JPH0629551A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JPH0629551A
JPH0629551A JP20722592A JP20722592A JPH0629551A JP H0629551 A JPH0629551 A JP H0629551A JP 20722592 A JP20722592 A JP 20722592A JP 20722592 A JP20722592 A JP 20722592A JP H0629551 A JPH0629551 A JP H0629551A
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JP
Japan
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voltage
gate
circuit
mosfet
supply voltage
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Application number
JP20722592A
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English (en)
Inventor
Atsuo Omiya
厚生 近江谷
Masaru Kaneko
優 金子
Kenichi Ishibashi
謙一 石橋
Masaru Iwabuchi
勝 岩渕
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Hitachi Ltd
Renesas Semiconductor Package and Test Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Hokkai Semiconductor Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読み出し動作電圧範囲を拡大できる半導体記
憶装置を提供する。 【構成】 電源電圧の上昇に対して一定のレベルにレベ
ルクランプされたワード線の選択レベルに対して低いし
きい値電圧か高いしきい値電圧かを持つようにされた記
憶素子がワード線とデータ線の交点にマトリックス配置
されてなるメモリアレイからのメモリ電流をセンスする
回路として、ソース入力の増幅MOSFETと、この増
幅MOSFETのドレインと電源電圧との間に設けら
れ、ゲートに電源電圧を基準にしたほぼ一定電圧が供給
されるPチャンネル型負荷MOSFETを用いる。 【効果】 Pチャンネル型負荷MOSFETのゲート,
ソース間電圧が一定にされているから、電源電圧VCC
の上昇に無関係にほぼ一定の電圧−電流特性を用いて正
確にメモリ電流を識別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、例えばEPROM(イレーザブル&プログラマブル
・リード・オンリー・メモリ)に利用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】EPROMに関しては、例えば1990
年アイ・エス・エス・シー・シー・ダイジェスト オブ
テクニカル ペーパーズ,第56頁(ISSCC DIG
EST OFTHCHNICAL PAPERS P.56)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなEPROM
では、メモリセルはワード線の選択レベルに対して低い
しきい値電圧か高いしきい値電圧かを持つようにされ
る。このとき、ワード線の選択レベルが電源電圧の上昇
に伴い上昇したのでは、メモリセルが高いしきい値電圧
を持つようにされたにもかかわらず、ワード線の選択レ
ベルの上昇にともないメモリ電流を流すようにされてし
まう。このため、ワード線には選択レベルが一定レベル
以上に高くならないようにレベルクランプ回路が設けら
れる。
【0004】センスアンプの初段増幅回路として、ソー
ス入力の増幅MOSFETと、この増幅MOSFETに
直列に挿入されたPチャンネル型負荷MOSFETが用
いられる。このPチャンネル型負荷MOSFETのゲー
