JP2825473B2 - 車両修理費見積もりシステム - Google Patents

車両修理費見積もりシステム

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JP2825473B2 JP32893596A JP32893596A JP2825473B2 JP 2825473 B2 JP2825473 B2 JP 2825473B2 JP 32893596 A JP32893596 A JP 32893596A JP 32893596 A JP32893596 A JP 32893596A JP 2825473 B2 JP2825473 B2 JP 2825473B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は破損した車両の修理
費見積もりを行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、事故により破損した車両を修理
する場合、その費用の見積もりには膨大な手間を必要と
する。
【0003】つまり、衝突箇所の外装部分は勿論、衝突
によって歪んだり破損した内部部品の予測、さらに交換
部品の価格の調査及び工賃の見積もり、続いてこれら費
用の積算を行う必要がある。
【0004】このため、バンパーが凹んだ程度の事故で
あれば見積もりも容易であるが、エンジンルームやホイ
ールアライメントまで変形するような事故では交換する
部品も工程も膨大なものとなり、アッセンブリー部品は
勿論、ビス・ナット、配線やカプラーに至るまでもれな
くピックアップすることは極めて困難である。
【0005】しかも、これらの見積もりは車種により異
なるため、当該車種のマニュアル本がなければ着手すら
できないという問題がある。また、自動車損害保険が広
く普及していることから、事故による損害は保険で補填
されることが多いが、この場合は更に複雑な問題をはら
んでいる。
【0006】すなわち、前記した見積もり作業は本来修
理工場が行うべきものであるが、保険によってその費用
が支払われる場合、保険会社としては支出を必要最小限
のものとするため修理の程度とその費用を正確に把握す
る必要が生じる。しかし、破損の程度と修理費用との関
係を正確に評価できるのは修理経験の豊富な修理工場
か、専門の鑑定家を擁する調査機関等であり、相当の知
識と経験を要する。
【0007】そして、修理を保険で行う場合には、破損
の程度と修理費用との関係を修理工場と保険会社との間
で検討し、双方が納得する客観的なものとする必要があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記したマ
ニュアル本を基礎とした算定では、膨大な手間がかかる
上に、絶対的客観性に欠けるため、保険を使用する場合
には確認作業も増大することとなる。
【0009】なお、従来は事故状況の記録をフィルムカ
メラで行っていたが、これでは現像に時間がかかるとと
もに、最低でも、修理工場、調査機関、保険会社の三者
に書類とともに写真を配布する必要があるため、記録か
ら実際の見積もりが決定するまでに相当の日数がかかっ
ていた。
【0010】これらの理由により、修理が進捗せず事故
車の所有者の利益をも損なう虞れがある。本発明はかか
る従来の問題点を解決するためになされたもので、事故
記録に基づいて正確で客観的な修理見積もりが迅速かつ
容易に行えるようにした車両修理費見積もりシステムを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した技術
的課題を解決するために、デジタルカメラ1で撮影した
事故車両の画像データを取り込むキャプチャー手段2
と、車両の部品価格、及び当該部品交換または修理に要
する工賃のデータ群、並びに車両の破損部位と破損部位
に伴って交換または修理が必要となる部品との対応デー
タ、を格納した記憶手段4と、前記車両図形データ及び
事故車両画像データを含む各種データを表示するための
表示手段5と、この表示手段5に表示される車両図形中
に実際の車両の破損部位を指定する指定手段6と、この
指定手段6で指定された破損部位を前記記憶手段に格納
されたデータと照合し、交換または修理を要する部品の
リスト及び工賃のリストを前記表示手段5に表示させる
照合手段7とを備えている。
【0012】また、撮影した画像中の所定位置にマーク
を付加可能なマーク付加手段20をさらに備え、前記表
示手段5は、撮影後に付加したマークを含む事故車両画
像を表示するよう構成することもできる。
【0013】さらに、前記表示手段5に表示される、事
故車両画像と車両図形とを参照して車両図形中に車両の
画像中に示されたマークを複写する複写手段8と、この
複写手段8で指定された破損部位を前記記憶手段に格納
されたデータと照合し、交換または修理を要する部品の
リスト及び工賃のリストを前記表示手段に表示させる照
合手段7と、を備えるようにしてもよい。
【0014】また、前記指定手段は、前記表示手段5に
表示させた車両図形に対して実際の車両の破損程度をさ
