JPH08116419A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08116419A
JPH08116419A JP6274331A JP27433194A JPH08116419A JP H08116419 A JPH08116419 A JP H08116419A JP 6274331 A JP6274331 A JP 6274331A JP 27433194 A JP27433194 A JP 27433194A JP H08116419 A JPH08116419 A JP H08116419A
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JP6274331A
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Inventor
Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者が転送する画情報を選択することがで
き、ジャム等のエラーや致命的な故障が生じてもメモリ
残量不足や受信不可となることなく、重要な取引先等か
らの画情報を受信することができるファクシミリ装置を
提供する。 【構成】 画情報メモリ内の画情報を転送する転送先を
登録する転送先登録手段と、画情報メモリ内の画情報を
転送または保存する特定相手先を登録する特定相手先登
録手段と、メモリ残量検出手段と、検出されたメモリ残
量が一定量以下になったか否かを判別するメモリ残量判
別手段と、メモリ残量が一定量以下になったとき、特定
相手先登録手段で登録された特定相手先に基づき転送す
べき画情報を転送先登録手段で登録された転送先に転送
する画情報転送手段と、転送された画情報を画情報メモ
リ内から消去する画情報消去手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信画情報を蓄積する
画情報メモリを備えたファクシミリ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては、一
般に、プロッタ等の記録系にジャム(紙詰まり)や紙な
しなどのエラーが生じた場合、画情報メモリの残量が無
くなるまで受信を受け付け、メモリ残量が無くなった場
合は、受信を受け付けていなかった。
【0003】また、記録系にレーザの定着ヒータが作動
しない等の致命的な故障が発生した場合、受信画情報の
出力はもちろんのこと、受信の受付も禁止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のファ
クシミリ装置においては、上記のような異常が生じた場
合、取引先の重要文書でも受信することが不可能とな
り、業務に支障を来すことが発生する。例えば、海外と
の交信がある場合、時差の関係で夜間の受信が多くなる
が、夜間で人がいない場合にジャムなどが発生したと
き、それを解除することができなくなり、メモリ残量が
0%まで受け付けるとそれ以降は受信不可となる。ま
た、利用者では回復不可能な致命的な故障が発生した場
合、土曜日や日曜日でサービスセンターが休みのとき、
あるいは平日でもサービスマンが来るまでは、そのファ
クシミリ装置が使用できなくなる。
【0005】そこで、特開昭62−43970号公報,
特開昭62−241466号公報,特開平1−1322
64号公報,特開平4−306964号公報等に開示さ
れているように、上記のような異常が生じた場合には、
画情報メモリにある画情報を予め定められた他のファク
シミリ装置等に転送することにより、メモリ残量を回復
し、受信不可となるのを防止することが提案されてい
る。しかしながら、これらの場合、転送する画情報を利
用者が選択できないため、重要でない受信画情報までも
が他のファクシミリ装置等に転送されて出力されること
になり、無駄な転送及び記録が行なわれるという課題が
あった。また、近くに転送先となるファクシミリ装置等
がない場合には適用できないという課題があった。
【0006】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、利用者が転送する画情
報を選択することができ、ジャム等のエラーや致命的な
故障が生じてもメモリ残量不足や受信不可となることな
く、重要な取引先等からの画情報を受信することができ
るファクシミリ装置を提供することを目的とするもので
ある。更に、転送先で受信した画情報がエラーや故障の
