JPH0746464Y2 - 締付部材取付工具 - Google Patents

締付部材取付工具

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Publication number
JPH0746464Y2
JPH0746464Y2 JP1991111898U JP11189891U JPH0746464Y2 JP H0746464 Y2 JPH0746464 Y2 JP H0746464Y2 JP 1991111898 U JP1991111898 U JP 1991111898U JP 11189891 U JP11189891 U JP 11189891U JP H0746464 Y2 JPH0746464 Y2 JP H0746464Y2
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JP
Japan
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tightening member
magnet
nut
grip body
tool
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991111898U
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English (en)
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JPH0553867U (ja
Inventor
忠臣 星野
賢三 高柳
靖房 武井
雄二 吉田
Original Assignee
株式会社関電工
株式会社ブレスト工業研究所
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Filing date
Publication date
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、スパナやボックスレ
ンチの代わりに使用する締付部材取付工具に係り、特
に、吊りボルト等の極めて長い捩子山を有する懸吊部材
に、蛍光灯などの器具類を捩子止めするのに使用する締
付部材取付工具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば埋込型蛍光灯のような器具類を天
井に装着するときに、従来では、吊りボルトを蛍光灯の
本体に通し、この吊りボルトに蛍光灯本体をナットで固
定する方法がある。この種の作業は、一般に、脚立上で
作業員が蛍光灯を片手で支持しながら吊りボルトを蛍光
灯本体に通しておき、もう一方の手で作業員の腰袋から
座金やナットを取り出し、スパナ等の工具で吊りボルト
に締め付け固定するものである。
【0003】一方、スパナやボックスレンチに磁石を取
付けて、作業能率を上げようとする考案が種々提案され
ている(実公昭44-17439号、実開昭48-103997 号、実開
昭48-37498号)。この種の工具はいずれも、ナットの頭
部を磁着する磁石を、スパナの開口部側面や、ボックス
レンチの内部に装着したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、片手で蛍光
灯の本体を定位置に支持しながら、座金やナットを腰袋
から取り出し、スパナ等の工具に持ち変えて締め付ける
作業は、脚立上で座金やナットを落としたりすることも
あり、非効率になる場合もあった。
【0005】また、従来のスパナやボックスレンチに磁
石を取付けた工具は、スパナやボックスレンチ自体の作
業性を上げることは可能でも、極めて長い範囲に捩子山
を有する吊りボルトに照明器具等を装着するといった特
殊な用途に使用することは困難であった。すなわち、こ
のような吊りボルトに照明器具等を装着する場合、吊り
ボルトの長い範囲に設けられた捩子山に沿ってナットの
捩子止め距離が極めて長くなるケースが極めて多いこと
による。そのため、従来の磁石を取付けたスパナやボッ
クスレンチのように、ナットの頭部を磁着する磁石を、
スパナの開口部側面や、ボックスレンチの内部に装着し
たものでは、ナットにネジ止めできるボルトの長さは、
スパナやボックスレンチの開口部分から、磁石を設けた
位置までの僅かな範囲に限定されれてしまうものであっ
た。すると、吊りボルトにナットを捩子止めする際のよ
うに特殊な使用のときには、この磁石が妨げになって充
分な作業ができなくなる不都合がある。
【0006】しかも、吊りボルトに照明器具等を装着す
る場合は、この捩子止め距離が長くなることの外に、高
所で作業しなければならないといった作業条件もある。
そのため、従来のスパナ(磁石が装着されていないも
の)等の工具を使用した作業は、この高所において作業
