JPH062929U - 住宅配線キット用の取付金具 - Google Patents

住宅配線キット用の取付金具

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JPH062929U
JPH062929U JP4526092U JP4526092U JPH062929U JP H062929 U JPH062929 U JP H062929U JP 4526092 U JP4526092 U JP 4526092U JP 4526092 U JP4526092 U JP 4526092U JP H062929 U JPH062929 U JP H062929U
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JP
Japan
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wiring
kit
mounting bracket
cap
circular plate
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Pending
Application number
JP4526092U
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English (en)
Inventor
一夫 松下田
Original Assignee
協和電線株式会社
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Publication date
Application filed by 協和電線株式会社 filed Critical 協和電線株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビルディングや集合住宅における屋内配線を
省力化し、屋内配線に応じて所定の建物内壁に容易に固
着する。 【構成】 住宅配線キットのキャップ外周壁に締め付け
る円形プレートと、側面がL字形であって垂直部を住宅
配線キットのキャップ外周壁とほぼ平行に配置するL型
プレートとからなり、該L型プレートをその垂直部にお
いて円形プレートに回転可能に取付け、且つその水平部
を屋内配線に応じて所定の建物内壁にボルトなどで固着
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビルディングや集合住宅における屋内配線を省力化する住宅配線キ ットにおいて、該住宅配線キットを屋内配線に応じて所定の建物内壁に容易に固 着できる取付金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルディングや集合住宅を建設する場合には、多数本のビニルケーブルによっ て屋内配線を行なうことが必要である。従来の屋内配線は、電気工事業者が作業 現場において2心又は3心のビニルケーブルを個々に電源から延設することで行 っていた。
【0003】 この配線工事は、近年における電気機器の増加と高性能化 とともに複雑化し、熟練した電気工事業者の減少とともに配線工事の作業能率が 急激に低下している。また、未熟な作業者による配線工事では配線ミスなどが発 生しがちである。このため、最近では工場生産の配線キットなどを使用し、建築 現場における配線工事の手間を減らすことが試みられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来公知の住宅配線キットは、所定の配線回路に対応するように2心又は3心 ビニルケーブルの各心線をそれぞれ接続し、各ケーブルがショートしないように 全体を結束している。この種の配線キットでは、経験不足な作業者による配線工 事の際に、天井壁への取付作業時などにボルトを強く締めすぎてショートさせた り、一般に狭い天井裏などに取付けるために、安定した取付けができずに配線キ ットが取付金具から脱離して断線事故などを発生することがある。
【0005】 本考案は、従来の屋内配線工事に関する前記の問題点を改 善するために提案されたものであり、経験不足な配線作業者であっても天井壁へ の取付作業時などにケーブルを断線させることがなく、住宅配線キットを横向き にすることによって狭い天井裏などにも取付け可能である取付金具を提供するこ とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る取付金具1は、図1に示すように、 住宅配線キット2におけるキャップ3の外周壁に締め付ける円形プレート4と、 側面がL字形であって垂直部5をキャップ3の外周壁とほぼ平行に配置するL型 プレート6とからなる。円形プレート4には、L型プレート6をその垂直部5に おいて回転可能に取付けることを要する。