ために転送された画情報であることを容易に判別するこ
とができるファクシミリ装置を提供することを目的とす
るものである。また、利用者が保存する画情報を選択す
ることができ、近くに転送先となるファクシミリ装置等
がない場合にエラーや故障が生じてもメモリ残量不足や
受信不可となることなく、重要な取引先等からの画情報
を受信することができるファクシミリ装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画情報メモリに蓄積された画情報を転送する転送先
を登録する転送先登録手段と、画情報メモリに蓄積され
た画情報を転送または保存する特定相手先を登録する特
定相手先登録手段と、画情報メモリの残量を検出するメ
モリ残量検出手段と、検出されたメモリ残量が一定量以
下になったか否かを判別するメモリ残量判別手段と、メ
モリ残量が一定量以下になったとき、特定相手先登録手
段で登録された特定相手先に基づき転送すべき画情報を
転送先登録手段で登録された転送先に転送する画情報転
送手段と、転送された画情報を画情報メモリ内から消去
する画情報消去手段とを備えたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、画情報メ
モリに蓄積された画情報を転送する転送先を登録する転
送先登録手段と、画情報メモリに蓄積された画情報を転
送または保存する特定相手先を登録する特定相手先登録
手段と、画情報記録部が故障か否かを判別する故障判別
手段と、画情報記録部が故障のとき、特定相手先登録手
段で登録された特定相手先に基づき転送すべき画情報を
転送先登録手段で登録された転送先に転送する画情報転
送手段と、転送された画情報を画情報メモリ内から消去
する画情報消去手段とを備えたものである。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、上記転
送する画情報に転送を示すマークを挿入する転送マーク
挿入手段を備えたものである。
【0010】一方、請求項4に記載の発明は、画情報メ
モリに蓄積された画情報を保存または消去する特定相手
先を登録する特定相手先登録手段と、画情報記録部が異
常か否かを判別する異常判別手段と、画情報記録部が異
常のとき画情報メモリの残量を検出するメモリ残量検出
手段と、検出されたメモリ残量が一定量以下になったか
否かを判別するメモリ残量判別手段と、メモリ残量が一
定量以下になったとき、特定相手先登録手段で登録され
た特定相手先に基づき消去すべき画情報を画情報メモリ
内から消去する画情報消去手段とを備えたものである。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、画情報メ
モリに蓄積された画情報を保存または消去する特定相手
先を登録する特定相手先登録手段と、画情報メモリに蓄
積された画情報を保存または消去する時間帯を登録する
時間帯登録手段と、画情報記録部が異常か否かを判別す
る異常判別手段と、画情報記録部が異常のとき画情報メ
モリの残量を検出するメモリ残量検出手段と、検出され
たメモリ残量が一定量以下になったか否かを判別するメ
モリ残量判別手段と、メモリ残量が一定量以下になった
とき、特定相手先登録手段で登録された特定相手先と時
間帯登録手段で登録された時間帯とに基づき消去すべき
画情報を画情報メモリ内から消去する画情報消去手段と
を備えたものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、予め、例えば社
内の別の部署のファクシミリ装置等を転送先として登録
し、また、例えば転送する特定相手先として取引先等を
登録しておくことにより、ジャム等のエラー発生により
メモリ残量が一定量以下になると、転送先として登録さ
れた別の部署のファクシミリ装置へ特定相手先として登
録された取引先からの画情報が転送される。そして、転
送された画情報は画情報メモリ内から消去され、メモリ
残量が回復して、次の受信を受け付け可能とする。
【0013】また、請求項2記載の構成によれば、上記
と同様の登録を行い、画情報記録部の故障でも受信を受
け付けて、画情報メモリに記憶する。画情報記憶部が故
障と判別されると、転送先として登録された別の部署の
ファクシミリ装置へ特定相手先として登録された取引先
からの画情報が転送される。そして、転送された画情報
は画情報メモリ内から消去され、メモリ残量が回復し
て、画情報記憶部が故障でも次の受信の受け付けを可能
とする。
【0014】更に、請求項3記載の構成によれば、上記
