JPH06286541A - エアバッグ - Google Patents
エアバッグInfo
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- JPH06286541A JPH06286541A JP5071771A JP7177193A JPH06286541A JP H06286541 A JPH06286541 A JP H06286541A JP 5071771 A JP5071771 A JP 5071771A JP 7177193 A JP7177193 A JP 7177193A JP H06286541 A JPH06286541 A JP H06286541A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- tether belt
- tether
- inflator
- belt
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/231—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
- B60R21/2334—Expansion control features
- B60R21/2338—Tethers
- B60R2021/23382—Internal tether means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/231—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
- B60R21/2334—Expansion control features
- B60R21/2342—Tear seams
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エアバッグを整った形状に展開させる。
【構成】 フロントパネル42とリヤパネル44とを連
結するテザーベルト58の途中が縫糸64によって結束
されている。開口48に差し込まれたインフレータが作
動すると、バッグ本体40はまず側方に展開し、その後
縫糸64が断裂することによりテザーベルト58が独立
化され、フロントパネル42が前進し、展開完了状態と
なる。 【効果】 各テザーベルト58の結束解除が一斉に行な
われるようになり、フロントパネル42が均一に前進
し、整った形状にエアバッグが展開する。テザーベルト
の結束が容易で、エアバッグの製作コストが安くなる。
結するテザーベルト58の途中が縫糸64によって結束
されている。開口48に差し込まれたインフレータが作
動すると、バッグ本体40はまず側方に展開し、その後
縫糸64が断裂することによりテザーベルト58が独立
化され、フロントパネル42が前進し、展開完了状態と
なる。 【効果】 各テザーベルト58の結束解除が一斉に行な
われるようになり、フロントパネル42が均一に前進
し、整った形状にエアバッグが展開する。テザーベルト
の結束が容易で、エアバッグの製作コストが安くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両衝突時に展開して
運転席乗員の保護を行なうエアバッグに関する。さらに
詳しくは、本発明は、エアバッグが素早く上下又は左右
方向に展開するように改良された運転席用エアバッグに
関する。
運転席乗員の保護を行なうエアバッグに関する。さらに
詳しくは、本発明は、エアバッグが素早く上下又は左右
方向に展開するように改良された運転席用エアバッグに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングに設けられる運転
席用エアバッグ装置は、車両衝突等の緊急時において、
インフレータから放出されるガスの圧力により急速にエ
アバッグを膨張(展開)させて乗員を保護するものであ
る。
席用エアバッグ装置は、車両衝突等の緊急時において、
インフレータから放出されるガスの圧力により急速にエ
アバッグを膨張(展開)させて乗員を保護するものであ
る。
【0003】上記の運転席用エアバッグ装置において
は、インフレータが作動したときに、エアバッグが乗員
に対し側方(上下及び左右方向)に急速に展開すること
が好ましい。
は、インフレータが作動したときに、エアバッグが乗員
に対し側方(上下及び左右方向)に急速に展開すること
が好ましい。
【0004】第9図は運転席用エアバッグの展開した状
態を示す斜視図であり、それぞれ円形の布よりなるフロ
ントパネル10とリヤパネル12との周縁部を縫い合わ
せることによりエアバッグのバッグ本体14が構成され
ている。リヤパネル12の中央には、インフレータの先
端側を受け入れるための開口16が設けられている。こ
の開口16の周囲には、バッグ本体14をリテーナに取
り付けるためのボルトやピン、リベットなどの挿通用の
小開口18が設けられている。20は、運転手がエアバ
ッグに突っ込んできたときにバッグ本体14内の気体を
逃がすためのベントホールである。
態を示す斜視図であり、それぞれ円形の布よりなるフロ
ントパネル10とリヤパネル12との周縁部を縫い合わ
せることによりエアバッグのバッグ本体14が構成され
ている。リヤパネル12の中央には、インフレータの先
端側を受け入れるための開口16が設けられている。こ
の開口16の周囲には、バッグ本体14をリテーナに取
り付けるためのボルトやピン、リベットなどの挿通用の
