JPH0629261A - パタ―ン形成法 - Google Patents

パタ―ン形成法

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JPH0629261A
JPH0629261A JP7061991A JP7061991A JPH0629261A JP H0629261 A JPH0629261 A JP H0629261A JP 7061991 A JP7061991 A JP 7061991A JP 7061991 A JP7061991 A JP 7061991A JP H0629261 A JPH0629261 A JP H0629261A
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JP
Japan
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layer
mask
patterned
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negative resist
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JP7061991A
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English (en)
Inventor
Tetsuyoshi Ishii
哲好 石井
Kazunari Miyoshi
一功 三好
Torao Saito
虎夫 斎藤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 所望のパターンを有するパターン化された層
を形成する。 【構成】 被加工基板1上にパタ―ン化されるべき層2
とネガ型レジスト層とをそれらの順に形成し、次に、ネ
ガ型レジスト層に対する光、X線、電子線などの所望の
パタ―ンでの照射処理、続く現像処理によって、ネガ型
レジスト層から、第1のマスク層6を形成し、次に、パ
タ―ン化されるべき層上に第1のマスク層を覆って延長
しているマスク材層11を形成し、次に、第1のマスク
層及びマスク材層に対するエッチング処理によって、第
1のマスク層をパターン化されるべき層上から除去する
とともに、マスク材層から、第1のマスク層によって規
制されている第2のマスク層を形成し、次に、パターン
化されるべき層に対する第2のマスク層をマスクとして
用いたエッチング処理によって、パターン化されるべき
層から、パターン化された層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板本体でなる
または半導体基板本体とその主面上に形成されている半
導体層、絶縁層、導電性層などとでなる半導体基板など
の被加工基板上に、それをエッチング処理によって所望
のパタ―ンに加工するためにマスク層として用いる、所
望のパタ―ンを有するパタ―ン化された層を形成する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4〜図6を伴って次に述べるパ
タ―ン形成法が提案されている。
【0003】すなわち、被加工基板1の上面上に、爾後
パタ―ン化された層となるパタ―ン化されるべき層2
を、被加工基板1の上面に段差があっても、平らな上面
になるのに充分な厚さに形成する(図4A)。このパタ
―ン化されるべき層2は、被加工基板1の上面上に、例
えばポジ型フォトレジストでなる層を塗布形成し、続い
て、その層を熱処理によって固化して得られたものとし
得る。
【0004】次に、パタ―ン化されるべき層2上に、例
えば酸化シリコンでなるマスク材層3を、例えば蒸着法
によって、例えば0.1μmの厚さに形成する(図4
B)。次に、マスク材層3上に、光、X線、電子線など
に感応性のあるネガ型レジスト層4を、例えば1.0μ
mの厚さに形成する(図4C)。
【0005】次に、ネガ型レジスト層4に対する光、X
線、電子線など(以下、簡単のため、レジスト層照射用
線5と称す)の所望のパタ―ンでの照射処理、続く現像
処理によって、ネガ型レジスト層4から、レジスト層照
射用線5によって照射された領域でなるパタ―ン化され
たマスク層6を形成する(図5D〜E)。
【0006】次に、マスク材層3に対するマスク層6を
マスクとするエッチング処理、例えばCHF3 ガスを用
いた反応性イオンエッチング処理によって、マスク材層
3から、マスク層6下の領域でなるマスク層7を形成す
る(図5F)。
【0007】次に、マスク層6を、マスク層7上から除
去する(図6G)。
【0008】次に、パタ―ン化されるべき層2に対する
マスク層7をマスクとするエッチング処理、例えばO2
