JPH06299030A - 加硫性フルオロエラストマー組成物 - Google Patents
加硫性フルオロエラストマー組成物Info
- Publication number
- JPH06299030A JPH06299030A JP6019756A JP1975694A JPH06299030A JP H06299030 A JPH06299030 A JP H06299030A JP 6019756 A JP6019756 A JP 6019756A JP 1975694 A JP1975694 A JP 1975694A JP H06299030 A JPH06299030 A JP H06299030A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- composition
- copolymer
- elastomer
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L27/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L27/12—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
- C08L27/16—Homopolymers or copolymers or vinylidene fluoride
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F214/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
- C08F214/18—Monomers containing fluorine
- C08F214/22—Vinylidene fluoride
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L27/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L27/12—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、加硫状態において金属に対し高
度の接着性を示すフルオロエラストマー組成物に関する
ものである。 【構成】 弗化ビニリデンをベースとするエラストマー
共重合体に少量のクロロトリフルオロエチレンをコモノ
マーとして存在させて調製する。
度の接着性を示すフルオロエラストマー組成物に関する
ものである。 【構成】 弗化ビニリデンをベースとするエラストマー
共重合体に少量のクロロトリフルオロエチレンをコモノ
マーとして存在させて調製する。
Description
【0001】本発明は、被加硫状態で対金属高接着性
の、かつ弗化ビニリデンのエラストマー状共重合体のコ
モノマーとして存在するクロロトリフルオロエチレンを
微量含有することを特徴とする、弗化ビニリデンベース
のフルオロエラストマー組成物に関する。
の、かつ弗化ビニリデンのエラストマー状共重合体のコ
モノマーとして存在するクロロトリフルオロエチレンを
微量含有することを特徴とする、弗化ビニリデンベース
のフルオロエラストマー組成物に関する。
【0002】
【産業上の利用分野】 弗素高含有量フルオロエラスト
マー類は、一般に、連続使用に対して、高度の化学安定
性と260℃の耐熱性が要求される各種分野で、益々広
く利用されてきている。
マー類は、一般に、連続使用に対して、高度の化学安定
性と260℃の耐熱性が要求される各種分野で、益々広
く利用されてきている。
【0003】
【従来の技術】 こうした利用方法の中で、若干のもの
にあっては、例えば、油保持リングによって行う回転軸
のシーリングの分野などでは、文献中に(例えば、Ru
bb.Ch.Tec.Vol.55,P.908(19
82))広く記載のあるこれらの諸要素に典型的な特徴
のほかに、ガスケットのシーリング要素を構成するエラ
ストマーと金属挿入物間に、高接着系数値によって特徴
づけられる完全な接着を達成することが絶対に必要とさ
れている。
にあっては、例えば、油保持リングによって行う回転軸
のシーリングの分野などでは、文献中に(例えば、Ru
bb.Ch.Tec.Vol.55,P.908(19
82))広く記載のあるこれらの諸要素に典型的な特徴
のほかに、ガスケットのシーリング要素を構成するエラ
ストマーと金属挿入物間に、高接着系数値によって特徴
づけられる完全な接着を達成することが絶対に必要とさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 従って、フルオロエ
ラストマー加工品中の一部のものについては、充分な加
硫率と加工上の安全性に到達し、高温時においても変化
しない状態に留まることによって、加硫成形品を、最も
過酷な作業条件下での使用にも適したものとする高度の
金属対ゴムの接着性を達成する必要がある。
ラストマー加工品中の一部のものについては、充分な加
硫率と加工上の安全性に到達し、高温時においても変化
しない状態に留まることによって、加硫成形品を、最も
過酷な作業条件下での使用にも適したものとする高度の
金属対ゴムの接着性を達成する必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明によるフルオロ
エラストマー組成物は、以下に説明する二方法のうち、
いずれかの方法により調製することができる。
エラストマー組成物は、以下に説明する二方法のうち、
いずれかの方法により調製することができる。
【0006】第一の方法による時は、クロロトリフルオ
ロエチレン(5〜70モル%)、弗化ビニリデン(30
〜80モル%)と任意に、ヘキサフルオロプロペン(0
〜24モル%)と(又は)テトラフルオロエチレン(0
〜40モル%)のエラストマー共重合体(以下、共重合
体Aと呼ぶ)を、弗化ビニリデン(40〜85モル
%)、ヘキサフルオロプロペン(15〜25モル%)と
テトラフルオロエチレン(0〜32モル%)をべースと
するエラストマー共重合体Bと混合する。全フルオロエ
ラストマー組成物中における共重合体Aの含有量は1.
3〜30重量%の範囲であり、クロロトリフルオロエチ
レン単位は全重量について計算して、1〜10重量%の
範囲にあるのが好ましい。
ロエチレン(5〜70モル%)、弗化ビニリデン(30
〜80モル%)と任意に、ヘキサフルオロプロペン(0
〜24モル%)と(又は)テトラフルオロエチレン(0
〜40モル%)のエラストマー共重合体(以下、共重合
体Aと呼ぶ)を、弗化ビニリデン(40〜85モル
%)、ヘキサフルオロプロペン(15〜25モル%)と
テトラフルオロエチレン(0〜32モル%)をべースと
するエラストマー共重合体Bと混合する。全フルオロエ
ラストマー組成物中における共重合体Aの含有量は1.
3〜30重量%の範囲であり、クロロトリフルオロエチ
レン単位は全重量について計算して、1〜10重量%の
範囲にあるのが好ましい。
【0007】好ましくは、CFCl=CF2単位量は全
ポリマー混合物について1〜2.7重量%の範囲内にあ
ることである。共重合体Aについてみると、好まれる組
成は、モルで、CH2=CF265〜75%、CF2=
CFCl10〜35%、C3F60〜30%、C2F4
0〜25%である。CH2=CF2/C3F6型エラス
トマー共重合体Bについては、好まれる組成は、CH2
=CF277〜82%、C3F623〜18%であり、
CH2=CF2/C3F6/C2F4型エラストマー共
重合体についての望まれる組成は、CH2=CF248
〜67%、C3F617〜25%、C2F416〜26
%である。
ポリマー混合物について1〜2.7重量%の範囲内にあ
ることである。共重合体Aについてみると、好まれる組
成は、モルで、CH2=CF265〜75%、CF2=
CFCl10〜35%、C3F60〜30%、C2F4
0〜25%である。CH2=CF2/C3F6型エラス
トマー共重合体Bについては、好まれる組成は、CH2
=CF277〜82%、C3F623〜18%であり、
CH2=CF2/C3F6/C2F4型エラストマー共
重合体についての望まれる組成は、CH2=CF248
〜67%、C3F617〜25%、C2F416〜26
%である。
【0008】第二の方法による時は、本発明によるフル
オロエラストマー組成物はただ一種のフルオロエラスト
マー成分(以下、フルオロエラストマーCと呼ぶ)だけ
を使用して調製し、それを弗化ビニリデン(54〜86
モル%)、ヘキサフルオロプロペン(13〜23%)、
クロロトリフルオロエチレン(0.5〜5%)、テトラ
フルオロエチレン(0〜32%)の共重合体からなるも
のである。最良の結果はCF2=CFCl含有量が0.