らに指定し、前記指定手段6で指定された破損部位及び
破損程度を前記記憶手段4に格納されたデータと照合
し、交換あるいは修理を要する部品のリスト及び工賃の
リストを前記表示手段5に表示させる照合手段7とを備
えるようにすることができる。
【0015】また、前記記憶手段4は各車種毎のデータ
を収納し、前記指定手段6により選択することで所望の
車種が指定されるようにすることも可能である。そし
て、前記照合手段7は外部へデータを送受信するための
通信機能を有していてもよい。
【0016】次に、この発明の重要な構成要素について
更に説明する。 〔デジタルカメラ1〕デジタルカメラ1は電荷結合素子
(CCD:CHAGED COUPLEDDEVIC
E)と、このCCDに像を結像させるためのレンズを備
えており、結像した画像をデジタルメモリに蓄積し、こ
のデータを外部に出力する機能を有している。
【0017】なお、デジタルカメラ1としてはデジタル
スチルカメラが好適であるが、デジタルビデオカメラ
や、フィルムをスキャンすることによって得られるデジ
タル画像データも含む概念である。 〔キャプチャー手段2〕前記デジタルカメラ1からのデ
ータを照合手段7へ転送するためのI/Oである。 〔記憶手段30〕記憶手段30は要するにデータファイ
ルであり、記憶媒体であればどのような形式のものでも
よいが、新データを更新するのが容易なメディアである
ことが望ましく、例えば、CD-ROM(conpactdisk-r
ead only memory),MO(magneto optical disk)が
好適である。また、新車情報等の速報にはフロッピーデ
ィスク等の使用も可能である。
【0018】なお、記憶手段30を第1格納手段3と第
2格納手段4とから構成し、第1格納手段3には車両の
部品価格、及び当該部品の交換あるいは修理に要する工
賃のデータ群、並びに車両図形データを格納し、第2格
納手段4には車両の破損部位と破損部位に伴って交換あ
るいは修理が必要になる部品との対応データを格納する
ことができる。 〔表示手段5〕CRT(cathode ray tube)や液晶パネル
等、画像を表示するものであり、表面にタッチセンサが
設けられているものでもよい。 〔指定手段6〕表示手段5の表示画面の特定部分を指定
できるものであり、キーボードにおけるカーソルキー、
マウス、パッド、トラックボール、ジョイスティック等
のように指定手段6と独立した装置、あるいはライトペ
ン、表示手段5に設けたタッチセンサのように位置を直
接指定できる装置のいずれでもよい。
【0019】また、指定とは、具体的には車両の損傷部
位の位置と程度(度合い)とを表すもので、例えば、円
を描きその大きさで損傷を表現する。また、ABC・・
や123・・等の文字で損傷の程度を表現するようにし
てもよい。 〔照合手段7〕実際にデータの照合を行う演算装置であ
り、CPU(central processing unit)、RAM(randum
access memory)及びROM(read only memory)から構
成されている。 〔マーク付加手段20〕マーク付加手段20とは、デジ
タルカメラ1にて撮影した車両の画像中の任意位置に、
操作者の意志によってマークを付加するためのものであ
り、画像データを読み込むとともに表示する再生装置
と、再生された画像中にマークを付加する入力装置とを
備えるようにするとよい。
【0020】そして、このマーク付加手段20は、デジ
タルカメラ1と一体に設けることが望ましい。すなわ
ち、デジタルカメラ1と、マイクロプロセッサや表示装
置、入出力装置を備える携帯型コンピュータを一体化
し、現場の画像を撮影した直後に実車を見ながら損傷位
置の指定と損傷程度を、表示装置中の画像にマークでき
るようにする。そして、マーク付の事故車画像データと
して、メモリに蓄積するものである。また、前記携帯型
コンピュータに通信機能をもたせれば、携帯電話等でそ
の画像及びマーキングのデータを送受信することも可能
となる。
【0021】このように構成された車両修理費見積もり
システムで、実際に事故車の見積もりを行う場合には、
まず、デジタルカメラ1の画像データを表示手段5に表
示させるとともに、見積もりを行う車種を指定した後、
事故車の画像を見ながら表示手段5に表示された自動車
に破損箇所を指定してゆく。このとき破損の程度を同時
に入力してもよい。そして、破損部位と破損程度の指定
が終了したら照合手段7を起動する。
【0022】これにより、修理に必要な部品と、その価
格及び工賃が表示される。なお、工賃は部品交換の工賃
だけでなく例えば、フェンダのたたき出しのような修正
や溶接等の技術料も含む概念であることは勿論である。
【0023】なお、撮影した画像中の任意位置にマーク
を付加できるデジタルカメラを用いるとともに、前記表
示手段5に表示される事故車両画像のマークを参照し
て、車両図形中にマークを複写する複写手段8を設けた
ものであれば、指定手段6によるマーキング作業を省略
または軽減することができる。
【0024】また、表示データは必要に応じて印刷手段