ガスを用いた反応性イオンエッチング処理によって、パ
タ―ン化されるべき層2から、マスク層7下の領域でな
るパタ―ン化された層8を形成する(図6H)。
【0009】なお、パタ―ン化された層8を形成して
後、必要に応じて、マスク層7をパタ―ン化された層8
上から除去する。
【0010】以上が、従来提案されているパタ―ン形成
法である。
【0011】このような従来のパタ―ン形成法の場合、
被加工基板1上に、パタ―ン化されるべき層2を平らな
上面になるように形成し、そして、その上面上に、レジ
スト層照射用線5に感応性を有するネガ型レジスト層4
をマスク材層3を介して形成するので、ネガ型レジスト
層4を、被加工基板1が段差を有する上面を有していて
も、平らな上面を有し且つ薄い厚さに容易に形成するこ
とができる。このため、被加工基板1が段差を有する上
面を有していても、マスク層6を、ネガ型レジスト層4
から、レジスト層照射用線5の微細なパタ―ンに応じた
微細なパタ―ンに、高精度に容易に形成することができ
る。従って、これに応じて、マスク層7をマスク材層3
から、比較的微細なパタ―ンに、比較的高精度に形成す
ることができ、よって、パタ―ン化された層8を、パタ
―ン化されるべき層2から比較的微細なパタ―ンに、高
精度に形成することができる。
【0012】従って、被加工基板1を、上述した本発明
によるパタ―ン形成法によって形成されたパタ―ン化さ
れた層8を用いて、比較的微細なパタ―ンに、比較的高
精度に形成することができる。
【0013】また、レジスト層照射用線5に感応性を有
するネガ型レジスト層4が、字句通りネガ型であり、そ
して、ネガ型レジスト層が、一般に、ポジ型レジスト層
に比し、レジスト層照射用線5に対して高い感応性を有
していることから、ネガ型レジスト層4に対するレジス
ト層照射用線5の照射時間が、ネガ型レジスト層4がポ
ジ型レジスト層である場合に比し、短くてすみ、従っ
て、ネガ型レジスト層4から、マスク層6を、ネガ型レ
ジスト層4がポジ型レジスト層である場合に比し短い時
間で形成することができ、よって、パタ―ン化された層
8を、ネガ型レジスト層4がポジ型レジスト層である場
合に比し短い時間で形成することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図4〜図6に示す従来
のパタ―ン形成法の場合、パタ―ン化された層8が、パ
タ―ン化されるべき層2のマスク層7下の領域でなり、
一方、マスク層7が、マスク材層3のマスク層6下の領
域でなり、そして、マスク層6が、ネガ型レジスト層4
のレジスト層照射用線5によって照射された領域下の領
域でなる。このため、被加工基板1をパタ―ン化された
層8をマスクとするエッチング処理によって加工する場
合のその加工領域は、レジスト層照射用線5がネガ型レ
ジスト層4を照射しない領域に対応している。従って、
パタ―ン化された層8を、被加工基板1の加工領域が微
細な領域であるように形成する場合、レジスト層照射用
線5がネガ型レジスト層4を照射する領域が照射しない
領域に比し広く、よって、ネガ型レジスト層4に、レジ
スト層照射用線が照射していない領域を、高精度に残す
のが困難である。
【0015】以上のことから、図4〜図6に示す従来の
パタ―ン形成法の場合、パタ―ン化された層8を、被加
工基板1の加工領域が微細な領域であるように形成する
場合、そのパタ―ン化された層8を、微細なパタ―ン
に、高精度に形成するのに一定の限度を有する、という
欠点を有していた。
【0016】また、パタ―ン化されるべき層2からパタ
―ン化された層8を形成するためにマスクとして用いて
いるマスク層は、マスク材層3から、マスク層6をマス
クとして、エッチング処理によって形成されている。こ
のため、マスク層7が、マスク層6のパタ―ンよりも一
周り小さなパタ―ンに形成されたりするため、マスク層
7を、マスク層6と同程度に高い精度に形成することが
できないため、パタ―ン化された層8を、高精度に形成
するのに一定の限度を有する、という欠点も有してい
た。
【0017】よって、本発明は、上述した欠点のない新
規なパタ―ン形成法を提案せんとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によるパタ―ン形
成法は、(i)被加工基板上にパタ―ン化されるべき層
を形成する工程と、(ii)そのパタ―ン化されるべき
層上に、光、X線、電子線などに感応性のあるネガ型レ
ジスト層を形成する工程と、(iii)そのネガ型レジ
スト層に対する光、X線、電子線などの所望のパタ―ン
での照射処理、続く現像処理によって、上記ネガ型レジ
スト層から、上記光、X線、電子線などによって照射さ
れた領域でなるパタ―ン化された第1のマスク層を形成
