JPH06293003A - 木工用鉋盤 - Google Patents

木工用鉋盤

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JPH06293003A
JPH06293003A JP35597992A JP35597992A JPH06293003A JP H06293003 A JPH06293003 A JP H06293003A JP 35597992 A JP35597992 A JP 35597992A JP 35597992 A JP35597992 A JP 35597992A JP H06293003 A JPH06293003 A JP H06293003A
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JP
Japan
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cutting
edges
circular saws
edge
integrated
Prior art date
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Pending
Application number
JP35597992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuo Ezure
拓郎 江連
Ko Takahashi
鑛 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amitec Corp
Original Assignee
Amitec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Amitec Corp filed Critical Amitec Corp
Priority to JP35597992A priority Critical patent/JPH06293003A/ja
Publication of JPH06293003A publication Critical patent/JPH06293003A/ja
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削音が小さな木工用鉋盤を提供すること。 【構成】 丸鋸1を集積し、各刃先40を微小にずらし
て、刃先線41が前記駆動軸23に対して螺旋状となる
ように配置してなる集積鋸胴体30を保持して木工用鉋
盤を構成したものであるから、加工材は微小なずれを付
与されながら幅の狭い刃先40により順次その回転に伴
って切削され、切削に無理がなく、切削音を低減するこ
とができ、かつ切削肌も良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、切削音を可及的に除去
し得る構成を備えた木工用鉋盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前後の送材ロールに送材ベルトを掛渡し
てなる送材装置上に、装架フレームを配設し、該装架フ
レームに、複数の鉋刃を装着した回転鉋胴を配設したも
のは、特公昭44-3956 号等種々提案されている。ところ
で、この種鉋盤は加工材を所定厚にするためのものであ
り、一回当たりの切削厚が大きく、このため切削抵抗が
大となって、95ホーン程度の極めて大きな切削音を生
じ、作業環境を悪化させると共に、このような抵抗によ
り、刃先にビビリを生じて、切削肌も粗く、また刃こぼ
れも頻発するという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題点を解決す
る手段として、実公昭58-23606号等に開示されているよ
うに、 装架フレームに上下方向の駆動軸を配設して、該
駆動軸に加工材の上面に接して旋回する平面旋回カッタ
ーを複数用いた構成も提案された。ところが、かかる構
成にあっては、75ホーン程度に改善されてはいるが、切
削量が小さいという欠点がある。
【0004】さらには、実公昭57-25790号等に開示され
ているように、回転胴に沿って螺旋状の刃先を備えたね
じれ刃を装着し、加工材に対する刃先の接触を無理なく
行なうようにして、切削音を低減させるようにした構成
のものも提案された。しかるにかかる構成は、精密な三
次元加工を要して、鉋胴の製造が面倒であるという問題
点があった。本発明は、かかる従来構成の問題点を是正
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、送材装置と相
対的離近可能に対向して配設される装架フレームに、該
送材方向と直交する方向に差し渡して駆動軸を設け、該
駆動軸に、多数の丸鋸を集積し、各刃先を微小にずらし
て、該刃先線が前記駆動軸に対して螺旋状となるように
配置してなる集積鋸胴体を保持したことを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】集積鋸胴体は、刃先線が前記駆動軸の螺旋方向
