JPH0628906Y2 - ケーブル用懸吊金具 - Google Patents

ケーブル用懸吊金具

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JPH0628906Y2
JPH0628906Y2 JP640389U JP640389U JPH0628906Y2 JP H0628906 Y2 JPH0628906 Y2 JP H0628906Y2 JP 640389 U JP640389 U JP 640389U JP 640389 U JP640389 U JP 640389U JP H0628906 Y2 JPH0628906 Y2 JP H0628906Y2
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JP
Japan
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key
cable
fitting
support plate
protruding locking
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JP640389U
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JPH02103730U (ja
Inventor
明 西村
Original Assignee
株式会社トーツー創研
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電柱間に張架されたケーブル吊線に屋外線か
ら分岐した引込線を定着するために用いられるケーブル
用懸吊金具に関するものである。
〔従来の技術〕 従来のケーブル用懸吊金具11は、例えば第5図に示す
ように一方端にフック部121と他方端にねじ部122
を備えたフックボルト12の該ねじ部122に、グリッ
プ部材13として2枚の支持板131,132を左右対称
に嵌合している。前記グリップ部材13は締付ナット1
4で締付けるものであり、フック部121の基部には板
バネ15が設けられている。
そして、ケーブル用懸吊金具11は、梯子などを用いて
高所に上がってから、グリップ部材13の両支持板13
1,132を左右に拡開してケーブル吊線Aに引掛け、締
付ナット14で締付けて装着し、引込線Bを板バネ15
上からフック部121内に移動して定着していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この従来のケーブル用懸吊金具は、そのケー
ブル吊線への装着に際しては、作業者が梯子などを用い
てケーブル吊線の手の届くところまで近づいて作業しな
くてはならず、高所での作業となるため非常に危険であ
り、また梯子の使えない高い吊線への装着がリフト車な
どを要求するなど煩雑であり、さらに金具の交換などに
際しては、その都度上がったり下がったりしなければな
らず不便であった。
本考案は、この従来の欠点を排除しようとするもので、
容易,確実に地上からケーブル吊線に脱着できるケーブ
ル用懸吊金具を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、一方端にフック部21と他方端にねじ部22
を備えたフックボルト2の該ねじ部22に、2枚の対向
支持板31,32からなるグリップ部材3を嵌合し、締付
ナット4を螺合したケーブル用懸吊金具1において、前
記ねじ部22にキー溝23を形成し、前記グリップ部材3
の一方の支持板31を前記フックボルト2に固定し、両
端に突出係止部61,62を設けた略コ字状キー部材6を
備え、他方の支持板32にキー部材6の突出係止部61
係合するキー係合部を設けると共に、前記締付ナット4
が前記突出係止部61,62間に介在されていることを特
徴とするケーブル用懸吊金具である。
〔作用〕
本考案の懸吊金具は別設の装着具により、懸吊金具を地
上からケーブル吊線に脱着するものであり、装着具先端
に取付けられた懸吊金具のグリップ部材をケーブル吊線
に引掛け、締付ナットを締付けるとグリップ部材の他方
の支持板(移動支持板)が、キー部材の一方の突出係止
部にキー係合部で係合しているから、該支持板はキー溝
に沿って摺動し、一方の支持板(固定支持板)と協働し
てケーブル吊線を挟持し、これに固着される。また、締
付ナットをゆるめると、キー部材がキー溝に沿って軸端
