JPH06297735A - 印字装置およびこの印字装置を用いた画像形成装置 - Google Patents

印字装置およびこの印字装置を用いた画像形成装置

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JPH06297735A
JPH06297735A JP9014293A JP9014293A JPH06297735A JP H06297735 A JPH06297735 A JP H06297735A JP 9014293 A JP9014293 A JP 9014293A JP 9014293 A JP9014293 A JP 9014293A JP H06297735 A JPH06297735 A JP H06297735A
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JP9014293A
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Takeshi Tsuchida
健 土田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感熱転写式の従来の画像形成装置における欠点
を解消する。 【構成】光エネルギーを熱エネルギーに変換する光熱素
子12を用い、光10を照射した前記光熱素子12の部
分12aを発熱させることにより、該部分12aを感熱
性印字媒体14へ印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置およびこの印
字装置を用いて感熱性印字媒体へ画像形成を行う画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真プロセスによる画像形成
装置は、帯電、露光、現像、転写、定着等、多数のプロ
セスを一体として実施するものであり、省スペース、低
コスト等の点で不都合がある。また、定着のプロセスが
あるため、オゾンの発生が避けられず、衛生上でも問題
があった。
【0003】これに対し、サーマルヘッドを用いた感熱
転写式の画像形成装置も、既に一般に市販され使用され
ている。これは、定着のプロセスがなく、省スペース、
低コスト、衛生の点で有利である。しかし、この感熱転
写式の画像形成装置は、その印字がサーマルヘッドの解
像度に依存したものであり、最近の可変密度と言う動向
になじまない。さらに、印字速度の面からみても、電子
写真プロセスのものに比べ、格段に遅い欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の感熱
転写式の画像形成装置における前述の諸欠点を解消し、
省スペース化および低コスト化が簡単であり、かつ高品
位の画像と高い印字速度の印字装置およびこの印字装置
を用いた画像形成装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、光エネルギーを熱エネルギーに変換する光熱素子
を用い、光を照射した前記光熱素子の部分を発熱させる
ことにより、該部分を感熱性印字媒体へ印字することに
より解決される。
【0006】また、前記課題を解決するため、本発明
は、前述の印字装置を含み、前記光熱素子に印字媒体を
密着させるための印字補助部がローラとして形成され、
このローラが給紙ローラの作用を兼ねるように構成した
画像形成装置を提案する。
【0007】さらに、前記課題を解決するため、本発明
は、前記画像形成装置に印字媒体に印字されている個所
を消去できる機構を配置することを提案する。
【0008】
【作用】光熱素子として、抵抗率の高い鉄クロム、ニッ
ケルクロム等よりなる黒色体を用いるときは、該黒色体
は照射された光のエネルギーを速やかに熱エネルギーに
変換することができる。従って、感熱性印字媒体を印字
補助部により前記光熱素子に接触させ、この光熱素子に
印字すべき情報を含む光を照射するときは、該情報は熱
エネルギーに変換された後前記印字媒体に印字される。
【0009】
【実施例】本発明よる印字装置およびこの印字装置を感
熱転写式の画像形成装置に適用した実施例を、以下に図
面により説明する。
【0010】図1において、図示しない露光装置より投
射された光10は、光熱変換部11に設けた光熱素子1
2を照射する。光熱素子12は、その機能により光エネ
ルギーを熱エネルギーに変換し、光10が照射される光
熱素子12の照射部12aに発熱が生ずる。
【0011】図1に示す光熱変換部11は固定されてお
