JPH06299119A - 無溶剤塗料組成物 - Google Patents
無溶剤塗料組成物Info
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- JPH06299119A JPH06299119A JP17040793A JP17040793A JPH06299119A JP H06299119 A JPH06299119 A JP H06299119A JP 17040793 A JP17040793 A JP 17040793A JP 17040793 A JP17040793 A JP 17040793A JP H06299119 A JPH06299119 A JP H06299119A
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- JP
- Japan
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- resin
- reactive diluent
- epoxy
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 官能基を有する常温で固体または固形状のフ
ッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン
樹脂、エポキシ樹脂から選択される1種以上の樹脂
(A)並びに官能基を有し常温で不揮発性で樹脂(A)
に対する溶解性を有する反応性希釈剤(B)を含むこと
を特徴とする無溶剤塗料組成物。 【効果】 硬度、可撓性、耐候性等の塗膜の物性にすぐ
れた無溶剤塗料組成物が得られる。
ッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン
樹脂、エポキシ樹脂から選択される1種以上の樹脂
(A)並びに官能基を有し常温で不揮発性で樹脂(A)
に対する溶解性を有する反応性希釈剤(B)を含むこと
を特徴とする無溶剤塗料組成物。 【効果】 硬度、可撓性、耐候性等の塗膜の物性にすぐ
れた無溶剤塗料組成物が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋外耐候性、耐薬品性、
後加工性に優れた無溶剤塗料組成物に関する。
後加工性に優れた無溶剤塗料組成物に関する。
【0002】本発明の無溶剤塗料組成物は無機物(鉄
板、ブリキ板、トタン板、アルミ板、亜鉛鋼板、ガラ
ス、瓦、スレート板等)及び有機物(木材、紙、セロフ
ァン、プラスチック、有機塗料の塗膜等)表面に対する
塗料、コーティング剤として有用である。特に家電製
品、建築・土木分野(ビル、住宅、カーテンウォール、
タンク、プラント、海洋構築物、橋梁等)、輸送車輌分
野(自動車、電車車輌、航空機等)等に有用である。
板、ブリキ板、トタン板、アルミ板、亜鉛鋼板、ガラ
ス、瓦、スレート板等)及び有機物(木材、紙、セロフ
ァン、プラスチック、有機塗料の塗膜等)表面に対する
塗料、コーティング剤として有用である。特に家電製
品、建築・土木分野(ビル、住宅、カーテンウォール、
タンク、プラント、海洋構築物、橋梁等)、輸送車輌分
野(自動車、電車車輌、航空機等)等に有用である。
【0003】
【従来の技術】従来、代表的な塗料としてアクリル樹脂
塗料、ポリエステル樹脂塗料、フッ素樹脂塗料及びメラ
ミン樹脂塗料等が知られている。何れも揮発性の有機溶
剤を多量(約30〜80重量%)に含有する場合が多
く、有機溶剤の人体に及ぼす毒性、あるいは引火、発火
などによる火災の危険などの問題が存在している。また
塗布施工中に揮発し、大気に飛散した有機溶剤は地球環
境の保全に反するという問題点もある。そのため、それ
らの塗料においては日本国内では、労働安全衛生法、消
防法等の適用を、また米国、欧州では有機溶剤排出規制
法の適用を受ける。
塗料、ポリエステル樹脂塗料、フッ素樹脂塗料及びメラ
ミン樹脂塗料等が知られている。何れも揮発性の有機溶
剤を多量(約30〜80重量%)に含有する場合が多
く、有機溶剤の人体に及ぼす毒性、あるいは引火、発火
などによる火災の危険などの問題が存在している。また
塗布施工中に揮発し、大気に飛散した有機溶剤は地球環
境の保全に反するという問題点もある。そのため、それ
らの塗料においては日本国内では、労働安全衛生法、消
防法等の適用を、また米国、欧州では有機溶剤排出規制
法の適用を受ける。
【0004】一方、有機溶剤を含まない塗料として粉体
塗料、水性塗料、エポキシ樹脂無溶剤塗料がある。粉体
塗料には、特殊な塗布装置が必要であること、薄く均一
で、表面のなめらかな光沢のある塗装を行なうのがむず
かしいなどの問題がある。水性塗料には、有機溶剤を含
む塗料にくらべ、耐水性、耐溶剤性及び耐候性の塗膜性
能が劣り、また廃液処理設備が必要となるなどの問題点
がある。エポキシ樹脂無溶剤塗料はその塗膜の耐候性が
劣り、屋外で使用すると短期間(3〜6か月)で黄変、
チョーキング等の劣化現象が現われる。また一般に毒性
の強いアミン系硬化剤を使用し二液型塗料となるため、
工場作業には適さないなどの問題点がある。
塗料、水性塗料、エポキシ樹脂無溶剤塗料がある。粉体
塗料には、特殊な塗布装置が必要であること、薄く均一
で、表面のなめらかな光沢のある塗装を行なうのがむず
かしいなどの問題がある。水性塗料には、有機溶剤を含
む塗料にくらべ、耐水性、耐溶剤性及び耐候性の塗膜性
能が劣り、また廃液処理設備が必要となるなどの問題点
がある。エポキシ樹脂無溶剤塗料はその塗膜の耐候性が
劣り、屋外で使用すると短期間(3〜6か月)で黄変、
チョーキング等の劣化現象が現われる。また一般に毒性
の強いアミン系硬化剤を使用し二液型塗料となるため、
工場作業には適さないなどの問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来の塗料の前記問題点を改良した塗膜物性のすぐ
れた無溶剤塗料を提供することにある。
は、従来の塗料の前記問題点を改良した塗膜物性のすぐ
れた無溶剤塗料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
点を解決するために鋭意検討を行なった結果、官能基を
有する常温で固体または固形状の樹脂を、該樹脂に対し
て溶解性を有しかつ官能基を有する不揮発性の反応性希
釈剤に溶解または懸濁させ、得られた無溶剤塗料組成物
を基材に塗布後、常温硬化処理または焼付け処理する
と、該樹脂と該反応性希釈剤が架橋し、硬度、耐候性、
可撓性、耐薬品性および後加工性に優れた塗膜を形成し
得ることを見い出し、本発明の無溶剤塗料を完成させる
に至った。
点を解決するために鋭意検討を行なった結果、官能基を
有する常温で固体または固形状の樹脂を、該樹脂に対し
て溶解性を有しかつ官能基を有する不揮発性の反応性希
釈剤に溶解または懸濁させ、得られた無溶剤塗料組成物
を基材に塗布後、常温硬化処理または焼付け処理する
と、該樹脂と該反応性希釈剤が架橋し、硬度、耐候性、
可撓性、耐薬品性および後加工性に優れた塗膜を形成し
得ることを見い出し、本発明の無溶剤塗料を完成させる
に至った。
【0007】すなわち、本発明は、官能基を有する常温
で固体または固形状のフッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂から選択さ
れる1種以上の樹脂(A)並びに官能基を有し常温で不
揮発性で樹脂(A)に対する溶解性を有する反応性希釈
剤(B)を含むことを特徴とする無溶剤塗料組成物であ
る。
で固体または固形状のフッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂から選択さ
れる1種以上の樹脂(A)並びに官能基を有し常温で不
揮発性で樹脂(A)に対する溶解性を有する反応性希釈
剤(B)を含むことを特徴とする無溶剤塗料組成物であ
る。
【0008】ここで、「固形状の樹脂」なる用語は、樹
脂そのものだけでは塗料用途において塗布することがで
きないほど粘性が高い糊状、ゼリー状の状態の樹脂をあ
らわすものとする。
脂そのものだけでは塗料用途において塗布することがで
きないほど粘性が高い糊状、ゼリー状の状態の樹脂をあ
らわすものとする。
