JPH06299772A - パネル枠用の枠材 - Google Patents
パネル枠用の枠材Info
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- JPH06299772A JPH06299772A JP11218893A JP11218893A JPH06299772A JP H06299772 A JPH06299772 A JP H06299772A JP 11218893 A JP11218893 A JP 11218893A JP 11218893 A JP11218893 A JP 11218893A JP H06299772 A JPH06299772 A JP H06299772A
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- Japan
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- panel
- frame
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネルを保持するための機能を損なうことな
く、パネルを縁取る装り板のデザインの自由度を高める
ことができるパネル枠用の枠材を提供することを目的と
する。 【構成】 枠材本体31と、枠材本体31の端部からパ
ネル16側に対向して延びてパネル16の端部を保持す
るための呑込み溝38を構成する表裏一対の飾り板3
2,33と、枠材本体31に設けられて一対の飾り板3
2,33間の呑込み溝38内に延びると共に、パネル1
6が取り付けられる取付板34とを備え、一方の飾り板
33は、枠材本体31および/または取付板34に着脱
自在に取り付けられている。
く、パネルを縁取る装り板のデザインの自由度を高める
ことができるパネル枠用の枠材を提供することを目的と
する。 【構成】 枠材本体31と、枠材本体31の端部からパ
ネル16側に対向して延びてパネル16の端部を保持す
るための呑込み溝38を構成する表裏一対の飾り板3
2,33と、枠材本体31に設けられて一対の飾り板3
2,33間の呑込み溝38内に延びると共に、パネル1
6が取り付けられる取付板34とを備え、一方の飾り板
33は、枠材本体31および/または取付板34に着脱
自在に取り付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、門扉、フェン
ス、バルコニーなどにパネルを用いる場合のパネル枠用
の枠材に関するものである。
ス、バルコニーなどにパネルを用いる場合のパネル枠用
の枠材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパネル枠用の枠材とし
て、特公平3−77911号公報に記載のものが知られ
ている。このものは、バルコニーに組み込んだ目隠しパ
ネルを保持するために、バルコニーの笠木に取り付けら
れるものであり、笠木の下端に抜け止め状態で取り付け
られた枠材本体と、枠材本体の下面から下方に延設され
た前部飾り板および後部飾り板とで構成されている。前
部飾り板と後部飾り板との間には、目隠しパネルの上端
部が保持される呑込み溝が構成され、前部飾り板の内側
には、この呑込み溝内に臨んで、目隠しパネルを固定す
るためのビスホールが突出形成されている。後部飾り板
は、本体の下面に前後に並設された一対の鈎条突起に、
押し縁形式で取り付けられるようになっており、この押
し代に相当する目隠しパネルと後部飾り板との間の隙間
には、ビードが介在されている。この場合、目隠しパネ
ルの取り付けは、先ず後部飾り板を組み込む前に、前部
飾り板に後方から目隠しパネルを当てがうようにして、
これを前部飾り板にビス止めし、これに、ビスを覆い隠
すように後部飾り板を組み込み、最後に、ビードを嵌め
込むようにしている。
て、特公平3−77911号公報に記載のものが知られ
ている。このものは、バルコニーに組み込んだ目隠しパ
ネルを保持するために、バルコニーの笠木に取り付けら
れるものであり、笠木の下端に抜け止め状態で取り付け
られた枠材本体と、枠材本体の下面から下方に延設され
た前部飾り板および後部飾り板とで構成されている。前
部飾り板と後部飾り板との間には、目隠しパネルの上端
部が保持される呑込み溝が構成され、前部飾り板の内側
には、この呑込み溝内に臨んで、目隠しパネルを固定す
るためのビスホールが突出形成されている。後部飾り板
は、本体の下面に前後に並設された一対の鈎条突起に、