小開口18が設けられている。20は、運転手がエアバ
ッグに突っ込んできたときにバッグ本体14内の気体を
逃がすためのベントホールである。
【0005】このエアバッグが前方へ向って突き出すよ
うに展開するのを防止するために、第11〜13図の如
く、フロントパネル10とリヤパネル12とがテザーベ
ルト(tether belt, 吊り紐)22によって連結されてい
る。なお、このバッグ本体14はリテーナ30に取り付
けられ、モジュールカバー32で覆われている。インフ
レータ34からのガスによってエアバッグが展開すると
きには、図示の通り、モジュールカバー32が開裂す
る。このエアバッグ展開時にテザーベルト22がピンと
張ることにより、フロントパネル10がそれ以上前進す
ることが阻止される。
うに展開するのを防止するために、第11〜13図の如
く、フロントパネル10とリヤパネル12とがテザーベ
ルト(tether belt, 吊り紐)22によって連結されてい
る。なお、このバッグ本体14はリテーナ30に取り付
けられ、モジュールカバー32で覆われている。インフ
レータ34からのガスによってエアバッグが展開すると
きには、図示の通り、モジュールカバー32が開裂す
る。このエアバッグ展開時にテザーベルト22がピンと
張ることにより、フロントパネル10がそれ以上前進す
ることが阻止される。
【0006】ところで、エアバッグは、なるべく早く側
方に展開することが好ましい。そのために、第10図の
如く、テザーベルト22の途中を縫糸24で仮縫いして
ループ26を作り、テザーベルト22の長さを短くする
ことがある。
方に展開することが好ましい。そのために、第10図の
如く、テザーベルト22の途中を縫糸24で仮縫いして
ループ26を作り、テザーベルト22の長さを短くする
ことがある。
【0007】インフレータからのガスによってエアバッ
グが展開されるときに、このループ26によってテザー
ベルト22の長さが短くなっているため、第10図の通
り、バッグ本体14が側方に素早く展開する。エアバッ
グが側方に十分に展開すると、インフレータのガス圧は
主としてフロントパネル10を前方へ押す圧力として作
用する。この結果、縫糸24が切れ、テザーベルト22
が長くなり、フロントパネル10が前方へ展開する。
グが展開されるときに、このループ26によってテザー
ベルト22の長さが短くなっているため、第10図の通
り、バッグ本体14が側方に素早く展開する。エアバッ
グが側方に十分に展開すると、インフレータのガス圧は
主としてフロントパネル10を前方へ押す圧力として作
用する。この結果、縫糸24が切れ、テザーベルト22
が長くなり、フロントパネル10が前方へ展開する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第10図のようにテザ
ーベルト22に縫糸24でループ26を作っておくエア
バッグにおいては、複数本のテザーベルト22のいずれ
においてもほぼ同時に縫糸24が切れるようにする必要
があるから、縫糸24による縫着を各テザーベルト22
のいずれにおいても均等に行なう必要がある。このた
め、テザーベルト22の縫着に手間がかかっていた。
ーベルト22に縫糸24でループ26を作っておくエア
バッグにおいては、複数本のテザーベルト22のいずれ
においてもほぼ同時に縫糸24が切れるようにする必要
があるから、縫糸24による縫着を各テザーベルト22
のいずれにおいても均等に行なう必要がある。このた
め、テザーベルト22の縫着に手間がかかっていた。
【0009】本発明は、バッグ本体が展開されるときに
は各テザーベルトの長さが一斉に長くなるよう改良され
たエアバッグを提供することを目的とする。
は各テザーベルトの長さが一斉に長くなるよう改良され
たエアバッグを提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、展開作動時に素早く均一
に側方に展開するエアバッグを提供することを目的とす
る。
に側方に展開するエアバッグを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1のエアバッグ
は、円形状に展開されるバッグ本体と、該バッグ本体の
後面の中央に設けられたインフレータ係合用開口と、一
端が該開口の周縁部に連結され、他端が該バッグ本体の
前面に連結された複数本のテザーベルトと、を有するエ
アバッグにおいて、これらのテザーベルトをその途中部
分で結束手段にて結束してなり、該結束手段の結束強度
は、エアバッグの少なくとも一部が側方に展開した後に
結束を解除するものであることを特徴とするものであ
る。
は、円形状に展開されるバッグ本体と、該バッグ本体の
後面の中央に設けられたインフレータ係合用開口と、一
端が該開口の周縁部に連結され、他端が該バッグ本体の
前面に連結された複数本のテザーベルトと、を有するエ
アバッグにおいて、これらのテザーベルトをその途中部
分で結束手段にて結束してなり、該結束手段の結束強度
は、エアバッグの少なくとも一部が側方に展開した後に
結束を解除するものであることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項2のエアバッグは、請求項1におい
て、前記結束手段は、縫糸、接着剤及び平面ファスナの
少なくとも1つであることを特徴とするものである。
て、前記結束手段は、縫糸、接着剤及び平面ファスナの
少なくとも1つであることを特徴とするものである。
【0013】請求項3のエアバッグは、請求項1におい
