JPH06297393A - シート材切断装置 - Google Patents
シート材切断装置Info
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- JPH06297393A JPH06297393A JP5107422A JP10742293A JPH06297393A JP H06297393 A JPH06297393 A JP H06297393A JP 5107422 A JP5107422 A JP 5107422A JP 10742293 A JP10742293 A JP 10742293A JP H06297393 A JPH06297393 A JP H06297393A
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- cutting
- cutting blade
- sheet material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 廉価で汎用的(市販)なカッタを切断刃とし
て使用し、コストを低減し、かつ、工具を必要とせずに
切断刃を容易に交換できるとともに、シート材に最適な
角度でシート材を切断し、さらに的確な交換時期が容易
に判明するようにして迅速な交換を行う。 【構成】 制御部21にシート材切断指示信号が入力さ
れると、駆動モータ17に駆動信号が送出されて、駆動
モータ17が正転する。この正転でプーリ15が回転
し、ワイヤーWに連結された切断刃11を装着した替刃
ホルダ12及び滑動部13がセンサ18側の矢印A方向
へ移動してシート材Pを切断する。シート材Pを切断し
た後、駆動モータ17が逆転して、ワイヤーWに連結さ
れた切断刃11を装着した替刃ホルダ12及び滑動部1
3が切断前の位置に戻って、待機状態となる。
て使用し、コストを低減し、かつ、工具を必要とせずに
切断刃を容易に交換できるとともに、シート材に最適な
角度でシート材を切断し、さらに的確な交換時期が容易
に判明するようにして迅速な交換を行う。 【構成】 制御部21にシート材切断指示信号が入力さ
れると、駆動モータ17に駆動信号が送出されて、駆動
モータ17が正転する。この正転でプーリ15が回転
し、ワイヤーWに連結された切断刃11を装着した替刃
ホルダ12及び滑動部13がセンサ18側の矢印A方向
へ移動してシート材Pを切断する。シート材Pを切断し
た後、駆動モータ17が逆転して、ワイヤーWに連結さ
れた切断刃11を装着した替刃ホルダ12及び滑動部1
3が切断前の位置に戻って、待機状態となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置など
のシート状記録紙の切断に利用し、市販の汎用的な切断
刃を着脱して用い、かつ、切断刃の交換時期を報知する
シート材切断装置に関する。
のシート状記録紙の切断に利用し、市販の汎用的な切断
刃を着脱して用い、かつ、切断刃の交換時期を報知する
シート材切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置ではロール状の
感熱紙(以下、シート状記録紙と記載する)に、回線か
ら伝送されたファクシミリ電文を順次、繰り出して印字
している。そして、所定の寸法、例えば、A4,B4サ
イズごとに切断している。この切断は、装置内に設けら
れた専用の切断刃を移動機構で上下に移動して行ってい
る。この切断に供する切断刃は装置ごとの専用のものが
用いられ、寿命があり、指定の枚数を切断した場合に交
換している。
感熱紙(以下、シート状記録紙と記載する)に、回線か
ら伝送されたファクシミリ電文を順次、繰り出して印字
している。そして、所定の寸法、例えば、A4,B4サ
イズごとに切断している。この切断は、装置内に設けら
れた専用の切断刃を移動機構で上下に移動して行ってい
る。この切断に供する切断刃は装置ごとの専用のものが
用いられ、寿命があり、指定の枚数を切断した場合に交
換している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のシート材切断装置では、切断刃をユーザーが交換
できず、その交換依頼などが面倒である。また、切断刃
は装置ごとに専用に設計されており汎用性がなく高価で
あるとともに、切断刃を交換する場合に、工具が必要と
なり、その作業が面倒である。さらに、装置での切断刃
のコストの占める割合が高く、装置のコストが嵩み、か
つ、切断刃を使用するシート状記録紙の状態、例えば、
厚さを考慮して最適な角度に設定して切断できない。ま
た、切断刃の交換時期を装置で表示できない。したがっ
て、交換時期が容易に判明せず、迅速な交換が出来ない
などの不都合がある。
来例のシート材切断装置では、切断刃をユーザーが交換
できず、その交換依頼などが面倒である。また、切断刃
は装置ごとに専用に設計されており汎用性がなく高価で
あるとともに、切断刃を交換する場合に、工具が必要と
なり、その作業が面倒である。さらに、装置での切断刃
のコストの占める割合が高く、装置のコストが嵩み、か
つ、切断刃を使用するシート状記録紙の状態、例えば、
厚さを考慮して最適な角度に設定して切断できない。ま
た、切断刃の交換時期を装置で表示できない。したがっ
て、交換時期が容易に判明せず、迅速な交換が出来ない
などの不都合がある。
【0004】本発明は、このような従来の技術における
欠点を解決するものであり、簡素な構成のもとに、廉価
な汎用的(市販)なカッタを切断刃として使用でき、コ
ストが低減できるとともに、特に工具を必要とせずに切
断刃を容易に交換でき、かつ、切断角度を変更してシー
ト材に最適な角度で切断でき、さらに、的確な切断刃交
換時期が報知されて、交換時期が容易に判明して迅速な
交換が可能になるシート材切断装置の提供を目的とす
る。
欠点を解決するものであり、簡素な構成のもとに、廉価
な汎用的(市販)なカッタを切断刃として使用でき、コ
ストが低減できるとともに、特に工具を必要とせずに切
断刃を容易に交換でき、かつ、切断角度を変更してシー
ト材に最適な角度で切断でき、さらに、的確な切断刃交
換時期が報知されて、交換時期が容易に判明して迅速な