のようにして転送される画情報に転送マークが挿入さ
れ、転送先では、通常の受信画情報との区別が容易とな
る。
【0015】一方、請求項4記載の構成によれば、近く
に転送先となる別のファクシミリ装置がない場合にも、
予め、保存する特定相手先として重要な取引先などを登
録しておいて、登録した取引先以外からの画情報はメモ
リ残量が一定量以下になった時点で消去し、重要な特定
相手先からの画情報の受信と保存を可能とする。
【0016】更に、請求項5記載の構成によれば、予
め、例えば人がいる時間帯を保存する時間帯として登録
しておくことにより、保存する特定相手先以外からの画
情報でも極力消去しないようにする。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例に係るファクシミリ
装置のシステム構成を示すブロック図である。
【0018】図において、1は送信する画情報を符号化
圧縮するとともに、符号化圧縮されて受信された画情報
を元の画情報に復号化再生する画情報圧縮再生部(DC
R)、2は送受信画情報を蓄積する画情報メモリ、3は
登録データや管理データ等を格納するシステムメモリ、
4は本ファクシミリ装置を操作するための操作表示部
で、各種操作キーや液晶表示器からなる。5は文字コー
ドをパターン変換するパターンジェネレータ、6は本フ
ァクシミリ装置全体を制御するファクシミリ制御部であ
る。このファクシミリ制御部6は、装置各部の制御処理
を行なうCPU(中央処理装置)と当該CPUが実行す
るプログラムを格納したROM(読み出し専用メモリ)
とプログラム実行の際の作業領域となるRAM(読み書
き可能メモリ)等からなり、上記ROMには後述するフ
ローチャートで示すプログラムが格納され、このプログ
ラムをCPUが実行することにより、本発明における各
種手段が実現される。
【0019】7は画情報転送のためのメモリであるライ
ンバッファメモリ、8は原稿を走査して画情報を読み取
るスキャナ部、8aはその原稿を自動的に搬送するAD
Fである。9は画情報を記録紙に記録するプロッタ部、
9aはその記録紙をセットし搬送する給紙ユニットであ
り、これらプロッタ部9と給紙ユニット9aにより、画
情報記録部が構成されている。10はG3/G4ファク
シミリ通信を制御する通信制御部(CCU)、10aは
送受信画情報の変調,復調を行なうモデム、10bは本
ファクシミリ装置を通信網に接続するためのもので、自
動発着信機能を備えた網制御装置(NCU)、11は上
記各部を接続し、各部間でデータのやり取りを行うため
のシステムバスである。
【0020】次に、このように構成されたファクシミリ
装置の本発明に関わる動作について、図2に示すフロー
チャートを参照して説明する。まず、本ファクシミリ装
置の利用者は、操作表示部4を操作して画情報の転送先
を登録する(処理101)。この転送先としては、近く
にある別のファクシミリ装置、例えば社内の別の部署の
ファクシミリ装置等が使用され、その電話番号が登録さ
れる。また、転送する特定相手先の画情報を識別するた
めに、ファクシミリ通信において各局を識別する識別情
報として用いられるRTI/CSI情報を登録する(処
理102)。この転送する特定相手先としては、例えば
取引先のファクシミリ装置のRTI/CSI情報が登録
される。これらの登録した内容はシステムメモリ3に記
憶される。
【0021】ところで、ファクシミリ装置においては、
例えばプロッタ部9がジャム又は紙なしによって記録紙
が出力できない場合、その状態がファクシミリ制御部6
に通知される。また、プロッタ部9が故障(利用者では
回復不可能なもの)した場合、プロッタ部9は致命的な
故障であることをファクシミリ制御部6へ通知する。図
2の処理103では、このようにしてファクシミリ制御
部6に通知されたプロッタ9の状態を状態識別子iとし
て記憶している。この場合、状態識別子iとしては、ジ
ャムや紙なし等の利用者でも回復可能な「エラー」と、
レーザの定着ヒータ不動作等の利用者では回復不可能な
「故障」と、これらの異常のない「正常」の3つの状態
がある。
【0022】次の処理104では着呼を監視し、判断1
05で着呼が検出されたか否かが判別され、着呼が検出
されるのを待つ。ここで、通信制御部(CCU)10に
着信があった場合、次の判断106に進んで、状態識別
子iが「正常」か否かが判別される。状態識別子iが
「エラー」又は「故障」であって「正常」でない場合
は、プロッタ部9へ出力できないため、処理107に進