て、前記結束手段は、1本のテザーベルトから張り出さ
れており、他のテザーベルトをくるんでいるフラップを
備えていることを特徴とするものである。
て、前記結束手段は、1本のテザーベルトから張り出さ
れており、他のテザーベルトをくるんでいるフラップを
備えていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1のエアバッグにおいては、インフレー
タからのガスがバッグ本体内に導入されると、バッグ本
体のフロントパネルはテザーベルトがピンと張った状態
になるように前進する。もちろん、この間、バッグ本体
は側方にも展開しつつある。テザーベルトがピンと張る
までフロントパネルが前進すると、インフレータガス圧
はバッグ本体を主として側方に展開させる圧力として作
用し、バッグ本体が側方に大きく展開する。バッグ本体
が側方に十分に展開すると、インフレータガス圧は主と
してフロントパネルを前方へ押す圧力として作用する。
そうすると、テザーベルトの結束手段の結束が解除さ
れ、テザーベルトが各々独立し、各テザーベルトが長く
なる。この結果、テザーベルトがピンと張るまでフロン
トパネルが前進し、エアバッグの展開が完了する。
タからのガスがバッグ本体内に導入されると、バッグ本
体のフロントパネルはテザーベルトがピンと張った状態
になるように前進する。もちろん、この間、バッグ本体
は側方にも展開しつつある。テザーベルトがピンと張る
までフロントパネルが前進すると、インフレータガス圧
はバッグ本体を主として側方に展開させる圧力として作
用し、バッグ本体が側方に大きく展開する。バッグ本体
が側方に十分に展開すると、インフレータガス圧は主と
してフロントパネルを前方へ押す圧力として作用する。
そうすると、テザーベルトの結束手段の結束が解除さ
れ、テザーベルトが各々独立し、各テザーベルトが長く
なる。この結果、テザーベルトがピンと張るまでフロン
トパネルが前進し、エアバッグの展開が完了する。
【0015】請求項2のエアバッグにおいては、各テザ
ーベルトの連結が一斉に解除される。
ーベルトの連結が一斉に解除される。
【0016】請求項3のエアバッグにおいては、フラッ
プが開くことにより各テザーベルトが結束状態から解放
される。
プが開くことにより各テザーベルトが結束状態から解放
される。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例に係るエアバッグの断面
図、第2図はテザーベルトの結束部分を示す斜視図、第
3図は第2図のIII-III 線に沿う断面図である。また、
第4図はこの実施例に係るエアバッグの展開状態を示す
断面図である。
る。第1図は本発明の実施例に係るエアバッグの断面
図、第2図はテザーベルトの結束部分を示す斜視図、第
3図は第2図のIII-III 線に沿う断面図である。また、
第4図はこの実施例に係るエアバッグの展開状態を示す
断面図である。
【0018】この実施例に係るエアバッグのバッグ本体
40は、フロントパネル42とリヤパネル44とを、そ
れらの周縁部分にて縫合することにより構成されてい
る。46はこの周縁の縫糸を示す。リヤパネル44の中
央には、インフレータを挿通させるための開口48が設
けられている。この開口48の周囲部分にはリング形の
補強クロス50が縫糸52によって縫着されている。図
示はしないが、この補強クロス50及びリヤパネル44
を貫通するようにして、バッグ本体40をリテーナに取
り付けるためのボルトやピン、リベット等を挿通させる
開口が設けられている。
40は、フロントパネル42とリヤパネル44とを、そ
れらの周縁部分にて縫合することにより構成されてい
る。46はこの周縁の縫糸を示す。リヤパネル44の中
央には、インフレータを挿通させるための開口48が設
けられている。この開口48の周囲部分にはリング形の
補強クロス50が縫糸52によって縫着されている。図
示はしないが、この補強クロス50及びリヤパネル44
を貫通するようにして、バッグ本体40をリテーナに取
り付けるためのボルトやピン、リベット等を挿通させる
開口が設けられている。
【0019】フロントパネル42の裏面には円形のパッ
チクロス54が縫糸56によって縫着されている。この
フロントパネル42とリヤパネル44とを連結するテザ
ーベルト58は、縫糸60、62によってフロントパネ
ル42及びリヤパネル44に縫着されている。このテザ
ーベルト58は、その途中部分が結束手段としての縫糸
64によって縫い合わされ、束になっている。なお、本
実施例では、合計6本のテザーベルト58がフロントパ
ネル42とリヤパネル44との間にかけ渡されている。
チクロス54が縫糸56によって縫着されている。この
フロントパネル42とリヤパネル44とを連結するテザ
ーベルト58は、縫糸60、62によってフロントパネ
ル42及びリヤパネル44に縫着されている。このテザ
ーベルト58は、その途中部分が結束手段としての縫糸
64によって縫い合わされ、束になっている。なお、本
実施例では、合計6本のテザーベルト58がフロントパ
ネル42とリヤパネル44との間にかけ渡されている。
【0020】このように構成されたエアバッグは、従来
と同様に、リテーナに取り付けられ、折り畳まれた状態
にてモジュールカバーにて覆われる。前記開口48には
インフレータが差し込まれる。
と同様に、リテーナに取り付けられ、折り畳まれた状態
にてモジュールカバーにて覆われる。前記開口48には
インフレータが差し込まれる。
【0021】車両衝突時にこのインフレータが作動され
ると、インフレータ噴出ガスによってバッグ本体40が
