JPH0629617B2 - クラツチ装置 - Google Patents
クラツチ装置Info
- Publication number
- JPH0629617B2 JPH0629617B2 JP59232434A JP23243484A JPH0629617B2 JP H0629617 B2 JPH0629617 B2 JP H0629617B2 JP 59232434 A JP59232434 A JP 59232434A JP 23243484 A JP23243484 A JP 23243484A JP H0629617 B2 JPH0629617 B2 JP H0629617B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- cam
- clutch
- input shaft
- clutch ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/22—Friction clutches with axially-movable clutching members
- F16D13/24—Friction clutches with axially-movable clutching members with conical friction surfaces cone clutches
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、4輪駆動車の2輪−4輪切換え等に供され
るクラッチ装置に関する。
るクラッチ装置に関する。
[技術的背景及び問題点] 従来のこの種のクラッチ装置としては、例えば自動車工
学1981年1月号第72頁(株式会社鉄道日本社昭和
56年1月1日発行)に記載されたようなものがある。
これは、トランスファ装置を示すもので入力軸側と出力
側の回転体としてのチェーンホイルとの双方にスプライ
ン部を形成し、2輪−4輪切換えスリーブで両者の連
結、解除を行うことにより、入力軸から回転体への動力
伝達を断続するようにしたものである。このため、走行
中の切換え連結時に入力側と回転体側との同期を行わせ
る必要が有る場合はシンクロ機構が必要とする。
学1981年1月号第72頁(株式会社鉄道日本社昭和
56年1月1日発行)に記載されたようなものがある。
これは、トランスファ装置を示すもので入力軸側と出力
側の回転体としてのチェーンホイルとの双方にスプライ
ン部を形成し、2輪−4輪切換えスリーブで両者の連
結、解除を行うことにより、入力軸から回転体への動力
伝達を断続するようにしたものである。このため、走行
中の切換え連結時に入力側と回転体側との同期を行わせ
る必要が有る場合はシンクロ機構が必要とする。
しかしながら、この種の装置は、車両の極く限られたス
ペースに配置する必要があるためできるだけ小型化を図
らなければならず、装置内部のスペースも著しく制限さ
れている。このため、シンクロ機構も小型化が強いら
れ、、十分な容量を得られない恐れがあった。特に、4
輪駆動車の2輪−4輪切換え等には大きなトルク変動を
伴ないシンクロ機構の寿命が相乗的に短縮される恐れが
あった。
ペースに配置する必要があるためできるだけ小型化を図
らなければならず、装置内部のスペースも著しく制限さ
れている。このため、シンクロ機構も小型化が強いら
れ、、十分な容量を得られない恐れがあった。特に、4
輪駆動車の2輪−4輪切換え等には大きなトルク変動を
伴ないシンクロ機構の寿命が相乗的に短縮される恐れが
あった。
[発明の目的] この発明は上記の問題点に鑑み創案されたもので、シン
クロ機構を必要とせずに回転中の円滑な連結を得ること
のできるクラッチ装置の提供を目的とする。
クロ機構を必要とせずに回転中の円滑な連結を得ること
のできるクラッチ装置の提供を目的とする。
[発明の構成] 上記目的を達成するためにこの発明は、駆動装置から回
転力を受ける前又は後輪連結の入力軸と、この入力軸に
スラスト方向の位置が規制され回転自在に支持された後
又は前輪連結の出力軸側の回転体と、前記入力軸に回転
自在で、かつ、操作部材により保持されているところの
スラスト方向の所定の位置からスラスト方向回転体側へ
前記操作部材により移動操作可能なクラッチリングと、
入力軸に対しスラスト方向へ移動可能で回転不能なカム
リングと、前記回転体とクラッチリングとの対向面に形
成されクラッチリングのスラスト方向回転体側への移動
により両者を摩擦締結するクラッチ手段と、前記クラッ
チリングとカムリングとの対向面に形成され両者の相対