んで、受信画情報を画情報メモリ2へ蓄積することを通
信制御部(CCU)10に通知するとともに、受信した
相手先のRTI/CSIをシステムメモリ3に記憶す
る。そして、次の判断109で次のページが有るか否か
を判別して、全ページが終了するまで上記処理を繰り返
す。通信制御部(CCU)10は全ページを画情報メモ
リ2へ蓄積し、プロッタ部9のエラー又は故障が解除さ
れるのを待つ。なお、判断106で状態識別子iが「正
常」であれば、処理108に進んで受信画情報がプロッ
タ部9により記録紙に出力される。
【0023】受信画情報の全ページの画情報メモリ2へ
の蓄積または記録紙への出力が終わると、判断110に
進んで状態識別子iが「故障」か否かが判別される。
「故障」でなければ、判断111へ進んで状態識別子i
が「エラー」か否かが判別される。「エラー」でもなけ
れば「正常」であるのでそのまま終了するが、「エラ
ー」であれば、処理112に進んで画情報メモリ2の残
量がチェックされる。次の判断113ではメモリ残量が
一定量以下か否かが判別され、一定量以下でなければ未
だ受信が可能であるのでそのまま終了する。もし、この
ままジャム等のエラーが解除されずに受信を続けて、画
情報メモリ2の残量が一定量以下になったならば、判断
114に進む。なお、前記判断110で状態識別子iが
「故障」と判別されると、上述したメモリ残量チェック
は行なわずに直接判断114に進む。
【0024】この判断114では、転送する特定相手先
のRTI/CSIがシステムメモリ3に登録されている
か否かが判別され、登録されていなければそのまま終了
する。登録されていれば、判断115に進んで、システ
ムメモリ3に記憶されている受信した相手先のRTI/
CSIと予め登録してある転送する特定相手先のRTI
/CSIとが一致するか否かが判別される。一致しなけ
ればそのまま終了するが、一致すれば、転送すべき画情
報であるので、次の処理116に進んで、予め登録して
ある転送先の電話番号を読み出し、通信制御部(CC
U)10を介して転送先へ発呼する。転送先が応答した
ならば、処理117に進んで特定相手先からの画情報に
「エラー」または「故障」で転送した画情報であること
を示す転送マークを挿入する処理を施した後、処理11
8に進む。この処理118では、画情報メモリ2に記憶
されている特定相手先からの画情報ファイルを読み出
し、転送先へ転送するとともに、転送したファイル情報
をシステムメモリ3に記憶する。この転送マークの挿入
処理は、ファクシミリ制御部6が状態識別子iに基づき
「エラー」によるメモリオーバーを防ぐための転送であ
るか、「故障」による転送であるかを判別し、その原因
によって異なるパターンをパターンジェネレータ5で発
生させて行なわれる。また、この転送マークの挿入は、
画情報メモリ2に記憶された該当する画情報に直接対応
する転送マークを埋め込むことによって実現されるが、
まず転送マークをラインバッファメモリ7に入力して通
信制御部(CCU)10に転送しておき、その後、該当
する画情報を同様にして転送することによっても可能で
ある。このように画情報転送前に転送マークを転送する
ことにより、転送先には転送マークが画情報の中に埋め
込まれて出力される。このように、転送する画情報に転
送の旨さらには転送の原因を示す転送マークを挿入して
転送することにより、転送先では、通常の受信画情報で
あるか、エラーまたは故障によって転送された画情報で
あるかを直ちに判別することができる。また、取引先等
の特定相手先からの画情報を近くにある他のファクシミ
リ装置に転送して出力させることにより、本ファクシミ
リ装置が出力不可の場合にも重要文書の内容を速やかに
知ることができる。
【0025】上述したようにして画情報の転送が終了す
ると、次の処理119に進んで転送レポート出力処理を
実行する。転送したファイル情報は、ファクシミリ制御
部6によってシステムメモリ3に記憶されている。転送
終了後、ファクシミリ制御部6はこの情報を消去せずに
保持し、この転送ファイル情報を読み出し、パターンジ
ェネレータ5で文字コードをパターン変換し、操作表示
部4の液晶表示器に出力する。また、エラーや故障が利
用者やサービスマンによって回復したならば、上記転送
ファイル情報をラインバッファメモリ7を介してプロッ
タ部9に出力し、記録紙にその内容を印字する。このよ
うにすることにより、転送したファイル情報を容易に知
ることができる。
【0026】最後の処理120においては、上記のよう
にして転送した画情報ファイルを画情報メモリ2内から
