JPH11175293A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11175293A
JPH11175293A JP9343011A JP34301197A JPH11175293A JP H11175293 A JPH11175293 A JP H11175293A JP 9343011 A JP9343011 A JP 9343011A JP 34301197 A JP34301197 A JP 34301197A JP H11175293 A JPH11175293 A JP H11175293A
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JP
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job
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image
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JP9343011A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Sakakibara
正義 榊原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他のジョブが実行されている場合であっても
手動送信モードのファクシミリジョブが指示された場合
に、待ち時間を短縮し、回線接続後の回線利用率を向上
させ、通信コストを低減する。 【解決手段】 ジョブ認識装置5は、画像データに対応
するジョブが手動送信ジョブであるか否かを判別し、中
央制御装置2は、ジョブが手動送信ジョブである場合に
当該ジョブに記憶領域を他のジョブよりも優先して割り
当てるべく割当許可情報を生成し、画像記憶装置4は、
割当許可情報により記憶領域が割り当てられた外部より
入力された画像データを記憶する。これにより伝送手段
は、ジョブが手動送信ジョブである場合に優先して伝送
用画像データを生成し、通信回線を介して伝送するの
で、原稿読取処理等に対する待ち時間を大幅に短縮で
き、ユーザの使い勝手を向上できる。また、電話回線な
どの通信回線接続後の通信回線の不要な待ち時間を低減
するので、通信コストの低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に係
り、特に複写ジョブ(コピージョブ)、ファクシミリ送
受信ジョブ(ファクシミリジョブ)、プリントジョブな
どの複数のジョブを並列して処理することが可能な画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタやファクシミリ装置にお
いて、ジョブの発生元や処理枚数によって複数のジョブ
のそれぞれに優先度を設定し、優先度を考慮した処理を
行う技術が提案されている。例えば、特開平5−320
17号公報には、ページ数の膨大な印刷を行うプリント
ジョブ中にページ数の少ないプリントジョブを割り込ま
せることが可能なプリンタについての技術が開示されて
いる。
【0003】また、特開平103143号公報には、例
えばコピー機能、ファクシミリ機能を有する画像処理装
置において、いずれの機能に対応するジョブを優先処理
するかを予め設定しておき、設定に従ってジョブの優先
処理を行う技術が開示されている。さらに特開平5−7
56号公報には、プリントジョブにコピージョブを割り
込ませる、あるいは、コピージョブにプリントジョブを
1ページずつ割り込ませる技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでメモリ蓄積型
のプリントジョブやコピージョブにおいては、予め印字
するページ数等の情報が画像処理装置へ送信されるた
め、これらの情報に基づいて処理の優先順位を決定する
ことは容易である。これに対し、手動送信モードのファ
クシミリジョブでは、利用者の情報(原稿枚数等)や緊
急度といった優先度を判断するための情報を事前に得る
ことができないため、他のジョブとの間で優先順位を設
定するのは困難であった。
【0005】このため、従来においては、手動送信モー
ドのファクシミリジョブの優先度を最も低く設定してい
たため、メモリ蓄積型のプリントジョブやコピージョブ
の処理中に少ページ数のファクシミリジョブを実行しよ
うとしても、プリントジョブやコピージョブが終了する
まで原稿の読み込み等を行えず、オペレータが待たなけ
ればならないという不具合が生じてしまうという問題点
があった。
【0006】また、ファクシミリジョブを実行すべく電
話回線を接続したとしても、プリントジョブやコピージ
ョブのために原稿を読みとることができず、回線接続後
の回線未利用期間が発生し、通信コストが増大してしま
うという問題点があった。そこで、本発明の目的は、他
のジョブが実行されている場合であっても手動送信モー
ドのファクシミリジョブが指示された場合に、待ち時間
を短縮できるとともに、回線接続後の回線利用率を向上
させ、通信コストを低減することが可能な画像処理装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の構成は、
複数のジョブを並列して処理することが可能な画像処理
装置において、割当許可情報により記憶領域が割り当て
られた外部より入力された画像データを記憶する記憶手
段と、前記記憶手段に記憶した画像データに基づいて伝
送用画像データを生成し、通信回線を介して伝送する伝
送手段と、前記画像データに対応するジョブが手動送信
ジョブであるか否かを判別するジョブ判別手段と、前記
判別の結果に基づいて、前記ジョブが手動送信ジョブで
ある場合に当該ジョブに前記記憶領域を他のジョブより
も優先して割り当てるべく前記割当許可情報を生成する
割当許可手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】請求項1記載の構成によれば、ジョブ判別
手段は、画像データに対応するジョブが手動送信ジョブ
であるか否かを判別する。割当許可手段は、判別の結果
に基づいて、ジョブが手動送信ジョブである場合に当該
ジョブに記憶領域を他のジョブよりも優先して割り当て
るべく割当許可情報を生成する。記憶手段は、割当許可
情報により記憶領域が割り当てられた外部より入力され
た画像データを記憶する。従って、伝送手段は、ジョブ
が手動送信ジョブである場合に優先して伝送用画像デー
タを生成し、通信回線を介して伝送することとなる。
【0009】請求項2記載の構成は、複数のジョブを並
列して処理することが可能な画像処理装置において、原
稿を読みとって画像データを出力する読取手段と、割当
許可情報により記憶領域が割り当てられた前記画像デー
タを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した画像
データを通信回線を介して伝送する伝送手段と、前記画
像データに対応する前記ジョブが手動送信ジョブである
か否かを判別するジョブ判別手段と、前記判別の結果に
基づいて、前記ジョブが手動送信ジョブである場合に当
該ジョブに前記記憶領域を他のジョブよりも優先して割
り当てるべく前記割当許可情報を生成する割当許可手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の構成によれば、読取手段
は、原稿を読みとって画像データを記憶手段に出力す
る。一方、ジョブ判別手段は、画像データに対応するジ
ョブが手動送信ジョブであるか否かを判別する。割当許
可手段は、判別の結果に基づいて、ジョブが手動送信ジ
