JPH0629287B2 - オレフィン重合用触媒成分 - Google Patents

オレフィン重合用触媒成分

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JPH0629287B2
JPH0629287B2 JP59048452A JP4845284A JPH0629287B2 JP H0629287 B2 JPH0629287 B2 JP H0629287B2 JP 59048452 A JP59048452 A JP 59048452A JP 4845284 A JP4845284 A JP 4845284A JP H0629287 B2 JPH0629287 B2 JP H0629287B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明はオレフインの重合に供される、担体使用触媒成
分に関する。さらに詳しくは、該触媒成分に使用される
担体が、重合乃至造粒を終了した段階で、重合体中に極
めて微細化された状態で存在する易破壊性の担体使用触
媒成分に関する。
ポリマーが析出した形で重合が進行するスラリー重合
法、気相重合法においては、ポリマーは触媒の粒子形態
を写した形で得られる。
従つて反応器の生産性向上、ポリマーの乾燥に要するエ
ネルギーの減少化及び成形加工時のトラブル減少化等の
観点から、嵩密度が高く粒子形状のそろつた粒径分布の
狭いポリマー粒子を得るために、Mg、Ti、Clから成る高
活性触媒成分を大細孔容積を有するSiO2、Al2O3等の粒
状担体に担持して使用することは極めて有効な手法とし
て公知である(特開昭54−148093、56−47
407)。
予じめ調製した粒状担体に担持することにより、必要な
大きさの粒径にすると共に、微小粒子がなく粒径分布の
狭い触媒成分を得ることができる。
しかし、重合工程において適当な大きさの触媒成分を得
るに必要な粒径の粒状担体を用いるときは、それが重合
体中に残存し、重合体の物性を阻害するおそれがある。
特に前述のMg、Ti、Clを含む触媒成分を金属酸化物担体
に担持した触媒成分をオレフイン重合に使用した場合、
該担体が比較的大きな固体として重合体中に残存し易
く、かかる固体が加工製品化された重合体の外観をそこ
ない(ゲル通常フイツシユアイと称する)、包装用及び
印刷材料用として使用されるフイルム用途の場合、特に
好ましくないことが知られている。
これを改良するため、例えばリニヤーローデンシテイポ
リエチレンの製造において金属酸化物担体の粒子を小さ
くしてこれを改良しようという試みがなされている(特
開昭57−44611号)。
しかしながら、これとても現状の高圧法ローデンシテイ
ポリエチレンとの比較において不十分であり、また触媒
成分が小粒径であるためポリマー取扱い、ポリマー輸送
面で別の障害が現われる。
従つて、さらに外観の優れた重合体を生成する担体触媒
の開発が望まれるところである。
発明の概要 要旨 本発明は前述の問題点に解決を与えて優れたオレフイン
重合体を得ることを目的としており、特定の耐破壊強度
を有する担体を用いる担体使用触媒によってこの目的を
達成しようとするものである。すなわち、本発明の担体
触媒成分は少なくともMgCl2、TiCl4から成る触媒成分を
該触媒成分に対して不活性な金属酸化物担体に担持した
オレフイン重合用触媒成分であつて、該金属酸化物の担
体がAl及び/又はSiから成る、平均粒径が30〜120
μ、最大径が50μ以上の粒子の個数パーセントが15
パーセント以上の粒状酸化物であり、かつ、30kHz、
45W、2時間の超音波照射によつて、個数表現された
該粒子粒径分布の99パーセンタイルが50μ以下とな
る耐超音波破壊強度を有するものであることを特徴とす
るオレフイン重合用触媒成分である。