8〜2.5モル%で得られる。
オロエラストマー組成物はただ一種のフルオロエラスト
マー成分(以下、フルオロエラストマーCと呼ぶ)だけ
を使用して調製し、それを弗化ビニリデン(54〜86
モル%)、ヘキサフルオロプロペン(13〜23%)、
クロロトリフルオロエチレン(0.5〜5%)、テトラ
フルオロエチレン(0〜32%)の共重合体からなるも
のである。最良の結果はCF2=CFCl含有量が0.
8〜2.5モル%で得られる。
【0009】上記二方法の場合において、クロロフルオ
ロエチレン量が上記最小値以下の時は、加硫による十分
な接着値が得られず、また、両方法について、CF2=
CFCl量が上記最大値以上の場合には、高接着値が得
られはするものの、金型の汚染、加硫処理後のエラスト
マーの化学的・熱的安定性の悪化などの障害が発生す
る。
ロエチレン量が上記最小値以下の時は、加硫による十分
な接着値が得られず、また、両方法について、CF2=
CFCl量が上記最大値以上の場合には、高接着値が得
られはするものの、金型の汚染、加硫処理後のエラスト
マーの化学的・熱的安定性の悪化などの障害が発生す
る。
【0010】ここに示した第一の方法による時は、基本
的フルオロエラストマーとして、在来型の弗化ビニリデ
ン・フルオロエラストマーの利用ができ、CF2=CF
Cl高含有量のフルオロエラストマー少量との混和によ
り同フルオロエラストマーに、金属に対し所望の数値の
接着性を付与するという利益が提供される。
的フルオロエラストマーとして、在来型の弗化ビニリデ
ン・フルオロエラストマーの利用ができ、CF2=CF
Cl高含有量のフルオロエラストマー少量との混和によ
り同フルオロエラストマーに、金属に対し所望の数値の
接着性を付与するという利益が提供される。
【0011】本発明による共重合体Aは、好ましくは、
乳化重合条件下、ラジカル開始剤の存在下に調製する。
適当なラジカル開始剤はアルカリ性過硫酸塩、過硼酸
塩、過炭酸塩等である。また、ペルオキシ開始剤と還元
剤の組み合わせ剤、例えば、アルカリ金属又はアンモニ
ウムの亜硫酸塩、重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩、チオ硫
酸塩、亜燐酸塩、又は次亜硫酸塩、或は第一銅塩、第二
鉄塩、シルバーソルト、その他の易酸化性金属塩の使用
も可能である。さらに、有機ラジカル開始剤を使用し
て、Na−ラウリル硫酸塩、アンモニウム・パーフルオ
ロオクタン酸塩のような表面活性剤の存在下に操作する
こともまた可能である。勿論、表面活性剤は無機開始剤
を用いて共重合反応を行う際にも使用することができ
る。
乳化重合条件下、ラジカル開始剤の存在下に調製する。
適当なラジカル開始剤はアルカリ性過硫酸塩、過硼酸
塩、過炭酸塩等である。また、ペルオキシ開始剤と還元
剤の組み合わせ剤、例えば、アルカリ金属又はアンモニ
ウムの亜硫酸塩、重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩、チオ硫
酸塩、亜燐酸塩、又は次亜硫酸塩、或は第一銅塩、第二
鉄塩、シルバーソルト、その他の易酸化性金属塩の使用
も可能である。さらに、有機ラジカル開始剤を使用し
て、Na−ラウリル硫酸塩、アンモニウム・パーフルオ
ロオクタン酸塩のような表面活性剤の存在下に操作する
こともまた可能である。勿論、表面活性剤は無機開始剤
を用いて共重合反応を行う際にも使用することができ
る。
【0012】乳化重合中は連鎖移動剤の存在が有用であ
ろう。乳化重合により得られる共重合体は、従来の方
法、例えば、電解質による凝固、或いは、氷結、ついで
濾過・洗浄・乾燥といった方法により、乳液から単離す
ることができる。
ろう。乳化重合により得られる共重合体は、従来の方
法、例えば、電解質による凝固、或いは、氷結、ついで
濾過・洗浄・乾燥といった方法により、乳液から単離す
ることができる。
【0013】本重合体を提供する反応は塊状で、或い
は、例えば、クロロフルオロ炭化水素(Freon 1
13又は114)のごとき有機液体中で行うこともでき
よう。存在する有機液体は、重合反応条件下に連鎖移動
剤としての作用をしないものであることが好ましく、結
果的にはFreon 113よりはFreon 114
が好ましい。
は、例えば、クロロフルオロ炭化水素(Freon 1
13又は114)のごとき有機液体中で行うこともでき
よう。存在する有機液体は、重合反応条件下に連鎖移動
剤としての作用をしないものであることが好ましく、結
果的にはFreon 113よりはFreon 114
が好ましい。
【0014】共重合体の調製に際しては、反応混合物
を、前もって、不活性ガスで洗浄した加圧反応器中で、
4〜40kg/cm2の圧力で45℃〜135℃の温度
に加熱することが好ましい。
を、前もって、不活性ガスで洗浄した加圧反応器中で、
4〜40kg/cm2の圧力で45℃〜135℃の温度
に加熱することが好ましい。
【0015】本発明によるクロロトリフルオロエチレン
の共重合体Aは、大半の場合において、0.2〜1.5
dl/gの固有粘度を示す。これらの重合体の固有粘度
は30℃、溶剤、例えばメチルエチルケトン、ジメチル
ホルムアミド、テトラヒドロフラン等中で決定すること
ができる。
の共重合体Aは、大半の場合において、0.2〜1.5
dl/gの固有粘度を示す。これらの重合体の固有粘度
は30℃、溶剤、例えばメチルエチルケトン、ジメチル
ホルムアミド、テトラヒドロフラン等中で決定すること
ができる。
【0016】共重合体のムーニー粘度は、ASTM D
1646規格による回転子Lで100℃操作による1
0〜160が大半の場合の数値である。
1646規格による回転子Lで100℃操作による1
0〜160が大半の場合の数値である。
【0017】本発明によるA型共重合体は、弗化ビニリ
デン系エラストマーについて良く知られており、文献等
(米国特許第2,968,649号、同第3,051,
677号、同第3,053,818号、Encyclo
pedia of Chemical Technol
gy,Kirk−Othmer,Vol.8,3rd.
ed.,500〜515頁(1979))に概説されて
いる重合方法により、所望量のクロロトリフルオロエチ
レンの単量体混合物への導入に注意しつつ一般的には調
製し得るものである。上述のように操作する時は、常
に、クロロトリフルオロエチレンの不存在下に作業を進
めることにより、B群のフルオロエラストマーを得るこ
とが可能なのである。
デン系エラストマーについて良く知られており、文献等
(米国特許第2,968,649号、同第3,051,
677号、同第3,053,818号、Encyclo
pedia of Chemical Technol
gy,Kirk−Othmer,Vol.8,3rd.
