JPH06288465A - ギヤ機構の潤滑油供給装置 - Google Patents
ギヤ機構の潤滑油供給装置Info
- Publication number
- JPH06288465A JPH06288465A JP7452093A JP7452093A JPH06288465A JP H06288465 A JPH06288465 A JP H06288465A JP 7452093 A JP7452093 A JP 7452093A JP 7452093 A JP7452093 A JP 7452093A JP H06288465 A JPH06288465 A JP H06288465A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- case
- oil
- gear mechanism
- gear
- Prior art date
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- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0434—Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0402—Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
- F16H57/0404—Lubricant filters
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルポンプを利用した潤滑油供給装置を採
用し、電気自動車の減速機として適用できるギヤ機構の
潤滑油供給装置を提供すること。 【構成】 ギヤ機構(2,3)を収容するケース(1)
の下部に潤滑油(A)が溜められるオイル室(71)を
形成し、ケース(1)にオイル室(71)の近傍でケー
ス(1)に組み込まれたオイルポンプ(72)によつて
潤滑油(A)をくみ上げ、配管(73)を介してケース
(1)内に潤滑油(A)を導くようにした。これによ
り、駆動源から出力部材へのトルクの伝達効率が向上す
るられると共に装置自体の効率向上やコンパクト化が計
られる。
用し、電気自動車の減速機として適用できるギヤ機構の
潤滑油供給装置を提供すること。 【構成】 ギヤ機構(2,3)を収容するケース(1)
の下部に潤滑油(A)が溜められるオイル室(71)を
形成し、ケース(1)にオイル室(71)の近傍でケー
ス(1)に組み込まれたオイルポンプ(72)によつて
潤滑油(A)をくみ上げ、配管(73)を介してケース
(1)内に潤滑油(A)を導くようにした。これによ
り、駆動源から出力部材へのトルクの伝達効率が向上す
るられると共に装置自体の効率向上やコンパクト化が計
られる。
Description
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、ギヤ機構の潤滑油供給
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、特開昭61−92362号公報に
示されるように、ギヤ機構の円滑な作動を助けるための
潤滑油は、ギヤ機構を収容するケース内に溜められてお
り、ギヤ機構の作動によつて攪拌されてギヤ機構の潤滑
必要部分に供給されていた。
示されるように、ギヤ機構の円滑な作動を助けるための
潤滑油は、ギヤ機構を収容するケース内に溜められてお
り、ギヤ機構の作動によつて攪拌されてギヤ機構の潤滑
必要部分に供給されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した潤滑
油の供給構造であると、潤滑油を攪拌することがギヤ機
構の作動抵抗となつてしまい、トルクの伝達効率を低下
させることとなる。特に、このギヤ機構を電気自動車の
減速機として前述の供給構造を適用すると、出力部材で
のトルク不足が顕著なものとなり、実用上大きな問題を
残すものとなるものであつた。
油の供給構造であると、潤滑油を攪拌することがギヤ機
構の作動抵抗となつてしまい、トルクの伝達効率を低下
させることとなる。特に、このギヤ機構を電気自動車の
減速機として前述の供給構造を適用すると、出力部材で
のトルク不足が顕著なものとなり、実用上大きな問題を
残すものとなるものであつた。
【0005】故に、本発明は、オイルポンプを利用した
潤滑油の供給装置を採用し、電気自動車の減速機として
適用できるギヤ機構の潤滑油供給装置を提供すること
を、その技術的課題とするものである。
潤滑油の供給装置を採用し、電気自動車の減速機として
適用できるギヤ機構の潤滑油供給装置を提供すること
を、その技術的課題とするものである。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、駆動源か
らのトルクを出力部材に伝達する複数のギヤが組合わさ
れて構成されるギヤ機構を内部に収容するケースと、該
ケースの下部に形成され前記ギヤ機構の潤滑必要部分に
供給される潤滑油が溜められるオイル室と、前記ケース
に前記オイル室の近傍で組み込まれ前記オイル室に連係
された前記潤滑油をくみ上げるオイルポンプと、該オイ
ルポンプと前記ケース内とを連係し前記オイルポンプに
よりくみ上げた潤滑油を前記ケース内に導く配管とを有
したことである。
るために本発明において講じた技術的手段は、駆動源か
らのトルクを出力部材に伝達する複数のギヤが組合わさ
れて構成されるギヤ機構を内部に収容するケースと、該
ケースの下部に形成され前記ギヤ機構の潤滑必要部分に
供給される潤滑油が溜められるオイル室と、前記ケース
に前記オイル室の近傍で組み込まれ前記オイル室に連係
された前記潤滑油をくみ上げるオイルポンプと、該オイ
ルポンプと前記ケース内とを連係し前記オイルポンプに
よりくみ上げた潤滑油を前記ケース内に導く配管とを有
したことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段によれば、潤滑油はオイル室に
溜められており、オイルポンプによりくみ上げられて配
管を介してケース内に導かれ、ギヤ機構の潤滑必要部分
に供給される。これにより、潤滑油をギヤ機構の潤滑必
要部分に供給するためにギヤ機構の作動によつて潤滑油
を攪拌させる必要がなくなる。よつて、駆動源から出力
部材へのトルクの伝達効率が向上し、このギヤ機構を電
気自動車の減速機として適用できる。
溜められており、オイルポンプによりくみ上げられて配
管を介してケース内に導かれ、ギヤ機構の潤滑必要部分
に供給される。これにより、潤滑油をギヤ機構の潤滑必
要部分に供給するためにギヤ機構の作動によつて潤滑油
を攪拌させる必要がなくなる。よつて、駆動源から出力
部材へのトルクの伝達効率が向上し、このギヤ機構を電
気自動車の減速機として適用できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1及び図2に示されるように、ミツシヨ
ンケース1はハウジング11,12及びカバー13とを
組合わせて構成されており、内部に減速機構2及びデイ
フアレンシヤル機構3が減速機構2がデフアレンシヤル
機構3より斜上方に配置されるように収容されている。
ンケース1はハウジング11,12及びカバー13とを
組合わせて構成されており、内部に減速機構2及びデイ
フアレンシヤル機構3が減速機構2がデフアレンシヤル
機構3より斜上方に配置されるように収容されている。
【0011】減速機構2は、インプツトギヤ21とアウ
トプツトギヤ22とから構成されている。インプツトギ
ヤ21はボール軸受4及びローラ軸受5を介してミツシ
ヨンケース1のハウジング11,12に回転自在に支持
されており、駆動源となるモータ(図示せず)に連結さ
れている。アウトプツトギヤ22はボール軸受4及びロ
ーラ軸受5を介してミツシヨンケース1のハウジング1
1,12に回転自在に支持されており、インプツトギヤ
21と噛合している。
トプツトギヤ22とから構成されている。インプツトギ
ヤ21はボール軸受4及びローラ軸受5を介してミツシ
ヨンケース1のハウジング11,12に回転自在に支持
されており、駆動源となるモータ(図示せず)に連結さ
れている。アウトプツトギヤ22はボール軸受4及びロ
ーラ軸受5を介してミツシヨンケース1のハウジング1
1,12に回転自在に支持されており、インプツトギヤ
21と噛合している。
【0012】デイフアレンシヤル機構3は、デイフアレ
ンシヤルケース31,リングギヤ32,対のピニオンギ
ヤ33及び対のサイドギヤ34とから構成されている。
デイフアレンシヤルケース31はミツシヨンケース1の
ハウジング11にボール軸受6を介して回転自在に支持
されている。リングギヤ32はデイフアレンシヤルケー
ス31と一体に配設されており、減速機構2のアウトプ
ツトギヤ22と噛合している。ピニオンギヤ33は傘歯
車形状を呈しデイフアレンシヤルケース31内に夫々配
設されており、軸35を介してデイフアレンシヤルケー
ス31に回転自在に夫々支持されている。サイドギヤ3
4は傘歯車形状を呈しデイフアレンシヤルケース31内
に夫々配設されており、ピニオンギヤ33と夫々噛合し
ている。
ンシヤルケース31,リングギヤ32,対のピニオンギ
ヤ33及び対のサイドギヤ34とから構成されている。
デイフアレンシヤルケース31はミツシヨンケース1の
ハウジング11にボール軸受6を介して回転自在に支持
されている。リングギヤ32はデイフアレンシヤルケー
ス31と一体に配設されており、減速機構2のアウトプ
ツトギヤ22と噛合している。ピニオンギヤ33は傘歯
車形状を呈しデイフアレンシヤルケース31内に夫々配
設されており、軸35を介してデイフアレンシヤルケー
ス31に回転自在に夫々支持されている。サイドギヤ3
4は傘歯車形状を呈しデイフアレンシヤルケース31内
に夫々配設されており、ピニオンギヤ33と夫々噛合し
ている。
【0013】このサイドギヤは出力部材となる駆動輪
(図示せず)に夫々連結されている。