トは、回路の接地点に接続されることによって定常的に
オン状態にされる。このPチャンネル型MOSFET
は、図5の電流−電圧特性図に示すようなゲート,ソー
ス間電圧VGSをパラメータとする特性曲線を持つ。例
えば、比較的小さなゲート,ソース間電圧のもとでは、
メモリ電流I1が流れると、上記特性曲線上の交点bに
対応した比較的大きなドレイン,ソース間電圧VDSB
を持つようにされる。これに対して、メモリ電流が0な
ら原点aに対応して理論的にはドレイン,ソース間電圧
は0になる。このようなメモリ電流に対応してVCC−
VDSBのようなロウレベルと、VCC−0のようなハ
イレベルのセンス出力を形成する。
【0005】しかしながら、上記のようにPチャンネル
型MOSFETのゲートに接地電位を供給したのでは、
ゲートとソース間電圧VGSは電源電圧VCCに対応し
た電圧となる。このゲート,ソース間電圧VGSが電源
電圧VCCの上昇に伴って大きくなると、飽和領域に対
応したドレイン電流が大きくなる。したがって、ワード
線のクランプ作用によって、記憶素子の低いしきい値電
圧に対応したメモリ電流がI1やI2のように比較的小
さな一定電流に制限されるため、ドレイン,ソース間電
圧VDSCのように小さなレベルになってしまう。この
ようにドレイン,ソース間電圧VDSCのように小さな
電圧しか得られないときには、記憶素子の高いしきい値
電圧に対応したメモリ電流が0か小さな電流しか流れな
いときのドレイン,ソース間電圧との差が小さくなり、
読み出しが行われる記憶素子のメモリ電流の大小の識別
が困難になってしまう。
【0006】この発明の目的は、読み出し動作電圧範囲
を拡大できる半導体記憶装置を提供することにある。こ
の発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、電源電圧の上昇に対して一
定のレベルにレベルクランプされたワード線の選択レベ
ルに対して低いしきい値電圧か高いしきい値電圧かを持
つようにされた記憶素子がワード線とデータ線の交点に
マトリックス配置されてなるメモリアレイからのメモリ
電流をセンスする回路として、ソース入力の増幅MOS
FETと、この増幅MOSFETのドレインと電源電圧
との間に設けられ、ゲートに電源電圧を基準にしたほぼ
一定電圧が供給されるPチャンネル型負荷MOSFET
を用いる。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、Pチャンネル型負荷M
OSFETのゲート,ソース間電圧が一定にされている
から、電源電圧VCCの上昇に無関係にほぼ一定の電圧
−電流特性を用いて正確にメモリ電流を識別することが
できる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明に係るEPROMの一実
施例であるメモリアレイ部と主要な周辺回路の回路図が
示されている。同図の各回路素子は、特に制限されない
が、公知のCMOS(相補型MOS)集積回路の製造技
術によって、1個の単結晶シリコンのような半導体基板
上において形成される。同図において、PチャンネルM
OSFETは、そのチャンネル(バックゲート)部に矢
印が付加されることによってNチャンネルMOSFET
と区別される。このことは他の図面においても同様であ
る。
【0010】特に制限されないが、集積回路は、単結晶
P型シリコンからなる半導体基板に形成される。Nチャ
ンネルMOSFETは、かかる半導体基板表面に形成さ
れたソース領域、ドレイン領域及びソース領域とドレイ
ン領域との間の半導体基板表面に薄い厚さのゲート絶縁
膜を介して形成されたポリシリコンからなるようなゲー
ト電極から構成される。PチャンネルMOSFETは、
上記半導体基板表面に形成されたN型ウェル領域に形成
される。これによって、半導体基板は、その上に形成さ
れた複数のNチャンネルMOSFETの共通の基板ゲー
トを構成し、回路の接地電位が供給される。N型ウェル
領域は、その上に形成されたPチャンネルMOSFET
の基板ゲートを構成する。PチャンネルMOSFETの
基板ゲートすなわちN型ウェル領域は、電源電圧VCC
に結合される。ただし、高電圧回路であれば、それに対
応するPチャンネルMOSFETが形成されるN型ウェ
