品項目を挙げることができる。
【0037】上記の費用データ欄42への入力は、図8
に示すように、まず、ウインドウ43に表示された作業
項目から、脱着,交換,修正,修理,点検,調整等の作
業を選択し、対応する指数、数量、部品価格、工賃を入
力して書き込む。なお、指数、数量、部品価格、工賃の
欄のすべてに、数値を記入するものではなく、必要な数
値のみを記入する。
【0038】このようにして、作業部位順に入力が完了
したならば、キーボード6からの入力指示により、見積
り作成を終了する。この場合、処理部4においては、見
積り表40の項目欄41に所要の項目が書き込まれ、費
用データ欄42に費用データが入力されて書き込まれて
いるので、該書き込まれた費用データから自動車の修理
に係る部品合計、工賃合計、総合計が算出される。そし
て、プリンタ7に、印刷させれば、この見積り表40及
び費用の算出結果などの各種データが出力される。
【0039】尚、初期データ入力表30の画面におい
て、損傷範囲32の選択を単体とした場合には、分割線
によってブロック化した自動車の図面がディスプレー5
に表示される代わりに、作業部位の一覧が表示され、ブ
ロックを指定しなくても、直接作業部位を選択できるよ
うになる。尚また、上記実施例において、自動車のブロ
ック化は、上記の分け方に限らず、適宜変更して差し支
えない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車修
理の見積りシステムによれば、自動車を複数個所に分割
してブロック化した当該各ブロックを指定して損傷範囲
を規定し、この指定されたブロックの作業部位の一覧を
見積り表の項目欄に書き込むようにしたので、見積り表
の費用データ欄に費用データを入力して書き込む際、作
業者は、損傷範囲に係る作業部位を漏れなく見ることが
でき、そのため、損傷部品を作業するに必要な他の部品
の取り外し作業などについての見落としをすることがな
く、見積りする者の経験や技能にかかわらず、確実に作
業項目を挙げることができる。その結果、見積り金額の
バラツキを防止することができ、信頼性のある見積りが
できるという効果がある。また、自動車をブロック化し
たので、事故車の損傷の大小をパターン化でき、そのた
め、集計が容易になるとともに、同様の事故車等他の例
の検索を容易にすることができる。また、表示手段に表
示された自動車の図面上において指定されたブロックを
色分け表示するので、作業部位のある範囲を視覚的に明
瞭に見ることができ、確実に認識できるので、作業部位
の指定を確実に行うことができる。 更に、いずれか一の
ブロックを指定したとき、指定したブロックから衝撃入
力側指定手段によって指定された衝撃入力があった側ま
でのブロックをすべて指定したとするブロック包括指定
手段を備えたので、中間にある損傷部位のブロックのみ
指定した場合でも、衝撃入力側のブロックも指定される
ので、この点においても、作業部位の見落としを防止す
ることができる。
【0041】また、自動車のブロック化の分割線を、自
動車の平面図上前後にに設け、少なくとも自動車の前側
クロスメンバの直前,前側ストラットタワーの直前,ダ
ッシュパネルの直前及びセンターピラーの直前に線引き
された線とした場合には、自動車における強度上の節目
をその境界として損傷範囲を特定でき、そのため、事故
状況に応じた損傷に係る作業部位を的確に列挙すること
ができ、それだけ、損傷範囲に係る作業部位の見落とし
を確実に防止することができるとともに、信頼性が向上
する。
【0042】更にまた、自動車のブロック化の分割線
を、自動車の平面図上左右に設け、少なくとも自動車の
外板パーツを分離する線とした場合には、接触事故等の
ような表面的な事故と、内部骨格にまで及ぶ事故との事
故状況に応じた損傷範囲に係る作業部位を的確に列挙す
ることができ、それだけ、信頼性が向上するという効果
がある。
【0043】また、作業部位に必要な部品群を表示し、
指定することにより作業部位の下位の項目欄に転載する
ようにした場合には、作業部位に係る部品が列挙されて
表示されるので、必要な部品の見落としをすることがな
く、そのため、見積りする者の経験や技能にかかわら
ず、確実に部品項目を挙げることができ、この点におい
ても、見積り金額のバラツキを防止することができ、信
頼性のある見積りができるという効果がある。
【0044】
【0045】
【0046】また、自動車のブロックを自動車の前後,
左右及び上下に分割して定めた場合には、自動車の構造
を考慮して作業部位を分化することができ、損傷部位に
対して最適な作業部位を指定することができる。特に上
下方向も考慮しているので、上下方向の衝撃による損傷
にも対処でき、それだけ、最適な作業部位を指定するこ
とができるという効果がある。
【0047】更に、衝撃入力度指定手段によって指定さ
れた衝撃入力度に応じた作業部位を選択して見積り表の
項目欄に書き込むようにした場合には、不必要な作業部
位についてカットすることができ、特に、軽度の衝撃に
よる損傷の場合に、剛性の高い作業部位についてカット
することができ、それだけ、不必要な部位についての考
慮をしなくても良いので、見積り作業性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動車修理の見積りシス
テムを示すブロック構成図である。
【図2】自動車修理の見積りシステムが実現されるパソ
コンシステムを示す図である。