ョブである場合に当該ジョブに記憶領域を他のジョブよ
りも優先して割り当てるべく割当許可情報を生成し、記
憶手段は、割当許可情報により記憶領域が割り当てられ
た画像データを記憶する。従って、伝送手段は、ジョブ
が手動送信ジョブである場合に優先して当該ジョブに対
応する画像データを通信回線を介して伝送することとな
る。
【0011】請求項3記載の構成は、複数のジョブを並
列して処理することが可能な画像処理装置において、外
部より入力された画像データに対して処理を行い処理画
像データを出力する画像処理手段と、前記処理画像デー
タ基づいて伝送用画像データを生成し、通信回線を介し
て伝送する伝送手段と、前記画像データに対応するジョ
ブが手動送信ジョブであるか否かを判別するジョブ判別
手段と、前記判別の結果に基づいて、前記ジョブが手動
送信ジョブである場合に当該ジョブに対応する前記画像
データを前記画像処理手段に他のジョブよりも優先して
処理させる処理制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0012】請求項3記載の構成によれば、ジョブ判別
手段は、画像データに対応するジョブが手動送信ジョブ
であるか否かを判別し、処理制御手段は、判別の結果に
基づいて、ジョブが手動送信ジョブである場合に当該ジ
ョブに対応する画像データを画像処理手段に他のジョブ
よりも優先して処理させ、処理画像データを伝送手段に
出力する。従って、画像処理手段は、ジョブが手動送信
ジョブである場合に優先して当該ジョブに対応する画像
データを処理することとなり、ひいては伝送手段は、ジ
ョブが手動送信ジョブである場合に優先的に伝送用画像
データを伝送することとなる。
【0013】請求項4記載の構成は、複数のジョブを並
列して処理することが可能な画像処理装置において、原
稿を読みとって画像データを出力する読取手段と、前記
画像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記
憶した前記画像データに対して処理を行い処理画像デー
タを出力する画像処理手段と、前記処理画像データを通
信回線を介して伝送する伝送手段と、前記画像データに
対応する前記ジョブが手動送信ジョブであるか否かを判
別するジョブ判別手段と、前記判別の結果に基づいて、
前記ジョブが手動送信ジョブである場合に当該ジョブに
対応する前記画像データを前記画像処理手段に他のジョ
ブよりも優先して処理させる処理制御手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0014】請求項4記載の構成によれば、読取手段
は、原稿を読みとって画像データを記憶手段に出力し、
記憶手段は、画像データを記憶する。一方、ジョブ判別
手段は、画像データに対応するジョブが手動送信ジョブ
であるか否かを判別し、処理制御手段は、判別の結果に
基づいて、ジョブが手動送信ジョブである場合に当該ジ
ョブに対応する画像データを画像処理手段に他のジョブ
よりも優先して処理させる。従って、伝送手段は、ジョ
ブが手動送信ジョブである場合に優先的に伝送用画像デ
ータを電送することとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。1. 画像処理装置の構成 図1に画像処理装置の概要構成ブロック図を示す。画像
処理装置100は、大別すると、画像処理装置で処理す
べき画像データを入力するための画像入力装置1と、画
像処理装置全体の制御及びジョブ制御を行う中央制御装
置2、画像処理装置で処理された画像データに基づいて
出力処理を行うための画像出力装置3と、ジョブ単位及
びページ単位で管理された画像データを要求されたジョ
ブが終了するまで保持し、記憶する画像記憶装置4と、
を備えて構成されている。
【0016】さらに画像処理装置100は、画像入力装
置1を介して画像データを入力する際に後述する載置原
稿読取ユニット11、搬送原稿読取ユニット12、プリ
ンタ画像入力ユニット13あるいはファックス(FA
X)画像入力ユニット14のいずれから画像データが入
力されるのかを判別し、画像出力装置3が後述の記録用
紙出力ユニット31あるいはFAX画像出力ユニット3
2のいずれを介して画像を出力するのかを判別し、さら
にFAX画像出力ユニット32を用いる場合には、送信
モードがメモり蓄積モードかメモリに蓄積せずに直接送
信する手動送信モードのいずれであるかを判別するため
のジョブ認識装置5と、入力された画像データに対して
圧縮、伸長、回転、編集、階調変換、解像度変換などの
各種画像データの処理を行う画像処理装置6と、を備え
て構成されている。
【0017】画像入力装置1は、ユーザの画像読取指示
により図示しないプラテン部分に載置された原稿を走査
して画像データを生成し、入力する載置原稿読取ユニッ
ト11と、ADF(Auto Document Feeder)などで構成
され、一または複数の原稿を搬送しつつ走査して画像デ
ータを生成し、入力する搬送原稿読取ユニット12と、
ネットワークなどを介して接続されたホスト装置からの
プリント要求を受け付けるとともに、送信された画像デ
ータを当該画像処理装置100で処理可能な画像データ
として入力するプリンタ画像入力ユニット13と、電話
回線を介して受信したファクシミリデータをデコード
し、当該画像処理装置で処理可能な画像データとして入
力するFAX画像入力ユニット14と、を備えて構成さ
れている。
【0018】画像出力装置3は、コピージョブやプリン
トジョブで受け付けた画像データを所定の記録用紙へ出
力する記録用紙出力ユニット31と、画像データをエン
コードしてファクシミリデータとして電話回線を介して
送信するFAX画像出力ユニット32と、を備えて構成
されている。画像記憶装置4は、画像入力装置1あるい
は画像出力装置3との間で画像データの入力あるいは出
力を行うとともに、比較的高速でデータを転送可能であ
るが記憶容量の小さなRAMなどで構成された一次記憶
ユニット41と、一次記憶ユニット41との間で画像デ
ータの入出力を行うともに比較的データの転送速度は低
速であるが、記憶容量は大きなハードディスク装置など
で構成された二次記憶ユニット42と、を備えて構成さ
れている。
【0019】この場合において、二次記憶ユニット42
は、一次記憶ユニット41へ入力された画像データがす
ぐに使用されない場合やすぐに画像出力装置装置3を介
して画像データの出力処理を行わない場合に当該画像デ
ータが転送されて記憶し、必要に応じて一次記憶ユニッ
ト41に対し記憶した画像データを転送する。ここで、
画像処理装置の具体的な動作説明に先立ち、ジョブ認識
装置5の保持するジョブ情報データについて説明する
【0020】2. ジョブ情報データの構成 図2にジョブ認識装置5に保持されているジョブ情報デ
ータテーブルの構成の一例を示す。ジョブ情報データテ
ーブル51は、複数のジョブ情報データから構成され、
各ジョブ情報データは、各ジョブを特定するためのジョ
ブIDデータ51Aと、各ジョブの発生順序を表す発生
順データ51Bと、各ジョブに対応する画像データが載
置原稿読取ユニット、搬送原稿読取ユニット、プリンタ
画像入力ユニットあるいはファックス(FAX)画像入
力ユニットのいずれから入力されたのかを表す入力ユニ
ットデータ51Cと、各ジョブに対応する処理後の画像
データを記録用紙出力ユニットあるいはFAX画像出力
ユニットいずれから出力するのかを表す出力ユニットデ
ータ51Dと、当該ジョブが手動送信モードで実行され
るのか否かを表す手動送信モードデータ51Eと、確定
した原稿枚数を表す原稿枚数データ51Fと、出力装置
により出力すべき部数を表す出力部数データ51Gと、
を含んで構成されている。
【0021】より具体的には、ジョブIDデータ=9の
