JP6032960B2 - 画像処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、装置サイズがコンパクトな画像形成装置の分野においてコスト競争が激しいだけでなく、更なる小型化、かつ、高機能であることが求められている。また、パーソナルコンピューター及びネットワークが広く普及し、画像形成装置と外部装置が連携して、より利便性の高い機能を提供することが検討されている。例えばファクス機能を内蔵した画像形成装置に対してパーソナルコンピューターから画像データを送付し、直接、ファクス回線にデータを送信する機能がある。また、逆にファクス回線より受信した画像データをパーソナルコンピューターに送信し、紙に出力することなく画像データを利用できる機能(見るだけファクス機能)がある。先行技術文献では、ファクス回線より受信した画像データをパーソナルコンピューターが受信可能な時期に送信して、受信漏れが生じない方法が提案されている。
特開平7−321995号公報
しかしながら、先行特許文献に記載の画像形成装置では、パーソナルコンピューターに画像データを送信した時点で、ファクス受信した画像データは削除される。これにより、ネットワーク上の他のパーソナルコンピューターから、画像形成装置の前記画像データは参照できず、かつ、パーソナルコンピューターの閲覧権限者以外のユーザーが画像形成装置の前記画像データを出力できないという問題がある(図7参照)。
一方、画像形成装置側にファクス受信した画像データを残した上で、パーソナルコンピューターに前記画像データをバックアップデータとして送信する方法も考えられる。しかし、画像形成装置側のメモリサイズが有限のため、前記画像データが増えるほどに、使用可能なメモリを圧迫し、紙に出力しない限りは保存可能なファクス受信数の上限、若しくはファクス受信した画像データサイズの上限を規定しなければならない。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、メモリを圧迫せずに、ファクス受信した画像データを参照可能としたり、出力可能としたりすることを目的とする。
そこで、本発明は、ファックスジョブを受信し、ファックスジョブの画像データを情報処理装置に転送する画像処理装置であって、前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合と、残さない場合と、を識別する識別手段と、前記識別手段で前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合であると識別された場合、前記画像データをメモリ領域の第1の格納領域に記憶し、前記識別手段で前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとは残さない場合であると識別された場合、前記画像データを前記メモリ領域の第2の格納領域に記憶する記憶手段と、前記第1の格納領域に記憶された画像データ、又は前記第2の格納領域に記憶された画像データを前記情報処理装置に転送する転送手段と、前記転送手段で前記第2の格納領域に記憶された画像データを前記情報処理装置に転送したあとに、前記画像データを転送したことによる前記第2の格納領域の空き領域を前記画像データ以外のデータの拡張領域として確保する確保手段と、を有し、前記識別手段は、前記ファックスジョブの着信番号が、前記画像データの転送の履歴の一覧に存在し、前記着信番号が含まれる履歴に前記画像データが前記情報処理装置に転送したあとも残す画像データであると記憶されていた場合、前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合と識別し、前記着信番号が含まれる履歴に前記画像データが前記情報処理装置に転送したあとは残さない画像データであると記憶されていた場合、前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとは残さない場合と識別する。
本発明によれば、メモリを圧迫せずに、ファクス受信した画像データを参照可能としたり、出力可能としたりすることができる。
画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置とPCとの間のファクス受信データのやりとりを説明する図である。 画像形成装置のRAMが、自身の領域をどのように変更させているかを示す図である。 ファクス着信してから、登録済みPCに画像データ送信して、RAM103の領域を変更するまでの情報処理の一例を示すフローチャートである。 登録済みPC側から受信した画像データの削除を実行して、RAM103の領域を更新するまでの情報処理の一例を示すフローチャートである。 転送データ履歴リストを参照して、受信データ格納領域に受信データを残すか残さないかを判断するまでの情報処理の一例を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置とパーソナルコンピューターのデータのやりとりを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、画像形成装置(MFP)100のハードウェア構成の一例を示す図である。各ブロックはハードウェアのモジュールを示しており、ブロック間の矢印はデータ若しくは指示の流れを示している。なお、画像形成装置100は、画像処理装置の一例である。
画像形成装置100は、印刷部107、読取部109、操作パネル110、回線I/F112、及びこれらの制御を司るコントローラ部101にて構成される。