押し縁形式で取り付けられるようになっており、この押
し代に相当する目隠しパネルと後部飾り板との間の隙間
には、ビードが介在されている。この場合、目隠しパネ
ルの取り付けは、先ず後部飾り板を組み込む前に、前部
飾り板に後方から目隠しパネルを当てがうようにして、
これを前部飾り板にビス止めし、これに、ビスを覆い隠
すように後部飾り板を組み込み、最後に、ビードを嵌め
込むようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のパネ
ル枠用の枠材では、ねじ込んだビスを後部飾り板で覆う
ようにしているので、前部飾り板および後部飾り板の表
面には、パネル固定用のビスやビスホール等が表われず
良好な外観となる。しかし、前部飾り板には、ビスホー
ルを介してパネルの荷重が直接加わるため、前部飾り板
に歪みを生じたり、繰り返し加わる荷重により亀裂が生
ずるおそれがあった。また、前部飾り板には、十分な支
持強度を持たせる必要があると共に、ビスホールを形成
する必要があり、すなわち、構造上の機能と装飾上の機
能を併せ持たせる必要があり、形状的にデザインが制約
される不具合があった。一方、後部飾り板は、前後の2
箇所で本体に装着される構造になっているので、見込み
方向の幅を広くしないと装着状態が不安定になり、装飾
的にも厚ぼったい感じになる不具合があった。しかも、
前部飾り板と後部飾り板とを、同一の断面形状とするこ
とができず、枠材として表裏が生じ、表裏を反転する使
い方ができない不具合があった。
ル枠用の枠材では、ねじ込んだビスを後部飾り板で覆う
ようにしているので、前部飾り板および後部飾り板の表
面には、パネル固定用のビスやビスホール等が表われず
良好な外観となる。しかし、前部飾り板には、ビスホー
ルを介してパネルの荷重が直接加わるため、前部飾り板
に歪みを生じたり、繰り返し加わる荷重により亀裂が生
ずるおそれがあった。また、前部飾り板には、十分な支
持強度を持たせる必要があると共に、ビスホールを形成
する必要があり、すなわち、構造上の機能と装飾上の機
能を併せ持たせる必要があり、形状的にデザインが制約
される不具合があった。一方、後部飾り板は、前後の2
箇所で本体に装着される構造になっているので、見込み
方向の幅を広くしないと装着状態が不安定になり、装飾
的にも厚ぼったい感じになる不具合があった。しかも、
前部飾り板と後部飾り板とを、同一の断面形状とするこ
とができず、枠材として表裏が生じ、表裏を反転する使
い方ができない不具合があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、パネルを保持するための機能を損なうこ
となく、パネルを縁取る装り板のデザインの自由度を高
めることができるパネル枠用の枠材を提供することをそ
の目的としている。
たものであり、パネルを保持するための機能を損なうこ
となく、パネルを縁取る装り板のデザインの自由度を高
めることができるパネル枠用の枠材を提供することをそ
の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、枠材本体と、枠材本体の端部からパネル側に対
向して延びてパネルの端部を保持するための呑込み溝を
構成する表裏一対の飾り板と、枠材本体に設けられて一
対の飾り板間の呑込み溝内に延びると共に、パネルが取
り付けられる取付板とを備え、かつ一方の飾り板は、枠
材本体および/または取付板に着脱自在に取り付けられ
ていることを特徴とする。
発明は、枠材本体と、枠材本体の端部からパネル側に対
向して延びてパネルの端部を保持するための呑込み溝を
構成する表裏一対の飾り板と、枠材本体に設けられて一
対の飾り板間の呑込み溝内に延びると共に、パネルが取
り付けられる取付板とを備え、かつ一方の飾り板は、枠
材本体および/または取付板に着脱自在に取り付けられ
ていることを特徴とする。
【0006】
【作用】呑込み溝を構成する表裏一対の飾り板間に、パ
ネルが取り付けられる取付板を設けることにより、取付
板を一対の飾り板間に隠蔽することができ、また、装飾
のための飾り板と、パネルを支持する取付板とをそれぞ
れ枠材本体に設けることにより、飾り板にパネルの荷重
が直接加わることがなく、飾り板を装飾専用に、取付板
をパネル支持専用に、それぞれ機能を分けて構成するこ
とができる。したがって、飾り板は、支持強度等を考慮
することなくデザインを主体とする自由な形状に形成で
きると共に、適宜、デザインを考慮したうえで表裏を全
く同一の形状に形成することもできる。