的なずれによってクラッチリングをスラスト方向回転体
側へ移動させる凹部と突起からなるカム手段と、急激な
移動操作に基づく前記クラッチリングとカムリングとの
所定以上のずれを規制するストッパと、前記カムリング
と入力軸側との間に形成され前記クラッチリングが前記
所定の位置にある状態でカムリングをスラスト方向カム
手段側へ押圧付勢する付勢手段とよりなる構成とした。
転力を受ける前又は後輪連結の入力軸と、この入力軸に
スラスト方向の位置が規制され回転自在に支持された後
又は前輪連結の出力軸側の回転体と、前記入力軸に回転
自在で、かつ、操作部材により保持されているところの
スラスト方向の所定の位置からスラスト方向回転体側へ
前記操作部材により移動操作可能なクラッチリングと、
入力軸に対しスラスト方向へ移動可能で回転不能なカム
リングと、前記回転体とクラッチリングとの対向面に形
成されクラッチリングのスラスト方向回転体側への移動
により両者を摩擦締結するクラッチ手段と、前記クラッ
チリングとカムリングとの対向面に形成され両者の相対
的なずれによってクラッチリングをスラスト方向回転体
側へ移動させる凹部と突起からなるカム手段と、急激な
移動操作に基づく前記クラッチリングとカムリングとの
所定以上のずれを規制するストッパと、前記カムリング
と入力軸側との間に形成され前記クラッチリングが前記
所定の位置にある状態でカムリングをスラスト方向カム
手段側へ押圧付勢する付勢手段とよりなる構成とした。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの発明の一実施例を説明する。
第1図は、4輪駆動車に使用されるトランスファ装置の
2輪−4輪切換え部分を示している。入力軸1は、図示
しないトランスファケースにベアリング3を介して回転
自在に支持され、図外の駆動装置としてのエンジン側か
ら回転力を受けるように構成されている。この入力軸1
には出力側の回転体としてのチェーンホイール5が回転
自在に支持されている。チェーンホイール5のスラスト
方向側、は、入力軸1の段付部1aとサークリップ7と
により位置規制されている。このチェーンホイール5に
は図示しないチェーンが巻回され、前輪側へ動力伝達が
できるように構成されている。
2輪−4輪切換え部分を示している。入力軸1は、図示
しないトランスファケースにベアリング3を介して回転
自在に支持され、図外の駆動装置としてのエンジン側か
ら回転力を受けるように構成されている。この入力軸1
には出力側の回転体としてのチェーンホイール5が回転
自在に支持されている。チェーンホイール5のスラスト
方向側、は、入力軸1の段付部1aとサークリップ7と
により位置規制されている。このチェーンホイール5に
は図示しないチェーンが巻回され、前輪側へ動力伝達が
できるように構成されている。
一方、チェーンホイール5のスラスト方向一側には、ス
ラスト方向の所定の位置にあって、クラッチ締結しない
状態で入力軸1に回転自在に支持されたクラッチリング
9が配置されている。このクラッチリング9の外周部に
は周溝9aが形成されており、図示しないフォークが係
合され、このフォークは採作レバーによって前記所定の
位置からチェーンホイール5側へ操作可能となってい
る。従って、クラッチリング9はスラスト方向へ移動操
作可能に構成されている。
ラスト方向の所定の位置にあって、クラッチ締結しない
状態で入力軸1に回転自在に支持されたクラッチリング
9が配置されている。このクラッチリング9の外周部に
は周溝9aが形成されており、図示しないフォークが係
合され、このフォークは採作レバーによって前記所定の
位置からチェーンホイール5側へ操作可能となってい
る。従って、クラッチリング9はスラスト方向へ移動操
作可能に構成されている。
前記チェーンホイール5とクラッチリング9との間に
は、クラッチリンク9のスラスト方向チェーンホイール
5側への移動により両者を摩擦締結するクラッチ手段1
1が設けられている。このクラッチ手段11はクラッチ
リング9の、チェーンホイール5と対向する面に、先端
側が小径となるように設けられた外コーン面11aとチ
ェーンホイール5の、クラッチリング9と対向する面
に、前記外コーン11bと対応するように設けられた内
コーン面11bとによって構成されている。
は、クラッチリンク9のスラスト方向チェーンホイール
5側への移動により両者を摩擦締結するクラッチ手段1
1が設けられている。このクラッチ手段11はクラッチ
リング9の、チェーンホイール5と対向する面に、先端
側が小径となるように設けられた外コーン面11aとチ