コントローラ部101は、CPU102、RAM103、ROM104、印刷部I/F106、読取部I/F108、MODEM111、USB I/F115、ネットワークI/F118を含み、各ブロックはシステムバス105にて接続されている。CPU102は、各種制御プログラムに従って前記の各ブロックを総括的に制御する。CPU102は、ROM104のプログラム領域に記憶された制御プログラムを読み出し、実行する。或いは、CPU102は、ROM104のプログラム領域に記憶された圧縮されたデータをRAM103へ伸張、展開して実行する。また、CPU102は、図示しないハードディスクドライブ(HDD)に前述の各種制御プログラムを圧縮状態/非圧縮状態で格納してもよい。
ネットワークI/F118は、ネットワーク網(LAN)120等を介してパーソナルコンピューター121/122(図中、PCと表記;以降、PCという)との通信処理を行う。ネットワークI/F118とネットワーク網120とは、LANケーブル119等の通信ケーブルで接続される。MODEM111は、回線I/F112を介して公衆回線網114と接続し、図示しない他の画像形成装置やファクシミリ装置、電話機等と通信処理を行う。回線I/F112と公衆回線網114とは、一般的に電話線113等で接続される。
印刷部I/F106は、印刷部107(プリンターエンジン)に画像信号を出力するインターフェースを担う。また、読取部I/F108は、読取部109(スキャナーエンジン)からの読取画像信号を入力するインターフェースを担う。CPU102は、読取部I/F108より入力された画像信号を処理し、記録画像信号として印刷部I/F106へ出力する。
CPU102は、ROM104のフォント領域に記憶されたフォント情報を用いて、操作パネル110の表示部に文字や記号を表示したり、ユーザーの指示を受けた操作パネル110からの指示情報を受けたりする。
また、ROM104のデータ領域には、CPU102によって画像形成装置100の装置情報や、ユーザーの電話帳情報、部門管理情報等が記憶され、CPU102により必要に応じて読み出され、必要に応じて更新される。
本ブロック図では、読取部109及び印刷部107を画像形成装置100の内部にある構成としたが、それぞれ若しくは両方とも外部にある構成でもよい。
なお、CPU102が、プログラムに基づき処理を実行することによって、後述する画像形成装置100の機能及びフローチャートに係る処理が実現される。
図2は、画像形成装置100とPC121/122との間のファクス受信データのやりとりを説明する図である。
ファクスを受信した画像形成装置100は、受信した画像データをRAM103に保持する。CPU102は、画像データ転送用のPC121/122の情報をRAM103にPC登録情報の形で格納しておき、例えばPC121から画像データの送信リクエストがあると、画像データを送信して、PC121からの応答を待つ。PC121が画像データを正常に受信完了すると、PC121から画像形成装置100に応答を返して、CPU102は、RAM103上の転送データ履歴リスト及び転送データ管理テーブルを更新する。
なお、転送データ履歴リストとは、PC登録情報に登録済みのPCのうち、どのPCにどのファクス受信画像データが送信されたかを記憶するリストである。CPU102は、登録済みPCに画像データの送信を行った後、画像形成装置100から画像データの出力要求があった事及び他の登録済みPCから画像データの参照要求があった事も併せて転送データ履歴リストに記憶する。なお、リストは、一覧の一例である。
また、転送データ管理テーブルとは、画像データ毎に、送信先の登録PC情報、他の登録PCとの間で画像データを共有可能か否かを示すフラグ、画像形成装置100のRAM103に画像データを残しているか否かを示すフラグを記憶するテーブルである。
図3は、画像形成装置100のRAM103が、自身の領域をどのように変更させているかを示す図である。RAM103は、メモリ領域の一例である。
RAM103には、ROM104のプログラム領域に記憶されたデータの実行領域や、画像形成処理に係るワーク領域や、画像入出力処理の展開領域として使用されるシステムワーク領域を固定サイズで確保する。RAM103のそれ以外の領域は、転送データ履歴リスト、転送データ管理テーブル、ファクス受信した画像データを一次的に格納するための受信データ格納領域で構成される。受信データ格納領域は、登録済みPCに画像データを送信後、画像データを残す場合は有効データ格納領域として確保される。画像データを残さない場合は、一部を転送データ管理テーブルの拡張領域として使用され、残りを次回ファクス受信した画像データの一次格納用領域として確保される。これより、従来、RAM103のメモリサイズで決まっていた保存可能なファクス受信数の上限及び画像データサイズの上限を、登録済みPCに画像データを送信後、画像形成装置100内に残さないファクス受信ジョブ数だけ増やす事が可能となる。
また、受信データ格納領域中の画像データを残さない領域について、一部をシステムワーク領域の拡張領域として使用する事で、画像形成装置のパフォーマンスを向上させる事が可能となる。
なお、受信データ格納領域(転送後も受信データを残す領域)は、第1の格納領域の一例である。また、受信データ格納領域(転送後も受信データを残さない領域)は、第2の格納領域の一例である。
図4、図5、図6は本実施形態の動作を示すフローチャートであり、これを基に画像形成装置100の制御を説明する。