性が著しく劣るものであり、しかも、この劣った作業能
率で捩子止め距離が長くなっていたので、吊りボルトに
照明器具等を装着する作業は、極めて手間を要する特殊
な作業になっていた。
【0007】そこでこの考案は、埋め込み用蛍光灯等の
器具類を吊りボルト等の懸吊物に固定する作業の効率化
を図るべく案出されたもので、ナットの捩子止め距離が
長くても容易な作業で捩子止めすることができ、しか
も、器具装着に必要な締付部材を、締付工具と共に所定
器具の固定位置近傍に仮止めすることが可能な締付部材
取付工具の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この考案は、手指で把持して操作する把持体1を形成
し、この把持体1に吊りボルト等の懸吊部材Qを挿通す
る挿通孔2を開穿する。そして、挿通孔2の一端にナッ
トP1や座金P2等の締付部材Pを収納固定する嵌入凹
部3を設ける。更に、嵌入凹部3を設けた把持体1の一
端に把持体1を仮止め固定する磁石4を設けたことにあ
る。
【0009】また、磁石4は嵌入凹部3の周囲に設け
る。
【0010】更に、嵌入凹部3は、挿通孔2に沿ってス
ライド自在に設けた受具5に凹設し、この受具5を、締
付部材P方向にスプリング6で押圧付勢したことを課題
解消のための手段とする。
【0011】
【作用】すなわちこの考案によると、ナットP1や座金
P2等の締付部材Pは、把持体1の内部に嵌入収納され
た状態で、把持体1と共に蛍光灯等の器具Rに仮止め固
定される。この仮止め位置は、器具Rを懸吊する吊りボ
ルト等の懸吊部材Qの連結位置付近に固定するものであ
るこのとき、把持体1は、磁石4によって蛍光灯本体等
の被磁性体部分に磁着する。
【0012】また、嵌入凹部3内部に収納されたナット
P1や座金P2等の締付部材Pは、嵌入凹部3の周囲に
設けた磁石4によって、嵌入凹部3内に磁着されてい
る。
【0013】更に、受具5に設けた嵌入凹部3に収納さ
れた締付部材Pは、受具5が締付部材Pを押圧付勢して
いるので、把持体1を器具Rに磁着させた状態で懸吊部
材Qに締付部材Pを締め付けることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、この考案の実施例を
詳細に説明する。
【0015】図に示す符号1は、予め器具Rに固定する
把持体である(図1参照)。この把持体1は、磁石4で
蛍光灯本体等の器具R類と吊りボルト等の懸吊部材Qと
の連結位置近傍に仮止め固定する。このとき、この把持
体1の端部にナットP1や座金P2等の締付部材Pを収
納している。
【0016】締付部材Pは、把持体1の一端部に設けた
嵌入凹部3内に嵌入収納しているもので、懸吊部材Qに
締付部材Pを締め付ける際は、この把持体1ごと締付部
材Pを締め付けるものである。そのため、把持体1の内
部には、懸吊部材Qを挿入する挿通孔2を開穿している
(図3参照)。
【0017】把持体1の端部に設けた磁石4は、締付部
材Pを収納した把持体1を器具Rに仮止めするものであ
る。図示例では、嵌入凹部3の周囲に、円形の磁石4を
埋設している。こうすることで、締付部材Pを嵌入凹部
3内部に磁着させることができるから、把持体1の嵌入
凹部3を下方に向けても締付部材Pが落ちることがな
い。したがって、器具Rの裏側に予め把持体1を取り付
ける作業も容易に行なえる。
【0018】嵌入凹部3は、把持体1の内部にスライド
自在に設けた受具5に凹設している。この受具5は、挿
通孔2に沿ってスライドするもので、把持体1内部に収
納したスプリング6によって締付部材P方向に押圧付勢
されている。また、受具5の回転を防止するために、挿
通孔2に沿ったスライド溝7を設け、このスライド溝7
に受具5をスライドさせている(図2参照)。
【0019】次に、この考案取付工具を使用する場合
は、器具Rに懸吊部材を挿通し、この状態を片手で維持
しながらもう一方の手で、ナットの捩子止め作業を行
う。このとき、ナットの捩子止め作業位置の近傍に磁着
したこの考案取付工具をつかみ取り、そのままこの考案
取付工具を手で持ってナットの捩子止め作業を行う。ま
た、捩子止め作業に際し、考案取付工具を器具Rに磁着
した状態で行うことで、作業時における、この考案取付
工具の落下を防止する。
【0020】
【考案の効果】この考案は、上述の如く構成したことに
より、当初の目的を達成する。
【0021】すなわち、把持体1の一端に設けた磁石4
で、この把持体1の嵌入凹部3に嵌入収納した締付部材
Pごと、器具Rに仮止め固定する事ができる。
【0022】しかも、手指で把持して操作する把持体1
を形成たので、締付部材Pの締付け作業時には、この把
持体1を回すだけで簡単に締付け固定する事ができる。
この事から、従来の作業のように、片手で蛍光灯の本体
を定位置に支持しながら、座金やナットを腰袋から取り
出す際に、それらを誤って落すことを解消できた。