り、これに対し印字補助部であるローラ13が圧力Pの
作用下に光熱変換部11の光熱素子12に接触して配置
されている。前記照射部12aは、光熱素子12とロー
ラ13との接触部でもある。従って、前記ローラ13に
より送られる感熱性印字媒体14が前記照射部12aに
位置するときに前述した発熱が生ずると、この印字媒体
14へ印字が行われる。
【0012】前記の光熱素子12としては、図2に示す
黒色体Bを用いることができる。黒色は光を吸収するた
め、前記黒色体Bは照射された光10のエネルギーを熱
エネルギーに変換することができる。黒色体Bとして
は、抵抗率の高い鉄クロム、ニッケルクロム等を使用す
るのが有利である。
【0013】図3に示す光熱素子は、黒色体Bを反射防
止膜Mにより被覆しているので、照射された光の反射が
防止され、吸収される光量が大きくなり、熱エネルギー
への変換効率を高めることができる。
【0014】図4に原理を示す光熱素子は、P形Siと
N形Siの接続回路に発熱体Hを配置しており、P形S
iに光を照射することにより回路に電流が流れ、発熱体
Hが発熱する。従って、この場合は、光エネルギーはま
ず電気エネルギーに変換され、ついでこの電気エネルギ
ーが熱エネルギーに変換される。前記発熱体Hとして
は、図2および図3に示す黒色体Bと同じく、抵抗率の
高い鉄クロム、ニッケルクロム等を使用する。
【0015】図5には、図4の光熱素子の具体的構成を
示す。P形SiとN形Siの結合体が、変換効率を高め
るために、反射防止膜Mにより被覆されている。hは発
熱体Hの発熱部であり、光熱素子の印字部をなすもので
ある。Iは絶縁材である。
【0016】図1に示すように、ローラ13により印字
媒体の搬送を行うためには、光熱素子12の照射部12
aの動摩擦係数をμ1、ローラ13の動摩擦係数をμ2
するとき、次式 μ1 < μ2 の関係の成立することが前提となる。
【0017】この場合、光熱変換部11をヒータ等によ
り、予め感熱性印字媒体14が反応しない程度の温度に
保っておくようにするときは、印字に際し印字媒体14
がその反応する必要温度に素早く到達できるようにな
り、印字速度を高めることが可能となる。
【0018】感熱性印字媒体としては、感熱紙、TCフ
イルム等が考えられる。
【0019】前述した光10を照射する装置として、光
走査装置を用いることができる。このような光走査装置
を、図6および図7により説明する。
【0020】図6および図7において、光走査装置15
は、レーザビームを発生する半導体レーザ20、この半
導体レーザ20からのレーザビームを平行光束に変換す
るコリメートレンズ21、かく平行化されたレーザビー
ムを主走査方向に偏向走査する走査手段22、この走査
手段22からのレーザビームを所望の位置(本実施例で
は、光熱素子12の照射部12a)に結像する結像レン
ズ23を有する。本実施例では、図6に示す光走査装置
15によるレーザビームの結像位置を図1の光熱素子1
2の照射部12aにほぼ一致させるように、各部を構成
する。前記走査手段22は、一般に回転多面鏡として構
成される。
【0021】前述の光走査装置は解像度を比較的柔軟に
可変できるので、光を照射する装置として光走査装置を
用いることにより、従来の感熱転写プロセスでは不可能
であったマルチ解像度が可能になり、高品位の画像を形
成することができ、また印字速度も格段に高めることが
できる。
【0022】前述の印字装置を印字手段として用いた画
像形成装置を、図8により説明する。
【0023】図8において、画像形成装置1内に、既述
の光熱素子12を備える光熱変換部と印字補助部である
ローラ13とを含む印字装置が配置されている。前記光
熱素子12へは、回転多面鏡22を含む光走査装置15
より光10が照射される。
【0024】画像形成装置1の下側には、印字媒体のた
めの印字媒体保持部2が配置され、前記ローラ13は印
字媒体を印字媒体保持部2より送り出すための給紙ロー
ラの用をも兼ねている。前記送り出し位置には、ローラ
13に対向してフリクションパッド3が設けられてい
る。4は印字を終えた印字媒体14の搬送ローラ、そし
て5は排紙トレイ6への排出ローラである。
【0025】前述のように、図8に示す画像形成装置1
は、給紙、印字、排紙の一連のプロセスを備えており、
その場合ローラ13として形成された印字補助部は、給
紙時印字媒体保持部2よりフリクションパッド3と協働
して1枚の印字媒体のみを送り出すとともに、印字に際
しては印字媒体を光熱素子12に密着させ、さらに印字
媒体を搬送する作用を有する。