【図3】自動車修理の見積りシステムにおいて初期デー
タ入力表の表示状態を示す図である。
【図4】自動車修理の見積りシステムにおいてブロック
化した自動車の図面の表示状態を示す図である。
【図5】自動車修理の見積りシステムにおいて作業部位
記憶手段が記憶する修理作業に係る作業部位の一覧の例
を示す図である。
【図6】自動車修理の見積りシステムにおいて作業部位
記憶手段が記憶する修理作業に係る作業部位の一覧の例
を示す図である。
【図7】自動車修理の見積りシステムにおいて作業部位
記憶手段が記憶する修理作業に係る作業部位の一覧の例
を示す図である。
【図8】自動車修理の見積りシステムにおいて見積り表
の表示状態を示す図である。
【図9】自動車修理の見積りシステムにおいて見積り表
及び部品群の表示状態を示す図である。
【符号の説明】
1 パソコン本体 2 フロッピディスク 3 メモリ部 4 処理部 5 ディスプレー(表示手段) 6 キーボード 10 衝撃入力側指定手段 11 衝撃入力度指定手段 12 作業部位記憶手段 13 部品群記憶手段 14 自動車図面表示手段 15 ブロック指定手段 16 ブロック表示手段 17 ブロック包括指定手段 18 作業部位書き込み手段 20 部品群表示手段 21 部品指定手段 22 部品転載手段 30 初期データ入力表(ダメージレポート) 40 見積り表 41 項目欄(「主体作業・部品名」欄) 42 費用データ欄

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の修理に係る項目が書き込まれる
    項目欄及び該項目に関する費用データが書き込まれる費
    用データ欄を有した見積り表を表示手段に表示し、表示
    された見積り表の項目欄に所要の項目を書き込むととも
    に見積り表の費用データ欄に費用データを入力して書き
    込み、該書き込まれた費用データから自動車の修理に係
    る費用を算出する自動車修理の見積りシステムにおい
    て、自動車を複数個所に分割してブロック化した当該各
    ブロックもしくはブロックの集合ごとに修理作業に係る
    作業部位の一覧を記憶する作業部位記憶手段と、ブロッ
    ク化した自動車の図面を表示手段に表示する自動車図面
    表示手段と、表示手段に表示された自動車のブロックを
    指定するブロック指定手段と、上記見積り表の表示時に
    ブロック指定手段によって指定されたブロックの作業部
    位の一覧を見積り表の項目欄に書き込む作業部位書き込
    み手段と、上記ブロック指定手段がブロックを指定した
    とき、表示手段に表示された自動車の図面上において当
    該指定されたブロックを色分け表示するブロック表示手
    段と、自動車の衝撃入力があった側を指定する衝撃入力
    側指定手段と、上記ブロック指定手段がいずれか一のブ
    ロックを指定したとき、指定したブロックから衝撃入力
    側指定手段によって指定された衝撃入力があった側まで
    のブロックをブロック指定手段がすべて指定したとする
    ブロック包括指定手段とを備えたことを特徴とする自動
    車修理の見積りシステム。
  2. 【請求項2】 上記自動車のブロック化の分割線は、自
    動車の平面図上前後に設けられるとともに、当該分割線
    は、少なくとも自動車の前側クロスメンバの直前,前側
    ストラットタワーの直前,ダッシュパネルの直前及びセ
    ンターピラーの直前に線引きされた線であることを特徴
    とする請求項1記載の自動車修理の見積りシステム。
  3. 【請求項3】 上記自動車のブロック化の分割線は、自
    動車の平面図上左右に設けられるとともに、当該分割線
    は、少なくとも自動車の外板パーツを分離する線である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の自動車修理の
    見積りシステム。
  4. 【請求項4】 上記作業部位に必要な部品群を記憶する
    部品群記憶手段と、各作業部位毎に部品群を表示手段に
    表示する部品群表示手段と、表示された部品群から所要
    の部品を指定する部品指定手段と、部品指定手段が指定
    した部品を上記表示手段に表示され見積り表に書き込ま
    れた該当する作業部位の下位の項目欄に転載する部品転
    載手段とを備えたことを特徴とする請求項1,2または
    3記載の自動車修理の見積りシステム。
  5. 【請求項5】 上記自動車のブロックは自動車の前後,
    左右及び上下に分割して定められ、自動車図面表示手段
    は、当該ブロック化した自動車の平面図及び側面図を表
    示手段に表示する機能を備えていることを特徴とする請
    求項1,2,3または4記載の自動車修理の見積りシス
    テム。
  6. 【請求項6】 自動車の衝撃入力度を段階的に指定する衝
    撃入力度指定手段を備え、上記作業部位書き込み手段
    は、衝撃入力度指定手段によって指定された衝撃入力度
    に応じた作業部位を選択して上記見積り表の項目欄に書
    き込む機能を備えたことを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5記載の自動車修理の見積りシステム。
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