JPH0126049Y2 - - Google Patents

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JPH0126049Y2
JPH0126049Y2 JP1981012002U JP1200281U JPH0126049Y2 JP H0126049 Y2 JPH0126049 Y2 JP H0126049Y2 JP 1981012002 U JP1981012002 U JP 1981012002U JP 1200281 U JP1200281 U JP 1200281U JP H0126049 Y2 JPH0126049 Y2 JP H0126049Y2
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JP
Japan
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screw rod
spring
metal fitting
hole
clamp
Prior art date
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JP1981012002U
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JPS57124972U (ja
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  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば本線と変電所につながる分岐
線とを接続するためのばねを用いた電線の分岐ク
ランプに関するものである。
(従来の技術) 従来のスプリング式クランプとして、例えば特
開昭53−126178号公報に記載のものが知られてい
る。この分岐クランプは、軸挿通孔を有する底を
備えた電線クランプハウジング内に軸を螺合させ
た電線把持用サドルをスプリングを介して装着
し、軸に螺合するナツトの操作によりサドルを上
下させて電線の取付け及び取外しを行い、その他
のときは軸をサドルから取外しておき、軸の端部
からのコロナ放電を防止するようにしたものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記スプリング式分岐クランプにお
いては、サドルの下部に軸が螺合されている構造
であるため、軸をサドルから取り外すとき、軸の
下端に設けた軸着脱装置に合致する専用の工具を
用いて軸を回動させる必要がある。このような、
本線と分岐線との接続作業は通常高所において行
われるから、可能な限り簡単化して速やかに遂行
されることが望まれる。それにもかかわらず、上
記引用例の構造の場合には、特別の工具を用いた
比較的面倒な軸の抜取り作業を強いられるという
問題点がある。また、ナツトを締め付け、あるい
はこれを緩めるときに、軸が共回りするおそれが
あり、これによつて軸が不用意に抜け出たり、過
剰に締め込まれるおそれがある等の問題点があ
る。
そこで、本考案は、本線への装着後は螺杆を極
めて簡単に、従つて高所作業の危険をより少なく
して抜き取ることができる電線のスプリング式分
岐クランプを提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案においては、上記問題点を解決するた
め、螺杆5の上端に外方突起5aを設け、押え金
具2の下部には螺杆5の上端部を係脱自在に受け
入れる孔2aを設け、この孔2aには螺杆5の外
方突起5aを挿入可能な外方切欠き2bを設ける
と共に、孔2aの上部には外方突起5aを所定角
度水平回動させるための回動空間Sを設け、かつ
この回動空間Sの端部には外方突起5aが落ち込
み可能な係合凹部2cを形成することにより、螺
杆5を押え金具2との相対回動角度により係合離
脱自在としたことを特徴とするものである。
(作用) 本考案においては、本線Wへの装着前には螺杆
5の外方突起5aが係合凹部2cに落ち込んで回
り止めされると共に抜け止めされている。従つ
て、ナツト6の締め付け、緩め作業中に螺杆5が
共回りして押え金具2から抜け出るおそれがな
い。ナツト6を緩めて螺杆5に荷重がかからなく
なつたら、螺杆5の下端を手で持つてわずかに押
し上げて外方突起5aを係合凹部2cから抜きな
がら所定角度回転させ、外方突起5aを外方切欠
き2bに一致させることにより簡単に押え金具2
から螺杆5を抜き取ることができる。従つて、高
所作業の危険がより小さくなる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面について説明す
る。圧縮スリーブ1bを介して分岐線wに接続さ
れた本体1の笠部1aの下部には、ばねケース4
が側方から箸箱ふた状に挿入固定されている。ば
ねケース4の相対向する側壁の内側面には、垂直
方向のあり溝4aが設けられている。ばねケース
4内の上部には、押さえ金具2が、それの外側面
のあり2dをケース4のあり溝4aに係合させて
上下摺動自在に保持され、この押さえ金具2とケ
ース4の底部との間には押しばね3及びスラスト
ベアリング7が介設されている。螺杆5は、上端
部に外方突起5aを備え、ばねケース4の底板及
びばね3内を昇降自由に貫通して押さえ金具2の
下部の孔2aに挿入可能である。孔2aは、突起
5aを通過させることができる外方切欠き2bを
備えると共に、上部に突起5aを90゜水平回動さ
せることができる空間Sを備え、またこの空間S
の両端部には、突起5aが落ち込み可能な係合凹
部2cが形成されている。螺杆5の上端部の突起
5aは、第4図の状態で切欠き2bを通過し、第
5図のように90゜回転した状態で係合凹部2cに
落ち込むようになつている。螺杆5の下端部には
ねじ5bが刻まれ、これにナツト6が螺合され
る。このナツト6を締めることにより螺杆5を介
して金具2を引き降ろすことができる。螺杆5
は、ナツト6を緩めてばね3を解放し、わずかに
押し上げて突起5aを係合凹部2cから外し、
90゜回転することによつて押え金具2から外して
下方へ抜き取ることができる。ナツト6を緩める