9によりプリントアウトされる。さらに、表示データは
サーバや外部メモリーに格納することも可能である。な
お、部位という用語は、車両の一の部品に対して関連す
るある程度のまとまりをもつ部品のグループを表すもの
である。ある程度のまとまりとは、一の部品に近接する
部品のグループであってもよいし、あるいは、一の部品
を修理する際に関係する部品のグループ(例えば、一の
部品を修理する際に脱着が必要となる部品を含むグルー
プ)であってもよい。なお、一の部品をして一の部位と
してもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両修理費見積も
りシステムを図1〜図7に示される実施形態について更
に詳細に説明する。 〈実施の形態1〉実施の形態1を図1〜図5により説明
する。
【0026】図1は本発明の車両修理費見積もりシステ
ムのブロック図を示す。これは、自動車修理工場の事務
所等において使用できるようパーソナルコンピュータと
同様な外観となっている。
【0027】装置本体の内部には、車両の部品価格、及
び当該部品交換または修理に要する工賃のデータ群、並
びに車両図形データを格納した第1記憶手段3(30)
と、事故に伴う車両の破損部位と破損に伴って交換また
は修理が必要となる部品との対応を格納した第2記憶手
段4(30)が設けてある。これら第1記憶手段3と第
2記憶手段4は図4に示すように、CD−ROM10内
に記憶されており、A車、B車、C車・・について夫々
第1格納手段3と第2格納手段4の各データが記憶され
ている。
【0028】第1格納手段3のデータとは具体的に車両
の部品価格及び当該部品交換または修理に要する工賃の
データ群であって、部品の外観と価格、及び工賃が示さ
れている。この工賃はレバーレートで示されており、例
えば、バンパーの交換では、レバーレートが0.5、作
業の難度は比較的低いAとなっている。そして、実際の
工賃はこのレバーレートの0.5に基準価額の1000
0を乗じて5000円となっている(図3参照)。
【0029】同様にドア交換のレバーレートは0.7
5、作業の難度は中程度のBとなっている。そして、実
際の工賃はこのレバーレートの0.75に基準価額の1
0000を乗じて7500円となっている。基準価額の
10000は標準値であり、物価等にスライドして上下
する。すなわちレバーレートは、作業の難易度や作業時
間、あるいは特殊工具の使用頻度等によって決定されて
いる。
【0030】前記CD−ROM10は装置本体のCD−
ROMドライブ(図示せず)に装着され容易に換装する
ことができるようになっている。これは新車の発売に伴
い常に最新のデータを使う必要があるからである。
【0031】また、装置本体には、車両図形データ等の
各種データを表示するための表示手段(ディスプレイ)
5が設けられている。この表示手段5は照合手段7によ
り駆動され、各種図形及び文字が表示される。照合手段
7にはハードディスクドライブ11、RAM12、及び
ROM13が接続され、必要なOS(operation syste
m)が予め記憶させてある。
【0032】ハードディスクドライブ11には予め車両
図形5kが記憶されている。この車両図形5kは図2に
示すように、車両を展開したような図形になっており、
表示手段5に図示のように表示される。なお、表示手段
3に表示される車両図形は、車両の6面図等であっても
よい。
【0033】また、車両図形5kは、ハードディスクド
ライブに単一の図形を記憶させておいても、あるいは、
乗用車やワゴン車、トラック等の数種の図形を記憶させ
ておき、事故車に合わせて図形を選択できるようにして
もよい。さらに、前記CD−ROM10に、更に詳細に
各車種毎(A車、B車、C車・・毎)の車両図形を記憶
させておき、各車種に合った図形が表示手段5に表示さ
れるようにしてもよい。
【0034】前記表示手段5には、車両図形5kの他
に、デジタルスチルカメラ1で撮影した画像5dが表示
される。デジタルスチルカメラ1は事故車両を撮影する
もので、CCDに像を結像させるためのレンズを備えて
おり、結像した画像をデジタルメモリに蓄積し、このデ
ータを外部に出力する機能を有している。そして、この
デジタルスチルカメラ1の画像データは、前記照合手段
7に接続されたキャプチャー手段2を介して取り込まれ
る。
【0035】また、前記表示手段5にはアイコン5e〜
5hが表示されており、5eに損害の程度、5fに年式
と車種、5gに車台番号、5hに保険会社をキーボード
(図示せず)から入力する。
【0036】なお、照合手段7はCPU、I/O等を含
み、そのI/Oに指定手段6たるライトペンが接続され
ている。このライトペンには感光センサ(図示せず)が
内装されており、この感光センサの出力を外部に出力す
ることができるように構成されている。そして、ライト
ペンを表示手段5の画面に当てることで時系列的に表示
されている表示ドットの絶対位置が指定できるようにな
っている。すなわち、車両図形5kのバンパーの部分に
ライトペンを当てれば当該部分に線を引く処理が自動的
