JPH0628760A - ディスクローディング機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディスクテーブル及び光学ピックアップ装置
等を有する記録再生部に対して、横方向に配列された一
対のディスクホルダを有し移動操作可能な搬送部材によ
って、保持した２枚の記録ディスクを選択的に装着させ
るようにした。 【効果】 構成が簡素、かつ、小型でありながら、容易
に複数の記録ディスクの連続記録及び／又は再生操作が
可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数の記録ディスクを
選択的にディスク記録再生部に対して装着させるための
ディスクローディング機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、複数の記録ディスクを収納すると
ともに一のディスク記録再生部を有し、これら記録ディ
スクのうちの一を選択的に該ディスク記録再生部に装着
させるように構成されたディスク記録及び／又は再生装
置が提案されている。上記ディスク記録再生部は、上記
記録ディスクを保持して回転操作する回転操作機構と、
該記録ディスクに対して情報信号の書込み及び／又は読
出しを行う光学ピックアップ装置等とを有して構成され
ている。

【０００３】このようなディスク記録及び／又は再生装
置においては、複数の記録ディスクを収納させておけ
ば、これら複数の記録ディスクに対して順次的に連続し
て記録及び／又は再生操作を行うことができる。

【０００４】このディスク記録及び／又は再生装置は、
収納された上記複数の記録ディスクより一の記録ディス
クを選択して上記ディスク記録再生部に装着させるため
のディスクローディング機構を備えている。

【０００５】このディスクローディング機構としては、
図１０に示すように、複数の記録ディスク１０３が並列
的に配列されて載置されるように構成されたターンテー
ブル１０５を有して構成されたものがある。このターン
テーブル１０５は、略々円盤状に形成されており、図１
０中矢印ｒで示すように、中心軸回りに回転操作可能と
なされている。このターンテーブル１０５上には、この
ターンテーブル１０５の回転中心部を囲むようにして、
複数の記録ディスク１０３が位置決めされて載置される
ようになされている。すなわち、上記ターンテーブル１
０５の上面部には、互いに上記回転中心部よりの距離が
等しくなされて、上記記録ディスクが嵌入されて位置決
めされる円形の凹部が形成されている。そして、このタ
ーンテーブル１０５は、上記ディスク記録及び／又は再
生装置内において、このターンテーブル１０５が回転操
作されたときの上記各記録ディスク１０３の移動軌跡の
下方側に上記ディスク記録再生部を構成するスピンドル
モータ５及び光学ピックアップ装置８が位置するよう
に、配設される。このディスクローディング機構におい
ては、上記ディスク記録再生部の上方側に位置された記
録ディスクが、該ディスク記録再生部が上行操作される
ことにより、このディスク記録再生部に装着される。

【０００６】また、このディスクローディング機構とし
ては、図１１に示すように、複数の記録ディスク１０３
を重ねるようにして収納したディスクストッカ１０４を
有して構成されたものがある。このディスクストッカ１
０４は、上記各記録ディスク１０３を進退可能に保持す
る複数のスロット部を有して構成され、図１１中矢印ｓ
で示すように、各記録ディスク１０３の主面部に対し垂
直な方向に移動操作可能に支持されている。このディス
クストッカ１０４は、移動操作されることにより、上記
複数の記録ディスク１０３のうちの一を、選択的に、上
記ディスク記録再生部の側方側に位置させるように配設
されている。このディスクローディング機構において
は、上記ディスク記録再生部の側方側に位置された記録
ディスクが、図示しない搬送機構によって、図１１中矢
印ｔで示すように、側方側に搬送されて、該ディスク記
録再生部に装着される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、上記ターンテーブル１０５、または、上記ディスク
ストッカ１０４を有して構成されたディスクローディン
グ機構は、構成が複雑であり、ディスク記録及び／又は
再生装置の小型化及び製造の容易化を困難となしてい
る。すなわち、上記ターンテーブル１０５を有して構成
された上記ローディング機構を備えたディスク記録及び
／又は再生装置は、奥行き方向の大きさを縮小すること
が困難である。また、上記ディスクストッカ１０４を有
して構成された上記ローディング機構を備えたディスク
記録及び／又は再生装置は、上下方向の大きさを縮小す
ることが困難である。

【０００８】また、上述のようなディスクローディング
機構においては、記録及び／又は再生操作に先立って、
多数枚の記録ディスクを一括して収納する必要があり、
取扱いが煩雑であった。

【０００９】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、構成の簡素化が図られ、ディス
ク記録及び／又は再生装置の小型化及び製造の容易化を
可能となし、また、取扱いが容易化されたディスクロー
ディング機構を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るディスクローディン
グ機構は、２枚の記録ディスクをこれら記録ディスクの
主面部に沿う同一平面上に並列された位置関係となして
保持するとともに該記録ディスクを回転操作する回転操
作機構及び光学ピックアップ装置を有して構成されたデ
ィスク記録再生部に対向して配設され移動操作が可能と
なされたディスクホールド部材を備え、上記ディスクホ
ールド部材は、上記各記録ディスクの主面部に沿う方向
に移動操作されて、いずれかの記録ディスクを選択的に
上記回転操作機構に相対向する位置となし、該各記録デ
ィスクの主面部に直交する方向に移動操作されて、該記
録ディスクの該回転操作機構に対する装着及び取外しを
行ってなるものである。

【００１１】

【作用】本発明に係るディスクローディング機構におい
ては、２枚の記録ディスクをこれら記録ディスクの主面
部に沿う同一平面上に並列された位置関係となして保持
するとともに該記録ディスクを回転操作する回転操作機
構及び光学ピックアップ装置を有して構成されたディス
ク記録再生部に対向して配設され移動操作が可能となさ
れたディスクホールド部材は、上記各記録ディスクの主
面部に沿う方向に移動操作されていずれかの記録ディス
クを選択的に上記回転操作機構に相対向する位置とな
し、該各記録ディスクの主面部に直交する方向に移動操
作されて該記録ディスクの該回転操作機構に対する装着
及び取外しを行うので、上記２枚のディスクに対して連
続的に記録及び／又は再生操作を行うことができ、記録
及び／又は再生操作がなされていない側の記録ディスク
を交換することにより、多数枚の記録ディスクに対して
連続的に記録及び／又は再生操作を行うことができる。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係るディスクロ
ーディング機構を、カートリッジに回転可能に収納され
てディスクカートリッジを構成している記録ディスクを
ローディングする機構として構成した例である。

【００１３】上記ディスクカートリッジを構成するカー
トリッジは、上記記録ディスクが収納され得る大きさの
薄い筺体状に構成されている。このカートリッジは、主
面部に、上記記録ディスクの信号記録面の一部及び被チ
ャッキング部となる中央部を外方側に臨ませるための開
口部が設けられている。

【００１４】このディスクローディング機構は、図１及
び図２に示すように、第１及び第２の２枚のディスクカ
ートリッジ１０１，１０２をこれらディスクカートリッ
ジ１０１，１０２のカートリッジの主面部に沿う同一平
面上に並列された位置関係となして保持する上記ホール
ド部材１１を有している。このディスクホールド部材１
１に保持された上記各ディスクカートリッジ１０１，１
０２の各記録ディスクは、記録ディスクの主面部に沿う
同一平面上に並列された位置関係となされる。なお、こ
れら各ディスクカートリッジ１０１，１０２は、同一の
形状及び大きさを有して構成されたものである。

【００１５】上記ディスクホールド部材１１は、外フレ
ームと、この外フレームに収納保持された第１及び第２
の内フレーム１８，１９とを有して構成されている。上
記各内フレーム１８，１９は、上記各ディスクカートリ
ッジ１０１，１０２が挿入操作されてこのディスクカー
トリッジ１０１，１０２を保持し得るように、該ディス
クカートリッジ１０１，１０２に対応した大きさ及び形
状を有して、前方側が開放された筺体状に形成されてい
る。

【００１６】なと、上記各ディスクカートリッジ１０
１，１０２が上記各開口部を閉蓋するシャッタ部材を有
している場合には、このシャッタ部材は、該ディスクカ
ートリッジ１０１，１０２が上記各内フレーム１８，１
９に挿入操作されるときに、これら内フレーム１８，１
９に配設されたシャッタ開放機構により、開蓋操作され
る。

【００１７】上記外フレームは、上記各内フレーム１
８，１９を並列的に横方向に配列させた状態で収納保持
し得る大きさ及び形状を有して、前方側が開放された筺
体状に構成されている。

【００１８】上記外フレームは、前端側の両側部及び中
央部に、第１乃至第３の支持脚部１２，１３，１４を有
している。また、この外フレームは、後端側の両側部及
び中央部に、第３乃至第６の支持脚部１５，１６，１７
を有している。これら各支持脚部１２，１３，１４，１
５，１６，１７は、それぞれ下方側に向けて突設されて
いる。そして、これら各支持脚部１２，１３，１４，１
５，１６，１７の下端側には、それぞれ第１乃至第６の
支持ピン１２ａ，１３ａ，１４ａ，１５ａ，１６ａ，１
７ａが対応して植立されている。上記第１乃至第３の支
持ピン１２ａ，１３ａ，１４ａは前方側に向けて突設さ
れており、上記第４乃至第６の支持ピン１５ａ，１６
ａ，１７ａは後方側に向けて突設されている。

【００１９】そして、上記ディスクホールド部材１１
は、前後一対の支持フレーム１，２により、上記各支持
ピン１２ａ，１３ａ，１４ａ，１５ａ，１６ａ，１７ａ
を介して、移動可能に支持されている。すなわち、上記
前側支持フレーム１は、略々平板状に形成され、このデ
ィスクローディング機構の前方側に垂設されてこのディ
スクローディング機構の前面部分をなしている。この前
側支持フレーム１は、上記第１乃至第３の支持ピン１２
ａ，１３ａ，１４ａが摺動可能に係合される前側ガイド
溝３を有している。この前側ガイド溝３は、上記前側支
持フレーム１の上端縁に沿って形成された水平部分と、
この水平部分に連続されてこの水平部分より下方側に延
在されて互いに平行となされた第１乃至第４の垂直部３
ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄとを有して形成されている。この
前側ガイド溝３において、隣接する垂直部３ａ，３ｂ，
３ｃ，３ｄ間の距離は、隣接する支持ピン、すなわち、
上記第１及び第２の支持ピン１２ａ，１３ａ間及び上記
第２及び第３の支持ピン１３ａ，１４ａ間の距離に等し
くなされている。

【００２０】また、上記後側支持フレーム２は、上記前
側支持フレーム１と同様に、略々平板状に形成され、こ
のディスクローディング機構の後方側に垂設されてこの
ディスクローディング機構の後面部分をなしている。こ
の後側支持フレーム２は、上記第４乃至第６の支持ピン
１５ａ，１６ａ，１７ａが摺動可能に係合される後側ガ
イド溝４を有している。この後側ガイド溝４は、上記後
側支持フレーム２の上端縁に沿って形成された水平部分
と、この水平部分に連続されてこの水平部分より下方側
に延在されて互いに平行となされた第１乃至第４の垂直
部４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄとを有して形成されている。
この後側ガイド溝４において、隣接する垂直部４ａ，４
ｂ，４ｃ，４ｄ間の距離は、隣接する支持ピン、すなわ
ち、上記第４及び第５の支持ピン１５ａ，１６ａ間及び
上記第５及び第６の支持ピン１６ａ，１７ａ間の距離に
等しくなされている。

【００２１】そして、上記各支持フレーム１，２間の略
々中央位置には、記録再生部が配設される。この記録再
生部は、シャーシ６を有し、このシャーシ６に取付けら
れて回転操作機構を構成するスピンドルモータ５及び該
シャーシ６に対して移動可能に支持された光学ピックア
ップ装置８を備えて構成されている。