効果 本発明の担体使用触媒を用いた場合、重合過程を経た最
終重合体中に残存する比較的大きい担体固体の数は著し
く減少する。すなわち、加工製品化された重合体の外観
を著しくそこなう100μ以上のゲルの原因となる50
μ以上の担体固体の残存量が著しく減少する。このよう
な効果を有する本発明オレフイン重合用触媒成分に用い
られる粒状金属酸化物担体としては、次のような機械的
特性を有するものが用いられる。すなわち、30kHz、
45W、2時間の超音波照射後個数表現された該粒子粒
径分布の99パーセンタイルが50μ以下であるもので
ある。
発明の具体的説明 耐超音波破壊強度 粒状金属酸化物担体20mgを50cm3共栓付三角フラス
コ中で純水30cm3中に分散させる。超音波発生器(発
振周波数及び出力はそれぞれ30KHz及び45Wであ
る。)に純水150cm3を満たし、上記三角フラスコを
浸たして2時間超音波処理を実施する。
上記で得た微細化された金属酸化物担体の分散液のうち
一滴をスライドガラス上にとり、光学顕微鏡で40倍に
拡大した像をイメージアナライザで解析し、最大径10
μ以上の該各担体粒子についての最大径を測定して得ら
れる、個数表現された該粒子粒径分布の99パーセンタ
イルを与える粒径を、以下、耐超音波破壊強度と表現す
る。
触媒成分 1) 担体 他の触媒成分に対して不活性なAl及び/又はSiの粒状酸
化物はSiO2、Al2O3及びSiO2/Al2O3であり、該触媒成分
を内部に有効に含浸担持するために細孔径が100Å以
上、比表面積が50cm2・g-1以上、細孔容積が0.5cm3
g-1以上であることが好ましい。
また、触媒成分は、平均粒径(重量平均)が20μ以
上、好ましくは30μ以上であることが望ましい。従つ
て、担持に使用される粒状担体は、平均粒径が20μ以
上、一般には、20〜200μ、好ましくは30〜12
0μ程度のものが使用される。これ等の大きさの粒状担
体は、最大径が50μ以上の粒子の個数パーセントが1
5パーセント以上である(該個数パーセントの測定は前
述耐超音波破壊強度の測定の際使用した方法と同様の方
法でなされる)。
粒状担体は、乾燥状態で用いられる。乾燥は一般に50
0℃以上の温度で加熱することにより実施されるが、2
00℃以上の温度で乾燥した後、1〜8重量パーセント
の有機アルミニウム化合物で処理することもできる。い
ずれの担体を使用するにせよ、前述の超音波照射で測定
される耐超音波破壊強度、すなわち99パーセンタイル
が50μ以下であることが重要である。即ち、最大径が
50μ以上の粒子の個数パーセントが15パーセント以
上である粒状担体が、超音波照射後には1パーセント以
下となり得る粒状担体が用いられる。担体の耐超音波破
壊強度がこれを上回る場合、重合体中の50μ以上の大
きさの残存担体固体の数が著しく増加する。
このような担体は例えば、特開昭54−41985号に
記載の方法等により、微粒子状担体を噴霧造粒して得る
ことができる。
2) Mg、Ti化合物 本発明の担持触媒成分を形成するに使用されるMg及びTi
化合物は下記の如きものである。
Mg化合物は、 構造Mg(OR)aX2-a (aは0〜2であり、RはC1〜C3の炭化水素基であつ
て、Xはハロゲンである。)を有し、MgCl2、MgBr2、Mg
(OC2H5)2及びMg(OC8H17)2等が挙げられる。特にMgCl2
好ましい。
Ti化合物は、構造Ti(OR)bXc(b、cはともに0〜4、
b+cは3又は4であり、RはC1〜C8の炭化水素基であ
つて、Xはハロゲンである。)を有し、TiCl3、TiCl4
Ti(OC2H5)Cl3、Ti(OC4H9)Cl3、Ti(OC4H9)2Cl2、及びTi
(OC4H9)4等が挙げられる。
特にTiCl3及びTiCl4が好ましい。
Mg(OR)a、Ti(OR)4等ハロゲンを有しない化合物を用いる
ときは、触媒調製過程においてハロゲン化処理が行なわ