展開される。この展開初期にあっては、糸64が各テザ
ーベルト58を束ねており、フロントパネル42とリヤ
パネル44とは第1図に示す如く近接している。そし
て、バッグ本体40は素早く側方に展開される。
ると、インフレータ噴出ガスによってバッグ本体40が
展開される。この展開初期にあっては、糸64が各テザ
ーベルト58を束ねており、フロントパネル42とリヤ
パネル44とは第1図に示す如く近接している。そし
て、バッグ本体40は素早く側方に展開される。
【0022】バッグ本体40が第1図の如く側方に十分
に展開されると、インフレータからのガス圧は主として
フロントパネル42を前進(第1図の上方移動)させる
力として作用する。そうすると、テザーベルト58を結
束している縫糸64に所定以上の引張応力が加えられ、
この縫糸64が切れる。そうすると、各テザーベルト5
8の結束状態が解除され、第4図の如くテザーベルト5
8が独立する。この結果、フロントパネル42は、テザ
ーベルト58がまっすぐに伸びた状態になるまで展開す
る。
に展開されると、インフレータからのガス圧は主として
フロントパネル42を前進(第1図の上方移動)させる
力として作用する。そうすると、テザーベルト58を結
束している縫糸64に所定以上の引張応力が加えられ、
この縫糸64が切れる。そうすると、各テザーベルト5
8の結束状態が解除され、第4図の如くテザーベルト5
8が独立する。この結果、フロントパネル42は、テザ
ーベルト58がまっすぐに伸びた状態になるまで展開す
る。
【0023】第5図は本発明の別の実施例に係るエアバ
ッグのテザーベルト結束部分を示す斜視図、第6図は第
5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図はテザーベルト5
8aの斜視図である。
ッグのテザーベルト結束部分を示す斜視図、第6図は第
5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図はテザーベルト5
8aの斜視図である。
【0024】本実施例では、5本のテザーベルト58
が、1本のテザーベルト58aのフラップ70、72に
よって結束されている。即ち、5本のテザーベルト58
が重ね合わされ、更にこれに対しテザーベルト58aが
重ね合わされる。そして、フラップ70、72を第7図
の矢印Aの如く畳み、これによってテザーベルト58を
抱え込む。第6図に示す如く、フラップ70、72を縫
糸や接着剤にて連結することにより、テザーベルト5
8、58aが結束状態となる。
が、1本のテザーベルト58aのフラップ70、72に
よって結束されている。即ち、5本のテザーベルト58
が重ね合わされ、更にこれに対しテザーベルト58aが
重ね合わされる。そして、フラップ70、72を第7図
の矢印Aの如く畳み、これによってテザーベルト58を
抱え込む。第6図に示す如く、フラップ70、72を縫
糸や接着剤にて連結することにより、テザーベルト5
8、58aが結束状態となる。
【0025】このように結束されたテザーベルトを有す
るエアバッグにおいても、エアバッグが展開するときに
はまずエアバッグが側方に展開し、その後フラップ7
0、72が離反し、合計6本のテザーベルト58、58
aがそれぞれ独立する。そして、これによって第4図の
如くフロントパネルが前進し、エアバッグの展開が完了
する。
るエアバッグにおいても、エアバッグが展開するときに
はまずエアバッグが側方に展開し、その後フラップ7
0、72が離反し、合計6本のテザーベルト58、58
aがそれぞれ独立する。そして、これによって第4図の
如くフロントパネルが前進し、エアバッグの展開が完了
する。
【0026】なお、フラップ70、72を結合するに
は、接着剤や縫糸のほか、第8図に示す如く、マジック
テープ(商品名)のような平面ファスナ74を用いても
良い。
は、接着剤や縫糸のほか、第8図に示す如く、マジック
テープ(商品名)のような平面ファスナ74を用いても
良い。
【0027】前記第1図ないし第3図の実施例において
も、テザーベルト58は縫糸64によって結束されてい
るが、接着剤によって結束されても良い。
も、テザーベルト58は縫糸64によって結束されてい
るが、接着剤によって結束されても良い。
【0028】上記実施例では6本のテザーベルトが用い
られているが、テザーベルトは2本以上であれば良い。
当然のことながら、このテザーベルトは開口48の周囲
に均等に配列されるのが好適である。
られているが、テザーベルトは2本以上であれば良い。
当然のことながら、このテザーベルトは開口48の周囲
に均等に配列されるのが好適である。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明のエアバッグにあっ
ては、インフレータ作動時にエアバッグがまず側方に展
開し、その後テザーベルトの結束が解除されることによ
りフロントパネルが前進し、エアバッグの展開が完了す
る。このテザーベルトの結束手段は、フロントパネルと
リヤパネルとを連結しているすべてのテザーベルトを束
状に結束するものであり、結束が一斉に解除される。従
って、フロントパネルは均等に前進するようになり、エ
アバッグは整った形状に展開する。なお、請求項2、3
のエアバッグは、テザーベルトの結束が容易であり、エ
アバッグの製作が簡単である。
ては、インフレータ作動時にエアバッグがまず側方に展
開し、その後テザーベルトの結束が解除されることによ
りフロントパネルが前進し、エアバッグの展開が完了す