ed.,500〜515頁(1979))に概説されて
いる重合方法により、所望量のクロロトリフルオロエチ
レンの単量体混合物への導入に注意しつつ一般的には調
製し得るものである。上述のように操作する時は、常
に、クロロトリフルオロエチレンの不存在下に作業を進
めることにより、B群のフルオロエラストマーを得るこ
とが可能なのである。
【0018】本発明によるフルオロエラストマーCは、
弗化ビニリデン系エラストマーについて知られる各種重
合方法により得ることができ、特に、共重合体Aについ
て上述した操作技術による乳化重合方法を採用すること
が可能である。フルオロエラストマーCは、最も広く使
用されている商業的製品について、0.2〜1.5dl
/gの範囲の固有粘度をもつ。ムーニー粘度は、大半の
場合において、上記米国規格による回転子Lによる10
0℃運転で、50〜150の範囲にある。
弗化ビニリデン系エラストマーについて知られる各種重
合方法により得ることができ、特に、共重合体Aについ
て上述した操作技術による乳化重合方法を採用すること
が可能である。フルオロエラストマーCは、最も広く使
用されている商業的製品について、0.2〜1.5dl
/gの範囲の固有粘度をもつ。ムーニー粘度は、大半の
場合において、上記米国規格による回転子Lによる10
0℃運転で、50〜150の範囲にある。
【0019】本発明による加硫性フルオロエラストマー
組成物は、共重合体Aと共重合体Bの混合物に基づく場
合(第一方法)も、フルオロエラストマーCのみに基づ
く場合(第2方法)も、共に、既知型添加物を加硫剤、
加硫促進剤、酸受容体、等々として使用することで調製
され得る。
組成物は、共重合体Aと共重合体Bの混合物に基づく場
合(第一方法)も、フルオロエラストマーCのみに基づ
く場合(第2方法)も、共に、既知型添加物を加硫剤、
加硫促進剤、酸受容体、等々として使用することで調製
され得る。
【0020】この様にして、本発明によるフルオロエラ
ストマー組成物は、本質的に: (1)共重合体A(1.3〜30重量%)と共重合体B
(98.7〜70重量%)の混合物100重量部、或い
は、フルオロエラストマーC100重量部; (2)酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化鉛など
少くとも二価金属の塩基性酸化物である無機酸受容体1
〜40重量部; (3)例えば、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウ
ム又は水酸化バリウムのごとき少くとも一種の塩基性水
酸化物と(又は)例えば、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウム、ナトリウム、カリウムの炭酸塩、安息香
酸塩、燐酸塩などアルカリ又はアルカリ土類金属の弱酸
塩0.5〜10重量部; (4)芳香族ポリヒドロキシル架橋剤、例えば、ヒドロ
キノン、ヘキサフルオロ−イソプロピリデン−ビス−
(4−ヒドロキシ−ベンゼン)など; (5)独国特許第1,356,344号(Dupont
社)、米国特許第3,655,727号(EM社)のア
ンモニウム塩で次の一般式を有するもの: [式中、R1R2R3およびR4は同じか又は異なり、
アルキル、フルオロアルキル、アラルキル、ポリオキシ
アルキレン又はポリオキシフルオロアルケン各基で炭素
原子数1〜20を有し、かつR1、R2、R3およびR
4の内少なくとも二つの基はアルキル基又はアラルキル
基であり; R5は炭素原子数1〜20のアルキル基;
Xは水酸化物、ハロゲン化物、硫酸塩、亜硫酸塩、炭
酸塩、ペンタクロロチオフェノラート、テトラフルオロ
ホウ酸、ヘキサフルオロケイ酸、ヘキサフルオロリン
酸、ジメチルリン酸又は炭素原子数1〜20のアルキル
又はアラルキルまたはアリール基のカルボン酸塩又はジ
カルボン酸塩;qは1又は2でXの原子価を現す] 米国特許第3,876,654号(Dupont社)、
米国特許第3,752,787号(Dupont社)の
ホスホニウム化合物で次の一般式を有するもの: [式中、Pはリンである他に、またヒ素やアンチモンで
もあり、R6、R7、R8およびR9は炭素原子数1〜
20のアルキル、アリール、アリールアルキル、アルケ
ニル各基および塩素、フッ素、臭素、シアノ、−OR
10および−COOR10又は類縁置換物(R10はア
ルキル、アリール、アリールアルキル又はアルケニル各
基で炭素原子数1〜20を持つ)から選ぶ; Zはハロ
ゲン化物、硫酸塩、亜硫酸塩、炭酸塩、ペンタクロロチ
オフェノラート、テトラフルオロホウ酸、ヘキサフルオ
ロケイ酸、ヘキサフルオロリン酸、ジメチルリン酸又は
炭素原子数1〜20のアルキル又はアラルキルまたはア
ルケニル基のカルボン酸塩又はジカルボン酸塩; rは
1又は2でZの原子価を現す] 英国特許第2,010,285号(Montediso
n社)のアミノ−ホスホニウム化合物で次の一般式を有
するもの: [式中、R′、R″およびR″′は同じか又は異なり、
アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキ
ル、オキシアルキル又はポリオキシアルキル各基で、自
由な又はエーテル化したヒドロキシ末端基を持ち、炭素
原子1〜18を含有、置換基としてハロゲン、シアン化
物、ヒドロキシ又はカルボアルコキシ各基を含有でき、
R′およびR″は窒素原子により相互にリンクしてヘテ
ロ環式リングを形成; sは1〜4の整数、mは1〜3
の整数でイオンYの原子価を現し、Yは原子価mの無機
または有機の陰イオン]の加硫促進剤0.2〜3部から
構成されるものである。
ストマー組成物は、本質的に: (1)共重合体A(1.3〜30重量%)と共重合体B
(98.7〜70重量%)の混合物100重量部、或い
は、フルオロエラストマーC100重量部; (2)酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化鉛など
少くとも二価金属の塩基性酸化物である無機酸受容体1
〜40重量部; (3)例えば、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウ
ム又は水酸化バリウムのごとき少くとも一種の塩基性水
酸化物と(又は)例えば、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウム、ナトリウム、カリウムの炭酸塩、安息香
酸塩、燐酸塩などアルカリ又はアルカリ土類金属の弱酸
塩0.5〜10重量部; (4)芳香族ポリヒドロキシル架橋剤、例えば、ヒドロ
キノン、ヘキサフルオロ−イソプロピリデン−ビス−
(4−ヒドロキシ−ベンゼン)など; (5)独国特許第1,356,344号(Dupont
社)、米国特許第3,655,727号(EM社)のア
ンモニウム塩で次の一般式を有するもの: [式中、R1R2R3およびR4は同じか又は異なり、
アルキル、フルオロアルキル、アラルキル、ポリオキシ
アルキレン又はポリオキシフルオロアルケン各基で炭素
