JPH06290404A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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Publication number
JPH06290404A
JPH06290404A JP7825693A JP7825693A JPH06290404A JP H06290404 A JPH06290404 A JP H06290404A JP 7825693 A JP7825693 A JP 7825693A JP 7825693 A JP7825693 A JP 7825693A JP H06290404 A JPH06290404 A JP H06290404A
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JP
Japan
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recording
switch
mode
current
head
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JP7825693A
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English (en)
Inventor
Kenji Fujibayashi
謙治 藤林
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】録音モードと停止モードの設定を繰り返したと
きにテ―プ上にノイズが記録されるのを防止するととも
に、装置の停止時の電流消費をなくして、実使用時にお
ける電池寿命の改善を図る。 【構成】操作釦21の操作により、停止モードから録音
モードを設定するときには、停止モード設定位置に近い
位置で作動するスイッチ1が作動すると同時に、ACバ
イアス供給回路13から録音ヘッド12へのACバイア
ス電流の供給と、DC消去電流供給回路14から消去ヘ
ッド15へのDC消去電流の供給を開始させ、録音モー
ドを解除して停止モードを設定するときには、スイッチ
1が作動した後も所定の短い時間、ACバイアス電流と
DC消去電流の供給を持続させるべく制御を行うCPU
18とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録装置に関し、特
に、録音モ―ドと停止モ―ドの切換時に磁気テ―プ(以
下テープと呼ぶ)上に記録されるノイズの防止あるいは
軽減を図った口述録音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主に電池を電源とする携帯用の口述録音
装置においては、消費電力の少なさの点から消去方式と
して永久磁石式消去ヘッドもしくは直流電磁消去ヘッド
による飽和消去方式が用いられている。また、音質の良
さやノイズの少なさの点から録音時のバイアス方式とし
てはACバイアス方式が用いられている。
【0003】このような飽和消去方式と交流バイアス方
式を用いている口述録音装置、特に手動でメカニズムの
モ―ドを切り換える方式の口述録音装置においては、録
音モ―ドと停止モ―ドを交互に繰り返した場合、録音モ
―ドから停止モ―ドへ切り換えた時の慣性によってテ―
プが移動したり、停止モ―ドから録音モ―ドへ切り換え
た時のピンチロ―ラ―の動作等によってテ―プがわずか
に移動する。
【0004】このようなテープの移動は消去ヘッドや録
音(または録音再生)ヘッドのギャップ以上になること
が多いので、テ―プ上に未消去部分や、ACバイアスが
加えられない部分ができる。このため、テ―プ上に残る
磁化のレベルにムラが生じ、このムラがテ―プを再生し
た時のノイズ(クリック音)となる。
【0005】これを解決する手段として同一発明者によ
り、特開昭61−253607号公報に示すような方法
が考えられた。
【0006】この公報によれば、録音モードと停止モー
ドの設定を繰り返している間は、停止モ―ドの時バイア
ス電流と消去電流のみ流し続けるようにしているが、こ
れにより録音と停止の操作を繰り返してもテ―プ上に未
消去部分ができたりバイアス電流が加えられない部分が
できたりすることがなくなるので、テ―プ上に残る磁化
のレベルにムラが生じることがなくなり、ノイズ(クリ
ック音)の発生が防止される。
【0007】また電池の消耗を防止する為、一定の長い
時間(例えば5分間)停止状態が続いた場合は自動的に
バイアス電流と消去電流を切るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開昭61−253607号に開示されているような