交換が可能になるシート材切断装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明のシート材切断装置は、汎用的な切
断刃と、この切断刃を着脱する切断刃着脱手段と、切断
対象のシート材に応じて切断刃の取り付け角度を調整す
る切断刃取り付け角度調整手段と、切断刃着脱手段及び
切断刃取り付け角度調整手段とともに移動してシート材
を切断刃で切断する移動手段とを備える構成としてい
る。
に、請求項1の発明のシート材切断装置は、汎用的な切
断刃と、この切断刃を着脱する切断刃着脱手段と、切断
対象のシート材に応じて切断刃の取り付け角度を調整す
る切断刃取り付け角度調整手段と、切断刃着脱手段及び
切断刃取り付け角度調整手段とともに移動してシート材
を切断刃で切断する移動手段とを備える構成としてい
る。
【0006】請求項2の発明のシート材切断装置は、請
求項1の構成にあって、切断刃着脱手段は、滑動部と、
この滑動部と連結する連結部と、この連結部を介して切
断刃を保持する固定保持部とを備える構成である。
求項1の構成にあって、切断刃着脱手段は、滑動部と、
この滑動部と連結する連結部と、この連結部を介して切
断刃を保持する固定保持部とを備える構成である。
【0007】請求項3の発明のシート材切断装置は、請
求項1の構成にあって、切断刃取り付け角度調整手段
は、切断刃の取り付け角度を変更するための複数の孔及
び弾性をもって押圧する弾性部材を備えたホルダと、切
断刃を固定するとともにピン部材を有し、このピン部材
をホルダの複数の孔中から選択した孔にピンを移動して
保持するためのストッパを備える構成である。
求項1の構成にあって、切断刃取り付け角度調整手段
は、切断刃の取り付け角度を変更するための複数の孔及
び弾性をもって押圧する弾性部材を備えたホルダと、切
断刃を固定するとともにピン部材を有し、このピン部材
をホルダの複数の孔中から選択した孔にピンを移動して
保持するためのストッパを備える構成である。
【0008】請求項4の発明のシート材切断装置は、請
求項1の構成に加え、切断刃の交換時期を検出する交換
時期検出手段と、切断刃着脱手段での切断刃の有無を検
知した切断刃有無検知信号を伝達する信号伝達手段とを
備える構成としている。
求項1の構成に加え、切断刃の交換時期を検出する交換
時期検出手段と、切断刃着脱手段での切断刃の有無を検
知した切断刃有無検知信号を伝達する信号伝達手段とを
備える構成としている。
【0009】請求項5の発明のシート材切断装置は、請
求項4の構成にあって、交換時期検出手段が、滑動部に
切断刃ホルダの装着の有無を検出する第1のセンサと、
切断刃の切断終了後の所定位置への配置を検出する第2
のセンサとを備える構成としている。
求項4の構成にあって、交換時期検出手段が、滑動部に
切断刃ホルダの装着の有無を検出する第1のセンサと、
切断刃の切断終了後の所定位置への配置を検出する第2
のセンサとを備える構成としている。
【0010】請求項6の発明のシート材切断装置は、請
求項4の構成にあって、信号伝達手段は、第1のセンサ
の信号端子の先端に設けられ、検出信号を伝達する回路
基板パターンと回転して接触する伝導球体と、この伝導
球体を回路基板パターンに押圧して保持する弾性部材を
備える構成としている。
求項4の構成にあって、信号伝達手段は、第1のセンサ
の信号端子の先端に設けられ、検出信号を伝達する回路
基板パターンと回転して接触する伝導球体と、この伝導
球体を回路基板パターンに押圧して保持する弾性部材を
備える構成としている。
【0011】請求項7の発明のシート材切断装置は、請
求項1の構成に加え、切断刃有無検知信号に基づいて切
断刃の交換時期を表示する表示手段と、切断刃交換時期
を示す情報を印字して出力する印字出力手段とを備える
構成としている。
求項1の構成に加え、切断刃有無検知信号に基づいて切
断刃の交換時期を表示する表示手段と、切断刃交換時期
を示す情報を印字して出力する印字出力手段とを備える
構成としている。
【0012】請求項8の発明のシート材切断装置は、請
求項7の構成において、表示手段及び印字出力手段が、
予め設定された切断刃の切断可能枚数を格納し、かつ、
設定した切断枚数の到達時に表示する情報を格納する情
報格納部と、切断刃有無検知信号を処理する検知信号処
理部と、切断刃有無検知信号に基づいた切断枚数を演算
して累積する情報判定・演算部と、この情報判定・演算
部からの情報に基づいて格納された情報を抽出する情報
抽出部とを備える構成としている。
求項7の構成において、表示手段及び印字出力手段が、
予め設定された切断刃の切断可能枚数を格納し、かつ、
設定した切断枚数の到達時に表示する情報を格納する情
報格納部と、切断刃有無検知信号を処理する検知信号処
理部と、切断刃有無検知信号に基づいた切断枚数を演算
して累積する情報判定・演算部と、この情報判定・演算
部からの情報に基づいて格納された情報を抽出する情報
抽出部とを備える構成としている。
【0013】請求項9の発明のシート材切断装置は、請
求項7の構成において、表示手段が、切断可能な最後の
枚数に近い枚数で発光素子を点滅させ、又は音出力素子
で断続音を出力し、かつ、画面にメッセージを表示する
構成としている。
求項7の構成において、表示手段が、切断可能な最後の
枚数に近い枚数で発光素子を点滅させ、又は音出力素子
で断続音を出力し、かつ、画面にメッセージを表示する
構成としている。
【0014】請求項10の発明のシート材切断装置は、
請求項7の構成において、印字出力手段が、切断可能枚
数に近い枚数から最後の枚数までの数値を印字して出力
する構成としている。
請求項7の構成において、印字出力手段が、切断可能枚
数に近い枚数から最後の枚数までの数値を印字して出力
する構成としている。
【0015】請求項11の発明のシート材切断装置は、
請求項7の構成において、外部電源から供給停止及び当
該装置が装備されるシステム側での電源供給停止時に、
移動手段の駆動電源を内部電源に切り替える電源切り替
え手段を備え、切り替えた内部電源によって、切断枚数
の累積情報を記憶する記憶部のバックアップとともに、
切断刃交換時期の表示出力を行なう構成としている。
請求項7の構成において、外部電源から供給停止及び当
該装置が装備されるシステム側での電源供給停止時に、
移動手段の駆動電源を内部電源に切り替える電源切り替