原子数1〜20を有し、かつR1、R2、R3およびR
4の内少なくとも二つの基はアルキル基又はアラルキル
基であり; R5は炭素原子数1〜20のアルキル基;
Xは水酸化物、ハロゲン化物、硫酸塩、亜硫酸塩、炭
酸塩、ペンタクロロチオフェノラート、テトラフルオロ
ホウ酸、ヘキサフルオロケイ酸、ヘキサフルオロリン
酸、ジメチルリン酸又は炭素原子数1〜20のアルキル
又はアラルキルまたはアリール基のカルボン酸塩又はジ
カルボン酸塩;qは1又は2でXの原子価を現す] 米国特許第3,876,654号(Dupont社)、
米国特許第3,752,787号(Dupont社)の
ホスホニウム化合物で次の一般式を有するもの: [式中、Pはリンである他に、またヒ素やアンチモンで
もあり、R6、R7、R8およびR9は炭素原子数1〜
20のアルキル、アリール、アリールアルキル、アルケ
ニル各基および塩素、フッ素、臭素、シアノ、−OR
10および−COOR10又は類縁置換物(R10はア
ルキル、アリール、アリールアルキル又はアルケニル各
基で炭素原子数1〜20を持つ)から選ぶ; Zはハロ
ゲン化物、硫酸塩、亜硫酸塩、炭酸塩、ペンタクロロチ
オフェノラート、テトラフルオロホウ酸、ヘキサフルオ
ロケイ酸、ヘキサフルオロリン酸、ジメチルリン酸又は
炭素原子数1〜20のアルキル又はアラルキルまたはア
ルケニル基のカルボン酸塩又はジカルボン酸塩; rは
1又は2でZの原子価を現す] 英国特許第2,010,285号(Montediso
n社)のアミノ−ホスホニウム化合物で次の一般式を有
するもの: [式中、R′、R″およびR″′は同じか又は異なり、
アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキ
ル、オキシアルキル又はポリオキシアルキル各基で、自
由な又はエーテル化したヒドロキシ末端基を持ち、炭素
原子1〜18を含有、置換基としてハロゲン、シアン化
物、ヒドロキシ又はカルボアルコキシ各基を含有でき、
R′およびR″は窒素原子により相互にリンクしてヘテ
ロ環式リングを形成; sは1〜4の整数、mは1〜3
の整数でイオンYの原子価を現し、Yは原子価mの無機
または有機の陰イオン]の加硫促進剤0.2〜3部から
構成されるものである。
【0021】本発明にとって特に有用な化合物は、1−
テトラフルオロ硼酸塩−1−ベンジル−N,N′,N″
−ヘキサメチル−フォスフォラントリアミン、 1−ク
ロロ−1,1−ジフェニル−1−ベンジル−N−ジエチ
ル−フォスフォランアミン(J.A.C.S.8457
94(1960)記載方法により調製)等である。ミッ
クスの調製は上記各特許に記載の操作により行われる。
本発明による重合体組成物は、従来の加硫系によっても
加硫することができる。有機過酸化物型加硫系の利用が
望まれる時は、本発明によるフルオロエラストマー重合
体は、フルオロエラストマー中に0.1〜1.5重量%
のBrをもたせるため、重合体鎖中に、少量の臭素化共
単量体、例えばBrCF2−CF2−O−CF=CF2
を導入することによって、適当に変性することができ
る。本発明の目的を構成するエラストマー組成物の調製
に使用される若干の共重合体の調製について、以下に例
示する。
テトラフルオロ硼酸塩−1−ベンジル−N,N′,N″
−ヘキサメチル−フォスフォラントリアミン、 1−ク
ロロ−1,1−ジフェニル−1−ベンジル−N−ジエチ
ル−フォスフォランアミン(J.A.C.S.8457
94(1960)記載方法により調製)等である。ミッ
クスの調製は上記各特許に記載の操作により行われる。
本発明による重合体組成物は、従来の加硫系によっても
加硫することができる。有機過酸化物型加硫系の利用が
望まれる時は、本発明によるフルオロエラストマー重合
体は、フルオロエラストマー中に0.1〜1.5重量%
のBrをもたせるため、重合体鎖中に、少量の臭素化共
単量体、例えばBrCF2−CF2−O−CF=CF2
を導入することによって、適当に変性することができ
る。本発明の目的を構成するエラストマー組成物の調製
に使用される若干の共重合体の調製について、以下に例
示する。
【0022】
【実施例】共重合体A.1 水3.4lを機械的撹拌装置付内容積5lオートクレー
ブ中に導入、80℃に加熱、圧縮機により、ガス貯槽よ
り送られてくる次掲のモル組成をもつ混合物をオートク
レーブ中に導入する:弗化ビニリデン(VDF)45.
0%、ヘキサフルオロプロペン(PFP)25.0%、
クロロトリフルオロエチレン(CTFE)30.0%、
内圧を12気圧ゲージとする。過硫酸アンモニウム10
g含有水溶液100mlを供給する。圧力が0.5kg
/cm2ゲージに降下すると、別のガス貯槽に入れた次
の組成を持つ同様の気体組成物を供給して、オートクレ
ーブ内を12kg/cm2の恒圧に保持する。すなわ
ち: VDF=75%、CTFE=15%、PEP=1
0%80分後には、単量体380標準lが消費される。
撹拌を停止、残留ガスを排気して乳液を捕集し、硫酸ア
ルミニウムで凝固、水洗する。重合体は60℃で乾燥、
ムーニー粘度は74−ML1+4(100℃)(AST
M D 1646)となる。単量体単位中の組成は事実
上第二ガス貯槽中の混合物のそれに相当する。
ブ中に導入、80℃に加熱、圧縮機により、ガス貯槽よ
り送られてくる次掲のモル組成をもつ混合物をオートク
レーブ中に導入する:弗化ビニリデン(VDF)45.
0%、ヘキサフルオロプロペン(PFP)25.0%、
クロロトリフルオロエチレン(CTFE)30.0%、
内圧を12気圧ゲージとする。過硫酸アンモニウム10
g含有水溶液100mlを供給する。圧力が0.5kg
/cm2ゲージに降下すると、別のガス貯槽に入れた次
の組成を持つ同様の気体組成物を供給して、オートクレ
ーブ内を12kg/cm2の恒圧に保持する。すなわ
ち: VDF=75%、CTFE=15%、PEP=1
0%80分後には、単量体380標準lが消費される。
撹拌を停止、残留ガスを排気して乳液を捕集し、硫酸ア
ルミニウムで凝固、水洗する。重合体は60℃で乾燥、
ムーニー粘度は74−ML1+4(100℃)(AST
M D 1646)となる。単量体単位中の組成は事実
上第二ガス貯槽中の混合物のそれに相当する。
【0023】共重合体A.2 エラストマー1について記述した手順に従って調製。第
一ガス貯槽中の混合ガスの組成は、VDF38%、PE
P10%、CTFE52%、第二ガス貯槽中の混合ガス
組成は、VDF66%、CTFE30%、PEP4%。
単量体単位でみた重合体組成は、事実上、第二貯槽から
送られてくる単量体混合ガスのそれと同様である。ムー
ニー粘度は76−ML1+4(100℃)である。
一ガス貯槽中の混合ガスの組成は、VDF38%、PE
P10%、CTFE52%、第二ガス貯槽中の混合ガス
組成は、VDF66%、CTFE30%、PEP4%。
単量体単位でみた重合体組成は、事実上、第二貯槽から
送られてくる単量体混合ガスのそれと同様である。ムー
ニー粘度は76−ML1+4(100℃)である。
