JPH06301191A - 製版指令書作成方法 - Google Patents
製版指令書作成方法Info
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- JPH06301191A JPH06301191A JP8583693A JP8583693A JPH06301191A JP H06301191 A JPH06301191 A JP H06301191A JP 8583693 A JP8583693 A JP 8583693A JP 8583693 A JP8583693 A JP 8583693A JP H06301191 A JPH06301191 A JP H06301191A
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- component
- parts
- electronic data
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Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 デザインおよび製版作業を効率良く、誤りな
く行うことができる製版指令書を得ることを目的とす
る。 【構成】 部品作業者に対しては、部品配置台紙80が
渡される。部品配置台紙80には、各部品を配置すべき
部品配置エリアE1〜E7とそれに対応する部品識別子
BID1〜BID7が出力されている。デザイナーは、
予め各部品配置エリアE1〜E7に配置すべき部品の部
品ファイルを記憶装置に記憶してあり、この部品ファイ
ルと部品識別子とを対応させている。部品作業者は、部
品の電子データ作成が完了すると、当該部品に対応する
部品配置エリアの部品識別子をバーコードリーダによっ
て読み取る。これにより、部品の電子データを格納すべ
き前記記憶装置内の部品ファイルを検索し、当該部品フ
ァイルに記憶する。このように、部品の電子データ作成
前に、当該電子データを格納すべき部品エリアと関連付
けられたファイル名を定めている。したがって、各部品
を台紙上に配置する際に、電子データを探し出す必要が
なく、作業が迅速であり誤りも少ない。
く行うことができる製版指令書を得ることを目的とす
る。 【構成】 部品作業者に対しては、部品配置台紙80が
渡される。部品配置台紙80には、各部品を配置すべき
部品配置エリアE1〜E7とそれに対応する部品識別子
BID1〜BID7が出力されている。デザイナーは、
予め各部品配置エリアE1〜E7に配置すべき部品の部
品ファイルを記憶装置に記憶してあり、この部品ファイ
ルと部品識別子とを対応させている。部品作業者は、部
品の電子データ作成が完了すると、当該部品に対応する
部品配置エリアの部品識別子をバーコードリーダによっ
て読み取る。これにより、部品の電子データを格納すべ
き前記記憶装置内の部品ファイルを検索し、当該部品フ
ァイルに記憶する。このように、部品の電子データ作成
前に、当該電子データを格納すべき部品エリアと関連付
けられたファイル名を定めている。したがって、各部品
を台紙上に配置する際に、電子データを探し出す必要が
なく、作業が迅速であり誤りも少ない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製版の際に用いる指
令書を作成する装置および方法に関する。
令書を作成する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷物製作におけるデザイン工程と製版
工程の概念図を、図13と図14に示す。図13がデザ
イン工程であり、図14が製版工程である。デザイン工
程では、デザイナーがラフスケッチ1を作成し、画像
(絵柄)、文字、線画等の配置を決定する。次に、デザ
イナーは、文字原稿5、画像部品10、12、14を作
業者に渡す。文字原稿5を受けた作業者は、コンピュー
タ3により文字入力を行い、文字部品をフレキシブルデ
ィスク(以下FD)9に格納してデザイナーに渡す。ま
た、画像部品10、12、14を受けた作業者は、入力
スキャナ7により画像部品10、12、14を読み込
み、イメージデータとしてFD11に格納してデザイナ
ーに渡す。なお、画像部品12、14におけるA、Bの
表示は便宜的な表示であって、実際は絵柄(画像)であ
るものとする。また、線画原稿の場合、作業者はこれに
基づいて、コンピュータ3を用いて線画の電子データ
(線画部品)を作成する。
工程の概念図を、図13と図14に示す。図13がデザ
イン工程であり、図14が製版工程である。デザイン工
程では、デザイナーがラフスケッチ1を作成し、画像
(絵柄)、文字、線画等の配置を決定する。次に、デザ
イナーは、文字原稿5、画像部品10、12、14を作
業者に渡す。文字原稿5を受けた作業者は、コンピュー
タ3により文字入力を行い、文字部品をフレキシブルデ
ィスク(以下FD)9に格納してデザイナーに渡す。ま
た、画像部品10、12、14を受けた作業者は、入力
スキャナ7により画像部品10、12、14を読み込
み、イメージデータとしてFD11に格納してデザイナ
ーに渡す。なお、画像部品12、14におけるA、Bの
表示は便宜的な表示であって、実際は絵柄(画像)であ
るものとする。また、線画原稿の場合、作業者はこれに
基づいて、コンピュータ3を用いて線画の電子データ
(線画部品)を作成する。
【0003】デザイナーは、作業者から渡されたFD
9、11に格納された文字部品、線画部品、画像部品の
電子データをコンピュータ2に読み込み、画面上で台紙
上に各部品を配置し、版下データを作成する。このよう
にして作成した版下データを、プリンタ4によって出力
し版下6を得る。このようにして出力された版下6を図
15に示す。なお、図15Aに示す版下6においては、
画像、文字、線画ともに、最終印刷物と完全に同じもの
が表示されているわけではない。色調が異なっていたり
階調が粗かったりするが、各部品の配置等を示すものな
ので十分である。例えば、版下6における対応画像部品
11は画像部品10の配置を、対応画像部品13は画像
部品12の配置を、対応画像部品15は画像部品14の
配置を決定するために表示されている。また、対応文字
部品17、19は、それぞれ、対応する文字部品の配置
を決定するために表示されている。
9、11に格納された文字部品、線画部品、画像部品の
電子データをコンピュータ2に読み込み、画面上で台紙
上に各部品を配置し、版下データを作成する。このよう
にして作成した版下データを、プリンタ4によって出力
し版下6を得る。このようにして出力された版下6を図
15に示す。なお、図15Aに示す版下6においては、
画像、文字、線画ともに、最終印刷物と完全に同じもの
が表示されているわけではない。色調が異なっていたり
階調が粗かったりするが、各部品の配置等を示すものな