従来の口述録音装置においては、口述録音する際に、実
際にテ―プを進めて録音している時間よりも、テ―プを
止めて考えている時間の方が長く、例えば2〜3分口述
して5〜6分考えるといった場合が多い。
【0009】このような状況において、従来の口述録音
装置は停止時には録音時の1/3〜1/4程度の電流を
消費するので、例えば録音時間と停止時間の比を1:
2、停止時の電流を1/4とすれば、連続録音ならば電
池で6時間録音できる場合でも、実質的に4時間分しか
録音できないことになり、実使用状態での録音時間が短
かいという欠点があった。
【0010】本発明の磁気記録装置はこのような課題に
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、録音モードと停止モードの設定を繰り返したときに
テ―プ上にノイズが記録されるのを防止するとともに、
装置の停止時の電流消費をなくして、実使用時における
電池寿命の改善を図ることができる磁気記録装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の磁気記録装置は、少なくとも停止モード
設定位置と録音モード設定位置間で移動可能な操作部材
と、録音ヘッドへバイアス電流を供給するためのバイア
ス電流供給手段と、消去ヘッドへ消去電流を供給するた
めの消去電流供給手段と、操作部材を停止モード設定位
置から録音モード設定位置へ操作するときに、一連のメ
カニズムの動作に先行して作動するスイッチと、操作部
材の操作により、停止モードから録音モードを設定する
ときには、上記スイッチが作動すると同時に、バイアス
電流供給手段から録音ヘッドへのバイアス電流の供給
と、消去電流供給手段から消去ヘッドへの消去電流の供
給を開始させ、録音モードを解除して停止モードを設定
するときには、上記スイッチが作動した後も所定の短い
時間、バイアス電流と消去電流の供給を持続させる制御
手段とを具備する。
【0012】
【作用】すなわち、本発明の磁気記録装置においては、
操作部材を停止モード設定位置から録音モード設定位置
へ操作するときに、一連のメカニズムの動作に先行して
作動するスイッチを設ける。そして、操作部材の操作に
より、停止モードから録音モードを設定するときには、
上記スイッチを作動させる同時にバイアス電流供給手段
から録音ヘッドへのバイアス電流の供給と、消去電流供
給手段から消去ヘッドへの消去電流の供給を開始させ
る。また、録音モードを解除して停止モードを設定する
ときには、上記スイッチが作動した後も所定の短い時
間、バイアス電流と消去電流の供給を持続させる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明を口述録音装置に
適用した実施例を説明する。
【0014】図1は口述録音装置の構成を示す図であ
る。同図において、音声が入力されるマイクロホン4は
プリアンプ5の入力端子に接続され、プリアンプ5の出
力端子はボリューム6と録音アンプ9の入力端子に接続
されている。ボリューム6はモニターアンプ7を介して
イヤホンジャック8に接続されている。このイヤホンジ
ャック8に操作者がイヤホンを接続することにより録音
される音声のモニターができる。
【0015】また、録音アンプ9の出力端子は録音等価
回路10とミューティング回路11とを介して、録音
(録再)ヘッド12に接続されている。ここで、ミュー
ティング回路11は、録音アンプ9の電源ON/OFF
時に発生するポップノイズや、マイクロホン4が拾う操
作音などが録音されるのを防止するためのものである。
さらに制御手段としてのCPU18の入力端子IN1
(以下IN1と呼ぶ)はスイッチ1を介して、入力端子
IN2(以下IN2と呼ぶ)はスイッチ2を介して接地
されている。また、入力端子IN3(以下IN3と呼
ぶ)はR側とP側の間をスライド可能なスライドスイッ
チ3を介して接地されている。図ではスライドスイッチ
3はR側にある。スイッチ1、2、スライドスイッチ3
は操作モ―ドを切り換えるためのスイッチで、後述する
操作釦に連動して開閉動作等を行う。また、録音時と再
生時とでスイッチ1、2の機能を異ならせてスイッチを
兼用し、部品点数を少なくしている。ここで、スイッチ
1、2はリーフスイッチである。
【0016】また、CPU18の出力端子OUT1(以
下OUT1と呼ぶ)はプリアンプ5と録音アンプ9とモ
ニターアンプ7に接続され、出力端子OUT2(以下O
UT2と呼ぶ)はミューティング回路11に接続されて
いる。また、CPU18の出力端子OUT3(以下OU
T3と呼ぶ)は、バイアス電流供給手段としてのACバ
イアス供給回路13を介して録音(録再)ヘッド12に
