JPH06300940A - 光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法 - Google Patents
光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法Info
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- JPH06300940A JPH06300940A JP8635193A JP8635193A JPH06300940A JP H06300940 A JPH06300940 A JP H06300940A JP 8635193 A JP8635193 A JP 8635193A JP 8635193 A JP8635193 A JP 8635193A JP H06300940 A JPH06300940 A JP H06300940A
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/36—Mechanical coupling means
- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3833—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
- G02B6/3854—Ferrules characterised by materials
-
- G—PHYSICS
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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- G02B6/3865—Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture fabricated by using moulding techniques
-
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- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/3873—Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls
- G02B6/3885—Multicore or multichannel optical connectors, i.e. one single ferrule containing more than one fibre, e.g. ribbon type
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、靭性および寸法安定性に優れ、異方
性が小さい光ファイバコネクタ用フェルールを高精度
に、効率よく、しかも容易に製造することができる光フ
ァイバコネクタ用フェルールの製造方法を提供すること
を目的とする。 【構成】樹脂材料の射出成形により光ファイバコネクタ
用フェルールを製造する方法において、前記樹脂材料が
ポリフェニレンサルファイド樹脂95〜60重量部、直
鎖状低密度ポリエチレン3〜30重量部、およびエポキ
シ樹脂2〜20重量部を混合した樹脂混合物100重量
部に対し、繊維状を除く球形または不定形の無機充填材
50〜400重量部を配合してなる樹脂組成物であるこ
とを特徴としている。
性が小さい光ファイバコネクタ用フェルールを高精度
に、効率よく、しかも容易に製造することができる光フ
ァイバコネクタ用フェルールの製造方法を提供すること
を目的とする。 【構成】樹脂材料の射出成形により光ファイバコネクタ
用フェルールを製造する方法において、前記樹脂材料が
ポリフェニレンサルファイド樹脂95〜60重量部、直
鎖状低密度ポリエチレン3〜30重量部、およびエポキ
シ樹脂2〜20重量部を混合した樹脂混合物100重量
部に対し、繊維状を除く球形または不定形の無機充填材
50〜400重量部を配合してなる樹脂組成物であるこ
とを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバコネクタ用
フェルールの製造方法に関する。
フェルールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバのコネクタ用フェルー
