JPH06285691A - 型枠付立体溶接鉄筋製造装置及び製造方法 - Google Patents

型枠付立体溶接鉄筋製造装置及び製造方法

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JPH06285691A
JPH06285691A JP10505493A JP10505493A JPH06285691A JP H06285691 A JPH06285691 A JP H06285691A JP 10505493 A JP10505493 A JP 10505493A JP 10505493 A JP10505493 A JP 10505493A JP H06285691 A JPH06285691 A JP H06285691A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体溶接鉄筋と型枠とを遊動可能に結合する
ための釣りスペーサを型枠に溶接する作業を自動化す
る。 【構成】 立体溶接鉄筋供給装置Pと、その下面にコン
クリートを打設するための型枠を供給する型枠供給装置
Eと、立体溶接鉄筋供給装置Pから供給される立体溶接
鉄筋下面の所定位置に釣りスペーサを供給するスペーサ
供給装置Fと、スペーサ供給装置Fから供給される釣り
スペーサを受取り、所定位置の鉄筋を跨いで、釣りスペ
ーサの両端を型枠供給装置Eから供給される型枠の上面
に溶接するスペーサ溶接装置Gとを備え、少なくとも釣
りスペーサの供給、溶接工程を自動化した型枠付立体溶
接鉄筋製造装置10である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリートの壁
・床等の床版技術である立体溶接鉄筋構法に用いられる
型枠付立体溶接鉄筋を自動的に製造する型枠付立体溶接
鉄筋製造装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、図8及び図9により型枠付立体溶
接鉄筋の構造を説明する。図8において、鉄筋コンクリ
ートの壁、床等の床版に用いられる型枠付立体溶接鉄筋
101は立体溶接鉄筋102の下面に型枠103が釣り
スペーサ104を介して釣り下げられた構造となってい
る。図9(a)の載置状態図に示すように、立体溶接鉄
筋102は、じぐざく状に折り曲げられたラティス筋1
05と、上筋106と、下筋107と、横筋108とを
堅個な版状に立体溶接したものである。すなわち、図8
のように、ラティス筋105の上下に上筋106と下筋
107とを溶接した所定長さのトラス109を所定列数
(図示例では簡単化した5列が例示されている)だけ並
列し、ラティス筋109内の上下に差し込まれた横筋1
08を溶接して立体溶接鉄筋102としている。そし
て、図9(b)のコンクリート天井図に示すように、型
枠付立体溶接鉄筋101を天井に設置した状態では、型
枠103が釣りスペーサ104により下筋107から所
定間隔Hだけ下に釣り下げられた状態となる。この状態
で、コンクリート110を上筋108から所定間隔Hだ
け上方まで打設すると、コンクリート110の中に立体
溶接鉄筋102が埋め込まれた鉄筋コンクリートが完成
する。このように、図8の型枠付立体溶接鉄筋を用いる
と、現場での面倒な型枠工事と配筋工事とが省かれ、工
程の大幅な短縮を可能にするものである。
【0003】ところで、型枠103を取り付ける前の立
体溶接鉄筋102については、それを自動的に製造する
装置は提案されている。しかしながら、型枠付立体溶接
鉄筋の型枠103と立体溶接鉄筋102とを釣りスペー
サで結合する作業については、現場で人がスペーサ10
4をひとつひとつ溶接するほかなく、型枠付立体溶接鉄
筋を自動的に製造できる実用的装置及び製造方法は未だ
提案されていない。
【0004】何故ならば、立体溶接鉄筋102はラティ
ス筋105を上下に挟むように上下筋106,107と
横筋108とを縦横に張りめぐした構造となっているの
で、立体溶接鉄筋102の間にスペーサ104を配して
立体溶接鉄筋102に型枠103を溶接しようとする
と、上下筋106,107や横筋108やラティス筋1
ん0の間を縫ってスペーサ104を配した後、更に上下
筋106,107や横筋108やラティス筋105の間