(図示せず)に夫々連結されている。
【0014】上記した構成において、駆動源であるモー
タが駆動されると、そのトルクが減速機構2によつて増
幅される共にデイフアレンシヤル機構3により出力部材
である駆動輪に分配伝達され、これにより、駆動輪が夫
々駆動される。尚、デイフアレンシヤル機構3は駆動輪
に回転差が生じた場合にその回転差を吸収するようにも
機能する。
タが駆動されると、そのトルクが減速機構2によつて増
幅される共にデイフアレンシヤル機構3により出力部材
である駆動輪に分配伝達され、これにより、駆動輪が夫
々駆動される。尚、デイフアレンシヤル機構3は駆動輪
に回転差が生じた場合にその回転差を吸収するようにも
機能する。
【0015】次に潤滑油供給循環装置7について説明す
る。
る。
【0016】図1ないし図4に示されるように、ケース
1のハウジング11の減速機構2の下方に位置する下部
には比較的肉厚のあるフランジ部14が形成されてい
る。このフランジ部14の下面側には凹所14aが形成
されており、この凹所14aはハウジング11に固定さ
れたオイルパン15で閉塞されている。これにより、ハ
ウジング11の下部に潤滑油Aが溜められるオイル室7
1が形成される。フランジ部14の上面には凹所14b
が形成されており、この凹所14b内には内歯車及び外
歯車から構成される内接型のオイルポンプ72が配設さ
れている。このオイルポンプ72の内歯車はフランジ部
14に固定配置されたモータ75に連結されている。
又、フランジ部14にはオイル室71とオイルポンプ7
2とを連通させる吸い込み口14cが、オイルポンプ7
2と後述するケース1外に配置された配管73とを連通
させる吐出口14dが夫々形成されている。吸い込み口
14cの入口側付近にはフランジ部14に固定されてオ
イル室71内に配設されたストレーナ76が配置されて
いる。
1のハウジング11の減速機構2の下方に位置する下部
には比較的肉厚のあるフランジ部14が形成されてい
る。このフランジ部14の下面側には凹所14aが形成
されており、この凹所14aはハウジング11に固定さ
れたオイルパン15で閉塞されている。これにより、ハ
ウジング11の下部に潤滑油Aが溜められるオイル室7
1が形成される。フランジ部14の上面には凹所14b
が形成されており、この凹所14b内には内歯車及び外
歯車から構成される内接型のオイルポンプ72が配設さ
れている。このオイルポンプ72の内歯車はフランジ部
14に固定配置されたモータ75に連結されている。
又、フランジ部14にはオイル室71とオイルポンプ7
2とを連通させる吸い込み口14cが、オイルポンプ7
2と後述するケース1外に配置された配管73とを連通
させる吐出口14dが夫々形成されている。吸い込み口
14cの入口側付近にはフランジ部14に固定されてオ
イル室71内に配設されたストレーナ76が配置されて
いる。
【0017】ケース1のカバー13には通路13aが形
成されている。この通路13aは減速機構2のインプツ
トギヤ21及びアウトプツトギヤ22に形成された通路
21a,22aに連通され、通路21a,22aを介し
て減速機構2の各噛合部分や軸受部分に開口している。
又、ケース1のハウジング11には通路11aが形成さ
れている。この通路11aはデイフアレンシヤル機構3
に開口している。この通路13a及び通路11aは配管
73に連通され、配管73を介して吐出通路14dに連
通している。
成されている。この通路13aは減速機構2のインプツ
トギヤ21及びアウトプツトギヤ22に形成された通路
21a,22aに連通され、通路21a,22aを介し
て減速機構2の各噛合部分や軸受部分に開口している。
又、ケース1のハウジング11には通路11aが形成さ
れている。この通路11aはデイフアレンシヤル機構3
に開口している。この通路13a及び通路11aは配管
73に連通され、配管73を介して吐出通路14dに連
通している。
【0018】このように、潤滑油供給循環装置7の供給
系を構成するオイルポンプ72及びモータ75がオイル
室71の近傍でケース1に一体に組込まれているので、
潤滑油Aをケース1内に導く配管73等の潤滑油Aの無
効スペースが低減される。よつて、モータ75の効率向
上やコンパクト化がなされる。
系を構成するオイルポンプ72及びモータ75がオイル
室71の近傍でケース1に一体に組込まれているので、
潤滑油Aをケース1内に導く配管73等の潤滑油Aの無
効スペースが低減される。よつて、モータ75の効率向
上やコンパクト化がなされる。
【0019】ケース1のハウジング11にはケース1内
の底部とオイル室71とを連通させる排出口11bが形
成されている。又、ケース1内には一端がケース1内に
開口し他端が排出口11b付近に開口したデイフアレン
シヤル機構3のリングギヤ32周りに位置する循環通路
74が配設されている。この循環通路74はケース1の
ハウジング11に形成された溝11cがケース1のハウ
ジング11に固定されたプレート16で閉塞されること