ルは、セラミックスを成形して成形物を得て、その成形
物に切削加工を施すことにより製造されている。この方
法によれば、個々の成形物にそれぞれ切削加工を施すの
で製造効率が低く製造コストが高くなる。
ルは、セラミックスを成形して成形物を得て、その成形
物に切削加工を施すことにより製造されている。この方
法によれば、個々の成形物にそれぞれ切削加工を施すの
で製造効率が低く製造コストが高くなる。
【0003】一方、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用
いて光ファイバのコネクタ用フェルールを製造する方法
も行われている。この方法は、フェルール材料が樹脂で
あるので低コストではあるが、樹脂を熱硬化させなけれ
ばならず大量生産することができない。例えば、熱硬化
性樹脂を用いてトランスファー成形法により光ファイバ
コネクタ用フェルールを製造する場合、熱硬化性樹脂を
金型内に供給して圧縮した後に熱硬化性樹脂を熱硬化せ
しめる時間を確保しなければならない。さらに、熱硬化
性樹脂は冷蔵保存しなければならないので、その保管お
よび取扱いが面倒である。
いて光ファイバのコネクタ用フェルールを製造する方法
も行われている。この方法は、フェルール材料が樹脂で
あるので低コストではあるが、樹脂を熱硬化させなけれ
ばならず大量生産することができない。例えば、熱硬化
性樹脂を用いてトランスファー成形法により光ファイバ
コネクタ用フェルールを製造する場合、熱硬化性樹脂を
金型内に供給して圧縮した後に熱硬化性樹脂を熱硬化せ
しめる時間を確保しなければならない。さらに、熱硬化
性樹脂は冷蔵保存しなければならないので、その保管お
よび取扱いが面倒である。
【0004】そこで、熱可塑性樹脂を用いた光ファイバ
コネクタ用フェルールを製造する方法が検討されてい
る。熱可塑性樹脂を用いた方法は、射出成形が可能であ
るので、成形サイクルが短く、歩留まりが良く製造効率
が高い。また、熱可塑性樹脂を用いた方法によれば、射
出成形の際の不良品等を素材としてリサイクルすること
ができる等の利点がある。光ファイバコネクタ用フェル
ールには、高寸法精度および高強度等の特性が要求され
る。このため、光ファイバコネクタ用フェルールの製造
において使用される熱可塑性樹脂としては、寸法安定性
および高温流動性に優れ、しかも高強度であるポリフェ
ニレンサルファイド、液晶ポリマー、ポリカーボネー
ト、ポリエーテルスルフォン等が挙げられる。
コネクタ用フェルールを製造する方法が検討されてい
る。熱可塑性樹脂を用いた方法は、射出成形が可能であ
るので、成形サイクルが短く、歩留まりが良く製造効率
が高い。また、熱可塑性樹脂を用いた方法によれば、射
出成形の際の不良品等を素材としてリサイクルすること
ができる等の利点がある。光ファイバコネクタ用フェル
ールには、高寸法精度および高強度等の特性が要求され
る。このため、光ファイバコネクタ用フェルールの製造
において使用される熱可塑性樹脂としては、寸法安定性
および高温流動性に優れ、しかも高強度であるポリフェ
ニレンサルファイド、液晶ポリマー、ポリカーボネー
ト、ポリエーテルスルフォン等が挙げられる。
【0005】しかしながら、液晶ポリマーは、分子配向
が強いので、得られる成形品の寸法安定性悪く、機械的
強度に異方性が生じる、すなわち液晶ポリマーの流動方
向における強度と流動方向に垂直な方向における機械的
強度に大きな差が生じる。
が強いので、得られる成形品の寸法安定性悪く、機械的
強度に異方性が生じる、すなわち液晶ポリマーの流動方
向における強度と流動方向に垂直な方向における機械的
強度に大きな差が生じる。
【0006】ポリカーボネートは、もともと溶融粘度が
高いので、成形収縮率を小さくするために無機充填材を
高充填率で配合すると樹脂の流動性が悪くなり射出成形
に支障が生じる。
高いので、成形収縮率を小さくするために無機充填材を
高充填率で配合すると樹脂の流動性が悪くなり射出成形
に支障が生じる。
【0007】ポリエーテルサルフォンは、成形収縮率が
小さく、分子配向による異方性も小さく、無機充填材を
配合することにより強化することが可能であるが、吸湿
性が高いので成形品は耐湿性が悪く、吸湿による寸法変
化および重量変化が大きい。また、ポリカーボネートと
同様に無機充填材を高充填率で配合すると樹脂の流動性
が悪くなり射出成形性に支障が生じる。
小さく、分子配向による異方性も小さく、無機充填材を