ネルが取り付けられる取付板を設けることにより、取付
板を一対の飾り板間に隠蔽することができ、また、装飾
のための飾り板と、パネルを支持する取付板とをそれぞ
れ枠材本体に設けることにより、飾り板にパネルの荷重
が直接加わることがなく、飾り板を装飾専用に、取付板
をパネル支持専用に、それぞれ機能を分けて構成するこ
とができる。したがって、飾り板は、支持強度等を考慮
することなくデザインを主体とする自由な形状に形成で
きると共に、適宜、デザインを考慮したうえで表裏を全
く同一の形状に形成することもできる。
【0007】また、一方の飾り板を、枠材本体および/
または取付板に着脱自在に取り付けることにより、一方
の飾り板部を組み込む前に、パネルを取付板に取り付け
ることができ、パネルの組み付けを容易に行うことがで
きると共に、パネルを取付板にリベットなどでがたつき
無く強固に固定することができる。
または取付板に着脱自在に取り付けることにより、一方
の飾り板部を組み込む前に、パネルを取付板に取り付け
ることができ、パネルの組み付けを容易に行うことがで
きると共に、パネルを取付板にリベットなどでがたつき
無く強固に固定することができる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に基いて、本発明のパネル枠
用の枠材を、ユニット形式の門扉に適用した場合につい
て説明する。このユニット形式の門扉は、門扉本体に、
門扉廻りに設けられるポスト、インターホン、表札、門
灯などを組み込むと共に、アーチを組み込んで、全体を
統一したデザインに仕上げたものである。図1はこのユ
ニット形式の門扉を表しており、この門扉1は、長尺に
構成された左門柱2および右門柱3と(正面に向かって
「左」、「右」)、左右両門柱2,3間に設けた中間門
柱4とを有しており、左門柱2と中間門柱4との間に
は、観音開きの門扉本体5が組み込まれ、中間門柱4と
右門柱3との間には、門扉本体5と同一高さのポスト
6、およびポスト口6aの下側に位置させてインターホ
ン7が組み込まれている。また、右門柱3には、ポスト
6の上方に位置させて表札8が組み込まれる一方、左右
両門柱2,3の上部には、対向するように一対の門灯
9,9がそれぞれ組み込まれている。さらに、左右両門
柱2,3の上端間には、横材10が掛け渡されると共
に、左右両門柱2,3と横材10とのコーナー部にそれ
ぞれ三角形の装飾板11,11が取り付けられて、アー
チ12が構成されている。
用の枠材を、ユニット形式の門扉に適用した場合につい
て説明する。このユニット形式の門扉は、門扉本体に、
門扉廻りに設けられるポスト、インターホン、表札、門
灯などを組み込むと共に、アーチを組み込んで、全体を
統一したデザインに仕上げたものである。図1はこのユ
ニット形式の門扉を表しており、この門扉1は、長尺に
構成された左門柱2および右門柱3と(正面に向かって
「左」、「右」)、左右両門柱2,3間に設けた中間門
柱4とを有しており、左門柱2と中間門柱4との間に
は、観音開きの門扉本体5が組み込まれ、中間門柱4と
右門柱3との間には、門扉本体5と同一高さのポスト
6、およびポスト口6aの下側に位置させてインターホ
ン7が組み込まれている。また、右門柱3には、ポスト
6の上方に位置させて表札8が組み込まれる一方、左右
両門柱2,3の上部には、対向するように一対の門灯
9,9がそれぞれ組み込まれている。さらに、左右両門
柱2,3の上端間には、横材10が掛け渡されると共
に、左右両門柱2,3と横材10とのコーナー部にそれ
ぞれ三角形の装飾板11,11が取り付けられて、アー
チ12が構成されている。
【0009】門扉本体5は、左扉13と右扉14とで構
成され、それぞれ上下一対のヒンジ15,15を介し
て、左扉13は左門柱2に、右扉14は中間門柱4に開
閉自在に取り付けられている。左右各扉13,14は、
枠材を構成する上横框22、下横框23、左縦框24お
よび右縦框25とを、4個のコーナージョイント26,
26,26,26により矩形に框組した框21に、装飾
を施したパネル16をリベット17により接合して構成
されている(図2参照)。左扉13の右縦框25および
右扉14の左縦框24の中間上部には、門扉錠18のノ
ブ18aが取り付けられ、左扉13の右縦框25の下端
部には落とし錠19が取り付けられている。門扉本体5
は、常時は落とし錠19を施錠しておいて左扉13を閉
扉状態とし、右扉14を開閉するようになっている。
成され、それぞれ上下一対のヒンジ15,15を介し
て、左扉13は左門柱2に、右扉14は中間門柱4に開