方向に摺動すると共に、キー部材に係止した移動支持板
が同方向に摺動し、吊線の挟持状態が解除され、取り外
すことができる。
〔実施例〕 本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づいて説明す
る。第1図は本考案の一実施例の一部縦断面図、第2図
は第1図の左側面図で、フックボルト2は、一方端に鉤
形のフック部21と他方端に軸に雄ねじを螺刻したねじ
部22とを備えた金属部材からなり、該ねじ部22の全域
には軸方向に沿って軸端からキー溝23を形成し、一
方、該フック部21の基部には金属片の板バネ5が設け
られている。又、前記キー溝23に挿入されるキー部材
6は、両端に突出係止部61,62を備えた略コ字状の金
属片からなっている。又、グリップ部材3は、2枚の対
向支持板31,32からなり、一方の支持板31は、中央部
に前記フックボルト2のねじ部22の根元としまりばめ
嵌合となる嵌合穴を、下端側にケーブル吊線挟持部を備
えている。そして、他方の支持板32は、中央部に前記
フックボルト2のねじ部22の嵌合穴を、下端側にケー
ブル吊線挟持部を備え、前記嵌合穴内周面には前記キー
部材6の突出係止部61としまりばめ嵌合となる貫通溝
3が形成されている。そして、前記一方の支持板31
前記フックボルト2のねじ部22の根元に圧入固定した
後、前記キー部材6の突出係止部61を他方の支持板32
の貫通溝33に嵌合し、突出係止部61,62間に締付ナッ
ト4を嵌入し、前記フックボルト2のキー溝23内に前
記キー部材6を挿入すると同時にねじ部22の外周に前
記支持板32を嵌合し、前記締付ナット4をねじ部22
螺合してケーブル用懸吊金具1は構成される。
そして、前記締付ナット4を締付けると、前記締付ナッ
ト4に押されてグリップ部材3の他方の支持板32とキ
ー部材6は、キー溝23に沿って一方の支持板31に向か
って摺動し、一方の支持板31と対向しあう。又、前記
締付ナット4をゆるめると、前記締付ナット4に押され
てキー部材6が軸端方向に摺動し、前記キー部材6の突
出係止部61と他方の支持板32の貫通溝33とがしまり
ばめ嵌合となり、他方の支持板32を軸端方向に協同し
て摺動させ、グリップ部材3は拡開される。
また、ケーブル用懸吊金具の他の実施例を第3図に基づ
いて説明すると、フックボルト2の構成,キー部材6の
形状,グリップ部材3の一方の支持板31の構成は第1
図及び第2図に示す実施例と同様であるが、他方の支持
板32の構成が異なっている。すなわち、前記他方の支
持板32は、中央部に前記フックボルト2のねじ部22
嵌合穴を、下端側にケーブル吊線挟持部を備え、前記嵌
合穴内周面で前記一方の支持板31に面する側には前記
キー部材6の突出係止部61が嵌合する溝34が係合部3
5を残して形成されている。
そして、前記一方の支持板31を前記フックボルト2の
ねじ部22の根元に圧入固定した後、前記キー部材6の
突出係止部61を他方の支持板32の溝34に嵌合すると
共に突出係止部61,62間に締付ナット4を嵌入し、前
記フックボルト2のキー溝23内に前記キー部材6を挿
入すると同時にねじ部22の外周に前記支持板32を嵌合
し、前記締付ナット4をねじ部22に螺合してケーブル
用懸吊金具1は構成される。
そして、前記締付ナット4を締付けると、前記締付ナッ
ト4に押されてグリップ部材3の他方の支持板32は、
キー溝23に沿って一方の支持板31に向かって摺動し、
一方の支持板31と対向しあう。この時、前記他方の支
持板32の係合部35は、キー部材6の突出係止部61
当接し、キー部材6も他方の支持板32と共にキー溝23
に沿って摺動する。又、前記締付ナット4をゆるめた場
合、前記締付ナット4に押されてキー部材6が軸端方向
に摺動すると共に、キー部材6の突出係止部61が他方
の支持板32の溝34に嵌合されているから、その突出係
止部61が係合部35に当接し、確実に他方の支持板32
を軸端方向に摺動させ、グリップ部材3は拡開される。
次に第4図に基づいて、ケーブル用懸吊金具1の地上か
らのケーブル吊線Aへの装着方法を説明する。装着具7
は、支杆8の上端に保持部材を設け、該保持部材内にラ
ッチ係止部を備えた摺動ロッドを一方向に付勢するばね
を介在させて設け、前記ラッチ係止部と係合する操作片
を前記保持部材内に設けると共に前記操作片に作動ロー
プ92を連結し、前記保持部材の下方で前記摺動ロッド
に支持部材を設け、前記支持部材に圧接部材71を螺杆