【0023】また、嵌入凹部3は、挿通孔2に沿ってス
ライド自在に設けた受具5に凹設し、この受具5を、締
付部材P方向にスプリング6で押圧付勢したことで、把
持体1を器具Rに磁着させたままで、懸吊部材Qに締付
部材Pを締め付ける事ができる。従って、締め付け作業
時に、締付部材Pを落とすこと無く、確実に取り付ける
事ができる。
【0024】このように、この考案によると、埋め込み
用蛍光灯等の器具類を吊りボルト等の懸吊部材に固定す
る特殊な作業のように、高所の作業で、しかもナットの
捩子止め距離が長くなっても容易な作業で捩子止めする
ことができ、しかも、器具装着に必要な締付部材を、締
付工具と共に所定器具の固定位置近傍に仮止めすること
ができるなどといった実用上有益な種々の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を示す一部切欠斜視図。
【図2】図1で示す矢視IV−IV線断面図。
【図3】懸吊部材に締付部材を締め付ける状態を示す断
面図。
【符号の説明】
P 締付部材 P1 ナット P2 座金 Q 懸吊部材 R 器具 1 把持体 2 挿通孔 3 嵌入凹部 4 磁石 5 受具 6 スプリング 7 スライド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 武井 靖房 東京都港区芝浦4丁目8番33号 株式会社 関電工内 (72)考案者 吉田 雄二 東京都江戸川区中央1丁目3番3号 株式 会社 ブレスト工業研究所内 (56)参考文献 実開 昭48−103997(JP,U) 実開 昭48−37498(JP,U) 実公 昭44−17439(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手指で把持して操作する把持体を形成し、
    この把持体に吊りボルト等の懸吊部材を挿通する挿通孔
    を開穿し、挿通孔の一端にナットや座金等の締付部材を
    収納固定する嵌入凹部を設け、嵌入凹部を設けた把持体
    の一端に把持体を仮止め固定する磁石を設け、磁石は嵌
    入凹部の周囲に設け、嵌入凹部は、挿通孔に沿ってスラ
    イド自在に設けた受具に凹設し、この受具を、締付部材
    方向にスプリングで押圧付勢したことを特徴とする締付
    部材取付工具。
JP1991111898U 1991-12-24 1991-12-24 締付部材取付工具 Expired - Lifetime JPH0746464Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991111898U JPH0746464Y2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 締付部材取付工具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991111898U JPH0746464Y2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 締付部材取付工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0553867U JPH0553867U (ja) 1993-07-20
JPH0746464Y2 true JPH0746464Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=14572900

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JP1991111898U Expired - Lifetime JPH0746464Y2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 締付部材取付工具

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4504218B2 (ja) * 2005-02-15 2010-07-14 三機工業株式会社 インサートナットに螺着したネジ棒取り外し装置
JP5415877B2 (ja) * 2009-09-11 2014-02-12 株式会社関電工 電動式ナット回し工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4417439Y1 (ja) * 1965-05-19 1969-07-28

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JPH0553867U (ja) 1993-07-20

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