え手段を備え、切り替えた内部電源によって、切断枚数
の累積情報を記憶する記憶部のバックアップとともに、
切断刃交換時期の表示出力を行なう構成としている。
【0016】
【作用】このような構成により、請求項1〜請求項3記
載の発明のシート材切断装置は、汎用的な切断刃を使用
し、かつ、切断機構をホルダと滑動部に分離するととも
に、切断刃を弾性をもって保持し、さらに、ホルダに切
断刃角度を選択できる孔を設けているため、工具を必要
せずに容易に切断刃が交換でき、かつ、厚さなどが相違
する個々のシート材に最適な角度で切断される。
載の発明のシート材切断装置は、汎用的な切断刃を使用
し、かつ、切断機構をホルダと滑動部に分離するととも
に、切断刃を弾性をもって保持し、さらに、ホルダに切
断刃角度を選択できる孔を設けているため、工具を必要
せずに容易に切断刃が交換でき、かつ、厚さなどが相違
する個々のシート材に最適な角度で切断される。
【0017】請求項4〜請求項6記載の発明のシート材
切断装置は、ホルダの配置を検出し、さらに、切断終了
を検出するセンサをそれぞれ設けられているので、的確
な切断刃の交換時期が報知されて、迅速な交換が行われ
る。
切断装置は、ホルダの配置を検出し、さらに、切断終了
を検出するセンサをそれぞれ設けられているので、的確
な切断刃の交換時期が報知されて、迅速な交換が行われ
る。
【0018】請求項7〜請求10記載のシート材切断装
置では、切断刃交換時期を発光の点滅、音の断続、画面
で表示し、さらに、印字出力して表示できるので、的確
な切断刃の交換時期が容易に判明して迅速な交換が行わ
れる。
置では、切断刃交換時期を発光の点滅、音の断続、画面
で表示し、さらに、印字出力して表示できるので、的確
な切断刃の交換時期が容易に判明して迅速な交換が行わ
れる。
【0019】請求項11記載のシート材切断装置は、外
部電源からの供給停止においても、切断枚数累積情報の
記録が保持されるとともに、切断刃交換時期の表示が行
われるので、切断刃の的確な交換時期が停電時にも報知
され、切断刃の交換時期が容易に判明して迅速な交換が
行われる。
部電源からの供給停止においても、切断枚数累積情報の
記録が保持されるとともに、切断刃交換時期の表示が行
われるので、切断刃の的確な交換時期が停電時にも報知
され、切断刃の交換時期が容易に判明して迅速な交換が
行われる。
【0020】
【実施例】次に、本発明のシート材切断装置の実施例を
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のシート
材切断装置の実施例の構成を示す斜視図である。図1に
おいて、この装置は、シート材Pを切断するカッタなど
の市販の汎用的かつ廉価な切断刃11と、切断刃11を
装着して、保持かつ固定するとともに、切断移動方向に
おけるシート材Pとの当接角度を変更できる替刃ホルダ
12と、この替刃ホルダ12と連結し、その有無を検出
して替刃ホルダ12を移動させる滑動部13とを有して
いる。
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のシート
材切断装置の実施例の構成を示す斜視図である。図1に
おいて、この装置は、シート材Pを切断するカッタなど
の市販の汎用的かつ廉価な切断刃11と、切断刃11を
装着して、保持かつ固定するとともに、切断移動方向に
おけるシート材Pとの当接角度を変更できる替刃ホルダ
12と、この替刃ホルダ12と連結し、その有無を検出
して替刃ホルダ12を移動させる滑動部13とを有して
いる。
【0021】さらに、この装置には、ワイヤーWを連結
するプーリ14と、このプーリ14とワイヤーWで連結
されるプーリ15と、このプーリ15を回転させてワイ
ヤーWに固定された滑動部13を移動、すなわち、シー
ト材Pの切断を行うための駆動モータ17と、切断刃1
1の切断前の所定位置(ホームポジション)を検出する
センサ18と、切断刃11が、切断前の所定位置の反対
側に位置することを検出、すなわち、切断完了を検出す
るセンサ19とが設けられている。また、この装置は、
切断刃11の装着の有無の検知信号を伝達するための回
路基板20と、センサ18,19から検出信号が入力さ
れるとともに、図示しないシート切断指示信号が供給さ
れて、駆動モータ17に駆動信号を出力する制御部21
とを有している。
するプーリ14と、このプーリ14とワイヤーWで連結
されるプーリ15と、このプーリ15を回転させてワイ
ヤーWに固定された滑動部13を移動、すなわち、シー
ト材Pの切断を行うための駆動モータ17と、切断刃1
1の切断前の所定位置(ホームポジション)を検出する
センサ18と、切断刃11が、切断前の所定位置の反対
側に位置することを検出、すなわち、切断完了を検出す
るセンサ19とが設けられている。また、この装置は、
切断刃11の装着の有無の検知信号を伝達するための回
路基板20と、センサ18,19から検出信号が入力さ
れるとともに、図示しないシート切断指示信号が供給さ
れて、駆動モータ17に駆動信号を出力する制御部21
とを有している。
【0022】次に、この実施例の構成における動作及び
機能について説明する。図1において、制御部21にシ
ート切断指示信号が入力されると、駆動モータ17に駆
動信号が送出されて駆動モータ17が正転する。この正
転でプーリ15が回転し、この回転でワイヤーWがプー
リ14の回転とともに移動する。ワイヤーWに連結され
た切断刃11を装着した替刃ホルダ12と滑動部13と
が連動してセンサ18側の矢印A方向へ移動してシート
材Pを切断する。
機能について説明する。図1において、制御部21にシ
ート切断指示信号が入力されると、駆動モータ17に駆
動信号が送出されて駆動モータ17が正転する。この正
転でプーリ15が回転し、この回転でワイヤーWがプー
リ14の回転とともに移動する。ワイヤーWに連結され
た切断刃11を装着した替刃ホルダ12と滑動部13と
が連動してセンサ18側の矢印A方向へ移動してシート
材Pを切断する。
【0023】シート材Pを切断した後、その位置をセン
サ19が検出し、この検出信号が制御部21に入力され
る。制御部21は駆動モータ17に逆転の駆動信号を送
出し、駆動モータ17が逆転する。すなわち、ワイヤー
Wに連結された切断刃11を装着した替刃ホルダ12と