で調整自在に設け、前記圧接部材71に対向して前記支
杆8にソケット72を回動可能に設け、前記ソケット72
にラチェット機構10を設けると共に前記ラチェット機
構10に送りロープ91を連結している。
そして、ケーブル用懸吊金具1をケーブル吊線Aへ装着
するには、まず地上において引込線Bを懸吊金具1のフ
ック部21内に挿入しておいてから、装着具7のソケッ
ト72を他方の支持板32側の締付ナット4に嵌合し、支
持部材をソケット72側に摺動させて摺動ロッドを操作
片にラッチさせ、螺杆を締めつけて圧接部材71をフッ
ク部21に圧接する。その後、支杆8を持って高所に上
げグリップ部材3の間にケーブル吊線Aを引掛ける。次
に、送りロープ91を引張り、ラチエット機構10によ
るラチエット送りにより締付ナット4を回動させ、前記
ケーブル吊線Aをグリップ部材3で締付ける。そして作
動ロープ92を引張り、前記摺動ロッドのラッチ状態を
解除し、圧接部材71をフック部21から分離して装着具
7を懸吊金具1から取りはずせば懸吊金具1はケーブル
吊線Aに装着することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、ねじ部にキー溝を形成し、グリップ部材の一
方の支持板をフックボルトに固定し、両端に突出係止部
を設けた略コ字状キー部材を備え、他方の支持板にキー
部材の突出係止部に係合するキー係合部を設けると共
に、締付ナットが前記突出係止部間に介在した構造とな
っているから、前記締付ナットの締付けあるいは解除の
みにより前記グリップ部材の開閉をおこなうことができ
る。このため、地上から別設の装着具を利用して前記締
付ナットの締付け締付けあるいは解除を行うことによ
り、ケーブル吊線に着脱できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の一部縦断正面図、第2図
は第1図の左側面図、第3図は他の実施例の一部縦断正
面図、第4図は本考案のケーブル用懸吊金具のケーブル
吊線への装着方法の説明図、第5図は従来例の正面図で
ある。 1……ケーブル用懸吊金具、2……フックボルト、21
……フック部、22……ねじ部、23……キー溝、3……
グリップ部材、31,32……支持板、33……貫通溝、3
4……溝、4……締付ナット、5……板バネ、6……キ
ー部材、61,62……突出係止部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方端にフック部(21)と他方端にねじ
    部(22)とを備えたフックボルト(2)の該ねじ部
    (22)に、2枚の対向支持板(31)(32)からなる
    グリップ部材(3)を嵌合し、締付ナット(4)を螺合し
    たケーブル用懸吊金具(1)において、前記ねじ部(2
    2)にキー溝(23)を形成し、前記グリップ部材(3)
    の一方の支持板(31)を前記フックボルト(2)に固
    定し、両端に突出係止部(61)(62)を設けた略コ字
    状キー部材(6)を備え、他方の支持板(32)にキー
    部材(6)の突出係止部(61)に係合するキー係合部
    を設けると共に、前記締付ナット(4)が前記突出係止
    部(61)(62)間に介在されていることを特徴とする
    ケーブル用懸吊金具。
  2. 【請求項2】前記キー係合部が、前記他方の支持板(3
    2)の嵌合孔内周面に、前記キー部材(6)の突出係止
    部(61)としまりばめ嵌合となる貫通溝(33)として
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のケーブ
    ル用懸吊金具。
  3. 【請求項3】前記キー係合部が、前記他方の支持板(3
    2)の嵌合孔内周面で、前記一方の支持板(31)に面す
    る側に前記キー部材(6)の突出係止部(61)が嵌合
    する溝(34)を係合部(35)を残して形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のケーブル用懸吊金具。
JP640389U 1989-01-25 1989-01-25 ケーブル用懸吊金具 Expired - Lifetime JPH0628906Y2 (ja)

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