【0009】本発明で用いる樹脂(A)における官能基
としては、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基等を挙
げ得るが、より好ましくは水酸基あるいはエポキシ基で
ある。
としては、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基等を挙
げ得るが、より好ましくは水酸基あるいはエポキシ基で
ある。
【0010】以下に本発明に用い得る樹脂(A)の例を
示す。
示す。
【0011】フッ素樹脂としては、官能基1個あたりの
単位分子量が1000〜3000の範囲である、含フッ
素ビニルモノマーと官能基含有ビニルモノマーとの2元
系共重合体,含フッ素ビニルモノマー,官能基含有ビニ
ルモノマー,及び他の共重合可能なビニルモノマーから
成る3元系共重合体等が利用できる。本発明において
は、フッ素樹脂の官能基1個あたり単位分子量は、硬
度、耐擦傷性、可撓性、耐候性のいずれについても優れ
たハードコートを得る上で、1,000〜3,000の
範囲であることが必要であり、好ましくは1,500〜
2,500の範囲である。上記単位分子量が小さいもの
を使用すると可撓性が低下し、大きいものを使用すると
硬度が小さくなり、耐擦傷性が低下する。
単位分子量が1000〜3000の範囲である、含フッ
素ビニルモノマーと官能基含有ビニルモノマーとの2元
系共重合体,含フッ素ビニルモノマー,官能基含有ビニ
ルモノマー,及び他の共重合可能なビニルモノマーから
成る3元系共重合体等が利用できる。本発明において
は、フッ素樹脂の官能基1個あたり単位分子量は、硬
度、耐擦傷性、可撓性、耐候性のいずれについても優れ
たハードコートを得る上で、1,000〜3,000の
範囲であることが必要であり、好ましくは1,500〜
2,500の範囲である。上記単位分子量が小さいもの
を使用すると可撓性が低下し、大きいものを使用すると
硬度が小さくなり、耐擦傷性が低下する。
【0012】含フッ素ビニルモノマーとしては、フッ化
ビニル,フッ化ビニリデン,トリフルオロエチレン,テ
トラフルオロエチレン,ブロモトリフルオロエチレン,
クロロトリフルオロエチレン,ペンタフルオロプロピレ
ン,ヘキサフルオロプロピレン,(パー)フルオロアル
キルトリフルオロビニルエーテル等が挙げられる。特
に、分子中のフッ素原子の比率の大きいものが好まし
い。
ビニル,フッ化ビニリデン,トリフルオロエチレン,テ
トラフルオロエチレン,ブロモトリフルオロエチレン,
クロロトリフルオロエチレン,ペンタフルオロプロピレ
ン,ヘキサフルオロプロピレン,(パー)フルオロアル
キルトリフルオロビニルエーテル等が挙げられる。特
に、分子中のフッ素原子の比率の大きいものが好まし
い。
【0013】官能基含有ビニルモノマーのうち、水酸基
含有ビニルモノマーとしては、ヒドロキシエチルビニル
エーテル,ヒドロキシプロピルビニルエーテル,ヒドロ
キシブチルビニルエーテルの如きヒドロキシアルキルビ
ニルエーテル;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート,2−ヒドロキシプロピルアクリレート、ジエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、の如きヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート等が挙げられる。カ
ルボキシル基含有ビニルモノマーとしては、アクリル
酸,メタクリル酸,マレイン酸,無水マレイン酸,イタ
コン酸,無水イタコン酸,フマル酸等を例示しうる。ア
ミノ基含有ビニルモノマーとしては、ジメチルアミノエ
チルビニルエーテル,ジメチルアミノプロピルビニルエ
ーテル,N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アク
リルアミド,ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
含有ビニルモノマーとしては、ヒドロキシエチルビニル
エーテル,ヒドロキシプロピルビニルエーテル,ヒドロ
キシブチルビニルエーテルの如きヒドロキシアルキルビ
ニルエーテル;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート,2−ヒドロキシプロピルアクリレート、ジエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、の如きヒドロ
キシアルキル(メタ)アクリレート等が挙げられる。カ
ルボキシル基含有ビニルモノマーとしては、アクリル
酸,メタクリル酸,マレイン酸,無水マレイン酸,イタ
コン酸,無水イタコン酸,フマル酸等を例示しうる。ア
ミノ基含有ビニルモノマーとしては、ジメチルアミノエ
チルビニルエーテル,ジメチルアミノプロピルビニルエ
ーテル,N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アク
リルアミド,ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
【0014】他の共重合可能なビニルモノマーとして
は、エチルビニルエーテル,n−ブチルビニルエーテ
ル,イソブチルビニルエーテル,シクロヘキシルビニル
エーテルの如きアルキルビニルエーテル;酢酸ビニル,
プロピオン酸ビニル,酪酸ビニル,ピバリン酸ビニル,
カプロン酸ビニル,カプリン酸ビニル,カプリル酸ビニ
ル,バーサティック酸ビニル,ラウリル酸ビニル,ステ
アリン酸ビニルの如き直鎖状又は分枝状の脂肪族カルボ
ン酸のビニルエステル;シクロヘキサンカルボン酸ビニ
ルの如き脂環式カルボン酸ビニルエステル;安息香酸ビ
ニル,p−t−ブチル安息香酸ビニル,サリチル酸ビニ
ルの如き芳香族カルボン酸ビニルエステル;グリシジル
ビニルエーテル,グリシジルメタアクリレートの如きエ
ポキシ基を有するビニルモノマー;イタコン酸,無水イ
タコン酸,フマル酸,マレイン酸モノエチル,マレイン
酸モノブチル,フマル酸モノブチル,イタコン酸モノブ
チル,アジピン酸モノビニル,セバシン酸モノビニル等
のカルボキシル基を含有するビニルモノマー;塩化ビニ
ル,塩化ビニリデンの如き、フッ素を除く含ハロゲンビ
ニルモノマー;スチレン,α−メチルスチレン,ビニル
トルエン,ビニルピリジンの如き芳香族ビニルモノマ
ー;メチル(メタ)アクリレート,エチル(メタ)アク
リレート,ブチル(メタ)アクリレート,2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート,ラウリル(メタ)アクリ
レート,シクロヘキシル(メタ)アクリレート,β−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレートの如き(メタ)ア
クリル酸エステル;(メタ)アクリロニトリル,(メ
タ)アクリルアミド,N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
マレイン酸ジアミド等が挙げられる。
は、エチルビニルエーテル,n−ブチルビニルエーテ
ル,イソブチルビニルエーテル,シクロヘキシルビニル
エーテルの如きアルキルビニルエーテル;酢酸ビニル,
プロピオン酸ビニル,酪酸ビニル,ピバリン酸ビニル,
カプロン酸ビニル,カプリン酸ビニル,カプリル酸ビニ
ル,バーサティック酸ビニル,ラウリル酸ビニル,ステ
アリン酸ビニルの如き直鎖状又は分枝状の脂肪族カルボ
ン酸のビニルエステル;シクロヘキサンカルボン酸ビニ
ルの如き脂環式カルボン酸ビニルエステル;安息香酸ビ
ニル,p−t−ブチル安息香酸ビニル,サリチル酸ビニ
ルの如き芳香族カルボン酸ビニルエステル;グリシジル
ビニルエーテル,グリシジルメタアクリレートの如きエ
ポキシ基を有するビニルモノマー;イタコン酸,無水イ
タコン酸,フマル酸,マレイン酸モノエチル,マレイン
酸モノブチル,フマル酸モノブチル,イタコン酸モノブ
チル,アジピン酸モノビニル,セバシン酸モノビニル等
のカルボキシル基を含有するビニルモノマー;塩化ビニ
ル,塩化ビニリデンの如き、フッ素を除く含ハロゲンビ
ニルモノマー;スチレン,α−メチルスチレン,ビニル