ジョブは、48番目に発生したジョブであり、入力ユニ
ットは搬送原稿読取ユニットであり、出力ユニットは記
録用紙出力ユニットであり、当該ジョブは手動送信モー
ドのジョブではなく、原稿枚数は15頁、出力部数は3
部であることを表している。また、ジョブIDデータ=
4のジョブは52番目に発生したジョブであり、入力ユ
ニットは搬送原稿読取ユニットであり、出力ユニットは
FAX画像出力ユニットであり、当該ジョブは手動送信
モードのジョブであり、原稿枚数は未確定、出力部数は
1部であることを表している。
【0022】3. 画像管理データの構成 次に図3を参照して画像記憶装置4に記憶されている画
像データを管理するための画像管理データテーブルにつ
いて説明する。画像管理データテーブル43は、各ジョ
ブを特定するためのジョブIDデータ43Aと、当該ジ
ョブを構成する複数ページに対応する画像データがいず
れのページにするのかを表すページIDデータ43B
と、ページIDデータ43Bに対応する画像データが一
次記憶ユニット41のどこのアドレスに格納されている
かを表す一次記憶格納アドレスデータ43Cと、ページ
IDデータ43Bに対応する画像データが二次記憶ユニ
ット42のどこのアドレスに格納されているかを表す二
次記憶格納アドレスデータ43Dと、ページIDデータ
43Bに対応する画像データのサイズを表すサイズデー
タ43Eと、を備えて構成されている。
【0023】より具体的には、ジョブIDデータ=9、
かつ、ページIDデータ=1の画像データは、一次記憶
ユニット41上で200番地を開始アドレスとしてサイ
ズ60、すなわち、200番地〜260番地までの領域
に格納されているとともに、二次記憶ユニット42上で
100番地を開始アドレスとしてサイズ60、すなわ
ち、100番地〜160番地に格納されていることを表
している。
【0024】また、ジョブIDデータ=8、ページID
データ=1の画像データは、既に一時記憶ユニット41
上には格納されておらず、二次記憶ユニット42上で9
00番地を開始アドレスとしてサイズ80、すなわち、
900番地〜980番地の領域に格納されていることを
表している。
【0025】4. 一次記憶ユニットの画像データ記憶
状態 続いて一次記憶ユニット41における画像データの記憶
状態について図4を参照して説明する。この場合におい
て、一次記憶ユニット41は、3ページ分の画像データ
(図中、画像1〜画像3で示す)を記憶することが可能
であるものとする。
【0026】一次記憶ユニット41は、図4(a)に示
すように、各々100番地分に相当する3個の記憶領域
41-1〜41-3を備えている。この3個の記憶領域41
-1〜41-3に対応して一次記憶ユニット41の使用状態
を示す使用状況データテーブル41Aは、図4(b)に
示すように、開始アドレス(=0,100,200)毎
に格納している画像データのジョブIDデータ41B及
びページIDデータ41Cを記憶している。
【0027】より具体的には、図4(b)は、開始アド
レス=0である第1記憶領域41-1には、画像データは
格納されておらず、開始アドレス=100である第2記
憶領域41-2には、ジョブIDデータ=8、ページID
データ=2の画像データが格納されており、開始アドレ
ス=200である第3記憶領域41-3には、ジョブID
データ=9、ページIDデータ=1の画像データが格納
されている状態を示している。
【0028】5. 二次記憶ユニットの画像データ記憶
状態 次に二次記憶ユニット42における画像データの記憶状
態について図5を参照して説明する。二次記憶ユニット
42は、図5(a)に示すように、各々100番地分に
相当する300個の記憶領域42-1〜41-300を備えて
いる。
【0029】この300個の記憶領域42-1〜42-300
に対応して二次記憶ユニット42の使用状態を示す使用
状況データテーブルは、図5(b)に示すように、開始
アドレス(=0,100,200,……,29800,
29900)毎に格納している画像データのジョブID
データ及びページIDデータを記憶している。
【0030】より具体的には、図5(b)は、開始アド
レス=0である第1記憶領域42-1には、画像データは
格納されておらず、開始アドレス=100である第2記
憶領域42-2には、ジョブIDデータ=9、ページID
データ=1の画像データが格納されており、開始アドレ
ス=29900である第300記憶領域42-300には、
ジョブIDデータ=6、ページIDデータ=5の画像デ
ータが格納されている状態を示している。
【0031】6. 画像データの入力処理 次に画像データの入力処理について図6を参照して説明
する。まず、中央制御装置2は、ユーザからのジョブ開
始指示によりジョブ認識装置へジョブの開始を通知する
(ステップS101)。これによりジョブ認識装置は、
図2に示したようなジョブ情報データを登録することと
なる(ステップS102)。
【0032】より具体的には、ジョブの開始が通知され
ると、当該ジョブを特定するためのジョブIDデータを
設定し、当該ジョブの発生順序に相当する発生順データ
を設定する。また、載置原稿読取ユニットや搬送原稿読
取ユニットなどのいずれから画像データが入力されるの
かを画像入力装置に問い合わせ、入力ユニットを特定し
て、入力ユニットデータを設定する。
【0033】また、ファックスジョブであれば、ファッ
クス画像出力ユニットを出力ユニットとして特定し、他
のジョブであれば、記録用紙出力ユニットを出力ユニッ
トとして特定し、出力ユニットデータを設定する。さら
に加えて、ファックスジョブである場合には、手動送信
モードであるか否かを判別し、手動送信モードデータを
設定する。
【0034】次に中央制御装置2は、全ての原稿に対し
て読み込み処理を行うこととなる。より詳細には、中央
制御装置2は、画像記憶装置4に画像データの記憶領域
を確保すべく、図7に示すように、画像記憶装置4の図
示しない割当要求データ登録ユニットに対して使用割当
を得るための割当要求データを登録し(ステップS10
3)、画像記憶装置4に対し、割当要求を出力すること
となる(ステップS104)。
【0035】6.1 記憶領域割当処理及び割当要求デ
ータ ここで記憶領域割当処理及び割当要求データについて図
7及び図8を参照して説明する。ところで、一次記憶ユ
ニット41は比較的小容量であるため、割当要求に対し
て即座に所望の領域を割り当てることができない場合が
ある。そこでこのような場合には、画像記憶装置4は、
後述の割当要求データを割当要求データテーブルに記憶
しておき、割当可能になるまで処理を保留することとな
る。
【0036】割当要求データテーブル44は、図7に示
すように、割当要求の順番を表す割当要求順データ44
Aと、割当を要求している画像データを特定するための
ジョブIDデータ44B及びページIDデータ44C
と、当該割当要求を行っている要求元が画像入力装置1
あるいは画像出力装置3のいずれであるかを表す要求元
データ44Dと、を備えて構成されている。
【0037】より具体的には、割当要求順データ=1の
割当要求データは、ジョブIDデータ=9であり、ペー
ジIDデータ=2であり、要求元が画像出力装置である
ことを表している。次に記憶領域割当処理を行うための
割り込み処理を図8を参照して説明する。まず、割当要
求データを参照し、割当要求順データの最も小さな、す
なわち、最も先に割当要求がなされた割当要求を割当要
求Rとし、最終的に割当を許可すべき割当要求を割当要
求Aとして、割当要求Aを空(blank;すなわち、
該当割当要求なし)とする(ステップS701)。
【0038】そして、割当要求Rが空であるか否か、す
なわち、割当要求Rに該当する割当要求が存在するかい
