JP2616820B2 - レジストパターンの形成方法 - Google Patents

レジストパターンの形成方法

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尚志 渡辺
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • G03F7/7045Hybrid exposures, i.e. multiple exposures of the same area using different types of exposure apparatus, e.g. combining projection, proximity, direct write, interferometric, UV, x-ray or particle beam

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子ビームを用いたレジストパターンの形
成方法に関するものである。
(従来の技術) 半導体素子の微細化にともない、電子ビーム露光が広
く用いられるようになったが、この電子ビーム露光に
は、近接効果により、あるいは基板上の段差に基因する
レジスト膜厚の変動によりパターン精度が低下するとい
う欠点や、レジストのドライエッチ耐性が不足するとい
う欠点があり、この対策として多層レジスト法が用いら
れている。多層レジスト法には、パターン転写にドライ
エッチングを用いる方法と、紫外線露光を用いる方法
(PCM法)がある。
ドライエッチングを用いる方法について、第3図
(a)ないし(d)により説明する。第3図(a)ない
し(d)は、ドライエッチングを用いるレジストパター
ンの形成方法を工程順に示した要部拡大断面図である。
まず、半導体基板1の上に有機膜2,塗布酸化ケイ素膜3
および電子ビームレジスト膜4を順次形成し、電子ビー
ム5を用いてパターンを露光する(第3図(a))。次
に、電子ビームレジスト膜4を現像し(第3図
(b))、続いて、電子ビームレジスト膜4をマスクと
して弗素を含むガスによるプラズマより塗布酸化ケイ素
膜3をドライエッチングしパターンを転写する(第3図
(c))。さらに、酸素雰囲気中で塗布酸化ケイ素膜3
をマスクとしてプラズマエッチングを行い有機膜2にパ
ターン転写をおこなうと、第3図(d)に示すパターン
が得られる。
次に、パターン転写に紫外線露光を用いるレジストパ
ターンの形成方法について第4図(a)ないし(c)に
より説明する。相4図(a)ないし(c)は、紫外線露
光を用いるレジストパターンの形成方法を工程順に示し
た要部拡大断面図である。なお、第3図の従来例と同じ
構成部品には、同一符号を付した。まず、半導体基板1
の上に紫外線レジスト膜6および電子ビームレジスト膜
4を順次形成し、電子ビーム5を用いてパターン露光を
行う(第4図(a))。次に、電子ビームレジスト膜4
を所定の現像液を用いて現像したのち、紫外線7により
電子ビームレジスト膜4のパターンをマスクとして全面
に露光する(第4図(b))。次に、所定の現像液を用
いて紫外線レジスト膜6を現像すると、第4図(c)に
示すパターンが得られる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の形成方法では、ドライエッチン
グによる方法は、ドライエッチング工程により生産性が
低下するという問題があり、紫外線を用いる方法は、上
層レジスト膜と下層レジスト膜の間に、混合層が形成さ
れるという問題があった。また、電子ビームレジストに
は、高感度と高解像度を兼ね備えたものがないため、高
生産性か高解像度かの何れか一方を選択しなければなら
ないという問題があった。
本発明は上記の問題を解決するもので、生産性が高
く、解像度に優れた電子ビーム露光によるパターン形成
方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するため、本発明は、半導体基板上
に形成した紫外線レジスト膜の上に、電子ビーム照射に
より紫外線吸収係数が増大するような有機膜(不飽和基
を有するメタクリル酸エステルを含む化合物)を形成
し、電子ビーム露光に続いて、紫外線による全面露光を
行なうものである。
(作用) 上記の構成によれば、上層の有機膜は、紫外線吸収特
性が変化するだけで、通常のレジストに要求されるよう
な露光部と未露光部の溶解速度の差を生ずる必要がな