【００２２】上記回転操作機構は、上記スピンドルモー
タ５と、このスピンドルモータ５の駆動軸に取付けられ
たディスクテーブル７とを有して構成されている。すな
わち、この回転操作機構は、上記ディスクテーブル７に
よって上記記録ディスクの中央部の被チャッキング部を
保持し、上記スピンドルモータ５の駆動力により該記録
ディスクを回転操作するように構成されている。この回
転操作機構は、上記ディスクテーブル７を上方側に向け
て配設されている。

【００２３】上記光学ピックアップ装置８は、上記シャ
ーシ６に対し、一対のガイドシャフト９，１０を介し
て、移動操作可能に支持されている。この光学ピックア
ップ装置８は、上記各ガイドシャフト９，１０に沿って
移動操作されることにより、上記ディスクテーブル７に
対する接離方向に移動操作される。この光学ピックアッ
プ装置８は、上記ディスクテーブル７に保持された記録
ディスクに対向するように配設されている。そして、こ
の光学ピックアップ装置８は、上記記録ディスクに対し
て情報信号の書込み及び／又は読出しを行うように構成
されている。

【００２４】そして、上記ディスクホールド部材１１
は、図示しない駆動機構により、上記各ガイド溝３，４
に上記各支持ピン１２ａ，１３ａ，１４ａ，１５ａ，１
６ａ，１７ａを沿わせつつ、移動操作が可能とななされ
ている。

【００２５】上述のように構成されたディスクローディ
ング機構においては、図１及び図２に示すように、上記
各支持ピン１２ａ，１３ａ，１４ａ，１５ａ，１６ａ，
１７ａが上記各ガイド溝３，４の水平部分内に位置する
状態においては、上記ディスクホールド部材１１は、上
記各内フレーム１８，１９を上記各支持フレーム１，２
の上方側に位置させ、これら内フレーム１８，１９に対
する上記各ディスクカートリッジ１０１，１０２の挿入
及び取り出し操作を可能となしている。

【００２６】そして、上記ディスクホールド部材１１
は、図３において矢印Ａで示すように、上記各ディスク
カートリッジ１０１，１０２の記録ディスクの主面部に
沿って一側側方向に移動操作されて、上記第１及び第４
の支持ピン１２ａ，１５ａを上記各第１の垂直部３ａ，
４ａの上端位置となし、上記第２及び第５の支持ピン１
３ａ，１５ａを上記各第２の垂直部３ｂ，４ｂの上端位
置となし、上記第３及び第６の支持ピン１４ａ，１７ａ
を上記各第３の垂直部３ｃ，４ｃの上端位置となすと、
上記第２の記録ディスク１０２を上記回転操作機構のデ
ィスクテーブル７に相対向する位置となす。

【００２７】次に、上記ディスクホールド部材１１は、
図４において矢印Ｂで示すように、上記第１及び第４の
支持ピン１２ａ，１５ａを上記各第１の垂直部３ａ，４
ａに沿わせ、上記第２及び第５の支持ピン１３ａ，１５
ａを上記各第２の垂直部３ｂ，４ｂに沿わせ、上記第３
及び第６の支持ピン１４ａ，１７ａを上記各第３の垂直
部３ｃ，４ｃに沿わせて、上記各ディスクカートリッジ
１０１，１０２の記録ディスクの主面部に直交する下方
方向に移動操作されると、上記第２のディスクカートリ
ッジ１０２の記録ディスクを、上記ディスクテーブル７
に対して装着させる。

【００２８】この状態で、上記記録再生部は、上記第２
のディスクカートリッジ１０２の記録ディスクに対する
情報信号の記録及び／又は再生操作が可能である。

【００２９】そして、上記ディスクホールド部材１１
は、図５において矢印Ｅで示すように、上記第１及び第
４の支持ピン１２ａ，１５ａを上記各第１の垂直部３
ａ，４ａより抜け出させ、上記第２及び第５の支持ピン
１３ａ，１５ａを上記各第２の垂直部３ｂ，４ｂより抜
け出させ、上記第３及び第６の支持ピン１４ａ，１７ａ
を上記各第３の垂直部３ｃ，４ｃより抜け出させて、上
記各ディスクカートリッジ１０１，１０２の記録ディス
クの主面部に直交する上方方向に移動操作されると、上
記第２のディスクカートリッジ１０２の記録ディスク
を、上記ディスクテーブル７より離脱させる。また、こ
のディスクホールド部材１１は、上記各支持フレーム
１，２の中央位置に復帰し、上記各支持ピン１２ａ，１
３ａ，１４ａ，１５ａ，１６ａ，１７ａを上記各ガイド
溝３，４の水平部分内に位置させる。

【００３０】そして、上記ディスクホールド部材１１
は、図６において矢印Ｃで示すように、上記各ディスク
カートリッジ１０１，１０２の記録ディスクの主面部に
沿って他側側方向に移動操作されて、上記第１及び第４
の支持ピン１２ａ，１５ａを上記各第２の垂直部３ｂ，
４ｂの上端位置となし、上記第２及び第５の支持ピン１
３ａ，１５ａを上記各第３の垂直部３ｃ，４ｃの上端位
置となし、上記第３及び第６の支持ピン１４ａ，１７ａ
を上記各第４の垂直部３ｄ，４ｄの上端位置となすと、
上記第１の記録ディスク１０１を上記回転操作機構のデ
ィスクテーブル７に相対向する位置となす。

【００３１】次に、上記ディスクホールド部材１１は、
図７において矢印Ｆで示すように、上記第１及び第４の
支持ピン１２ａ，１５ａを上記各第２の垂直部３ｂ，４
ｂに沿わせ、上記第２及び第５の支持ピン１３ａ，１５
ａを上記各第３の垂直部３ｃ，４ｃに沿わせ、上記第３
及び第６の支持ピン１４ａ，１７ａを上記各第４の垂直
部３ｄ，４ｄに沿わせて、上記各ディスクカートリッジ
１０１，１０２の記録ディスクの主面部に直交する下方
方向に移動操作されると、上記第１のディスクカートリ
ッジ１０１の記録ディスクを、上記ディスクテーブル７
に対して装着させる。

【００３２】この状態で、上記記録再生部は、上記第１
のディスクカートリッジ１０１の記録ディスクに対する
情報信号の記録及び／又は再生操作が可能である。

【００３３】このようにして、このディスクローディン
グ機構においては、上記各ディスクカートリッジ１０
１，１０２の各記録ディスクに対して、情報信号の記録
及び／又は再生操作を連続的に行うことができる。

【００３４】そして、このディスクローディング機構に
おいては、図８に示すように、上記各内フレーム１８，
１９の奥行き方向の大きさをＤとし、側方幅方向の大き
さをＷとすると、奥行き方向の大きさが略々Ｄで側方幅
方向の大きさが略々２Ｗであるディスクホールド部材１
１が、図８中に矢印Ａ及び矢印Ｃで示すように、側方の
各方向に移動操作される。そして、このディスクホール
ド部材１１の全行程の移動軌跡は、図９に示すように、
奥行き方向の大きさが略々Ｄで側方幅方向の大きさが略
々３Ｗとなる。そして、上記ディスクホールド部材１１
を移動操作するための部材を配設しても、これら部材と
該ディスクホールド部材１１は、奥行き方向及び側方幅
方向について、それぞれβ及びαで示す僅かな拡大幅内
に収納できる。ここで、側方幅方向について、中央部分
は、記録及び／又は再生操作領域２０３となされ、この
記録及び／又は再生操作領域２０３を挟む左右部分が、
第１及び第２のディスクストック領域２０２，２０４と
なる。

【００３５】なお、このディスクローディング機構にお
いて、上記各ディスクカートリッジ１０１，１０２のう
ちの一方のディスクカートリッジが記録ディスクを上記
ディスクテーブル７に装着させているときに、他方のデ
ィスクカートリッジについての上記内フレーム１８，１
９に対する挿入及び取出し操作が可能となるように構成
すると、上記第１又は第２のディスクストック領域２０
２，２０４にあるディスクカートリッジを逐時的に交換
することによって、多数枚数のディスクカートリッジに
対して順次的に連続して記録及び／又は再生操作を行う
ことが可能となされる。

【００３６】

【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクロ
ーディング機構においては、２枚の記録ディスクをこれ
ら記録ディスクの主面部に沿う同一平面上に並列された
位置関係となして保持するとともに該記録ディスクを回
転操作する回転操作機構及び光学ピックアップ装置を有
して構成されたディスク記録再生部に対向して配設され
移動操作が可能となされたディスクホールド部材は、上
記各記録ディスクの主面部に沿う方向に移動操作されて
いずれかの記録ディスクを選択的に上記回転操作機構に
相対向する位置となし、該各記録ディスクの主面部に直
交する方向に移動操作されて該記録ディスクの該回転操
作機構に対する装着及び取外しを行う。

【００３７】したがって、上記ディスクホールド部材
は、上記２枚のディスクに対して連続的に記録及び／又
は再生操作を行うことができ、記録及び／又は再生操作
がなされていない側の記録ディスクを交換することによ
り、多数枚の記録ディスクに対して連続的に記録及び／
又は再生操作を行うことができる。

【００３８】すなわち、本発明は、構成の簡素化が図ら
れ、ディスク記録及び／又は再生装置の小型化及び製造
の容易化を可能となし、また、取扱いが容易化されたデ
ィスクローディング機構を提供することができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るディスクローディング機構の構成
を示す斜視図である。

【図２】上記ディスクローディング機構の構成を示す正
面図である。

【図３】上記ディスクローディング機構が第２のディス
クカートリッジをディスク記録再生部上に位置させた状
態を示す正面図である。

【図４】上記ディスクローディング機構が上記第２のデ
ィスクカートリッジを上記ディスク記録再生部に装着さ
せた状態を示す正面図である。

【図５】上記ディスクローディング機構が初期状態に復
帰されたときの正面図である。

【図６】上記ディスクローディング機構が第１のディス
クカートリッジを上記ディスク記録再生部上に位置させ
た状態を示す正面図である。

【図７】上記ディスクローディング機構が上記第１のデ
ィスクカートリッジを上記ディスク記録再生部に装着さ
せた状態を示す正面図である。

【図８】上記ディスクローディング機構を構成するディ
スクホールド部材の形状を示す平面図である。

【図９】上記ディスクローディング機構における上記デ
ィスクホールド部材の移動軌跡を含む領域を示す平面図
である。

【図１０】従来のディスクローディング機構であって、
ターンテーブルを有するものの構成を概略的に示す斜視
図である。

【図１１】従来のディスクローディング機構であって、
ディスクストッカを有するものの構成を概略的に示す側
面図である。

【符号の説明】

１・・・・・・・・・・・・前側支持フレーム ２・・・・・・・・・・・・後側支持フレーム ５・・・・・・・・・・・・スピンドルモータ ７・・・・・・・・・・・・ディスクテーブル ８・・・・・・・・・・・・光学ピックアップ装置 １１・・・・・・・・・・・・ディスクホールド部材 １８・・・・・・・・・・・・第１の内フレーム １９・・・・・・・・・・・・第２の内フレーム １０１・・・・・・・・・・・・第１のディスクカートリッジ １０２・・・・・・・・・・・・第２のディスクカートリッジ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２枚の記録ディスクをこれら記録ディス
   クの主面部に沿う同一平面上に並列された位置関係とな
   して保持するとともに、該記録ディスクを回転操作する
   回転操作機構及び光学ピックアップ装置を有して構成さ
   れたディスク記録再生部に対向して配設され、移動操作
   が可能となされたディスクホールド部材を備え、 上記ディスクホールド部材は、上記各記録ディスクの主
   面部に沿う方向に移動操作されて、いずれかの記録ディ
   スクを選択的に上記回転操作機構に相対向する位置とな
   し、該各記録ディスクの主面部に直交する方向に移動操
   作されて、該記録ディスクの該回転操作機構に対する装
   着及び取外しを行ってなるディスクローディング機構。