ので十分である。例えば、版下6における対応画像部品
11は画像部品10の配置を、対応画像部品13は画像
部品12の配置を、対応画像部品15は画像部品14の
配置を決定するために表示されている。また、対応文字
部品17、19は、それぞれ、対応する文字部品の配置
を決定するために表示されている。
【0004】また、版下6とは別に、図15Bに示す透
明の用紙に指示書8が作成される。指示書8は、版下6
の上に重ねて使用するものであり、各部品に対して、製
版時に行うべき作業内容の一部が記載されている。
明の用紙に指示書8が作成される。指示書8は、版下6
の上に重ねて使用するものであり、各部品に対して、製
版時に行うべき作業内容の一部が記載されている。
【0005】デザイン工程から製版工程へは、上記の版
下6、指示書8、画像部品10、12、14、および文
字部品や線画部品を集版処理した版下データが格納され
たフレキシブルディスクが、作業袋20に入れて渡され
る(図13参照)。
下6、指示書8、画像部品10、12、14、および文
字部品や線画部品を集版処理した版下データが格納され
たフレキシブルディスクが、作業袋20に入れて渡され
る(図13参照)。
【0006】図14の製版工程においては、画像部品1
0、12、14を入力スキャナ22によって読み取り、
イメージデータとして磁気ディスク24に記憶する。次
に、製版作業者は、磁気ディスク24に記憶された画像
部品10をコンピュータ26に読み出してモニタ表示
し、版下6と指示書8に従って、画像部品10の修正
(レタッチ)を行う。例えば、版下6、指示書8に示さ
れた大きさに切り抜いたり、色調の調整を行ったり、拡
大縮小、回転を行ったりする。レタッチ後の画像部品1
0は、再び、磁気ディスク24に記憶する。同様にし
て、画像部品12、14についてもレタッチを行う。
0、12、14を入力スキャナ22によって読み取り、
イメージデータとして磁気ディスク24に記憶する。次
に、製版作業者は、磁気ディスク24に記憶された画像
部品10をコンピュータ26に読み出してモニタ表示
し、版下6と指示書8に従って、画像部品10の修正
(レタッチ)を行う。例えば、版下6、指示書8に示さ
れた大きさに切り抜いたり、色調の調整を行ったり、拡
大縮小、回転を行ったりする。レタッチ後の画像部品1
0は、再び、磁気ディスク24に記憶する。同様にし
て、画像部品12、14についてもレタッチを行う。
【0007】次に、版下6と指示書8にしたがって各部
品を配置(集版)し、集版済みデータに基づいて出力ス
キャナ23でY、M、C、K各分色版フィルムを出力す
る。この分色版フィルムを用いた露光作業や現像作業を
経て各色ごとの印刷版(図示せず)が作成される。
品を配置(集版)し、集版済みデータに基づいて出力ス
キャナ23でY、M、C、K各分色版フィルムを出力す
る。この分色版フィルムを用いた露光作業や現像作業を
経て各色ごとの印刷版(図示せず)が作成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術においては、次のような問題点があった。デザイン工
程において、デザイナーは作業者からのFD9、11に
格納された部品を画面上で台紙上に配置する際に、各部
品の内容を画面上に表示して確認しつつ行っていた。し
かしながら、この作業は煩雑であり、特に、多くの版下
を一度に製作する場合には部品数が極めて多くなるた
め、部品を探し出すのに時間がかかり作業効率が悪かっ
た。
術においては、次のような問題点があった。デザイン工
程において、デザイナーは作業者からのFD9、11に
格納された部品を画面上で台紙上に配置する際に、各部
品の内容を画面上に表示して確認しつつ行っていた。し
かしながら、この作業は煩雑であり、特に、多くの版下
を一度に製作する場合には部品数が極めて多くなるた
め、部品を探し出すのに時間がかかり作業効率が悪かっ
た。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決し
て、作業効率よく製版指令書を作成することのできる方
法を提供することを目的とする。
て、作業効率よく製版指令書を作成することのできる方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の製版指令書作
成方法は、画像部品、文字部品、線画部品のそれぞれに
対応する各対応部品を台紙上に出力した製版指令書を作
成する方法において、台紙の大きさ、台紙上に配置予定
の各部品の部品エリアを決定し、電子データとして記憶
装置に記憶するとともに、各部品エリアに配置予定の部
品を記憶するためのファイル名を各部品エリアに対応づ
けて決定する台紙生成ステップ、各部品の電子データを
製作するとともに、製作した各部品の電子データを前ス
テップにおいて予め定められたファイル名を付して可搬
性記憶媒体に記憶する部品生成ステップ、記憶装置に記
憶されている台紙の大きさ、台紙上の部品エリアの電子
データ、各部品エリアに対応する部品のファイル名、お
よび前記可搬性記憶媒体にファイル名を付して記憶され
ている各部品に基づいて、製版指令書を電子データとし
て生成する製版指令書生成ステップ、前ステップにおい
て生成された製版指令書の電子データに基づいて、製版
指令書を出力する製版指令書出力ステップ、を備える。
成方法は、画像部品、文字部品、線画部品のそれぞれに
対応する各対応部品を台紙上に出力した製版指令書を作
成する方法において、台紙の大きさ、台紙上に配置予定
の各部品の部品エリアを決定し、電子データとして記憶
装置に記憶するとともに、各部品エリアに配置予定の部
品を記憶するためのファイル名を各部品エリアに対応づ
けて決定する台紙生成ステップ、各部品の電子データを
製作するとともに、製作した各部品の電子データを前ス
テップにおいて予め定められたファイル名を付して可搬
性記憶媒体に記憶する部品生成ステップ、記憶装置に記
憶されている台紙の大きさ、台紙上の部品エリアの電子
データ、各部品エリアに対応する部品のファイル名、お
よび前記可搬性記憶媒体にファイル名を付して記憶され
ている各部品に基づいて、製版指令書を電子データとし
て生成する製版指令書生成ステップ、前ステップにおい
て生成された製版指令書の電子データに基づいて、製版
指令書を出力する製版指令書出力ステップ、を備える。
【0011】請求項2の製版指令作成方法は、デザイン
側コンピュータとネットワーク接続された部品側コンピ
ュータとを用いて、画像部品、文字部品、線画部品のそ
れぞれに対応する各対応部品を台紙上に出力した製版指
令書を作成する方法において、デザイン側コンピュータ
を用いて、台紙の大きさ、台紙上に配置予定の各部品の
部品エリアを決定し、電子データとしてデザイン側コン
ピュータの記憶装置に記憶するとともに、各部品エリア