【0024】共重合体A.3 常に上記と同様に操作し、第一ガス貯槽中の組成を、V
DF50%、CTFE50%、第二貯槽中の組成をVD
F70%、CTFE30%として、事実上、第二ガス貯
槽より供給の混合ガスと同様の組成で、ムーニー粘度8
0−ML1+4(100℃)の共重合体を得る。
DF50%、CTFE50%、第二貯槽中の組成をVD
F70%、CTFE30%として、事実上、第二ガス貯
槽より供給の混合ガスと同様の組成で、ムーニー粘度8
0−ML1+4(100℃)の共重合体を得る。
【0025】共重合体A.4 常に上記と同様に操作して、第一ガス貯槽中のモル組成
をVDF35%、CTFE15%、PEP40%、TF
E10%、第二ガス貯槽中をVDF55%、CTFE1
5%、PEP15%、TFE15%として得られる共重
合体の組成は、事実上、第二ガス貯槽より供給の混合ガ
スの場合と同様である。ムーニー粘度は82−ML1+
4(100℃)。
をVDF35%、CTFE15%、PEP40%、TF
E10%、第二ガス貯槽中をVDF55%、CTFE1
5%、PEP15%、TFE15%として得られる共重
合体の組成は、事実上、第二ガス貯槽より供給の混合ガ
スの場合と同様である。ムーニー粘度は82−ML1+
4(100℃)。
【0026】エラストマーB.1 供給混合ガスVDF、PEPを第一、第二ガス貯槽中
に、VDF/PEPモル比1および4でそれぞれ入れ、
共重合体A.1について記述したと同様の操作により調
製する。PEP約20モル%、VDF80モル%組成で
ムーニー粘度は85−ML1+4(100℃)のエラス
トマーを得る。
に、VDF/PEPモル比1および4でそれぞれ入れ、
共重合体A.1について記述したと同様の操作により調
製する。PEP約20モル%、VDF80モル%組成で
ムーニー粘度は85−ML1+4(100℃)のエラス
トマーを得る。
【0027】エラストマーB.2 VDF、PEP、TFE三元重合体は、第二ガス貯槽中
のVDF、PEP、TFE供給混合ガス組成をモル比3
/1/1、第一ガス貯槽を2/1/1として、共重合体
B.1の場合と同様の方法で操作調製する。得られる重
合体は次のモル比組成とムーニー粘度を有する: VDF60%、PEP20%、TFE20% 88−ML1+4(100℃)
のVDF、PEP、TFE供給混合ガス組成をモル比3
/1/1、第一ガス貯槽を2/1/1として、共重合体
B.1の場合と同様の方法で操作調製する。得られる重
合体は次のモル比組成とムーニー粘度を有する: VDF60%、PEP20%、TFE20% 88−ML1+4(100℃)
【0028】実施例1〜8
【表1】 表1の実施例を始め、これに続く各実施例は、本発明に
よるエラストマー共重合体混合物から得られる加硫物の
特性を説明するためのものである。表示量は、特記のな
い限り、全で重量部である。各表中には使用した調合物
を示してあるが、これら調合物中には、上述の方法によ
り調製したフルオロエラストマーが使用されている。即
ち、組成物1は共重合体A.1 6.7重量部とエラス
トマーB.1 93.3重量部の混合物、組成物2は共
重合体A.1 13.4部とエラストマーB.1 8
6.6部の混合物、組成物3は共重合体A.1 26.
8重量%とエラストマーB.1 73.2重量%、組成
物4は共重合体A.2(6.7重量%)とエラストマー
B.1(93.3重量%)の混合物、組成物5は、共重
合体A.2(26.8重量%)とエラストマーB.1
(73.2重量%)との混合物、組成物6は、共重合体
A.3(6.7重量%)とエラストマーB.1(93.
3重量%)との混合物、組成物7は、共重合体A.3
(13.4重量%)とエラストマーB.1(86.6重
量%)から、それぞれ成るものでる。
よるエラストマー共重合体混合物から得られる加硫物の
特性を説明するためのものである。表示量は、特記のな
い限り、全で重量部である。各表中には使用した調合物
を示してあるが、これら調合物中には、上述の方法によ
り調製したフルオロエラストマーが使用されている。即
ち、組成物1は共重合体A.1 6.7重量部とエラス
トマーB.1 93.3重量部の混合物、組成物2は共
重合体A.1 13.4部とエラストマーB.1 8
6.6部の混合物、組成物3は共重合体A.1 26.
8重量%とエラストマーB.1 73.2重量%、組成
物4は共重合体A.2(6.7重量%)とエラストマー
B.1(93.3重量%)の混合物、組成物5は、共重
合体A.2(26.8重量%)とエラストマーB.1
(73.2重量%)との混合物、組成物6は、共重合体
A.3(6.7重量%)とエラストマーB.1(93.
3重量%)との混合物、組成物7は、共重合体A.3
(13.4重量%)とエラストマーB.1(86.6重
量%)から、それぞれ成るものでる。
【0029】加硫促進剤1は1−テトラフルオロ硼酸塩
−1−ベンジル−N,N′,N″−ヘキサメチル−フォ
スフォラントリアミンである。
−1−ベンジル−N,N′,N″−ヘキサメチル−フォ
スフォラントリアミンである。
【0030】加硫エラストマー組成物と金属との間の接
着性の評価は、剥離或いは剥し手段に基づく評価方法で
は、ゴムの耐引裂き性に拘束されるため、ASTM D
816号methodB法《Adhesion st
rength in shear》によった。
着性の評価は、剥離或いは剥し手段に基づく評価方法で
は、ゴムの耐引裂き性に拘束されるため、ASTM D
816号methodB法《Adhesion st
rength in shear》によった。
【0031】図1に図示するサンドウイッチ型試料(M
=金属、G=ゴム、A=接着剤)を調製。小金属板(炭
素鋼UNI Fe 37A、寸法80×25×2mm)
をAlgofrene113(1,1,2−トリクロロ
−トリフルオロエタン)蒸気浴中で脱脂、接着部を金剛
砂(グラニュロメトリ=0.01mm)で砂吹き処理
後、再度脱脂処理する。接着剤を、接着部に噴霧塗布す
る。接着剤としてHenkel社商標Chemosil
511号製品を使用。接着剤処理金属板とエラストマー
間の接着はプレス加硫工程中に行われる。重複面は約6
25mm2(ゴム厚3.8mm)。 加硫条件 P = 60〜70kg/cm2 T = 170±2℃ 加硫時間は、加硫促進剤濃度とCTFE量の函数であ
る。
=金属、G=ゴム、A=接着剤)を調製。小金属板(炭
素鋼UNI Fe 37A、寸法80×25×2mm)
をAlgofrene113(1,1,2−トリクロロ
−トリフルオロエタン)蒸気浴中で脱脂、接着部を金剛
砂(グラニュロメトリ=0.01mm)で砂吹き処理
後、再度脱脂処理する。接着剤を、接着部に噴霧塗布す
る。接着剤としてHenkel社商標Chemosil
511号製品を使用。接着剤処理金属板とエラストマー
間の接着はプレス加硫工程中に行われる。重複面は約6
25mm2(ゴム厚3.8mm)。 加硫条件 P = 60〜70kg/cm2 T = 170±2℃ 加硫時間は、加硫促進剤濃度とCTFE量の函数であ
る。
【0032】調製試料を分速50mmで引張強さ試験に