なかを判別する(ステップS702)。ステップS70
2の判別において、割当要求Rが空である場合には(ス
テップS702;Yes)、割当要求Aは空であるか否
かを判別する(ステップS711)。
【0039】ステップS711の判別において、割当要
求Aが空である場合には(ステップS711;Ye
s)、記憶領域を割り当てるべき割当要求が存在しない
ので、処理を終了する。なお、ステップS711の処理
が当該割り込み処理において最初の判別である場合に
は、割当要求Aが空ではない場合はあり得ないので、こ
こでは説明を省略する。
【0040】ステップS702の判別において、割当要
求Rが空ではない場合には(ステップS702;N
o)、一次記憶ユニット41に割当要求Rに対して割当
可能な記憶領域が存在するか否かを判別する(ステップ
S703)。ステップS703の判別において、割当要
求Rに対して割当可能な記憶領域が存在しない場合には
(ステップS703;No)、現在の割当要求Rの次に
割当要求順データの最も小さな、すなわち、現在の割当
要求Rの次に割当要求がなされた割当要求を割当要求R
とし(ステップS710)、再び処理をステップS70
2に移行して、以下、同様の処理を行う。
【0041】ステップS703の判別において、割当要
求Rに対して割当可能な記憶領域が存在する場合には
(ステップS703;Yes)、割当要求Aは空か否か
を判別する(ステップS704)。ステップS704の
判別において、割当要求Aが空である場合には(ステッ
プS704;Yes)、割当要求Rを割当要求Aとし
(ステップS709)、現在の割当要求Rの次に割当要
求がなされた割当要求を割当要求Rとし(ステップS7
10)、再び処理をステップS702に移行して、以
下、同様の処理を行う。
【0042】ステップS704の判別において、割当要
求Aが空ではない場合には(ステップS704;N
o)、割当要求Rを出したジョブと割当要求Aを出した
ジョブとが同一のジョブであるか否かを判別する(ステ
ップS705)。ステップS705の判別において、割
当要求Rと割当要求Aとが同一ジョブにより出された場
合には(ステップS705;Yes)、現在の割当要求
Rの次に割当要求がなされた割当要求を割当要求Rとし
(ステップS710)、再び処理をステップS702に
移行して、以下、同様の処理を行う。
【0043】ステップS705の判別において、割当要
求Rを出したジョブと割当要求Aを出したジョブとが別
のジョブである場合には(ステップS705;No)、
割当要求Aは、手動送信モードの割当要求であるか否か
を判別する(ステップS706)。
【0044】ステップS706の判別において、割当要
求Aが手動送信モードのジョブからの割当要求であれば
(ステップS706;Yes)、割当要求Rよりも記憶
領域を割り当てるべき優先順位が高いので、割当要求A
をそのままとし、現在の割当要求Rの次に割当要求がな
された割当要求を割当要求Rとし(ステップS71
0)、再び処理をステップS702に移行して、以下、
同様の処理を行う。
【0045】ステップS706の判別において、割当要
求Aが手動送信モードのジョブからの割当要求ではない
場合には(ステップS706;No)、割当要求順デー
タを参照することにより割当要求Rは割当要求Aより先
に発生したジョブからの割当要求か否かを判別する(ス
テップS707)。ステップS707の判別において、
割当要求Rが割当要求Aよりも先に発生したジョブから
の割当要求である場合には(ステップS707;Ye
s)、割当要求Rを割当要求Aとし(ステップS70
9)、現在の割当要求Rの次に割当要求がなされた割当
要求を割当要求Rとし(ステップS710)、再び処理
をステップS702に移行して、以下、同様の処理を行
う。
【0046】ステップS707の判別において、割当要
求Rが割当要求Aより後に発生したジョブからの割当要
求である場合には(ステップS707;No)、割当要
求Rは、手動送信モードのジョブからの割当要求である
か否かを判別する(ステップS708)。ステップS7
08の判別において、割当要求Rが手動送信モードのジ
ョブからの割当要求であれば(ステップS708;Ye
s)、割当要求Rを割当要求Aとし(ステップS70
9)、現在の割当要求Rの次に割当要求がなされた割当
要求を割当要求Rとし(ステップS710)、再び処理
をステップS702に移行して、以下、同様の処理を行
う。
【0047】ステップS708の判別において、割当要
求Rが手動送信モードのジョブからの割当要求ではない
場合には(ステップS708;No)、現在の割当要求
Rの次に割当要求がなされた割当要求を割当要求Rとし
(ステップS710)、再び処理をステップS702に
移行して、以下、同様の処理を行う。このようにして、
複数の割当要求がなされている場合に領域割当処理を行
うことにより、最終的に割当要求Aには、記憶領域の割
当を許可すべき最も優先度の高い割当要求が入ることと
なり、ステップS712により割当要求Aに割当が許可
されることとなる。
【0048】特にジョブが手動送信モードに対応するジ
ョブを含む場合には、当該手動送信モードに対応するジ
ョブに対して優先的に割当が許可されることとなるので
ある。割当要求が出力されると、中央制御装置2は、上
述した領域割当処理により記憶領域の割当が許可された
か否かを判別する(ステップS105)。ステップS1
05の判別において、記憶領域の割当が許可されない場
合には(ステップS105;No)、そのまま待機状態
となる。
【0049】ステップS105の判別において、記憶領
域の割当が許可された場合には(ステップS105;Y
es)、画像入力装置1は、割り当てられた一次記憶ユ
ニット41の記憶領域に原稿1ページ分の画像データを
入力し、書き込むこととなる(ステップS106)。そ
して、1ページ分の画像データの書き込みが終了する
と、画像記憶装置4に対して画像入力終了通知を行い記
憶領域を解放して(ステップS107)、1ページ分の
原稿入力処理を終了する。
【0050】6.2 画像入力終了通知処理 ここで図9を参照して画像入力終了通知処理について説
明する。画像入力装置1から画像入力終了の通知を受け
た画像記憶装置4は、一次記憶ユニット41が保持する
画像データを二次記憶ユニット42に転送する(ステッ
プS501)。
【0051】そして転送が終了すると、当該画像データ
が使用していた一時記憶ユニット41の記憶領域を解放
し、画像データテーブル43に対し、二次記憶ユニット
42に当該画像データを追加した旨の更新を行う(ステ
ップS502)。そして前述の記憶領域割当処理(図8
参照)を行う(ステップS503)。
【0052】次に中央制御装置2は、原稿が終了したか
否かを判別する(ステップS108)。ステップS10
8の判別において、いまだ原稿が終了していない場合に
は(ステップS108;No)、処理を再びステップS
103に移行し、ステップS103〜ステップS108
の処理を繰り返す。
【0053】またステップS108の判別において、全
ての原稿の入力、書き込みが終了した場合には(ステッ
プS108;Yes)、中央制御装置2は、ジョブ認識
装置に対し、確定した原稿枚数を表す原稿枚数データを
確定ジョブ情報データとして登録し(ステップS10
9)、原稿入力処理を終了する。
【0054】7. 画像データの出力処理 次に画像データの出力処理について図10ないし図13
を参照して説明する。図10に手動送信モード以外の各
種ジョブにおける画像データ出力処理の処理フローチャ
ートを示す。
【0055】まず、中央制御装置2は、出力すべきペー
ジに対応する画像データを直ちに出力可能であるか否
か、すなわち、既に当該画像データが一次記憶ユニット
41内に格納されているか否かを判別する(ステップS