ル領域は、外部から与えられる高電圧VPP、内部発生
高電圧等に接続される。
【0011】集積回路は、単結晶N型シリコンからなる
半導体基板上に形成してもよい。この場合、Nチャンネ
ルMOSFETと不揮発性記憶素子はP型ウェル領域に
形成され、PチャンネルMOSFETはN型基板上に形
成される。なお、この発明において、MOSFETは絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ(IGFET)の意味
で用いている。
【0012】上記メモリアレイとして、代表として例示
的に8つのメモリセルM1〜M8がが例示的に示されて
いる。すなわち、例示的に示されているコントロールゲ
ートとフローティングゲートを有するスタックドゲート
構造のメモリセル(不揮発性メモリ素子…MOSFET
M1〜M8)と、ワード線W0〜Wm及びデータ線D
0、D1〜Dj、Dj+1によりメモリアレイが構成さ
れている。
【0013】上記例示的に示されているメモリアレイに
おいて、同じ行に配置されたメモリセルM1とM2及び
M5とM6(M3とM4及びM7とM8)のコントロー
ルゲートは、それぞれ対応するワード線W0(Wm)に
接続される。ワード線W0,Wmは、ワードドライバを
構成するレベル変換回路LVC0,LVCmにより駆動
される。アドレスデコーダ回路DECの出力がロウレベ
ルにされると、カット用MOSFETQ1を通してロウ
レベルが伝えられてNチャンネル型MOSFETQ3は
オフ状態に、Pチャンネル型MOSFETQ2はオン状
態となり、高電圧VPPがワード線W0に伝えられる。
上記アドレスデコーダ回路DECの出力信号がハイレベ
ルのときには、カット用MOSFETQ1を通してNチ
ャンネル型MOSFETQ3はオン状態にし、ワード線
W0を回路の接地電位のようなロウレベルに低下させ
る。このロウレベルにより帰還用のPチャンネル型MO
SFETQ4がオン状態となって、入力信号を高電圧V
PPまで高くするので、Pチャンネル型MOSFETQ
2をオフ状態にすることができる。このような入力信号
の上昇に伴いカット用MOSFETQ1がオフ状態にな
るため、高電圧VPPから電源電圧VCCで動作してハ
イレベルの出力信号を形成しているデコーダ回路DEC
向かって直流電流が流れるのが防止される。読み出し動
作のときには、VPPはVCCに切り替えられる。
【0014】読み出し動作において、電源電圧VCCの
上昇によりワード線の選択レベルが上昇したのでは、相
対的に高いしきい値電圧を持つようにされたメモリセル
の情報電荷が失われた結果になってしまう。そこで、上
記レベル変換回路LVC0,LVCmの出力信号は、例
示的に示されているデプレッション型MOSFETQ
9,Q10を介して対応するワード線W0,Wmに伝え
られる。このデプレッション型MOSFETQ9,Q1
0のゲートには、制御信号PROGが供給される。この
信号PROGは、書き込み動作のとのにはVPPに対応
した比較的高い電圧にされるので、上記のようなレベル
変換回路LVC0,LVCm等で形成されたVPPに対
応した高電圧をワード線W0,Wm等に伝えることがで
きる。この信号PROGは、読み出し動作のとのには回
路の接地電位に対応した0Vにされる。これにより、レ
ベル変換回路LVC0,LVCm等により電源電圧VC
Cに対応した選択レベルが出力されるにもかかわらず、
ワード線W0,Wmの選択レベルはこれらデプレッショ
ン型MOSFETQ9,Q10のしきい値電圧により制
限される。
【0015】上記メモリアレイにおいて、同じ列に配置
されたメモリセルM1,M3とM2とM4ドレインは、
それぞれ対応するデータ線D0とD1に接続され、メモ
リセルM5,M7とM6とM8ドレインは、それぞれ対
応するデータ線DjとDj+1に接続されている。メモ
リセルM1〜M8のソースは、共通ソース線CSに接続
される。
【0016】特に制限されないが、8ビット(あるいは
16ビット等)のような複数ビットの単位での書き込み
/読み出しを行うため、上記メモリアレイは、合計で8
組(あるいは16組等)のように複数組設けられるよう
構成される。同図には、そのうちの1ビット分の回路が
示されている。
【0017】上記1つのメモリアレイを構成する各デー
タ線D0〜Dj+1は、図示しないY系デコーダによっ