に形成されている。このため、加工材に対する刃先の接
触は、螺旋方向に沿ってその回転と共に順次連続的に切
削され、切削抵抗が小さく、切削音が小さい。また、各
丸鋸を集積したものであるから、複雑な加工を要しな
い。
【0007】
【実施例】図1,2は本発明を適用した木工用鉋盤10
を示すものである。ここで11は据付基台であって、該
基台11上には一方を駆動源とする送材ロール13,1
4に送材ベルト15を掛渡してなる送材装置12が支持
フレーム16,16により支持されて設けられている。
前記送材装置12の前部の左右には、定規板17,17
が配設され、加工材の挿入位置を規定している。
【0008】この送材装置12を跨ぐように前記基台1
1には四本の昇降支柱18が立設され、該昇降支柱18
に装架フレーム20が支持されている。この装架フレー
ム20は前記基台11の前面に設けられたハンドル21
により昇降調整可能となっている。
【0009】前記装架フレーム20の送材装置12の直
上位置にはその送材方向と直交するように駆動軸23が
軸受24,25に支持されている。一方、前記装架フレ
ーム20の上面には駆動モータ27が装架され、前記駆
動軸23の一端から延出した軸端に固着したプーリ28
と、前記駆動モータ27の駆動軸に固着したプーリ29
とに駆動ベルト26を掛渡し、前記駆動モータ27の駆
動力を前記駆動軸23に伝達し、一方向に回動し得るよ
うにしている。
【0010】前記駆動軸23には、本発明の要部に係る
集積鋸胴体30が装着され、さらに該集積鋸胴体30を
覆うようにその内部を吸引装置に連通させた吸引ダクト
31が装着される。その他、前記駆動軸23の前後には
案内ローラ32,32が配設され、前記駆動軸23と案
内ローラ32,32間に踏圧端34を位置させて、支軸
35により揺動可能とし、かつ発条36により前記踏圧
端34を加工材を踏圧する方向に付勢するようにした押
圧片33,33が配設されている。
【0011】次に、集積鋸胴体30の構成を図3,4に
従って説明する。この集積鋸胴体30は、図5で示すよ
うに、基板2の周縁に六箇所の鋸歯状台金部3が形成さ
れてなる丸鋸1を集積して構成される。この丸鋸1の台
金部3は、その刃据縁4を丸鋸1の回転方向側で垂直と
し、背面5を曲線状としてなるものであって、周方向に
連成されている。また、中心には取付け用透孔6が形成
されている。
【0012】そして、前記台金部3の先端位置で、刃据
縁4には先端を鋭角状とした切削刃7が固着されてい
る。この切削刃7は図6,7で示すように基板2の一面
側のみを少し突出して刃据縁4の取付け面を係合縁8と
している。このとき基板2の他面側にあっては切削刃7
は基板2に対して面一としている。
【0013】かかる構成の丸鋸1は、前記駆動軸23に
透孔6を外嵌して集積される。この各積層手段にあっ
て、夫々丸鋸1を前記切削刃7の分だけ角度をずらし
て、図7及び図8で示すように、係合縁8と干渉しない
ように面接触させて密接させて装着し、各切削刃7の前
縁39を隣接する丸鋸1の係合縁8に当接する位置まで
回転させる。この手順で、順次丸鋸1を装着して集積す
る。すなわち、前記係合縁8は隣接する丸鋸1相互の偏
位角度を規定する。そして、各丸鋸1は図4で示すよう
にほぼ切削刃7の幅に相当する分だけ当角度でずれなが
ら集積され、図3で示すように切削刃7の刃先40の刃
先線41が各刃先40のずれにより前記駆動軸23に対
して六本の螺旋を描くこととなる。
【0014】そして、かかる構成の集積鋸胴体30は駆
動軸23に保持され、駆動モータ27により加工材の供
給方向に対向して回転することとなる。
【0015】上述の構成にあって、基板2の他面側にあ
っては切削刃7は基板2に対して面一としたが、切削刃
7の側面を基板2の面に対して内側としても良い。
【0016】一方、図10,11で示すように、基板2
の裏面に取付け用透孔6の周囲で肉厚面50を形成し、
前記切削刃7を、その裏面でも、前記肉厚面50以内の
範囲で台金部3から微小に突出させても支障はない。こ
の場合には、各丸鋸1は、肉厚面50で面接触すること
となる。また図11で示すように、前記切削刃の表面側
(被係合側)の突出度をx,裏面側(係合側)の突出度
をy,肉厚面50の突出度をzとすると、
【0017】z≧y及びz<(x+y) の関係が成立する必要がある。
【0018】即ち、z<(x+y)とすることにより、
重ね合わせられる切削刃7,7相互の係合が成立する。
一方、係合する側の切削刃の側面は被係合側の台金部3
と対向することとなる。従って、係合側の突出度yが、
肉厚面の突出度zよりも大きいと、該係合側の切削刃7
の側面が非係合側の台金部3と当接して、丸鋸1,1相
互を整一に面接触することができなくなる。このため、
z≧yの条件が必要となる。
【0019】かかる構成にあって、加工材を供給する
と、送材装置12により前送され、該加工材の上面は前
記集積鋸胴体30の各丸鋸1の刃先40に切削される。
このため加工材は、微小なずれを付与されながら幅の狭
い刃先40により順次その回転に伴って切削するもので
あるから、ねじれ刃と同様な作用を生じて、加工材に対
する刃先の食い込みが無理なく、しかも螺旋状に連続的