れる。
触媒成分担持 前述のMg及びTi化合物の粒状金属酸化物に対する担持
は、該金属酸化物細孔内に触媒成分を有効に含浸させる
ために、Mg及びTi化合物を溶液状態で接触させる方法が
採用される。
Mg化合物を、水、アルコール、エーテル、エステル、ケ
トン、リン酸エステル及びチタン酸エステル等の液状化
合物で溶液状態にし、粒状金属酸化物に接触させた後、
溶剤の蒸発、温度の低下又は析出剤の添加により粒状金
属酸化物に担持せしめ次いで液状のTi化合物を接触させ
る方法、又は、Mg及びTi化合物双方を同時に溶液状態で
粒状金属酸化物に接触させた後、触媒の蒸発、温度の低
下又は析出剤の添加により粒状金属酸化物に担持する方
法が採用される。
Mg及びTi化合物の溶解に使用される該液状化合物は、例
えば水、メチルアルコール、エチルアルコール、ヘキシ
ルアルコール、エチルエーテル、ブチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、エピクロルヒドリン、酢酸エチル、酢酸ブチル、安
息香酸エチル、テレフタル酸ジブチル、アセトン、チタ
ン酸ブチル、及びそれらの混合物等が挙げられる。
析出剤としては、炭化水素化合物又はハロゲン化炭化水
素化合物が溶解系に対する貧溶媒である場合には、これ
らを添加する方法が使用できる。例えば、イソペンタ
ン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン及びクロルベンゼン
等を使用することができる。また、Mg及びTi化合物に対
する溶媒成分である前述化合物と反応するTi又はSiのハ
ロゲン化合物やAl又はSiの有機金属化合物、例えばTiCl
4、SiCl4、トリエチルアルミニウム、ジエチルアルミニ
ウムクロリド、アルミニウムセスキクロリド、エチルア
ルミニウムジクロリド、ジメチルシラン、ジエチルシラ
ン及びメチルヒドロポリシロキサン等が使用できる。
Mg及びTi化合物の粒状金属酸化物担体への担持は、Mg及
びTi化合物の核の析出が粒状金属酸化物内の細孔内でお
こり細孔内部に有効に含浸されるように、比較的析出反
応が遅く進行するようにすべきである。溶剤の蒸発によ
る場合は、一般的に0〜100℃の温度範囲で1〜20
時間程度で実施され、析出剤による反応の場合はその反
応の強さに応じて一般に−80℃〜100℃の温度範囲
で1〜20時間程度で実施される。より具体的には、以
下の方法を採用することができる。
1) MgCl2をチタン酸ブチルで溶解し、粒状金属酸化物
を添加した後、析出剤であるメチルヒドロポリシロキサ
ンを添加し、MgCl2−チタン酸ブチル錯体を析出担持す
る。
2) Mg(OC2H5)2をチタン酸ブチルで溶解し、粒状金属酸
化物を添加した後、析出剤であるTiCl4を添加し、Mg、T
i化合物を析出担持する。
3) MgCl2をリン酸ブチルで溶解し、粒状金属酸化物を
添加した後、析出剤であるTiCl4を添加し、MgCl2、Ti化
合物を析出担持する。
4) Mg(OC2H5)2を2−エチルヘキサノールで溶解し、粒
状金属酸化物を添加した後、析出剤であるTiCl4を添加
し、Mg、Ti化合物を析出担持する。
5) MgCl2及びTiCl4をエーテル化合物に溶解し、粒状金
属酸化物を添加した後、エーテルを減圧留去し、MgCl2
−TiCl4錯体を析出担持する。
また、金属酸化物担体に担持されるMg、Ti化合物等の触
媒成分の量は、一般に金属酸化物担体の細孔量に見合う
ように、金属酸化物に対し10〜80重量パーセントが
採用される。
重合 本発明の触媒成分は、共触媒である有機アルミニウム化
合物と組合わせてオレフインの重合に使用することがで
きる。有機アルミニウム化合物の具体例としては、一般
式 RnAlX3-n又はRmAl(OR)3-m(n、mはn、m2で