配合することにより強化することが可能であるが、吸湿
性が高いので成形品は耐湿性が悪く、吸湿による寸法変
化および重量変化が大きい。また、ポリカーボネートと
同様に無機充填材を高充填率で配合すると樹脂の流動性
が悪くなり射出成形性に支障が生じる。
【0008】ポリフェニレンサルファイドは、樹脂単独
では収縮が大きいので得られる成形品にひけが生じてし
まう。
では収縮が大きいので得られる成形品にひけが生じてし
まう。
【0009】このように、これらの熱可塑性樹脂は光フ
ァイバコネクタ用フェルール用として満足できる特性を
発揮することができない。
ァイバコネクタ用フェルール用として満足できる特性を
発揮することができない。
【0010】本発明者らは、上記問題点を考慮して研究
を重ね、先に、架橋型ポリフェニレンサルファイド樹脂
のみに所定量の無機充填材を配合させてなる架橋型ポリ
フェニレンサルファイド樹脂組成物を用いる光ファイバ
コネクタ用フェルールの製造方法を提案した。この方法
では、得られた光ファイバコネクタ用フェルールの寸法
安定性、異方性の抑制、および機械的強度の点において
良い結果が得られたことを開示している。
を重ね、先に、架橋型ポリフェニレンサルファイド樹脂
のみに所定量の無機充填材を配合させてなる架橋型ポリ
フェニレンサルファイド樹脂組成物を用いる光ファイバ
コネクタ用フェルールの製造方法を提案した。この方法
では、得られた光ファイバコネクタ用フェルールの寸法
安定性、異方性の抑制、および機械的強度の点において
良い結果が得られたことを開示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法では、架橋
型ポリフェニレンサルファイド樹脂に無機充填材を高充
填率で配合した樹脂組成物を用いているので、樹脂組成
物の流動性が低下し、射出成形性に悪影響を与え、しか
も得られた光ファイバコネクタ用フェルールの靭性がや
や低下してしまう等の問題があった。
光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法では、架橋
型ポリフェニレンサルファイド樹脂に無機充填材を高充
填率で配合した樹脂組成物を用いているので、樹脂組成
物の流動性が低下し、射出成形性に悪影響を与え、しか
も得られた光ファイバコネクタ用フェルールの靭性がや
や低下してしまう等の問題があった。
【0012】本発明はかかる点に鑑みなされたものであ
り、靭性および寸法安定性に優れ、異方性が小さい光フ
ァイバコネクタ用フェルールを高精度に、効率よく、し
かも容易に製造することができる光ファイバコネクタ用
フェルールの製造方法を提供することを目的とする。
り、靭性および寸法安定性に優れ、異方性が小さい光フ
ァイバコネクタ用フェルールを高精度に、効率よく、し
かも容易に製造することができる光ファイバコネクタ用
フェルールの製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂材料の射
出成形により光ファイバコネクタ用フェルールを製造す
る方法において、前記樹脂材料がポリフェニレンサルフ
ァイド樹脂95〜60重量部、直鎖状低密度ポリエチレ
ン3〜30重量部、およびエポキシ樹脂2〜20重量部
を混合した樹脂混合物100重量部に対し、繊維状を除
く球形または不定形の無機充填材50〜400重量部を
配合してなる樹脂組成物であることを特徴とする光ファ
イバコネクタ用フェルールの製造方法を提供する。
出成形により光ファイバコネクタ用フェルールを製造す
る方法において、前記樹脂材料がポリフェニレンサルフ
ァイド樹脂95〜60重量部、直鎖状低密度ポリエチレ
ン3〜30重量部、およびエポキシ樹脂2〜20重量部
を混合した樹脂混合物100重量部に対し、繊維状を除
く球形または不定形の無機充填材50〜400重量部を
配合してなる樹脂組成物であることを特徴とする光ファ
イバコネクタ用フェルールの製造方法を提供する。
【0014】ここで、本発明の方法において使用される
ポリフェニレンサルファイド樹脂(以下、PPS樹脂と
省略する)は、特に限定されないが、高充填率で無機充
填材を配合させることができるために300℃における
溶融粘度が2000〜5000ポイズ(103 /秒)で
あるものが好ましい。
ポリフェニレンサルファイド樹脂(以下、PPS樹脂と
省略する)は、特に限定されないが、高充填率で無機充
填材を配合させることができるために300℃における