図4は、ファクス着信してから、登録済みPCに画像データ送信して、RAM103の領域を変更するまでの情報処理の一例を示すフローチャートである。図5は、登録済みPC側から受信した画像データの削除を実行して、RAM103の領域を更新するまでの情報処理の一例を示すフローチャートである。図6は、転送データ履歴リストを参照して、受信データ格納領域に受信データを残すか残さないかを判断するまでの情報処理の一例を示すフローチャートである。
以下で図4を説明する。
回線I/F112等を介してファクスジョブの着信があると(S101)、CPU102は、まず転送データ履歴リストを参照する(S102)。
CPU102は、着信したファクスジョブの画像データを含むジョブデータ(以下、特に言及しない限り画像データと言う)を登録済みPCに送信後、以下のことを判断する。つまり、CPU102は画像形成装置100に画像データを残す画像データなのか(以降、デバイス保持モード画像データという)、画像形成装置100に画像データを残さない画像データなのか(以降、PC転送モード画像データという)を識別する(S103)。なお、判断の詳細については図6で説明する。
そして、着信したファックスジョブの画像データがPC転送モード画像データならば、CPU102は、RAM103の受信データ格納領域中の画像データを残さない領域に画像データを一次的に格納する(S104)。着信したファックスジョブの画像データがデバイス保持モード画像データならば、CPU102は、RAM103の受信データ格納領域中の画像データを残す領域に画像データを有効データとして格納する(S105)。
それぞれの画像データが受信データ格納領域のどの領域に格納されているかが判別可能なよう、CPU102は、転送データ管理テーブルを更新しておく(S106)。
その後、登録済みPC(本実施形態ではPC121とする)側が、見るだけファクス機能を有効にした上で、ファクス受信した画像データの送信を要求する。CPU102は、前記要求を受け取ったか否かを判定する(S107)。CPU102は、前記要求を受け取った場合、S108に進み、前記要求を受け取っていない場合、S107の処理を繰り返す。
S108において、CPU102は、画像データを残さない領域に画像データが格納されているか否かを判定する。つまり、CPU102は、送信対象の画像データ中に、PC転送モード画像データがあるか否かを、チェックする(S108)。
送信対象の画像データ中に、PC転送モード画像データがある場合、CPU102は、画像データをPC121に送信する(S109)。その後、CPU102は、PC転送モード画像データが格納されていたRAM103の受信データ格納領域の一部を画像データ以外のデータ、例えば、転送データ管理テーブル、の拡張領域として新たに確保する(S110)。
次に、CPU102は、転送データ管理テーブル中のPC転送モード画像データに相当するデータを、拡張領域に移動する(S111)。これにより、転送データ管理テーブルの保存ジョブ数の上限は変えずに、拡張領域で管理されるジョブ数だけ従来に比べて増やせるという効果がある。
一方、送信対象の画像データ中に、PC転送モード画像データが無く、デバイス保持モード画像データのみの場合、CPU102は、画像データをPC121に送信する(S112)。その後も、CPU102は、デバイス保持モード画像データが格納されていたRAM103の受信データ格納領域は、画像データを有効データとして格納したまま残しておく。もちろん、転送データ管理テーブル中のデバイス保持モード画像データに相当する情報は更新されない。
以下で図5を説明する。なお、図5の示すPC121の処理は、PC121のCPUがPC121のHDD等に記憶されているプログラムに基づき処理を実行することによって実現される。
登録済みPC121の閲覧権限者が、受信した画像データを確認した上で、画像データが不要で削除したい場合、所定の削除操作を行う。すると、PC121のCPUは、画像形成装置100に画像データ削除要求を発行する。画像形成装置100から応答が返ると、PC121は、画像データの削除を実行する(S201)。
画像データの削除が終了すると、PC121のCPUは、画像形成装置100にデータ削除完了通知を発行する。
画像形成装置100のCPU102は、データ削除完了通知を受けて、削除した画像データに相当する画像データが転送データ管理テーブルの拡張領域に格納されているか否かを検索する(S202)。
画像データが拡張領域に格納されている場合、画像形成装置100内には、画像データの実体は残っていないため、画像形成装置100のCPU102は、画像データが格納されている領域は消去して、受信データ格納領域に戻す(S203)。これにより、領域は、ファクス受信した画像データの一次格納用領域として再度使用される。
一方、画像データが拡張領域に格納されていない場合、画像形成装置100内には、画像データが残っているため、画像形成装置100のCPU102は、転送データ管理テーブルのみ、PC121が削除した旨の情報に更新する(S204)。
以下で図6を説明する。
ファクスジョブの着信があると(S301)、CPU102は、転送データ履歴リストを参照して、着信したファクス番号(着信番号)がリスト中に存在するか否かを確認する(S302)。CPU102は、リスト中に存在する場合、S303に進み、リスト中に存在しない場合、S306に進む。
S303において、CPU102は、前記着信番号が含まれるジョブデータが、PC転送モード画像データのジョブデータ(PC転送モードジョブデータ)か、デバイス保持モード画像データのジョブデータ(デバイス保持モードジョブデータ)か、を確認する。