接続され、録音時にACバイアス供給回路13から録音
(録再)ヘッド12にACバイアス電流が供給される。
また、OUT3は消去電流供給手段としてのDC消去電
流供給回路14を介して消去ヘッド15にも接続され、
録音時にDC消去電流供給回路14から消去ヘッド15
にDC消去電流が供給される。
【0017】さらに、CPU18の出力端子OUT4
(以下OUT4と呼ぶ)は、モータサーボ回路16を介
して図4に示すテープ41を駆動するモータ17に接続
されている。モータサーボ回路16はモータ17の速度
制御を行うものであり、録音及び再生モード時はモータ
17が電源電圧や負荷によらずに一定の速度で回転する
ように制御する。
【0018】CPU18は後述するように、IN1〜I
N3の信号状態により操作モ―ドを判定し、OUT1〜
OUT4によりその操作モ―ドに応じて上記した各回路
の制御を行う。この例では、OUT1によりプリアンプ
5、モニタ―アンプ7、録音アンプ9のON/OFF
を、OUT2によりミュ―ティング回路11のON/O
FFを、OUT3によりACバイアス供給回路13およ
びDC消去電流供給回路14のON/OFFを行い、O
UT4によりモ―タサ―ボ回路16のON/OFFを行
うようにしている。
【0019】図2は操作部材としてのスライド式操作釦
(以下操作釦と呼ぶ)21の外観図である。同図におい
て、口述録音装置の本体側には、REW(巻戻し)、P
LAY(再生)、STOP(停止)、REC(録音)の
文字が記されている。また、矢印は操作釦21上に記さ
れている。操作者は操作釦21を図示の方向にスライド
させて矢印をいずれかの文字位置、すなわち、操作モー
ド設定位置に合わせることにより、口述録音装置を所望
の操作モードに設定することができる。
【0020】図3は上記した操作釦21の位置とCPU
18の入力端子の信号レベルとの関係を示す図である。
図に示すように、停止モ―ド時、すなわち、操作釦21
がSTOP位置にあるときは、スイッチ1,2共にOF
Fであり、IN1、IN2は共にHレベルとなる。一
方、録音操作をすべく、操作釦21がSTOP位置から
REC位置へ向けて移動しだすと、一連のメカニズムの
動作に先行して、例えば、すぐに、すなわちSTOP位
置に近い位置でスイッチ1がONとなってIN1はLレ
ベルとなり、操作釦21がREC位置に到達する少し
前、すなわち、REC位置に近い位置でスイッチ2がO
NとなってIN2がLレベルとなる。
【0021】また、操作釦21がREC位置からSTO
P位置に向けて移動しはじめると、一連のメカニズムの
動作に先行して、例えば、すぐにスイッチ2がOFFと
なってIN2はHレベルとなり、操作釦21がSTOP
位置に戻る直前にスイッチ1がOFFとなってIN1が
Hレベルとなる。
【0022】スライドスイッチ3は録音時、すなわち操
作釦21がREC位置にあるときはR側に位置しIN3
はLレベルとなるが、一旦、R側になった後は操作釦2
1をSTOP位置に移動させてもR側のままである。一
方、操作釦21がPLAY位置やREW位置(あるいは
巻き戻し再生)へ移動した時はP側に切り換わってIN
3はHレベルとなる。次に操作釦21がPLAY位置か
らSTOP位置に移動した場合もP側のままであるが、
REC位置に移動した場合はR側になる。つまり、装置
が停止状態にある(操作釦21がSTOP位置にある)
ときのスライドスイッチ3の状態は装置が停止状態にな
る前の操作モ―ドに依存している。
【0023】また、スライドスイッチ3がP側のときは
スイッチ1,2のいずれがONになるかにより操作モ―
ドが決まる。本例ではスイッチ1がONのときは再生モ
ード、スイッチ2がONのときは巻き戻し再生モードと
なる。
【0024】以下に、図1〜図7を参照して上記した構
成を有する口述録音装置の動作を説明する。ここで、図
5は操作者が操作釦21をSTOP位置からREC位置
に向けて操作したときの口述録音装置の動作を示すタイ
ムチャートであり、図6は操作者が操作釦21をREC
位置からSTOP位置に向けて操作したときの口述録音
装置の動作を示すタイムチャートである。また図7は口
述録音装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0025】まず、口述録音装置を停止状態に設定する
(S1)。この状態では、プリアンプ5、モニターアン
プ7、録音アンプ9及びモータ17、さらに、ACバイ
アス供給回路13、DC消去電流供給回路14はOFF
になっているが、ミューティング回路11はプリアンプ
5、録音アンプ9の電源投入時のポップノイズが録音さ
れるのを防止するためONにしておく。
【0026】そして、操作者が操作釦21をSTOP位
置からREC位置に向けて操作した時、スライドスイッ