あり、RはC1〜C20の炭化水素基であつて、Xはハロゲ
ンである。)を有し、トリエチルアルミニウム、トリイ
ソブチルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロリ
ド、ジブチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニ
ウムエトキシド及びジエチルアルミニウムブトキシドが
挙げられる。有機アルミニウム化合物の使用量は、固体
触媒成分に対して重量比で0.01〜100、好ましくは0.1〜
10である。
本発明の触媒成分で重合するオレフインは、一般式 R-
CH=CH2(RはH又はC1〜C10の炭化水素基である。)で
表わされるα−オレフインであり、具体的には例えばエ
チレン、プロピレン、ブテン、ぺンテン、ヘキセン、及
びオクテン等のオレフイン類である。また、α−オレフ
インの混合物も使用でき、例えばエチレン重合の場合に
は、エチレンに対し20重量パーセント迄の上記α−オ
レフインの共重合を行うことができる。
本発明の触媒系は、スラリー重合法に適用できるのは勿
論であるが、気相重合法に好適に適用できる。
微細化担体の重合体からの分離 重合体製造過程において粒状金属酸化物担体が破壊して
生ずる微細化担体と、重合体との分離には次の方法が用
いられる。
重合体150mgをO−ジクロロベンゼン(以下ODCB
と呼ぶ。)150cm3に135℃で溶解する。平均孔径
10μのテフロン製メンブランフイルターを装着した内
容量200cm3のテフロン製ろ過装置で上記重合体のO
DCB溶液を135℃においてろ過する。純ODCB5
0cm3を通液し、メンブレンフイルター上に補集された
微細化担体を洗浄する。該メンブレンフイルターを光学
実体顕微鏡下で40倍に拡大した像をフイルム上に記録
し、微細化担体のうち最大径が50μ以上であるものの
個数を求め、供された粒状金属酸化物担体1mg当りの個
数(以下、N値と呼ぶ。)に変換する。
実施例 以下、実施例によつて本発明を具体的に説明する。
実施例−1 触媒合成 耐超音波破壊強度が33μである試作品SiO2(最大粒径
及び平均粒径はそれぞれ、90μ及び35μである。ま
た最大径50μ以上の粒子18個数パーセント。)を窒
素気流下において200℃で1時間、次いで600℃で
2時間焼成する。
該SiO210gをヘプタン50cm3中に分散させ、トリエ
チルアルミニウムのヘプタン溶液(6重量パーセント)
12.3cm3を添加した後、攪拌下に60℃で30分間保持
し、同温度で30分間減圧乾燥して流動性粉末を得る。
あらかじめTHF200cm3にMgCl23.13gを溶解したも
のにTiCl41.21cm3を添加し、60℃で30分間攪拌下で
保持して得た液体のうち52cm3を上記流動性粉末に添加
する。該混合物を攪拌下に60℃で30分間保持したも
のを2dm3・min-1の流速をもつ窒素気流下に60℃で70
分間攪拌保持すると流動性粉末が得られる。該粉末を室
温でヘプタン70cm3中に分散させ、トリヘキシルアル
ミニウムのヘプタン溶液(25重量パーセント)14cm
3を添加した後、攪拌下に60℃へ昇温すると同時に減
圧乾燥を開始し、30分間保持すると流動性粉末が得ら
れる。
重合 前述の方法で得た流動性粉末100mgをトリエチルアル
ミニウム100mg及びヘプタン100cm3と共に、あら
かじめ窒素雰囲気に保つた内容量1.5dm3のオートクレー
ブに70℃にて導入した後、ヘプタン700cm3及びブ
テン2.5gを順次導入する。水素を2.2kg・cm-2導入し、
エチレンを導入し、80℃に昇温する。全圧を9kg・cm
-2にし、重合を開始する。触媒収率30(g−重合体)
・(g−触媒)-1にて重合を停止し、生成重合体をヘプ
タンで洗浄しろ過後、80℃にて3時間減圧乾燥する。
該重合体はその中に含まれる微細化担体の分離に供せら