する工程と、(iv)上記パタ―ン化されるべき層上
に、上記第1のマスク層を覆って延長しているマスク材
層を形成する工程と、(v)上記マスク材層及び上記第
1のマスク層に対するエッチング処理によって、上記第
1のマスク層と上記マスク材層の上記第1のマスク層上
の領域とを除去し、よって、上記マスク材層から、上記
パタ―ン化されるべき層上の、上記第1のマスク層下以
外の上記第1のマスク層によって規制されている領域で
なる第2のマスク層を形成する工程と、(vi)上記パ
タ―ン化されるべき層に対する上記第2のマスク層をマ
スクとするエッチング処理によって、上記パタ―ン化さ
れるべき層から、上記第2のマスク層下の領域でなるパ
タ―ン化された層を形成する工程とを有する。
【0019】
【作用・効果】本発明によるパタ―ン形成法によれば、
被加工基板上に、図4〜図6で前述した従来のパタ―ン
形成法の場合に準じて、パタ―ン化されるべき層を、平
らな上面になるように形成し、その上面上に、光、X
線、電子線などに感応性を有するネガ型レジスト層を形
成するので、そのネガ型レジスト層を、図4〜図6で前
述した従来のパタ―ン形成法の場合と同様に、被加工基
板が段差を有する上面を有していても、平らな上面を有
し且つ薄い厚さに容易に形成することができる。このた
め、ネガ型レジスト層から、第1のマスク層を、被加工
基板が段差を有する上面を有していても、光、X線、電
子線などの微細なパタ―ンに応じた微細なパタ―ンに、
高精度に容易に形成することができる。従って、これに
応じて、第2のマスク層を、マスク材層から、微細なパ
タ―ンに、高精度に形成することができ、よって、パタ
―ン化された層を、パタ―ン化されるべき層から、微細
なパタ―ンに、高精度に形成することができる。
【0020】また、光、X線、電子線などに感応性を有
するネガ型レジスト層が、図4〜図6で前述した従来の
パタ―ン形成法の場合と同様に、字句通りネガ型である
ため、図4〜図6で前述した従来のパタ―ン形成法で上
述した理由によって、第1のマスク層を、ネガ型レジス
ト層から、ネガ型レジスト層がポジ型レジスト層である
場合に比し短い時間で形成することができ、よって、図
4〜図6で前述した従来のパタ―ン形成法の場合と同様
に、パタ―ン化された層を、ネガ型レジスト層がポジ型
レジスト層である場合に比し短い時間で形成することが
できる。
【0021】しかしながら、本発明によるパタ―ン形成
法の場合、パタ―ン化された層が、パタ―ン化されるべ
き層の第2のマスク層下の領域でなり、一方、第2のマ
スク層が、パタ―ン化されるべき層上に第1のマスク層
上を覆って延長して形成されているマスク材層の、第1
のマスク層下以外の第1のマスク層によって規制されて
いる領域でなり、そして、第1のマスク層が、ネガ型レ
ジスト層の光、X線、電子線などによって照射された領
域でなる。このため、被加工基板をパタ―ン化された層
をマスクとするエッチング処理によって加工する場合の
その加工領域は、図4〜図6で前述した従来のパタ―ン
形成法の場合とは逆に、光、X線、電子線などがネガ型
レジスト層を照射する領域に対応している。従って、パ
タ―ン化された層を、被加工基板の加工領域が微細な領
域であるように形成する場合、光、X線、電子線などが
ネガ型レジスト層を照射する領域が照射しない領域に比
し狭く、よって、ネガ型レジスト層に、光、X線、電子
線などが照射している微細な領域を、高精度に得るのが
容易である。
【0022】以上のことから、本発明によるパタ―ン形
成法の場合、パタ―ン化された層を、被加工基板の加工
領域が微細な領域であるように形成する場合、そのパタ
―ン化された層を、図4〜図6で前述した従来のパタ―
ン形成法の場合に比し、微細なパタ―ンに、高精度に容
易に形成することができる。
【0023】また、パタ―ン化されるべき層からパタ―
ン化された層を形成するためのマスクを用いている第2
のマスク層は、パタ―ン化されるべき層上に第1のマス
ク層上を覆って延長して形成されているマスク材層の、
第1のマスク層下以外の第1のマスク層によって規制さ
れている領域でなるので、第2のマスク層を、第1のマ
スク層と同程度に、図4〜図6で前述した従来のパタ―
ン形成法の場合に比し高い精度に形成することができ、
よって、パタ―ン化された層を、図4〜図6で前述した
従来のパタ―ン形成法の場合に比し高い精度に形成する
ことができる。
【0024】
【実施例】次に、図1〜図3を伴って、本発明によるパ
タ―ン形成法の実施例を述べよう。
【0025】図1〜図3において、図4〜図6との対応
部分には同一符号を付して示す。
【0026】図1〜図3に示す本発明によるパタ―ン形
成法は、次に述べる順次の工程をとって、被加工基板上
に、所望のパタ―ンを有するパタ―ン化された層を形成