【0026】図9は、印字媒体としてTCフイルムを用
いる画像形成装置7を示す。TCフイルムは、所定の温
度T0で印字可能であり、別の所定の温度T1で印字以前
の状態、すなわちなにも印字されていない状態に戻すこ
とができる材料である。
【0027】図9の画像形成装置7では、ローラ13に
近接してヒートローラ8を配置している。それによっ
て、既に印字されているTCフイルムでも、これを前記
ヒートローラ8により温度T1に加熱することにより印
字以前の状態に戻し、次工程である印字装置(光熱素子
12、ローラ13)において新たに印字することが可能
となる。画像形成装置7のその他の構成は、図8に示す
画像形成装置1と同じであり、よって説明を略する。
【0028】図10に示す画像形成装置16では、光熱
変換部の光熱素子12への光照射手段にLEDアレイ露
光装置17を用いている。LEDアレイ露光装置17
は、図11および図12に示すように、LEDアレイ部
18が発した光をセルフォックレンズ19を介して所望
の結像位置24に結像させるものであり、本実施例で
は、前記所望の結像位置24と図1の光熱素子12の照
射部12aとをほぼ一致させるものである。
【0029】LEDアレイ露光装置は小型かつ軽量なの
で、これを用いることにより大幅な省スペース化を図る
ことが可能となる。
【0030】
【発明の効果】本発明による印字装置は、従来の電子写
真プロセスによる印字方式に比べ、画像形成プロセスの
数が少ないので、省スペース化および低コスト化がきわ
めて簡単であり、また定着プロセスがないので、オゾン
が発生することもなく、衛生上有利であり、かつ高品位
の画像と高い印字速度を達成することができる。
【0031】請求項2の構成によれば、印字補助部をロ
ーラとして形成し、このローラが光熱素子に印字媒体を
密着させるとともに、給紙ローラの作用を兼ねるように
したので、部品の数が減少し、省スペース化および低コ
スト化がさらに助長される。
【0032】請求項3の構成により、印字媒体の再利用
が可能となり、大幅な合理化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による印字装置の原理の図式説明
図である。
【図2】図2は光熱素子の説明図である。
【図3】図3は光熱素子の別の実施例の説明図である。
【図4】図4は光熱素子のさらに別の実施例の原理説明
図である。
【図5】図5は図4に示す光熱素子の具体的構成の断面
図である。
【図6】図6は光照射手段として用いる光走査装置の平
面図である。
【図7】図7は前記光走査装置の側面図である。
【図8】図8は本発明による画像形成装置の図式断面図
である。
【図9】図9は本発明による画像形成装置の別の実施例
の図式断面図である。
【図10】図10は本発明による画像形成装置のさらに
別の実施例の図式断面図である。
【図11】図11は図10の画像形成装置に用いるLE
Dアレイ露光装置の図式説明図である。
【図12】図12は前記LEDアレイ露光装置の側面図
である。
【符号の説明】
1、7、16 画像形成装置 8 ヒートローラ 10 光 11 光変換部 12 光熱素子 13 印字補助部(ローラ) 14 印字媒体 15 光走査装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光エネルギーを熱エネルギーに変換する
    光熱素子を用い、光を照射した前記光熱素子の部分を発
    熱させることにより、該部分を感熱性印字媒体へ印字す
    ることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 光エネルギーを熱エネルギーに変換する
    光熱素子を用い、光を照射した前記光熱素子の部分を発
    熱させることにより、該部分を感熱性印字媒体へ印字す
    る印字装置を含み、前記光熱素子に印字媒体を密着させ
    るための印字補助部がローラとして形成され、このロー
    ラが給紙ローラの作用を兼ねることを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 印字媒体に印字されている個所を消去で
    きる機構を配置したことを特徴とする、請求項2に記載
    の画像形成装置。
JP9014293A 1993-04-16 1993-04-16 印字装置およびこの印字装置を用いた画像形成装置 Pending JPH06297735A (ja)

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