れる。このときN値は189±54であつた。
実施例−2 耐超音波破壊強度が36μである試作品SiO2(最大粒径
及び平均粒径はそれぞれ、90μ及び40μである。ま
た粒径50μ以上の粒子21個数パーセント。)を用い
た以外は実施例−1と全く同様の条件で実験を行なつた
ところ、N値は413±43であつた。
実施例−3 実施例−2の触媒を使用し、触媒収率65(g−重合
体)・(g−触媒)-1にて重合を停止した以外は実施例
−1と全く同様の条件で実験を行なつたところ、N値は
424±67であつた。
実施例−4 VOP製γ−Al2O3(平均粒径が2000μのペレツト
品)を実施例−1と全く同様の条件で焼成した後、窒素
雰囲気下にて乳ばちで10分間摩砕したものは、最大粒
径及び平均粒径がそれぞれ500μ及び50μである流
動性粉末であつた。該粉末の耐超音波破壊強度は21μ
であつた。該粉末を用いて焼成以降の実験を実施例−1
と全く同様に行なつたところ、N値は18±28であつ
た。
実施例−5 耐超音波破壊強度が23μであるγ−Al2O3(Ketjen
製、 グレードB、Coarse)の最大粒径及び平均粒径は
それぞれ205μ及び95μであつた。また、粒径50
μ以上の粒子は83個数パーセントであつた。
このγ−Al2O3を用いた以外は実施例−1と全く同様に
実験を行なつたところ、N値は16±24であつた。
比較例−1 耐超音波破壊強度が70μであるデビソン社製グレード
952−SiO2(最大粒径及び平均粒径はそれぞれ260
μ及び110μである。また、粒径50μ以上の個数9
2個数パーセント。)を用いた以外は実施例−1と全く
同様の条件で実験を行なつたところ、N値は735±1
00であつた。
比較例−2 デビソン社製グレード952−SiO2をTyler標準篩(1
50メツシユ、目開き104μ)で篩分して大粒径SiO2
の耐超音波破壊強度は53μであつた。このSiO2を用い
た以外は実施例−1と全く同様の条件で実験を行なつた
ところ、N値は840±65であつた。
比較例−3 耐超音波破壊強度が145μであるSiO2/Al2O3(触媒
学会参照触媒グレードJRC−SAL−2であり、最大
粒径及び平均粒径がそれぞれ、175μ及び70μであ
る。また、粒径50μ以上の粒子67個数パーセン
ト。)を用いた以外は実施例−1と全く同様に実験を行
なつたところ、N値は3780±160であつた。
以上の結果より、耐超音波破壊強度が50μ以下である
本発明の粒状金属酸化物の、該強度が50μ以上である
粒状金属酸化物に対する有効性は明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、チーグラー触媒に関する本発明の技術内容の
理解を助けるためのものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともMgCl2、TiCl4から成る触媒成分
    を該触媒成分に対して不活性な金属酸化物担体に担持し
    たオレフィン重合用触媒成分であって、該金属酸化物担
    体がAl及び/又はSiから成る、平均粒径が30〜120
    μ、最大径が50μ以上の粒子の個数パーセントが15
    パーセント以上の粒状酸化物であり、かつ30kHz、4
    5W、2時間の超音波照射によって個数表現された該粒
    状酸化物の粒径分布の99パーセンタイルが50μ以下
    となる耐超音波破壊強度を有するものであることを特徴
    とするオレフィン重合用触媒成分。
JP59048452A 1984-03-14 1984-03-14 オレフィン重合用触媒成分 Expired - Lifetime JPH0629287B2 (ja)

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