に配置予定の部品を記憶するためのファイル名を各部品
エリアに対応づけて決定する台紙生成ステップ、部品側
コンピュータを用いて、各部品の電子データを製作する
とともに、製作した各部品をネットワークを介してデザ
イン側コンピュータの記憶装置に、前ステップにおいて
予め定められたファイル名で電子データとして記憶する
部品生成ステップ、デザイン側コンピュータを用いて、
記憶装置に記憶されている台紙の大きさ、台紙上の部品
エリアの電子データ、各部品エリアに対応づけられファ
イル名を付して記憶されている各部品に基づいて、製版
指令書を電子データとして生成する製版指令書生成ステ
ップ、前ステップにおいて生成された製版指令書の電子
データに基づいて、製版指令書を出力する製版指令書出
力ステップ、を備える。
側コンピュータとネットワーク接続された部品側コンピ
ュータとを用いて、画像部品、文字部品、線画部品のそ
れぞれに対応する各対応部品を台紙上に出力した製版指
令書を作成する方法において、デザイン側コンピュータ
を用いて、台紙の大きさ、台紙上に配置予定の各部品の
部品エリアを決定し、電子データとしてデザイン側コン
ピュータの記憶装置に記憶するとともに、各部品エリア
に配置予定の部品を記憶するためのファイル名を各部品
エリアに対応づけて決定する台紙生成ステップ、部品側
コンピュータを用いて、各部品の電子データを製作する
とともに、製作した各部品をネットワークを介してデザ
イン側コンピュータの記憶装置に、前ステップにおいて
予め定められたファイル名で電子データとして記憶する
部品生成ステップ、デザイン側コンピュータを用いて、
記憶装置に記憶されている台紙の大きさ、台紙上の部品
エリアの電子データ、各部品エリアに対応づけられファ
イル名を付して記憶されている各部品に基づいて、製版
指令書を電子データとして生成する製版指令書生成ステ
ップ、前ステップにおいて生成された製版指令書の電子
データに基づいて、製版指令書を出力する製版指令書出
力ステップ、を備える。
【0012】請求項3の製版指令書作成方法は、請求項
1または2において、台紙生成ステップにおいて、各部
品のファイル名に対応する光学的、電気的または磁気的
に読み取り可能な識別子を、対応する各部品エリアに配
置するとともに、部品エリア、識別子の配置された台紙
を出力し、部品生成ステップにおいて、台紙上の各部品
エリアの識別子を読取器で読み取ることにより対応する
部品のファイル名を得て、当該ファイル名に対応させて
部品の電子データを記憶するようにしている。
1または2において、台紙生成ステップにおいて、各部
品のファイル名に対応する光学的、電気的または磁気的
に読み取り可能な識別子を、対応する各部品エリアに配
置するとともに、部品エリア、識別子の配置された台紙
を出力し、部品生成ステップにおいて、台紙上の各部品
エリアの識別子を読取器で読み取ることにより対応する
部品のファイル名を得て、当該ファイル名に対応させて
部品の電子データを記憶するようにしている。
【0013】
【作用】請求項1、2の製版指令書作成方法は、各部品
の電子データ作成前に、当該電子データを格納すべき部
品エリアと関連付けられたファイル名を定めている。し
たがって、各部品の電子データを台紙上の部品エリアに
配置する際に、電子データを探し出す必要がない。
の電子データ作成前に、当該電子データを格納すべき部
品エリアと関連付けられたファイル名を定めている。し
たがって、各部品の電子データを台紙上の部品エリアに
配置する際に、電子データを探し出す必要がない。
【0014】請求項3の製版指令書作成方法は、さら
に、各部品エリアに対応付けられた識別子の付された台
紙を出力して、部品を電子データとして生成する作業者
に渡すようにしている。したがって、識別子を読み取る
だけで部品の電子データを格納すべきファイル名を得る
ことができる。
に、各部品エリアに対応付けられた識別子の付された台
紙を出力して、部品を電子データとして生成する作業者
に渡すようにしている。したがって、識別子を読み取る
だけで部品の電子データを格納すべきファイル名を得る
ことができる。
【0015】
【実施例】図2に、この発明の一実施例による製版指令
書作成方法に用いたシステムの構成を示す。デザイナー
用コンピュータ30と部品作業者用コンピュータ32、
34、36が、通信ライン38によって接続され、ネッ
トワークを構成している。図2においてはディスプレイ
のみを示しているが、各コンピュータは磁気ディスクや
プリンタなどを有している。
書作成方法に用いたシステムの構成を示す。デザイナー
用コンピュータ30と部品作業者用コンピュータ32、
34、36が、通信ライン38によって接続され、ネッ
トワークを構成している。図2においてはディスプレイ
のみを示しているが、各コンピュータは磁気ディスクや
プリンタなどを有している。
【0016】図3に、デザイナー用コンピュータ30の
構成をブロック図で示す。CPU40は、バスライン5
8に接続されている。バスライン58には、CRTモニ
タ48、デジタイザ50、キーボード52、磁気ディス
ク54、ネットワークインターフェイス56、バーコー
ドリーダ57、RAM42、ROM44、プリンタ46
も接続されている。図4に、部品作業者用コンピュータ
32の構成をブロック図で示す。CPU74は、バスラ
イン82に接続されている。バスライン82には、CR
Tモニタ60、デジタイザ62、キーボード64、磁気
ディスク66、入力スキャナ68、バーコードリーダ7
0、ネットワークインターフェイス72、RAM76、
ROM78も接続されている。
構成をブロック図で示す。CPU40は、バスライン5
8に接続されている。バスライン58には、CRTモニ
タ48、デジタイザ50、キーボード52、磁気ディス
ク54、ネットワークインターフェイス56、バーコー
ドリーダ57、RAM42、ROM44、プリンタ46
も接続されている。図4に、部品作業者用コンピュータ
32の構成をブロック図で示す。CPU74は、バスラ
イン82に接続されている。バスライン82には、CR
Tモニタ60、デジタイザ62、キーボード64、磁気
ディスク66、入力スキャナ68、バーコードリーダ7
0、ネットワークインターフェイス72、RAM76、
ROM78も接続されている。
【0017】このシステムを用いて、製版指令書を作成
する場合の手順を説明する。図5から図9に、そのフロ
ーチャートを示す。ここでは、図10に示すような製版
指令書を作成するものとする。
する場合の手順を説明する。図5から図9に、そのフロ
ーチャートを示す。ここでは、図10に示すような製版
指令書を作成するものとする。
【0018】デザイナーは、まず、図3のデザイナー用
コンピュータ30を用いて、版下属性ファイルHFILE(i)
を定義する。つまり、版下名HNAM(i)を書き込む。次
に、版下属性ファイルHFILE(i)の大きさ(サイズ情報)