溶融粘度が2000〜5000ポイズ(103 /秒)で
あるものが好ましい。
【0015】本発明において、PPS樹脂に直鎖状低密
度ポリエチレン(L−LDPEと省略する)を混合する
理由は、L−LDPEがポリプロピレン等に比べて柔軟
性に優れており、その他のポリオレフィン樹脂(高密度
ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体)に比べて耐熱性に優れるからである。な
お、本発明の方法において使用されるL−LDPEは、
成形時の流動性を考慮してメルトインデックスが8〜2
0g/10分であるものが好ましい。
度ポリエチレン(L−LDPEと省略する)を混合する
理由は、L−LDPEがポリプロピレン等に比べて柔軟
性に優れており、その他のポリオレフィン樹脂(高密度
ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体)に比べて耐熱性に優れるからである。な
お、本発明の方法において使用されるL−LDPEは、
成形時の流動性を考慮してメルトインデックスが8〜2
0g/10分であるものが好ましい。
【0016】本発明において、エポキシ樹脂は、PPS
樹脂とL−LDPEとの間の相溶性を向上させるために
相溶化剤として混合される。これは、単にPPS樹脂と
L−LDPEとを混合しても相溶性が悪く、この樹脂組
成物を用いて射出成形すると得られる光ファイバコネク
タ用フェルールの靭性が低下するからである。本発明の
方法において使用されるエポキシ樹脂は、特に限定され
ないが、ビスフェノールタイプまたはノボラックタイプ
であって、数平均分子量が800以上のものが好まし
い。
樹脂とL−LDPEとの間の相溶性を向上させるために
相溶化剤として混合される。これは、単にPPS樹脂と
L−LDPEとを混合しても相溶性が悪く、この樹脂組
成物を用いて射出成形すると得られる光ファイバコネク
タ用フェルールの靭性が低下するからである。本発明の
方法において使用されるエポキシ樹脂は、特に限定され
ないが、ビスフェノールタイプまたはノボラックタイプ
であって、数平均分子量が800以上のものが好まし
い。
【0017】L−LDPEの配合量は、PPS樹脂95
〜60重量部に対して3〜30重量部に設定する。これ
は、L−LDPEの配合量がPPS樹脂95〜60重量
部に対して3重量部未満であると得られる光ファイバコ
ネクタ用フェルールの靭性を高める効果が低く、30重
量部を超えると得られる光ファイバコネクタ用フェルー
ルの機械的強度および耐熱性が低くなるからである。
〜60重量部に対して3〜30重量部に設定する。これ
は、L−LDPEの配合量がPPS樹脂95〜60重量
部に対して3重量部未満であると得られる光ファイバコ
ネクタ用フェルールの靭性を高める効果が低く、30重
量部を超えると得られる光ファイバコネクタ用フェルー
ルの機械的強度および耐熱性が低くなるからである。
【0018】エポキシ樹脂の配合量は、PPS樹脂95
〜60重量部に対して2〜20重量部に設定する。これ
は、エポキシ樹脂の配合量がPPS樹脂95〜60重量
部に対して2重量部未満であると相溶性改善効果が低
く、得られる光ファイバコネクタ用フェルールの靭性、
外観、寸法安定性が低くなり、20重量部を超えると得
られる光ファイバコネクタ用フェルールの機械的強度お
よび耐熱性が低くなり、エポキシ樹脂の種類によっては
樹脂組成物の流動性を著しく低下させたり、得られる光
ファイバコネクタ用フェルールの表面にブリーディング
を起したりするからである。
〜60重量部に対して2〜20重量部に設定する。これ
は、エポキシ樹脂の配合量がPPS樹脂95〜60重量
部に対して2重量部未満であると相溶性改善効果が低
く、得られる光ファイバコネクタ用フェルールの靭性、
外観、寸法安定性が低くなり、20重量部を超えると得
られる光ファイバコネクタ用フェルールの機械的強度お
よび耐熱性が低くなり、エポキシ樹脂の種類によっては
樹脂組成物の流動性を著しく低下させたり、得られる光
ファイバコネクタ用フェルールの表面にブリーディング
を起したりするからである。
【0019】本発明の方法において使用される無機充填
材としては、繊維状を除く不定形、球形、非繊維状の対
称形のものが好ましい。これは、繊維状の無機充填材を
配合すると、機械的強度および成形収縮率に異方性が生
じるため、得られる光ファイバコネクタ用フェルールに
そりやひけが発生して寸法精度が悪くなるからである。