滑動部13とを矢印B方向に移動させる。この位置をセ
ンサ18が検出し、その検出信号が制御部21に入力さ
れて、シート材Pの次の切断を行う待機状態になる。
サ19が検出し、この検出信号が制御部21に入力され
る。制御部21は駆動モータ17に逆転の駆動信号を送
出し、駆動モータ17が逆転する。すなわち、ワイヤー
Wに連結された切断刃11を装着した替刃ホルダ12と
滑動部13とを矢印B方向に移動させる。この位置をセ
ンサ18が検出し、その検出信号が制御部21に入力さ
れて、シート材Pの次の切断を行う待機状態になる。
【0024】図2は替刃ホルダ12及び滑動部13の詳
細な構成を示す斜視図である。図2において、図1中の
替刃ホルダ12には、以降で説明するように、切断刃1
1の角度を選択するための三つの窪みを備えた選択孔1
2aと、切断刃11を保持して、固定するための相互に
接合する湾曲状の板バネ12b,12cとが設けられて
いる。さらに、選択した図1中の切断刃11を替刃ホル
ダ12の図示しない凹部に嵌め込んで配置するストッパ
23を有している。ストッパ23には、替刃ホルダ12
が嵌め込まれる凹部23aと、ピン23bとが設けられ
ている。
細な構成を示す斜視図である。図2において、図1中の
替刃ホルダ12には、以降で説明するように、切断刃1
1の角度を選択するための三つの窪みを備えた選択孔1
2aと、切断刃11を保持して、固定するための相互に
接合する湾曲状の板バネ12b,12cとが設けられて
いる。さらに、選択した図1中の切断刃11を替刃ホル
ダ12の図示しない凹部に嵌め込んで配置するストッパ
23を有している。ストッパ23には、替刃ホルダ12
が嵌め込まれる凹部23aと、ピン23bとが設けられ
ている。
【0025】さらに、滑動部13は、替刃ホルダ12の
三角状の突起と勘合する三角状の窪みとを連結し、さら
に、替刃ホルダ12の装着の有無を検出するセンサ36
を内蔵するケース部31と、このケース部31に固定さ
れ、図1中のワイヤWと固着されたシャフト32と、滑
動部13のシート切断動作時に移動する際の摩擦を軽減
するための回転ベアリング35a,35bとを有してい
る。さらに、滑動部13には、センサ36からの切断刃
11の有無を示す検知信号を、回路基板20のパターン
面を回転しながら接触して伝達する金属球体37a,3
7bと、金属球体37a,37bを回路基板20のパタ
ーン面に一定圧力で当接して保持するためのコイルスプ
リング38a,38bとが設けられている。
三角状の突起と勘合する三角状の窪みとを連結し、さら
に、替刃ホルダ12の装着の有無を検出するセンサ36
を内蔵するケース部31と、このケース部31に固定さ
れ、図1中のワイヤWと固着されたシャフト32と、滑
動部13のシート切断動作時に移動する際の摩擦を軽減
するための回転ベアリング35a,35bとを有してい
る。さらに、滑動部13には、センサ36からの切断刃
11の有無を示す検知信号を、回路基板20のパターン
面を回転しながら接触して伝達する金属球体37a,3
7bと、金属球体37a,37bを回路基板20のパタ
ーン面に一定圧力で当接して保持するためのコイルスプ
リング38a,38bとが設けられている。
【0026】図3は、シート材Pの厚さに対応して、そ
の切断角度を調整するための切断角度調整機構を示す斜
視図である。図3において、ストッパ23には、選択し
た切断角度位置に移動して保持するためのピン23bを
一定圧で押し上げて保持する圧縮コイルスプリング42
が設けられている。この場合、ストッパ23のピン23
bを人の指などで押し込みながら、切断刃11が取り付
けられたストッパ23を、替刃ホルダ12の図示しない
凹部に嵌め込み、かつ、ピン23bを選択孔12aの窪
みに移動させる。そして、ピン23bが外側方向に圧縮
コイルスプリング42の弾性で飛び出して、選択孔12
aに固定される。
の切断角度を調整するための切断角度調整機構を示す斜
視図である。図3において、ストッパ23には、選択し
た切断角度位置に移動して保持するためのピン23bを
一定圧で押し上げて保持する圧縮コイルスプリング42
が設けられている。この場合、ストッパ23のピン23
bを人の指などで押し込みながら、切断刃11が取り付
けられたストッパ23を、替刃ホルダ12の図示しない
凹部に嵌め込み、かつ、ピン23bを選択孔12aの窪
みに移動させる。そして、ピン23bが外側方向に圧縮
コイルスプリング42の弾性で飛び出して、選択孔12
aに固定される。
【0027】この場合、ピン23bが固定される選択孔
12aの窪みの位置、すなわち、切断刃11の切断移動
方向におけるシート材Pとの当接角度はシート材Pの厚
さ、材質、使用する切断刃11の仕様等によって変更す
る。例えば、選択孔12a中の窪み1を感熱紙とし、選
択孔12a中の窪み2を普通紙とする。さらに、選択孔
12a中の窪み3を剥離紙とする。このようなシート材
Pの厚さに対応した図3中の位置角度θを決定する選択
孔12a中の窪みの位置選択は、シート材Pの厚さ、材
質とともに、使用する切断刃11の仕様によって決定す
れば良い。
12aの窪みの位置、すなわち、切断刃11の切断移動
方向におけるシート材Pとの当接角度はシート材Pの厚
さ、材質、使用する切断刃11の仕様等によって変更す
る。例えば、選択孔12a中の窪み1を感熱紙とし、選
択孔12a中の窪み2を普通紙とする。さらに、選択孔
12a中の窪み3を剥離紙とする。このようなシート材
Pの厚さに対応した図3中の位置角度θを決定する選択
孔12a中の窪みの位置選択は、シート材Pの厚さ、材
質とともに、使用する切断刃11の仕様によって決定す
れば良い。
【0028】図4は、切断刃11の装着の有無を示す検
知信号を伝達する回路基板20の詳細な構成を示す斜視
図である。図4において、図1中の回路基板20には、
センサ36の出力端子である金属球体37a,37bと
接触しながら検知信号を伝達する直線状のパターン52
a,52bが設けられている。さらに、パターン52
a,52bの端部に制御部21へ出力するためのハーネ
ス53が設けられている。この構成では、回路基板20
のパターン52a,52bと金属球体37a,37bと
が常に一定圧力で接触して回転しながら往復し、その接
触を通じて検出信号がハーネス53から制御部21に出
力される。
