JPH0630068U - 金属帯状物用内径リング - Google Patents

金属帯状物用内径リング

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JPH0630068U
JPH0630068U JP6698092U JP6698092U JPH0630068U JP H0630068 U JPH0630068 U JP H0630068U JP 6698092 U JP6698092 U JP 6698092U JP 6698092 U JP6698092 U JP 6698092U JP H0630068 U JPH0630068 U JP H0630068U
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ring
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、金属帯状物用内径リングに関し、
特に、金属帯状物に対する内径リングの装着の容易性及
び安定した固定を実現することを特徴とする。 【構成】 本考案による金属帯状物用内径リングは、磁
性体よりなる金属帯状物(2)の内径部(2a)に嵌着
する内筒部(1a)と、前記金属帯状物(2)の端面
(2b)に接触する外筒部(1b)とを一体状に備えた
合成樹脂製の金属帯状物用内径リングにおいて、前記内
筒部(1a)及び前記外筒部(1b)内に磁石(10,
20)を設けた構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属帯状物用内径リングに関し、特に、金属帯状物に対する内径リ ングの装着の容易性及び安定した固定を実現するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開昭63−180558号公報や特開昭50−99942号公報に開 示された合成樹脂製の内径リングは、工場内、工場間及びユーザー間において、 クレーン等による搬送時に金属帯状物(例えば、鉄板等からなるコイルをいう) を損傷させないものとして、一般的に広く利用され、具体的には、図4に示すよ うに、内径リング1は、金属帯状物2の両端部に嵌着され、通常、金属帯状物2 は包装紙3により包装されている。また、包装された金属帯状物2の外周には、 荷崩れを防止するための帯鉄4が巻かれている。 ここで、前記内径リング1は、金属帯状物2の内径部2aに嵌着する内筒部1 aと、金属帯状物2の端面に接触する外筒部1bとを一体状に備え、前記金属帯 状物2の端部に内径リング1をしっかりと固定するためには、金属帯状物2と内 径リング1とを架け渡すように粘着テープ5が貼られている。従って、前記内径 リング1を、粘着テープ5を介して金属帯状物2に固定することにより、金属帯 状物2の搬送時に、クレーンの爪部が内径リング1には当たるが、金属帯状物1 に接触することがないので、製品としての金属帯状物2の損傷や包装紙3の破れ を有効に防止することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の金属帯状物用内径リングは、以上のように構成されていたため、次のよ うな課題が存在していた。 すなわち、トラックによる運搬時やクレーンによる搬送時に、内径リング1が 前記金属帯状物2から絶対脱落しないようにするために利用されている粘着テー プ5は、手作業により行われていた。従って、粘着テープ5の貼り付けや剥離に 手間がかかると共に、粘着テープ5の貼り方が悪いと内径リング1と金属帯状物 2との間に遊びが生じ、内径リング1が金属帯状物2に対してがたついてしまう といった問題点があった。
【0004】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、金属帯 状物に対する内径リングの装着の容易性及び安定した固定を実現するようにした 金属帯状物用内径リングを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による金属帯状物用内径リングは、磁性体よりなる金属帯状物の内径部 に嵌着する内筒部と、前記金属帯状物の端面に接触する外筒部とを一体状に備え た合成樹脂製の金属帯状物用内径リングにおいて、 前記内筒部内に磁石を設けた構成である。
【0006】 本考案による金属帯状物用内径リングは、磁性体よりなる金属帯状物の内径部 に嵌着する内筒部と、前記金属帯状物の端面に接触する外筒部とを一体状に備え た合成樹脂製の金属帯状物用内径リングにおいて、 前記外筒部内に磁石を設けた構成である。
【0007】 本考案による金属帯状物用内径リングは、磁性体よりなる金属帯状物の内径部 に嵌着する内筒部と、前記金属帯状物の端面に接触する外筒部とを一体状に備え た合成樹脂製の金属帯状物用内径リングにおいて、 前記内筒部及び前記外筒部内に磁石を設けた構成である。
【0008】 さらに詳細には、前記磁石を、前記内筒部の軸線に対して、対称に配置した構 成である。
【0009】
【作用】
本考案による金属帯状物用内径リングにおいては、内径リングの内部に磁石を 設けることにより、この磁石のもつ磁力を利用して、磁性体からなる金属帯状物 と合成樹脂製の内径リングとを簡単にしかも確実に着脱させることができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面と共に本考案による金属帯状物用内径リングの好適な実施例につい て詳細に説明する。 なお、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
【0011】 図1において、符号1で示されるものは、合成樹脂(ポリプロピレン)製の内 径リングであり、この内径リング1は、適切な装置により巻回されて円筒状をな す金属帯状物(例えば、鉄板等からなるコイル)2の両端に固着されている。こ の金属帯状物2は、磁性体よりなると共に、製品としての見栄えや搬送時に生じ る傷等から守るために包装紙3で包装されている。
【0012】 前記内径リング1は、包装紙3を介して金属帯状物2の内径部2aと嵌合する 内筒部1aを備え、この内筒部1aの端部には、この軸線に対して垂直方向に延 在するフランジ状の外筒部1bが一体状に形成されている。この外筒部1bは、 金属帯状物2の端面2bに、包装紙3を介して接触して、内径リング1の軸方向 の移動を規制している。
【0013】 図2,3に示すように、前記内径リング1の内筒部1aには複数の磁石(好適 には永久磁石)10が埋設され、これら磁石10は、内径リング1の軸線方向に 延在すると共に、軸線に対して対称をなすように4個配置されている。従って、 各磁石10は、内筒部1aにおいて90゜ の等間隔をもって配置され、内径リン グ1の内筒部1aと金属帯状部2の内径部2aとの均一な磁力結合を達成するこ とができる。
【0014】 また、前記内径リング1に一体に形成された外筒部1bには複数の磁石(好適 には永久磁石)20が埋設され、これら磁石20は、内径リング1の軸線方向に 延在すると共に、軸線に対して対称をなすように4個配置されている。従って、 各磁石20は、外筒部1bにおいて90゜ の等間隔をもって配置され、内径リン グ1の外筒部1bと金属帯状部2の端面2bとの均一な磁力結合を達成すること ができる。なお、前記磁石20は、前記磁石10間に配置されるように、磁石1 0に対して45゜ だけ位相をずらして配置され、より均一で且つ強力な磁石結合 を達成している(図3参照)。
【0015】 前記磁石10及び20は、前述したように、内径リング1と金属帯状物2との 確実な結合を達成するばかりでなく、図1に示すように、クレーン30の爪部3 1及び腕部32との磁力結合を可能にし、クレーン30による金属帯状部2の確 実な搬送を達成している。なお、内径リング1に対してクレーン30を離脱させ ることを考慮すると、内径リング1に埋設された磁石10及び20の磁力は、金 属帯状物2に対してよりクレーン30に対してのほうが弱くなっていることが好 ましい。従って、磁石10及び20は、クレーン30側よりも金属帯状物2側に 近接させるように配置するとよい。
【0016】 本考案は、前述された実施例に限定されるものではなく、磁石10と磁石20 の何れか一方を設けた内径リング1を構成してもよく、また、前述の4個に限定 されず、少なくとも2個以上の磁石10及び20を軸線に対して対称に配置する ことで、内径リング1の安定した固定を可能にすることができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案による金属帯状物用内径リングは、以上のように構成されているため、 次のような効果を得ることができる。 すなわち、磁性体よりなる金属帯状物の内径部に嵌着する内筒部と、前記金属 帯状物の端面に接触する外筒部とを一体状に備えた合成樹脂製の金属帯状物用内 径リングにおいて、前記内筒部及び/又は外筒部内に磁石を設けたことにより、 内径リングの着脱作業を極めて容易にし、内径リングが金属帯状物に対してがた つかず、安定した固定を達成することができる。しかもクレーンによる金属帯状 物の搬送を安定させ、内径リングの度重なる利用をも可能にするといった優れた 効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の金属帯状物用内径リングを示す断面図
である。
【図2】本考案の金属帯状物用内径リングを示す斜視図
である。
【図3】本考案の金属帯状物用内径リングを示す背面図
である。
【図4】金属帯状物に装着された従来の内径リングを示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 内径リング 1a 内筒部 1b 外筒部 2 金属帯状物 2a 内径部 2b 端面 10,20 磁石