本発明において好適な無機充填材としては、繊維状を除
く不定形もしくは球形のシリカ、タルク、アルミナ、テ
トラポット形状のウィスカー等が挙げられる。なお、無
機充填材にシラン系もしくはチタン系のカップリング剤
を用いて表面処理することにより、より一層効果を発揮
せしめることができる。
材としては、繊維状を除く不定形、球形、非繊維状の対
称形のものが好ましい。これは、繊維状の無機充填材を
配合すると、機械的強度および成形収縮率に異方性が生
じるため、得られる光ファイバコネクタ用フェルールに
そりやひけが発生して寸法精度が悪くなるからである。
本発明において好適な無機充填材としては、繊維状を除
く不定形もしくは球形のシリカ、タルク、アルミナ、テ
トラポット形状のウィスカー等が挙げられる。なお、無
機充填材にシラン系もしくはチタン系のカップリング剤
を用いて表面処理することにより、より一層効果を発揮
せしめることができる。
【0020】無機充填材の配合量は、樹脂混合物100
重量部に対して50〜400重量部に設定する。これ
は、無機充填材の配合量が樹脂混合物100重量部に対
して50重量部未満であると樹脂組成物の成形収縮率が
大きくなり、得られる光ファイバコネクタ用フェルール
の寸法安定性が悪くなり、無機充填材の配合量が樹脂混
合物100重量部に対して400重量部を超えると樹脂
組成物の溶融粘度が高くなり、これにより射出成形性が
困難になるからである。
重量部に対して50〜400重量部に設定する。これ
は、無機充填材の配合量が樹脂混合物100重量部に対
して50重量部未満であると樹脂組成物の成形収縮率が
大きくなり、得られる光ファイバコネクタ用フェルール
の寸法安定性が悪くなり、無機充填材の配合量が樹脂混
合物100重量部に対して400重量部を超えると樹脂
組成物の溶融粘度が高くなり、これにより射出成形性が
困難になるからである。
【0021】本発明において、樹脂組成物を調製する方
法としては、例えば、成分原料をあらかじめタンブラー
またはヘンシェルミキサーのような混合機でドライブレ
ンドし、一軸または二軸の混練押出機等で溶融混練して
ペレタイズする方法、成分原料を別々に押出機に投入し
て混練押出機中で溶融混練してペレタイズする方法、あ
るいはこれらを組み合わせた方法等の公知の方法が採用
される。
法としては、例えば、成分原料をあらかじめタンブラー
またはヘンシェルミキサーのような混合機でドライブレ
ンドし、一軸または二軸の混練押出機等で溶融混練して
ペレタイズする方法、成分原料を別々に押出機に投入し
て混練押出機中で溶融混練してペレタイズする方法、あ
るいはこれらを組み合わせた方法等の公知の方法が採用
される。
【0022】
【作用】本発明の光ファイバコネクタ用フェルールの製
造方法によれば、PPS樹脂、L−LDPE、およびエ
ポキシ樹脂を所定の割合で混合した樹脂混合物に所定量
の無機充填材を配合した樹脂組成物を用いている。この
ため、L−LDPEにより、射出成形に適当な流動性が
付与され、得られる光ファイバコネクタ用フェルールは
優れた靭性を発揮する。これにより、光ファイバコネク
タ用フェルールは、熱硬化性樹脂を用い得られた光ファ
イバコネクタ用フェルールと同等の耐衝撃性等の機械的
強度を有し、しかもPPS樹脂本来の特性である優れた
耐炎性、耐薬品性、耐湿性を兼備する。
造方法によれば、PPS樹脂、L−LDPE、およびエ
ポキシ樹脂を所定の割合で混合した樹脂混合物に所定量
の無機充填材を配合した樹脂組成物を用いている。この
ため、L−LDPEにより、射出成形に適当な流動性が
付与され、得られる光ファイバコネクタ用フェルールは
優れた靭性を発揮する。これにより、光ファイバコネク
タ用フェルールは、熱硬化性樹脂を用い得られた光ファ
イバコネクタ用フェルールと同等の耐衝撃性等の機械的
強度を有し、しかもPPS樹脂本来の特性である優れた
耐炎性、耐薬品性、耐湿性を兼備する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。
する。
【0024】実施例1 300℃における溶融粘度が2500ポイズである部分
架橋型PPS樹脂70重量部、L−LDPEとしてウル
トゼックス20200J(三井石油化学社製、商品名、
メルトインデックス18g/10分)25重量部、エポ
キシ樹脂としてエピコート#1001(油化シェル社
製、商品名、数平均分子量900)10重量部、および
無機充填材としてエポキシ系シランカップリング剤で表