トルエン,ビニルピリジンの如き芳香族ビニルモノマ
ー;メチル(メタ)アクリレート,エチル(メタ)アク
リレート,ブチル(メタ)アクリレート,2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート,ラウリル(メタ)アクリ
レート,シクロヘキシル(メタ)アクリレート,β−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレートの如き(メタ)ア
クリル酸エステル;(メタ)アクリロニトリル,(メ
タ)アクリルアミド,N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
マレイン酸ジアミド等が挙げられる。
【0015】含フッ素ビニルモノマー,官能基含有ビニ
ルモノマー,並びに共重合可能なビニルモノマーの各モ
ノマーはそれぞれ2種あるいはそれ以上併用してもよ
い。
ルモノマー,並びに共重合可能なビニルモノマーの各モ
ノマーはそれぞれ2種あるいはそれ以上併用してもよ
い。
【0016】市販品として利用でき得るフッ素樹脂とし
ては、、例えば旭硝子(株)製の「ルミフロン」,セン
トラル硝子(株)製の「セフラルコート」,大日本イン
キ化学工業(株)製の「フルオネート」,ダイキン工業
(株)製の「ネオフロン」等が挙げられる。
ては、、例えば旭硝子(株)製の「ルミフロン」,セン
トラル硝子(株)製の「セフラルコート」,大日本イン
キ化学工業(株)製の「フルオネート」,ダイキン工業
(株)製の「ネオフロン」等が挙げられる。
【0017】本発明において用い得るアクリ樹脂として
は、たとえば(1) アクリル酸2−ヒドロキシエチル,ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピル,メタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル,メタクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル,アリルアルコール,ケイヒアルコール,クロトニル
アルコールあるいは、たとえばアクリル酸,メタクリル
酸,マレイン酸,フマル酸,クロトン酸,イタコン酸等
の不飽和カルボン酸とたとえばエチレングリコール,エ
チレンオキサイド,プロピレングリコール,プロピレン
オキサイド,ブチレングリコール,1,4−シクロヘキ
シルジメタノール,フェニルグリシジルエーテル,グリ
シジルデカノエートなどの反応生成物である水酸基含有
単量体と、(2) たとえばアクリル酸メチル,アクリル酸
エチル,アクリル酸n−プロピル,アクリル酸イソプロ
ピル,アクリル酸n−ブチル,アクリル酸 tert-ブチ
ル,アクリル酸2−エチルヘキシルなどのアクリル酸エ
ステル類,たとえばメタクリル酸メチル,メタクリル酸
エチル,メタクリル酸n−プロピル,メタクリル酸イソ
プロピル,メタクリル酸n−ブチル,メタクリル酸tert
- ブチル,メタクリル酸2−エチルヘキシルなどのメタ
クリル酸エステル類,たとえばスチレン,ビニルトルエ
ン,α−メチルスチレンなどのスチレン系単量体;その
他アクリル酸,メタクリル酸,酢酸ビニル,プロピオン
酸ビニル,アクリロニトリル,ステアリン酸ビニル,ア
リルアセテート,アジピン酸ジアリル,イタコン酸ジメ
チル,マレイン酸ジエチル,塩化ビニル,塩化ビニリデ
ン,エチレン,メタクリル酸グリシジル,N−メチロー
ルアクリルアミド,N−ブトキシメチルアクリルアミ
ド,アクリルアミド,ジアセトンアクリルアミドなどの
共重合可能なα,β−エチレン性不飽和単量体の1種あ
るいは2種以上とを共重合させて得られるものがあげら
れる。
は、たとえば(1) アクリル酸2−ヒドロキシエチル,ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピル,メタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル,メタクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル,アリルアルコール,ケイヒアルコール,クロトニル
アルコールあるいは、たとえばアクリル酸,メタクリル
酸,マレイン酸,フマル酸,クロトン酸,イタコン酸等
の不飽和カルボン酸とたとえばエチレングリコール,エ
チレンオキサイド,プロピレングリコール,プロピレン
オキサイド,ブチレングリコール,1,4−シクロヘキ
シルジメタノール,フェニルグリシジルエーテル,グリ
シジルデカノエートなどの反応生成物である水酸基含有
単量体と、(2) たとえばアクリル酸メチル,アクリル酸
エチル,アクリル酸n−プロピル,アクリル酸イソプロ
ピル,アクリル酸n−ブチル,アクリル酸 tert-ブチ
ル,アクリル酸2−エチルヘキシルなどのアクリル酸エ
ステル類,たとえばメタクリル酸メチル,メタクリル酸
エチル,メタクリル酸n−プロピル,メタクリル酸イソ
プロピル,メタクリル酸n−ブチル,メタクリル酸tert
- ブチル,メタクリル酸2−エチルヘキシルなどのメタ
クリル酸エステル類,たとえばスチレン,ビニルトルエ
ン,α−メチルスチレンなどのスチレン系単量体;その
他アクリル酸,メタクリル酸,酢酸ビニル,プロピオン
酸ビニル,アクリロニトリル,ステアリン酸ビニル,ア
リルアセテート,アジピン酸ジアリル,イタコン酸ジメ
チル,マレイン酸ジエチル,塩化ビニル,塩化ビニリデ
ン,エチレン,メタクリル酸グリシジル,N−メチロー
ルアクリルアミド,N−ブトキシメチルアクリルアミ
ド,アクリルアミド,ジアセトンアクリルアミドなどの
共重合可能なα,β−エチレン性不飽和単量体の1種あ
るいは2種以上とを共重合させて得られるものがあげら
れる。
【0018】上記原料の組み合わせで得られるアクリル
樹脂としては、分子量約1,000〜500,000、
好ましくは約5,000〜100,000、水酸基価約
5〜300、好ましくは約10〜200のものが用いら
れる。
樹脂としては、分子量約1,000〜500,000、
好ましくは約5,000〜100,000、水酸基価約
5〜300、好ましくは約10〜200のものが用いら
れる。
【0019】市販の利用でき得るアクリル樹脂として
は、例えば日本触媒化学工業(株)製の「アロタンUW
2818」、大日本インキ化学工業(株)製の「アクリ
ディックA801,A811,A808」、日立化成
(株)製の「ヒタロイド2462A,2405」、住友
バイエルウレタン(株)製の「デスモフェンA160,
A165,A260」等が挙げられる。
は、例えば日本触媒化学工業(株)製の「アロタンUW
2818」、大日本インキ化学工業(株)製の「アクリ
ディックA801,A811,A808」、日立化成
(株)製の「ヒタロイド2462A,2405」、住友
バイエルウレタン(株)製の「デスモフェンA160,
A165,A260」等が挙げられる。
【0020】本発明において用い得るポリエステル樹脂
としては、たとえばフタル酸,イソフタル酸,テレフタ
ル酸,マレイン酸,フマル酸,コハク酸,アジピン酸,
セバチン酸,アゼライン酸,トリメリット酸などの多塩
基酸と、たとえばエチレングリコール,ジエチレングリ
コール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコー
ル,1,3−ブタンジオール,1,4−ブタンジオー
ル,1,5−ペンタンジオール,ネオペンチルグリコー
ル,ヘキサメチレングリコール,デカメチレングリコー
ル,ハイドロキノンビス(ヒドロキシエチルエーテ
ル),2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオ
ール,水添ビスフェノールA,トリメチロールエタン,
トリメチロールプロパン,ヘキサントリオール,グリセ
リン,ペンタエリスリトール,トリス(ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレート,シクロヘキサンジオール,シク
ロヘキサンジメタノール,キシリレングリコール,クワ
ドロールなどのポリオールとを常法により水酸基過剰の
条件下に縮合させることにより得られる。この場合、酸
