JPH0629353Y2 - 高減衰多段積層ゴムを用いた免震床システム - Google Patents

高減衰多段積層ゴムを用いた免震床システム

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JPH0629353Y2
JPH0629353Y2 JP9666288U JP9666288U JPH0629353Y2 JP H0629353 Y2 JPH0629353 Y2 JP H0629353Y2 JP 9666288 U JP9666288 U JP 9666288U JP 9666288 U JP9666288 U JP 9666288U JP H0629353 Y2 JPH0629353 Y2 JP H0629353Y2
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JP
Japan
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floor
laminated rubber
seismic isolation
damping
stage laminated
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JP9666288U
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康一 中村
勝 須賀川
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、床スラブに高減衰多段積層ゴムを立ち上げそ
のフレームを構築してフロアパネルを固定してなる高減
衰多段積層ゴムを用いた免震床システム関する。
〔従来の技術〕
電算機センター等では、高減衰多段積層ゴムを床スラブ
の上に用いて床を支持する免震床が採用されている。こ
の高減衰多段積層ゴムには、素材としてゴムを使用し、
さらに表面はクロロプレンゴム等の難燃性ゴムにより被
覆して耐火性のあるものにしている。
このような高減衰多段積層ゴムを用いた免震床では、床
が地震により15〜20cm程度水平方向に振れても、高
減衰多段積層ゴムの変形によるフロアレベルの上下方向
の変動は2〜3mm程度にしかならないので、フロアレベ
ルの上下変動が少なく、このような免震床の機能により
電算機が転倒するという危険をなくしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の如く高減衰多段積層ゴムの表面が
難燃性ゴムにより被覆されていても、火災になると、最
悪の場合には、燃えてしまうという危険もある。このよ
うな場合には、高減衰多段積層ゴムの高さ寸法が減少す
るため、フロアレベルの不均一度が極端になり、免震床
上に設置された電算機が転倒するという問題がある。
本考案は、上記課題を解決するものであって、火災等に
よって高減衰多段積層ゴムが燃えても免震床上に設置さ
れた電算機が転倒する危険のない高減衰多段積層ゴムを
用いた免震床システムの提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本考案は、床スラブに高減衰多段積層ゴムを
立ち上げその上にフレームを構築してフロアパネルを固
定してなる高減衰多段積層ゴムを用いた免震床システム
において、床スラブとの間で一定の間隔を有する着床用
アゴをフレームの下端に設けたことを特徴とし、さらに
は、着床用アゴに、床スラブとの間隔が調整可能なレベ
ル調整ボルトを設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の高減衰多段積層ゴムを用いた免震床システムで
は、床スラブとの間で所定の間隔を有する着床用アゴを
フレームの下端に設けるので、高減衰多段積層ゴムが燃
えて免震床のレベルが落ちた場合にも、着床用アゴによ
り床スラブに着床し、床レベルの不均一を所定の限度内
におさえることができる。しかも、床スラブとの間隔が
調整可能なレベル調整ボルトを着床用アゴに取り付けて
おくことによって、床レベルの不均一の度合を小さくす
ることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本考案に係る高減衰多段積層ゴムを用いた免震
床システムの1実施例構成を示す図であり、1はフロア
パネル、2は高減衰多段積層ゴム、3はぺデスタル、4
はフレーム、5はエキスパンドメタル、6は着床用ア
ゴ、7はレベル調整ボルト、8は床スラブ、9は鋼材、
10はベースを示す。
第1図において、フレーム4は、床スラブ8に支持され
た高減衰多段積層ゴム2の上に構築され、このフレーム
4にぺデスタル3を取り付けフロアパネル1を固定して
いる。従って、フレーム4、ぺデスタル3、フロアパネ
ル1からなる部分は、高減衰多段積層ゴム2によって支
持され、床スラブ8から浮いた状態になっている。着床
用アゴ6は、第1図(b)、(c)に示すようにH鋼やI鋼か
らなる鋼材9と底面を構成するベース10及びベース1
0に取り付けられたレベル調整ボルト7からなり、フレ
ーム4の下端に取り付けられる。そして、このレベル調
整ボルト7により、第1図(b)に示すように床スラブ8