知信号を伝達する回路基板20の詳細な構成を示す斜視
図である。図4において、図1中の回路基板20には、
センサ36の出力端子である金属球体37a,37bと
接触しながら検知信号を伝達する直線状のパターン52
a,52bが設けられている。さらに、パターン52
a,52bの端部に制御部21へ出力するためのハーネ
ス53が設けられている。この構成では、回路基板20
のパターン52a,52bと金属球体37a,37bと
が常に一定圧力で接触して回転しながら往復し、その接
触を通じて検出信号がハーネス53から制御部21に出
力される。
【0029】図5は、図1〜図4に示すシート材切断装
置を装備するとともに、切断刃11の交換時期であるこ
とを報知するファクシミリ装置を示すブロック図であ
る。図5において、この装置は、シート材Pの切断を検
知し、図1〜図4をもって示したシート材切断装置61
と、シート材切断装置61からの切断刃11の交換時期
を報知するための検知信号の処理及び周辺I/Oの制御
を行なうI/O制御部62と、切断情報の蓄積制御、記
録制御、表示制御等を行なうシステム制御CPU63と
を有している。
置を装備するとともに、切断刃11の交換時期であるこ
とを報知するファクシミリ装置を示すブロック図であ
る。図5において、この装置は、シート材Pの切断を検
知し、図1〜図4をもって示したシート材切断装置61
と、シート材切断装置61からの切断刃11の交換時期
を報知するための検知信号の処理及び周辺I/Oの制御
を行なうI/O制御部62と、切断情報の蓄積制御、記
録制御、表示制御等を行なうシステム制御CPU63と
を有している。
【0030】さらに、この装置には、切断情報、すなわ
ち、シート材Pの厚さ、材質とともに、使用する切断刃
11の仕様によって異なる個別の情報を格納するRAM
64と、以降で説明する切断刃交換報知システムの動作
コントロール及びRAM64中のフラグ格納領域の制御
を行うROM65とが設けられている。また、この装置
は、オペレーションポートを制御するオペレーションポ
ート制御部66と、切断刃交換の時期などの情報を画像
表示するLCD67と、切断刃交換を点滅して表示する
LED68と、切断刃交換の指示を印字して出力するプ
ロッタ69とを有している。
ち、シート材Pの厚さ、材質とともに、使用する切断刃
11の仕様によって異なる個別の情報を格納するRAM
64と、以降で説明する切断刃交換報知システムの動作
コントロール及びRAM64中のフラグ格納領域の制御
を行うROM65とが設けられている。また、この装置
は、オペレーションポートを制御するオペレーションポ
ート制御部66と、切断刃交換の時期などの情報を画像
表示するLCD67と、切断刃交換を点滅して表示する
LED68と、切断刃交換の指示を印字して出力するプ
ロッタ69とを有している。
【0031】図6は、図5に示す構成にあって、切断刃
11の交換の報知を行う機能構成(切断刃交換報知シス
テム)を示すブロック図である。図6において、この例
は、シート材切断装置からの検知信号を処理する検知信
号処理部70と、検知信号処理部70からの信号に基づ
いて切断情報であることを判定し、シート材Pの切断枚
数を演算して、その演算値を累積する情報判定・演算部
71と、この情報判定・演算部71からの情報に基づい
て、この情報判定・演算部71に設定した切断情報、す
なわち、図5中のRAM64に格納したシート材Pの厚
さ、材質とともに、使用する切断刃11の仕様によって
異なる個別の情報を抽出する情報抽出部72とを有して
いる。
11の交換の報知を行う機能構成(切断刃交換報知シス
テム)を示すブロック図である。図6において、この例
は、シート材切断装置からの検知信号を処理する検知信
号処理部70と、検知信号処理部70からの信号に基づ
いて切断情報であることを判定し、シート材Pの切断枚
数を演算して、その演算値を累積する情報判定・演算部
71と、この情報判定・演算部71からの情報に基づい
て、この情報判定・演算部71に設定した切断情報、す
なわち、図5中のRAM64に格納したシート材Pの厚
さ、材質とともに、使用する切断刃11の仕様によって
異なる個別の情報を抽出する情報抽出部72とを有して
いる。
【0032】さらに、この例は、切断枚数を演算し、累
積した情報を格納する情報格納部73と、情報抽出部7
2で抽出した切断刃11の交換を報知する情報を画面に
表示する情報表示部74と、情報抽出部72で抽出した
切断刃11の交換を報知する情報を印字して出力(ハー
ドコピー)する情報印字部75と、ACラインからの電
力供給の停止を検知して、無停電動作のために内蔵電池
の電源に切り換えるための電源切替部76と、電池など
を用いた内部電源77と、シート切断装置信号検知部7
8とが設けられている。
積した情報を格納する情報格納部73と、情報抽出部7
2で抽出した切断刃11の交換を報知する情報を画面に
表示する情報表示部74と、情報抽出部72で抽出した
切断刃11の交換を報知する情報を印字して出力(ハー
ドコピー)する情報印字部75と、ACラインからの電
力供給の停止を検知して、無停電動作のために内蔵電池
の電源に切り換えるための電源切替部76と、電池など
を用いた内部電源77と、シート切断装置信号検知部7
8とが設けられている。
【0033】図7は、切断刃交換指示を報知する画面表
示例を示す図である。図7において、この例は、図5に
示すLCD67に画像表示されるものであり、所定の切
断枚数を図5に示すシステム制御CPU63が認識して
表示する。この表示例は、「セツダン バ ヲ コウカ
ン シテクダサイ」となっている。すなわち、単に交換
指示のみを画面表示している。
示例を示す図である。図7において、この例は、図5に
示すLCD67に画像表示されるものであり、所定の切
断枚数を図5に示すシステム制御CPU63が認識して
表示する。この表示例は、「セツダン バ ヲ コウカ
ン シテクダサイ」となっている。すなわち、単に交換
指示のみを画面表示している。
【0034】図8は、図5中のプロッタ69から印字し
て出力される切断刃交換指示の報知例である。図8にお
いて、この報知例は「セツダンバコウカンツウチレポー
ト」のフォーマットが画像表示され、現在使用している
切断刃11の以降の切断保証枚数の残りを示す数値21