面処理した平均粒径が15μmである繊維状でない不定
形シリカ150重量部を、ヘンシェルミキサーにより充
分に混合した後、二軸混練押出機を用いてコンパウンド
化して樹脂組成物を調製した。
架橋型PPS樹脂70重量部、L−LDPEとしてウル
トゼックス20200J(三井石油化学社製、商品名、
メルトインデックス18g/10分)25重量部、エポ
キシ樹脂としてエピコート#1001(油化シェル社
製、商品名、数平均分子量900)10重量部、および
無機充填材としてエポキシ系シランカップリング剤で表
面処理した平均粒径が15μmである繊維状でない不定
形シリカ150重量部を、ヘンシェルミキサーにより充
分に混合した後、二軸混練押出機を用いてコンパウンド
化して樹脂組成物を調製した。
【0025】得られた樹脂組成物を用いて射出成形して
図1に示すような実施例1の光ファイバコネクタ用フェ
ルール1を作製した。なお、図中10は位置合わせピン
用穴を示し、11は光ファイバを挿入するためのファイ
バ用穴を示し、12は内挿した光ファイバをフェルール
1に固定するためのファイバ固定用凹部を示す。
図1に示すような実施例1の光ファイバコネクタ用フェ
ルール1を作製した。なお、図中10は位置合わせピン
用穴を示し、11は光ファイバを挿入するためのファイ
バ用穴を示し、12は内挿した光ファイバをフェルール
1に固定するためのファイバ固定用凹部を示す。
【0026】実施例2 実施例1で使用した部分架橋型PPS樹脂80重量部、
L−LDPEとして日石リニレックスAJ5610(日
本石油化学社製、商品名、メルトインデックス10g/
10分)10重量部、エポキシ樹脂としてエピコート#
1004(油化シェル社製、商品名、数平均分子量16
00)5重量部、および無機充填材としてアミン系シラ
ンカップリング剤で表面処理した平均粒径が8μmであ
る繊維状でない不定形シリカ150重量部を用いること
以外は実施例1と同様にして実施例2の光ファイバコネ
クタ用フェルールを作製した。
L−LDPEとして日石リニレックスAJ5610(日
本石油化学社製、商品名、メルトインデックス10g/
10分)10重量部、エポキシ樹脂としてエピコート#
1004(油化シェル社製、商品名、数平均分子量16
00)5重量部、および無機充填材としてアミン系シラ
ンカップリング剤で表面処理した平均粒径が8μmであ
る繊維状でない不定形シリカ150重量部を用いること
以外は実施例1と同様にして実施例2の光ファイバコネ
クタ用フェルールを作製した。
【0027】実施例3 実施例1で使用した部分架橋型PPS樹脂90重量部、
L−LDPE5重量部、エポキシ樹脂5重量部、および
不定形シリカ100重量部を用いること以外は実施例1
と同様にして実施例3の光ファイバコネクタ用フェルー
ルを作製した。 比較例1〜4 下記表1に示す樹脂材料および無機充填材を下記表1に
示す配合量で配合すること以外は実施例1と同様にして
比較例1〜4の光ファイバコネクタ用フェルールを作製
した。
L−LDPE5重量部、エポキシ樹脂5重量部、および
不定形シリカ100重量部を用いること以外は実施例1
と同様にして実施例3の光ファイバコネクタ用フェルー
ルを作製した。 比較例1〜4 下記表1に示す樹脂材料および無機充填材を下記表1に
示す配合量で配合すること以外は実施例1と同様にして
比較例1〜4の光ファイバコネクタ用フェルールを作製
した。
【0028】比較例5 L−LDPE、日石リニレックスAJ5610を用いる
代りにポリプロピレンとして日石ポリプロJ130G
(日本石油化学社製、商品名)を用いること以外は実施
例2と同様にして比較例5の光ファイバコネクタ用フェ
ルールを作製した。
代りにポリプロピレンとして日石ポリプロJ130G
(日本石油化学社製、商品名)を用いること以外は実施
例2と同様にして比較例5の光ファイバコネクタ用フェ
ルールを作製した。
【0029】実施例1〜3,比較例1〜5の光ファイバ
コネクタ用フェルールについて、曲げ強度、曲げ弾性
率、靭性、衝撃強度、流動方向(MD)・流動方向に垂
直な方向(TD)における成形収縮率および線膨張係
数、熱変形温度、並びに外観について調べた。その結果
を下記表1に併記する。なお、曲げ強度および曲げ弾性
率はJIS K 7203に準拠して測定した。靭性は
曲げ強度および曲げ弾性率の測定において、曲げ破断時
の試験片の最大たわみ量を測定することにより評価し
た。衝撃強度はJIS K 7110に準拠したアイゾ
