JPH0629339U - 多心電力ケーブル端末接続用分岐管 - Google Patents
多心電力ケーブル端末接続用分岐管Info
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- JPH0629339U JPH0629339U JP6911192U JP6911192U JPH0629339U JP H0629339 U JPH0629339 U JP H0629339U JP 6911192 U JP6911192 U JP 6911192U JP 6911192 U JP6911192 U JP 6911192U JP H0629339 U JPH0629339 U JP H0629339U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装着が容易で、気密保持が安定な多心電力ケ
ーブル端末接続用分岐管を提供する。 【構成】 多心電力ケーブルの各絶縁線心をそれぞれ収
納する複数の分岐鞘管と、上記複数の分岐鞘管の端部に
一括して形成した胴部、及びこれに続いて設けたケーブ
ル挿入開口部が一体に形成されており、上記ケーブル挿
入開口部はその端部が広角状をなし、内周面には潤滑剤
を保持する溝部を有し、外周面に設けた長さ方向のリブ
に切欠部を形成し、該切欠部にコイルバネを位置決め装
着した多心電力ケーブル端末接続用分岐管。
ーブル端末接続用分岐管を提供する。 【構成】 多心電力ケーブルの各絶縁線心をそれぞれ収
納する複数の分岐鞘管と、上記複数の分岐鞘管の端部に
一括して形成した胴部、及びこれに続いて設けたケーブ
ル挿入開口部が一体に形成されており、上記ケーブル挿
入開口部はその端部が広角状をなし、内周面には潤滑剤
を保持する溝部を有し、外周面に設けた長さ方向のリブ
に切欠部を形成し、該切欠部にコイルバネを位置決め装
着した多心電力ケーブル端末接続用分岐管。
Description
【0001】
本考案は例えば3心電力ケーブル等の多心電力ケーブルの終端接続部の形成に 用いる分岐管に関するものである。
【0002】
図2は従来の3心電力ケーブルの終端接続部の一例の要部の縦断面をあらわし た正面図である。 図面において、11はケーブル導体、12はケーブル絶縁体、13はケーブルの外部 半導電層、14は金属遮蔽テープ層、15は各絶縁線心を撚合せた外側に一括して施 したポリエチレン、塩化ビニル等のケーブルシースである。 20は端末絶縁体部で、21は下部に半導電性のストレスコーン22を内蔵した中空 状の絶縁ゴム体で、この絶縁ゴム体21の上部にはケーブル導体接続用のスリーブ 部24と端子板25よりなるケーブル導体引出端子23が一体成形又は機械的手段によ り気密に固着されている。 30は三又分岐管で、ケーブルの各絶縁線心をそれぞれ収納する三本の分岐鞘管 と、該分岐鞘管の端部に一括して形成した胴部32及び該胴部32に続いて設けたケ ーブル挿入開口部33が一体に形成されている。
【0003】 終端接続部の形成は次の手順で行う。 (1)ケーブル端末部のケーブルシース15を剥ぎ取り、ケーブルの各絶縁線心の 金属遮蔽テープ層14を所定長さ露出させる。 (2)接地線28入りの絶縁スペーサ29をケーブルシース15の端末部に被せ、接地 線28に接続された接地板26を各金属遮蔽テープ14上に巻付け、コイルバネ 27で締付け、接触圧力を与える。 (3)このように処理したケーブル端末部を前記三又分岐管のケーブル挿入開口 部33より三又分岐管30内に挿入し、各絶縁線心を三又状をなした分岐鞘管 31内に挿入すると共に、胴部32は接地板26の取付部を覆い、ケーブル挿入 開口部33は絶縁スペーサ29に位置せしめ、外側から締付バンド34で締付け る。この際、分岐鞘管31の上端部は以後の作業がし易いようにあらかじめ 外側に折返しておく。
【0004】 (4)分岐鞘管31に挿入された各絶縁線心の金属遮蔽テープ層14、ケーブルの外 部半導電層13、ケーブル絶縁体12を段剥ぎし、ケーブル導体11、ケーブル 絶縁体12、外部半導電層13をそれぞれ所定長さ露出する。 (5)このように端末処理を行ったケーブル端末に、絶縁ゴム体21とケーブル導 体引出端子23を一体化した端末絶縁体20を挿入し、半導電性のストレスコ ーン22をケーブルの外部半導電層13に位置せしめ、ケーブル導体11とケー ブル導体引出端子23のスリーブ部24とを圧着又は圧縮接続する。 (6)あらかじめ折返しておいた分岐鞘管31の上端部の折返しを、端末絶縁体20 の下部に戻し、その上から絶縁テープ35及び保護テープ36を巻付けて防水 保護する。 なお、図面において、38はブラケットで、例えば黄麻布等の介在物37を介して ケーブルシース15上に取付ける。
【0005】
上述した従来の多心電力ケーブルの終端接続部においては、三又分岐管のケー ブル挿入開口部を接地線入り絶縁スペーサの上に位置せしめ、その上から締付け バンドでケーブルシース上に締付けて気密を保持しているが、締付けバンドの締 付け作業が厄介で、かつ取付けが不安定で、コンパウンド洩れや気密機構に不安 がある。このため、この上からさらに絶縁テープ及び保護テープを巻いて問題を 解消しているが、これらのテープ巻き作業に時間がかかる等の問題点がある。
【0006】
本考案は上述の問題点を解消し、装着が容易で、気密保持が安定な多心電力ケ ーブル端末接続用分岐管を提供するもので、その特徴は、分岐管のケーブル挿入 開口部が、その端部が広角状をなし、内周面には潤滑剤を保持する溝部を有し、 外周面に設けた長さ方向のリブに切欠部を形成し、該切欠部にコイルバネを位置 決め装着したことにある。
【0007】
図1は本考案の多心電力ケーブル端末接続用分岐管の具体例の要部の縦断面を あらわした正面図である。 図は3心電力ケーブル用の三又分岐管を示しており、図面に示すように、3心 の各絶縁線心のそれぞれを収納する3本の分岐鞘管1と、上記3本の分岐鞘管1 の端部において、これらを一括して形成した胴部2及びこれに続いて設けたケー ブル挿入開口部3よりなっており、これらは一体に形成されている。そして、上 記胴部2内にはケーブルの金属遮蔽テープ層上に取付けた接地板の取付部が内包 される。