を縫ってスペーサ104を溶接しなければならないから
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、釣りス
ペーサ104を複雑な構造の立体溶接鉄筋102の所定
位置に供給し、遊動自在に型枠に溶接する作業を手作業
でするという大変手間の掛かる工程となっており、型枠
工事と配筋工事とが省かれるという型枠付立体溶接鉄筋
の優れた特性を充分に生かすことができないという問題
点を有していた。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、型枠付立体溶接鉄筋を自動的に製造する型枠付
立体溶接鉄筋製造装置及び製造方法を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の型枠付立体溶接鉄筋製造装置は、立体溶接
鉄筋供給装置と、同立体溶接鉄筋供給装置の下面にコン
クリートを打設するための型枠を供給する型枠供給装置
と、前記立体溶接鉄筋供給装置から供給される立体溶接
鉄筋の下面の所定位置に釣りスペーサを供給するスペー
サ供給装置と、同スペーサ供給装置から供給される釣り
スペーサを受取り、前記所定位置の鉄筋を跨いで釣りス
ペーサの両端を前記型枠供給装置から供給される型枠の
上面に溶接するスペーサ溶接装置とを備えたものであ
る。
【0008】また、スペーサ溶接装置は、釣りスペーサ
を保持して所定位置の鉄筋を跨ぐための昇降自在且つ横
移動自在なスペーサ保持部と、同保持部により保持され
た釣りスペーサの両端の上方に昇降自在に設けられた二
つの電極からなるものが好ましい。
【0009】さらに、スペーサ供給装置は、線材を所定
の形に成形して切断するプレス機と、プレス機によって
連続的に生産される釣りスペーサを受け入れて順次先端
側に送出して貯溜する第1のマガジンロッドと、同第1
のマガジンロッドから間欠的に放出される釣りスペーサ
群を受入れ、受入れ側よりも低くなるように傾斜させた
先端側に順次自重で移動させて貯溜する第2のマガジン
ロッドとを備え、同第2のマガジンロッドの最先端に位
置する釣りスペーサが所定時に前記スペーサ溶接装置の
スペーサ保持部により掴出されるよう形成するのが望ま
しい。
【0010】そして、型枠供給装置は、鋼板コイル供給
装置の一対と、型枠溶接機とを備え、前記鋼板コイル供
給装置の一対は、繰り出される鋼板の中央部が重なるよ
うに配設され、且つコイルの軸方向に移動自在に配設す
るのが望ましい。
【0011】そのうえ、立体溶接鉄筋供給装置は、所定
長さのトラスを製造し、長手方向に送出するトラス供給
装置と、同供給装置からのトラスを平面的に転送供給し
て所定列数を並列させる転送供給装置と、同転送供給装
置から供給される所定列数の並列トラスの中に上下横筋
を供給する横筋供給装置と、同横筋供給装置により供給
された横筋を上部縦筋の下側及び下部縦筋の上側にそれ
ぞれ加圧して溶接する溶接装置とからなるものとすれ
ば、全工程を自動化することもできる。
【0012】また、本発明の型枠付立体溶接鉄筋の製造
方法は、立体溶接鉄筋を供給する工程と、同立体溶接鉄
筋供給工程から供給される立体溶接鉄筋の下面に型枠を
供給する工程と、前記立体溶接鉄筋の下面の所定位置に
釣りスペーサを供給する工程と、同スペーサ供給工程か
ら供給される釣りスペーサを受け取り、前記所定位置の
鉄筋を跨いで釣りスペーサの両端を前記型枠供給工程か
ら供給される型枠の上面に溶接するスペーサ供給工程と
を含んで成るものである。
【0013】
【作用】上記のように、立体溶接鉄筋の下面の所定位置
に釣りスペーサを供給するスペーサ供給装置と、同スペ
ーサ供給装置から供給される釣りスペーサを受取り、前
記所定位置の鉄筋を跨いで釣りスペーサの両端を型枠供
給装置から供給される型枠の上面に溶接するスペーサ溶
接装置とを設けたことにより、釣りスペーサを複雑な構
造の立体溶接鉄筋の所定位置に供給し溶接する作業を自
動化することができ、作業工数を大幅に減らすことがで
きる。
【0014】スペーサ溶接装置を請求項2のように構成
することにより、溶接効率が良くなる。
【0015】また、スペーサ供給装置を請求項3のよう
に構成することにより、釣りスペーサの製造から、溶接
を必要とする多数の所定位置付近に配設されたスペーサ
保持部へのスペーサの同時供給までが自動化される。
【0016】さらに、型枠供給装置を請求項4のように
構成することにより、必要とする型枠の大きさに応じ
て、鋼板の幅を自在に調節することができる。
【0017】立体溶接鉄筋供給装置を請求項5のように
構成することにより、トラスの製造から横筋の供給、所
定列数の並列トラスと横筋との組立溶接までを自動化す
ることができ、従って、全工程を自動化することができ
る。
【0018】また、型枠付立体溶接鉄筋の製造方法を請
求項6のように構成することにより、釣りスペーサを複
雑な構造の立体溶接鉄筋の所定位置に供給し溶接する作
業を自動化することができ、作業工数を大幅に減らすこ
とができる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しつつ説明す
る。図1は型枠付立体溶接鉄筋101の製造装置の全体
斜視図である。図1において、Aはトラス製造装置、B
は転送供給装置、Cは横筋供給装置、Dは立体溶接装
置、Eは型枠供給装置、Fはスペーサ供給装置、Gはス
ペーサ溶接装置、Hは送出装置である。そして、Pは立
体溶接鉄筋供給装置であり、例えばトラス製造装置A、
転送供給装置B、横筋供給装置C及び立体溶接装置Dを
連設したものであるが、別工程で製造された立体溶接鉄
筋を供給するだけの装置であってもよい。
【0020】図1のトラス製造装置Aは、縦筋用コイル
1・2と、ラティス筋用コイル3と、直線機4・5・6
と、折り曲げ機7と、溶接機8と、切断機9とからな
る。
【0021】上下縦筋はそれぞれ直線機4・5で真っ直
ぐに延ばされて溶接機8に供給される。ラティス筋は直
進機6で真っ直ぐに延ばされた後、折り曲げ機7で波形
にされて溶接機8に供給される。そして、上下縦筋とラ
ティス筋が溶接されてトラス109が製造される。トラ
ス109が所定の長さになると、切断機9がトラス10
9を切断する。
【0022】図1の転送供給装置Bは、トラス109の
貯溜部11と、トラス109を一本ずつ釣り上げで横方
向に転送する走行台車部12と、テーブル13と、トラ
ス109を所定数だけ並列させるガイド14と、並列さ
れたトラス109を一斉に前方に送るピンチローラ群1
5とからなる。
【0023】トラス製造装置Aから供給されたトラス1
09は、一旦、貯溜部11で所定本数になるまで貯溜さ
れる。そして、テーブル13が空になると、走行台車部
12がトラス109を一本ずつ端から順に転送し、ガイ
ド11により等ピッチを保つように並列させる。等ピッ
チに並列されたトラス109はピンチローラ群15で押
し出されるようにして立体溶接装置Dへと供給される。
【0024】図1の横筋供給装置Cは、図示されていな
いが、2つの上下横筋用コイルと、2つの上下横筋用直
線機と、2つの上下横筋切断機とからなる。
【0025】上下の横筋43は、2つの上下横筋用コイ
ルから、各々の直線機を通って真っ直ぐ延ばされ、各々
の切断機で所定長に切断されて、立体溶接装置D内のト
ラス109内の上下に分けて同時に供給される。
【0026】図1の立体溶接装置Dは、門型のフレーム
17と、トラス109を上下に挟むように該フレーム1
7間に架設された図外の2つの横梁(図2の19a,1
9b参照)に各々トラス109の列数だけ並べて固設さ
れている溶接機18とからなる。溶接機20は、例えば
図2(a)に示すように、電極21a・21bを有する
ヘッド21を備えており、該電極21a・21bは上下
に移動可能な構造となっている。
【0027】図2(b)は溶接時の様子を示したもの
で、20aはトラス41の上側溶接機、20bは下側溶
接機である。溶接をしない時は、電極21aと電極21
bの上下間隔は開いており、上下の横筋108が横筋供
給装置から上下所定位置に供給されるまでそのままで待
機している。上下横筋108がトラス109の所定位置
に供給されると、それぞれの溶接機の電極21aと電極
21bの上下間隔は狭まり、上下横筋108とトラス1
09のラティスの頂点部分を電極21a・21bが挟ん
で溶接し、立体溶接鉄筋102を製造する。
【0028】図1において、製造された立体溶接鉄筋1
02はテーブル20上を搬送ローラ21によりスペーサ
溶接装置Gに送られる。同時に、スペーサ溶接装置Gに
は型枠103が型枠供給装置Eから送られる。
【0029】図1の型枠供給装置Eは、テーブル20の
下方に設けられており、図3(a)に示すように、一対
のコイル25,26が中央部の幅Lだけが重なるように
配置されたものである。そして、コイル25,26は軸
方向の矢印27,28方向に移動自在であり、型枠10
3の全幅Wが簡単に変更できるようになっている。図3
(b)に示されるように、2枚の型枠用コイル103a
・103bは、型枠溶接機25と、該型枠溶接機25の
前後の型枠ガイドローラ26a・26bと、型送りピン
チロール27及びカッター28を経て立体溶接鉄筋10
2の下面に供給される。
【0030】図3において、型枠用コイル25,26か
ら引き出された板状の型枠片103a・103bは型枠
ガイドローラ26aに導かれて型枠溶接機25へと供給
される。型枠溶接機25により、2枚の板状の型枠片1
03a・103bは1枚に溶接される。そして、型枠ガ
イドローラ26bにより型送りピンチロール27へと導
かれて図外のスペーサ溶接装置Gへ供給される。この様
に、2枚の板状の型枠片103a・103bを重なるよ
うに溶接して所定の型枠幅Wを得る装置は、型枠幅Lの
変更毎に1つの型枠用コイルを入れ換える装置に比べ、
手間が要らず容易に種々の型枠幅に対応ができる。
【0031】図1のスペーサ供給装置Fは、図4に示さ
れるように、スペーサ用コイル51と、直線機52と、
プレス機53と、往復動する第1マガジンロッド列54
と、固定の第2マガジンロッド列55とからなる。
【0032】スペーサ用コイル51からのスペーサ用の
鉄線は、直線機52で真っ直ぐに延ばされた後、プレス
機53でスペーサの形にプレスされ、内蔵切断機で切断
されて、第1マガジンロッド列54に供給される。第1
マガジンロッド列54はトラスの最大列数に対応する第
1ロッド56を有しており、二点鎖線の間を第1ロッド
56の配列ピッチ毎の間欠的走行を行って往復動する。
そして、プレス機53からのスペーサを第1ロッド56
に貯溜する。第2マガジンロッド列55もトラスの最大
列数に対応する第2ロッド57を有しており、第1ロッ
ド56からまとまった釣りスペーサの供給を受ける。
【0033】図5に示されるように、第1ロッド56に
貯溜される釣りスペーサ104は、ストッパー58が上
がると同時に、第1ロッド56自体が矢印59方向に移
動し、第2ロッド57と当接すると、釣りスペーサ10
4が自重で滑り落ちて第2ロッド57に供給される。そ
して、釣りスペーサ104は自重により、先端側が低く
なるように傾斜させた第2ロッド57の先端部に移動
し、そこに配置されたストッパー60によって貯溜され
る。そして、第2ロッド57のストッパー60で止めら
れた最先端の釣りスペーサ104は、所定時には次に述
べるスペーサ溶接装置Gの保持部31により掴出可能な
状態となる。
【0034】図1のスペーサ溶接装置Gは、図6に示す
ように、釣りスペーサ45を保持して所定位置に配設す
ることと溶接とを同時に行う溶接機30とを備えてい
る。溶接機30は、クリップ等のスぺーサ保持部31を
有しスぺーサ45の一端を溶接する昇降及び横移動自在
な可動の電極30aと、スぺーサ45の他端を溶接する
昇降のみ自在な固定の電極30bとより構成されてい
る。可動の電極30aは矢印62方向に昇降自在である
と共に、矢印63方向に横移動自在である。なお、32
は電極30aの補強用の軸である。また、図5に示され
ている第2ロッド57の先端に設けられたストッパー6
0は、下降してきた電極30aの保持部31が近接する
位置に設けられており矢印61方向に退避可能である。
【0035】上記のように構成されているスペーサ溶接
装置Gは、図5に示されるように、電極30aが下降す
ると、保持部31がストッパー60で止められている一
個の釣りスペーサ104を保持する。そして、図7に示
すように、矢印62方向に更にそのまま下降し続けて立
体溶接鉄筋102の上側空間64に下りる。上側空間6
4から下に向かって中程まで下りた電極30aは、次に
矢印63方向に横移動して上縦筋106をくぐってトラ
ス109の中に入る。そして、更に下降して釣りスペー
サ45をトラス109と下横筋108の交点を跨ぎ型枠
103に載る位置へと運んで配設する。と同時に、図6
に示すように、電極30bも下降して釣りスペーサ10
4の両端を溶接する。この様にして、立体溶接鉄筋10
2と型枠103を一体化して、型枠付立体溶接鉄筋47
を製造する。
【0036】上記の様に釣りスペーサ104の配設と溶
接を同時に行うように上下動自在且つ横移動自在な電極
30aにスぺーサ保持部31を設けると、横筋108や
上下縦筋106,107やラティス筋105の間を縫っ
て行う動作が連続的に行われ、従来の手作業が自動化さ
れる。
【0037】図1の送出装置Hは、スペーサ溶接装置G
からの型枠付立体溶接鉄筋101を送出する昇降自在な
ローラテーブル70と横コンベア71とからなる型枠付
立体溶接鉄筋101がローラテーブル70の上に載る
と、ローラテーブル70が横コンベア71の間に沈み、
型枠付立体溶接鉄筋101が横コンベア71に移載され
る。横コンベア71で二点鎖線の位置に搬出される。
【0038】上記の様に型枠付立体溶接鉄筋製造装置1
0を構成すると、トラス製造装置Aでトラス109を製
造し、転送供給装置Bによりトラス109をトラス製造
装置Aから立体溶接装置Dへと転送供給し、立体溶接装
置Dで横筋製造供給装置Cより供給された上下横筋10
8とトラス109を立体溶接して立体溶接鉄筋102を
製造する。そして、型枠供給装置Eで型枠103を所定
の幅に調節してスペーサ溶接装置Gへと供給する。スペ
ーサ溶接装置Gでスペーサ製造供給装置Fより供給され
た釣りスペーサ104と型枠103を溶接することによ
り立体溶接鉄筋102と型枠103を一体化して型枠付
立体溶接鉄筋101を製造する。そして、送出装置Hに
より、型枠付立体溶接鉄筋101を搬出する。
【0039】この様にして上記型枠付立体溶接鉄筋の製
造装置10は、型枠付立体溶接鉄筋101を製造するの
に必要な工程を一つ一つ行う装置を連続させて、自動的
に型枠付立体溶接鉄筋101を製造することを可能にし
ている。更に、前記スペーサ溶接装置Gの図6の溶接機
30に釣りスペーサ104配設用のスペーサ保持部31
を設けることにより、釣りスペーサ104配設と溶接を
同時に行い、横筋108や縦筋106,107やラティ
ス筋109の間を縫って行うという複雑な作業を連続し
て行い、従来の手作業を自動化する。
【0040】また、本発明の型枠付立体溶接鉄筋の製造
方法は、上記各製造装置を用いるものに限定されるもの
ではなく、上記各工程を所定の順序に並列又は連設させ
るものであればよい。
【0041】
【発明の効果】本発明の型枠付立体溶接鉄筋製造装置
は、立体溶接鉄筋の下面の所定位置に釣りスペーサを供
給するスペーサ供給装置と、同スペーサ供給装置から供
給される釣りスペーサを受取り、前記所定位置の鉄筋を
跨いで釣りスペーサの両端を型枠供給装置から供給され
る型枠の上面に溶接するスペーサ溶接装置とを設けたこ
とにより、釣りスペーサを複雑な構造の立体溶接鉄筋の
所定位置に供給し溶接する作業を自動化することがで
き、作業工数を大幅に減らすことができる。
【0042】また、本発明の型枠付立体溶接鉄筋製造方
法は、立体溶接鉄筋の下面の所定位置に釣りスペーサを
供給するスペーサ供給工程と、同スペーサ供給工程から
供給される釣りスペーサを受け取り、前記所定位置の鉄
筋を跨いで釣りスペーサの両端を型枠供給工程から供給
される型枠の上面に溶接するスペーサ溶接工程とを含む
ことにより、釣りスペーサを複雑な構造の立体溶接鉄筋
の所定位置に供給し溶接する作業を自動化することがで
き、作業工数を大幅に減らすことができる。従って、上
記製造装置又は製造方法により、型枠付立体溶接鉄筋を
安価に早く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型枠付立体溶接鉄筋製造装置及び製造
方法の全体斜視図である。
【図2】立体溶接装置の溶接機を示す図である。
【図3】型枠供給装置を示す図である。
【図4】スペーサ供給装置を示す平面図である。
【図5】スペーサ供給装置とスペー溶接装置の接続部を
示す側面図である。
【図6】スペーサ溶接装置の斜視図である。
【図7】スペーサ溶接装置の作動図である。
【図8】型枠付立体溶接鉄筋の斜視図である。
【図9】型枠付立体溶接鉄筋の要部を示す図である。
【符号の説明】
10 型枠付立体溶接鉄筋製造装置 A トラス製造装置 B 転送供給装置 C 横筋製造供給装置 D 立体溶接装置 E 型枠供給装置 F スペーサ供給装置 G スペーサ溶接装置 25,26 コイル 30 溶接機 30a,30b 電極 31 スペーサ保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04G 11/50 7904−2E (72)発明者 松本 隆 大阪府東大阪市西堤学園町2丁目4番7 株式会社浪速電機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体溶接鉄筋供給装置と、同立体溶接鉄
    筋供給装置から供給される立体溶接鉄筋の下面にコンク
    リートを打設するための型枠を供給する型枠供給装置
    と、前記立体溶接鉄筋の下面の所定位置に釣りスペーサ
    を供給するスペーサ供給装置と、同スペーサ供給装置か
    ら供給される釣りスペーサを受取り、前記所定位置の鉄
    筋を跨いで釣りスペーサの両端を前記型枠供給装置から
    供給される型枠の上面に溶接するスペーサ溶接装置とを
    備えた型枠付立体溶接鉄筋製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、スペーサ
    溶接装置は、スペーサを保持して所定位置の鉄筋を跨ぐ
    ための昇降自在且つ横移動自在なスペーサ保持部と、同
    保持部により保持されたスペーサの両端の上方に昇降自
    在に設けられた二つの電極からなる型枠付立体溶接鉄筋
    製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の装置において、ス
    ペーサ供給装置は、線材を所定の形に成形して切断する
    プレス機と、プレス機によって連続的に生産される釣り
    スペーサを受け入れ、受入側よりも低い先端側に順次移
    動させて貯溜する第1のマガジンロッドと、同第1のマ
    ガジンロッドの先端に設けたストッパの開放により間欠
    的に放出される釣りスペーサ群を受入れ、受入側よりも
    低い先端側に順次自重で移動させて貯溜する第2のマガ
    ジンロッドとを備え、同第2のマガジンロッドは先端に
    設けたストッパにより、最先端に位置する釣りスペーサ
    を押し上げて、前記スペーサ保持部に供給する機構を有
    する型枠付立体溶接鉄筋製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の装置において、型
    枠供給装置は、鋼板コイル供給装置一対と、型枠溶接機
    とを備え、前記鋼板コイル供給装置一対は、繰り出され
    る鋼板の中央部が重なるように配設し、且つコイルの軸
    方向に移動自在に配設してなる型枠付立体溶接鉄筋製造
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の装置において、立
    体溶接鉄筋供給装置は、所定長さのトラスを製造し、長
    手方向に送出するトラス供給装置と、同供給装置からの
    トラスを平面的に転送供給して所定列数を並列させる転
    送供給装置と、同転送供給装置から供給される所定列数
    の並列トラスの中に上下横筋を供給する横筋供給装置
    と、同横筋供給装置により供給された横筋を上部縦筋の
    下側及び下部縦筋の上側にそれぞれ加圧して溶接する溶
    接装置とからなる型枠付立体溶接鉄筋製造装置。
  6. 【請求項6】 立体溶接鉄筋を供給する工程と、同立体
    溶接鉄筋供給工程から供給される立体溶接鉄筋の下面に
    型枠を供給する工程と、前記立体溶接鉄筋の下面の所定
    位置に釣りスペーサを供給する工程と、同スペーサ供給
    工程から供給される釣りスペーサを受け取り、前記所定
    位置の鉄筋を跨いで釣りスペーサの両端を前記型枠供給
    工程から供給される型枠の上面に溶接するスペーサ供給
    工程とを含んで成る型枠付立体溶接鉄筋の製造方法。
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