する。
【0027】すなわち、被加工基板1の上面上に、図4
〜図6で前述した従来のパタ―ン形成法の場合と同様
に、爾後パタ―ン化された層となるパタ―ン化されるべ
き層2を、被加工基板1の上面に段差があっても、平ら
な上面になるのに充分な厚さに形成する(図1A)。こ
のパタ―ン化されるべき層2は、図4〜図6で前述した
従来のパタ―ン形成法の場合に準じて、被加工基板1の
上面上に、例えばポジ型フォトレジストでなる層を回転
塗布形成し、続いて、その層を、例えば240℃の温度
での約30分間の熱処理によって固化して得たものとし
得る。
【0028】次に、パタ―ン化されるべき層2上に、図
4〜図6で前述した従来のパタ―ン形成法の場合と同様
の、光、X線、電子線など(以下、簡単のため、レジス
ト層照射用線と称す)に感応性を有するネガ型レジスト
層4を、0.3μmの厚さに回転塗布し、次で、85℃
の温度での約1分間の熱処理によって、例えば0.3μ
mの厚さに形成する(図1B)。この場合、ネガ型レジ
スト層4は、シプレイ社製化学増幅系ネガ型レジスト層
を用い得る。
【0029】次に、ネガ型レジスト層4に対するレジス
ト層照射用線5の所望のパタ―ンでの照射処理、続く現
像処理によって、ネガ型レジスト層4から、レジスト層
照射用線5によって照射された領域でなるパタ―ン化さ
れたマスク層6を形成する(図1C〜図2D)。
【0030】次に、パタ―ン化されるべき層2上に、マ
スク層6を覆って延長し且つ例えばアモルファスシリコ
ンでなるマスク材層11を、例えば高周波スパッタリン
グ法によって、比較的薄い例えば0.03μmの厚さに
形成する(図2E)。
【0031】次に、マスク材層11及びマスク層6に対
するエッチング処理によって、マスク層6とマスク材層
11のマスク層6上の領域とを除去し、よって、マスク
材層11から、パタ―ン化されるべき層2上の、マスク
層6下以外のマスク層6によって規制されている領域で
なるマスク層12を形成する(図3F)。この場合、マ
スク材層11が上述したようにアモルファスシリコンで
なる場合、弗酸と硝酸と水との60:60:1の割合の
混液をエッチャントとして用いたマスク材層11に対す
るエッチング処理を約1分間行うことによって、マスク
材層11に、マスク層6の上角部上の肉厚の薄い所で窓
を穿ち、次で、マスク層6に対するエッチャント(例え
ば、シプレイ社製レジストリム―バ1112A(商品
名))を用いたエッチング処理を約3分間行うことによ
って、マスク層12を形成し得る。次に、パタ―ン化さ
れるべき層2に対するマスク層12をマスクとするエッ
チング処理、例えば02 ガスを用いたドライエッチング
処理によって、パタ―ン化されるべき層2から、マスク
層12下の領域でなるパタ―ン化された層8を形成する
(図3G)。
【0032】なお、パタ―ン化された層8を形成して
後、必要に応じて、マスク層12をパタ―ン化された層
8上から除去する。
【0033】以上が、本発明によるパタ―ン形成法の実
施例である。
【0034】このような本発明によるパタ―ン形成法に
よれば、被加工基板1上に、図4〜図6で前述した従来
のパタ―ン形成法の場合に準じて、パタ―ン化されるべ
き層2、平らな上面になるように形成し、その上面上
に、レジスト層照射用線5に感応性を有するネガ型レジ
スト層4を形成するので、そのネガ型レジスト層4を、
図4〜図6で前述した従来のパタ―ン形成法の場合と同
様に、被加工基板1が段差を有する上面を有していて
も、平らな上面を有し且つ薄い厚さに容易に形成するこ
とができる。このため、ネガ型レジスト層4から、マス
ク層6を、被加工基板1が段差を有する上面を有してい
ても、レジスト層照射用線5などの微細なパタ―ンに応
じた微細なパタ―ンに、高精度に容易に形成することが
できる。従って、これに応じて、マスク層12を、マス
ク材層11から、微細なパタ―ンに、高精度に形成する
ことができ、よって、パタ―ン化された層8を、パタ―
ン化されるべき層2から、微細なパタ―ンに、高精度に
形成することができる。
【0035】また、レジスト層照射用線5などに感応性
を有するネガ型レジスト層4が、図4〜図6で前述した
従来のパタ―ン形成法の場合と同様に、字句通りネガ型
であるため、図4〜図6で前述した従来のパタ―ン形成
法で上述した理由によって、マスク層6を、ネガ型レジ
スト層4から、ネガ型レジスト層4がポジ型レジスト層
である場合に比し短い時間で形成することができ、よっ
て、図4〜図6で前述した従来のパタ―ン形成法の場合
と同様に、パタ―ン化された層8を、ネガ型レジスト層
4がポジ型レジスト層である場合に比し短い時間で形成
することができる。
【0036】しかしながら、図1〜図3に示す本発明に
よるパタ―ン形成法の場合、パタ―ン化された層8が、