が、表示部位80に示されている。さらに、交換の注意
などが画像表示されている。なお、この表示部位80に
示されている切断保証枚数の残りを示す数値21は、予
め設定されているエンド保証枚数(回数)から引き算し
た数値である。このように、この画面表示では、切断刃
11の以後の切断可能枚数が画面表示されている。
て出力される切断刃交換指示の報知例である。図8にお
いて、この報知例は「セツダンバコウカンツウチレポー
ト」のフォーマットが画像表示され、現在使用している
切断刃11の以降の切断保証枚数の残りを示す数値21
が、表示部位80に示されている。さらに、交換の注意
などが画像表示されている。なお、この表示部位80に
示されている切断保証枚数の残りを示す数値21は、予
め設定されているエンド保証枚数(回数)から引き算し
た数値である。このように、この画面表示では、切断刃
11の以後の切断可能枚数が画面表示されている。
【0035】図9は、図1〜図4に示すシート材切断装
置と、図5、図6に示す切断刃交換報知を行うファクシ
ミリ装置の動作における処理手順を示すフローチャート
である。図10は、図9に続くフローチャートである。
予め、図1中の切断刃11で、ニアエンド枚数、すなわ
ち、切断可能な最後に近い枚数と、エンド枚数、すなわ
ち、切断できる最後の枚数とを図6中に示す情報格納部
(図5中のRAM64)73へ格納する。このニアエン
ド枚数、エンド枚数は、図1中に示すシート材Pの厚
さ、材質とともに、使用する切断刃11の仕様によって
異なる個別の情報である。
置と、図5、図6に示す切断刃交換報知を行うファクシ
ミリ装置の動作における処理手順を示すフローチャート
である。図10は、図9に続くフローチャートである。
予め、図1中の切断刃11で、ニアエンド枚数、すなわ
ち、切断可能な最後に近い枚数と、エンド枚数、すなわ
ち、切断できる最後の枚数とを図6中に示す情報格納部
(図5中のRAM64)73へ格納する。このニアエン
ド枚数、エンド枚数は、図1中に示すシート材Pの厚
さ、材質とともに、使用する切断刃11の仕様によって
異なる個別の情報である。
【0036】図6中の情報判定・演算部71の切断枚数
積算カウンタは、図2中のセンサ36が未検出の場合、
すなわち、替刃ホルダ12が滑動部13にセットされて
いない状態でリセットされる。センサ36が検出信号を
出力する場合、すなわち、替刃ホルダ12が滑動部13
にセットされている状態で、情報判定・演算部71の切
断枚数カウンタが作動する。切断刃11の交換時に、シ
ート材Pの厚さ、材質とともに、使用する切断刃11の
仕様によって異なる切断可能枚数の個別の情報等を、図
5中に示すオペレーションポート制御部66に接続され
たLCD67のパネルスイッチから入力して、情報判定
・演算部71に設定する。
積算カウンタは、図2中のセンサ36が未検出の場合、
すなわち、替刃ホルダ12が滑動部13にセットされて
いない状態でリセットされる。センサ36が検出信号を
出力する場合、すなわち、替刃ホルダ12が滑動部13
にセットされている状態で、情報判定・演算部71の切
断枚数カウンタが作動する。切断刃11の交換時に、シ
ート材Pの厚さ、材質とともに、使用する切断刃11の
仕様によって異なる切断可能枚数の個別の情報等を、図
5中に示すオペレーションポート制御部66に接続され
たLCD67のパネルスイッチから入力して、情報判定
・演算部71に設定する。
【0037】図8、図9において、シート切断信号が入
力されると、シート材切断装置の図1、図2中に示すセ
ンサ18,19,36からの検出信号を確認する(ステ
ップ(S)10,11,12,13)。この確認で正常
であれば、図1中の駆動モータ17に正転命令を送出す
る(ステップ14)。この命令により駆動モータ17が
正転動作し、ワイヤWに連結された滑動部13が移動、
すなわち、切断刃ホルダ12が移動して、この切断刃ホ
ルダ12に装着さた切断刃11が当接するシート材Pを
切断する(ステップ15)。
力されると、シート材切断装置の図1、図2中に示すセ
ンサ18,19,36からの検出信号を確認する(ステ
ップ(S)10,11,12,13)。この確認で正常
であれば、図1中の駆動モータ17に正転命令を送出す
る(ステップ14)。この命令により駆動モータ17が
正転動作し、ワイヤWに連結された滑動部13が移動、
すなわち、切断刃ホルダ12が移動して、この切断刃ホ
ルダ12に装着さた切断刃11が当接するシート材Pを
切断する(ステップ15)。
【0038】センサ19が、切断完了の位置に滑動部1
3が到達したことを検知すると、制御部21が駆動モー
タ17の正転動作停止命令を送出する(ステップ16,
17)。この後、制御部21は駆動モータ逆転動作命令
を送出する(ステップ18)。この命令により、駆動モ
ータ17が逆転動作して、滑動部13及び切断刃ホルダ
12がセンサ18の位置に戻る(ステップ19)。滑動
部13が正常にセンサ18の位置に到達したことを検知
した後に、駆動モータ13の逆転動作の停止命令を送出
する(ステップ20,21)。そして、図6中の情報判
定・演算部71の切断枚数積算カウンタに「1」を加算
する(ステップ22)。
3が到達したことを検知すると、制御部21が駆動モー
タ17の正転動作停止命令を送出する(ステップ16,
17)。この後、制御部21は駆動モータ逆転動作命令
を送出する(ステップ18)。この命令により、駆動モ
ータ17が逆転動作して、滑動部13及び切断刃ホルダ
12がセンサ18の位置に戻る(ステップ19)。滑動
部13が正常にセンサ18の位置に到達したことを検知
した後に、駆動モータ13の逆転動作の停止命令を送出
する(ステップ20,21)。そして、図6中の情報判
定・演算部71の切断枚数積算カウンタに「1」を加算
する(ステップ22)。
【0039】図10において、積算された切断枚数カウ
ント数が予め設定されたニアエンド枚数に到達したか否
かを判定する。ニアエンドの場合に図5中のLED68
を点滅させ、エンド枚数までの切断可能な枚数を記憶し
た後に、その数値を図8に示す「セツダンバコウカンツ
ウチレポート」として出力する(ステップ23,24,
25,26,27)。カットカウンタがエンドの場合
は、図5中のLCD67にメッセージを表示し、LED
68を点滅させるとともに、エンド枚数までの切断可能