閉自在に取り付けられている。左右各扉13,14は、
枠材を構成する上横框22、下横框23、左縦框24お
よび右縦框25とを、4個のコーナージョイント26,
26,26,26により矩形に框組した框21に、装飾
を施したパネル16をリベット17により接合して構成
されている(図2参照)。左扉13の右縦框25および
右扉14の左縦框24の中間上部には、門扉錠18のノ
ブ18aが取り付けられ、左扉13の右縦框25の下端
部には落とし錠19が取り付けられている。門扉本体5
は、常時は落とし錠19を施錠しておいて左扉13を閉
扉状態とし、右扉14を開閉するようになっている。
【0010】図3は、左右各縦框24,25の断面形状
を表しており、各縦框24,25は、框本体31と、框
本体31の内端面からパネル16側に延びる前カバー
(飾り板)32および後カバー(飾り板)33と、前カ
バー32および後カバー33の間に配設された取付板3
4とで構成されている。框本体31、前カバー32およ
び取付板34は、一体に形成されており、後カバー33
のみ別体で形成され、いずれもアルミニウムの押出し型
材で構成されている。框本体31は、見付け方向の内側
の中空部31aと、外側の溝部31bとで構成され、図
示しないがこの溝部31bに挿入した金具を介して上記
の各ヒンジ15が取り付けられるようになっている。中
空部31aの内壁には、前後一対のビスホール35,3
5が形成されており、図5に示すように、このビスホー
ル35にねじ込んだビス36により、コーナージョイン
ト26と各縦框24,25の端部とが相互に固定され
る。なお、図5中の符号37は、ビス36を覆い隠すた
めのコーナージョイント26のキャップである。
を表しており、各縦框24,25は、框本体31と、框
本体31の内端面からパネル16側に延びる前カバー
(飾り板)32および後カバー(飾り板)33と、前カ
バー32および後カバー33の間に配設された取付板3
4とで構成されている。框本体31、前カバー32およ
び取付板34は、一体に形成されており、後カバー33
のみ別体で形成され、いずれもアルミニウムの押出し型
材で構成されている。框本体31は、見付け方向の内側
の中空部31aと、外側の溝部31bとで構成され、図
示しないがこの溝部31bに挿入した金具を介して上記
の各ヒンジ15が取り付けられるようになっている。中
空部31aの内壁には、前後一対のビスホール35,3
5が形成されており、図5に示すように、このビスホー
ル35にねじ込んだビス36により、コーナージョイン
ト26と各縦框24,25の端部とが相互に固定され
る。なお、図5中の符号37は、ビス36を覆い隠すた
めのコーナージョイント26のキャップである。
【0011】図3に示すように、前カバー32および後
カバー33は、先端部にパネル16が挿入される間隙を
存して、互いに斜めに対向しており、それぞれの表面形
状が全く同一で、かつパネル16を挟んで対称になるよ
うに形成されている。また、前カバー32と後カバー3
3との間には、パネル16の端部を保持する呑込み溝3
8が形成され、この呑込み溝38内に上記の取付板34
が配設されている。後カバー33は、框本体31に形成
された第1係止部39と、この取付板34の先端に形成
された第2係止部40とを介して、框本体31および取
付板34に着脱自在に取り付けられている。すなわち、
後カバー33は、長手方向から框本体31に抜き差しさ
れるようになっており、框本体31の第1係止部39に
後カバー33のT字突起33aおよび基部の内縁が係止
され、取付板34の第2係止部40に後カバー33の内
面中間部のL字突起33bが係止される。なおこの場
合、後カバー33を、框本体31に押し縁形式で着脱で
きるようにしてもよい。
カバー33は、先端部にパネル16が挿入される間隙を
存して、互いに斜めに対向しており、それぞれの表面形
状が全く同一で、かつパネル16を挟んで対称になるよ
うに形成されている。また、前カバー32と後カバー3
3との間には、パネル16の端部を保持する呑込み溝3
8が形成され、この呑込み溝38内に上記の取付板34
が配設されている。後カバー33は、框本体31に形成
された第1係止部39と、この取付板34の先端に形成
された第2係止部40とを介して、框本体31および取
付板34に着脱自在に取り付けられている。すなわち、
後カバー33は、長手方向から框本体31に抜き差しさ
れるようになっており、框本体31の第1係止部39に
後カバー33のT字突起33aおよび基部の内縁が係止
され、取付板34の第2係止部40に後カバー33の内