をデジタイザ50によって入力する(ステップS1)。
つまり、図11Aに示すように、大きさを規定する対角
上の2点、すなわち、始点の座標Ps(i)と終点の座標Pe
(i)を入力する。ステップS1では、次に、版下識別子
コードHIDcode(i)を版下属性ファイルHFILE(i)に書き込
み、版下識別子パターンファイルHIDpatFILE(i)の格納
番地HIDpatFILE(i)ADRSを書き込む。ここで、版下識別
子は、各版下を区別するために版下ごとに付される。な
お、パターンデータ(バーコード)は、予め磁気ディス
ク54に記憶されているものを自動的に選択して用い
る。ステップS1では、さらに、台紙データファイルDF
ILE(i)を作成して、その格納番地DFILE(i)ADRSを版下属
性ファイルHFILE(i)に書き込む。版下属性ファイルHFIL
E(i)および台紙データファイルDFILE(i)は、磁気ディス
ク54に記憶される。なお、ここで変数iは、何番目の
版下であるのかを示すものであり、1,2・・・・mの
整数である。
コンピュータ30を用いて、版下属性ファイルHFILE(i)
を定義する。つまり、版下名HNAM(i)を書き込む。次
に、版下属性ファイルHFILE(i)の大きさ(サイズ情報)
をデジタイザ50によって入力する(ステップS1)。
つまり、図11Aに示すように、大きさを規定する対角
上の2点、すなわち、始点の座標Ps(i)と終点の座標Pe
(i)を入力する。ステップS1では、次に、版下識別子
コードHIDcode(i)を版下属性ファイルHFILE(i)に書き込
み、版下識別子パターンファイルHIDpatFILE(i)の格納
番地HIDpatFILE(i)ADRSを書き込む。ここで、版下識別
子は、各版下を区別するために版下ごとに付される。な
お、パターンデータ(バーコード)は、予め磁気ディス
ク54に記憶されているものを自動的に選択して用い
る。ステップS1では、さらに、台紙データファイルDF
ILE(i)を作成して、その格納番地DFILE(i)ADRSを版下属
性ファイルHFILE(i)に書き込む。版下属性ファイルHFIL
E(i)および台紙データファイルDFILE(i)は、磁気ディス
ク54に記憶される。なお、ここで変数iは、何番目の
版下であるのかを示すものであり、1,2・・・・mの
整数である。
【0019】ステップS2において、CPU40は、版
下属性ファイルHFILE(i)と台紙データファイルDFILE(i)
とに基づいて、図11Aのように版下台紙をCRTモニ
タ48に表示する。デザイナーは、この表示を見ながら
デジタイザ50を用いて、部品を配置すべきエリアを入
力する。このエリア入力は、図11Bに示すように、対
角上の2点Pms(i,j),Pme(i,j)を指定することにより行
う。このようにして指定したエリアを、部品配置エリア
という。なお、ここで変数jは、何番目の部品であるの
かを示すものであり、1,2・・・・nの整数である。
下属性ファイルHFILE(i)と台紙データファイルDFILE(i)
とに基づいて、図11Aのように版下台紙をCRTモニ
タ48に表示する。デザイナーは、この表示を見ながら
デジタイザ50を用いて、部品を配置すべきエリアを入
力する。このエリア入力は、図11Bに示すように、対
角上の2点Pms(i,j),Pme(i,j)を指定することにより行
う。このようにして指定したエリアを、部品配置エリア
という。なお、ここで変数jは、何番目の部品であるの
かを示すものであり、1,2・・・・nの整数である。
【0020】これを受けて、ステップS3において、C
PU40はマスクファイルMASKFILE(i,j)を作成し、マ
スク名MaskName(i,j)および指定された2点の座標Pms
(i,j),Pme(i,j)を記憶する。さらに、版下属性ファイル
HFILE(i)内に、マスクファイルMASKFILE(i,j)の格納番
地を、MASKFILE(i,j)ADRSとして記憶する。次に、ステ
ップS4において、CPU40は、各部品を区別するた
めの部品識別子コードBIDcode(i,j)を生成し、マスクフ
ァイルMASKFILE(i,j)に格納する。
PU40はマスクファイルMASKFILE(i,j)を作成し、マ
スク名MaskName(i,j)および指定された2点の座標Pms
(i,j),Pme(i,j)を記憶する。さらに、版下属性ファイル
HFILE(i)内に、マスクファイルMASKFILE(i,j)の格納番
地を、MASKFILE(i,j)ADRSとして記憶する。次に、ステ
ップS4において、CPU40は、各部品を区別するた
めの部品識別子コードBIDcode(i,j)を生成し、マスクフ
ァイルMASKFILE(i,j)に格納する。
【0021】さらに、ステップS5において、部品識別
子コードBIDcode(i,j)に対応する部品識別子パターン
(バーコードパターン)ファイルBIDpatFILE(i,j)の格
納番地BIDpatFILE(i,j)ADRSを、マスクファイルMASKFIL
E(i,j)に記憶する。また、ステップS5においては、当
該部品配置エリアに対応する可変長の部品情報ファイル
PARTSFILE(i,j)を作成し、その格納番地PARTSFILE(i,j)
ADRSを、マスクファイルMASKFILE(i,j)に記憶する。な
お、この段階では、部品情報ファイルPARTSFILE(i,j)に
は、部品のデータは格納されない。つまり、部品配置エ
リアに配置すべき部品のファイル名のみが決定される。
子コードBIDcode(i,j)に対応する部品識別子パターン
(バーコードパターン)ファイルBIDpatFILE(i,j)の格
納番地BIDpatFILE(i,j)ADRSを、マスクファイルMASKFIL
E(i,j)に記憶する。また、ステップS5においては、当
該部品配置エリアに対応する可変長の部品情報ファイル
PARTSFILE(i,j)を作成し、その格納番地PARTSFILE(i,j)
ADRSを、マスクファイルMASKFILE(i,j)に記憶する。な
お、この段階では、部品情報ファイルPARTSFILE(i,j)に
は、部品のデータは格納されない。つまり、部品配置エ
リアに配置すべき部品のファイル名のみが決定される。
【0022】次に、ステップS6において、全ての部品
エリアに対してステップS2〜S5の処理を行ったか否
かを判断する。まだであれば、変数jをインクリメント
して、ステップS2〜S5の処理を繰り返す。全ての部
品についてステップS2〜S5の処理が完了した時、C
RTモニタ48には、図11Bに示すように台紙を示す
枠と部品配置エリアE1〜E7を示す枠だけが表示され
る。
エリアに対してステップS2〜S5の処理を行ったか否
かを判断する。まだであれば、変数jをインクリメント
して、ステップS2〜S5の処理を繰り返す。全ての部