チ3がR側にあるかどうかを判断し(S2)、R側にな
い場合は、PLAY等、他の操作モードの処理を行なう
(S3)。
【0027】スライドスイッチ3がR側である場合は、
スイッチ1がONかどうかのステップ(S4)に進む
が、この場合、スイッチ1はすぐに、すなわち、STO
P位置に近い位置でONするのでCPU18のIN1が
Lレベルとなる。これに応答してCPU18はOUT3
をアクティブにすることによりACバイアス供給回路1
3とDC消去電流供給回路14とをONにして(S
5)、録音(録再)ヘッド12へのACバイアス電流の
供給及び消去ヘッド15へのDC消去電流の供給とを開
始する。このときのIN1,IN2及びOUT1〜OU
T4の各信号レベルは図5のA位置で示される。
【0028】ここで、口述録音装置が停止状態のときは
図4(a)に示すようにキャプスタン42はピンチロ―
ラ43から離れた状態にあるが、スイッチ1がONにな
った後は操作釦21がREC位置に進むのに従ってピン
チロ―ラ43はキャプスタン42の方へ向って移動を開
始し、操作釦21がREC位置に到達する少し手前でピ
ンチロ―ラ43はキャプスタン42に当接し、図4
(b)に示すようになる。
【0029】この直後にスイッチ2がONとなるので、
スイッチ2はONかどうかの判断(S6)はイエスとな
り、CPU18のIN2はLレベルとなる。このとき、
CPU18は録音モ―ドが設定されたと認識し、OUT
1をアクティブ状態にしてプリアンプ5、モニタ―アン
プ7、録音アンプ9をONにすると共にOUT4をアク
ティブ状態にしてモ―タサ―ボ回路16をONにする
(S7)。このときのIN1,IN2及びOUT1〜O
UT4の各信号レベルは図5のB位置で示される。
【0030】これによりモ―タ17が回転するとキャプ
スタン42が回転し、ピンチロ―ラ43とにより挟まれ
ているテープ41が供給リール45から図の左の方向へ
進み、巻取りリ―ル44に巻き取られる。ここで、46
はテープガイドローラであり、47はテープパッドであ
る。
【0031】次に、CPU18は、スイッチ2がON、
すなわちIN2がLレベルになってから一定時間(数1
0msec程度)経過したかどうかを判断し(S8)、
経過した場合は停止状態時からON状態になっているミ
ュ―ティング回路11をOUT2を非アクティブ状態に
することによってOFFにする(S9)。このときのI
N1,IN2及びOUT1〜OUT4の各信号レベルは
図5のC位置で示される。ミュ―ト解除後は完全な録音
状態となる。
【0032】ここで、操作釦21がREC位置へ行きつ
けば、操作者が操作釦21から手を放しても操作釦21
はREC位置で保持される。
【0033】その後、操作者が操作釦21をREC位置
からSTOP位置へ向けて操作した場合は、すぐにスイ
ッチ2がOFF(S6)となってCPU18の入力IN
2がHとなる。この場合、CPU18は録音モ―ドでは
なくなったと判断し、OUT2をアクティブ状態にして
ミュ―ティング回路11をONにし(S10)、録音ア
ンプ9の電源OFF時のポップノイズ及びアンプが完全
にOFFになるまでの間にマイクロホン4から拾うメカ
ニズムの操作音が録音されるのを防止する。
【0034】次に、OUT4を非アクティブ状態にして
モ―タ―サ―ボ回路16をOFFしモ―タ17を停止さ
せるとともに、OUT1を非アクティブ状態にしてプリ
アンプ5、モニタ―アンプ7、録音アンプ9をOFFに
する(S11)。このときのIN1,IN2及びOUT
1〜OUT4の各信号レベルは図6のA′位置で示され
る。
【0035】そして、操作釦21がSTOP位置に到達
する直前にスイッチ1がOFFし(S4)、ピンチロ―
ラ43がキャプスタン42から離れるが、モ―タ17が
OFFとなった後も慣性で巻き取りリ―ル44が回転す
るため、テ―プ41の動きが完全に止まるまで0.2〜
0.3秒程度かかる。このためCPU18はスイッチ1
がOFFとなった後一定時間、例えば、0.5〜1秒経
過したかどうかを判断し(S12)、経過するまではA
Cバイアス供給回路13及び消去電流供給回路14がO
N状態となっているようにOUT3の制御を行う。そし
て、スイッチ1がOFFとなってから0.5〜1秒経過
した後、OUT3を非アクティブ状態にしてACバイア
ス供給回路13及び消去電流供給回路14をOFFにす
る(S13)。このときのIN1,IN2及びOUT1
〜OUT4の各信号レベルは図6のB′位置で示され
る。
【0036】上記したように、本実施例の磁気記録装置
は、少なくとも停止モード設定位置(STOP位置)と
録音モード設定位置(REC位置)間で移動可能な操作
部材としての操作釦21と、録音(録再)ヘッド12へ
バイアス電流(ACバイアス電流)を供給するためのバ