消去し、メモリ残量を回復させる。このようにすること
により、ジャム等のエラーによるメモリオーバーの発生
がなくなり、取引先等の特定相手先からの受信が可能と
なる。また、致命的な故障が発生した場合、従来は着呼
を検出しても受付けていなかったが、本実施例では受付
けを許可して画情報メモリ2に記憶し、特定相手先の画
情報を転送してメモリ残量を回復するようにしている。
このようにすることにより、プロッタ部9が故障しても
受信が可能となるともに、転送により画情報メモリ2の
メモリオーバーを防ぐことができる。また、転送する画
情報を利用者が選択することができるので、重要でない
受信画情報までもが他のファクシミリ装置等に転送され
て出力されることがなくなり、無駄な転送及び記録が行
なわれるという不具合をなくすことができる。
【0027】ここで、上記実施例は請求項1,2,3に
対応するものであり、図2の処理101はその転送先登
録手段に、処理102は特定相手先登録手段に、判断1
10は故障判別手段に、処理112はメモリ残量検出手
段に、判断113はメモリ残量判別手段に、判断11
4,115及び処理118は画情報転送手段に、処理1
20は画情報消去手段にそれぞれ相当し、これらをファ
クシミリ制御部6内のCPUで実行することにより、上
述した各手段が実現されている。
【0028】なお、上記実施例では、転送する特定相手
先を登録する場合について示したが、画情報メモリ2に
保存する特定相手先を登録し、この特定相手先以外から
の画情報を転送して消去するようにしても上記と同様な
効果が得られる。
【0029】ところで、上記実施例では、近くに転送先
となる別のファクシミリ装置が存在する場合の実施例を
示したが、近くに適当なファクシミリ装置がない場合が
ある。このような場合の実施例を図3にフローチャート
で示す。なお、ファクシミリ装置のシステム構成は図1
と同様であり、その説明は省略する。
【0030】本実施例を図3のフローチャートを参照し
て以下に説明する。まず、本ファクシミリ装置の利用者
は、保存する特定相手先の画情報を識別するために、前
記実施例と同様に操作表示部4を操作して特定相手先の
RTI/CSI情報を登録する(処理201)。この保
存する特定相手先としては、例えば取引先のファクシミ
リ装置のRTI/CSI情報が登録される。また、人が
いてエラーや故障に対処することができる例えば8時〜
18時の時間帯を保存する時間帯として登録する(処理
202)。これらの登録した内容はシステムメモリ3に
記憶される。
【0031】前述したように、ファクシミリ装置におい
ては、例えばプロッタ部9がジャム又は紙なしによって
記録紙が出力できない場合、その状態がファクシミリ制
御部6に通知される。また、プロッタ部9が故障(利用
者では回復不可能なもの)した場合、プロッタ部9は致
命的な故障であることをファクシミリ制御部6へ通知す
る。図3の処理203では、このようにしてファクシミ
リ制御部6に通知されたプロッタ9の状態を状態識別子
iとして記憶している。本実施例の場合、状態識別子i
としては、ジャムや紙なし等の利用者でも回復可能なエ
ラーやレーザの定着ヒータ不動作等の利用者では回復不
可能な故障等の「異常」、これらの異常のない「正常」
の2つの状態がある。
【0032】次の処理204では前記実施例と同様に着
呼を監視し、判断205で着呼が検出されたか否かが判
別され、着呼が検出されるのを待つ。ここで、通信制御
部(CCU)10に着信があった場合、次の判断206
に進んで、状態識別子iが「正常」か否かが判別され
る。状態識別子iが「正常」でない場合は、プロッタ部
9へ出力できないため、処理207に進んで、受信画情
報を画情報メモリ2へ蓄積することを通信制御部(CC
U)10に通知するとともに、受信した相手先のRTI
/CSIをシステムメモリ3に記憶する。そして、次の
判断209で次のページが有るか否かを判別して、全ペ
ージが終了するまで上記処理を繰り返す。通信制御部
(CCU)10は全ページを画情報メモリ2へ蓄積し、
プロッタのエラー又は故障が解除されるのを待つ。な
お、判断206で状態識別子iが「正常」であれば、処
理208に進んで受信画情報がプロッタ部9により記録
紙に出力される。
【0033】受信画情報の全ページの画情報メモリ2へ
の蓄積または記録紙への出力が終わると、判断210に
進んで状態識別子iが「異常」か否かが判別される。
「異常」でなければそのまま終了するが、「異常」であ
れば、処理211に進んで画情報メモリ2の残量がチェ
ックされる。次の判断212ではメモリ残量が一定量以