枚数「0」を図8に示す「セツダンバコウカンツウチレ
ポート」中に印字して出力する(ステップ28,29,
30,31,32,33,34)。これ以降は待機状態
となる(ステップ35)。
ント数が予め設定されたニアエンド枚数に到達したか否
かを判定する。ニアエンドの場合に図5中のLED68
を点滅させ、エンド枚数までの切断可能な枚数を記憶し
た後に、その数値を図8に示す「セツダンバコウカンツ
ウチレポート」として出力する(ステップ23,24,
25,26,27)。カットカウンタがエンドの場合
は、図5中のLCD67にメッセージを表示し、LED
68を点滅させるとともに、エンド枚数までの切断可能
枚数「0」を図8に示す「セツダンバコウカンツウチレ
ポート」中に印字して出力する(ステップ28,29,
30,31,32,33,34)。これ以降は待機状態
となる(ステップ35)。
【0040】なお、センサ18,19,36がそれぞれ
検出信号を出力しない場合は、それまでの処理手順を終
了する(ステップ36,37,38,39,40)。ま
た、ニアエンド、エンドの解除は、センサ36がオフ
(OFF)を検出した場合、すなわち、滑動部13から
替刃ホルダ12を離脱する場合に実行するようにしてお
くと、その解除が確実に行われる。
検出信号を出力しない場合は、それまでの処理手順を終
了する(ステップ36,37,38,39,40)。ま
た、ニアエンド、エンドの解除は、センサ36がオフ
(OFF)を検出した場合、すなわち、滑動部13から
替刃ホルダ12を離脱する場合に実行するようにしてお
くと、その解除が確実に行われる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜請求項3記載の発明のシート材切断装置は、汎用的
な切断刃を使用し、かつ、切断機構をホルダと滑動部に
分離するとともに、切断刃を弾性をもって保持し、さら
に、ホルダに切断刃角度を選択できる孔を設けている。
したがって、工具を必要せずに切断刃を容易に交換で
き、かつ、厚さなどが相違する個々のシート材に最適な
角度で切断できるという効果を有する。請求項4〜請求
項6記載の発明のシート材切断装置は、ホルダの配置を
検出し、さらに、切断終了を検出するセンサがそれぞれ
設けられているため、的確な切断刃の交換時期が報知で
き、その迅速な交換が出来るという効果を有する。請求
項7〜請求10記載のシート材切断装置では、切断刃交
換時期を発光の点滅、音の断続、画面で表示し、さら
に、印字出力して表示できるため、的確な切断刃の交換
時期が容易に判明して、その迅速な交換が出来るという
効果を有する。請求項11記載のシート材切断装置は、
外部電源からの供給停止においても、切断枚数累積情報
の記録が保持されるとともに、切断刃交換時期の表示が
行われる。したがって、的確な切断刃の交換時期が停電
時にも報知でき、切断刃の交換時期が容易に判明して、
その迅速な交換が出来るという効果を有する。
1〜請求項3記載の発明のシート材切断装置は、汎用的
な切断刃を使用し、かつ、切断機構をホルダと滑動部に
分離するとともに、切断刃を弾性をもって保持し、さら
に、ホルダに切断刃角度を選択できる孔を設けている。
したがって、工具を必要せずに切断刃を容易に交換で
き、かつ、厚さなどが相違する個々のシート材に最適な
角度で切断できるという効果を有する。請求項4〜請求
項6記載の発明のシート材切断装置は、ホルダの配置を
検出し、さらに、切断終了を検出するセンサがそれぞれ
設けられているため、的確な切断刃の交換時期が報知で
き、その迅速な交換が出来るという効果を有する。請求
項7〜請求10記載のシート材切断装置では、切断刃交
換時期を発光の点滅、音の断続、画面で表示し、さら
に、印字出力して表示できるため、的確な切断刃の交換
時期が容易に判明して、その迅速な交換が出来るという
効果を有する。請求項11記載のシート材切断装置は、
外部電源からの供給停止においても、切断枚数累積情報
の記録が保持されるとともに、切断刃交換時期の表示が
行われる。したがって、的確な切断刃の交換時期が停電
時にも報知でき、切断刃の交換時期が容易に判明して、
その迅速な交換が出来るという効果を有する。
【図1】本発明のシート材切断装置の実施例の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】図1中の替刃ホルダ及び滑動部の詳細な構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】実施例にあって、シート材の厚さに対応して、
その切断角度を調整するための切断角度調整機構を示す
斜視図である。
その切断角度を調整するための切断角度調整機構を示す
斜視図である。
【図4】図1中の回路基板の詳細な構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】実施例にあって、シート材切断装置を装備し、
切断刃の交換報知を行うファクシミリ装置例を示すブロ
ック図である。
切断刃の交換報知を行うファクシミリ装置例を示すブロ
ック図である。
【図6】図5中の切断刃の交換報知を行う機能構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図7】実施例にあって、切断刃の交換指示を報知する
画面表示例を示す説明図である。
画面表示例を示す説明図である。
【図8】実施例にあって、切断刃の交換指示の報知を画
面に表示した説明図である。
面に表示した説明図である。
【図9】実施例における動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
11 切断刃 12 替刃ホルダ 12a 選択孔 12b,12c 板バネ 13 滑動部 14,15 プーリ 17 駆動モータ 18,19 センサ 20 回路基板 21 制御部 P シート材 W ワイヤー
Claims (11)
- 【請求項1】 汎用的な切断刃と、この切断刃を着脱す
る切断刃着脱手段と、切断対象のシート材に応じて切断
刃の取り付け角度を調整する切断刃取り付け角度調整手
段と、上記切断刃着脱手段及び切断刃取り付け角度調整
手段とともに移動して上記シート材を上記切断刃で切断
する移動手段とを備えることを特徴とするシート材切断