あるいはポリオールはそれぞれ2種又はそれ以上を併用
することも可能である。またヒマシ油,高級脂肪酸など
を併用していわゆる油変性ポリエステルポリオールとし
てもよい。
としては、たとえばフタル酸,イソフタル酸,テレフタ
ル酸,マレイン酸,フマル酸,コハク酸,アジピン酸,
セバチン酸,アゼライン酸,トリメリット酸などの多塩
基酸と、たとえばエチレングリコール,ジエチレングリ
コール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコー
ル,1,3−ブタンジオール,1,4−ブタンジオー
ル,1,5−ペンタンジオール,ネオペンチルグリコー
ル,ヘキサメチレングリコール,デカメチレングリコー
ル,ハイドロキノンビス(ヒドロキシエチルエーテ
ル),2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオ
ール,水添ビスフェノールA,トリメチロールエタン,
トリメチロールプロパン,ヘキサントリオール,グリセ
リン,ペンタエリスリトール,トリス(ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレート,シクロヘキサンジオール,シク
ロヘキサンジメタノール,キシリレングリコール,クワ
ドロールなどのポリオールとを常法により水酸基過剰の
条件下に縮合させることにより得られる。この場合、酸
あるいはポリオールはそれぞれ2種又はそれ以上を併用
することも可能である。またヒマシ油,高級脂肪酸など
を併用していわゆる油変性ポリエステルポリオールとし
てもよい。
【0021】上記原料の組み合わせで得られるポリエス
テル樹脂としては分子量約500〜300,000、好
ましくは約2,000〜100,000、水酸基価約5
〜300、好ましくは約10〜200のものが用いられ
る。
テル樹脂としては分子量約500〜300,000、好
ましくは約2,000〜100,000、水酸基価約5
〜300、好ましくは約10〜200のものが用いられ
る。
【0022】市販品として利用でき得るポリエステル樹
脂としては、例えば住友バイエルウレタン(株)製の
「デスモフェン670,680,850」、大日本イン
キ化学工業(株)製の「バーノックD161,D6−4
39,D220」、日本ポリウレタン工業(株)製の
「ニッポラン136」等が挙げられる。
脂としては、例えば住友バイエルウレタン(株)製の
「デスモフェン670,680,850」、大日本イン
キ化学工業(株)製の「バーノックD161,D6−4
39,D220」、日本ポリウレタン工業(株)製の
「ニッポラン136」等が挙げられる。
【0023】本発明において用い得るメラミン樹脂は、
メラミンをホルマリンと反応させ、メチロール化メラミ
ンの初期縮合物をブタノールで変性させたもので、有機
溶剤に可溶な塗料用のものである。分子量は約500〜
300,000、好ましくは2,000〜100,00
0、水酸基価約5〜300、好ましくは約10〜200
のものが用いられる。
メラミンをホルマリンと反応させ、メチロール化メラミ
ンの初期縮合物をブタノールで変性させたもので、有機
溶剤に可溶な塗料用のものである。分子量は約500〜
300,000、好ましくは2,000〜100,00
0、水酸基価約5〜300、好ましくは約10〜200
のものが用いられる。
【0024】大日本インキ化学、三井東圧化学、日立化
成、三和ケミカル、三井サイアナミッド等で製造してい
る塗料用メラミン樹脂が用いられ得る。
成、三和ケミカル、三井サイアナミッド等で製造してい
る塗料用メラミン樹脂が用いられ得る。
【0025】本発明において用い得るエポキシ樹脂とし
ては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂、その他のポリフェノール
型、ポリグリシジルアミン型、アルコール型、エステル
型が挙げられる。
ては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂、その他のポリフェノール
型、ポリグリシジルアミン型、アルコール型、エステル
型が挙げられる。
【0026】分子量は、約200〜20,000、好ま
しくは300〜4,000、エポキシ当量は約100〜
2,000、好ましくは約200〜1,000が用いら
れる。
しくは300〜4,000、エポキシ当量は約100〜
2,000、好ましくは約200〜1,000が用いら
れる。
【0027】油化シェルエポキシ、旭チバ、旭化成、日
本チバガイギー、東都化成、三井石油化学、大日本イン
キ化学、旭電化、住友化学、日本化薬、大日本色材、ダ
ウ・ケミカル日本等で製造しているエポキシ樹脂が用い
られ得る。
本チバガイギー、東都化成、三井石油化学、大日本イン
キ化学、旭電化、住友化学、日本化薬、大日本色材、ダ
ウ・ケミカル日本等で製造しているエポキシ樹脂が用い
られ得る。
【0028】本発明の官能性樹脂(A)は前記した樹脂
を2種以上併用してもよい。
を2種以上併用してもよい。
【0029】本発明で用いる反応性希釈剤(B)は、官
能基を有し常温で不揮発性で樹脂(A)に対する溶解性
を有している。
能基を有し常温で不揮発性で樹脂(A)に対する溶解性
を有している。
【0030】反応性希釈剤(B)としては、環状又は鎖
状のシロキサンオリゴマー、シランカップリング剤、エ
ポキシ化合物、ビニル化合物が好ましい。
状のシロキサンオリゴマー、シランカップリング剤、エ
ポキシ化合物、ビニル化合物が好ましい。
【0031】環状シロキサンオリゴマーの官能基として
は水酸基、エポキシ基、グリシジル基、イソシアネート
基、ビニル基、アリル基、メタクリル基、メタクリロキ
シ基、アミノ基、メルカプト基、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、水素基、クロロ基等が
挙げられ、またこれらの官能基が下記硬化条件下で脱ブ
ロック化するブロック化をした官能基も含まれる。
は水酸基、エポキシ基、グリシジル基、イソシアネート
基、ビニル基、アリル基、メタクリル基、メタクリロキ
シ基、アミノ基、メルカプト基、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、水素基、クロロ基等が
挙げられ、またこれらの官能基が下記硬化条件下で脱ブ
ロック化するブロック化をした官能基も含まれる。
【0032】このブロック化に用いるブロック化剤は用
途、硬化条件に応じて公知の種々のブロック化剤から適
宜選択しうる。たとえば、ε−カプロラクタムなどのラ
クタム系ブロック化剤、アセトキシム、メチルエチルケ
トキシム、メチルイソアミルケトキシム、メチルイソブ
チルケトキシム、その他のオキシム系ブロック化剤、フ
ェノール、クレゾール、カテコール、ニトロフェノー
ル、その他のフェノール系ブロック化剤、イソプロパノ
ール、トリメチロールプロパン、その他のアルコール系
ブロック化剤、マロン酸エステル、アセト酢酸エステ
ル、その他の活性メチレン系ブロック化剤などを例示し
うるが、これらに限られるものではない。好ましいブロ
ック化剤はたとえばラクタム系ブロック化剤、オキシム
ブロック化剤及びアルコール系ブロック化剤である。
途、硬化条件に応じて公知の種々のブロック化剤から適
宜選択しうる。たとえば、ε−カプロラクタムなどのラ
クタム系ブロック化剤、アセトキシム、メチルエチルケ
トキシム、メチルイソアミルケトキシム、メチルイソブ
チルケトキシム、その他のオキシム系ブロック化剤、フ
ェノール、クレゾール、カテコール、ニトロフェノー
ル、その他のフェノール系ブロック化剤、イソプロパノ
ール、トリメチロールプロパン、その他のアルコール系
ブロック化剤、マロン酸エステル、アセト酢酸エステ
ル、その他の活性メチレン系ブロック化剤などを例示し
うるが、これらに限られるものではない。好ましいブロ
ック化剤はたとえばラクタム系ブロック化剤、オキシム
ブロック化剤及びアルコール系ブロック化剤である。
【0033】一般に、常温硬化型無溶剤塗料組成物とし
て用いる場合、ブロック化をしない環状シロキサンオリ
ゴマー、また焼付け型無溶剤塗料組成物として用いる場
合、ブロック化された官能基を有する環状シロキサンオ