下か否かが判別され、一定量以下でなければ未だ受信が
可能であるのでそのまま終了する。もし、このままジャ
ム等のエラーや故障が解除されずに受信を続けて、画情
報メモリ2の残量が一定量以下になったならば、判断2
13に進む。
【0034】この判断213では、保存する特定相手先
のRTI/CSIがシステムメモリ3に登録されている
か否かが判別され、登録されていなければそのまま終了
する。登録されていれば、判断214に進んで、システ
ムメモリ3に記憶されている受信した相手先のRTI/
CSIと予め登録してある保存する特定相手先のRTI
/CSIとが一致するか否かが判別される。一致すれば
そのまま終了するが、一致しなければ、次の判断215
に進む。この判断215では、保存する時間帯がシステ
ムメモリ3に登録されているか否かが判別され、登録さ
れていなければそのまま終了する。登録されていれば、
判断216に進んで現在の時間が登録された時間帯に含
まれるか否かが判別され、登録された時間帯であればそ
のまま終了する。登録された時間帯でなければ、処理2
17に進んで、画情報メモリ2に記憶されている特定相
手先以外からの受信画情報ファイルを消去するととも
に、消去したファイル情報をシステムメモリ3に記憶す
る。
【0035】このように重要な相手先の受信画情報は画
情報メモリ2に保存し、それ以外の受信画情報は消去す
ることにより、メモリ残量が回復するので、近くに転送
先となるファクシミリ装置がない場合にエラーや故障等
の異常が発生したときでも、重要な取引先からの受信と
保存が可能となる。また、保存する時間帯を登録して、
この時間帯のときは特定相手先以外からの画情報でも消
去しないようにしたので、人がいない時は重要な相手先
からの画情報のみが保存されて他は消去されが、人がい
るときは消去されない。すなわち、利用者が保存する特
定相手先や時間帯を登録して、消去される画情報を選択
することができので、重要な相手先からの画情報は確実
に受信して保存するとともに、特定相手先以外からの画
情報でも極力消去しないようにすることができる。
【0036】さて、処理217で受信ファイルの消去が
行われると、次の処理218に進んで、消去レポート出
力処理を実行する。消去したファイル情報は、ファクシ
ミリ制御部6によってシステムメモリ3に記憶されてい
る。消去終了後、ファクシミリ制御部6はこの情報を消
去せずに保持し、この消去ファイル情報を読み出し、パ
ターンジェネレータ5で文字コードをパターン変換し、
操作表示部4の液晶表示器に出力する。また、エラーや
故障が利用者やサービスマンによって回復したならば、
上記消去ファイル情報をラインバッファメモリ7を介し
てプロッタ部9に出力し、記録紙にその内容を印字す
る。このようにすることにより、消去したファイル情報
を容易に知ることができる。
【0037】ここで、上記実施例は請求項4,5に対応
するものであり、図3の処理201はその特定相手先登
録手段に、処理202は時間帯登録手段に、判断210
は異常判別手段に、処理211はメモリ残量検出手段
に、判断212はメモリ残量判別手段に、判断213〜
処理217は画情報消去手段にそれぞれ相当し、これら
をファクシミリ制御部6内のCPUで実行することによ
り、上述した各手段が実現されている。
【0038】なお、上記実施例では、保存する特定相手
先を登録し、この特定相手先以外からの画情報を消去す
る場合について示したが、逆に消去する特定相手先を登
録して、登録された特定相手先からの画情報を消去し、
この特定相手先以外からの画情報を保存するようにして
も上記と同様な効果が得られる。同様に、上記実施例で
は、保存する時間帯を登録し、この時間帯以外のときに
消去を行うようにしたが、逆に消去する時間帯を登録
し、この時間帯のときに消去を行うようにしても上記と
同様な効果が得られる。また、上記実施例では、保存す
る特定相手先の判断213,214を行った後に、保存
する時間帯の判断215,216を行っているが、逆
に、保存する時間帯の判断を先に行い、このあとに保存
する特定相手先の判断を行っても、上記と同様な効果が
得られる。
【0039】また、上記各実施例における各機能の選択
スイッチをシステムメモリ3内に用意し、利用者が操作
表示部4から利用したい機能のみを登録できるようにし
ても良い。この場合、ファクシミリ制御部6が各機能を
実行するときに、この選択スイッチをシステムメモリ3
から読み出し、その内容が機能実行可であれば、その機
能を実行し、禁止ならばその機能に関しては従来と同じ