201)。次に中央制御装置2は、画像記憶装置4に画
像データの記憶領域を確保すべく、画像記憶装置4の図
示しない割当要求データ登録ユニットに対して使用割当
を得るための割当要求データを登録し(ステップS20
2)、画像記憶装置4に対し、割当要求を出力すること
となる(ステップS203)。
【0056】そして中央制御装置2は、後述する領域割
当処理により記憶領域の割当が許可されたか否かを判別
する(ステップS204)。ステップS204の判別に
おいて、記憶領域の割当が許可されない場合には(ステ
ップS204;No)、そのまま待機状態となる。ステ
ップS204の判別において、一次記憶ユニットに対す
る記憶領域の割当が許可された場合には(ステップS2
04;Yes)、二次記憶ユニット42から画像データ
を当該割り当てられた領域に転送する(ステップS20
5)。
【0057】これにより画像出力装置3は、割り当てら
れた一次記憶ユニット41の記憶領域から原稿1ページ
分の画像データを出力することとなる(ステップS20
6)。そして、1ページ分の画像データの出力処理が終
了すると、割り当てられた一次記憶ユニット41の記憶
領域を解放すべく、画像記憶装置4に対して画像出力終
了通知を行う(ステップS207)。
【0058】7.1 画像出力終了通知処理 ここで図11を参照して画像出力終了通知処理について
説明する。画像出力装置3から画像出力終了の通知を受
けた画像記憶装置4は、当該画像データが使用していた
一次記憶ユニット41の記憶領域を解放し、当該旨につ
いて画像データ情報の更新を行う(ステップS60
1)。
【0059】そして前述の領域割当処理を行う(ステッ
プS602)。次に中央制御装置2は、当該ジョブの全
ての画像出力が終了したか否か、すなわち、同一のジョ
ブIDデータを有する画像データの出力が終了したか否
かを判別する(ステップS208)。ステップS208
の判別において、いまだ当該ジョブの全ての画像出力が
終了していない場合には(ステップS208;No)、
処理を再びステップS201に移行し、ステップS20
1〜ステップS208の処理を繰り返す。
【0060】またステップS208の判別において、当
該ジョブの全ての画像出力が終了した場合には(ステッ
プS208;Yes)、中央制御装置2は、ジョブ認識
装置5に対し、当該ジョブに対応するジョブ情報データ
を削除して(ステップS209)、原稿出力処理を終了
する。
【0061】7.2 メモリ蓄積送信モードにおける動
次にメモリ蓄積送信モードにおける動作を説明する。図
12にメモり蓄積送信モードにおける処理フローチャー
トを示す。まず、中央制御装置2は、図6に示した原稿
入力処理(=ステップS101からステップS109)
を行う(ステップS301)。
【0062】この場合において、読み込まれた全原稿に
対応する画像データは、二次記憶ユニット42内に退避
されることとなる。そして全原稿に対応する画像データ
の入力が完了すると、中央制御装置2は相手先ファクシ
ミリ装置に対して回線接続を試みる(ステップS30
2)。そして、回線接続が成功したか否かを判別する
(ステップS303)。
【0063】ステップS303の判別において、回線接
続に成功していない場合には(ステップS303;N
o)、処理を再びステップS302に移行して再度回線
接続を試みることとなる。ステップS303の判別にお
いて、回線接続に成功した場合には、図10に示した原
稿出力処理(=ステップS201〜ステップS209)
を実行し(ステップS304)、実行終了後、回線を切
断して処理を終了する(ステップS305)。
【0064】7.3 手動送信モードにおける動作 次に図13を参照して手動送信モードの場合の動作につ
いて説明する。まず、中央制御装置2は、ユーザからの
ジョブ開始指示によりジョブ認識装置へジョブの開始を
通知する(ステップS401)。これによりジョブ認識
装置は、図2に示したようなジョブ情報データ(特にジ
ョブID=4の場合を参照)を登録することとなる(ス
テップS402)。より具体的には、当該ジョブは、フ
ァックスジョブであり、かつ、手動送信モードであるの
で、ファックス画像出力ユニット32を出力ユニットと
して特定し、手動送信モードデータをセットすることと
なる。
【0065】そして、中央制御装置2は相手先ファクシ
ミリ装置に対して回線接続を試みる(ステップS40
3)。そして、回線接続が成功したか否かを判別する
(ステップS404)。ステップS404の判別におい
て、回線接続に成功しなかった場合には(ステップS4
04;No)、当該ジョブ情報データを削除し(ステッ
プS414)、処理を終了する。
【0066】ステップS404の判別において、回線接
続に成功した場合には、中央制御装置2は、画像記憶装
置4に画像データの記憶領域を確保すべく、画像記憶装
置4の図示しない割当要求データ登録ユニットに対して
使用割当を得るための割当要求データを登録し(ステッ
プS405)、画像記憶装置4に対し、割当要求を出力
することとなる(ステップS406)。
【0067】そして中央制御装置2は、後述する領域割
当処理により記憶領域の割当が許可されたか否かを判別
する(ステップS407)。ステップS407の判別に
おいて、記憶領域の割当が許可されない場合には(ステ
ップS407;No)、そのまま待機状態となる。ステ
ップS407の判別において、記憶領域の割当が許可さ
れた場合には(ステップS407;Yes)、画像入力
装置1は、割り当てられた一次記憶ユニット41の記憶
領域に原稿1ページ分の画像データを入力し、書き込む
こととなる(ステップS408)。
【0068】そして、1ページ分の画像データの書き込
みが終了すると、画像記憶装置4に対して画像入力終了
通知を行い(ステップS409)、1ページ分の原稿入
力処理を終了する。これにより画像出力装置3は、割り
当てられた一次記憶ユニット41の記憶領域から原稿1
ページ分の画像データを出力することとなる(ステップ
S410)。
【0069】この結果、電話回線を介して相手方ファク
シミリ装置に原稿が転送されることとなる。そして、1
ページ分の画像データの出力処理が終了すると、割り当
てられた一次記憶ユニット41の記憶領域を解放すべ
く、画像記憶装置4に対して画像出力終了通知を行う
(ステップS411)。次に中央制御装置2は、全ての
原稿に対する処理が終了したか否かを判別する(ステッ
プS412)。
【0070】ステップS412の判別において、いまだ
全ての原稿に対する(送信)処理が終了していない場合
には(ステップS412;No)、処理を再びステップ
S405に移行し、ステップS405〜ステップS41
2の処理を繰り返す。またステップS412の判別にお
いて、全ての原稿の処理が終了した場合には(ステップ
S412;Yes)、中央制御装置2は、回線を切断し
(ステップS413)、ジョブ認識装置に対し、当該ジ
ョブに対応するジョブ情報データを削除して(ステップ
S414)、手動送信モードにおける処理を終了する。
【0071】8. 具体的な動作説明 次に本実施形態における画像処理装置の処理のより具体
的な例について説明する。この場合において、画像入力
装置1における画像入力の処理能力及び画像出力装置3
における画像出力の処理能力は各々毎分60ページ、一
次記憶ユニット41及び二次記憶ユニット42の画像デ
ータ転送能力が毎分60ページ、一次記憶ユニット41
の記憶容量が2ページ分(以下の説明では1ページ目の
記憶領域を第1領域[1]、2ページ目の記憶領域を第
2領域[2]と表すものとする)、FAX送信における
原稿1枚の画像データの転送能力が毎分20ページであ
るものとする。
【0072】8.1 本実施形態の動作(優先処理を行