リゴマーを含むことが好ましい。
て用いる場合、ブロック化をしない環状シロキサンオリ
ゴマー、また焼付け型無溶剤塗料組成物として用いる場
合、ブロック化された官能基を有する環状シロキサンオ
リゴマーを含むことが好ましい。
【0034】環状シロキサンオリゴマー中の官能基数/
ケイ素原子数比(以下FSRと記す)は0.2〜2.0
の範囲であり、好ましくは0.5〜1.0の範囲であ
る。FSRが小さすぎると樹脂(A)との架橋密度が低
すぎ、またFSRが大きすぎると樹脂(A)と未反応の
官能基が残存するため、いずれの場合も耐候性、耐薬品
性、後加工性に優れた塗膜が得られない。
ケイ素原子数比(以下FSRと記す)は0.2〜2.0
の範囲であり、好ましくは0.5〜1.0の範囲であ
る。FSRが小さすぎると樹脂(A)との架橋密度が低
すぎ、またFSRが大きすぎると樹脂(A)と未反応の
官能基が残存するため、いずれの場合も耐候性、耐薬品
性、後加工性に優れた塗膜が得られない。
【0035】環状シロキサンオリゴマーの揮発性は、珪
素原子の数が2以下になると室温での揮発性が暫増し、
塗膜架橋反応する前に揮発するので珪素原子の数は3以
上が好ましい。また環状シロキサンオリゴマーの樹脂
(A)に対する溶解性は珪素原子の数が17以上になる
と劣ってくる。従って好ましい環状シロキサンオリゴマ
ーの珪素原子の数は3個から16個の範囲にある。好ま
しい環状シロキサンオリゴマーの具体例としては、1,
3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、
1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テト
ラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テ
トラエトキシ−1,3,5,7−テトラメチルシクロテ
トラシロキサン、1,3,5,7−テトラプロポキシ−
1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサ
ン、1,3,5,7−テトライソプロポキシ−1,3,
5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,
3,5,7−テトラブトキシ−1,3,5,7−テトラ
メチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テト
ライソブトキシ−1,3,5,7−テトラメチルシクロ
テトラシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタメチル
シクロペンタシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタ
エトキシ−1,3,5,7,9−ペンタメチルシクロペ
ンタシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタイソブト
キシ−1,3,5,7,9−ペンタメチルシクロペンタ
シロキサンなどが挙げられる。上記環状シロキサンオリ
ゴマーは市販品として、あるいはシラン化合物から合成
することにより得られる。
素原子の数が2以下になると室温での揮発性が暫増し、
塗膜架橋反応する前に揮発するので珪素原子の数は3以
上が好ましい。また環状シロキサンオリゴマーの樹脂
(A)に対する溶解性は珪素原子の数が17以上になる
と劣ってくる。従って好ましい環状シロキサンオリゴマ
ーの珪素原子の数は3個から16個の範囲にある。好ま
しい環状シロキサンオリゴマーの具体例としては、1,
3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、
1,3,5,7−テトラビニル−1,3,5,7−テト
ラメチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テ
トラエトキシ−1,3,5,7−テトラメチルシクロテ
トラシロキサン、1,3,5,7−テトラプロポキシ−
1,3,5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサ
ン、1,3,5,7−テトライソプロポキシ−1,3,
5,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン、1,
3,5,7−テトラブトキシ−1,3,5,7−テトラ
メチルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7−テト
ライソブトキシ−1,3,5,7−テトラメチルシクロ
テトラシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタメチル
シクロペンタシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタ
エトキシ−1,3,5,7,9−ペンタメチルシクロペ
ンタシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタイソブト
キシ−1,3,5,7,9−ペンタメチルシクロペンタ
シロキサンなどが挙げられる。上記環状シロキサンオリ
ゴマーは市販品として、あるいはシラン化合物から合成
することにより得られる。
【0036】鎖状シロキサンオリゴマーの官能基として
は水酸基、エポキシ基、グリシジル基、イソシアネート
基、ビニル基、アリル基、メタクリル基、メタクリロキ
シ基、アミノ基、メルカプト基、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、水素基、クロロ基等が
挙げられ、またこれらの官能基が前記のようなブロック
化をされた官能基も含まれる。
は水酸基、エポキシ基、グリシジル基、イソシアネート
基、ビニル基、アリル基、メタクリル基、メタクリロキ
シ基、アミノ基、メルカプト基、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、水素基、クロロ基等が
挙げられ、またこれらの官能基が前記のようなブロック
化をされた官能基も含まれる。
【0037】鎖状シロキサンオリゴマーの好ましい例と
しては以下の式(I):
しては以下の式(I):
【0038】
【化2】
【0039】[式中、Y1 、Y2 、Y3 は水酸基、エポ
キシ基、グリシジル基、イソシアネート基、ビニル基、
アリル基、メタクリル基、メタクリロキシ基、アミノ
基、メルカプト基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基、水素基、クロロ基等の官能基及びそ
れらの官能基をブロック化剤によりブロック化した官能
基を示し、R1 、R2 、R3 は樹脂(A)と反応しない
有機置換基を示し、l及びnは独立して1〜3の整数を
示し、mは0〜14の数を示し、pは0〜2の整数を示
す]であらわされるものがあげられる。
キシ基、グリシジル基、イソシアネート基、ビニル基、
アリル基、メタクリル基、メタクリロキシ基、アミノ
基、メルカプト基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基、水素基、クロロ基等の官能基及びそ
れらの官能基をブロック化剤によりブロック化した官能
基を示し、R1 、R2 、R3 は樹脂(A)と反応しない
有機置換基を示し、l及びnは独立して1〜3の整数を
示し、mは0〜14の数を示し、pは0〜2の整数を示
す]であらわされるものがあげられる。
【0040】シランカップリング剤は特に限定されない
が、以下の式(II) : YRSiX3 (II) [式中、Yは水酸基、エポキシ基、グリシジル基、グリ
シドキシ基、イソシアネート基、ビニル基、アリル基、
メタクリル基、メタクリロキシ基、アミノ基、メルカプ
ト基、クロロ基等の有機表面と反応し得る官能基を有す
る基を示し、Rは−(CH2 )n −(式中、nは0〜5
の整数を示す)を示し、Xはメトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、ブトキシ基、クロロ基等の加水分解基を
示す]で示されるものが好ましい。好ましいシランカッ