【0007】 図2に示すように、円形プレート4は、例えば2個の半割 部10,10からなり、両半割部において一端のフランジ11,11間に締付ボ ルト12を介在させ、且つ他端の折曲げ部13,13をL型プレート6の垂直部 5の貫通孔14に挿通すると好ましい。図3から明らかなように、折曲げ部13 ,13において、貫通孔14の内壁と接触する外周個所13aを円弧状に形成す ることにより、円形プレート4に取付けるL型プレート6は任意の位置に回転可 能である。
【0008】 円形プレート4は、図2に示すような2個の半割部でなく 、適宜の締付部材を有する円形又は帯状の金具などであってよい。これらの金具 において、L型プレートを取付ける個所は突起状に成形したり、ねじ孔を設けて 回転軸を締着してもよい。
【0009】 取付金具1で固定する住宅配線キット2では、図1に例示 するように、電源ケーブル20及び他のケーブル類21〜23の各心線を分岐接 続し、この分岐接続部分をすべてキャップ3内に収納して硬化樹脂24を充填固 定している。電源ケーブル20及び他のケーブル類21〜23は、例えば図4の 結線図のように分岐接続すればよく、その本数と長さは設置すべき屋内の配線回 路に応じて定める。
【0010】
【作用】
本考案の取付金具1では、図3に示すようにL型プレート6をその垂直部5に おいて円形プレート4に回転可能に取付け、該円形プレートで住宅配線キット2 のキャップ3を締め付け固定する。取付金具1において、L型プレート6の水平 部7(図1)を建物内壁8にボルト9などで固着し、該L型プレートを円形プレ ート4に回転可能に取付けることにより、住宅配線キット2を通常の縦方向設置 ばかりでなく、図5及び図6に例示するような横向き設置などが可能になる。
【0011】
【実施例】
次に、本考案を実施例に基づいて説明する。本考案に係る取付金具1で固定す る住宅配線キット2は、下端面開口である筒型の中空キャップ3を有し、該キャ ップは一般にポリ塩化ビニル製である。通常2心又は3心ビニルケーブルである 電源ケーブル20及び他のケーブル類21〜23における各心線は、図1で部分 的に示すように、公知の圧着金具25によってそれぞれ分岐接続し、その分岐接 続のごく単純な例を図4の結線図で示す。
【0012】 住宅配線キット2において、ケーブルの本数と長さは設置 すべき建物屋内の配線回路図面に応じて見積もるから、その結線図は一般に図4 よりもかなり複雑であり、ケーブル長は通常数m以上に達している。また、電源 ケーブル20のシースを他のケーブル類のシースと別個の色に着色すると好まし く、例えば図1のカラー表示では、電源ケーブル20のシースを赤色に着色する とともに、照明器具用ケーブル21を黄色、スイッチ用ケーブル22を青色及び その他のケーブル23を灰色に色分けする(図4参照)。
【0013】 住宅配線キット2では、各ケーブル20〜23の分岐接続 部分つまり各圧着金具25をすべてキャップ3内に収納し、該キャップ中にエポ キシ樹脂などの硬化樹脂24を充填固定する。住宅配線キット2は、設置すべき 建物の屋内配線に応じて工場組立てし、その際に検電試験を行うので各ケーブル 20〜23の未結線が発生しない。
【0014】 住宅配線キット2用の取付金具1は、図1に示すように、 キャップ3の外周壁に締め付ける円形プレート4と、側面がL字形であって垂直 部5をキャップ3の外周壁とほぼ平行に配置するL型プレート6とを有する。L 型プレート6は、補強のために一般に縦断面をU字形に形成する(図2参照)。 L型プレート6には、その垂直部5に少なくとも貫通孔14を設け、且つその水 平部7にボルト9(図1)挿通用の貫通孔30を設け、貫通孔14,30以外に 貫通部分を形成することは任意である。
【0015】 図2に示すように、円形プレート4は2個の半割部10, 10からなり、両半割部において一端のフランジ11,11の貫通孔に締付ボル ト12を挿通し、且つ他端をL型プレート6の貫通孔14に挿入して側面半円形 に折曲げて該L型プレートを保持する。図3から明らかなように、折曲げ部13 ,13において、貫通孔14の内壁と接触する外周個所13aを円弧状に形成す ることにより、円形プレート4に取付けるL型プレート6は任意の位置に回転可 能である(図3の一点鎖線参照)。
【0016】 取付金具1において、2個の半割部10,10を住宅配線 キット2のキャップ3の周囲上部に水平に配置し、ボルト12を締め付けること によって円形プレート4でキャップ3を保持する。ボルト12をかなり強く締め 付けても、貫通孔14の内壁と接触する折曲げ部13の外周個所13aは円弧状 であるから、L型プレート6は回転は可能である。
【0017】 住宅配線キット2を縦方向に設置する際には、L型プレー ト6を上向きに配置し、その水平部7を天井壁などの建物内壁8にボルト9で固 着すればよい。ボルト9は、一般に直径10〜12mmのインサートボルトであ ればよく、他の釘やボルトで固定してもよい。また、屋内配線個所が狭い天井裏 などである場合には、図5に示すように住宅配線キット2を適宜回して横向きに 設置でき、特殊な設置態様として住宅配線キット2を垂直壁面31(図6)に設 置することも可能である。