う場合) 図14は、20ページの複写処理におけるプリント処理
(ジョブとする)の処理中に、4ページの原稿を搬送
原稿読取ユニット12から入力し、FAX画像出力ユニ
ット32にから出力する手動送信処理(ジョブとす
る)が発生した場合の動作を説明する図である。
【0073】時刻t=1(単位は、例えば処理サイクル
である)に既に画像入力済みの複写処理であるジョブ
のプリント処理が開始される。画像出力装置3は、記憶
領域割当要求を1ページ目から順次行い、時刻t=1に
おいて、ジョブの第1ページ目(図中、1−1で表
す。ハイフンの前側に記載しているのがジョブ番号、後
ろ側に記載しているのがページ番号である)に一次記憶
ユニット41の第1領域[1]が割り当てられ、ジョブ
の第2ページ目(図中、1−2で表す。)に一次記憶
ユニット41の第2領域[2]が割り当てられる。
【0074】これにより一次記憶ユニット41の第1領
域[1]には、二次記憶ユニット42からジョブの第
1ページが画像転送される。次に時刻t=2となると、
一次記憶ユニット41の第1領域[1]に格納されたジ
ョブの第1ページは、記録用紙出力ユニット31から
出力され、第1領域[1]は領域解放される。
【0075】一方、一次記憶ユニット41の第2領域
[2]には、二次記憶ユニット42からジョブの第2
ページが画像転送される。これらのジョブに対応する
処理と並行して、ジョブの第1ページ(図中、2−1
と表す。)のFAX出力要求がなされると、FAX画像
出力ユニット32は、電話回線を接続する。
【0076】そして、時刻t=3となると、ジョブの
第2ページ(図中、2−2と表す。)のFAX出力要求
がなされるとともに、ジョブの第1ページ目(図中、
2−1で表す)に対し、一次記憶ユニット41の第1領
域[1]が割り当てられ、搬送原稿読取ユニット12に
より画像入力が行われる。一方、一次記憶ユニット41
の第2領域[2]に格納されたジョブの第2ページ
は、記録用紙出力ユニット31から出力され、第2領域
[2]は領域解放される。
【0077】時刻t=4となると、ジョブの第3ペー
ジ(図中、2−3と表す。)のFAX出力要求がなされ
るとともに、ジョブの第2ページ目に対し、一次記憶
ユニット41の第2領域[2]が割り当てられ、搬送原
稿読取ユニット12により画像入力が行われる。さらに
一次記憶ユニット41の第1領域[1]に格納されたジ
ョブの第1ページは、FAX画像出力ユニット32に
より電話回線を介して相手先ファクシミリ装置への伝送
を開始する。
【0078】時刻t=5においては、ジョブの第1ペ
ージは伝送中であり、一次記憶ユニット41の第1領域
[1]には、ジョブの第1ページが保持され、第2領
域[2]には、ジョブの第2ページが保持されてい
る。時刻t=6においては、ジョブの第1ページは伝
送を完了し、一次記憶ユニット41の第1領域[1]は
領域解放される。一方、第2領域[2]には、ジョブ
の第2ページが保持されている。
【0079】時刻t=7においては、ジョブの第4ペ
ージ(図中、2−4と表す。)のFAX出力要求がなさ
れるとともに、ジョブの第3ページ目に対し、一次記
憶ユニット41の第1領域[1]が割り当てられ、搬送
原稿読取ユニット12により画像入力が行われる。さら
に一次記憶ユニット41の第2領域[2]に格納された
ジョブの第2ページは、FAX画像出力ユニット32
により電話回線を介して相手先ファクシミリ装置への伝
送を開始する。
【0080】時刻t=8においては、ジョブの第2ペ
ージは伝送中であり、一次記憶ユニット41の第2領域
[2]には、ジョブの第2ページが保持され、第1領
域[1]には、ジョブの第3ページが保持されてい
る。時刻t=9においては、ジョブの第2ページは伝
送を完了し、一次記憶ユニット41の第2領域[2]は
領域解放される。一方、第1領域[1]には、ジョブ
の第3ページが保持されている。
【0081】時刻t=10においては、ジョブの第4
ページ目に対し、一次記憶ユニット41の第2領域
[2]が割り当てられ、搬送原稿読取ユニット12によ
り画像入力が行われる。さらに一次記憶ユニット41の
第1領域[1]に格納されたジョブの第3ページは、
FAX画像出力ユニット32により電話回線を介して相
手先ファクシミリ装置への伝送を開始する。
【0082】時刻t=11においては、ジョブの第3
ページは伝送中であり、一次記憶ユニット41の第2領
域[2]には、ジョブの第4ページが保持され、第1
領域[1]には、ジョブの第3ページが保持されてい
る。時刻t=12においては、ジョブの第3ページは
伝送を完了し、一次記憶ユニット41の第1領域[1]
は領域解放される。一方、第2領域[2]には、ジョブ
の第4ページが保持されている。
【0083】時刻t=13において、画像出力装置3
は、ジョブの第3ページについての記憶領域割当要求
を行い、一次記憶ユニット41の第1領域[1]が割り
当てられる。これにより一次記憶ユニット41の第1領
域[1]には、二次記憶ユニット42からジョブの第
3ページが画像転送される。さらに一次記憶ユニット4
1の第2領域[2]に格納されたジョブの第4ページ
は、FAX画像出力ユニット32により電話回線を介し
て相手先ファクシミリ装置への伝送を開始する。
【0084】時刻t=14において、一次記憶ユニット
41の第1領域[1]に格納されたジョブの第3ペー
ジは、画像出力装置3から出力され、第1領域[1]は
領域解放される。また、ジョブの第4ページは伝送中
であり、一次記憶ユニット41の第2領域[2]には、
ジョブの第4ページが保持されている。時刻t=15
において、画像出力装置3は、ジョブの第4ページに
ついての記憶領域割当要求を行い、一次記憶ユニット4
1の第1領域[1]が割り当てられる。これにより一次
記憶ユニット41の第1領域[1]には、二次記憶ユニ
ット42からジョブの第4ページが画像転送される。
【0085】さらに一次記憶ユニット41の第2領域
[2]に格納されたジョブの第4ページは伝送を完了
し、一次記憶ユニット41の第2領域[2]は領域解放
される。次に時刻t=16となると、一次記憶ユニット
41の第1領域[1]に格納されたジョブの第4ペー
ジは、画像出力装置3から出力され、第1領域[1]は
領域解放される。
【0086】また、一次記憶ユニット41の第2領域
[2]には、二次記憶ユニット42からジョブの第5
ページが画像転送される。さらにジョブについては伝
送処理が終了したので、電話回線を切断する。以降は、
ジョブの第6ページ〜第20ページについて同様に画
像出力処理を行う(時刻t=17〜時刻t=32)。
【0087】以上の説明のように、本実施形態によれ
ば、複写処理であるジョブのプリント処理中に、優先
度の高い手動送信処理であるジョブが発生した場合に
は、ジョブよりジョブが優先して処理がなされ、手
動送信処理ジョブの終了後複写処理であるジョブが
再開されることとなる。
【0088】8.2 優先処理を行わない場合の動作
(比較例) ここで、手動送信処理の優先動作を行う上記実施形態の
動作を手動送信処理の優先処理を行わない場合と比較す
るために、優先処理を行わない場合の動作について図1
5を参照して説明する。
【0089】時刻t=1(単位は例えば処理サイクルで
ある)に既に画像入力済みの複写処理であるジョブの
プリント処理が開始される。画像出力装置3は、記憶領
域割当要求を1ページ目から順次行い、時刻t=1にお
いて、ジョブの第1ページ目(図中、1−1で表
す。)に一次記憶ユニット41の第1領域[1]が割り
当てられ、ジョブの第2ページ目(図中、1−2で表
す。)に一次記憶ユニット41の第2領域[2]が割り
当てられる。これにより一次記憶ユニット41の第1領
域[1]には、二次記憶ユニット42からジョブの第
1ページが画像転送される。