て形成された選択信号Y0,Y1〜Yj,Yj+1を受
けるYゲートを構成するカラム(列)選択スイッチMO
SFETQ20,Q21〜Q24,Q25を介して、共
通データ線CDに接続される。共通データ線CDは、書
き込み負荷回路WA0の出力端子に接続される。この書
き込み負荷回路WA0は、8ビット構成のデータ端子に
対応した外部端子D0〜D7のうち、対応するD0端子
から入力される書込み信号を受ける書込み用のデータ入
力バッファの出力信号Diを受けるMOSFETQ15
及び制御信号PROGを受けるMOSFETQ17から
なる直列回路から構成され、高電圧端子VPPの電圧を
書き込みデータDiに対応して共通データ線CDに伝え
る。
【0018】上記共通データ線CDには、スイッチMO
SFETQ11を介してセンスアンプSA0の入力段回
路の入力端子に結合される。入力段の増幅動作を行うM
OSFETQ12,Q13と、その制御用インバータ回
路N1,N2とCMOSインバータ回路N3とで構成さ
れる回路をセンスアンプSA0と呼ぶ事とする。上記M
OSFETQ11は、制御信号PROGを受けるインバ
ータ回路N1の出力信号によって制御され、書き込み動
作のときにはオフ状態にされる。これにより、書き込み
時のおける共通データ線CDの比較的高い電位がセンス
アンプSA0の入力に供給されることを防いでいる。
【0019】読み出し動作において、共通データ線CD
に読み出されたメモリセルの記憶レベルは、読み出し時
にオン状態にされるMOSFETQ11を通して、その
ソースが接続されたNチャンネル型の増幅MOSFET
Q12のソースに供給される。この増幅MOSFETQ
12のドレインと電源電圧端子VCCとの間には、電圧
発生回路VGCにより形成されたゲート電圧VGがゲー
トに供給されたPチャンネル型の負荷MOSFETQ1
3が設けられる。上記負荷MOSFETQ13から、増
幅MOSFETQ12を介して選択されたメモリセルの
メモリ電流が流れるようにされる。
【0020】上記増幅MOSFETQ12の感度を高く
するため、特に制限されないが、読み出し入力信号は反
転増幅回路として作用するインバータ回路N2の入力に
供給される。反転増幅回路としてのインバータ回路N2
の出力信号は、上記増幅MOSFETQ12のゲートに
供給される。このようなインバータ回路N2の挿入によ
って、ゲートに与えられるバイアス電圧が大きくされる
ので増幅MOSFETQ12の感度が高くなる。
【0021】図6には、本発明が適用されたEPROM
の一実施例の全体のブロック図が示されている。同図に
おいて、複数のワード線と、これらのワード線と交差す
るように配置された複数のデータ線と、ワード線とデー
タ線との各交差部に設けられた前記のようなメモリセル
Mがマトリックス配置されてメモリアレイ(又はメモリ
マット)MAが構成される。メモリアレイMAにおい
て、前記図1と同様に横方向にワード線が延長するよう
配置され、ワード線にはメモリセルのコントロールゲー
トが結合される。また、縦方向にデータ線(又はビット
線あるいはディジット線とも呼ばれる場合がある。)と
ソース線が延長するよう配置される。これらのデータ線
とソース線には、メモリセルのドレインとソースがそれ
ぞれに対応して共通に接続される。
【0022】ADBは、アドレスバッファであり、外部
端子を介して供給される外部アドレス信号A0〜Aiを
受けて、X系のアドレス信号に応じた内部アドレス信号
axとY系のアドレス信号に応じた内部アドレス信号a
yを形成する。XDCは、X系デコーダであり、上記ア
ドレスバッファADBにより形成された内部アドレス信
号axをデコードして、この内部アドレス信号axに従
ったワード線を選択する。
【0023】YDCはY系デコーダであり、上記アドレ
スバッファADBにより形成された内部アドレス信号a
yをデコードして、内部アドレス信号ayに従ったデー
タ線を選択する。メモリアレイMAに設けられる複数の
データ線のうちの上記内部アドレス信号ayによって指
示された1本のデータ線を、共通データ線に結合させる
YゲートYGが設けられている。このYゲートYGは、
上記Y系デコーダYDCにより形成されたデータ線選択
信号を受けて、上記1本のデータ線をそれに対応した共
通データ線に接続させる。