る。このテザーベルトの結束手段は、フロントパネルと
リヤパネルとを連結しているすべてのテザーベルトを束
状に結束するものであり、結束が一斉に解除される。従
って、フロントパネルは均等に前進するようになり、エ
アバッグは整った形状に展開する。なお、請求項2、3
のエアバッグは、テザーベルトの結束が容易であり、エ
アバッグの製作が簡単である。
【図1】実施例に係るエアバッグの断面図である。
【図2】実施例に係るエアバッグのテザーベルト結束部
分を示す斜視図である。
分を示す斜視図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】実施例に係るエアバッグの展開状態を示す断面
図である。
図である。
【図5】別の実施例に係るテザーベルトの結束部分を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】実施例に用いられるテザーベルト58aの斜視
図である。
図である。
【図8】更に別の実施例に用いられるテザーベルト結束
部分の断面図である。
部分の断面図である。
【図9】エアバッグの斜視図である。
【図10】従来のエアバッグを示す断面図である。
【図11】従来のエアバッグの展開状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図12】図11のXII −XII 線矢視図である。
【図13】図11のXIII−XIII線に沿う断面図である。
10,42 フロントパネル 12,44 リヤパネル 14,40 バッグ本体 22,58,58a テザーベルト 16,48 開口 64 結束手段としての縫糸 70,72 フラップ 74 平面ファスナ
フロントページの続き (72)発明者 加美山 操 滋賀県彦根市蓮台寺町50−14 (72)発明者 岡田 宏 滋賀県彦根市宇尾町580−22
Claims (3)
- 【請求項1】 円形状に展開されるバッグ本体と、 該バッグ本体の後面の中央に設けられたインフレータ係
合用開口と、 一端が該開口の周縁部に連結され、他端が該バッグ本体
の前面に連結された複数本のテザーベルトと、を有する
エアバッグにおいて、 これらのテザーベルトをその途中部分で結束手段にて結
束してなり、 該結束手段の結束強度は、エアバッグの少なくとも一部
が側方に展開した後に結束を解除するものであることを
特徴とするエアバッグ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記結束手段は、縫
糸、接着剤及び平面ファスナの少なくとも1つであるこ
とを特徴とするエアバッグ。 - 【請求項3】 請求項1において、前記結束手段は、1
本のテザーベルトから張り出されており、他のテザーベ
ルトをくるんでいるフラップを備えていることを特徴と
するエアバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5071771A JPH06286541A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | エアバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5071771A JPH06286541A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | エアバッグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286541A true JPH06286541A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13470156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5071771A Pending JPH06286541A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | エアバッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286541A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6502858B2 (en) | 2000-04-25 | 2003-01-07 | Takata Corporation | Airbag device with tearable strap |
EP1396392A1 (de) * | 2002-09-04 | 2004-03-10 | TRW Automotive Safety Systems GmbH | Gassack mit Fangbändern |
KR20120042097A (ko) * | 2010-10-22 | 2012-05-03 | 현대모비스 주식회사 | 에어백 장치 |
JP2018075970A (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | タカタ株式会社 | 運転席用エアバッグ及び運転席用エアバッグ装置 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP5071771A patent/JPH06286541A/ja active Pending
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