イアス電流供給手段としてのACバイアス供給回路13
と、消去ヘッド15へ消去電流(DC消去電流)を供給
するための消去電流供給手段としてのDC消去電流供給
回路14と、操作釦21を停止モード設定位置(STO
P位置)から録音モード設定位置(REC位置)へ操作
するときに、一連のメカニズムの動作に先行して作動
(ON・OFF)するスイッチ1と、操作釦21の操作
により、停止モードから録音モードを設定するときに
は、スイッチ1が作動(ON)すると同時に、ACバイ
アス供給回路13から録音(録再)ヘッド12へのAC
バイアス電流の供給と、DC消去電流供給回路14から
消去ヘッド15へのDC消去電流の供給を開始させ、録
音モードを解除して停止モードを設定するときには、ス
イッチ1が作動(OFF)した後も所定の短い時間、こ
こでは0.5〜1秒間、ACバイアス電流とDC消去電
流の供給を持続させる制御手段としてのCPU18とを
具備する。
【0037】さらに、本実施例の磁気記録装置は、操作
釦21を録音モード設定位置(REC位置)から停止モ
ード設定位置(STOP位置)へ操作するときに、一連
のメカニズムの動作に先行して作動する他のスイッチ、
すなわちスイッチ2と、ミューティング手段としてのミ
ューティング回路11とを有し、停止モードから録音モ
ードを設定するときは、少なくともスイッチ2が作動
(ON)した後にミュートを解除し、録音モードから停
止モードを設定するときは、スイッチ2が作動(OF
F)すると同時にミュートをかけるようにする。
【0038】すなわち、本実施例においては、操作者が
停止から録音の操作をしたときは操作釦21が動き出し
たときにただちにONし、録音から停止の操作をしたと
きには操作釦21がSTOP位置に戻る直前にOFFす
るスイッチ1と、操作者が停止から録音の操作をしたと
きは操作釦21がREC位置に到達する直前にONし
て、録音から停止の操作をしたときには操作釦21が動
き始めてすぐにOFFするスイッチ2とを備えている。
この場合、スイッチ1は、録音(録再)ヘッド12へ供
給するACバイアス電流と、消去ヘッド15へ供給する
消去電流とを制御し、スイッチ2は、プリアンプ5、モ
ニタ―アンプ7、録音アンプ9さらにミューティング回
路11のON/OFFを制御する。
【0039】そして、スイッチ1がONするのと同時に
すなわち、ピンチロ―ラ43がキャプスタン42に向っ
て動くことによってテ―プ41が移動する前に、録音
(録再)ヘッド12、消去ヘッド15に対するACバイ
アス電流の印加とDC消去電流の印加とを開始するよう
にする。また、スイッチ1がOFFしてからも一定時間
(0.5〜1秒程度)ACバイアス電流とDC消去電流
とを各々録音(録再)ヘッド12及び消去ヘッド15に
供給する。このように、テープが少しでも移動する状況
においてはそれ以前にACバイアス電流の印加とDC消
去電流の印加とを行うので、録音−停止−録音という操
作をした場合の最初の録音と次の録音との境目に未消去
部分やACバイアスが印加されない部分が生じることが
ない。したがって、テ―プ上に残る磁化のレベルの連続
性が保たれるので、テ―プを再生したときにノイズとな
ることはない。
【0040】また、操作者が録音状態から停止操作をし
たときにはスイッチ2をすぐにOFFすることによっ
て、プリアンプ5、モニタ―アンプ7、録音アンプ9を
OFFにするとともにモ―タサ―ボ回路16もOFFに
する。したがって、実使用状態における電池寿命が、連
続録音時間と比較して著しく短かくなったりするような
ことはなくなる。
【0041】さらに、録音状態になる直前にミューティ
ング回路11をOFFするとともに、録音状態から他の
操作モードに移行する場合はミューティング回路11を
すぐにONにするので、前記したポップノイズや操作音
などがテ―プ上に記録されるのを防止することができ
る。
【0042】なお、本発明は上記した実施例に限定され
ず種々の変形及び変更が可能である。例えば、録音(録
再)ヘッドと消去ヘッドを使用する代わりに、録再ヘッ
ドに消去ヘッドギャップが一体に構成された3in1
(スリーインワン)ヘッドを用いてもよい。
【0043】また、電磁式消去ヘッドの代わりにマグネ
ット式消去ヘッドを用いてもよい。また、ACバイアス
と消去を同時に制御するのではなく、ACバイアスと消
去とを独立に制御(高速消去モ―ド)してもよい。
【0044】また、スイッチ1と連動したトランジスタ
スイッチによりACバイアスと消去を制御するととも
に、スイッチ2と連動したトランジスタスイッチにより
ミュ―ティングを制御するようにしてもよい。この場
合、CPUの処理速度が遅くてもよい利点がある。
【0045】また、スイッチ1、2はリーフスイッチで