に施される。さらには、六枚のねじれ刃を用いたと同様
の切削態様とし得るから、各刃先にかかる負荷が小さ
く、切削音をさらに低減でき、刃こぼれも少ない。しか
も、刃こぼれを生じた場合も、該当する丸鋸1のみを交
換すれば良く、経済的である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述したように、丸鋸1を集
積し、各刃先40を微小にずらして、刃先線41が前記
駆動軸23に対して螺旋状となるように配置してなる集
積鋸胴体30を保持したものであるから、加工材は微小
なずれを付与されながら幅の狭い刃先40により順次そ
の回転に伴って切削され、切削に無理がなく、切削音を
低減することができ、かつ切削肌も良好となる。しか
も、各丸鋸1の形状により、容易に複数の刃先線41を
形成でき、各刃先40に対する負荷を小さくすることが
でき、さらに切削音を減少できる。しかも、刃こぼれを
生じても、該当する丸鋸1のみを交換すれば良いから、
保守管理が容易で、経済的である。さらには、丸鋸1を
単に積層することにより集積鋸胴体30が形成されるか
ら、複雑な加工を要しない等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】木工用鉋盤の正面図である。
【図2】木工用鉋盤の側面図である。
【図3】集積鋸胴体30の平面図である。
【図4】集積鋸胴体30の側面図である。
【図5】丸鋸1の平面図である。
【図6】丸鋸1の切削刃7の側面図である。
【図7】図8A−A断面図である。
【図8】集積鋸胴体30の積層態様を示す要部の平面図
である。
【図9】丸鋸1の集積を示す側面図である。
【図10】変形例の丸鋸1の切削刃7の側面図である。
【図11】変形例の丸鋸1の集積を示す側面図である。
【符号の説明】
1 丸鋸 3 台金部 4 刃据縁 7 切削刃 8 係合縁 12 送材装置 20 装架フレーム 23 駆動軸 27 駆動モータ 30 集積鋸胴体 40 刃先 41 刃先線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図9】
【図10】
【図11】
【図7】
【図8】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送材装置と相対的離近可能に対向して配設
    される装架フレームに、該送材方向と直交する方向に差
    し渡して駆動軸を設け、該駆動軸に、多数の丸鋸を集積
    し、各刃先を微小にずらして、該刃先線が前記駆動軸に
    対して螺旋状となるように配置してなる集積鋸胴体を保
    持したことを特徴とする木工用鉋盤。
JP35597992A 1992-12-18 1992-12-18 木工用鉋盤 Pending JPH06293003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35597992A JPH06293003A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 木工用鉋盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35597992A JPH06293003A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 木工用鉋盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06293003A true JPH06293003A (ja) 1994-10-21

Family

ID=18446710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35597992A Pending JPH06293003A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 木工用鉋盤

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JP (1) JPH06293003A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009291872A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Univ Nagoya 切削装置
US7644742B2 (en) 2006-07-19 2010-01-12 Burkholder Leon R Woodworking machine for shaping molding

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58183201A (ja) * 1982-04-20 1983-10-26 新鋼工業株式会社 木材加工用自動鉋盤

Patent Citations (1)

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