供する。接着抵抗を、プレス加硫後、250℃オーブン
中で後加硫後、および沸騰水中処理に次いで250℃後
加硫後、についてそれぞれ評価した。継ぎ目の破断がゴ
ムを貫通する場合には、接着抵抗は、測定値より大きい
と考えた。機械試験は全て23℃について言及してい
る。
供する。接着抵抗を、プレス加硫後、250℃オーブン
中で後加硫後、および沸騰水中処理に次いで250℃後
加硫後、についてそれぞれ評価した。継ぎ目の破断がゴ
ムを貫通する場合には、接着抵抗は、測定値より大きい
と考えた。機械試験は全て23℃について言及してい
る。
【0033】実施例9〜12
【表2】 組成物8は共重合体A.4、 6.7重量%とエラスト
マーB.2、93.3%より成る。組成物9は、共重合
体A.4、 13.4重量%とエラストマーB.2、8
6.6%とより成る。組成物10は、共重合体A.4、
26.8重量%とエラストマーB.2、73.2重量
%より成る。加硫促進剤2は1−クロロ−1,1−ジフ
ェニル−1−ベンジル−N−ジエチルフォスフォランア
ミンである。
マーB.2、93.3%より成る。組成物9は、共重合
体A.4、 13.4重量%とエラストマーB.2、8
6.6%とより成る。組成物10は、共重合体A.4、
26.8重量%とエラストマーB.2、73.2重量
%より成る。加硫促進剤2は1−クロロ−1,1−ジフ
ェニル−1−ベンジル−N−ジエチルフォスフォランア
ミンである。
【0034】C型エラストマーの調製方法について記述
する。エラストマーC.1 水3.4lを機械的撹拌装置付内容積5lオートクレー
ブ中に装入、ヘキサフルオロプロペンを自生圧力によ
り、オートクレーブ内圧が5気圧となるように導入す
る。圧縮機により加熱し、ガス貯槽より送られてくる次
のモル組成の混合ガスを導入する: 弗化ビニリデン
(VDF)79.4%、ヘキサフルオロプロペン(PE
P)19.6%、クロロトリフルオロエチレン(CTF
E)1%。12kg/cm2ゲージ圧になるまで導入す
る。過硫酸アンモニウム10g含有水溶液100mlを
供給する。0.5kg/cm2ゲージまで降圧すると、
オートクレーブ内圧を12kg/cm2ゲージ恒圧に保
持するため、ガス貯槽中の同一気体組成物を支給して、
やり直す。80分後には、単量体380標準lが消費さ
れる。撹拌停止、残留ガスを排出、乳液を捕集して、硫
酸アルミニウムで凝固、水洗いする。重合体を60℃で
乾燥するとムーニー粘度76−ML1+4(100℃)
(ASTMD1646)を示す。単量体単位の組成は、
事実上、ガス貯槽中の混合ガスの場合に相当する。
する。エラストマーC.1 水3.4lを機械的撹拌装置付内容積5lオートクレー
ブ中に装入、ヘキサフルオロプロペンを自生圧力によ
り、オートクレーブ内圧が5気圧となるように導入す
る。圧縮機により加熱し、ガス貯槽より送られてくる次
のモル組成の混合ガスを導入する: 弗化ビニリデン
(VDF)79.4%、ヘキサフルオロプロペン(PE
P)19.6%、クロロトリフルオロエチレン(CTF
E)1%。12kg/cm2ゲージ圧になるまで導入す
る。過硫酸アンモニウム10g含有水溶液100mlを
供給する。0.5kg/cm2ゲージまで降圧すると、
オートクレーブ内圧を12kg/cm2ゲージ恒圧に保
持するため、ガス貯槽中の同一気体組成物を支給して、
やり直す。80分後には、単量体380標準lが消費さ
れる。撹拌停止、残留ガスを排出、乳液を捕集して、硫
酸アルミニウムで凝固、水洗いする。重合体を60℃で
乾燥するとムーニー粘度76−ML1+4(100℃)
(ASTMD1646)を示す。単量体単位の組成は、
事実上、ガス貯槽中の混合ガスの場合に相当する。
【0035】エラストマーC.2 エラストマーC.1について記述の手順により調製す
る。ガス貯槽中の混合ガス組成はVDF79%、PEP
19%、CTFE2%である。単量体単位で表す重合体
の組成は、供給単量体混合ガスのそれと同一である。ム
ーニー粘度は74−ML1+4(100℃)である。
る。ガス貯槽中の混合ガス組成はVDF79%、PEP
19%、CTFE2%である。単量体単位で表す重合体
の組成は、供給単量体混合ガスのそれと同一である。ム
ーニー粘度は74−ML1+4(100℃)である。
【0036】エラストマーC.3 単量体組成をVDF79.3%、PEP19.2%、C
TFE1.5%とし、過硫酸アンモニウム量を8gとす
る他は、常に、上述したように操作して得られる共重合
体は、供給混合ガスと事実上等しい組成を有し、ムーニ
ー粘度は78−ML1+4(100℃)である。
TFE1.5%とし、過硫酸アンモニウム量を8gとす
る他は、常に、上述したように操作して得られる共重合
体は、供給混合ガスと事実上等しい組成を有し、ムーニ
ー粘度は78−ML1+4(100℃)である。
【0037】エラストマーC.4 エラストマーC.3について記述したところと同様にし
て、供給混合ガス組成をVDF77.5%、PEP19
%、CTFE3.5%とすることにより得られる。重合
操作は15気圧で行う。ムーニー粘度は72−ML1+
4(100℃)。
て、供給混合ガス組成をVDF77.5%、PEP19
%、CTFE3.5%とすることにより得られる。重合
操作は15気圧で行う。ムーニー粘度は72−ML1+
4(100℃)。
【0038】エラストマーC.5 上記方法と同様にして得られる。 組成: VDF80%、PEP15%、CTFE5% ムーニー粘度: 70−ML1+4(100℃)
【0039】エラストマーC.6(比較例) 供給混合ガス組成はVDF/PEPモル比を4として、
CTFEの不存在下に、エラストマーC.1の場合と同
様に操作して得た。その結果、得られた重合体は、VD
F80%、PEP20%の組成とムーニー粘度78−M
L1+4(100℃)とを有していた。
CTFEの不存在下に、エラストマーC.1の場合と同
様に操作して得た。その結果、得られた重合体は、VD
F80%、PEP20%の組成とムーニー粘度78−M
L1+4(100℃)とを有していた。
【0040】実施例13〜24
【表3】
【表4】 、25〜30
【表5】 本実施例及びそれに続く実施例は本発明によるC型エラ
ストマーから得られる加硫物の特性を説明するために記
載するものである。表示する量は、特に断らない時は、
全て重量による。各表中には、使用した調合物を表示し
てあるが、それらの調合物中には、上述したところによ
り調製したフルオロエラストマー、すなわち本発明によ
るエラストマーC.1、同C.2、同C.3、同C.
4、同C.5と、比較のため、従来の技術によるエラス
トマー6が含まれている。加硫エラストマーと金属の間
の接着性は実施例1〜8に記載の方法により評価した。
ストマーから得られる加硫物の特性を説明するために記
載するものである。表示する量は、特に断らない時は、
全て重量による。各表中には、使用した調合物を表示し
てあるが、それらの調合物中には、上述したところによ
り調製したフルオロエラストマー、すなわち本発明によ
るエラストマーC.1、同C.2、同C.3、同C.