はなく、いわゆるロジックコントロール用のフェザータ
ッチ式スイッチと同様の機能を有するものであってもよ
い。さらに、スイッチ1、2のオン・オフのタイミング
を逆にし、本実施例と同様の所定の動作を行わせるよう
にしてもよい。
【0046】また、本発明はスライド操作釦21を有す
る口述録音装置ではなく、プッシュ釦式の録音釦を有す
る口述録音装置にも適用可能である。
【0047】さらに、操作者が録音操作をしたとき、ス
イッチ1がONにならない場合でもスイッチ2がONに
なった時点でACバイアスと消去を働かせるようにする
ことも可能である。これによって、スイッチ1が故障し
た場合でも通常の録音ができる。また、録音操作をした
ときスイッチ1がONになってから一定時間(0.1〜
0.3秒程度)経てもスイッチ2がONにならない場合
でも録音モ―ドが設定されるようにすることも可能であ
る。これによって、スイッチ2が故障した場合でも一応
の録音ができる。
【0048】
【発明の効果】録音と停止の操作を繰り返し行ったとき
にテ―プ上にノイズが記録されるのを防止することがで
きるとともに、従来と比較して実使用状態での電池寿命
を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る口述録音装置の構成を示
す図である。
【図2】スライド式操作釦の外観図である。
【図3】スライド式操作釦の位置とCPUの入力レベル
との関係を示す図である。
【図4】操作モードの変更時におけるテープ周辺機構の
動きを説明するための図である。
【図5】操作者が操作釦をSTOP位置からREC位置
に向けて操作したときの口述録音装置の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図6】操作者が操作釦をREC位置からSTOP位置
に向けて操作したときの口述録音装置の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図7】本発明の実施例に係る口述録音装置の動作を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1,2…スイッチ、3…スライドスイッチ、4…マイク
ロホン、5…プリアンプ、6…ボリューム、7…モニタ
ーアンプ、8…イヤホンジャック、9…録音アンプ、1
0…録音等価回路、11…ミューティング回路、12…
録音(録再)ヘッド、13…ACバイアス供給回路、1
4…DC消去電流供給回路、15…消去ヘッド、16…
モータサーボ回路、17…モータ、18…CPU。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも停止モード設定位置と録音モ
    ード設定位置間で移動可能な操作部材と、 録音ヘッドへバイアス電流を供給するためのバイアス電
    流供給手段と、 消去ヘッドへ消去電流を供給するための消去電流供給手
    段と、 操作部材を停止モード設定位置から録音モード設定位置
    へ操作するときに、一連のメカニズムの動作に先行して
    作動するスイッチと、 操作部材の操作により、停止モードから録音モードを設
    定するときには、上記スイッチが作動すると同時に、バ
    イアス電流供給手段から録音ヘッドへのバイアス電流の
    供給と、消去電流供給手段から消去ヘッドへの消去電流
    の供給を開始させ、録音モードを解除して停止モードを
    設定するときには、上記スイッチが作動した後も所定の
    短い時間、バイアス電流と消去電流の供給を持続させる
    制御手段と、を具備したことを特徴とする磁気記録装
    置。
  2. 【請求項2】 操作部材を録音モード設定位置から停止
    モード設定位置へ操作するときに、一連のメカニズムの
    動作に先行して作動する他のスイッチと、 ミューティング手段とを有し、 停止モードから録音モードを設定するときは、少なくと
    も上記他のスイッチが作動した後にミュートを解除し、
    録音モードから停止モードを設定するときは、上記他の
    スイッチが作動すると同時にミュートをかけるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の磁気記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008033353A (ja) * 2007-09-25 2008-02-14 Sony Corp 音声信号記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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