PC転送モードであれば、CPU102は、RAM103の受信データ格納領域中の画像データを残さない領域にファックスジョブの画像データを格納する(S304)。一方、デバイス保持モードであれば、CPU102は、RAM103の受信データ格納領域中の画像データを残す領域に、ファックスジョブの画像データを格納する(S305)。
一方、S306において、CPU102は、前記着信番号から初めて画像形成装置100に着信があった事を意味し、転送データ履歴リストにデータを新規追加する。
CPU102は、初めての着信番号からのジョブデータは、デバイス保持モードジョブデータとして、登録済みPCに画像データ送信後もジョブデータ(画像データ)を残す領域に格納するよう記憶しておく(S307)。これにより、画像形成装置100から画像データの出力要求があったり、ネットワーク上の他のパーソナルコンピューターから画像データの参照要求があったりした場合に、画像形成装置100自身が対応可能な構成とする。
CPU102は、PC121から画像データの送信要求(見るだけファクス機能の実行要求)を受けると(S308)、転送データ履歴リストに、PC121に送信した旨の情報を更新して、合わせて前述した通り、転送データ管理テーブルも更新する(S309)。
CPU102は、そこから一定時間経過したか否かを計測する(S310)。CPU102は、一定時間内に出力要求若しくは参照要求がなかった場合に限り、前記着信番号からの画像データをデバイス保持モード画像データからPC転送モード画像データに変更するよう、転送データ履歴リストを更新する。また、CPU102は、RAM103の受信データ格納領域中の画像データを残す領域に格納されている画像データは削除して、前記画像データが記憶されていた領域を転送データ管理テーブルの拡張領域に置き替える(S313)。これにより、以降、前記着信番号からの着信があった際には、CPU102は、PC転送モード画像データとして処理する。
一定時間内に出力要求があった場合(S311においてYes)、若しくは参照要求があった場合は(S312においてYes)、CPU102は、S314に進む。S314において、CPU102は、デバイス保持モード画像データのまま、画像形成装置100に格納してある画像データをハンドリングして、以降も動作を続ける。もちろん、以降、前記着信番号からの着信があった際にも、デバイス保持モード画像データとして処理する。
また、PC転送モード画像データに相当する着信番号から着信があった際でも、転送データ履歴リストを更新後、一定時間内に出力要求若しくは参照要求があった場合には、CPU102は、PC121に画像データを送信済みである旨を通知する。その一方、CPU102は、以降、着信番号からの着信があった際にはデバイス保持モード画像データとして動作するよう、転送データ履歴リストを更新する。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像形成装置100の使用状態に応じて、PC121にファクス受信した画像データを送信する時点で、画像形成装置100内のRAM103の受信データ格納領域を有効に使用できるという効果がある。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、画像形成装置の使用状態に応じて、パーソナルコンピューターに、ファクス受信した画像データを送信する時点で、画像形成装置内の画像データの格納領域を有効に使用できるという効果がある。より具体的には、画像形成装置内の画像データの格納領域を、送信データ用管理テーブルの拡張領域として使用して、保存可能なファクス受信数の上限、若しくはファクス受信した画像データサイズの上限を従来に比べて増やせるという効果がある。また、画像形成装置内の画像データの格納領域を、画像形成装置自身の拡張ワーク領域として使用し、画像形成装置内のシステムワーク領域を増やす事で、画像形成装置のパフォーマンスを向上させるという効果がある。
よって、メモリを圧迫せずに、ファクス受信した画像データを参照可能としたり、出力可能としたりすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (6)

  1. ファックスジョブを受信し、ファックスジョブの画像データを情報処理装置に転送する画像処理装置であって、
    前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合と、残さない場合と、を識別する識別手段と、
    前記識別手段で前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合であると識別された場合、前記画像データをメモリ領域の第1の格納領域に記憶し、前記識別手段で前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとは残さない場合であると識別された場合、前記画像データを前記メモリ領域の第2の格納領域に記憶する記憶手段と、
    前記第1の格納領域に記憶された画像データ、又は前記第2の格納領域に記憶された画像データを前記情報処理装置に転送する転送手段と、
    前記転送手段で前記第2の格納領域に記憶された画像データを前記情報処理装置に転送したあとに、前記画像データを転送したことによる前記第2の格納領域の空き領域を前記画像データ以外のデータの拡張領域として確保する確保手段と、
    を有し、