動作とする。このようにすることにより、利用者による
各々の機能の選択が可能となる。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、転送先
登録手段と、特定相手先登録手段と、メモリ残量検出手
段と、メモリ残量判別手段と、メモリ残量が一定量以下
になったとき、特定相手先登録手段で登録された特定相
手先に基づき転送すべき画情報を転送先登録手段で登録
された転送先に転送する画情報転送手段と、転送された
画情報を画情報メモリ内から消去する画情報消去手段と
を備えたので、ジャム等のエラーが生じてもメモリ残量
不足による着呼拒否を回避でき、重要な取引先等からの
画情報を受信して転送先にて出力し、その内容を速やか
に知ることができる効果がある。また、転送する画情報
を利用者が選択することができるので、重要でない受信
画情報までもが他のファクシミリ装置等に転送されて出
力されることがなくなり、無駄な転送及び記録が行なわ
れるという不具合をなくすことができる効果がある。
【0041】また、請求項2に記載の発明によれば、転
送先登録手段と、特定相手先登録手段と、故障判別手段
と、画情報記録部が故障のとき、特定相手先登録手段で
登録された特定相手先に基づき転送すべき画情報を転送
先登録手段で登録された転送先に転送する画情報転送手
段と、転送された画情報を画情報メモリ内から消去する
画情報消去手段とを備えたので、画情報記録部の致命的
な故障による着呼拒否を回避でき、重要な取引先等から
の画情報を受信して転送先にて出力し、その内容を速や
かに知ることができる効果がある。また、転送する画情
報を利用者が選択することができるので、重要でない受
信画情報までもが他のファクシミリ装置等に転送されて
出力されることがなくなり、無駄な転送及び記録が行な
われるという不具合をなくすことができる効果がある。
【0042】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
転送する画情報に転送を示すマークを挿入する転送マー
ク挿入手段を備えたので、転送先では、通常の受信画情
報であるか、エラーまたは故障によって転送された画情
報であるかを直ちに判別することができる効果がある。
【0043】一方、請求項4に記載の発明によれば、特
定相手先登録手段と、異常判別手段と、メモリ残量検出
手段と、メモリ残量判別手段と、メモリ残量が一定量以
下になったとき、特定相手先登録手段で登録された特定
相手先に基づき消去すべき画情報を画情報メモリ内から
消去する画情報消去手段とを備えたので、利用者が保存
する画情報を選択することができ、近くに転送先となる
ファクシミリ装置等がない場合にエラーや故障が生じて
もメモリ残量不足や受信不可となることなく、重要な取
引先等からの画情報を受信し、保存することができる効
果がある。
【0044】また、請求項5に記載の発明によれば、特
定相手先登録手段と、時間帯登録手段と、異常判別手段
と、メモリ残量検出手段と、メモリ残量判別手段と、メ
モリ残量が一定量以下になったとき、特定相手先登録手
段で登録された特定相手先と時間帯登録手段で登録され
た時間帯とに基づき消去すべき画情報を画情報メモリ内
から消去する画情報消去手段とを備えたので、上記請求
項4と同様な効果が得られるとともに、重要な相手先以
外からの画情報でも極力消去しないようにすることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るファクシミリ装置のシス
テム構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 画情報圧縮再生部(DCR) 2 画情報メモリ 3 システムメモリ 4 操作表示部 5 パターンジェネレータ 6 ファクシミリ制御部 7 ラインバッファメモリ 8 スキャナ部 8a ADF 9 プロッタ部 9a 給紙ユニット 10 通信制御部(CCU) 10a モデム 10b 網制御装置 11 システムバス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信画情報を蓄積する画情報メモリを備
    えたファクシミリ装置において、 画情報メモリに蓄積された画情報を転送する転送先を登
    録する転送先登録手段と、画情報メモリに蓄積された画
    情報を転送または保存する特定相手先を登録する特定相
    手先登録手段と、画情報メモリの残量を検出するメモリ