ェーンホイール5の、クラッチリング9と対向する面
に、前記外コーン11bと対応するように設けられた内
コーン面11bとによって構成されている。
さらに前記入力軸1にはスプライン手段12を介して嵌
合されスラスト方向へ移動可能で、入力軸1に対して回
転不能なカムリング13が嵌合されている。
合されスラスト方向へ移動可能で、入力軸1に対して回
転不能なカムリング13が嵌合されている。
前記クラッチリング9とカムリング13との間にはカム
手段15が設けられている。このカム手段15はクラッ
チリング9の側面に周方向複数設けられたスラスト方向
に凹んだカム凹部15aと、このカム凹部15aに嵌合
し、カムリング13に形成された複数のカム突起15b
とからなっている。従って、カムリング13が入力軸1
側に略一体化された場合、カム手段15はクラッチリン
グ9とカムリング13との相対的なずれによってクラッ
チリング9をスラスト方向チェーンホイール5側へ移動
させるように構成されている。また、カム凹部15aと
カム突起15bとの端部にはスラスト方向に平行な第1
ストッパ面16a、第2ストッパ面16bから形成され
ている。これら第1ストッパ面16a、第2ストッパ面
16bはカム手段15の動きを規制し、クラッチリング
9とカムリング13との所定以上のずれを規制するスト
ッパを構成している。
手段15が設けられている。このカム手段15はクラッ
チリング9の側面に周方向複数設けられたスラスト方向
に凹んだカム凹部15aと、このカム凹部15aに嵌合
し、カムリング13に形成された複数のカム突起15b
とからなっている。従って、カムリング13が入力軸1
側に略一体化された場合、カム手段15はクラッチリン
グ9とカムリング13との相対的なずれによってクラッ
チリング9をスラスト方向チェーンホイール5側へ移動
させるように構成されている。また、カム凹部15aと
カム突起15bとの端部にはスラスト方向に平行な第1
ストッパ面16a、第2ストッパ面16bから形成され
ている。これら第1ストッパ面16a、第2ストッパ面
16bはカム手段15の動きを規制し、クラッチリング
9とカムリング13との所定以上のずれを規制するスト
ッパを構成している。
前記カムリング13と入力軸1側としてのベアリング3
のインナーレースとの間にはカムリング13をベアリン
グ3側へ後退可能とする間隙17が設けられている。こ
の間隙17内において、カムリング13とベアリング3
のインナーレースとの間に付勢手段としての板ばね19
が介設されている。従って、板ばね19はカムリング1
3をスラスト方向カム手段側へ押圧付勢するように構成
されている。
のインナーレースとの間にはカムリング13をベアリン
グ3側へ後退可能とする間隙17が設けられている。こ
の間隙17内において、カムリング13とベアリング3
のインナーレースとの間に付勢手段としての板ばね19
が介設されている。従って、板ばね19はカムリング1
3をスラスト方向カム手段側へ押圧付勢するように構成
されている。
このとき(クラッチ締結していないとき)、クラッチリ
ング9は、スラスト方向で所定の位置に保持され、チェ
ーンホイール5とは僅かの隙間を有している。
ング9は、スラスト方向で所定の位置に保持され、チェ
ーンホイール5とは僅かの隙間を有している。
また、前記チェーンホイール5には第1スプライン部2
3が形成され、入力軸1に噛合されたリング25には第
2スプライン部27が形成されている。第2スプライン
部27には第1スブライン部23を第2スプライン部2
7とを連結するスリーブ29が噛合されている。このス
リーブ29の移動はクラッチリング9を操作する操作レ
バーに連動させ、操作レバーの第1段階の操作によりク
ラッチリング9が移動され、第2段階の操作によりスリ
ーブ29が移動されるように構成されている。
3が形成され、入力軸1に噛合されたリング25には第
2スプライン部27が形成されている。第2スプライン
部27には第1スブライン部23を第2スプライン部2
7とを連結するスリーブ29が噛合されている。このス
リーブ29の移動はクラッチリング9を操作する操作レ
バーに連動させ、操作レバーの第1段階の操作によりク
ラッチリング9が移動され、第2段階の操作によりスリ
ーブ29が移動されるように構成されている。
次に上記一実施例の作用について述べる。
クラッチリング9の移動操作が行われず、クラッチ手段
11の締結が行われないときは、入力軸1の駆動力はチ
ェーンホイール5へは伝達されず、後輪駆動軸側へのみ
伝達される。このため車両は2輪駆動の状態で走行する