    前記識別手段は、前記ファックスジョブの着信番号が、前記画像データの転送の履歴の一覧に存在し、前記着信番号が含まれる履歴に前記画像データが前記情報処理装置に転送したあとも残す画像データであると記憶されていた場合、前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合と識別し、前記着信番号が含まれる履歴に前記画像データが前記情報処理装置に転送したあとは残さない画像データであると記憶されていた場合、前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとは残さない場合と識別する画像処理装置。
  2. 前記確保手段は、前記空き領域を、画像データを管理する管理テーブルの拡張領域として確保する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記確保手段は、前記空き領域を、前記画像処理装置のシステムワーク領域の拡張領域として確保する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記識別手段は、前記画像処理装置が画像データの出力を要求した場合、又は前記情報処理装置より画像データの参照要求があった場合、前記履歴に記憶されている前記画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す画像データであると記憶する請求項1乃至3何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. ファックスジョブを受信し、ファックスジョブの画像データを情報処理装置に転送する画像処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合と、残さない場合と、を識別する識別ステップと、
    前記識別ステップで前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合であると識別された場合、前記画像データをメモリ領域の第1の格納領域に記憶し、前記識別ステップで前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとは残さない場合であると識別された場合、前記画像データを前記メモリ領域の第2の格納領域に記憶する記憶ステップと、
    前記第1の格納領域に記憶された画像データ、又は前記第2の格納領域に記憶された画像データを前記情報処理装置に転送する転送ステップと、
    前記転送ステップで前記第2の格納領域に記憶された画像データを前記情報処理装置に転送したあとに、前記画像データを転送したことによる前記第2の格納領域の空き領域を前記画像データ以外のデータの拡張領域として確保する確保ステップと、
    を含み、
    前記識別ステップでは、前記ファックスジョブの着信番号が、前記画像データの転送の履歴の一覧に存在し、前記着信番号が含まれる履歴に前記画像データが前記情報処理装置に転送したあとも残す画像データであると記憶されていた場合、前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合と識別し、前記着信番号が含まれる履歴に前記画像データが前記情報処理装置に転送したあとは残さない画像データであると記憶されていた場合、前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとは残さない場合と識別する情報処理方法。
  6. ファックスジョブを受信し、ファックスジョブの画像データを情報処理装置に転送するコンピュータに、
    前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合と、残さない場合と、を識別する識別ステップと、
    前記識別ステップで前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合であると識別された場合、前記画像データをメモリ領域の第1の格納領域に記憶し、前記識別ステップで前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとは残さない場合であると識別された場合、前記画像データを前記メモリ領域の第2の格納領域に記憶する記憶ステップと、
    前記第1の格納領域に記憶された画像データ、又は前記第2の格納領域に記憶された画像データを前記情報処理装置に転送する転送ステップと、
    前記転送ステップで前記第2の格納領域に記憶された画像データを前記情報処理装置に転送したあとに、前記画像データを転送したことによる前記第2の格納領域の空き領域を前記画像データ以外のデータの拡張領域として確保する確保ステップと、
    実行させ、
    前記識別ステップでは、前記ファックスジョブの着信番号が、前記画像データの転送の履歴の一覧に存在し、前記着信番号が含まれる履歴に前記画像データが前記情報処理装置に転送したあとも残す画像データであると記憶されていた場合、前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとも残す場合と識別し、前記着信番号が含まれる履歴に前記画像データが前記情報処理装置に転送したあとは残さない画像データであると記憶されていた場合、前記ファックスジョブの画像データを前記情報処理装置に転送したあとは残さない場合と識別するプログラム。
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