ット衝撃試験により測定した。成形収縮率は金型寸法と
成形品寸法を測定することにより算出した。線膨張係数
は幅5mm、高さ10mmの試験片を切り出し、これを熱機
械分析(TMA)により測定した。熱変形温度は荷重1
8.6kg/cm2 における熱変形温度を測定した。外観は
ひけの有無等について目視により判断した。
コネクタ用フェルールについて、曲げ強度、曲げ弾性
率、靭性、衝撃強度、流動方向(MD)・流動方向に垂
直な方向(TD)における成形収縮率および線膨張係
数、熱変形温度、並びに外観について調べた。その結果
を下記表1に併記する。なお、曲げ強度および曲げ弾性
率はJIS K 7203に準拠して測定した。靭性は
曲げ強度および曲げ弾性率の測定において、曲げ破断時
の試験片の最大たわみ量を測定することにより評価し
た。衝撃強度はJIS K 7110に準拠したアイゾ
ット衝撃試験により測定した。成形収縮率は金型寸法と
成形品寸法を測定することにより算出した。線膨張係数
は幅5mm、高さ10mmの試験片を切り出し、これを熱機
械分析(TMA)により測定した。熱変形温度は荷重1
8.6kg/cm2 における熱変形温度を測定した。外観は
ひけの有無等について目視により判断した。
【0030】
【表1】 表1から明らかなように、本発明の方法により得られた
光ファイバコネクタ用フェルール(実施例1〜3)は、
靭性および耐熱性が優れているものであった。これに対
してエポキシ樹脂を配合しない樹脂組成物を用いて得ら
れた光ファイバコネクタ用フェルールおよび本発明の範
囲より少ない配合量でエポキシ樹脂を配合した樹脂組成
物を用いて得られた光ファイバコネクタ用フェルール
(比較例1,2)は、PPS樹脂とL−LDPEとの間
の相溶性が悪いために靭性が低かった。特に、比較例2
の光ファイバコネクタ用フェルールは、外観が悪いもの
であった。また、本発明の範囲より少ない配合量でPP
S樹脂を配合した樹脂組成物を用いて得られた光ファイ
バコネクタ用フェルール(比較例3)は、耐熱性が低い
ものであった。本発明の範囲より多い配合量でエポキシ
樹脂を配合した樹脂組成物を用いて得られた光ファイバ
コネクタ用フェルール(比較例4)は、外観が悪いもの
であった。ポリプロピレンを配合した樹脂組成物を用い
て得られた光ファイバコネクタ用フェルール(比較例
5)は、靭性が低いものであった。
光ファイバコネクタ用フェルール(実施例1〜3)は、
靭性および耐熱性が優れているものであった。これに対
してエポキシ樹脂を配合しない樹脂組成物を用いて得ら
れた光ファイバコネクタ用フェルールおよび本発明の範
囲より少ない配合量でエポキシ樹脂を配合した樹脂組成
物を用いて得られた光ファイバコネクタ用フェルール
(比較例1,2)は、PPS樹脂とL−LDPEとの間
の相溶性が悪いために靭性が低かった。特に、比較例2
の光ファイバコネクタ用フェルールは、外観が悪いもの
であった。また、本発明の範囲より少ない配合量でPP
S樹脂を配合した樹脂組成物を用いて得られた光ファイ
バコネクタ用フェルール(比較例3)は、耐熱性が低い
ものであった。本発明の範囲より多い配合量でエポキシ
樹脂を配合した樹脂組成物を用いて得られた光ファイバ
コネクタ用フェルール(比較例4)は、外観が悪いもの
であった。ポリプロピレンを配合した樹脂組成物を用い
て得られた光ファイバコネクタ用フェルール(比較例
5)は、靭性が低いものであった。
【0031】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の光ファイバコ
ネクタ用フェルールの製造方法によれば、靭性および寸
法安定性に優れ、異方性が小さく、ひけの発生がない光
ファイバコネクタ用フェルールを高精度に製造すること
ができる。しかも、本発明において使用する樹脂組成物
は、射出成形に適当な流動性を有するので、効率よくか
つ容易に光ファイバコネクタ用フェルールを製造するこ
とができる。
ネクタ用フェルールの製造方法によれば、靭性および寸
法安定性に優れ、異方性が小さく、ひけの発生がない光
ファイバコネクタ用フェルールを高精度に製造すること
ができる。しかも、本発明において使用する樹脂組成物
は、射出成形に適当な流動性を有するので、効率よくか
つ容易に光ファイバコネクタ用フェルールを製造するこ
とができる。
【図1】本発明の方法により得られた光ファイバコネク
タ用フェルールを示す概略図。
タ用フェルールを示す概略図。