【0024】このようにして、メモリアレイにおいて、
上記外部から供給されるアドレス信号A0〜Aiに対応
したX系の内部アドレス信号axとY系の内部アドレス
信号ayに従った1本のワード線と1本のデータ線が選
択され、この選択されたワード線とデータ線との交差部
に設けられたメモリセルが選択される。すなわち、選択
されたワード線及びデータ線に結合されたメモリセル
が、メモリアレイ内の複数のメモリセルから選択され
る。
【0025】1回のメモリアクセスにより複数個のメモ
リセルを選択するようにする場合、言い換えるならば、
複数ビットのデータの書き込み/読み出しを行うように
する場合、上記のようなメモリアレイMAが複数個設け
られる。特に制限されないが、この実施例では8ビット
の単位でのデータの書き込み/読み出しが行われるよう
にされる。このときには、上記のようなメモリアレイM
AとYゲートYGが8個設けられるが、同図には1つの
メモリアレイMAとYゲートYGが代表として例示的に
示されている。
【0026】本実施例においては、上記のように8個か
らなるそれぞれのメモリアレイMAから選択されたメモ
リセルに対して、ほゞ同時に書き込み動作あるいは読み
出し動作が行われる。すなわち、8ビット単位で情報の
書き込みあるいは読み出し動作が行われる。そのため
に、本実施例のEPROMには、8個の外部入出力端子
D0〜D7が設けられており、8個のメモリアレイMA
とそれに対応する外部入出力端子D0〜D7との間に、
データ入力バッファとデータ出力バッファからなる入出
力回路IOB、読み出し系の回路としてセンスアンプS
A、書き込み系の回路として書き込み負荷回路WAが設
けられている。これらのセンスアンプSAと書き込み負
荷回路WAは、上記のような8個からなるメモリアレイ
MA及びYゲートYGに応じて8個ずつ用意されて、そ
れぞれが外部入出力端子D0〜D7に対応している。す
なわち、同図のセンスアンプSAや書き込み負荷回路W
A等は、8個の単位回路から構成されている。
【0027】同図において、CLGは制御回路であり、
外部端子CEB、OEB及び、WEBと高電圧VPPに
供給される外部信号あるいは電圧と、上記内部回路から
の信号に応答して一連の動作に必要なタイミング信号を
形成する。例えば、制御回路CLGは、書き込みと読み
出し動作の制御のために、入出力回路IOBに信号線I
OCを通して制御信号を送出することの他、センスアン
プSAと書き込み負荷回路WAに制御信号PROGを供
給する。
【0028】端子CEBはチップイネーブル信号が入力
される制御用入力端子であり、OEBはアウトプットイ
ネーブル信号が入力される制御用入力端子であり、WE
Bはライトイネーブル信号が入力される制御用入力端子
である。また、VCCは、各回路に約5Vのような電源
電圧VCCを供給するための外部端子であり、GNDは
各回路ブロックに回路の接地電位0Vを供給するための
外部端子である。VPPは、書き込み時に12Vのよう
な高電圧が入力される高電圧端子である。
【0029】図2には、電圧発生回路VGCの一実施例
の回路図が示されている。この電圧発生回路VGCは、
前記図1のセンスアンプSAに設けられた負荷MOSF
ETQ13のゲートに供給されるゲート電圧VGを発生
させる。Nチャンネル型MOSFETQ3のゲートとド
レインは電源電圧VCCに接続される。このMOSFE
TQ3のソースはMOSFETQ4のゲートに供給され
る。MOSFETQ4のドレインは電源電圧VCCに接
続され、そのソースから電源電圧VCCを基準にした定
電圧VG(=VCC−2Vth)を出力する。ここで、2
VthはMOSFETQ3とQ4の合成しきい値電圧であ
る。
【0030】この実施例の電圧発生回路VGCは、上記
のように電源電圧VCCを基準にした定電圧VGを形成
してPチャンネル型MOSFETQ13を駆動する。こ
の構成では、電源電圧VCCの上昇に無関係にPチャン
ネル型MOSFETQ13のゲート,ソース間電圧がほ
ぼ一定になる。それ故、図5の特性図において、負荷M
OSFETQ13のゲート,ソース間電圧VGSが一定
であるので、メモリ電流が流れるとドレイン,ソース間
電圧がVDSBのような比較的大きな電圧を次段のCM
OSインバータ回路に出力することができる。なお、メ