品についてステップS2〜S5の処理が完了した時、C
RTモニタ48には、図11Bに示すように台紙を示す
枠と部品配置エリアE1〜E7を示す枠だけが表示され
る。
【0023】全ての部品についてステップS2〜S5の
処理が完了すると、ステップS7に進む。ステップS7
において、CPU40は、部品配置エリアに対する部品
識別子、版下台紙に対する版下識別子の合成位置を決定
する。この際、CPU40は、部品識別子BID1〜B
ID7の合成位置を、図1に示すように対応する部品配
置エリアE1〜E7の近傍に決定する。ただし、部品配
置エリアE5,E6のように、小さく密集しているため
近傍に配置できない場合には、関係線L5,L6によっ
て関係を明らかにして、離れた位置に部品識別子BID
5,BID6を配置する。なお、版下識別子HIDは、
台紙の左上隅に配置される。また、このステップS7に
おける各識別子パターンデータの合成は、一時的なもの
であり、合成結果は台紙データファイルDFILE(i,j)に記
憶されない。
処理が完了すると、ステップS7に進む。ステップS7
において、CPU40は、部品配置エリアに対する部品
識別子、版下台紙に対する版下識別子の合成位置を決定
する。この際、CPU40は、部品識別子BID1〜B
ID7の合成位置を、図1に示すように対応する部品配
置エリアE1〜E7の近傍に決定する。ただし、部品配
置エリアE5,E6のように、小さく密集しているため
近傍に配置できない場合には、関係線L5,L6によっ
て関係を明らかにして、離れた位置に部品識別子BID
5,BID6を配置する。なお、版下識別子HIDは、
台紙の左上隅に配置される。また、このステップS7に
おける各識別子パターンデータの合成は、一時的なもの
であり、合成結果は台紙データファイルDFILE(i,j)に記
憶されない。
【0024】次に、この合成結果に基づいて、版下台紙
の枠、版下識別子、部品配置エリアの枠、部品識別子を
出力する。つまり、図1に示すような、部品配置台紙8
0をプリンタ46から出力する(ステップS8)。次
に、全ての版下について処理が終了したか否かを判断す
る(ステップS9)。終了していなければ、変数iをイ
ンクリメントして、ステップS1〜S8までを繰り返し
実行する。
の枠、版下識別子、部品配置エリアの枠、部品識別子を
出力する。つまり、図1に示すような、部品配置台紙8
0をプリンタ46から出力する(ステップS8)。次
に、全ての版下について処理が終了したか否かを判断す
る(ステップS9)。終了していなければ、変数iをイ
ンクリメントして、ステップS1〜S8までを繰り返し
実行する。
【0025】全ての版下についての部品配置台紙80の
出力が終了すると、次に、デザイナーは、この部品配置
台紙80と文字原稿、線画原稿、画像部品を部品作業者
に渡し、電子データの作成を依頼する。この際、デザイ
ナーは、部品作業者の特性などを考慮して、数人の部品
作業者に分担させて作業を行わせる。
出力が終了すると、次に、デザイナーは、この部品配置
台紙80と文字原稿、線画原稿、画像部品を部品作業者
に渡し、電子データの作成を依頼する。この際、デザイ
ナーは、部品作業者の特性などを考慮して、数人の部品
作業者に分担させて作業を行わせる。
【0026】部品配置台紙80と文字原稿82、84を
受け取った部品作業者の場合を例にとって、図8のフロ
チャートを用いて作業の手順を説明する。部品作業者
は、図4に示す部品作業者用コンピュータ32を用い
て、文字原稿82をキーボード64から入力する(ステ
ップS10)。入力が完了すると、この電子データは、
一旦、磁気ディスク66に記憶される。
受け取った部品作業者の場合を例にとって、図8のフロ
チャートを用いて作業の手順を説明する。部品作業者
は、図4に示す部品作業者用コンピュータ32を用い
て、文字原稿82をキーボード64から入力する(ステ
ップS10)。入力が完了すると、この電子データは、
一旦、磁気ディスク66に記憶される。
【0027】次に、部品作業者は、部品配置台紙80
の、文字原稿82に対応する部品配置エリアE1の部品
識別子BID1を、バーコードリーダ70によって読み
取る。CPU74は、これを受けて、ネットワークイン
ターフェイス72を介してデザイナー用コンピュータ3
0と通信し、読み取った部品識別子BID1に対応する
部品情報ファイルPARTSFILE(i,j)を検索する。さらに、
ネットワークインターフェイス72を介して、検索した
対応する部品情報ファイルPARTSFILE(i,j)に、入力した
文字原稿82の電子データを記憶する(ステップS1
1)。つまり、デザイナー用コンピュータ30の磁気デ
ィスク54に、予め定めてあった部品情報ファイル名に
て、電子データを記憶する。
の、文字原稿82に対応する部品配置エリアE1の部品
識別子BID1を、バーコードリーダ70によって読み
取る。CPU74は、これを受けて、ネットワークイン
ターフェイス72を介してデザイナー用コンピュータ3
0と通信し、読み取った部品識別子BID1に対応する
部品情報ファイルPARTSFILE(i,j)を検索する。さらに、
ネットワークインターフェイス72を介して、検索した
対応する部品情報ファイルPARTSFILE(i,j)に、入力した
文字原稿82の電子データを記憶する(ステップS1
1)。つまり、デザイナー用コンピュータ30の磁気デ
ィスク54に、予め定めてあった部品情報ファイル名に
て、電子データを記憶する。
【0028】図8においては文字原稿の場合について説
明したが、線画原稿の場合には、デジタイザ62によっ
て電子データを作成する点が異なるだけである。また、
画像部品(カラーフィルムなど)の場合には、入力スキ
ャナ68によって色分解して読み取り、電子データとす
る点が異なるだけである。なお、この際の入力スキャナ
68の分解能は、製版工程における入力スキャナよりも
粗いものでよい。
明したが、線画原稿の場合には、デジタイザ62によっ
て電子データを作成する点が異なるだけである。また、
画像部品(カラーフィルムなど)の場合には、入力スキ
ャナ68によって色分解して読み取り、電子データとす
る点が異なるだけである。なお、この際の入力スキャナ
68の分解能は、製版工程における入力スキャナよりも
粗いものでよい。
【0029】部品作業者の作業が終了すると、次は、デ
ザイナーの作業に移る。デザイナーは、ステップS8で
出力した部品配置台紙80の、版下識別子HID、部品
識別子BID1〜BID7を、バーコードリーダ57に
よって読み取る。CPU40は、これを受けて、台紙デ
ータファイルDFILE(i,j)に部品の電子データを書き込
み、CRTモニタ48に表示する(ステップS12)。
ザイナーの作業に移る。デザイナーは、ステップS8で
出力した部品配置台紙80の、版下識別子HID、部品
識別子BID1〜BID7を、バーコードリーダ57に