ときには、突起5aが係合凹部2cに落ち込んで
回り止めされているので、共回りして不用意に抜
けだすことはない。
このクランプを用いて本線Wと分岐線wとを接
続する場合には、本線1のスリーブ1b内に分岐
線wを挿入してこれを圧縮接続し、笠部1aを本
線W上に懸架する。次に、予めばね3及び押え金
具2を組み込み、ナツト6を締めて押え金具2を
引き下げた状態にしたばねケース4を笠部1a
に、それとの間に本線Wを挟むように挿入する。
そして、ナツト6を緩めれば、ばね3が解放さ
れ、押え金具2はあり溝4aに案内されて上昇
し、本線Wの下面に圧接される。従つて、本線W
は、笠部1aの下面と押え金具2の上面との間に
確固に挟持される。また、このとき螺杆5は、工
具を用いることなく、手で簡単に回動させること
ができる状態となる。本線Wに装着した後、螺杆
5は不要となるので、90゜回転させて外方突起5
aを切欠き2bに一致させて押え金具2から抜
き、さらにばねケース4から下方に抜き取る。ク
ランプを取り外す必要が生じた場合には、逆の手
順で螺杆5を挿入して押え金具2に係合させた
後、ナツト6を締め付ければよい。このとき突起
5aが係合凹部2cに落ち込んで回り止めされて
いるので、螺杆5が共回りして不用意に抜けだす
ことはない。
(考案の効果) 以上のように、本考案においては、分岐線Wに
つながるクランプ本体1の笠部1aの下部にばね
ケース4を取付け、このケース4内に押え金具2
と、この押え金具2を上方に付勢するためのばね
3とを設けて笠部1aと押え金具2との間に本線
Wを弾圧挟持可能にすると共に、ケース4及びば
ね3を貫通して螺杆5を挿入し、この螺杆5の上
端部を押え金具2の下部に係脱自在とすると共
に、下部にはナツト6を螺合してばね3を圧縮可
能としたスプリング式分岐クランプにおいて、 螺杆5の上端には外方突起5aを設け、押え金
具2の下部には螺杆5の上端部を係脱自在に受け
入れる孔2aを設け、この孔2aには螺杆5の外
方突起5aを挿入可能な外方切欠き2bを設ける
と共に、孔2aの上部には外方突起5aを所定角
度水平回動させるための回動空間Sを設け、かつ
この回動空間Sの端部には外方突起5aが落ち込
み可能な係合凹部2cを形成することにより、 螺杆5を押え金具2との相対回動角度により係
合離脱自在とし、螺杆5に螺合するナツト6の操
作により押さえ金具2を上下させて本線Wの着脱
を行い、設置後は螺杆5を抜き取つておくように
したため、本線Wへの装着前には螺杆5の外方突
起5aが係合凹部2cに落ち込んで回り止めされ
ると共に抜け止めされているので、ナツト6の締
め付け、緩め作業中に螺杆5が共回りして押え金
具2から抜け出るおそれがない。また、ナツト6
が緩められれば螺杆5に荷重がかからないから、
螺杆5を手で持つてわずかに押し上げながら所定
角度回転させるという軽い一動作により、極めて
簡単に押え金具2から螺杆5を抜き取ることがで
きる。従つて、高所作業の危険をより小さくする
ことができると共に、コロナ放電の発生を有効に
防止することができる等の効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はスプリング式分岐クランプの正面図、第2図は
同じく側面図、第3図はクランプ本体を除いた分
解斜視図、第4図、第5図は押え金具と螺杆との
関係を示す平面図、第6図は従来例を示す正面
図、第7図は同側面図である。 1……クランプ本体、1a……笠部、1b……
スリーブ、2……押さえ金具、2a……孔、2…
…外方切欠き、2c……係合凹部、3……ばね、
4……ばねケース、5……螺杆、5a……外方突
起、6……ナツト、S……回動空間、W……本
線、w……分岐線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分岐線Wにつながるクランプ本体1の笠部1a
    の下部にばねケース4を取付け、このケース4内
    に押え金具2と、この押え金具2を上方に付勢す
    るためのばね3とを設けて笠部1aと押え金具2
    との間に本線Wを弾圧挟持可能にすると共に、ケ
    ース4及びばね3を貫通して螺杆5を挿入し、こ
    の螺杆5の上端部を押え金具2の下部に係脱自在
    とすると共に、下部にはナツト6を螺合してばね
    3を圧縮可能としたスプリング式分岐クランプに
    おいて、螺杆5の上端に外方突起5aを設け、押
    え金具2の下部には螺杆5の上端部を係脱自在に
    受け入れる孔2aを設け、この孔2aには螺杆5
    の外方突起5aを挿入可能な外方切欠き2bを設
    けると共に、孔2aの上部には外方突起5aを所
    定角度水平回動させるための回動空間Sを設け、
    かつこの回動空間Sの端部には外方突起5aが落
    ち込み可能な係合凹部2cを形成して、螺杆5を
    押え金具2との相対回動角度により係合離脱自在
    としたことを特徴とする電線のスプリング式分岐
    クランプ。
JP1981012002U 1981-01-30 1981-01-30 Expired JPH0126049Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH082925Y2 (ja) * 1989-09-21 1996-01-29 古河電気工業株式会社 スプリング式クランプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53126178A (en) * 1977-04-11 1978-11-04 Sumitomo Electric Ind Ltd Spring type branch clamp

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JPS53126178A (en) * 1977-04-11 1978-11-04 Sumitomo Electric Ind Ltd Spring type branch clamp

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