【0090】次に時刻t=2となると、一次記憶ユニッ
ト41の第1領域[1]に格納されたジョブの第1ペ
ージは、記録用紙出力ユニット31から出力され、第1
領域[1]は領域解放される。一方、一次記憶ユニット
41の第2領域[2]には、二次記憶ユニット42から
ジョブの第2ページが画像転送される。これらのジョ
ブに対応する処理と並行して、ジョブの第1ページ
(図中、2−1と表す。)のFAX出力要求がなされる
と、FAX画像出力ユニット32は、電話回線を接続す
る。
【0091】時刻t=3において、画像出力装置3は、
ジョブの第3ページ(図中、1−3で表す。)に対す
る記憶領域割当要求を行い、ジョブの第3ページ目に
一次記憶ユニット41の第1領域[1]が割り当てら
れ、一次記憶ユニット41の第1領域[1]には、二次
記憶ユニット42からジョブの第3ページが画像転送
される。一方、一次記憶ユニット41の第2領域[2]
に格納されたジョブの第2ページは、記録用紙出力ユ
ニット31から出力され、第2領域[2]は領域解放さ
れる。
【0092】時刻t=4において、画像出力装置3は、
ジョブの第4ページ(図中、1−4で表す。)に対す
る記憶領域割当要求を行い、ジョブの第4ページ目に
一次記憶ユニット41の第2領域[2]が割り当てら
れ、一次記憶ユニット41の第2領域[2]には、二次
記憶ユニット42からジョブの第4ページが画像転送
される。一方、一次記憶ユニット41の第1領域[1]
に格納されたジョブの第3ページは、記録用紙出力ユ
ニット31から出力され、第1領域[1]は領域解放さ
れる。
【0093】時刻t=5において、画像出力装置3は、
ジョブの第5ページ(図中、1−5で表す。)に対す
る記憶領域割当要求を行い、ジョブの第5ページ目に
一次記憶ユニット41の第1領域[1]が割り当てら
れ、一次記憶ユニット41の第1領域[1]には、二次
記憶ユニット42からジョブの第5ページが画像転送
される。一方、一次記憶ユニット41の第2領域[2]
に格納されたジョブの第4ページは、記録用紙出力ユ
ニット31から出力され、第2領域[2]は領域解放さ
れる。
【0094】時刻t=6において、画像出力装置3は、
ジョブの第6ページ(図中、1−6で表す。)に対す
る記憶領域割当要求を行い、ジョブの第6ページ目に
一次記憶ユニット41の第2領域[2]が割り当てら
れ、一次記憶ユニット41の第2領域[2]には、二次
記憶ユニット42からジョブの第6ページが画像転送
される。一方、一次記憶ユニット41の第1領域[1]
に格納されたジョブの第5ページは、記録用紙出力ユ
ニット31から出力され、第1領域[1]は領域解放さ
れる。
【0095】以下、同様にしてジョブの処理を待機状
態としたまま、ジョブの第7ページから第18ページ
までの処理を行い、時刻t=20において、画像出力装
置3は、ジョブの第20ページ(図中、1−20で表
す。)に対する記憶領域割当要求を行い、ジョブの第
20ページ目に一次記憶ユニット41の第2領域[2]
が割り当てられ、一次記憶ユニット41の第2領域
[2]には、二次記憶ユニット42からジョブの第2
0ページが画像転送される。一方、一次記憶ユニット4
1の第1領域[1]に格納されたジョブの第19ペー
ジは、記録用紙出力ユニット31から出力され、第1領
域[1]は領域解放される。
【0096】そして、時刻t=21となると、ジョブ
の第2ページ(図中、2−2と表す。)のFAX出力要
求がなされるとともに、ジョブの第1ページ目に対
し、一次記憶ユニット41の第1領域[1]が割り当て
られ、搬送原稿読取ユニット12により画像入力が行わ
れる。一方、一次記憶ユニット41の第2領域[2]に
格納されたジョブの第20ページは、記録用紙出力ユ
ニット31から出力され、第2領域[2]は領域解放さ
れる。
【0097】時刻t=22となると、ジョブの第3ペ
ージ(図中、2−3と表す。)のFAX出力要求がなさ
れるとともに、ジョブの第2ページ目に対し、一次記
憶ユニット41の第2領域[2]が割り当てられ、搬送
原稿読取ユニット12により画像入力が行われる。さら
に一次記憶ユニット41の第1領域[1]に格納された
ジョブの第1ページは、FAX画像出力ユニット32
により電話回線を介して相手先ファクシミリ装置へ伝送
が開始される。
【0098】時刻t=23においては、ジョブの第1
ページは伝送中であり、一次記憶ユニット41の第1領
域[1]には、ジョブの第1ページが保持され、第2
領域[2]には、ジョブの第2ページが保持されてい
る。時刻t=24においては、ジョブの第1ページは
伝送を完了し、一次記憶ユニット41の第1領域[1]
は領域解放される。一方、第2領域[2]には、ジョブ
の第2ページが保持されている。
【0099】時刻t=25においては、ジョブの第4
ページ(図中、2−4と表す。)のFAX出力要求がな
されるとともに、ジョブの第3ページ目に対し、一次
記憶ユニット41の第1領域[1]が割り当てられ、搬
送原稿読取ユニット12により画像入力が行われる。さ
らに一次記憶ユニット41の第2領域[2]に格納され
たジョブの第2ページは、FAX画像出力ユニット3
2により電話回線を介して相手先ファクシミリ装置への
伝送を開始する。
【0100】時刻t=26においては、ジョブの第2
ページは伝送中であり、一次記憶ユニット41の第2領
域[2]には、ジョブの第2ページが保持され、第1
領域[1]には、ジョブの第3ページが保持されてい
る。時刻t=27においては、ジョブの第2ページは
伝送を完了し、一次記憶ユニット41の第2領域[2]
は領域解放される。一方、第1領域[1]には、ジョブ
の第3ページが保持されている。
【0101】時刻t=28においては、ジョブの第4
ページ目に対し、一次記憶ユニット41の第2領域
[2]が割り当てられ、搬送原稿読取ユニット12によ
り画像入力が行われる。さらに一次記憶ユニット41の
第1領域[1]に格納されたジョブの第3ページは、
FAX画像出力ユニット32により電話回線を介して相
手先ファクシミリ装置への伝送を開始する。
【0102】時刻t=29においては、ジョブの第3
ページは伝送中であり、一次記憶ユニット41の第2領
域[2]には、ジョブの第4ページが保持され、第1
領域[1]には、ジョブの第3ページが保持されてい
る。時刻t=30においては、ジョブの第3ページは
伝送を完了し、一次記憶ユニット41の第1領域[1]
は領域解放される。一方、第2領域[2]には、ジョブ
の第4ページが保持されている。時刻t=31におい
て、一次記憶ユニット41の第2領域[2]に格納され
たジョブの第4ページは、FAX画像出力ユニット3
2により電話回線を介して相手先ファクシミリ装置への
伝送を開始する。
【0103】時刻t=32において、ジョブの第4ペ
ージは伝送中であり、一次記憶ユニット41の第2領域
[2]には、ジョブの第4ページが保持されている。
時刻t=33において、一次記憶ユニット41の第2領
域[2]に格納されたジョブの第4ページは伝送を完
了し、一次記憶ユニット41の第2領域[2]は領域解
放される。
【0104】そして、時刻t=34となると、ジョブ
について伝送処理が終了したので、電話回線を切断する
こととなる。以上の説明のように、手動送信処理の優先
処理を行わない場合には、FAX出力要求を出してから
第1ページ(上述の例の場合、ジョブの第1ページ)
の画像入力が開始されるまで、例えば、20処理サイク
ルも必要となり、この間、電話回線が接続されたままの
状態であるにも拘わらず、画像の転送が行われないとい
う不具合が生じることとなっている。
【0105】これに対し、本実施形態のように、手動送
信処理(上述のジョブ)の優先処理を行うことによ
り、他のジョブ(上述のジョブ)が実行されている場