面中間部のL字突起33bが係止される。なおこの場
合、後カバー33を、框本体31に押し縁形式で着脱で
きるようにしてもよい。
【0012】取付板34は、框本体31の内端面から呑
込み溝38内に延設されており、延設方向の中間部にパ
ネル16の端面が位置決めされる段部34aと、パネル
16の端部が当接される固定部34bと、固定部34b
から屈曲して延びる上記の第2係止部40とで構成され
ている。パネル16の端部は、この固定部34bと前カ
バー32の先端部との間に差し込まれるようにしてセッ
トされ、リベット17により固定部34bに固定される
ようになっている。
込み溝38内に延設されており、延設方向の中間部にパ
ネル16の端面が位置決めされる段部34aと、パネル
16の端部が当接される固定部34bと、固定部34b
から屈曲して延びる上記の第2係止部40とで構成され
ている。パネル16の端部は、この固定部34bと前カ
バー32の先端部との間に差し込まれるようにしてセッ
トされ、リベット17により固定部34bに固定される
ようになっている。
【0013】次に、図4は、上下各横框22,23の断
面形状を表しており、各横框22,23は、各縦框2
4,26と同様に、框本体31と、框本体31の内端面
からパネル16側に延びる前カバー(飾り板)32およ
び後カバー(飾り板)33と、前カバー32と後カバー
33との間に配設された取付板34とで構成されてい
る。この場合、框本体31は、外端面が幾分外側に湾曲
した薄手の中空構造となっている。
面形状を表しており、各横框22,23は、各縦框2
4,26と同様に、框本体31と、框本体31の内端面
からパネル16側に延びる前カバー(飾り板)32およ
び後カバー(飾り板)33と、前カバー32と後カバー
33との間に配設された取付板34とで構成されてい
る。この場合、框本体31は、外端面が幾分外側に湾曲
した薄手の中空構造となっている。
【0014】ここで、図2および図5を参照して、左右
各扉13,14の組立手順について簡単に説明する。先
ず、後カバー33をそれぞれ取り外した状態で、左縦框
(および右縦框25のいずれか一方)24と、下横框
(および上横框22のいずれか一方)23とをコーナー
ジョイント26を介して「L」字状に組み、これにパネ
ル16をリベット17で接合する。次に、下横框23
に、その端部から後カバー33を差し込むようにして装
着すると共に、コーナージョイント26により、この下
横框23に右縦框25を組み込む。そして、この右縦框
25にパネル16をリベット17接合し、続いて左縦框
24および右縦框25にそれぞれ後カバー33,33を
装着する。この状態から、残る2つのコーナージョイン
ト26および後カバー33を組み込んだ上横框22を組
み込み、最後に、各コーナージョイント26にキャップ
37を取り付けて、組立を完了する。
各扉13,14の組立手順について簡単に説明する。先
ず、後カバー33をそれぞれ取り外した状態で、左縦框
(および右縦框25のいずれか一方)24と、下横框
(および上横框22のいずれか一方)23とをコーナー
ジョイント26を介して「L」字状に組み、これにパネ
ル16をリベット17で接合する。次に、下横框23
に、その端部から後カバー33を差し込むようにして装
着すると共に、コーナージョイント26により、この下
横框23に右縦框25を組み込む。そして、この右縦框
25にパネル16をリベット17接合し、続いて左縦框
24および右縦框25にそれぞれ後カバー33,33を
装着する。この状態から、残る2つのコーナージョイン
ト26および後カバー33を組み込んだ上横框22を組
み込み、最後に、各コーナージョイント26にキャップ
37を取り付けて、組立を完了する。
【0015】このように本実施例によれば、パネル16
を縁取る部材として装飾的機能を有する前後両カバー3
2,33と、パネル16を支持する部材として構造的機
能を有する取付板34とを、それぞれ框本体31から延
設するようにしているので、取付板34を前後両カバー
32,33内に隠蔽することができると共に、パネル1
6の荷重が前後両カバー32,33に加わることがな
く、前後両カバー32,33を、構造的機能にとらわれ
ることなく自由な形状にすることができる。このため、
前後両カバー32,33を、装飾を主体とした良好な形
状にデザインすることができると共に、表面形状を全く
同一に形成するなどして、表裏の無いものとすることが
できる。したがって、框21の支持強度を高めることが
できると共に、デザインおよび設置の自由度を高めるこ
とができる。