の微小なレベル差に対応してレベル調整ボルト7と床ス
ラブ8との相互間隔が5mm程度になるようにギャップが
調整される。なお、エキスパンドメタル5は、配線の必
要な領域に設置するものである。
高減衰多段積層ゴム2を用いた免震装置では、先に述べ
たようにフロアパネル1が地震により15〜20cm程度
水平方向に振れても、高減衰多段積層ゴム2の変形によ
るフロアパネル1の上下方向の変動は2〜3mm程度にし
かならないので、上記のように着床用アゴ6と床スラブ
8との間を5mm程度に保持しておけば、着床用アゴ6が
床スラブ8にぶつかることがない。したがって、着床用
アゴ6は、地震時に免震床の機能の機能に悪影響を及ぼ
すという問題はなく、フロアパネル1に床上に電算機を
設置しても、安定した状態に保持され免震床の機能が発
揮される。しかも、着床用アゴ6は、火災時に有効に作
用する。
すなわち、火災が発生し、高減衰多段積層ゴム2が燃え
てしまった場合には、高減衰多段積層ゴム2の高さ寸法
が減少し、その減少に伴ってフレーム4、ぺデスタル
3、フロアパネル1の全体がレベル低下する。しかし、
着床用アゴ6と床スラブ8との間を5mm程度にしておく
ことによって、フロアパネル1のレベルが5mm程度低下
したところで着床用アゴ6が床スラブ8に着床すること
になる。従って、フロアパネル1のレベル変動は、5mm
程度に制限でき、極端な床レベルの不均一は生じないか
ら、フロアパネル1の床上に設置された電算機が転倒す
るという危険も回避することができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば上記の実施例で
は、ベースにレベル調整ボルトを取り付けて床レベルの
不均一度を調整したが、フレームとの間に螺合するよう
にネジ切りシャフトを取り付け、フレームとの螺合を調
整してレベル調整するように構成してもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、高減
衰多段積層ゴムとフロアパネルとの間に構築するフレー
ムの下部に着床用アゴを取り付け、床スラブとの間を一
定のギャップに設定しておくので、高減衰多段積層ゴム
が燃えて高さ寸法が減少しても、一定のギャップでフロ
アレベルの低下を制限することができる。しかも、着床
用アゴに、床スラブとの間隔が調整可能なレベル調整ボ
ルトを設けることにより、レベル調整ボルトと床スラブ
との相互間隔は同一寸法に保てるので、着床用アゴによ
り床スラブに着床したときのフロアパネルの床レベルの
不均一を所定の限度内におさえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る高減衰多段積層ゴムを用いた免震
床システムの1実施例構成を示す図であり、(a)は正
面図、(b)は着床用アゴの部分拡大図、(c)は着床
用アゴの底面図である。 1…フロアパネル、2…高減衰多段積層ゴム、3…ぺデ
スタル、4…フレーム、5…エキスパンドメタル、6…
着床用アゴ、7…レベル調整ボルト、8…床スラブ、9
…鋼材9、10…ベース。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床スラブに高減衰多段積層ゴムを立ち上げ
    その上にフレームを構築してフロアパネルを固定してな
    る高減衰多段積層ゴムを用いた免震床システムにおい
    て、床スラブとの間で一定の間隔を有する着床用アゴを
    フレームの下端に設けたことを特徴とする高減衰多段積
    層ゴムを用いた免震床システム。
  2. 【請求項2】着床用アゴに、床スラブとの間隔が調整可
    能なレベル調整ボルトを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の高減衰多段積層ゴムを用いた免震床システム。
JP9666288U 1988-07-21 1988-07-21 高減衰多段積層ゴムを用いた免震床システム Expired - Lifetime JPH0629353Y2 (ja)

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JPH0218848U JPH0218848U (ja) 1990-02-07
JPH0629353Y2 true JPH0629353Y2 (ja) 1994-08-10

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DE102014118406A1 (de) 2014-01-10 2015-07-16 Denso Corporation Drehende elektrische Maschine

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JP2541871B2 (ja) * 1990-11-22 1996-10-09 株式会社間組 免震床構造

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JPH0218848U (ja) 1990-02-07

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