プリング剤の具体例として、ビニルトリクロロシラン、
ビニルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等
が挙げられる。
が、以下の式(II) : YRSiX3 (II) [式中、Yは水酸基、エポキシ基、グリシジル基、グリ
シドキシ基、イソシアネート基、ビニル基、アリル基、
メタクリル基、メタクリロキシ基、アミノ基、メルカプ
ト基、クロロ基等の有機表面と反応し得る官能基を有す
る基を示し、Rは−(CH2 )n −(式中、nは0〜5
の整数を示す)を示し、Xはメトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、ブトキシ基、クロロ基等の加水分解基を
示す]で示されるものが好ましい。好ましいシランカッ
プリング剤の具体例として、ビニルトリクロロシラン、
ビニルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等
が挙げられる。
【0041】反応性希釈剤(B)としては、エポキシ化
合物又はビニル化合物も用い得る。エポキシ化合物の具
体例としては、モノグリシジルエーテル、ジグリシジル
エーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、
グリセリンジグリシジルエーテル、ブタンジオールジグ
リシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル等が挙げられる。
合物又はビニル化合物も用い得る。エポキシ化合物の具
体例としては、モノグリシジルエーテル、ジグリシジル
エーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、
グリセリンジグリシジルエーテル、ブタンジオールジグ
リシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル等が挙げられる。
【0042】ビニル化合物の具体例としては、ジビニル
ベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタク
リレート、ポリエチレングリコール#200ジメタクリ
レート、ポリエチレングリコール#400ジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコール#400ジアクリレー
ト、ポリエチレングリコール#600ジメタクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレート、1,3ブチレングリ
コールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジメタ
クリレート、1,6ヘキサンジオールジアクリレート、
トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメチロ
ールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
メタクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリ
レート等が挙げられる。
ベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタク
リレート、ポリエチレングリコール#200ジメタクリ
レート、ポリエチレングリコール#400ジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコール#400ジアクリレー
ト、ポリエチレングリコール#600ジメタクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレート、1,3ブチレングリ
コールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジメタ
クリレート、1,6ヘキサンジオールジアクリレート、
トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメチロ
ールプロパントリメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
メタクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリ
レート等が挙げられる。
【0043】本発明の塗料組成物において、樹脂(A)
及び反応性希釈剤(B)の配合は重量比で(A):
(B)=1:8〜8:1であることが好ましく、より好
ましくは(A):(B)=1:3〜3:1である。
及び反応性希釈剤(B)の配合は重量比で(A):
(B)=1:8〜8:1であることが好ましく、より好
ましくは(A):(B)=1:3〜3:1である。
【0044】本発明の塗料組成物は更に反応触媒(C)
を含むことが好ましい。反応触媒(C)の量は、好まし
くは塗料組成物のO.O1〜5重量%である。
を含むことが好ましい。反応触媒(C)の量は、好まし
くは塗料組成物のO.O1〜5重量%である。
【0045】触媒(C)としては、塩基性あるいは酸性
の公知慣用の硬化剤、硬化促進剤等を使用し得、触媒
(C)は樹脂(A)及び反応性希釈剤(B)の官能基の
種類に応じて当業者にとっては適宜選択し得る。塩基性
触媒としては、たとえば、ジブチル錫ジラウレート、ジ
ブチル錫ジアセテート、スタナスオクトエート、その他
の有機錫化合物やメチルイミダゾール、アクリジン、ト
リエチルアミン、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム
ステアレート、三フッ化ホウ素モノエチルアミン、その
他のアミン系触媒、メラミン、イソシアネートが代表的
な化合物である。酸性触媒としては、BF3 コンプレッ
クス、スルホニウム酸化合物等も用い得る。さらに、ベ
ンゾイルペルオキシド、パラクロロベンゾイルペルオキ
シド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、カプ
リリルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、アセチ
ルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド等の
有機ペルオキシドも用い得る。
の公知慣用の硬化剤、硬化促進剤等を使用し得、触媒
(C)は樹脂(A)及び反応性希釈剤(B)の官能基の
種類に応じて当業者にとっては適宜選択し得る。塩基性
触媒としては、たとえば、ジブチル錫ジラウレート、ジ
ブチル錫ジアセテート、スタナスオクトエート、その他
の有機錫化合物やメチルイミダゾール、アクリジン、ト
リエチルアミン、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム
ステアレート、三フッ化ホウ素モノエチルアミン、その
他のアミン系触媒、メラミン、イソシアネートが代表的
な化合物である。酸性触媒としては、BF3 コンプレッ
クス、スルホニウム酸化合物等も用い得る。さらに、ベ
ンゾイルペルオキシド、パラクロロベンゾイルペルオキ
シド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、カプ
リリルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、アセチ
ルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド等の
有機ペルオキシドも用い得る。
【0046】触媒(C)としては、上記の触媒の少なく
とも1種が使用されるが、さらに助触媒などを併用して
もよい。
とも1種が使用されるが、さらに助触媒などを併用して
もよい。
【0047】本発明の無溶剤塗料組成物には上記の必須
の(A)及び(B)の成分及び触媒(C)以外に目的に
応じて任意に他の成分を配合することもできる。たとえ
ば、塗料として使用する場合、必要に応じて顔料(D)
を添加することができる。
の(A)及び(B)の成分及び触媒(C)以外に目的に
応じて任意に他の成分を配合することもできる。たとえ