に行える。
【0037】これにより、実際の車両の破損部位と破損
程度とを指定手段6によって指定できる。なお、破損の
程度を表示させるには図2に示すように、破損部分に円
5a、5b、5cを描き、その円の面積で表すようにし
てもよいし、記号、例えば、ABCのランクで表示させ
るようにしてもよい。
【0038】この作業の後、照合手段7は指定手段6で
指定された破損部位及び破損程度を第1及び第2格納手
段3、4に格納されたデータと照合し、交換または修理
を要する部品のリスト(15)及び工賃のリスト(1
6)を表示手段5に列挙して表示させる(図3)。この
照合は、第2格納手段4に記憶させた当該車種における
外観的損害と内部的損害との対比データを、指定された
内容と照合するものである。なお、照合の結果は照合手
段7に接続された印刷手段9によりプリントアウトされ
る。
【0039】このとき、ある特定の部品を交換する際に
付帯する様々な作業も自動的に積算される。例えば、フ
ェンダの側面が凹んだためこれの交換をする場合には、
バンパーの脱着、ライト等の電気回りの着脱が不可欠で
ある。したがって、これら作業の総体が工賃となる。ま
た、シャーシや足回り等ではこのような部品相互の関係
が複雑に絡んでおり、従来の方法では漏れ無く把握する
ことは極めて困難であるが、本発明では部品相互の関係
にも考慮されており、工賃の適正な算出が可能となって
いる。
【0040】これを図5に示すフローチャートに基づい
て説明すると、ステップ100においてデジタルスチル
カメラ1からキャプチャー手段2を介して照合手段7に
事故車両の画像データを入力し、この画像データは表示
手段5に表示される。続いて、表示手段5上で実車と同
一の車種を選択する(ステップ101)。
【0041】車種選択が完了すると、ステップ102に
おいて実際の車両の破損の部位と程度とを、表示された
事故車両画像を参照しながら、指定手段6によって指定
する。なお、前記事故車両の画像データは、車両の損傷
部分を複数の角度から撮影した画像データを使用するこ
とが望ましい。次いで指定操作を完了させ、ステップ1
03において、損害の程度及び必要部品の照合を行わせ
る。このステップで修理に必要な部品のリストが得られ
る。そして、ステップ104において部品群の夫々の価
格と、夫々の工賃が算出される。この結果がステップ1
05において表示手段5に表示される。
【0042】この表示データは印刷手段9により、予め
フォーマットが決められた用紙にプリントアウトするこ
とができ、これを保険会社等必要な機関に送り検討資料
とする。また、得られたデータは電話回線等の通信回線
17を通じて直接送ることもできるため、算定結果等の
検討を迅速に行える。 <実施の形態2>次に、実施の形態2を図6及び図7に
基づき説明する。
【0043】本実施の形態は、実施の形態1の構成に加
えて、図7に示すような、撮影した現場にて事故車の画
像にマークを付加できるマーク付加手段20を有するデ
ジタルスチルカメラ1を備えるとともに、事故車画像に
付加されたマークを、表示手段5に表示される車両図形
の対応位置に複写する複写手段8を備えている。その他
の構成は、前記実施の形態1と同一のため、説明を省略
する。
【0044】前記マーク付加機能は、前記実施の形態1
における表示手段5に使用したライトペンと同様に、デ
ジタルスチルカメラ1に一体に設けられた表示装置に表
示された画像に対して、直接的に線や文字のマークをつ
けられるものである。そして、このマーク付加作業後
は、マーク付の事故車画像データとして、デジタルスチ
ルカメラ1のメモリに記憶される。そして、装置本体の
表示手段5には、デジタルスチルカメラ1からの画像デ
ータとして、マーク付の事故車画像が表示される。
【0045】また、複写手段8は、事故車画像の車両の
外形線に基いて車両の撮影角度と縮尺率を判断し、この
撮影角度及び縮尺率とマークの表示ドット位置との関係
から、マークが車両のどの部位に示されたものであるか
を判断するものである。そして、複写手段8は、画像デ
ータのマークに対応する車両図形の部位に、当該マーク
を表示させる。
【0046】見積もり作業者は、表示手段5に表示され
る事故車画像と、この事故車画像に付加された破損部位
や破損程度を示すマークとを参照し、表示手段5上の車
両図形に、前記実施の形態1と同様にして破損部位及び
破損程度を指定手段6によって指定する。これによっ
て、より迅速かつ正確に破損部位及び破損程度の指定を
行うことができ、したがって、見積もり作業の全体時間
を短縮できるとともに、見積もり金額をより正確に算出
することが可能となる。
【0047】さらに、複写手段8を利用すれば、デジタ
ルスチルカメラ1から照合手段7に入力した画像データ
中のマークを、自動的に表示手段5に表示される車両図
形に複写することができる。したがって、見積もり作業
時間をさらに短縮することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、デジタルカメラで撮影
した事故車両の画像データを参照して、車両図形に対し