【0008】 又上記ケーブル挿入開口部3は、その端部が外側に開いた広角状3aをなしてお り、内周面の一部にはシリコングリス等の潤滑剤を保持する溝部4が設けられて おり、外周部には長さ方向のリブ6が設けられており、このリブ6に形成した切 欠部7にはコイルバネ5が位置決め装着されている。
【0009】
上述した本考案の多心電力ケーブル終端接続用分岐管においては、電力ケーブ ル端末部を上記分岐管のケーブル挿入開口部より分岐管内に挿入し、ケーブル挿 入開口部を絶縁スペーサ上に位置せしめたとき、外周部に設けたコイルバネによ りスペーサを介してケーブルシース上に押圧され十分な気密が保持される。この 際、上記コイルバネはリブに形成された切欠部に位置決め装着されているので、 コイルバネがずり落ちたりすることがない。
【0010】 ケーブル端末部挿入に際し、ケーブル挿入開口部に設けた溝部にシリコングリ ス等の潤滑剤を保持させておくことにより、ケーブル端末部の挿入が容易になる 。さらに、ケーブル挿入開口部の端部が外側に開いた広角状をなしているため、 例えば22〜38mm2 用のケーブルサイズに適用が可能となる。
【0012】
以上説明したように、本考案の多心電力ケーブル端末接続用分岐管によれば、 ケーブル挿入開口部がコイルバネによりケーブルシース上に押圧されて気密を保 持するので、コンパウンド洩れ等を防ぐことができる。 又ケーブル挿入開口部の内周部には潤滑剤が保持されているので、ケーブル端 末部の挿入時に、径差があっても容易に挿入できる。さらに、ケーブル挿入開口 部の端部が広角状をなしているので、外径の異なる複数ケーブルの挿入も可能と なる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の多心電力ケーブル端末接続用分岐管の
具体例の要部の縦断面をあらわした正面図である。
具体例の要部の縦断面をあらわした正面図である。
【図2】従来の3心電力ケーブルの終端接続部の一例の
要部の縦断面をあらわした正面図である。
要部の縦断面をあらわした正面図である。
1 分岐鞘管 2 胴部 3 ケーブル挿入開口部 4 潤滑剤保持溝 5 コイルバネ 6 リブ 7 切欠部
Claims (1)
- 【請求項1】 多心電力ケーブルの各絶縁線心をそれぞ
れ収納する複数の分岐鞘管と、上記複数の分岐鞘管の端
部に一括して形成したケーブルの金属遮蔽テープ上に取
付けた接地板を内包する胴部、及びこれに続いて設けた
ケーブル挿入開口部が一体に形成されており、上記ケー
ブル挿入開口部はその端部が広角状をなし、内周面には
潤滑剤を保持する溝部を有し、外周面に設けた長さ方向
のリブに切欠部を形成し、該切欠部にコイルバネを位置
決め装着したことを特徴とする多心電力ケーブル端末接
続用分岐管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992069111U JP2575308Y2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 多心電力ケーブル端末接続用分岐管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992069111U JP2575308Y2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 多心電力ケーブル端末接続用分岐管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629339U true JPH0629339U (ja) | 1994-04-15 |
JP2575308Y2 JP2575308Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13393197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992069111U Expired - Fee Related JP2575308Y2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 多心電力ケーブル端末接続用分岐管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575308Y2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5193991U (ja) * | 1975-01-26 | 1976-07-28 | ||
JPS5219990U (ja) * | 1975-07-31 | 1977-02-12 | ||
JPS5240389U (ja) * | 1975-09-13 | 1977-03-22 | ||
JPS5460494A (en) * | 1977-09-19 | 1979-05-15 | Kabel Metallwerke Ghh | Structure of moistureeproof terminal of tube bundle cable consisting of bundled single tubes |
JPS57135828U (ja) * | 1981-02-19 | 1982-08-24 | ||
JPS5925519A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-02-09 | ミネソタ・マイニング・アンド・マニユフアクチユアリング・コンパニ− | 電気ケ−ブル用プレハブゴム弾性包被 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP1992069111U patent/JP2575308Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5193991U (ja) * | 1975-01-26 | 1976-07-28 | ||
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2575308Y2 (ja) | 1998-06-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |