JPH06291929A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH06291929A
JPH06291929A JP5101953A JP10195393A JPH06291929A JP H06291929 A JPH06291929 A JP H06291929A JP 5101953 A JP5101953 A JP 5101953A JP 10195393 A JP10195393 A JP 10195393A JP H06291929 A JPH06291929 A JP H06291929A
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Masaya Kondo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の記録紙サイズに対する記録紙切れの際
の代行受信等の処理を、より有効に行うことができる便
利なファクシミリ装置を提供することを目的とする。 【構成】 記録紙サイズ毎に前記第1の受信動作モ−ド
または前記第2の受信動作モ−ドのいずれかの動作モ−
ドを選択して設定する受信動作モ−ド設定機能部と、こ
の受信動作モ−ド設定機能部による設定に従って記録出
力制御を行なう記録出力制御機能部を設けることによ
り、記録紙サイズ毎に前記第1の受信動作モ−ドまたは
前記第2の受信動作モ−ドのいずれかの動作モ−ドを選
択し、記録出力制御を行なうことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に複数サイズの記録
紙カセットを同時に装着し、これら複数サイズの記録紙
カセットからいずれかのサイズの記録紙を選択し、受信
画像を記録出力するファクシミリ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置のプリンタとし
てレ−ザビ−ムプリンタ(以下、LBPという)を用い
たLBPファクシミリが普及している。
【0003】このようなLBPファクシミリ装置におい
て、受信画像に対し同一サイズとみなされる記録紙カセ
ットを選択し、記録出力制御を行う際、選択された記録
紙カセット内に記録紙がなくなった場合、受信画像と異
なるサイズの記録紙に縮小等の処理を施して出力する第
1の受信動作モ−ドと、受信画像を画像メモリに代行受
信する第2の受信動作モ−ドとを有し、第1の受信動作
モ−ドと第2の受信動作モ−ドを予め選択して動作して
いた。
【0004】なお、このような処理において、目的のサ
イズの記録紙があるかどうかの判断は、受信動作の一貫
として行い、特に上記第2の受信動作モ−ドにおいて
は、受信画像と同一のサイズの記録紙がなくなった場合
には、受信処理部側で受信した画像データを記録処理部
側へ転送することなく、代行受信用のメモリに蓄積する
ようにしている。
【0005】図11は、この場合の動作を示すフローチ
ャートである。図示のように、受信処理部側において、
1ページの受信完了(S1)で、同一サイズの記録紙が
あるかどうか判断し(S2)、同一サイズの記録紙があ
れば、記録処理部側に記録開始要求を出して、当該ペー
ジの記録出力を行う(S3)。また、同一サイズの記録
紙がなければ、記録開始要求を行うことなく、画像メモ
リによる代行受信制御に移行する(S4)。
【0006】また、代行受信した代行受信画像を出力す
る際に、代行受信画像と同一サイズの記録紙がない場
合、代行受信画像と異なるサイズの記録紙に代行受信出
力するか、または、代行受信画像と同一サイズの記録紙
がない場合、代行受信画像の出力を中止するかのいずれ
かであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来例では、受信画像の記録出力制御を行う際、予め定め
られた前記第1の受信動作モ−ドまたは前記第2の受信
動作モ−ドに従い、受信画像の記録出力制御を行うた
め、記録紙サイズ毎に前記第1の受信動作モ−ドまたは
前記第2の受信動作モ−ドの切り替えを行うことはでき
なかった。
【0008】また、受信画像に対する同一サイズ記録紙
の有無の判断は、受信処理部側で行っていたため、受信
処理部側における受信動作が複雑化し、受信動作モ−ド
の拡張が困難になっていた。なお、受信動作モ−ドの拡
張とは、例えば後述する実施例で説明するような、通信
相手先や給紙部の位置に応じて受信動作モードを切り換
える処理等を付加することをいう。
【0009】また、代行受信した代行受信画像を出力す
る際、代行受信画像と同一サイズの記録紙がない場合に
は、代行受信画像と異なるサイズの記録紙に代行受信出
力するか、または、代行受信画像の出力を中止するかの
いずれかであり、オペレ−タが選択することはできなか
った。
【0010】すなわち、従来のファクシミリ装置は、以
上の点で、極めて不便な仕様となっていた。
【0011】そこで、本発明は、複数の記録紙サイズに
対する記録紙切れの際の代行受信等の処理を、より有効
に行うことができる便利なファクシミリ装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録紙サイズ
毎に前記第1の受信動作モ−ドまたは前記第2の受信動
作モ−ドのいずれかの動作モ−ドを選択して設定する受
信動作モ−ド設定手段と、この受信動作モ−ド設定手段
による設定に従って記録出力制御を行なう記録出力制御
手段を設けることにより、記録紙サイズ毎に前記第1の
受信動作モ−ドまたは前記第2の受信動作モ−ドのいず
れかの動作モ−ドを選択し、記録出力制御を行なうこと
が可能となる。
【0013】また、装着されている複数の記録紙カセッ
トのカセットサイズを記憶するカセットサイズ記憶手段
と、記録紙カセット内に記録紙が存在することにより実
際の記録が可能な記録紙の記録紙サイズを記憶する記録
紙サイズ記憶手段とを有し、受信画像に対して、最適な
記録紙カセットを選択する際に、前記第1の受信動作モ
−ドで動作する場合には前記記録紙サイズ記憶手段を用
い、前記第2の受信動作モ−ドで動作する場合には前記
カセットサイズ記憶手段を用いて、最適なカセットを選
択する制御を設けることにより、特に第2の受信モード
においては、記録紙の有無とは無関係に同一サイズのカ
セットを選択でき、このカセット選択後に、その同一サ
イズのカセット内における記録紙の有無をチェックする
ことが可能となるので、最終的な同一サイズ記録紙の有
無を上述した記録処理部側でチェックすることができ
る。
【0014】したがって、受信処理部側における同一サ
イズ記録紙のチェック処理を省略することができ、受信
処理部側の処理を簡略化でき、上述した受信動作モ−ド
の拡張が可能となる。
【0015】なお、図12は、この場合の前記第2の受
信動作モ−ドにおける動作を示すフローチャートであ
る。図示のように、受信処理部側では、1ページの受信
が完了すると(S11)、記録処理部側に記録開始要求
を送出する(S12)。この際、受信処理部側では、受
信画像のサイズと前記カセットサイズ記憶手段のデータ
とを用いて最適なカセットが選択されており、このカセ
ットを記録制御部側に通知する。一方、そして、記録制
御部側では、その通知されたカセットに記録紙が存在す
るかどうかを判断し(S13)、記録紙が存在すれば、
記録出力動作(S14)を行い、記録紙がなければ、メ
モリ代行受信を行う(S15)。
【0016】なお、第1の受信動作モードでは、同一サ
イズの記録紙がない場合に、画像の縮小展開等を行う都
合により、同一サイズ記録紙の有無を受信処理部側で判
断してから、そのカセットサイズを決定して記録開始要
求を行うことになる。
【0017】すなわち、以上のような構成においては、
第1の受信動作モードと第2の受信動作モードとでは、
受信処理部側における動作が大きく異なることになる
が、上述のように記録紙サイズ記憶手段とカセットサイ
ズ記憶手段を2つの受信動作モードで使い分けることに
より、各受信動作モードの処理を共通の制御系で行うこ
とが可能となり、制御が一元化され、簡略化されること
になる。
【0018】また、代行受信した代行受信画像を出力す
る際に、代行受信画像と同一サイズの記録紙がない場
合、代行受信画像と異なるサイズの記録紙に代行受信す
る制御と、代行受信画像の出力を中止する制御とを有
し、代行受信画像の出力を行なう際に、代行受信画像と
同一サイズの記録紙がない場合、いずれかの出力制御を
オペレ−タが選択し、出力制御を行なうことが可能とな
る。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例を示すファクシ
ミリ装置のブロック図である。
【0020】CPU101は、装置全体を制御するもの
であり、ROM102は、CPU101の制御プログラ
ムを格納するものである。ワークメモリ103は、SR
AM等で構成され、プログラム制御変数等を格納するも
のである。
【0021】操作部104は、キーボード等で構成さ
れ、オペレータが各種入力操作を呼なうものであり、表
示部105は、LCD等で構成され、各種表示を行なう
ものである。
【0022】通信部106は、モデム(変復調装置)や
NCU(網制御装置)等で構成されており、回線を通し
て相手通信装置との間で画像情報のやりとりを行なうも
のである。
【0023】アスキーバッファ107は、SRAM等で
構成され、通信部106より得られた受信データを一時
格納しておくものである。
【0024】登録メモリ108は、SRAM等で構成さ
れ、オペレータが登録した設定値や装置の管理データ等
を格納するものである。なお、この登録メモリ108
は、電池でバックアップされているので、装置の電源を
オフしても、その状態は保持される。
【0025】画像メモリ109は、DRAM等で構成さ
れ、送信画像データや受信画像データ等を蓄積するもの
である。
【0026】読み取り部110は、CCDイメージセン
サ、原稿搬送機構、画像処理デバイス等で構成され、原
稿を光学的に読み取って電気的な画像データに変換し、
さらにその画像データに各種補正処理を施して高精細な
画像データを出力するものである。
【0027】符号化/復号化処理部111は、ファクシ
ミリ装置で扱う画像データの符号化処理または復号化処
理を行なう。この符号化/復号化処理部111は、次の
4つの処理ブロック112〜115と生のイメージデー
タとを格納しておくためのラインバッファ116とから
構成される。
【0028】スキャナ処理部112は、読み取り部11
0が出力する画像データの1ラインを取り込み、ライン
バッファ116に格納する。
【0029】エンコーダ113は、ラインバッファ11
6に格納されている生の画像ラインデータを符号化(M
H、MR、MMR等)してデータバス123に出力す
る。
【0030】デコーダ114は、データバス123より
符号化されたデータ(MH、MR、MMR等)を受け取
って複号化し、ラインバッファ116に格納する。
【0031】プリンタ処理部115は、ラインバッファ
116に格納されている生の画像ラインデータをLBP
コントローラ117に転送する。
【0032】また、LBPコントローラ117は、符号
化/復号化処理部111内のプリンタ処理部115より
画像ラインデータを受け取り、それをLBP118に転
送する。
【0033】また、LBPコントローラ117は、CP
U101からのコマンドをLBP118に転送したり、
逆にLBP118からのステータスを受け取り、それを
CPU101に転送したりする。
【0034】さらに、LBPコントローラ117は、L
BP118へのデータ転送が遅滞なく行なわれるようラ
インバッファを内蔵している。
【0035】LBP118は、コントローラ117より
画像データを受け取って記録紙上に印画を行う。印画の
ための記録紙は、カセット120a〜120cより給紙
される。
【0036】DMAコントローラ121は、CPU10
1を介さずに画像メモリ109と符号化/復号化処理部
111との間で画像データの転送を制御する。
【0037】また、CG122は、アスキーデータを生
のイメージデータに変換する機能を有するものであり、
データバス123は、CPU101と各部材をつなぐも
のである。
【0038】次に、本実施例における基本的な受信動作
について説明する。
【0039】本実施例において、受信動作は、回線から
の符号デ−タの到来速度と、ペ−ジプリンタ110の印
字速度とが合致しないため、(1)受信デ−タを画像メ
モリ109に符号化蓄積する受信処理と、(2)画像メ
モリ109に格納された画像を記録紙に印字する印字処
理の互いに独立した2つの処理により構成される。
【0040】まず、受信処理については、NCU部11
3、モデム部112を介して得られた受信符号デ−タを
システム制御部101により逐次復号処理し、エラ−ラ
インを除いて正常ラインのみを順次システム制御部10
1が所定の符号形式にしたがって符号化処理し、画像メ
モリ109に格納する。そして、1ペ−ジ受信後、蓄積
されたライン数を計数し、記憶する。
【0041】なお、受信画像デ−タの1ペ−ジの終わり
を判断するには、受信デ−タの中からRTC信号(CC
ITT−T.4)を検出すればよい。
【0042】また、ここで正常なライン数を計数、記憶
するのは、印字部がペ−ジプリンタであるため、受信1
ペ−ジの画像を、どの記録紙サイズを選択して記録紙の
何ペ−ジに分割して印字すべきか等を印字開始前に決定
するためである。
【0043】次に、図2および図3に従い画像メモリ1
09の管理情報について説明する。この管理情報は、図
示しない画像管理デ−タ記憶部内に記憶されているもの
とする。
【0044】画像メモリ109の管理情報は画像メモリ
109内に画像デ−タを格納しておくのに必要な管理情
報で登録メモリ108内に置かれる。
【0045】画像管理レコ−ド201は、1回の受信ご
とに1つ生成され画像メモリ109内の受信画像デ−タ
を管理する。それに含まれる項目としては、ファイルの
属性を示すモ−ド(受信、送信、代行受信:なお、これ
らはメモリ送信やメモリコピ−等における画像の管理に
ついても適用される)や、第1ペ−ジ目のペ−ジ管理レ
コ−ドへのポインタ等がある。
【0046】ペ−ジ管理レコ−ド202、203、20
4は、1ペ−ジ受信するごとに生成され、画像メモリ1
09内の受信画像デ−タ1ペ−ジ分を管理する。
【0047】前記ペ−ジ管理レコ−ドに含まれる項目と
しては、モ−ド(符号化方式、主走査幅、副走査方向密
度等)やペ−ジ番号、次ペ−ジのペ−ジ管理レコ−ドへ
のポインタ、第1メモリブロック番号等がある。前述の
画像蓄積時に計数したライン数もここに格納される。ま
た、最終ペ−ジのペ−ジ管理レコ−ドへのポインタの部
分には、終了コ−ド(NULL)がセットされる。
【0048】ここで、ペ−ジ確定コ−ドというのは、当
該ペ−ジが確定したかどうか、すなわち、前記RTC信
号を受信するまでの画像デ−タを画像メモリ部111に
蓄積したかどうかを表す。
【0049】1ペ−ジ受信後、後手順で「次ペ−ジ有
り」を表すMPS信号、EOM信号(CCITT勧告
T.30)を受信したら、次ペ−ジのためのペ−ジ管理
レコ−ドを作成し、前記のポインタで2つのペ−ジ管理
レコ−ドを連結しておく。その際、ペ−ジ確定レコ−ド
は画像デ−タがまだ格納されていないので、そのことを
示すためのOFFというコ−ドをセットしておく。
【0050】そして、次ペ−ジの画像デ−タを画像メモ
リ109に蓄積し終えたところで、ペ−ジ確定コ−ド
に、そのことを示すONというコ−ドをセットする。
【0051】メモリブロック番号とは、画像メモリ10
9をある一定サイズごとのブロックに分割した際の通し
番号で、この番号とブロックサイズからシステム制御部
101において、システム内の物理的なアドレスを算出
できるようになっている。
【0052】ブロック管理テ−ブル205は、画像メモ
リ109内の受信画像デ−タ1ペ−ジを構成するメモリ
ブロックの番号情報が格納されている。
【0053】前記ブロック管理テ−ブル205には、テ
−ブルの先頭からメモリブロック0番、1番、2番、…
…という具合に、各メモリブロックに対して静的にエリ
アが割り振られている。そして、各エリアには、次ブロ
ックのエリアへのポインタが格納されており、最終ブロ
ックのエリアには、終了コ−ド(NULL)がセットさ
れる。
【0054】ブロック管理テ−ブル205の先頭から空
きエリアを検索することで、画像メモリ109内の未使
用のメモリブロックを得ることができる。画像メモリ1
09内の画像デ−タ1ペ−ジ分を読み出す際には、ペ−
ジ管理レコ−ドより第1ブロック番号情報を得、ブロッ
ク管理テ−ブル内の当該ブロックのエリアからポインタ
で順にたどって行けば、1ペ−ジ分のデ−タを得ること
ができる。
【0055】画像メモリ109に印字すべき受信画像が
1ペ−ジ分蓄積されると、この受信処理と並行して、印
字処理を開始する。
【0056】以下、印字処理について説明する。
【0057】まず、ペ−ジ管理レコ−ドの第1ブロック
情報からブロック管理テ−ブルを検索して、ブロック情
報を獲得しながら、DMAコントロ−ラ121と符号化
復号化処理部111のデコ−ダ114を用いてラインバ
ッファ116に画像ラインデ−タを格納して行く。同時
にラインバッファ116に格納された画像ラインデ−タ
を、プリンタ115を通してLBPへ転送する。LBP
コントロ−ラ117内のラインバッファにある程度ライ
ンデ−タが溜ったところで、LBPコントロ−ラ117
からLBP118へのデ−タ転送、および、LBP11
8における印字動作を開始させる。
【0058】なお、LBP118の印字動作の開始前
に、コマンドで主走査幅指定、副走査方向密度指定、カ
セット指定等を行なう。
【0059】また、デコ−ダ114が終端コ−ドである
RTC符号を検知したところで処理を停止する。
【0060】また、画像デ−タの副走査方向ライン長が
指定したカセットの記録紙長であるなら、印字可能なラ
インで一旦処理を中断し、残りは次の記録紙に印字す
る。
【0061】次に、本実施例における一連の受信記録制
御について詳細に説明する。
【0062】まず、受信記録制御を開始する前に、各記
録紙カセットのサイズごとに、受信動作モ−ドの設定が
必要となる。ここで、受信動作モ−ドとは、受信画像に
対し、同一サイズとみなされた記録紙カセットの記録紙
がある場合は、受信画像を記録出力し、記録紙がなくな
った場合には、必要に応じて受信画像の縮小等を行い、
受信画像と異なるサイズの記録紙に記録する第1の受信
動作モ−ドと、選択された記録紙カセットの記録紙があ
る場合は、受信画像を記録出力し、記録紙がなくなった
場合、受信画像を同一サイズで画像メモリ109に受信
する第2の受信動作モ−ドである。
【0063】なお、本実施例において、カセット119
a〜119cに装着可能な記録紙サイズは、B4、B5
横、A4、A5横、LTR(レター)、LGL(リーガ
ル)であるものとする。
【0064】本実施例では、等倍代行受信モ−ド(すな
わち、第2の受信動作モード)の設定をオペレ−タが操
作部104のキ−と表示部105を用いて登録できるよ
うにした。図8は、等倍代行受信モ−ドの登録における
選択メニュ−の表示例を示す説明図である。
【0065】各表示状態において登録操作を行うと、登
録メモリ108内に装置内部で取り扱うコ−ドに変換さ
れて格納される。
【0066】まず、表示例601は、すべての記録紙サ
イズに対し、前記第1の受信動作モ−ドで動作するモ−
ドである。
【0067】表示例602は、等倍代行受信モ−ドの設
定を行うためのものである。この場合、表示例603
の、すべての記録紙サイズに対し、前記第2の受信動作
モ−ドで動作するモ−ドと、表示例604のB系(B4
およびB5横)サイズに対しては、前記第2の受信動作
モ−ドで動作し、B系以外のサイズに対しては、前記第
1の受信動作モ−ドで動作するモ−ドを切り替えられる
ものとする。
【0068】なお、本実施例において、表示例601で
設定されるモ−ドを「通常受信モ−ド」とし、表示例5
03で設定されるモ−ドを「等倍代行受信モ−ド」、表
示例604で設定されるモ−ドを「B4代行受信モ−
ド」というものとする。
【0069】また、前記の「全てのサイズ」とは、本実
施例においては、LBP118に、現在装着されている
カセット1、カセット2およびカセット3のサイズであ
るものとする。
【0070】次に、図4に示すフロ−チャ−トに従い、
受信画像の記録出力制御について説明する。
【0071】まず、受信画像に対応する画像管理レコ−
ド201の第1ペ−ジ目のペ−ジ管理レコ−ドへのポイ
ンタからペ−ジ管理レコ−ド202、203、204を
アクセスし、受信画像デ−タ1ペ−ジ分のモ−ド(符号
化方式、主走査幅、副走査方向密度等)およびライン数
より、受信画像のサイズである受信画像サイズRsを決
定する(S301)。
【0072】次に、LBP118から現在装着されてい
る各カセットのサイズおよび記録紙の有無をステ−タス
で受け取り、記録紙が有りで記録可能な記録紙サイズを
記録紙サイズPsに設定する(S302)。ここで装着
されている全てのカセットに、記録紙がセットされてい
るか否かの判断を行い(S303)、記録紙がセットさ
れていない場合は、記録不可能であるとして、S320
に移行する。
【0073】また、記録紙がセットされている場合に
は、前記LBP118からのステ−タスより、装着され
ているカセットのサイズをカセットサイズCsに、セッ
トする(S304)。
【0074】次に、受信画像の記録出力制御が、予め定
められたどの受信動作モ−ドで動作するかを判断し(S
305)、通常受信モ−ドの場合はS306へ、等倍代
行受信モードの場合はS310へ、B4代行受信モ−ド
の場合はS315へ、それぞれ移行する。
【0075】通常受信モ−ドの場合、選択可能なカセッ
トサイズを示す選択サイズSsに、記録紙サイズPsを
セットする(S306)。
【0076】そして、前記選択サイズSsと前記受信画
像サイズRsとから、受信画像を記録する記録紙カセッ
トを選択する(S307)。
【0077】ここで、図5に示すフロ−チャ−トに従
い、記録紙カセットの選択方法を説明する。
【0078】まず、前記選択サイズSsから、A4、A
5横カセットを抽出し、A系の記録紙サイズを示すA系
選択サイズにセットする(S401)。次に、前記選択
サイズSsから、B4、B5横カセットを抽出し、B系
の記録紙サイズを示すB系選択サイズにセットする(S
402)。
【0079】次に、受信画像サイズRsより、受信画像
の主走査幅がA4サイズかB4サイズかを判断し(S4
03)、A4サイズである場合は、受信画像サイズRs
がA系サイズとして、S404に移行し、B4サイズで
ある場合は、B系サイズとして、S406に移行する。
【0080】まず、A系サイズ選択された場合は、S4
04において、A系サイズの選択サイズがあるか否かを
判定し、選択サイズがある場合は、選択サイズSsにA
系選択サイズをセットする(S405)。また、選択サ
イズがない場合は、選択サイズSsにB系選択サイズを
セットする(S407)。
【0081】また、B系サイズ選択された場合は、S4
06において、B系サイズの選択サイズがあるか否かを
判定し、選択サイズがある場合は、選択サイズSsにB
系選択サイズをセットする(S407)。また、選択サ
イズがない場合は、選択サイズSsにA系選択サイズを
セットする(S405)。
【0082】次に、受信画像サイズRsより、受信画像
の副走査方向のライン数をチェックし(S408)、こ
のライン数をもとに、選択サイズSsから最適なサイズ
を決定する(S409)。そして、この最適サイズを選
択サイズSsにセットし(S410)、カセット選択制
御を終了する。
【0083】次に、図4に戻り、S307において、前
記のカセット選択制御により、カセット選択を行なう
が、通常受信モ−ドで動作する場合、S306におい
て、選択サイズSsに記録紙サイズPsをセットするこ
とにより、受信画像サイズRsと同一サイズの記録紙が
あれば、その記録紙を選択し、同一サイズの記録紙がな
い場合は、異なるサイズの記録紙を選択する。
【0084】例えば、受信画像サイズRsがB4サイズ
であった場合、B4サイズの記録紙があれば、B4記録
紙に等倍記録出力し、B5横サイズの記録紙が選択され
た場合は、B5横記録紙2枚に分割して記録出力し、A
4サイズの記録紙が選択された場合は、A4記録紙に縮
小して記録出力する。
【0085】このようにして、選択されたカセットをL
BP118にセットし、1ペ−ジの記録出力を開始する
(S308)。
【0086】そして、1ペ−ジの記録出力終了後、次ペ
−ジの有無を判定し(S309)、次ペ−ジが無い場合
は、受信記録制御を終了し、次ペ−ジがある場合は、S
301に移行し、次ペ−ジの記録出力を開始する。
【0087】また、等倍代行受信モ−ドの場合、選択可
能なカセットサイズである選択サイズSsに、カセット
サイズCsをセットする(S310)。
【0088】そして、前記選択サイズSsと前記受信画
像サイズRsから、受信画像を記録する記録紙カセット
を選択する(S311)。
【0089】すなわち、S311において、前記のカセ
ット選択制御により、カセット選択を行なうが、等倍代
行受信モ−ドで動作する場合は、S310において、選
択サイズSsにカセットサイズCsをセットすることに
より、記録紙の有無にかかわらず、受信画像サイズRs
と同一サイズのカセットを選択することにより、受信画
像サイズRsと同一サイズの記録紙があれば、その記録
紙を選択し、同一サイズの記録紙がない場合は、代行受
信を行なう。
【0090】例えば、受信画像サイズRsがB4サイズ
であった場合、B4サイズの記録紙がある場合はB4記
録紙に等倍記録出力し、B4記録紙がない場合は代行受
信する。
【0091】カセット選択制御終了後、選択されたカセ
ットの記録紙の有無を判定し(S312)、記録紙があ
ればS313に移行し、1ペ−ジの記録出力を開始す
る。記録出力開始可能である場合は、選択されたカセッ
トをLBP118にセットし、1ペ−ジの記録出力を開
始する(S313)。
【0092】1ペ−ジの記録出力終了後、次ペ−ジの有
無をチェックし(S314)、次ペ−ジが無い場合は、
受信記録制御を終了し、次ペ−ジがある場合は、S30
1に移行し、次ペ−ジの記録出力を開始する。
【0093】S312において、選択されたカセットに
記録紙がない場合、S320に移行し、記録出力制御を
終了し、代行受信モ−ドに移行する。
【0094】ここで記録出力制御を中止するのは、たと
え次ペ−ジが記録出力可能な場合であっても、受信画像
のペ−ジの順番が狂うと混乱を招いてしまうためであ
り、ここで記録出力制御を中止し、次ペ−ジ以降につい
て全て代行受信を行なう。
【0095】この代行受信を行なう場合には、受信画像
の前記画像管理レコ−ド201のファイルの属性を示す
モ−ドに、「代行受信」を示す代行受信フラグをセット
し(S321)、受信記録制御を終了する。
【0096】また、B4代行受信モ−ドの場合、選択可
能なカセットサイズである選択サイズSsに、B4カセ
ットサイズBsをセットする(S315)。なお、B4
カセットサイズBsは、B系サイズ(B4およびB5
横)については、カセットサイズCsのカセットサイズ
をセットし、B系サイズ以外については、記録紙サイズ
Psの記録紙サイズをセットされているものである。
【0097】前記選択サイズSsと前記受信画像サイズ
Rsから、受信画像を記録する記録紙カセットを選択す
る(S316)。
【0098】すなわち、このS316において、前記の
カセット選択制御により、カセット選択を行なうが、B
4代行受信モ−ドで動作する場合、S315において、
選択サイズSsにB4カセットサイズBsをセットする
ことにより、受信画像サイズRsがB系サイズ(受信画
像の主走査幅がB4サイズ)である場合、記録紙の有無
にかかわらず、受信画像サイズRsと同一サイズのカセ
ットを選択して、処理を記録処理部側にわたすことによ
り、記録処理部側で受信画像サイズRsと同一サイズの
記録紙があれば、その記録紙を選択し、同一サイズの記
録紙がない場合は、代行受信を行なう。
【0099】また、受信画像サイズRsがA系サイズ
(受信画像の主走査幅がA4サイズ)である場合、上述
した通常受信モ−ドのときと同様に、受信画像サイズR
sと同一サイズの記録紙であれば、その記録紙を選択
し、同一サイズの記録紙がない場合は、異なるサイズの
記録紙を選択する。
【0100】具体的に、例えば受信画像サイズRsがB
4サイズであった場合、B4サイズの記録紙があればB
4記録紙に等倍記録出力し、B4記録紙がない場合は代
行受信する。また、受信画像サイズRsがA4サイズで
あった場合、A4サイズの記録紙があればA4記録紙に
等倍記録出力し、A4サイズの記録紙がなく、A5横サ
イズの記録紙が選択された場合はA5横記録紙に2枚に
分割して記録出力し、A4サイズの記録紙がなく、B4
サイズの記録紙が選択された場合は、B4記録紙に等倍
記録出力する。
【0101】次に、カセット選択制御終了後、選択され
たカセットにおける記録紙の有無を判定し(S31
7)、記録紙があれば、S318に移行し、1ペ−ジの
記録出力を開始する。すなわち、記録出力開始可能であ
る場合は、選択されたカセットをLBP118にセット
し、1ペ−ジの記録出力を開始する(S318)。
【0102】そして、1ペ−ジの記録出力終了後、次ペ
−ジの有無をチェックし(S319)、次ペ−ジが無い
場合は、受信記録制御を終了し、次ペ−ジがある場合
は、S301に移行し、次ペ−ジの記録出力を開始す
る。
【0103】また、S317において、選択されたカセ
ットに記録紙がない場合、S320に移行し、記録出力
制御を終了し、代行受信モ−ドに移行する。
【0104】次に、図6および図7に示すフロ−チャ−
トに従い、代行受信画像の記録出力制御について説明す
る。
【0105】まず、第1番目の代行画像の検索を行なう
(S503)。この代行受信画像の検索は、現在、画像
メモリ109内に格納されている画像デ−タの、登録メ
モリ108内に格納されている管理情報である画像管理
レコ−ド201のファイルの属性を示すモ−ドに、「代
行受信」を示す、代行受信フラグがセットされているか
を判定することにより行なわれる。現在、画像メモリ1
09内に格納されていえる画像デ−タの画像管理レコ−
ド201の集合を代行受信画像列と呼ぶものとする。
【0106】次に、前記代行受信画像列の第1番目の代
行受信画像に対応する、画像管理レコ−ド201の第1
ペ−ジ目のペ−ジ管理レコ−ドへのポインタから、ペ−
ジ管理レコ−ド202、203、204をアクセスし、
受信画像デ−タ1ペ−ジ分のモ−ド(符号化方式、主走
査幅、副走査方向密度等)およびライン数より、代行受
信画像のサイズである代行受信画像サイズMsを決定す
る(S504)。
【0107】次に、LBP118から現在装着されてい
る各カセットのサイズおよび記録紙の有無をステ−タス
で受け取り、記録可能な記録紙のサイズを記録紙サイズ
Psに設定する(S505)。また、装着されているカ
セットのサイズをカセットサイズCsにセットする(S
506)。
【0108】次に、代行受信画像の記録出力制御が、予
め定められたどの受信動作モ−ドで動作するかを判断し
(S507)、通常受信モ−ドの場合(受信時に全ての
記録紙がない場合等)はS523へ、等倍代行受信モ−
ドの場合はS508へ、B4代行受信モ−ドの場合はS
510へ、それぞれ移行する。
【0109】そして、通常受信モ−ドの場合、代行受信
画像と同一サイズの記録紙に記録する必要がないため、
S523に移行し、代行受信画像の記録出力を開始す
る。
【0110】また、等倍代行受信モ−ドの場合、選択可
能なカセットサイズである選択サイズSsに、カセット
サイズCsをセットする(S508)。そして、この選
択サイズSsと前記代行受信画像サイズMsとから、受
信画像を記録する記録紙カセットを選択する(S50
9)。なお、本実施例において、代行受信画像出力制御
における記録紙カセットの選択は、上述した受信時にお
ける受信画像出力制御と同様の方法にて行なわれるもの
とする。
【0111】また、B4代行受信モ−ドの場合、選択可
能なカセットサイズである選択サイズSsに、前述のB
4カセットサイズBsをセットする(S510)。そし
て、この選択サイズSsと前記代行受信画像サイズMs
から、受信画像を記録する記録紙カセットを選択する
(S511)。
【0112】そして、カセット選択制御終了後、選択さ
れたカセットの記録紙の有無を判定し(S512)、記
録紙があれば、S513に移行し、次ペ−ジの有無をチ
ェックし、次ペ−ジがある場合は、S504に移行し、
次ペ−ジの代行受信画像が記録出力可能か否かの判定を
継続する。
【0113】また、次ペ−ジがない場合は、n番目の代
行受信画像は、全ペ−ジ記録出力が可能であることにな
るため、記録出力が可能であることを示す記録可能フラ
グFeをセットする(S514)。
【0114】また、S512において、選択されたカセ
ットの記録紙がない場合、n番目の代行受信画像は、記
録出力が不可能であることになるため、記録出力が不可
能であることを示す、記録不可フラグFdをセットする
(S515)。
【0115】そして、第n番目の代行受信画像の記録出
力可能か否かの判定終了後、次の代行受信画像が存在す
るか否かを判断する(S516)。ここで次の代行受信
画像が存在する場合は、S502に移行し、次の代行受
信画像の記録出力可能か否かの判定を行なう。
【0116】また、代行受信画像列の全ての代行受信画
像の判定が終了後、記録不可フラグFdがセットされて
いるか否かを判定し(S517)、記録不可フラグFd
がセットされていない場合、全ての代行受信画像が、記
録出力可能であることから、S521に移行し、全ての
代行受信画像を、それぞれに対応する同一サイズで出力
開始する。
【0117】また、記録不可フラグFdがセットされて
いる場合、図9に示す表示例701を表示し、代行受信
画像を、代行受信画像サイズと異なるサイズで記録する
ことを許可するか否かをオペレ−タが設定する(S51
8)。
【0118】そして、異なるサイズでの記録が許可され
た場合は、異なるサイズの記録紙に出力するため、S5
23の異サイズ記録出力制御に移行し、代行受信画像の
記録制御を開始する。この異サイズ記録出力制御は、前
記受信記録制御における、通常受信モ−ド選択時と同様
の動作を行なうものである。
【0119】異なるサイズでの記録が拒否された場合
は、S519に移行し、記録可能フラグFeがセットさ
れているか否かを判定する。そして、記録可能フラグF
eがセットされていない場合、全ての代行受信画像が記
録出力不可能であることから、S522に移行し、代行
受信画像の記録出力制御を中止する。
【0120】記録可能フラグFeがセットされている場
合は、代行受信画像列のなかに出力可能な代行受信画像
が存在するとして、図9に示す表示例702を表示し、
出力可能な代行受信画像を優先的して、受信順に出力す
ることを許可するか否かをオペレ−タが設定する(S5
20)。
【0121】そして、出力可能な代行受信画像だけを優
先的に記録出力することが許可された場合は、S521
において、代行受信画像サイズと同一サイズの記録紙に
記録が可能な代行受信のみを出力する。なお、同一サイ
ズの記録紙がない代行受信画像に対しては、記録出力制
御は行なわない。
【0122】また、出力可能な代行受信画像だけを優先
的に記録出力することが拒否された場合は、代行受信画
像が記録出力不可能であることから、S522に移行
し、代行受信画像の記録出力制御を中止する。
【0123】なお、以上の実施例の受信動作モ−ドの設
定において、受信動作モ−ドは、通常受信モ−ド、等倍
代行受信モ−ド、B4代行受信モ−ドのいずれかを設定
していたが、これに限られるものではない。例えば、図
10の表示例801に示すように、現在装着されている
記録紙カセットサイズを表示し、この表示された記録紙
サイズから、前記実施例の第2の受信動作モ−ドで動作
するカセットサイズを選択し(表示例802)、この設
定値により、受信記録動作制御を行なっても構わない。
【0124】また、前記第2の受信動作モ−ドで動作す
るカセットサイズを選択する際に、装着可能な記録紙カ
セットサイズから選択するようにしても構わない(表示
例803)。
【0125】また、前記実施例のカセット選択制御にお
いて、カセット選択方法は、これに限られるものではな
い。
【0126】また、前記実施例においては、カセット選
択制御は、受信画像の主走査方向を優先して、カセット
選択を行なっていたが、受信画像の副走査方向を優先し
て、カセット選択を行なっても構わない。
【0127】次に、副走査方向を優先して、カセット選
択を行う場合の動作について簡単に説明する。
【0128】まず、受信画像の副走査方向のライン数を
ラインカウンタLにセットする。次に予め設定された選
択サイズの中から、副走査方向の短い記録紙から順にラ
インカウンタLと比較し、このラインカウンタLの値が
副走査方向に納まる記録紙を選択する。そして、その選
択されたカセットサイズを選択サイズとする。
【0129】また、前記実施例のカセット選択制御にお
いて、カセット選択方法は、これに限られるものではな
い。
【0130】例えば「A4画像をA5横記録紙に分割出
力しない」という制御を追加した場合、前記実施例で示
されたカセット選択制御において、受信画像がA4サイ
ズである際、A5横カセットが選択された場合(A4か
セット未装着時)に、前記実施例のカセット選択制御の
B系カセットサイズを再度セットし、再度、副走査方向
のライン数のチェックを行ない、B4カセットを選択す
る制御を追加しても構わない。
【0131】また、複数の記録紙に分割出力してしまう
場合、縮小処理を行ない、分割出力を禁止させてカセッ
ト選択を行っても構わない。
【0132】また、前記実施例の代行受信画像出力制御
において、出力制御の設定方法は、これに限られるもの
ではない。
【0133】例えば、出力方法を予め設定しておき、そ
のモ−ドに従って記録可能な状態になった時点で、自動
的に出力を開始しても構わない。
【0134】また、本実施例においては、各代行受信ご
とに、出力可能か否かを判定していたが、各ペ−ジごと
に判定しても構わない。
【0135】また、本実施例においては、3種類の記録
動作モ−ドを用いて行なっているが、これに限られるも
のではなく、2種類を組み合わせて、代行受信画像記録
制御を行っても構わない。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信画像に対し同一サイズとみなされる記録紙カセット
を選択して記録出力制御を行なう際に、選択された記録
紙カセットに記録紙がなくなった場合、受信画像と異な
るサイズの記録紙に出力する第1の受信動作モ−ドと、
受信画像を画像うメモリに代行受信する第2の受信動作
モ−ドとを有し、記録紙サイズ毎に前記第1の受信動作
モ−ドまたは前記第2の受信動作モ−ドのいずれかの動
作モ−ドを選択して設定する受信動作モ−ド設定手段
と、この受信動作モ−ド設定手段に従い、記録出力制御
を行なう記録出力制御手段を設けることにより、記録紙
サイズ毎に前記第1の受信動作モ−ドまたは前記第2の
受信動作モ−ドのいずれかの動作モ−ドを選択し、記録
出力を行なうことが可能となる。
【0137】また、第2の受信動作モ−ドにおいて、装
着されている複数の記録紙カセットのカセットサイズを
記憶するカセットサイズ記憶手段と、記録可能な記録紙
の記録紙サイズを記憶する記録紙サイズ記憶手段を有
し、受信画像に対して最適な記録紙カセットを選択する
際に、前記第1の受信動作モ−ドで動作する場合には前
記記録紙サイズ記憶手段を用い、前記第2の受信動作モ
−ドで動作する場合には前記カセットサイズ記憶手段を
用いて、選択可能なカセットサイズとして、最適なカセ
ットを選択する機能を設けることにより、受信処理部側
でカセット選択後に、記録処理部側で同一サイズの記録
紙の有無をチェックすることが可能となるため、受信処
理部側の処理負担を減らすことができ、上述のような記
録紙サイズ毎に受信動作モードを設定するというような
機能の拡張が可能となる。
【0138】また、代行受信した代行受信画像を出力す
る際に、代行受信画像と同一サイズの記録紙がない場
合、代行受信画像と異なるサイズの記録紙に代行受信出
力する制御と、代行受信画像の出力を中止する制御とを
有し、いずれかの出力制御をオペレ−タが選択し、出力
制御を行なうことが可能となる。
【0139】すなわち、以上のような受信記録制御およ
び代行受信記録制御を用いることにより、多様化するユ
−ザのニ−ズに対応することが可能となり、さらに動作
モードが多様化した場合においても、機能の拡張が容易
に行える効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例において画像メモリ内に画像データ
を格納しておくのに必要な管理情報のうち画像管理レコ
ードとページ管理レコードとを示す説明図である。
【図3】上記実施例において画像メモリ内に画像データ
を格納しておくのに必要な管理情報のうちブロック管理
情報を示す説明図である。
【図4】上記実施例における受信記録制御の動作を示す
フローチャートである。
【図5】上記実施例におけるカセット選択制御の動作を
示すフローチャートである。
【図6】上記実施例における代行受信記録制御の動作を
示すフローチャートである。
【図7】上記実施例における代行受信記録制御の動作を
示すフローチャートである。
【図8】上記実施例における受信動作モードを設定する
場合の表示例を示す説明図である。
【図9】上記実施例における代行受信情報の記録モード
を選択する場合の表示例を示す説明図である。
【図10】上記実施例における代行受信記録制御モード
を設定する場合の表示例を示す説明図である。
【図11】従来の動作の概要を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の動作の概要を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
101…CPU、 102…ROM、 103…ワークメモリ、 104…操作部、 105…表示部、 106…通信部、 107…アスキーバッファ、 108…登録メモリ、 109…画像メモリ、 110…読み取り部、 111…符号化/復号化処理部、 117…LBPコントローラ、 118…LBP、 120a〜120c…カセット、 121…DMAコントローラ、 122…CG、 123…データバス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録紙カセットを同時に装着可能
    な多段給紙機構を備え、受信画像に対して同一サイズと
    みなされる記録紙カセットを選択するカセット選択手段
    を有するとともに、この選択手段により選択された記録
    紙カセットに記録紙がある場合は、この記録紙に受信画
    像を記録出力するとともに、この記録紙がなくなった場
    合、受信画像と異なるサイズの記録紙に記録する第1の
    受信動作モ−ドと、前記選択手段により選択された記録
    紙カセットの記録紙がある場合は、この記録紙に受信画
    像を記録出力し、この記録紙がなくなった場合、受信画
    像を同一サイズで画像メモリに代行受信する第2の受信
    動作モ−ドとを有するファクシミリ装置において、 予め各記録紙カセットのサイズ毎に、前記第1の受信動
    作モ−ドと前記第2の受信動作モ−ドのいずれかを選択
    して動作モ−ドとして設定する受信動作モ−ド設定手段
    を有し、受信画像の出力の際、前記カセット選択手段に
    より選択された記録紙カセットのサイズにより、前記受
    信動作モ−ド設定手段により設定された受信動作モ−ド
    で受信画像の記録出力制御を行うことを特徴とするファ
    クシミリ装置。
  2. 【請求項2】 複数の記録紙カセットを同時に装着可能
    な多段給紙機構を備え、指定された記録紙カセットの記
    録紙がある場合は、この記録紙に受信画像を記録出力す
    るとともに、この記録紙がなくなった場合、受信画像と
    異なるサイズの記録紙に記録する第1の受信動作モ−ド
    と、指定された記録紙カセットの記録紙がある場合は、
    この記録紙に受信画像を記録出力し、この記録紙がなく
    なった場合、受信画像を同一サイズで画像メモリに代行
    受信する第2の受信動作モ−ドとを有するファクシミリ
    装置において、 装着されている複数の記録紙カセットのカセットサイズ
    を記憶するカセットサイズ記憶手段と、記録紙カセット
    内に記録紙が存在することにより実際の記録が可能な記
    録紙の記録紙サイズを記憶する記録紙サイズ記憶手段と
    を有し、 受信画像に対して最適な記録紙カセットを選択する際
    に、前記第1の受信動作モ−ドで動作する場合には、前
    記記録紙サイズ記憶手段の記憶データを用いるととも
    に、前記第2の受信動作モ−ドで動作する場合には、前
    記カセットサイズ記憶手段の記憶データを用いて、選択
    可能なカセットサイズとすることを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  3. 【請求項3】 複数の記録紙カセットを同時に装着可能
    な多段給紙機構を備え、受信画像に対して同一サイズと
    みなされる記録紙カセットを選択するカセット選択手段
    と、受信画像を記録出力できない場合に、受信画像を同
    一サイズで代行受信する画像メモリとを有するファクシ
    ミリ装置において、 画像メモリに代行受信された受信画像を出力する場合、
    代行受信画像と同一サイズの記録紙があるときには同一
    サイズで代行受信出力する第1の記録動作モ−ドと、代
    行受信画像と同一サイズの記録紙がないときには代行受
    信画像と異なるサイズの記録紙に代行受信出力する第2
    の記録動作モ−ドと、代行受信画像と同一サイズの記録
    紙がないときには代行受信画像の出力を中止する第3の
    記録動作モ−ドとを有し、代行受信画像と同一サイズの
    記録紙がなくなった場合、前記第2の記録動作モ−ドと
    前記第3の記録動作モ−ドとを選択して出力制御を行う
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 互いに異なるサイズの複数の代行受信画像を出力する際
    に、一部の代行受信画像と同一サイズの記録紙しかな
    く、前記第3の記録動作モ−ドが選択された場合に、同
    一サイズの記録紙がある代行受信画像を優先的に出力す
    る第4の記録動作モ−ドと、全ての代行受信画像が同一
    サイズで記録可能になるまで出力を開始しない第5の記
    録動作モ−ドとを有し、これら第4の記録動作モ−ドと
    第5の記録動作モ−ドとを選択して出力制御を行うこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
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