よって読み取る。CPU40は、これを受けて、台紙デ
ータファイルDFILE(i,j)に部品の電子データを書き込
み、CRTモニタ48に表示する(ステップS12)。
【0030】なお、CPU40は、部品配置エリアとこ
れに対応する部品情報データが対応付けられているの
で、バーコードによる読み取りを行わなくとも、自動的
に貼り付けを行うこともできる。しかし、ここでは、部
品の確認を行う意味で、バーコードリーダ57による読
み取りとCRTモニタ48による表示を行うようにして
いる。
れに対応する部品情報データが対応付けられているの
で、バーコードによる読み取りを行わなくとも、自動的
に貼り付けを行うこともできる。しかし、ここでは、部
品の確認を行う意味で、バーコードリーダ57による読
み取りとCRTモニタ48による表示を行うようにして
いる。
【0031】次に、全ての部品、全ての版下について処
理が終了したか否かを判断する(ステップS13)。終
了していなければ、ステップS12を繰り返す。終了す
ればステップS14に進む。ステップS14において
は、各部品に対応する部品識別子のパターンデータおよ
び版下台紙に対応する版下識別子のパターンデータを、
台紙データファイルDFILE(i,j)に貼り込む。次に、その
合成結果をプリンタ46から出力する(ステップS1
5)。次に、全ての版下についての出力が終了したか否
かを判断する(ステップS16)。終了していなけれ
ば、変数iをインクリメントして、ステップS14、S
15を繰り返し実行する。全ての版下についての出力を
終えると、処理を終了する。
理が終了したか否かを判断する(ステップS13)。終
了していなければ、ステップS12を繰り返す。終了す
ればステップS14に進む。ステップS14において
は、各部品に対応する部品識別子のパターンデータおよ
び版下台紙に対応する版下識別子のパターンデータを、
台紙データファイルDFILE(i,j)に貼り込む。次に、その
合成結果をプリンタ46から出力する(ステップS1
5)。次に、全ての版下についての出力が終了したか否
かを判断する(ステップS16)。終了していなけれ
ば、変数iをインクリメントして、ステップS14、S
15を繰り返し実行する。全ての版下についての出力を
終えると、処理を終了する。
【0032】このようにして、得られた製版指令書であ
る版下90の一例を図10に示す。この実施例において
は、版下90に部品識別子BID1〜BID7を出力す
るようにしている。これにより、後述する製版工程の処
理が迅速となる。
る版下90の一例を図10に示す。この実施例において
は、版下90に部品識別子BID1〜BID7を出力す
るようにしている。これにより、後述する製版工程の処
理が迅速となる。
【0033】上記実施例においては、デザイナーが部品
作業者に対し部品配置台紙を渡すようにしているが、各
部品の電子データを格納すべきファイル名を明示し、作
成した電子データをこのファイルに格納するようにして
もよい。この場合には、部品作業者用コンピュータにバ
ーコードリーダ57が設けられていなくとも、この発明
による製版指令書作成方法を実現することができる。
作業者に対し部品配置台紙を渡すようにしているが、各
部品の電子データを格納すべきファイル名を明示し、作
成した電子データをこのファイルに格納するようにして
もよい。この場合には、部品作業者用コンピュータにバ
ーコードリーダ57が設けられていなくとも、この発明
による製版指令書作成方法を実現することができる。
【0034】また、上記実施例では、デザイナー用コン
ピュータ30と部品作業者用コンピュータ32、34、
36とが、ネットワーク接続されている場合について説
明した。しかし、両コンピュータが単独で稼働しており
互いにオンラインでのデータ交換が不可能な場合は、部
品作業者は作成した部品の電子データをFDに格納して
デザイナーに渡せばよい。この際、デザイナーは、図6
のステップS5において予め定めた部品データ格納のた
めの部品情報ファイルPARTSFILE(i,j)を部品作業者に明
示し、部品作業者は、指定されたフィイル名PARTSFILE
(i,j)を付けてFDに格納する。このFDを受けたデザ
イナーは、部品の電子データを、ファイル名をたより
に、磁気ディスク54の部品情報ファイルPARTSFILE(i,
j)に格納する。これにより、ネットワーク接続されてい
る場合と同じ条件が整うので、図9のステップS12以
下を実行すればよい。
ピュータ30と部品作業者用コンピュータ32、34、
36とが、ネットワーク接続されている場合について説
明した。しかし、両コンピュータが単独で稼働しており
互いにオンラインでのデータ交換が不可能な場合は、部
品作業者は作成した部品の電子データをFDに格納して
デザイナーに渡せばよい。この際、デザイナーは、図6
のステップS5において予め定めた部品データ格納のた
めの部品情報ファイルPARTSFILE(i,j)を部品作業者に明
示し、部品作業者は、指定されたフィイル名PARTSFILE
(i,j)を付けてFDに格納する。このFDを受けたデザ
イナーは、部品の電子データを、ファイル名をたより
に、磁気ディスク54の部品情報ファイルPARTSFILE(i,
j)に格納する。これにより、ネットワーク接続されてい
る場合と同じ条件が整うので、図9のステップS12以
下を実行すればよい。
【0035】次に、図10の版下90を用いて製版を行
う場合を、図12を用いて説明する。なお、製版工程に
対しては、版下90の他に図15Bに示すような指示書
8も併せて渡される。また、版下90は、その製版作業
に必要な画像部品92〜96およびFD91(文字部品
や線画部品の電子データが格納されている)と一緒にし
て製版工程に渡される。
う場合を、図12を用いて説明する。なお、製版工程に
対しては、版下90の他に図15Bに示すような指示書
8も併せて渡される。また、版下90は、その製版作業
に必要な画像部品92〜96およびFD91(文字部品
や線画部品の電子データが格納されている)と一緒にし
て製版工程に渡される。
【0036】まず、FD91に記憶された文字部品や線
画部品の電子データを、磁気ディスク24に読み込む。
次に、、製版作業者は、画像部品92〜96を入力スキ
ャナ22によって読み取り、イメージデータとして磁気
ディスク24に記憶する。製版工程における入力スキャ
ナ22は、デザイン工程において用いた入力スキャナ6
8(図4参照)よりも分解能が高いものである。この読
取の際、作業者は、各画像部品92、93、94、9
5、96ごとに、版下90の対応する部品識別子パター
ンBID3、BID6、BID7、BID5、BID4
(図10参照)をバーコードリーダ102によって読み
取り、ファイル名とは別に識別番号を付して、磁気ディ
スク24に記憶する。
画部品の電子データを、磁気ディスク24に読み込む。