4、同C.5と、比較のため、従来の技術によるエラス
トマー6が含まれている。加硫エラストマーと金属の間
の接着性は実施例1〜8に記載の方法により評価した。
【0041】実施例31〜36
【表6】 本実施例により、本発明により調製されるC.1型エラ
ストマーにより、共重合体の弗素含有量が、ほぼ69重
量%と高い場合にでも、良好な接着性が得られるもので
あることを証明する。
ストマーにより、共重合体の弗素含有量が、ほぼ69重
量%と高い場合にでも、良好な接着性が得られるもので
あることを証明する。
【0042】知られているように、弗化ビニリデン系フ
ルオロエラストマーの対有機溶剤安定性は、その弗素含
有量に大きく左右される(L.D.Albin,Rub
b.Chem.Technol55,page903
(1982))。対金属接着性、化学安定性、対低温挙
動等に関する数値を、最後の数値をTgまたは硝子転移
温度として評価しながら(dT/dt=10℃/分、脆
化点(ASTM D 746)によるDSC方法)、本
発明による重合体と、同量の弗素(約69重量%)を含
有し、組成を異にし、CDEF含有量1.5モル%を常
に有する、従来の技術による重合体とについて比較して
みた。
ルオロエラストマーの対有機溶剤安定性は、その弗素含
有量に大きく左右される(L.D.Albin,Rub
b.Chem.Technol55,page903
(1982))。対金属接着性、化学安定性、対低温挙
動等に関する数値を、最後の数値をTgまたは硝子転移
温度として評価しながら(dT/dt=10℃/分、脆
化点(ASTM D 746)によるDSC方法)、本
発明による重合体と、同量の弗素(約69重量%)を含
有し、組成を異にし、CDEF含有量1.5モル%を常
に有する、従来の技術による重合体とについて比較して
みた。
【0043】エラストマーC.7はエラストマーC.1
と同様の方法で調製したもので、次の組成をもつもので
ある: (Tg = −4.0℃)
と同様の方法で調製したもので、次の組成をもつもので
ある: (Tg = −4.0℃)
【0044】エラストマーC.8は米国特許第4,03
2,699号に記載されている所に従い調製、次の組成
をもつ:(Tg = −4.5℃)
2,699号に記載されている所に従い調製、次の組成
をもつ:(Tg = −4.5℃)
【0045】参照エラストマー9は、C2ClF3を使
用せずエラストマーC.7と同様に調製した。組成は次
のものである:(Tg = −5.0℃)
用せずエラストマーC.7と同様に調製した。組成は次
のものである:(Tg = −5.0℃)
【0046】
【図1】図1は本発明のエラストマー組成物を機械試験
に供するため用意されるサンドウイッチ型試料の構造を
示すものである。
に供するため用意されるサンドウイッチ型試料の構造を
示すものである。
M・・・・・・金属 G・・・・・・ゴム A・・・・・・接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピエルジヨルジオ・ボナルデリ イタリー国、ブレスシア、ヴイア・モンタ ナリ、8番 (72)発明者 ジヨバンニ・モギ イタリー国、ミラン、ヴイア・ガリレイ、 14番 (72)発明者 ジヨアンナ・シリロ イタリー国、ミラン、ヴイア・フオンタ ナ、5番
Claims (2)
- 【請求項1】 CH2=CF254〜86モル%、CF
2=CF−CF313〜23モル%、CF2=CFCl
0.5〜5モル%、CF2=CF20〜32モル%より
なる、金属に対し高度の接着性を有する加硫性フルオロ
エラストマー組成物。 - 【請求項2】 フルオロエラストマー中のCF2:CF
Cl量が0.8〜2.5モル%の範囲にあることを特徴
とする請求項1の加硫性フルオロエラストマー組成物。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT21865/83A IT1163630B (it) | 1983-06-30 | 1983-06-30 | Fluoroelastomeri a base di fluoruro di vinilidene, contenenti piccole quantita' di clorotrifluoroetilene, aventi elevata adesione ai metalli nello stato vulcanizzato |
IT21865A/83 | 1984-05-23 | ||
IT21050/84A IT1176177B (it) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | Copolimeri di clorotrifluoroetilene in grado di impartire a mescole di fluoroelastomeri a base di fluoruro di vinilidene,una elevata adesione ai metalli nello stato vulcanizzato |
IT21050A/84 | 1984-05-23 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59133425A Division JPH0742375B2 (ja) | 1983-06-30 | 1984-06-29 | 加硫性フルオロエラストマ−組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299030A true JPH06299030A (ja) | 1994-10-25 |
JP2506565B2 JP2506565B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=26327751
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59133425A Expired - Lifetime JPH0742375B2 (ja) | 1983-06-30 | 1984-06-29 | 加硫性フルオロエラストマ−組成物 |
JP6019756A Expired - Lifetime JP2506565B2 (ja) | 1983-06-30 | 1994-01-04 | 加硫可能なフルオロエラストマ―組成物 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59133425A Expired - Lifetime JPH0742375B2 (ja) | 1983-06-30 | 1984-06-29 | 加硫性フルオロエラストマ−組成物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4612351A (ja) |
EP (1) | EP0131203B1 (ja) |
JP (2) | JPH0742375B2 (ja) |
CA (1) | CA1258936A (ja) |
DE (1) | DE3480481D1 (ja) |
DK (1) | DK310484A (ja) |
ES (1) | ES8605830A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006514125A (ja) * | 2003-07-25 | 2006-04-27 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン及びフッ化ビニリデンに基づくフルオロエラストマーコポリマー |
Families Citing this family (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2583914B1 (fr) * | 1985-06-21 | 1989-04-07 | Thomson Csf | Materiaux dielectriques a base de polymeres et a permittivite dielectrique elevee |
IT1190386B (it) * | 1985-08-05 | 1988-02-16 | Montefluos Spa | Composizioni covulcanizzabili di fluoroelastomeri a migliorata stabilita' chimica |
DE3786223T2 (de) * | 1986-04-22 | 1993-09-23 | Raychem Corp | Fluorpolymerzusammensetzungen. |
US5275887A (en) * | 1986-04-22 | 1994-01-04 | Raychem Corporation | Fluoropolymer compositions |
JP2519680B2 (ja) * | 1986-06-03 | 1996-07-31 | 株式会社東芝 | 蒸気吐出装置 |
JP2519682B2 (ja) * | 1986-06-20 | 1996-07-31 | 株式会社東芝 | 蒸気吐出装置 |
US5202372A (en) * | 1986-06-30 | 1993-04-13 | Ausimont S.P.A | Curable compositions based on fluoroelastomers vulcanizable with peroxides |
IT1208626B (it) * | 1986-06-30 | 1989-07-10 | Ausimont Spa | Composizioni vulcanizzabili a basedi fluoroelastomeri vulcanizzabili con perossidi. |
IT1190145B (it) * | 1986-06-30 | 1988-02-10 | Ausimont Spa | Cotelomeri del fluoruro di vinilidene con olefine fluorurate e procedimento per la loro preparazione |
FR2610325B1 (fr) * | 1987-02-03 | 1989-10-06 | Atochem | Copolymere heterogene de fluorure de vinylidene et de chlorotrifluoroethylene. procede de fabrication du copolymere heterogene |
US4868234A (en) * | 1987-04-28 | 1989-09-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Fluoroelastomer compositions containing a tetraalkylammonium halide and vulcanization accelerator |
FR2636959B1 (fr) * | 1988-09-29 | 1990-11-23 | Atochem | Enduit ou revetement de surfaces, son procede de preparation et d'application; surfaces revetues d'un tel enduit |
US5052610A (en) * | 1988-12-21 | 1991-10-01 | Raychem Corporation | Heat-recoverable soldering device |
US5008340A (en) * | 1988-12-21 | 1991-04-16 | Raychem Corporation | Curable adhesives |
US5059480A (en) * | 1988-12-21 | 1991-10-22 | Raychem Corporation | Curable adhesives |
US5057345A (en) * | 1989-08-17 | 1991-10-15 | Raychem Corporation | Fluoroopolymer blends |
US5284893A (en) * | 1989-10-13 | 1994-02-08 | Daikin Industries, Ltd. | Coating composition |