ことができる。
11の締結が行われないときは、入力軸1の駆動力はチ
ェーンホイール5へは伝達されず、後輪駆動軸側へのみ
伝達される。このため車両は2輪駆動の状態で走行する
ことができる。
車両が悪路に入り、走行中に4輪駆動に切換える必要が
生じたときには、図外の操作レバーにより図示しないフ
ォークを移動させ、クラッチリング9をチェーンホイー
ル5側へ移動される。この移動によりクラッチ手段の外
コーン面11aと内コーン面11bとが摩擦係合する。
当初締結力は弱く、両者はすべりを起すが、クラッチリ
ング9がチェーンホイール5側から抵抗を受けて入力軸
1とは回転方向に対して相対的なずれを起す。このた
め、第2図(a)に示すように、カム凹部15aがカム突
起15bから押圧力を受け、クラッチリング9はスラス
ト方向チェーンホイール5側へ移動される。この移動に
より外コーン面11aと内コーン面11bとの締結力は
強化される。
生じたときには、図外の操作レバーにより図示しないフ
ォークを移動させ、クラッチリング9をチェーンホイー
ル5側へ移動される。この移動によりクラッチ手段の外
コーン面11aと内コーン面11bとが摩擦係合する。
当初締結力は弱く、両者はすべりを起すが、クラッチリ
ング9がチェーンホイール5側から抵抗を受けて入力軸
1とは回転方向に対して相対的なずれを起す。このた
め、第2図(a)に示すように、カム凹部15aがカム突
起15bから押圧力を受け、クラッチリング9はスラス
ト方向チェーンホイール5側へ移動される。この移動に
より外コーン面11aと内コーン面11bとの締結力は
強化される。
このとき、急激な操作等により外コーン面11aと内コ
ーン面11bとの締結の所定以上のトルクが発生する
と、このトルクの反力がクラッチリング9を介してカム
手段15に作用する。このため、カムリング9が間隙1
7側へ板ばね19の付勢力に抗して後退移動し、カム凹
部15aとカム突起15bとがさらに回転方向へずれる
が、このとき、第2図(b)に示すように第1ストッパ面
16aと第2ストッパ面16bとの当接によりカム手段
15の動きが規制され、クラッチリング9とカムリング
13との回転方向へのずれが規制される。このため、外
コーン面11aと内コーン面11bとの締結のためのス
ラスト力の増加が抑制され、所定以上のトルク反力が生
じてもクラッチ手段11の円滑な締結が期待できる。
ーン面11bとの締結の所定以上のトルクが発生する
と、このトルクの反力がクラッチリング9を介してカム
手段15に作用する。このため、カムリング9が間隙1
7側へ板ばね19の付勢力に抗して後退移動し、カム凹
部15aとカム突起15bとがさらに回転方向へずれる
が、このとき、第2図(b)に示すように第1ストッパ面
16aと第2ストッパ面16bとの当接によりカム手段
15の動きが規制され、クラッチリング9とカムリング
13との回転方向へのずれが規制される。このため、外
コーン面11aと内コーン面11bとの締結のためのス
ラスト力の増加が抑制され、所定以上のトルク反力が生
じてもクラッチ手段11の円滑な締結が期待できる。
この場合、カムリング13は板ばね19によりクラッチ
リング9側に押されているので、カム凹部15aとカム
突起15bとが常に当接しており、カム手段15は素早
く、回転ずれに基づくカム押圧作用を行なうことができ
る。
リング9側に押されているので、カム凹部15aとカム
突起15bとが常に当接しており、カム手段15は素早
く、回転ずれに基づくカム押圧作用を行なうことができ
る。
ついで、前記操作レバーを第2段階に操作すると、スリ
ーブ29が移動され、第1スプライン部23と第2スプ
ライン部27との連結が行われチェーンホイール5と入
力軸との連結が補強される。従って、車両の走行中にお
いても4輪駆動への切換えができ、悪路での走行も容易
なものとなる。
ーブ29が移動され、第1スプライン部23と第2スプ
ライン部27との連結が行われチェーンホイール5と入
力軸との連結が補強される。従って、車両の走行中にお
いても4輪駆動への切換えができ、悪路での走行も容易
なものとなる。
前記操作レバーを1段戻せばスリーブ29での連結が解
除され、2段戻せばクラッチリング9での連結が解除さ
れる。
除され、2段戻せばクラッチリング9での連結が解除さ
れる。
前述の2−4輪切換は、カム手段15がスラスト方向突
出のカム突起及びカム凹部により構成されているもので
あるから、入力軸1の回転方向のいかんに拘らず可能と
なる。このため、前記切換は、車両の前進時及び後進時
共に達成されるものとなる。