次に、、製版作業者は、画像部品92〜96を入力スキ
ャナ22によって読み取り、イメージデータとして磁気
ディスク24に記憶する。製版工程における入力スキャ
ナ22は、デザイン工程において用いた入力スキャナ6
8(図4参照)よりも分解能が高いものである。この読
取の際、作業者は、各画像部品92、93、94、9
5、96ごとに、版下90の対応する部品識別子パター
ンBID3、BID6、BID7、BID5、BID4
(図10参照)をバーコードリーダ102によって読み
取り、ファイル名とは別に識別番号を付して、磁気ディ
スク24に記憶する。
【0037】次に、製版作業者は、磁気ディスク24に
記憶された画像部品92、93、94、95、96をコ
ンピュータ26に読み出してモニタ表示し、版下90と
指示書に従って、画像部品92、93、94、95、9
6のレタッチを行う。この際、作業者は、バーコードリ
ーダ104によって読み出したい画像部品に対応する対
応画像部品に付されている版下90上の部品識別子を読
み取って入力する。コンピュータ26は、読み取られた
部品識別子に基づいて、磁気ディスク24から同じ識別
番号の画像部品を検索し読み出す。したがって、作業者
は、部品識別子をバーコードリーダ104によってなぞ
るだけで画像部品を正確に呼出すことができ、作業の迅
速化が図れる。
記憶された画像部品92、93、94、95、96をコ
ンピュータ26に読み出してモニタ表示し、版下90と
指示書に従って、画像部品92、93、94、95、9
6のレタッチを行う。この際、作業者は、バーコードリ
ーダ104によって読み出したい画像部品に対応する対
応画像部品に付されている版下90上の部品識別子を読
み取って入力する。コンピュータ26は、読み取られた
部品識別子に基づいて、磁気ディスク24から同じ識別
番号の画像部品を検索し読み出す。したがって、作業者
は、部品識別子をバーコードリーダ104によってなぞ
るだけで画像部品を正確に呼出すことができ、作業の迅
速化が図れる。
【0038】このようにして呼出した画像部品92、9
3、94、95、96を、版下90および指示書に示さ
れた大きさに切り抜いたり、色調の調整を行ったり、拡
大縮小、回転を行ったりする。レタッチ後の画像部品9
2、93、94、95、96は、再び、磁気ディスク2
4に記憶される。
3、94、95、96を、版下90および指示書に示さ
れた大きさに切り抜いたり、色調の調整を行ったり、拡
大縮小、回転を行ったりする。レタッチ後の画像部品9
2、93、94、95、96は、再び、磁気ディスク2
4に記憶される。
【0039】次に、版下90と指示書にしたがって、コ
ンピュータ178を用いて各部品についての配置(集
版)作業を行う。この際にも、画像部品92〜96の呼
出は、バーコードリーダ180によって部品識別子をな
ぞるだけでよい。また、磁気ディスク24に記憶した文
字部品や線画部品を呼出す際にも、バーコードリーダ1
80によって部品識別子をなぞるだけでよい。
ンピュータ178を用いて各部品についての配置(集
版)作業を行う。この際にも、画像部品92〜96の呼
出は、バーコードリーダ180によって部品識別子をな
ぞるだけでよい。また、磁気ディスク24に記憶した文
字部品や線画部品を呼出す際にも、バーコードリーダ1
80によって部品識別子をなぞるだけでよい。
【0040】ここでの集版済みデータは再び磁気ディス
ク24に記憶される。そして、出力スキャナ23によっ
て分色版フィルム100Y、100M、100C、10
0Kが作成され、これら分色版フィルムを用いた露光作
業やその後の現像作業を経て各色ごとの印刷版(図示せ
ず)が作成される。
ク24に記憶される。そして、出力スキャナ23によっ
て分色版フィルム100Y、100M、100C、10
0Kが作成され、これら分色版フィルムを用いた露光作
業やその後の現像作業を経て各色ごとの印刷版(図示せ
ず)が作成される。
【0041】上記実施例においては、部品識別子として
バーコードを用いたが、バーコード以外の光学的に読み
取り可能なものを用いてもよい。また、磁気コードのよ
うに磁気的に読み取り可能なものでもよく、電気的に読
み取り可能なものであってもよい。
バーコードを用いたが、バーコード以外の光学的に読み
取り可能なものを用いてもよい。また、磁気コードのよ
うに磁気的に読み取り可能なものでもよく、電気的に読
み取り可能なものであってもよい。
【0042】なお、上記実施例では版下90に識別子を
記録したが、版下90に重ねて使用される指示書に識別
子を記録してもよい。この場合には、指示書を版下90
に重ねたときに、識別子が対応画像部品の近傍に来るよ
うに配置すればよい。
記録したが、版下90に重ねて使用される指示書に識別
子を記録してもよい。この場合には、指示書を版下90
に重ねたときに、識別子が対応画像部品の近傍に来るよ
うに配置すればよい。
【0043】また、上記実施例では、版下90と指示書
を別の用紙に作成したが、図3のキーボード52から指
示書の内容を入力し、版下90に指示書の内容を併せて
出力するようにしてもよい。
を別の用紙に作成したが、図3のキーボード52から指
示書の内容を入力し、版下90に指示書の内容を併せて
出力するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】請求項1、2の製版指令書作成方法は、
各部品の電子データ作成前に、当該電子データを格納す
べき部品エリアと関連付けられたファイル名を定めてい
る。したがって、各部品を台紙上に配置する際に、電子
データを探し出す必要がなく、作業が迅速であり誤りも
少ない。
各部品の電子データ作成前に、当該電子データを格納す
べき部品エリアと関連付けられたファイル名を定めてい
る。したがって、各部品を台紙上に配置する際に、電子
データを探し出す必要がなく、作業が迅速であり誤りも
少ない。
【0045】請求項3の製版指令書作成方法は、さら
に、各部品エリアに対応付けられた識別子の付された台
紙を出力して、作業者に渡すようにしている。したがっ
て、識別子を読み取るだけで部品の電子データを格納す
べきファイル名を得ることができ、さらに作業が迅速で
ある。
に、各部品エリアに対応付けられた識別子の付された台
紙を出力して、作業者に渡すようにしている。したがっ
て、識別子を読み取るだけで部品の電子データを格納す
べきファイル名を得ることができ、さらに作業が迅速で
ある。
【0046】すなわち、この発明によれば、製版指令書
を正確かつ迅速に作成することができる。
を正確かつ迅速に作成することができる。
【図1】この発明の一実施例による製版指令書作成方法
において用いた部品配置台紙80を示す図である。
において用いた部品配置台紙80を示す図である。
【図2】この発明の一実施例による製版指令作成方法に
用いたシステムの構成図である。
用いたシステムの構成図である。