を縁取る部材として装飾的機能を有する前後両カバー3
2,33と、パネル16を支持する部材として構造的機
能を有する取付板34とを、それぞれ框本体31から延
設するようにしているので、取付板34を前後両カバー
32,33内に隠蔽することができると共に、パネル1
6の荷重が前後両カバー32,33に加わることがな
く、前後両カバー32,33を、構造的機能にとらわれ
ることなく自由な形状にすることができる。このため、
前後両カバー32,33を、装飾を主体とした良好な形
状にデザインすることができると共に、表面形状を全く
同一に形成するなどして、表裏の無いものとすることが
できる。したがって、框21の支持強度を高めることが
できると共に、デザインおよび設置の自由度を高めるこ
とができる。
【0016】また、後カバー33が、框本体31および
取付板34に差し込みによる着脱構造となっているの
で、パネル16の組み付けを容易に行うことができると
共に、パネル16と前後両カバー32,33との間に隙
間が生ずることがなく、前後両カバー32,33による
パネル16の縁取り部分をすっきりした仕上げとするこ
とができる。さらに、後カバー33は、框本体31およ
び取付板34にそれぞれ基部と中間部とで、すなわち見
付け方向の2箇所で係止されるので、見付け方向の寸法
が長くても装着状態が安定すると共に、見込み方向の幅
を狭く形成することがてき、この面でも、パネル16の
縁取り部分をすっきりしたデザインにすることができ
る。
取付板34に差し込みによる着脱構造となっているの
で、パネル16の組み付けを容易に行うことができると
共に、パネル16と前後両カバー32,33との間に隙
間が生ずることがなく、前後両カバー32,33による
パネル16の縁取り部分をすっきりした仕上げとするこ
とができる。さらに、後カバー33は、框本体31およ
び取付板34にそれぞれ基部と中間部とで、すなわち見
付け方向の2箇所で係止されるので、見付け方向の寸法
が長くても装着状態が安定すると共に、見込み方向の幅
を狭く形成することがてき、この面でも、パネル16の
縁取り部分をすっきりしたデザインにすることができ
る。
【0017】一方、リベット17により、パネル16を
取付板34に固定するようにしているので、パネル16
が呑込み溝38内でがたつくことがなく、風などによる
不快ながたつき音を防止することができる。しかも、リ
ベット17によりパネル16と取付板34、すなわち框
21とを一体化することができるので、両者が相互に固
定される状態となり、扉13,14全体としての剛性を
高めることができる。
取付板34に固定するようにしているので、パネル16
が呑込み溝38内でがたつくことがなく、風などによる
不快ながたつき音を防止することができる。しかも、リ
ベット17によりパネル16と取付板34、すなわち框
21とを一体化することができるので、両者が相互に固
定される状態となり、扉13,14全体としての剛性を
高めることができる。
【0018】なお、本実施例では、本発明のパネル枠用
の枠材を門扉の扉に適用した場合について説明したが、
各種のパネルを用いるフェンスやバルコニーなどに適用
できることは、いうまでもない。また、パネルを上下の
枠材で保持する構造のものにも適用できる。一方、パネ
ルと取付板とをリベットで接合するようにしているが、
ビスなどのねじにより接合するようにしてもよい。
の枠材を門扉の扉に適用した場合について説明したが、
各種のパネルを用いるフェンスやバルコニーなどに適用
できることは、いうまでもない。また、パネルを上下の
枠材で保持する構造のものにも適用できる。一方、パネ
ルと取付板とをリベットで接合するようにしているが、
ビスなどのねじにより接合するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明のパネル枠用の枠材
によれば、呑込み溝を構成する表裏一対の飾り板間に、
パネルが取り付けられる取付板を配設するようにしてい
るので、飾り板を装飾専用に、取付板をパネル支持専用
に、それぞれ機能を分けて構成することができ、飾り板
の形状の自由度を高めることができる。したがって、パ
ネルの支持強度を十分に持たせることができると共に、
飾り板を任意の形状に形成でき、全体として良好なパネ
ル支持機能と良好なデザインとを併せ持たせることがで
きる。また、一方の飾り板を着脱自在に構成しているの
で、パネルを取付板に簡単かつ強固に取り付けることが
でき、パネルを組み込んだ状態での、枠材の強度を高め
ることができる。