により形成される。
の底部とオイル室71とを連通させる排出口11bが形
成されている。又、ケース1内には一端がケース1内に
開口し他端が排出口11b付近に開口したデイフアレン
シヤル機構3のリングギヤ32周りに位置する循環通路
74が配設されている。この循環通路74はケース1の
ハウジング11に形成された溝11cがケース1のハウ
ジング11に固定されたプレート16で閉塞されること
により形成される。
【0020】次に潤滑油供給循環装置7の作動について
説明する。
説明する。
【0021】モータ75を駆動してオイルポンプ72を
作動させると、潤滑油Aがオイル室71よりストレーナ
76を介して吸い込み口14cからくみ上げられ、吐出
口14dから配管73を介して通路13a,11aに供
給される。通路13aに供給された潤滑油Aは通路21
a,22aを介して減速機構2の各噛合部分や軸受部分
に供給されて各部分の潤滑に役立たされ、この後、ケー
ス1内の下部に流れて、ケース1のハウジング11の底
壁を伝わつて排出口11bからオイル室71へと循環さ
せられる。通路11aに供給された潤滑油Aはデイフア
レンシヤル機構3に供給されてデイフアレンシヤル機構
3の潤滑に役立たされ、この後、ケース1内の下部に流
れて、リングギヤ32の回転により一旦かき上げられて
循環通路74で回収され、この循環通路74を介して排
出口11bからオイル室71へと循環させられる。
作動させると、潤滑油Aがオイル室71よりストレーナ
76を介して吸い込み口14cからくみ上げられ、吐出
口14dから配管73を介して通路13a,11aに供
給される。通路13aに供給された潤滑油Aは通路21
a,22aを介して減速機構2の各噛合部分や軸受部分
に供給されて各部分の潤滑に役立たされ、この後、ケー
ス1内の下部に流れて、ケース1のハウジング11の底
壁を伝わつて排出口11bからオイル室71へと循環さ
せられる。通路11aに供給された潤滑油Aはデイフア
レンシヤル機構3に供給されてデイフアレンシヤル機構
3の潤滑に役立たされ、この後、ケース1内の下部に流
れて、リングギヤ32の回転により一旦かき上げられて
循環通路74で回収され、この循環通路74を介して排
出口11bからオイル室71へと循環させられる。
【0022】上記したように、潤滑油Aはオイル室71
に溜められ、オイルポンプ72の作動によつてケース1
内に導かれて減速機構2及びデイフアレンシヤル機構3
に供給される。これにより、減速機構2及びデイフアレ
ンシヤル機構3に作用する潤滑油Aの攪拌抵抗が低減さ
れ、駆動源であるモータから出力部材である駆動輪への
トルクの伝達効率が向上する。又、供給された潤滑油A
は排出口11bに直接又は循環通路74を介してその全
てがオイル室71へと確実に循環させられ、ケース1内
での潤滑油の滞留が低減される。これにより、減速機構
2及びデイフアレンシヤル機構3に作用する潤滑油Aの
攪拌抵抗がより低減され、駆動源であるモータから出力
部材である駆動輪へのトルクの伝達効率がより向上す
る。
に溜められ、オイルポンプ72の作動によつてケース1
内に導かれて減速機構2及びデイフアレンシヤル機構3
に供給される。これにより、減速機構2及びデイフアレ
ンシヤル機構3に作用する潤滑油Aの攪拌抵抗が低減さ
れ、駆動源であるモータから出力部材である駆動輪への
トルクの伝達効率が向上する。又、供給された潤滑油A
は排出口11bに直接又は循環通路74を介してその全
てがオイル室71へと確実に循環させられ、ケース1内
での潤滑油の滞留が低減される。これにより、減速機構
2及びデイフアレンシヤル機構3に作用する潤滑油Aの
攪拌抵抗がより低減され、駆動源であるモータから出力
部材である駆動輪へのトルクの伝達効率がより向上す
る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、オイル室に溜められた
潤滑油は、オイルポンプによりくみ上げられて配管を介
してケース内に導かれるので、潤滑油をギヤ機構の潤滑
必要部分に供給するためにギヤ機構の作動によつて潤滑
油を攪拌させる必要がなくなる。これにより、駆動源か
ら出力部材へのトルクの伝達効率を向上させることがで
き、このギヤ機構を電気自動車の減速機として適用させ
ることができる。又、潤滑油を供給するオイルポンプが
オイル室の近傍でケースに一体に組込まれているので、
潤滑油をケース内に導く配管等の潤滑油の無効スペース
を低減することができる。これにより、装置の効率向上
やコンパクト化を計ることができる。
潤滑油は、オイルポンプによりくみ上げられて配管を介
してケース内に導かれるので、潤滑油をギヤ機構の潤滑
必要部分に供給するためにギヤ機構の作動によつて潤滑
油を攪拌させる必要がなくなる。これにより、駆動源か
ら出力部材へのトルクの伝達効率を向上させることがで
き、このギヤ機構を電気自動車の減速機として適用させ
ることができる。又、潤滑油を供給するオイルポンプが
オイル室の近傍でケースに一体に組込まれているので、