モリ電流が流れないときには、a点のようにほぼドレイ
ン,ソース間電圧がほぼ0Vとなる。
【0031】図3には、電圧発生回路VGCの他の一実
施例の回路図が示されている。この電圧発生回路VGC
は、MOSFETQ3,Q4のソースにそれぞれ抵抗R
1,R2が設けられる。このような抵抗R1,R2の挿
入によって、電源電圧VCCが低いとき、電圧発生回路
VGCの出力がハイインピーダンス状態になるのを防
ぐ。すなわち、電源電圧VCCが2Vth以下のときでも
負荷MOSFETQ13を安定にオン状態にできる。例
えば、上記のようなMOSFETを3個以上のN個接続
して、VCC−N・Vthのような定電圧VGを出力する
ときには、電源電圧VCCが低い領域で出力電圧VGが
ハイインピーダンス状態になってしまうのを防ぐもので
ある。このように電源電圧VCCが低いときには、それ
に応じて負荷MOSFETのゲート,ソース間電圧を低
くなるから、前記のような不都合が生じない。
【0032】図4には、電圧発生回路VGCの更に他の
一実施例の回路図が示されている。この実施例では、電
圧発生回路VGCでの定常的な消費電流の発生を防止す
るために、スイッチSWが設けられる。このスイッチS
Wは、例えばPチャンネル型のスイッチMOSFET等
により簡単に構成できる。このスイッチSWをセンスア
ンプが動作状態にされる読み出しモードのときにのみオ
ン状態にするものである。これにより、電圧発生回路V
GCのMOSFETQ3と抵抗R1及びMOSFETQ
4と抵抗R2を通して定常的に直流電流が流れるのを防
止することができるものである。
【0033】上記抵抗R1,R2は、前記のように電源
電圧VCCが低いときに、負荷MOSFETQ13に回
路の接地電位のようなロウレベルを与えるものである。
それ故、その抵抗値は比較的大きく形成でき、これによ
り上記のようなスイッチSWを設けなくとも、そこに流
れる直流電流が全体の消費電流に比べて無視できる程度
に低くできる。
【0034】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すわなち、 (1) 電源電圧の上昇に対して一定のレベルにレベル
クランプされたワード線の選択レベルに対して低いしき
い値電圧か高いしきい値電圧かを持つようにされた記憶
素子がワード線とデータ線の交点にマトリックス配置さ
れてなるメモリアレイからのメモリ電流をセンスする回
路として、ソース入力の増幅MOSFETと、この増幅
MOSFETのドレインと電源電圧との間に設けられ、
ゲートに電源電圧を基準にしたほぼ一定電圧が供給され
るPチャンネル型負荷MOSFETを用いることによ
り、電源電圧VCCの上昇に無関係なほぼ一定の電圧−
電流特性によりメモリ電流を正確に識別することができ
るという効果が得られる。
【0035】(2) 上記(1)により、動作電圧範囲
の広い半導体記憶装置を得ることができるという効果が
得られる。
【0036】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、
記憶素子としては、EPROMに用いられるスタックド
ゲート構造のMOSトランジスタの他、書き込み動作も
トンネル現象を用いるFLOTOX型の不揮発性記憶素
子や記憶MOSFETのチャンネル領域に選択的な不純
物の導入により書き込みが行われるマスクROM等のよ
うにワード線の選択レベルに対して、高いしきい値電圧
か低いしきい値電圧かを持つようにされたメモリセルで
あれば何であってもよい。負荷MOSFETのゲート電
圧VGを形成する回路は、前記のように電源電圧VCC
を基準にした定電圧を発生させるものであれば何であっ
てもよい。例えば、前記のようなダーリントン形態のM
OSFETを用いるもの他、ゲートとドレインが接続さ
れたダイオード形態のMOSFETを複数個直列形態に
接続するとともに、抵抗等を接続してバイアス電流を流
すようにするもの、あるいはPN接合ダイオード、ショ
ットキーダイオード等の順方向電圧を利用する等、種々
の実施例形態を採ることができる。この発明に係る半導
体記憶装置は、マイクロコンピュータ等のようなディジ
タル半導体集積回路装置に内蔵されてもよい。
【0037】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、電源電圧の上昇に対して一