1…光ファイバコネクタ用フェルール、10…位置合わ
せピン用穴、11…ファイバ用穴、12…ファイバ固定
用凹部。
せピン用穴、11…ファイバ用穴、12…ファイバ固定
用凹部。
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂材料の射出成形により光ファイバコ
ネクタ用フェルールを製造する方法において、前記樹脂
材料がポリフェニレンサルファイド樹脂95〜60重量
部、直鎖状低密度ポリエチレン3〜30重量部、および
エポキシ樹脂2〜20重量部を混合した樹脂混合物10
0重量部に対し、繊維状を除く球形または不定形の無機
充填材50〜400重量部を配合してなる樹脂組成物で
あることを特徴とする光ファイバコネクタ用フェルール
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8635193A JPH06300940A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8635193A JPH06300940A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06300940A true JPH06300940A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13884465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8635193A Pending JPH06300940A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06300940A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0890616A4 (en) * | 1996-03-26 | 1999-06-23 | Kureha Chemical Ind Co Ltd | RESIN COMPOSITION |
WO1999053352A1 (fr) * | 1998-04-13 | 1999-10-21 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Piece de positionnement d'une fibre optique |
JP2002350685A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光コネクタフェルールの製造方法 |
CN106832930A (zh) * | 2017-01-26 | 2017-06-13 | 潮州三环(集团)股份有限公司 | Mt插芯原材料及其制备方法 |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP8635193A patent/JPH06300940A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0890616A4 (en) * | 1996-03-26 | 1999-06-23 | Kureha Chemical Ind Co Ltd | RESIN COMPOSITION |
WO1999053352A1 (fr) * | 1998-04-13 | 1999-10-21 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Piece de positionnement d'une fibre optique |
US6478476B1 (en) | 1998-04-13 | 2002-11-12 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Part for positioning optical fiber |
JP2002350685A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 光コネクタフェルールの製造方法 |
CN106832930A (zh) * | 2017-01-26 | 2017-06-13 | 潮州三环(集团)股份有限公司 | Mt插芯原材料及其制备方法 |
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