    残量検出手段と、検出されたメモリ残量が一定量以下に
    なったか否かを判別するメモリ残量判別手段と、メモリ
    残量が一定量以下になったとき、特定相手先登録手段で
    登録された特定相手先に基づき転送すべき画情報を転送
    先登録手段で登録された転送先に転送する画情報転送手
    段と、転送された画情報を画情報メモリ内から消去する
    画情報消去手段とを備えたことを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  2. 【請求項2】 受信画情報を蓄積する画情報メモリと、
    受信画情報を記録紙に記録する画情報記録部とを備えた
    ファクシミリ装置において、 画情報メモリに蓄積された画情報を転送する転送先を登
    録する転送先登録手段と、画情報メモリに蓄積された画
    情報を転送または保存する特定相手先を登録する特定相
    手先登録手段と、画情報記録部が故障か否かを判別する
    故障判別手段と、画情報記録部が故障のとき、特定相手
    先登録手段で登録された特定相手先に基づき転送すべき
    画情報を転送先登録手段で登録された転送先に転送する
    画情報転送手段と、転送された画情報を画情報メモリ内
    から消去する画情報消去手段とを備えたことを特徴とす
    るファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 転送する画情報に転送を示すマークを挿
    入する転送マーク挿入手段を備えたことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 受信画情報を蓄積する画情報メモリと、
    受信画情報を記録紙に記録する画情報記録部とを備えた
    ファクシミリ装置において、 画情報メモリに蓄積された画情報を保存または消去する
    特定相手先を登録する特定相手先登録手段と、画情報記
    録部が異常か否かを判別する異常判別手段と、画情報記
    録部が異常のとき画情報メモリの残量を検出するメモリ
    残量検出手段と、検出されたメモリ残量が一定量以下に
    なったか否かを判別するメモリ残量判別手段と、メモリ
    残量が一定量以下になったとき、特定相手先登録手段で
    登録された特定相手先に基づき消去すべき画情報を画情
    報メモリ内から消去する画情報消去手段とを備えたこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 受信画情報を蓄積する画情報メモリと、
    受信画情報を記録紙に記録する画情報記録部とを備えた
    ファクシミリ装置において、 画情報メモリに蓄積された画情報を保存または消去する
    特定相手先を登録する特定相手先登録手段と、画情報メ
    モリに蓄積された画情報を保存または消去する時間帯を
    登録する時間帯登録手段と、画情報記録部が異常か否か
    を判別する異常判別手段と、画情報記録部が異常のとき
    画情報メモリの残量を検出するメモリ残量検出手段と、
    検出されたメモリ残量が一定量以下になったか否かを判
    別するメモリ残量判別手段と、メモリ残量が一定量以下
    になったとき、特定相手先登録手段で登録された特定相
    手先と時間帯登録手段で登録された時間帯とに基づき消
    去すべき画情報を画情報メモリ内から消去する画情報消
    去手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
JP6274331A 1994-10-14 1994-10-14 ファクシミリ装置 Pending JPH08116419A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014003446A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Canon Inc 画像処理装置、情報処理方法及びプログラム

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JP2014003446A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Canon Inc 画像処理装置、情報処理方法及びプログラム

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