定のレベルにレベルクランプされたワード線の選択レベ
ルに対して低いしきい値電圧か高いしきい値電圧かを持
つようにされた記憶素子がワード線とデータ線の交点に
マトリックス配置されてなるメモリアレイからのメモリ
電流をセンスする回路として、ソース入力の増幅MOS
FETと、この増幅MOSFETのドレインと電源電圧
との間に設けられ、ゲートに電源電圧を基準にしたほぼ
一定電圧が供給されるPチャンネル型負荷MOSFET
を用いることにより、電源電圧VCCの上昇に無関係な
ほぼ一定の電圧−電流特性によりメモリ電流を正確に識
別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るEPROMの一実施例を示すメ
モリアレイ部と主要な周辺回路の回路図である。
【図2】その電圧発生回路の一実施例を示す回路図であ
る。
【図3】その電圧発生回路の他の一実施例を示す回路図
である。
【図4】その電圧発生回路の更に他の一実施例を示す回
路図である。
【図5】この発明を説明するための負荷MOSFETの
電圧−電流特性図である。
【図6】この発明に係るEPROMの一実施例を示す全
体ブロック図である。
【符号の説明】
DEC…デコーダ回路、VGC…電圧発生回路、SA
(SA0)…センスアンプ、WA(WA0)…書き込み
負荷回路、MA…メモリアイレ、ADB…アドレスバッ
ファ、XDC…X系デコーダ、YDC…Y系デコーダ、
YG…Yゲート、IOB…入出力回路、CLG…制御回
路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115 8728−4M H01L 27/10 434 (72)発明者 石橋 謙一 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内 (72)発明者 岩渕 勝 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所武蔵工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の上昇に対して一定のレベルに
    レベルクランプされたワード線の選択レベルに対して低
    いしきい値電圧か高いしきい値電圧かを持つようにされ
    た記憶素子がワード線とデータ線の交点にマトリックス
    配置されてなるメモリアレイと、上記記憶素子に対して
    読み出し電流を供給する初段増幅回路であって、ソース
    入力の増幅MOSFETと、この増幅MOSFETのド
    レインと電源電圧との間に設けられ、ゲートに電源電圧
    を基準にしたほぼ一定電圧が供給されるPチャンネル型
    負荷MOSFETとを備えてなることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶素子は、フローティングゲート
    に電荷が注入されるか否かにより低いしきい値電圧か高
    いしきい値電圧かを持つようにされるスタックドゲート
    構造の不揮発性記憶素子であることを特徴とする請求項
    1の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記Pチャンネル型負荷MOSFETの
    ゲートに一定電圧を供給する回路は、複数からなるMO
    SFETのゲート,ソース間電圧の加算する回路により
    形成されるものであることを特徴とする請求項1又は請
    求項2の半導体記憶装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671209B1 (ko) * 2006-02-13 2007-01-19 창원대학교 산학협력단 저전력 플래쉬 메모리의 센싱회로

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KR100671209B1 (ko) * 2006-02-13 2007-01-19 창원대학교 산학협력단 저전력 플래쉬 메모리의 센싱회로

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