装置。 - 【請求項2】 切断刃着脱手段は、滑動部と、この滑動
部と連結する連結部と、この連結部を介して切断刃を保
持する固定保持部とを備えることを特徴とする請求項1
記載のシート材切断装置。 - 【請求項3】 切断刃取り付け角度調整手段は、切断刃
の取り付け角度を変更するための複数の孔及び弾性をも
って押圧する弾性部材を備えたホルダと、切断刃を固定
するとともにピン部材を有し、このピン部材を上記ホル
ダの複数の孔中から選択した孔に上記ピンを移動して保
持するためのストッパを備えることを特徴とする請求項
1記載のシート材切断装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の構成に加え、切断刃の交
換時期を検出する交換時期検出手段と、切断刃着脱手段
での切断刃の有無を検知した切断刃有無検知信号を伝達
する信号伝達手段とを備えることを特徴とするシート材
切断装置。 - 【請求項5】 交換時期検出手段は、滑動部に切断刃ホ
ルダの装着の有無を検出する第1のセンサと、切断刃の
切断終了後の所定位置への配置を検出する第2のセンサ
とを備えることを特徴とするを請求項4記載のシート材
切断装置。 - 【請求項6】 信号伝達手段は、第1のセンサの信号端
子の先端に設けられ、検出信号を伝達する回路基板パタ
ーンと回転して接触する伝導球体と、この伝導球体を回
路基板パターンに押圧して保持する弾性部材を備えるこ
とを特徴とする請求項4記載のシート材切断装置。 - 【請求項7】 請求項1記載の構成に加え、切断刃有無
検知信号に基づいて切断刃の交換時期を表示する表示手
段と、切断刃交換時期を示す情報を印字して出力する印
字出力手段とを備えるシート材切断装置。 - 【請求項8】 表示手段及び印字出力手段は、予め設定
された切断刃の切断可能枚数を格納し、かつ、設定した
切断枚数の到達時に表示する情報を格納する情報格納部
と、切断刃有無検知信号を処理する検知信号処理部と、
上記切断刃有無検知信号に基づいた切断枚数を演算して
累積する情報判定・演算部と、この情報判定・演算部か
らの情報に基づいて格納された情報を抽出する情報抽出
部とを備えることを特徴とする請求項7記載のシート材
切断装置。 - 【請求項9】 表示手段は、切断可能な最後の枚数に近
い枚数で発光素子を点滅させ、又は音出力素子で断続音
を出力し、かつ、画面にメッセージを表示することを特
徴とする請求項7記載のシート材切断装置。 - 【請求項10】 印字出力手段は、切断可能枚数に近い
枚数から最後の枚数までの数値を印字して出力すること
を特徴とする請求項7記載のシート材切断装置。 - 【請求項11】 外部電源から供給停止及び当該装置が
装備されるシステム側での電源供給停止時に、移動手段
の駆動電源を内部電源に切り替える電源切り替え手段を
備え、切り替えた内部電源によって、切断枚数の累積情
報を記憶する記憶部のバックアップとともに、切断刃交
換時期の表示出力を行なうことを特徴とする請求項7記
載のシート材切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5107422A JPH06297393A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | シート材切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5107422A JPH06297393A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | シート材切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297393A true JPH06297393A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14458751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5107422A Pending JPH06297393A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | シート材切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06297393A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101068685B1 (ko) * | 2009-03-18 | 2011-09-29 | 주식회사 세미라인 | 비닐 백 커팅 유니트 |
CN104003238A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-27 | 济南米铎碳新能源科技有限公司 | 一种切割机构 |
CN108856588A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-11-23 | 安徽省亿嘉弘电器有限公司 | 一种平衡车控制线束截断装置 |
WO2020071649A1 (ko) * | 2018-10-05 | 2020-04-09 | 주식회사 엘지화학 | 배터리 셀의 테이프 부착 장치 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP5107422A patent/JPH06297393A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101068685B1 (ko) * | 2009-03-18 | 2011-09-29 | 주식회사 세미라인 | 비닐 백 커팅 유니트 |
CN104003238A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-08-27 | 济南米铎碳新能源科技有限公司 | 一种切割机构 |
CN104003238B (zh) * | 2014-05-30 | 2016-09-14 | 济南米铎碳新能源科技有限公司 | 一种切割机构 |
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