【0018】 住宅配線キット2を取付金具1によって所定の屋内個所に 固定した後に、建物の配線回路図面における回路番号とケーブル20〜23のシ ース色及び表示番号を照合して、所定の結線位置まで各ケーブルを延設する。延 設する各ケーブルは、天井工事の邪魔にならないように建築物の内壁に固定して いき、ケーブル立ち下げ個所の仕上工事が後になる場合はその場所でケーブルを 束ねておく。最後に、建物の配線回路図面に基づいて各ケーブル20〜23を電 源及び照明器具などと結線する。
【0019】
【考案の効果】
本考案に係る取付金具では、L型プレートの水平部を建物内壁にボルトで固着 し、該L型プレートをその垂直部において円形プレートに回転可能に取付けてい る。この結果、住宅配線キットを通常の縦方向設置ができるばかりでなく、屋内 配線個所である狭い天井裏などに応じて横向きに設置したり、垂直壁面に設置す ることも可能になる。
【0020】 本考案の取付金具によって、経験不足で未熟な配線作業者 でも屋内配線を容易且つ迅速に行うことができ、住宅配線キットを横向き設置す ることなどで狭い天井裏などにも取付け可能である。本考案で用いる住宅配線キ ットは、設置すべき建物の屋内配線に応じて工場組立てしているから、ビルディ ングや集合住宅における配線工事の際に各ケーブルの未結線が発生せず、狭い天 井裏などでもこの取付金具によって設置が安定し、該配線キットの脱離による断 線事故などを発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る取付金具を部分的に切り欠いた
住宅配線キットとともに使用状態を示す概略側面図であ
る。
【図2】 本考案の取付金具を部分的に切り欠いて示す
図1の拡大平面図である。
【図3】 本考案の取付金具におけるL型プレートを円
形プレートに取付けた状態を図1のA方向から概略で示
す部分側面図である。
【図4】 本考案で用いる住宅配線キットにおけるケー
ブル分岐接続の一例を示す結線図である。
【図5】 本考案の取付金具の別の使用状態例を示す側
面図である。
【図6】 本考案の取付金具のさらに別の使用状態例を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 取付金具 2 住宅配線キット 3 キャップ 4 円形プレート 6 L型プレート 10 半割部 13 折曲げ部 14 垂直部貫通孔 20〜23 ケーブル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋内の配線回路に応じて所定本数の電源
    ケーブル及び他のケーブル類の各心線を分岐接続し、こ
    の分岐接続部分をすべてキャップ内に収納して硬化樹脂
    を充填固定している住宅配線キット用であって、住宅配
    線キットのキャップ外周壁に締め付ける円形プレート
    と、側面がL字形であって垂直部を住宅配線キットのキ
    ャップ外周壁とほぼ平行に配置するL型プレートとから
    なり、該L型プレートをその垂直部において円形プレー
    トに回転可能に取付け、且つその水平部を屋内配線に応
    じて所定の建物内壁にボルトなどで固着する取付金具。
  2. 【請求項2】 円形プレートは2個の半割部からなり、
    両半割部において一端のフランジ間に締付ボルトを挿通
    し、且つ他端の折曲げ部をL型プレートの垂直部の貫通
    孔に挿通するとともに、該貫通孔の内壁と接触する外周
    個所を円弧状に形成することにより、円形プレートに取
    付けるL型プレートが任意の位置に回転可能である請求
    項1の取付金具。
JP4526092U 1992-06-05 1992-06-05 住宅配線キット用の取付金具 Pending JPH062929U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4526092U JPH062929U (ja) 1992-06-05 1992-06-05 住宅配線キット用の取付金具

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JPH062929U true JPH062929U (ja) 1994-01-14

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ID=12714325

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513929U (ja) * 1978-07-06 1980-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5513929U (ja) * 1978-07-06 1980-01-29

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