パタ―ン化されるべき層2のマスク層12下の領域でな
り、一方、マスク層12が、パタ―ン化されるべき層2
上にマスク層6上を覆って延長して形成されているマス
ク材層11の、マスク層6下以外のマスク層6によって
規制されている領域でなり、そして、マスク層6が、ネ
ガ型レジスト層4のレジスト層照射用線5によって照射
された領域でなる。このため、被加工基板1をパタ―ン
化された層8をマスクとするエッチング処理によって加
工する場合のその加工領域は、図4〜図6で前述した従
来のパタ―ン形成法の場合とは逆に、レジスト層照射用
線5がネガ型レジスト層4を照射する領域に対応してい
る。従って、パタ―ン化された層8を、被加工基板1の
加工領域が微細な領域であるように形成する場合、レジ
スト層照射用線5がネガ型レジスト層4を照射する領域
が照射しない領域に比し狭く、よって、ネガ型レジスト
層4に、レジスト層照射用線5が照射している微細な領
域を、高精度に得るのが容易である。
【0037】以上のことから、図1〜図3に示す本発明
によるパタ―ン形成法の場合、パタ―ン化された層8
を、被加工基板1の加工領域が微細な領域であるように
形成する場合、そのパタ―ン化された層8を、図4〜図
6で前述した従来のパタ―ン形成法の場合に比し、微細
なパタ―ンに、高精度に容易に形成することができる。
【0038】また、パタ―ン化されるべき層2からパタ
―ン化された層8を形成するためのマスクを用いている
マスク層12は、パタ―ン化されるべき層2上にマスク
層6上を覆って延長して形成されているマスク材層11
の、マスク層6下以外のマスク層6によって規制されて
いる領域でなるので、マスク層12を、マスク層6と同
程度に、図4〜図6で前述した従来のパタ―ン形成法の
場合に比し高い精度に形成することができ、よって、パ
タ―ン化された層8を、図4〜図6で前述した従来のパ
タ―ン形成法の場合に比し高い精度に形成することがで
きる。
【0039】なお、上述においては、本発明の1つの実
施例を示したに留まり、本発明の精神を脱することなし
に、種々の変型、変更をなし得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパタ―ン形成法の実施例の説明に
供する順次の工程における略線的断面図である。
【図2】本発明によるパタ―ン形成法の実施例の説明に
供する、図1に示す順次の工程に続く順次の工程におけ
る略線的断面図である。
【図3】本発明によるパタ―ン形成法の実施例の説明に
供する、図2に示す順次の工程に続く順次の工程におけ
る略線的断面図である。
【図4】従来のパタ―ン形成法の説明に供する順次の工
程における略線的断面図である。
【図5】従来のパタ―ン形成法の説明に供する、図4に
示す順次の工程に続く順次の工程における略線的断面図
である。
【図6】従来のパタ―ン形成法の説明に供する、図5に
示す順次の工程に続く順次の工程における略線的断面図
である。
【符号の説明】
1 被加工基板 2 パタ―ン化されるべき層 3 マスク材層 4 ネガ型レジスト層 5 光、X線、電子線など 6、7 マスク層 8 パタ―ン化された層 11 マスク材層 12 マスク層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工基板上にパタ―ン化されるべき層
    を形成する工程と、 上記パタ―ン化されるべき層上に、光、X線、電子線な
    どに感応性のあるネガ型レジスト層を形成する工程と、 上記ネガ型レジスト層に対する光、X線、電子線などの
    所望のパタ―ンでの照射処理、続く現像処理によって、
    上記ネガ型レジスト層から、上記光、X線、電子線など
    によって照射された領域でなるパタ―ン化された第1の
    マスク層を形成する工程と、 上記パタ―ン化されるべき層上に、上記第1のマスク層
    を覆って延長しているマスク材層を形成する工程と、 上記マスク材層及び上記第1のマスク層に対するエッチ
    ング処理によって、上記第1のマスク層と上記マスク材
    層の上記第1のマスク層上の領域とを除去し、よって、
    上記マスク材層から、上記パタ―ン化されるべき層上
    の、上記第1のマスク層下以外の上記第1のマスク層に
    よって規制されている領域でなる第2のマスク層を形成
    する工程と、 上記パタ―ン化されるべき層に対する上記第2のマスク
    層をマスクとするエッチング処理によって、上記パタ―
    ン化されるべき層から、上記第2のマスク層下の領域で
    なるパタ―ン化された層を形成する工程とを有すること
    を特徴とするパタ―ン形成法。
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