ば、塗料として使用する場合、必要に応じて顔料(D)
を添加することができる。
【0048】顔料(D)としては、黄鉛、モリブデート
オレンジ、紺青、カドミウム系顔料、チタン白、複合酸
化物顔料、透明酸化鉄等の無機顔料、環式高級顔料、溶
性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、
染付顔料、顔料中間体等の有機顔料を例示することがで
きる。顔料(D)の好ましい量は、塗料組成物に対して
1〜70重量%である。
オレンジ、紺青、カドミウム系顔料、チタン白、複合酸
化物顔料、透明酸化鉄等の無機顔料、環式高級顔料、溶
性アゾ顔料、不溶性アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料、
染付顔料、顔料中間体等の有機顔料を例示することがで
きる。顔料(D)の好ましい量は、塗料組成物に対して
1〜70重量%である。
【0049】また、着色剤、揺変化剤、充填剤、増粘
剤、その他の添加剤を配合することもできる。
剤、その他の添加剤を配合することもできる。
【0050】本発明の無溶剤塗料組成物は、スプレー塗
装、刷毛塗り、ロールコーターなどの公知慣用の方法に
よって基体上に塗布し、室温において1日〜10日間程
度放置して硬化させるか、または60〜250℃で1分
間〜30分間焼付けて硬化させる。
装、刷毛塗り、ロールコーターなどの公知慣用の方法に
よって基体上に塗布し、室温において1日〜10日間程
度放置して硬化させるか、または60〜250℃で1分
間〜30分間焼付けて硬化させる。
【0051】本発明の塗料組成物は、当業界に公知の方
法により製造できる。例えば固体または固形状の樹脂
(A)を反応性希釈剤(B)で溶解することにより、あ
るいは樹脂製造時に使用された溶剤で溶解している樹脂
(A)又は加熱により融解している樹脂(A)に反応性
希釈剤(B)を加えることにより製造され得る。揮発性
の溶剤は、本発明の塗料組成物にした時に実質的に含有
されていなければ良いのであり、製造中に使用しても本
塗料組成物から最終的、実質的に除去されていればよ
い。
法により製造できる。例えば固体または固形状の樹脂
(A)を反応性希釈剤(B)で溶解することにより、あ
るいは樹脂製造時に使用された溶剤で溶解している樹脂
(A)又は加熱により融解している樹脂(A)に反応性
希釈剤(B)を加えることにより製造され得る。揮発性
の溶剤は、本発明の塗料組成物にした時に実質的に含有
されていなければ良いのであり、製造中に使用しても本
塗料組成物から最終的、実質的に除去されていればよ
い。
【0052】
【実施例】以下実施例により本発明を説明するが、本発
明を限定するものではない。
明を限定するものではない。
【0053】実施例1〜15及び比較例1〜3 下記の樹脂(A)、反応性希釈剤(B)としてのシロキ
サンオリゴマー及び反応触媒(C)を第1表に示す組成
で混合した塗料組成物を製造した。配合量は重量部で示
した。基材としては0.6mm厚の脱脂軟鋼板(5cm
×15cm)に上記の塗料組成物をドライ膜厚20μに
なるようにバーコーターで塗布し、焼付温度120℃、
焼付時間20分で硬化させた。得られた塗膜の物性を下
記の方法で測定した結果を第1表にあわせて示す。比較
例として市販のアクリルウレタン塗料、アクリルメラミ
ン塗料及びポリエステルメラミン塗料を用いた。
サンオリゴマー及び反応触媒(C)を第1表に示す組成
で混合した塗料組成物を製造した。配合量は重量部で示
した。基材としては0.6mm厚の脱脂軟鋼板(5cm
×15cm)に上記の塗料組成物をドライ膜厚20μに
なるようにバーコーターで塗布し、焼付温度120℃、
焼付時間20分で硬化させた。得られた塗膜の物性を下
記の方法で測定した結果を第1表にあわせて示す。比較
例として市販のアクリルウレタン塗料、アクリルメラミ
ン塗料及びポリエステルメラミン塗料を用いた。
【0054】 樹脂(A) (1)水酸基含有フッ素樹脂 (A−1) セフラルコートA−100[セントラル硝子(株)製] (分子量(Mn):3,800、水酸基価:50mg KOH/g) (2)水酸基含有アクリル樹脂 (A−2) アロタンUW2817[(株)日本触媒製] (分子量(Mn):3,500、水酸基価:48mg KOH/g) (3)エポキシ基含有アクリル樹脂 (A−3) ファインディックA207S,[大日本インキ化学工業(株)製] (分子量(Mn):3,000、エポキシ当量:490eq/g) シロキサンオリゴマー(B) (1)グリシジルエポキシ基含有環状シロキサンオリゴマー (B−1)
【0055】
【化3】
【0056】 (2)水酸基含有環状シロキサンオリゴマー (B−2)
【0057】
【化4】
【0058】 (3)ビニル基含有環状シロキサンオリゴマー (B−3)
【0059】
【化5】
【0060】 (4)水酸基含有鎖状シロキサンオリゴマー (B−4)
【0061】
【化6】
【0062】 (5)グリシジルエポキシ基含有鎖状シロキサンオリゴマー (B−5)
【0063】
【化7】
【0064】 触媒(C) 三フッ化ホウ素モノエチルアミン (C) 塗膜の物性の評価 A:塗膜の鉛筆硬度(JIS・K5400) 3H以上 二重丸 (優) H〜2H 丸 (良) F △ (可) B以下 × (不可) B:塗膜の可撓性(折り曲げ性) 180°折り曲げ 2mmφ以下 二重丸 (優) 4〜6mmφ 丸 (良) 8mmφ △ (可) 10mmφ以上 × (不可) C:塗膜の促進耐候性 サンシャインウェザオメーター 4000時間後の色差
(△E) 4以下 二重丸 (優) 4〜8 丸 (良) 8〜16 △ (可) 16以上 × (不可)
(△E) 4以下 二重丸 (優) 4〜8 丸 (良) 8〜16 △ (可) 16以上 × (不可)
【0065】
【表1】
【0066】尚、比較例の硬化条件は、以下の通りであ
る。
る。
【0067】 硬化温度(℃) 硬化時間(分) 比較例1 170 20 比較例2 170 20 比較例3 240 1 実施例1〜15の本発明は、溶剤含有の比較例1〜3に
比べ塗膜の物性が優れていた。
比べ塗膜の物性が優れていた。
【0068】実施例16〜21 第2表の配合で前記実施例と同様に塗料組成物を製造
し、塗膜の物性を測定した。その結果を第2表にあわせ
て示す。
し、塗膜の物性を測定した。その結果を第2表にあわせ
て示す。
【0069】
【表2】
【0070】実施例16〜21の本発明はすぐれた塗膜
物性を有していた。
物性を有していた。
【0071】実施例22 反応性希釈剤(B)としてシロキサンオリゴマーの代り
にγ−グリシドプロピルトリメトキシシランを、反応触
媒(C)として三フッ化ホウ素モノエチルアミンの代り
にBF3 コンプレックスを用いる以外は、実施例16〜
21の手順を繰り返して、塗料組成物を製造した。得ら
れた本発明の塗料組成物の塗膜の物性は良好であった。
にγ−グリシドプロピルトリメトキシシランを、反応触
媒(C)として三フッ化ホウ素モノエチルアミンの代り
にBF3 コンプレックスを用いる以外は、実施例16〜
21の手順を繰り返して、塗料組成物を製造した。得ら
れた本発明の塗料組成物の塗膜の物性は良好であった。
【0072】実施例23 反応性希釈剤(B)としてシロキサンオリゴマーの代り
にジエチレングリコールジメタクリレートを、反応触媒
(C)として三フッ化ホウ素モノエチルアミンの代りに
アセチルペルオキシドを用いる以外は、実施例16〜2
1の手順を繰り返して、塗料組成物を製造した。得られ
た本発明の塗料組成物の塗膜の物性は良好であった。
にジエチレングリコールジメタクリレートを、反応触媒
(C)として三フッ化ホウ素モノエチルアミンの代りに
アセチルペルオキシドを用いる以外は、実施例16〜2
1の手順を繰り返して、塗料組成物を製造した。得られ
た本発明の塗料組成物の塗膜の物性は良好であった。
【0073】
【発明の効果】本発明の無溶剤塗料組成物は揮発性の有
機溶剤を含まないため、従来の有機溶剤を含む塗料では
必須であった溶剤を回収する設備が不要になり、塗料を
塗布する施工費のコストを低減させる。また塗布作業環
境が改善でき、作業者の健康維持にも役立ち、大気汚染
の防止にもなる。