によれば、呑込み溝を構成する表裏一対の飾り板間に、
パネルが取り付けられる取付板を配設するようにしてい
るので、飾り板を装飾専用に、取付板をパネル支持専用
に、それぞれ機能を分けて構成することができ、飾り板
の形状の自由度を高めることができる。したがって、パ
ネルの支持強度を十分に持たせることができると共に、
飾り板を任意の形状に形成でき、全体として良好なパネ
ル支持機能と良好なデザインとを併せ持たせることがで
きる。また、一方の飾り板を着脱自在に構成しているの
で、パネルを取付板に簡単かつ強固に取り付けることが
でき、パネルを組み込んだ状態での、枠材の強度を高め
ることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るパネル枠用の枠材を適
用したユニット形式の門扉の全体正面図である。
用したユニット形式の門扉の全体正面図である。
【図2】実施例に係る門扉本体の扉の正面図および背面
図である。
図である。
【図3】実施例に係る門扉本体の扉の縦框の拡大断面図
である。
である。
【図4】実施例に係る門扉本体の扉の横框の拡大断面図
である。
である。
【図5】実施例に係る門扉本体の扉のコーナー部の拡大
断面図である。
断面図である。
1 門扉 5 門扉本体 13 左扉 14 右扉 16 パネル 21 框 22 上横框 23 下横框 24 左縦框 25 右縦框 31 框本体 32 前カバー 33 後カバー 34 取付板 34a 固定部 38 呑込み溝
Claims (1)
- 【請求項1】 枠材本体(31)と、当該枠材本体(3
1)の端部からパネル(16)側に対向して延びてパネ
ル(16)の端部を保持するための呑込み溝(38)を
構成する表裏一対の飾り板(32,33)と、当該枠材
本体(31)に設けられて当該一対の飾り板(32,3
3)間の呑込み溝(38)内に延びると共に、前記パネ
ル(16)が取り付けられる取付板(34)とを備え、
かつ前記一方の飾り板(33)は、前記枠材本体(3
1)および/または前記取付板(34)に着脱自在に取
り付けられていることを特徴とするパネル枠用の枠材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11218893A JPH06299772A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | パネル枠用の枠材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11218893A JPH06299772A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | パネル枠用の枠材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299772A true JPH06299772A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14580467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11218893A Pending JPH06299772A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | パネル枠用の枠材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06299772A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090081A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 手摺り |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP11218893A patent/JPH06299772A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090081A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 手摺り |
JP4580723B2 (ja) * | 2004-09-27 | 2010-11-17 | パナソニック電工株式会社 | 手摺り |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990518 |