【図3】デザイナー用コンピュータ30のブロック図で
ある。
ある。
【図4】部品作業者用コンピュータ32(34、36)
のブロック図である。
のブロック図である。
【図5】製版指令書作成の工程を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図6】製版指令書作成の工程を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図7】製版指令書作成の工程を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図8】製版指令書作成の工程を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図9】製版指令書作成の工程を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図10】完成した版下90を示す図である。
【図11】部品配置台紙の電子データをCRTモニタ4
8に表示した状態を示す図である。
8に表示した状態を示す図である。
【図12】版下90を用いて行う製版工程を示す概念図
である。
である。
【図13】従来のデザイン工程示す概念図である。
【図14】従来の製版工程示す概念図である。
【図15】版下6および指示書8を示す図である。
HID・・・版下識別子 E1〜E7・・・部品配置エリア BID1〜BID7・・・部品識別子
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
Claims (3)
- 【請求項1】画像部品、文字部品、線画部品のそれぞれ
に対応する各対応部品を台紙上に出力した製版指令書を
作成する方法において、台紙の大きさ、台紙上に配置予
定の各部品の部品エリアを決定し、電子データとして記
憶装置に記憶するとともに、各部品エリアに配置予定の
部品を記憶するためのファイル名を各部品エリアに対応
づけて決定する台紙生成ステップ、各部品の電子データ
を製作するとともに、製作した各部品の電子データを前
ステップにおいて予め定められたファイル名を付して可
搬性記憶媒体に記憶する部品生成ステップ、記憶装置に
記憶されている台紙の大きさ、台紙上の部品エリアの電
子データ、各部品エリアに対応する部品のファイル名、
および前記可搬性記憶媒体にファイル名を付して記憶さ
れている各部品に基づいて、製版指令書を電子データと
して生成する製版指令書生成ステップ、前ステップにお
いて生成された製版指令書の電子データに基づいて、製
版指令書を出力する製版指令書出力ステップ、を備えた
ことを特徴とする製版指令書作成方法。 - 【請求項2】デザイン側コンピュータとネットワーク接
続された部品側コンピュータとを用いて、画像部品、文
字部品、線画部品のそれぞれに対応する各対応部品を台
紙上に出力した製版指令書を作成する方法において、デ
ザイン側コンピュータを用いて、台紙の大きさ、台紙上
に配置予定の各部品の部品エリアを決定し、電子データ
としてデザイン側コンピュータの記憶装置に記憶すると
ともに、各部品エリアに配置予定の部品を記憶するため
のファイル名を各部品エリアに対応づけて決定する台紙
生成ステップ、部品側コンピュータを用いて、各部品の
電子データを製作するとともに、製作した各部品をネッ
トワークを介してデザイン側コンピュータの記憶装置
に、前ステップにおいて予め定められたファイル名で電
子データとして記憶する部品生成ステップ、デザイン側
コンピュータを用いて、記憶装置に記憶されている台紙
の大きさ、台紙上の部品エリアの電子データ、各部品エ
リアに対応づけられファイル名を付して記憶されている
各部品に基づいて、製版指令書を電子データとして生成
する製版指令書生成ステップ、前ステップにおいて生成
された製版指令書の電子データに基づいて、製版指令書
を出力する製版指令書出力ステップ、を備えたことを特
徴とする製版指令書作成方法。 - 【請求項3】請求項1または2の製版指令書作成方法に
おいて、台紙生成ステップにおいて、各部品のファイル
名に対応する光学的、電気的または磁気的に読み取り可
能な識別子を、対応する各部品エリアに配置するととも
に、部品エリア、識別子の配置された台紙を出力し、部
品生成ステップにおいて、台紙上の各部品エリアの識別
子を読取器で読み取ることにより対応する部品のファイ
ル名を得て、当該ファイル名に対応させて部品の電子デ
ータを記憶するようにしたこと、を特徴とする製版指令
書作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8583693A JPH06301191A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 製版指令書作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8583693A JPH06301191A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 製版指令書作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06301191A true JPH06301191A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13869949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8583693A Pending JPH06301191A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 製版指令書作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06301191A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012508414A (ja) * | 2008-11-07 | 2012-04-05 | ソリデオ システムズ カンパニー リミテッド | 施設管理システム及び提供方法 |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP8583693A patent/JPH06301191A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012508414A (ja) * | 2008-11-07 | 2012-04-05 | ソリデオ システムズ カンパニー リミテッド | 施設管理システム及び提供方法 |
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