合であっても、オペレータに対し、余計な待ち時間を発
生させずに処理を行うことが可能となる。
【0106】以上の説明においては、一次記憶ユニット
41の領域割当処理にFAX手動送信ジョブを適用する
場合について説明したが、ジョブの実施に必要となる画
像処理装置(例えば、入力された横長画像を、縦長画像
に変換した後に出力するための画像回転処理装置などの
他の画像処理装置)についても適用することが可能であ
る。
【0107】これらの結果、ユーザがFAX手動送信を
行うような場合に、既に複写処理などの他のジョブが実
行されていても、原稿読取処理に対する待ち時間を大幅
に減少することができ、電話回線接続後の不要な待ち時
間を低減して画像送信を行うことができ、通信コストの
低減も図ることができる。
【0108】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザが手動送信処理
を行う場合に、他のジョブが実行されていても、当該手
動送信処理についてのジョブを優先的に行うため、原稿
読取処理、画像処理等に対する待ち時間を大幅に短縮す
ることができ、ユーザの使い勝手を向上させることがで
きる。
【0109】また、電話回線などの通信回線接続後の通
信回線の不要な待ち時間を低減して、画像送信を行うこ
とができ、通信コストの低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置の概要構成ブロック図である。
【図2】ジョブ情報データテーブルの説明図である。
【図3】画像管理データテーブルの説明図である。
【図4】一次記憶ユニットの画像データ格納状態の説明
図である。
【図5】二次記憶ユニットの画像データ格納状態の説明
図である。
【図6】画像データの入力処理の処理フローチャートで
ある。
【図7】割当要求データテーブルの説明図である。
【図8】記憶領域割当処理の処理フローチャートであ
る。
【図9】入力終了通知処理の処理フローチャートであ
る。
【図10】画像データの出力処理の処理フローチャート
である。
【図11】出力終了通知処理の処理フローチャートであ
る。
【図12】メモリ蓄積送信モードの処理フローチャート
である。
【図13】手動送信モードの処理フローチャートであ
る。
【図14】実施形態(優先処理を行う場合)のより具体
的な動作を説明する図である。
【図15】優先処理を行わない場合の動作を比較のため
に説明する図である。
【符号の説明】
100 画像処理装置 1 画像入力装置 2 中央制御装置 3 画像出力装置 4 画像記憶装置 5 ジョブ認識装置 6 画像処理装置 11 載置原稿読取ユニット 12 搬送原稿読取ユニット 13 プリンタ画像入力ユニット 14 FAX画像入力ユニット 31 記録用紙出力ユニット 32 FAX画像出力ユニット 41 一次記憶ユニット 42 二次記憶ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のジョブを並列して処理することが
    可能な画像処理装置において、 割当許可情報により記憶領域が割り当てられた外部より
    入力された画像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶した画像データに基づいて伝送用画
    像データを生成し、通信回線を介して伝送する伝送手段
    と、 前記画像データに対応するジョブが手動送信ジョブであ
    るか否かを判別するジョブ判別手段と、 前記判別の結果に基づいて、前記ジョブが手動送信ジョ
    ブである場合に当該ジョブに前記記憶領域を他のジョブ
    よりも優先して割り当てるべく前記割当許可情報を生成
    する割当許可手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 複数のジョブを並列して処理することが
    可能な画像処理装置において、 原稿を読みとって画像データを出力する読取手段と、 割当許可情報により記憶領域が割り当てられた前記画像
    データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶した画像データを通信回線を介して
    伝送する伝送手段と、 前記画像データに対応する前記ジョブが手動送信ジョブ
    であるか否かを判別するジョブ判別手段と、 前記判別の結果に基づいて、前記ジョブが手動送信ジョ
    ブである場合に当該ジョブに前記記憶領域を他のジョブ
    よりも優先して割り当てるべく前記割当許可情報を生成
    する割当許可手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 複数のジョブを並列して処理することが
    可能な画像処理装置において、 外部より入力された画像データに対して処理を行い処理
    画像データを出力する画像処理手段と、 前記処理画像データ基づいて伝送用画像データを生成
    し、通信回線を介して伝送する伝送手段と、 前記画像データに対応するジョブが手動送信ジョブであ
    るか否かを判別するジョブ判別手段と、 前記判別の結果に基づいて、前記ジョブが手動送信ジョ
    ブである場合に当該ジョブに対応する前記画像データを
    前記画像処理手段に他のジョブよりも優先して処理させ
    る処理制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 複数のジョブを並列して処理することが
    可能な画像処理装置において、 原稿を読みとって画像データを出力する読取手段と、 前記画像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶した前記画像データに対して処理を
    行い処理画像データを出力する画像処理手段と、 前記処理画像データを通信回線を介して伝送する伝送手
    段と、 前記画像データに対応する前記ジョブが手動送信ジョブ
    であるか否かを判別するジョブ判別手段と、 前記判別の結果に基づいて、前記ジョブが手動送信ジョ
    ブである場合に当該ジョブに対応する前記画像データを
    前記画像処理手段に他のジョブよりも優先して処理させ
    る処理制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
JP9343011A 1997-12-12 1997-12-12 画像処理装置 Pending JPH11175293A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7852516B2 (en) 2003-12-05 2010-12-14 Canon Kabushiki Kaisha Facsimile machine, and control method, program, and storage medium thereof
JP2013042220A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
JP2014023010A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Seiko Epson Corp メモリー管理装置、画像処理装置、及び、メモリー管理方法

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JP2013042220A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置
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