US5229461A (en) * | 1990-05-22 | 1993-07-20 | Daikin Industries, Ltd. | Vinylidene fluoride copolymer and composition containing the same |
US5459202A (en) * | 1994-06-30 | 1995-10-17 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Elastomer seal |
EP0781824B1 (en) * | 1995-12-27 | 2001-07-25 | Central Glass Company, Limited | Adhesive for bonding together vinylidene fluoride resin and substrate |
FR2812294B1 (fr) | 2000-07-31 | 2003-01-17 | Solvay | Polymeres du fluorure de vinylidene, procede pour les fabriquer et utilisation de ceux-ci |
US20020132074A1 (en) * | 2001-01-30 | 2002-09-19 | Gervasi David J. | Chlorofluoro elastomer compositions for use in electrophotoraphic fusing applications |
EP1525238A2 (en) * | 2002-07-29 | 2005-04-27 | 3M Innovative Properties Company | Fluoroelastomer copoloymer based on tetrafluoroethylene, chlorotrifluoroethylene, hexafluoropropylene and vinylidene fluoride |
US6884860B1 (en) | 2002-07-29 | 2005-04-26 | 3M Innovative Properties Company | Fluoroelastomer copolymer based on tetrafluoroethylene, chlorotrifluoroethylene, hexafluoropropylene and vinylidene fluoride |
US20040180209A1 (en) * | 2003-03-12 | 2004-09-16 | Chih-Min Cheng | Thermal interface material |
JP5177253B2 (ja) * | 2011-04-15 | 2013-04-03 | ユニマテック株式会社 | ゴム金属積層体 |
KR101449124B1 (ko) * | 2012-09-17 | 2014-10-08 | 현대자동차주식회사 | 수소연료전지용 사출성형 일체화 불소계 가스켓 |
KR20180099886A (ko) | 2016-01-21 | 2018-09-05 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 플루오로탄성중합체의 적층 가공 |
CN114126862A (zh) | 2019-07-17 | 2022-03-01 | 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 | 包含聚酰胺和氟弹性体的复合材料 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3531432A (en) * | 1968-10-01 | 1970-09-29 | Pennwalt Corp | Fluorocarbon polymer composition having self-lubricating characteristics |
US3769371A (en) * | 1969-10-23 | 1973-10-30 | Du Pont | Fluorocarbon polymer blend and vulcanizates thereof |
US3809672A (en) * | 1972-08-21 | 1974-05-07 | Minnesota Mining & Mfg | Hydrates as curing aids |
IT1014692B (it) * | 1974-06-03 | 1977-04-30 | Montedison Spa | Composizioni vulcanizzabili a base di copolimeri elastomerici del fluo ruro di vinilidene relativo procedi mento di vulcanizzazione e composi zioni vulcanizzate cosi ottenut |
JPS518416A (en) * | 1974-07-11 | 1976-01-23 | Nissan Motor | 2 jikukiseigyosochi |
JPS51145582A (en) * | 1975-06-09 | 1976-12-14 | Shinetsu Chemical Co | Method of making molded fluorineerubber article |
US4032699A (en) * | 1975-09-15 | 1977-06-28 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Fluid resistant terpolymer compositions |
FR2395289A1 (fr) * | 1977-06-24 | 1979-01-19 | Ugine Kuhlmann | Compositions thermoplastiques lubrifiees a base de poly(fluorure de vinylidene) |
US4115481A (en) * | 1977-09-16 | 1978-09-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Fluoroelastomer blend composition |
-
1984
- 1984-06-26 DK DK310484A patent/DK310484A/da not_active Application Discontinuation
- 1984-06-27 CA CA000457597A patent/CA1258936A/en not_active Expired
- 1984-06-27 EP EP84107416A patent/EP0131203B1/en not_active Expired
- 1984-06-27 DE DE8484107416T patent/DE3480481D1/de not_active Expired
- 1984-06-29 US US06/626,204 patent/US4612351A/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-06-29 JP JP59133425A patent/JPH0742375B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1984-06-29 ES ES533882A patent/ES8605830A1/es not_active Expired
-
1994
- 1994-01-04 JP JP6019756A patent/JP2506565B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006514125A (ja) * | 2003-07-25 | 2006-04-27 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン及びフッ化ビニリデンに基づくフルオロエラストマーコポリマー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA1258936A (en) | 1989-08-29 |
JPS6036552A (ja) | 1985-02-25 |
DK310484A (da) | 1984-12-31 |
DK310484D0 (da) | 1984-06-26 |
ES8605830A1 (es) | 1986-04-01 |
US4612351A (en) | 1986-09-16 |
JP2506565B2 (ja) | 1996-06-12 |
ES533882A0 (es) | 1986-04-01 |
JPH0742375B2 (ja) | 1995-05-10 |
EP0131203B1 (en) | 1989-11-15 |
DE3480481D1 (en) | 1989-12-21 |
EP0131203A1 (en) | 1985-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06299030A (ja) | 加硫性フルオロエラストマー組成物 | |
KR101530105B1 (ko) | 초저점도 요오드 함유 무정형 플루오로중합체 | |
US4943622A (en) | Process for producing peroxide-vulcanizable, fluorine-containing elastomer | |
EP2705061B1 (en) | Method for manufacturing fluoroelastomers | |
JPH11240997A (ja) | フッ素化熱可塑性エラストマー | |
CN103038266A (zh) | 包含改性剂和碘或溴端基的可过氧化物固化的含氟弹性体 | |
WO2008001895A1 (fr) | Procédé de fabrication d'un élastomère contenant du fluor | |
US4748223A (en) | Process for producing peroxide-vulcanizable, fluorine-containing elastomer | |
JP2018531316A (ja) | 非晶質フルオロポリマーとフルオロプラスチック粒子とを含む組成物及びその製造方法 | |
JP2018531316A6 (ja) | 非晶質フルオロポリマーとフルオロプラスチック粒子とを含む組成物及びその製造方法 | |
JP6371295B2 (ja) | 溶媒を含むペルオキシド硬化性フルオロポリマー組成物及びその使用方法 | |
EP1515999B1 (en) | Process for producing fluoropolymers having a reduced amount of polar end groups | |
JPH0114246B2 (ja) | ||
EP0207477B1 (en) | Gelled fluoroelastomers | |
WO2006031316A2 (en) | Fluoropolymer for making a fluoroelastomer | |
US5719245A (en) | Fluorine-containing copolymer and composition containing the same | |
ZA200504906B (en) | Process for making a fluoropolymer having nitrile end groups | |
JP3718850B2 (ja) | 成形加工性に優れた含フッ素弾性状共重合体、その製法および成形加工性に優れた加硫用組成物 | |
JPH0157125B2 (ja) | ||
JP2524123B2 (ja) | 含フッ素共重合体の製法 | |
JP3632330B2 (ja) | 熱可塑性含フッ素グラフト共重合体の製造法 | |
JPH10510859A (ja) | フッ素含有ポリマーおよびその調製 | |
JPS6323907A (ja) | パ−オキサイド加硫可能な含フツ素エラストマ−の製造方法 | |
JPH06263951A (ja) | 加硫可能なフッ素ゴム組成物 | |
JPH11181032A (ja) | 含フッ素グラフト共重合体の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |