JPH06285743A - 主軸制御装置 - Google Patents

主軸制御装置

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JPH06285743A
JPH06285743A JP10015693A JP10015693A JPH06285743A JP H06285743 A JPH06285743 A JP H06285743A JP 10015693 A JP10015693 A JP 10015693A JP 10015693 A JP10015693 A JP 10015693A JP H06285743 A JPH06285743 A JP H06285743A
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JP
Japan
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spindle
command
rotation direction
coordinate system
tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP10015693A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Kojima
隆好 小島
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 数値制御工作機械の主軸を制御する主軸制御
装置において、主軸駆動伝達系、回転工具種類及び工作
機械座標系に従って主軸駆動モータの回転方向を自動決
定する。 【構成】 切れ刃方向メモリ15には全ての回転工具の
切れ刃の方向が記憶され、伝達系回転方向メモリ16に
は当該機の主軸の伝達系データが記憶されている。座標
系判別部13は指令解析部11からのプログラム指令解
析結果により工作機械の座標系及び主軸指令回転方向を
判別し、回転方向決定部14は前記メモリ内情報及び座
標系判別結果から主軸指令回転方向に適合した主軸モー
タ回転方向を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御工作機械の主
軸の回転方向を制御する主軸制御装置に関し、特に回転
工具主軸駆動モータの回転方向決定に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御工作機械はその主軸にドリル、
タッパー等の工具(以下回転工具と称する)を取り付
け、 駆動モータによって回転させながら加工物を加工す
る。なお、以下の説明において回転工具を駆動する主軸
と加工物を把持する主軸を区別するため、前者は回転工
具主軸または単に主軸と称し、後者は加工物把持主軸と
称する事にする。図3は従来の主軸制御装置の一実施例
を示すブロック図である。図3において、指令解析部1
1にて主軸回転指令が認識されると、その指令内に含ま
れる主軸速度指令SPは主軸速度指令部12に送られ、
当該機の主軸変速比を考慮した主軸モータ速度指令SC
に変換されて主軸モータ制御部18に送られる。一方、
上記主軸回転指令内に含まれる主軸回転方向指令RO、
つまり主軸を正転させるか逆転させるかの指令は回転方
向指令部22に送られ、主軸回転方向指令ROと主軸駆
動伝達系21の機構に従って主軸モータ回転方向指令R
Cが生成されて主軸モータ制御部18に送られる。次
に、主軸モータ速度指令SCと主軸モータ回転方向指令
RCは主軸モータ制御部18にてモータ電流指令に変換
され、パワー増幅部19でパワー増幅され主軸モータ2
0を回転させる。そして、主軸モータ20により主軸駆
動伝達系21を介して回転工具23が駆動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来技術
では回転工具を駆動する主軸モータの回転方向は主軸回
転方向指令と主軸駆動伝達系の機構によって決定されて
いる。しかし、主軸モータと回転工具間の主軸駆動伝達
系機構は各々の機械によって固有であり、機械の種類に
よって異なる。また、回転工具には工具軸駆動側から見
て右回転で加工が可能なものと左回転で加工できるもの
が存在する。さらに、図4に示すような2主軸2サドル
旋盤では、回転工具23a、23aa、23b、23b
bは加工物把持左主軸SL,加工物把持右主軸SRの加
工物24a,24bのいずれも加工が可能であり、加工
を行なう組合せ、つまり加工物把持主軸SLまたはSR
と刃物台AまたはBの組合せにより回転工具主軸駆動モ
ータ20a,20bの回転方向が変わる事がある。この
ため従来装置においては、個々の機械ごとに駆動モータ
の回転方向を決定する回路を設けたり、加工プログラム
によって駆動モータの回転方向指令を変更したりする必
要があった。本発明は上述した事情から成されたもので
あり、本発明の目的は、機械種類や工具種類によって変
わる回転工具主軸駆動モータの回転方向を自動決定する
主軸制御装置を提供する事にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は数値制御工作機
械の主軸の回転方向を制御する主軸制御装置に関するも
のであり、本発明の上記目的は、前記主軸とその駆動モ
ータ間の回転伝達方向を記憶する伝達系回転方向記憶手
段と、前記主軸に装着される工具切れ刃の回転方向を記
憶する切れ刃方向記憶手段と、数値制御工作機械の座標
系を判別する座標系判別手段と、前記2つの記憶手段か
らのデータと前記判別した座標系に従って、前記駆動モ
ータの回転方向を決定する回転方向決定手段とを具備す
ることによって達成される。
【0005】
【作用】本発明にあっては、主軸駆動伝達系、回転工具
種類及び工作機械座標系に従って主軸駆動モータの回転
方向を決定するため、主軸駆動モータ制御回路の設計を
容易にし、加工プログラム作成も容易となる。
【0006】
【実施例】図1は本発明による主軸制御装置の一実施例
を示すブロック図であり、従来技術の実施例を示す図3
のブロック図と同じ機能ブロックには、同一番号を付し
てある。数値制御工作機械の主軸回転指令は指令解析部
11によって解析され、主軸速度指令SPは主軸速度指
令部12に送られ、当該機の主軸変速比を考慮した主軸
モータ速度指令SCに変換された後、主軸モータ制御部
18に送られる。また、その他のプログラム指令解析結
果RAは主軸回転方向指令RO、座標系指令CC、工具
番号指令TA及び加工方向指令FSを含み、それぞれ座
標系判別部13、切れ刃方向メモリ15及び伝達系回転
方向メモリ16に送出される。一方、切れ刃方向メモリ
15には当該機で使用される回転工具すべてについてそ
の工具が加工できる回転方向、つまり切れ刃の方向が、
伝達系回転方向メモリ16には同じく当該機の回転工具
主軸の伝達系データがそれぞれにあらかじめデータ設定
部17により設定され、記憶されている。
【0007】回転方向決定部14には座標系判別部1
3、切れ刃方向メモリ15及び伝達系回転方向メモリ1
6のそれぞれの出力である回転方向補助データCJ、切
れ刃方向データCM及び主軸伝達系データTMが入力さ
れ、これらのデータから主軸モータ回転方向が決定され
て主軸モータ回転方向指令RCとして主軸モータ制御部
18に送られる。主軸モータ制御部18では主軸モータ
速度指令SC及び主軸モータ回転方向指令RCから主軸
モータ電流指令が生成され、パワー増幅部19でパワー
増幅され主軸モータ20を回転させる。さらに主軸モー
タ20により主軸駆動伝達系21を介して回転工具23
が駆動される。
【0008】このような構成において、その動作例を図
2のフローチャート及び表1、表2及び表3を用いて説
明する。図2において、主軸回転指令の有無が判定され
(ステップS1)、主軸回転指令がないときは本装置は
何もしないで終了する。一方、主軸回転指令がある場合
は指令解析部11によって主軸速度指令SPが抽出さ
れ、主軸速度指令部12にて主軸モータ速度指令SCに
変換される(ステップS2)。続いてこの主軸モータ速
度指令SCは主軸モータ制御部18に送られる(ステッ
プS3)。また、指令解析部11ではプログラム指令解
析結果RAが座標系判別部13、切れ刃方向メモリ15
及び伝達系回転方向メモリ16に主軸回転方向指令R
O、座標系指令CC、工具番号指令TA及び加工方向指
令FSとして分配される(ステップS4)。
【0009】座標系判別部13では分配された主軸回転
方向指令ROと座標系指令CCをもとに内部で保有する
データテーブルが参照され、回転方向補助データCJが
決定される(ステップS5)。ここでいうデータテーブ
ルの例を表1に示す。表1は図4に示す2主軸2サドル
旋盤の回転工具主軸の回転方向指令と、加工物24を把
持する左右2つの加工物把持主軸SL,SRと回転工具
主軸駆動モータ20を持つ上下2つの刃物台A,Bとの
構成で決定される座標系との組合せで、回転工具主軸駆
動モータ20が正逆いずれの方向へ回転すべきかを示し
ており、”0”は回転工具主軸駆動モータ20が指令方
向に回転し、”1”は指令方向とは逆に回転すべきであ
ることを意味している。例えば加工物把持左主軸SLと
上刃物台Aで構成される座標系では回転工具主軸正転指
令時に回転工具主軸駆動モータは正転方向に回転し、同
じ回転工具主軸正転指令でも加工物把持左主軸SLと下
刃物台Bで構成される座標系では回転工具主軸駆動モー
タは逆転する必要がある事を示しており、他のデータも
同様に解釈される。
【0010】次に、回転補助データCJが決定された
後、切れ刃方向メモリ15に分配された工具番号指令T
Aに対応する工具の切れ刃方向CMが読み出される(ス
テップS6)。切れ刃方向メモリ15に記憶されている
データの例を表2に示す。表2では工具の切れ刃が工具
軸駆動側から見て右回転で加工が可能なものを”0”と
し、左回転で加工できるものを”1”としている。次
に、伝達系回転方向メモリ16に分配された加工方向指
令FSに従って主軸伝達系データTMが読み出される
(ステップS7)。加工方向指令FSとは図4の2主軸
2サドル旋盤の例では正面と側面があり、回転工具23
a,23aa,23bbを使用し長手方向にZ軸を移動
させて加工するのが”正面”であり、回転工具23bを
使用し径方向にX軸を移動させて加工するのが”側面”
である。この主軸伝達系データTMの例を表3に示す。
表3は回転工具主軸駆動モータ20の回転方向が上下刃
物台A,Bの回転工具主軸伝達系とその加工方向によっ
て正逆いずれの方向へ回転すべきかを示しており、表1
のデータと同じく”0”は回転工具主軸駆動モータ20
が指令方向に回転し、”1”は指令方向とは逆に回転す
べきであることを意味している。例えば加工方向が正面
の場合、上刃物台Aの回転工具主軸駆動モータ20aは
正転方向に回転し、下刃物台Bの回転工具主軸駆動モー
タ20bは逆転する必要がある駆動伝達系である事を示
している。
【0011】次に、ステップS5、S6及びS7で決定
または読み出した回転方向補助データCJ、切れ刃方向
データCM及び主軸伝達系データTMは回転方向決定部
14に送られ、最終的な主軸モータ回転方向指令RCが
決定される。この処理は本実施例の場合、表1、表2及
び表3に指令解析結果、つまり主軸回転方向指令RO、
座標系指令CC、工具番号指令TA及び加工方向指令F
Sをあてはめて該当する項目の”1”を総計し、その数
が奇数ならば主軸モータ回転方向は逆転とし、偶数なら
ば正転とすれば良い(ステップS8)。さらに、ステッ
プS3及びステップS8で決定された主軸モータ速度指
令SC及び主軸モータ回転方向指令RCが主軸モータ制
御部18へ送られ、主軸モータを所定の速度、方向で回
転させ(ステップS9)、回転工具23を回転させて
(ステップS10)、すべての処理を終る。なお、上述
の実施例では2主軸2サドル旋盤について説明したが、
伝達系回転方向メモリ16や座標系判別部13の内部デ
ータ、つまり表1のデータテーブルを変更する事によ
り、他の数値制御工作機械にも適用できる事は明らかで
ある。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明の主軸制御装置によ
れば、主軸駆動伝達系、回転工具種類及び工作機械座標
系に従って主軸駆動モータの回転方向を主軸制御装置が
自動決定するため、主軸駆動モータ制御回路の設計を容
易にし、加工プログラム作成も容易となり、大幅な作業
工数の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主軸制御装置の一例を示すブロック図
である。
【図2】本発明装置の動作例を説明するフローチャート
である。
【図3】従来の主軸制御装置の一例を示すブロック図で
ある。
【図4】一般的な2主軸2サドル旋盤を説明する図であ
る。
【符号の説明】
13 座標系判別部 14 回転方向決定部 15 切れ刃方向メモリ 16 伝達系回転方向メモリ 17 データ設定部 18 主軸モータ制御部 20 主軸または回転工具主軸駆動モータ 21 主軸または回転工具主軸駆動伝達系 23 回転工具 24 加工物 SL 加工物把持左主軸 SR 加工物把持右主軸 A 上刃物台 B 下刃物台 SP 主軸速度指令 SC 主軸モータ速度指令 RA プログラム指令解析結果 RO 主軸回転方向指令 CC 座標系指令 CJ 回転方向補助データ TA 工具番号指令 CM 切れ刃方向データ FS 加工方向指令 TM 主軸伝達系データ RC 主軸モータ回転方向指令
【表1】
【表2】
【表3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数値制御工作機械の主軸を制御する主軸
    制御装置において、前記主軸とその駆動モータ間の回転
    伝達方向を記憶する伝達系回転方向記憶手段と、前記主
    軸に装着される工具切れ刃の回転方向を記憶する切れ刃
    方向記憶手段と、前記2つの記憶手段からのデータに従
    って、前記駆動モータの回転方向を決定するモータ回転
    方向決定手段とを備えたことを特徴とする主軸制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記数値制御工作機械の座標系を判別す
    る座標系判別手段を備え、前記2つの記憶手段からのデ
    ータと判別した座標系に従って前記駆動モータの回転方
    向を決定するようにした請求項1に記載の主軸制御装
    置。
JP10015693A 1993-04-05 1993-04-05 主軸制御装置 Pending JPH06285743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10015693A JPH06285743A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 主軸制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10015693A JPH06285743A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 主軸制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06285743A true JPH06285743A (ja) 1994-10-11

Family

ID=14266461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10015693A Pending JPH06285743A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 主軸制御装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06285743A (ja)

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