く、また、その後の工程におけるマスクとならないので
エッチング耐性も必要ではない。
通常の高感度レジストの解像度が低い理由は、1)連
鎖反応を利用しているため、2)現像時に膨潤が発生す
るため、3)現像時に露光部と未露光部の溶解速度の差
が十分に得られないため、等が考えられる。上記の有機
膜は現像が行われないため、上記の要素のうち、2),
3)による解像度の低下は起きない。しかも、上層の有
機膜が不飽和基を有するメタクリル酸エステルを含む化
合物であって、短波長の光による微細加工が可能にな
り、従って、解像度は比較的高く維持できる。また、基
板上の2層のレジスト膜が形成されたままの状態で紫外
線により露光されるため、レジスト膜厚に関係がなくな
り、従って、パターンの形状は良好に保たれ、高生産性
と高解像度を両立することができる。
(実施例) 本発明の一実施例を、第1図(a)ないし(c)およ
び第2図により説明する。
第1図(a)ないし(c)は、本発明による電子ビー
ムを用いたパターン形成方法を工程順に示した要部拡大
断面図である。なお、第3図および第4図に示した従来
例と同じ構成部品には、同一符号を付して説明を進め
る。
まず、シリコンからなる半導体基板1の表面に、ポリ
ジメチルグルタリミド(以下PMGIと記す)を厚さ0.5μ
mに塗布した後、温度270℃で30分間熱処理を施して紫
外線レジスト膜6を形成し、さらに、その表面に、第2
図(a)に分子式を示したポリアリルメタクリレート
(以下PAMAと記す)を塗布した後、温度80℃で30分間熱
処理を施して紫外線吸収膜8を形成し2層構造とした
後、露光量2μc/cm2の電子ビーム5でパターンを描画
すると、電子ビーム5が照射されたパターンの紫外線吸
収膜8のPMMAは、2重結合が減少し低吸収部8aが形成さ
れる(第1図(a))。第2図(b)に電子ビーム露光
前後のPAMA膜の紫外線吸光度曲線を示した。次に、中心
波長254nmの紫外線を露光量200mJ/cm2で全面照射するPA
MAは波長300nm以下の紫外線を良く吸収するが低吸収部8
aは、紫外線吸収率が低下しているので、低吸収部8aの
下の紫外線レジスト膜6に紫外線7が照射されたことに
なる(第1図(b))。次にイソプロピルアルコール
(IRA)に浸漬し上層の紫外線吸収膜8を除去したの
ち、有機アルカリ現像液に1分間浸漬することにより紫
外線レジスト膜6を現像すると、第1図(c)に示した
パターンが形成される。
なお、以上説明した実施例では、上層の紫外線吸収膜
8としてPAMAを、また、下層の紫外線レジスト膜6とし
てPMGIをそれぞれ用いたが、紫外線吸収膜8として、ジ
メタクリル酸エチレングリコールとポリビニルアルコー
ルの混合物を用いても良く、また、紫外線レジスト膜6
として、波長300〜500nmの紫外線に対して感度を持つ紫
外線用ホトレジストおよび、波長200〜270nmの紫外線に
対して感度をもつ紫外線レジストであるポリメチルメタ
クリレート(PMMA),ポリメチルイソプロペニルケトン
(PMIPK),クロロメチルポリスチレン(CMS)等を用い
ても良い。
(発明の効果) 本発明のレジストパターン形成方法によれば、電子ビ
ーム露光において高い生産性と高解像度を両立すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレジストパターンの形成方法を工程順
に示した要部拡大断面図、第2図(a)および(b)は
PAMAの化学構造式およびPAMA膜の電子ビーム露光前後の
吸光度曲線、第3図はドライエッチングによる従来のレ
ジストパターンの形成方法を工程順に示した要部拡大断
面図、第4図は紫外線露光によるレジストパターンの形
成方法を工程順に示した要部拡大断面図である。 1……半導体基板、2……有機膜、3……塗布酸化ケイ
素膜、4……電子ビームレジスト膜、5……電子ビー
ム、6……紫外線レジスト膜、7……紫外線、8……紫
外線吸収膜、8a……低吸収部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に紫外線レジスト膜、および不飽和
    基を有するメタクリル酸エステルを含む化合物であって
    電子ビーム照射により紫外線吸収率が低下する紫外線吸
    収膜を重ねて形成し、電子ビーム露光後に、紫外線によ
    る全面露光を行うことを特徴とするレジストパターンの
    形成方法。
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