機溶剤を含まないため、従来の有機溶剤を含む塗料では
必須であった溶剤を回収する設備が不要になり、塗料を
塗布する施工費のコストを低減させる。また塗布作業環
境が改善でき、作業者の健康維持にも役立ち、大気汚染
の防止にもなる。
【0074】無溶剤塗料組成物の塗膜は3次元架橋塗膜
を形成するため、硬度、耐候性、可撓性、耐薬品性、後
加工性の点に優れており、カーテンウォール、サッシ
ュ、プラント、海洋構造物等の建築・土木分野、自動
車、電車車両等の輸送車輌分野等の輸送車輌分野等に利
用できる。
を形成するため、硬度、耐候性、可撓性、耐薬品性、後
加工性の点に優れており、カーテンウォール、サッシ
ュ、プラント、海洋構造物等の建築・土木分野、自動
車、電車車両等の輸送車輌分野等の輸送車輌分野等に利
用できる。
Claims (10)
- 【請求項1】 官能基を有する常温で固体または固形状
のフッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、メラ
ミン樹脂、エポキシ樹脂から選択される1種以上の樹脂
(A)並びに官能基を有し常温で不揮発性で樹脂(A)
に対する溶解性を有する反応性希釈剤(B)を含むこと
を特徴とする無溶剤塗料組成物。 - 【請求項2】 更に反応触媒(C)を含む請求項1に記
載の組成物。 - 【請求項3】 樹脂(A)の官能基が水酸基、カルボキ
シル基、エポキシ基から選択されることを特徴とする請
求項1又は2に記載の組成物。 - 【請求項4】 反応性希釈剤(B)が、1環に含まれる
珪素原子の数が3〜16個で、官能基が水酸基、エポキ
シ基、グリシジル基、イソシアネート基、ビニル基、ア
リル基、メタクリル基、メタクリロキシ基、アミノ基、
メルカプト基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、ブトキシ基、水素基、クロロ基から選択される官能
基及びそれらの官能基をブロック化剤によりブロック化
した官能基を2個以上有する環状シロキサンオリゴマー
であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
記載の組成物。 - 【請求項5】 反応性希釈剤(B)が、下記式(I): 【化1】 [式中、Y1 ,Y2 ,Y3 は水酸基、エポキシ基、グリ
シジル基、イソシアネート基、ビニル基、アリル基、メ
タクリル基、メタクリロキシ基、アミノ基、メルカプト
基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基、水素基、クロロ基から選択される官能基及びそれら
の官能基をブロック化剤によりブロック化した官能基を
示し、R1 ,R2 ,R3 は樹脂(A)と反応しない有機
置換基を示し、l,nは1〜3の整数を示し、mは0〜
14の数を示し、pは0〜2の整数を示す]で示される
鎖状シロキサンオリゴマーであることを特徴とする請求
項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。 - 【請求項6】 反応性希釈剤(B)が、シランカップリ
ング剤であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載の組成物。 - 【請求項7】 反応性希釈剤(B)が、エポキシ化合物
であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
記載の組成物。 - 【請求項8】 反応性希釈剤(B)が、ビニル化合物で
あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
載の組成物。 - 【請求項9】 樹脂(A)と反応性希釈剤(B)の配合
割合が重量比で(A):(B)=1:8〜8:1である
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の
組成物。 - 【請求項10】 更に顔料(D)を含む請求項1〜9の
いずれか1項に記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17040793A JPH06299119A (ja) | 1993-02-19 | 1993-07-09 | 無溶剤塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3074593 | 1993-02-19 | ||
JP5-30745 | 1993-02-19 | ||
JP17040793A JPH06299119A (ja) | 1993-02-19 | 1993-07-09 | 無溶剤塗料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299119A true JPH06299119A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=26369150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17040793A Pending JPH06299119A (ja) | 1993-02-19 | 1993-07-09 | 無溶剤塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06299119A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5773497A (en) * | 1994-03-16 | 1998-06-30 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Crosslinking resin composition |
JP2005255843A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Nisshinbo Ind Inc | 無溶剤型液状組成物 |
JP2009256443A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | San Nopco Ltd | 放射線硬化性樹脂組成物 |
KR20130035762A (ko) | 2011-09-30 | 2013-04-09 | 롬엔드하스전자재료코리아유한회사 | 유기실록산 중합체를 포함하는 저온 경화성 수지 조성물 |
WO2018135523A1 (ja) | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 住友化学株式会社 | 成形体およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP17040793A patent/JPH06299119A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5773497A (en) * | 1994-03-16 | 1998-06-30 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Crosslinking resin composition |
JP2005255843A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Nisshinbo Ind Inc | 無溶剤型液状組成物 |
JP2009256443A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | San Nopco Ltd | 放射線硬化性樹脂組成物 |
KR20130035762A (ko) | 2011-09-30 | 2013-04-09 | 롬엔드하스전자재료코리아유한회사 | 유기실록산 중합체를 포함하는 저온 경화성 수지 조성물 |
WO2018135523A1 (ja) | 2017-01-18 | 2018-07-26 | 住友化学株式会社 | 成形体およびその製造方法 |
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