て実際の車両の破損の部位と程度とを指定するだけで、
修理に必要な部品の価格及び工賃を自動的に表示させる
ことができる。
【0049】したがって、修理見積もりの手数を大幅に
削減でき、迅速かつ適切な修理見積もりが可能となる。
また、デジタルカメラにて撮影した事故車両の画像デー
タにマークを付加する構成を備えたものであれば、より
迅速かつ正確な見積もりを行うことができる。
【0050】また、デジタルカメラの画像データは通信
で伝送することが容易であるため、保険会社等とのデー
タ共用を迅速に行え、顧客サービスの向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の車両修理費見積もりシス
テムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1の車両修理費見積もりシス
テムを実際の作業画面で示す正面図である。
【図3】本発明の実施形態1の車両修理費見積もりシス
テムを実際の作業画面で示す正面図である。
【図4】本発明の一実施形態1の車両修理費見積もりシ
ステムのデータ内容を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態1の車両修理費見積もりシ
ステムの動作を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の実施形態2の車両修理費見積もりシス
テムを示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態2の車両修理費見積もりシス
テムのデジタルスチルカメラ部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 2 キャプチャー手段 3 第1格納手段 4 第2格納手段 5 表示手段 6 指定手段 7 照合手段 8 複写手段 9 印刷手段 10 CD−ROM 11 ハードディスク 12 RAM 13 ROM 17 通信手段 20 マーク付加手段 30 記憶手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルカメラにて撮影した事故車両の画
    像データを取り込むキャプチャー手段と、 車両の部品価格、及び当該部品交換または修理に要する
    工賃のデータ群、並びに車両の破損部位と破損部位に伴
    って交換あるいは修理が必要になる部品との対応デー
    タ、並びに予め定型的に備える車両図形データ、を格納
    した記憶手段と、 前記車両図形データ及び事故車両画像データを含む各種
    データを表示するための表示手段と、 表示手段に表示される車両図形中に実際の車両の破損部
    位を指定する指定手段と、 この指定手段で指定された破損部位を前記記憶手段に格
    納されたデータと照合し、交換または修理を要する部品
    のリスト及び工賃のリストを前記表示手段に表示させる
    照合手段と、を備えることを特徴とする車両修理費見積
    もりシステム。
  2. 【請求項2】撮影した画像中の所定位置にマークを付加
    可能なマーク付加手段をさらに備え、 前記表示手段は、撮影後に付加したマークを含む事故車
    両画像を表示することを特徴とする請求項1記載の車両
    修理費見積もりシステム。
  3. 【請求項3】前記表示手段に表示される、事故車両画像
    と車両図形とを参照して車両図形中に事故車両画像中に
    示されたマークを複写する複写手段と、 この複写手段で指定された破損部位を前記記憶手段に格
    納されたデータと照合し、交換または修理を要する部品
    のリスト及び工賃のリストを前記表示手段に表示させる
    照合手段と、を備えることを特徴とする請求項2記載の
    車両修理費見積もりシステム。
  4. 【請求項4】前記指定手段は、前記表示手段に表示させ
    た車両図形に対して実際の車両の破損程度をさらに指定
    し、 前記指定手段で指定された破損部位及び破損程度を前記
    格納手段に格納されたデータと照合し、交換あるいは修
    理を要する部品のリスト及び工賃のリストを前記表示手
    段に表示させる照合手段とを備えることを特徴とする請
    求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両修理費見積も
    りシステム。
  5. 【請求項5】前記記憶手段は各車種毎のデータを収納し
    てあり、前記指定手段により選択することで所望の車種
    が指定されることを特徴とする請求項1〜請求項4のい
    ずれかに記載の車両修理費見積もりシステム。
  6. 【請求項6】前記照合手段に外部へデータを送受信する
    ための通信手段が接続されていることを特徴とする請求
    項1〜請求項5のいずれかに記載の車両修理費見積もり
    システム。
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