出のカム突起及びカム凹部により構成されているもので
あるから、入力軸1の回転方向のいかんに拘らず可能と
なる。このため、前記切換は、車両の前進時及び後進時
共に達成されるものとなる。
なお、この発明は上記一実施例に限定されるものではな
い。例えば、第1スプライン部23、第2スプライン部
27、及びスリーブ29は省略することもできる。スト
ッパはクラッチリング9と入力軸1との間に構成するこ
ともできる。
い。例えば、第1スプライン部23、第2スプライン部
27、及びスリーブ29は省略することもできる。スト
ッパはクラッチリング9と入力軸1との間に構成するこ
ともできる。
[発明の効果] 以上より明らかなように、この発明の構成によれば、回
転中であってもクラッチリングの移動操作により、クラ
ッチ手段の摩擦締結を介して入力軸と回転体とを円滑に
連結させることができ、しかも、カム手段によるサーボ
作用によって強固な連結を得ることができる。従って、
シンクロ機構を必要とすることなく、シンクロ機構に起
因する問題点を排斤することができる。しかも、急激な
操作等により回転体側から一定以上のトルク反力が作用
した場合にはクラッチリングとカムリングとがさらに回
転方向へずれを起すが、このずれによってカムリングが
付勢手段に抗しては後退し、このずれがストッパによっ
て規制される。このため、カム手段のスラスト力が増加
しなくなり、クラッチ手段をショック少なく締結させる
ことができる。
転中であってもクラッチリングの移動操作により、クラ
ッチ手段の摩擦締結を介して入力軸と回転体とを円滑に
連結させることができ、しかも、カム手段によるサーボ
作用によって強固な連結を得ることができる。従って、
シンクロ機構を必要とすることなく、シンクロ機構に起
因する問題点を排斤することができる。しかも、急激な
操作等により回転体側から一定以上のトルク反力が作用
した場合にはクラッチリングとカムリングとがさらに回
転方向へずれを起すが、このずれによってカムリングが
付勢手段に抗しては後退し、このずれがストッパによっ
て規制される。このため、カム手段のスラスト力が増加
しなくなり、クラッチ手段をショック少なく締結させる
ことができる。
第1図はこの発明の一実施例に係る断面図、第2図はカ
ム手段の断面図である。 1……入力軸、5……チェーンホイール(回転体) 9……クラッチリング、11……クラッチ手段 13……カムリング、15……カム手段 16a……第1ストッパ面 (ストッパ) 16b……第2ストッパ面 (ストッパ) 19……板ばね(付勢手段)
ム手段の断面図である。 1……入力軸、5……チェーンホイール(回転体) 9……クラッチリング、11……クラッチ手段 13……カムリング、15……カム手段 16a……第1ストッパ面 (ストッパ) 16b……第2ストッパ面 (ストッパ) 19……板ばね(付勢手段)
Claims (1)
- 【請求項1】駆動装置から回転力を受ける前又は後輪連
結の入力軸と、この入力軸にスラスト方向の位置が規制
され回転自在に支持された後又は前輪連結の出力軸側の
回転体と、前記入力軸に回転自在で、かつ、操作部材に
より保持されているところのスラスト方向の所定の位置
からスラスト方向回転体側へ前記操作部材により移動操
作可能なクラッチリングと、入力軸に対しスラスト方向
へ移動可能で回転不能なカムリングと、前記回転体とク
ラッチリングとの対向面に形成されクラッチリングのス
ラスト方向回転体側への移動により両者を摩擦締結する
クラッチ手段と、前記クラッチリングとカムリングとの
対向面に形成され両者の相対的なずれによってクラッチ
リングをスラスト方向回転体側へ移動させる凹部と突起
とからなるカム手段と、急激な移動操作に基づく前記ク
ラッチリングとカムリングとの所定以上のずれを規制す
るストッパと、前記カムリングと入力軸側との間に形成
され前記クラッチリングが前記所定の位置にある状態で
カムリングをスラスト方向カム手段側へ押圧付勢する付
勢手段とよりなることを特徴とするクラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59232434A JPH0629617B2 (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 | クラツチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59232434A JPH0629617B2 (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 | クラツチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61112828A JPS61112828A (ja) | 1986-05-30 |