潤滑油をケース内に導く配管等の潤滑油の無効スペース
を低減することができる。これにより、装置の効率向上
やコンパクト化を計ることができる。
【図1】本発明に係るギヤ機構の平面図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】本発明に係る潤滑油供給循環装置の外観平面図
である。
である。
【図4】図1のC部拡大断面図である。
1 ケース 2 減速機構(ギヤ機構) 3 デイフアレンシヤル機構(ギヤ機構) 7 潤滑油供給循環装置(潤滑油供給装置) 71 オイル室 72 オイルポンプ 73 配管 A 潤滑油
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動源からのトルクを出力部材に伝達す
る複数のギヤが組合わされて構成されるギヤ機構を内部
に収容するケースと、該ケースの下部に形成され前記ギ
ヤ機構の潤滑必要部分に供給される潤滑油が溜められる
オイル室と、前記ケースに前記オイル室の近傍で組み込
まれ前記オイル室に連係された前記潤滑油をくみ上げる
オイルポンプと、該オイルポンプと前記ケース内とを連
係し前記オイルポンプによりくみ上げた潤滑油を前記ケ
ース内に導く配管とを有するギヤ機構の潤滑油供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7452093A JPH06288465A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ギヤ機構の潤滑油供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7452093A JPH06288465A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ギヤ機構の潤滑油供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06288465A true JPH06288465A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13549688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7452093A Pending JPH06288465A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | ギヤ機構の潤滑油供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06288465A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004278561A (ja) * | 2003-03-12 | 2004-10-07 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 潤滑構造 |
JP2006292082A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Tcm Corp | トランスミッションにおける潤滑油供給構造 |
JP2012241841A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Gkn Driveline Japan Ltd | 駆動装置 |
WO2018030372A1 (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 日本電産株式会社 | モータユニット |
WO2018030348A1 (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 日本電産株式会社 | モータユニット |
CN109643933A (zh) * | 2016-08-09 | 2019-04-16 | 日本电产株式会社 | 马达单元 |
US10862365B2 (en) | 2016-08-09 | 2020-12-08 | Nidec Corporation | Motor unit |
US10862373B2 (en) | 2016-08-09 | 2020-12-08 | Nidec Corporation | Motor unit |
US10865873B2 (en) | 2016-08-09 | 2020-12-15 | Nidec Corporation | Motor unit |
US10868452B2 (en) | 2016-08-09 | 2020-12-15 | Nidec Corporation | Motor |
CN112152384A (zh) * | 2019-06-28 | 2020-12-29 | 日本电产株式会社 | 马达单元 |
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