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体よりなる金属帯状物(2)の内径
    部(2a)に嵌着する内筒部(1a)と、前記金属帯状
    物(2)の端面(2b)に接触する外筒部(1b)とを
    一体状に備えた合成樹脂製の金属帯状物用内径リングに
    おいて、 前記内筒部(1a)内に磁石(10)を設けたこと特徴
    とする金属帯状物用内径リング。
  2. 【請求項2】 磁性体よりなる金属帯状物(2)の内径
    部(2a)に嵌着する内筒部(1a)と、前記金属帯状
    物(2)の端面(2b)に接触する外筒部(1b)とを
    一体状に備えた合成樹脂製の金属帯状物用内径リングに
    おいて、 前記外筒部(1b)内に磁石(20)を設けたこと特徴
    とする金属帯状物用内径リング。
  3. 【請求項3】 磁性体よりなる金属帯状物(2)の内径
    部(2a)に嵌着する内筒部(1a)と、前記金属帯状
    物(2)の端面(2b)に接触する外筒部(1b)とを
    一体状に備えた合成樹脂製の金属帯状物用内径リングに
    おいて、 前記内筒部(1a)及び前記外筒部(1b)内に磁石
    (10,20)を設けたこと特徴とする金属帯状物用内
    径リング。
  4. 【請求項4】 前記磁石(10,20)を、前記内筒部
    (1a)の軸線に対して、対称に配置したことを特徴と
    する請求項1〜3の何れか一項に記載の金属帯状物用内
    径リング。
JP1992066980U 1992-09-25 1992-09-25 金属帯状物用内径リング Expired - Lifetime JP2588390Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0196862U (ja) * 1987-12-18 1989-06-27
JPH0478169U (ja) * 1990-11-16 1992-07-08

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0196862U (ja) * 1987-12-18 1989-06-27
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