JPH0629617B2 true JPH0629617B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=16939196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59232434A Expired - Lifetime JPH0629617B2 (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 | クラツチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629617B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4569261B2 (ja) * | 2004-10-28 | 2010-10-27 | 日産自動車株式会社 | 変速機の同期装置 |
JP2006125520A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Nissan Motor Co Ltd | 変速機の同期装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS445771Y1 (ja) * | 1966-02-04 | 1969-03-03 |
-
1984
- 1984-11-06 JP JP59232434A patent/JPH0629617B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61112828A (ja) | 1986-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0366927A (ja) | 動力伝達装置 | |
US3872737A (en) | Selector for a transmission | |
US4177886A (en) | Parking brake mechanism for motor vehicle equipped with power transmission with torque converter | |
EP1286081B1 (en) | Power transmission mechanism for use in toy vehicle with engine | |
JPS6211707Y2 (ja) | ||
FI60763B (fi) | Kopplingsanordning foer friktionskoppling | |
JPH0629617B2 (ja) | クラツチ装置 | |
US4151902A (en) | Parking brake mechanism for motor vehicle equipped with power transmission with torque converter | |
JPH0617853A (ja) | 回転伝達装置 | |
JPS6140602Y2 (ja) | ||
JPS636375B2 (ja) | ||
US4685352A (en) | Power distributing mechanism | |
JPH0629616B2 (ja) | クラツチ装置 | |
WO2023135870A1 (ja) | 動力伝達経路切換装置および2段変速機 | |
JP2527201B2 (ja) | 自動二輪車等の車輌用後退装置 | |
JP3049130B2 (ja) | 車両の駆動力伝達装置 | |
JP2569052B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
GB2278897A (en) | Rotation transmission device | |
JPH0139966Y2 (ja) | ||
JPH0434102Y2 (ja) | ||
JPS6214447Y2 (ja) | ||
JPS61294219A (ja) | バツクトルク低減装置 | |
JPH1148818A (ja) | ハブクラッチ | |
JPH0356686Y2 (ja) | ||
JPH0756292B2 (ja) | バツクトルク低減装置 |