JPH0628493U - 給水栓用の断熱カバー - Google Patents
給水栓用の断熱カバーInfo
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- JPH0628493U JPH0628493U JP7140892U JP7140892U JPH0628493U JP H0628493 U JPH0628493 U JP H0628493U JP 7140892 U JP7140892 U JP 7140892U JP 7140892 U JP7140892 U JP 7140892U JP H0628493 U JPH0628493 U JP H0628493U
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- water faucet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湯水混合水栓等の給水栓に断熱カバーを格別
な工事を要さず簡単に取付できるようにして、給水栓の
高温度部分に使用者の手肌等が触れて火傷等が生じるの
を防ぐ。 【構成】 少なくとも給水栓本体2の前面および上面を
覆い得る大きさのカバー体1を形成し、該カバー体1の
内側に弾性抱持片12,14を取着し、該弾性抱持片1
2,14により給水栓本体2を着脱自在に抱持させるこ
とにより給水栓本体2の表面より浮上状態で該カバー体
1を取付け得るようにした。
な工事を要さず簡単に取付できるようにして、給水栓の
高温度部分に使用者の手肌等が触れて火傷等が生じるの
を防ぐ。 【構成】 少なくとも給水栓本体2の前面および上面を
覆い得る大きさのカバー体1を形成し、該カバー体1の
内側に弾性抱持片12,14を取着し、該弾性抱持片1
2,14により給水栓本体2を着脱自在に抱持させるこ
とにより給水栓本体2の表面より浮上状態で該カバー体
1を取付け得るようにした。
Description
【0001】
本考案は湯水混合水栓等の給水栓に火傷防止のために取付される断熱カバーに 関するものである。
【0002】
浴室,シャワー室等に取付けられる湯水混合水栓等の高温度の湯が給水される 給水栓では、そのボデー,給湯管等が使用中に高温度となるので従来から図5に 示したように断熱カバーにより給水栓を囲って使用者の手,肌等が直接高温部に ふれないようにして火傷等の事故が防止されるようにしている。
【0003】 この従来からの断熱カバーAはプラスチックにより成形された左右半割状のカ バー体A1,A2からなり、該各カバー体A1,A2の周囲にフランジ状の取着 片Bが一体に形成され、該取着片Bをコンクリート,タイル等の壁面に取付固定 したものであった。
【0004】 このようにカバー体A1,A2をコンクリート壁に固定するに当たっては、図 6に例示したように先ず壁面Cの所定位置にプラグDを抜脱不可なるように埋設 し、該プラグDに木ネジEにより固定用継手Fを止着し、該固定用継手F前面に 形成されたネジ部Gをカバー体A1,A2の取着片Bに開設された取付孔に貫挿 し、さらに座金Hを介在させて該ネジ部Gに化粧ナットIを螺合締付している。
【0005】
従って従来の断熱カバーAは取付に際して非常に手間が掛りプラグに木ネジ, タツピングネジ等の使いわけが必要で技術を要し専門業者でないと簡単には取付 できないという問題があった。また、壁面に穿孔するため壁面がキズ付き、壁内 に水が梁み込むおそれがあり壁材を腐らせたり壁裏側に漏水させる欠点もあった 。また、取付に際しては必ず壁面を必要とするので給水栓が壁面から離れて設け られている場合には取付できないという問題もあった。
【0006】
本考案の給水栓用の断熱カバーは上記課題を解決しようとするもので、少なく とも給水栓本体の前面および上面を覆い得る大きさのカバー体を形成し、該カバ ー体の内側に弾性抱持片を取着し、該弾性抱持片により給水栓本体を着脱自在に 抱持させることにより給水栓本体の表面より浮上状態で該カバー体を取付け得る ようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
断熱カバーを取付けるに際して弾性的抱持片は給水栓本体の抱持部分により弾 性拡開されて抱持部を通過し弾性復元により抱持部分を弾性抱持する。また、そ の際カバー体は抱持片の抱持部分との寸法関係において給水栓本体の表面と接し ないよう設定されているため熱伝導が少なく断熱性が高い。
【0008】
この実施例はサーモスタットミキシングバルブの断熱カバーを示し、図1には その外観斜視図、図2にはその裏側斜視図、図3,図4にはその取付状態を夫々 示す。カバー体1はこの給水栓本体2の前面,上面,両側面および該給水栓本体 2に配管された給湯管3,給水管4の一部を覆い得る大きさにプラスチック等の 材料で一体に形成され、その前面中央には該給水栓本体2の吐止水用ハンドル5 を突出させるための切欠開口6が形成され、また一側面には該給水栓本体2の温 度調節用ハンドル7を突出させるための切欠開口8が形成されている。なお3′ ,4′は給水栓本体2の背面に給湯管3,給水管4と接続のために設けられたユ ニオンナットを示す。
【0009】 カバー体1の内面には中央横断状のリブ9が一体に形成されているほか、前記 切欠開口6の上縁より上方に2本の平行なるリブ10,10が一体に形成されて いる。 そして、リブ9の一側にビス11の締付により針金状の弾性抱持片12,12 を真直下方に垂下するように止着すると共に、該リブ9の他側に該ビス11に螺 着したナツト13により板バネ状の弾性抱持片14,14の一端を止着してなる 。
【0010】 弾性抱持片12,12は夫々一対の弾性針金を平行に直線状に起立させると共 にその続きをO脚状に外側へ湾曲させさらにその先端を外方へカールさせてなる 。 また、弾性抱持片14,14はカバー体1の内面に空間を設けた状態で沿わせ てリブ9より前方へ延び該カバー体1の前壁面に沿い給水栓本体2の外周に巻着 する円弧状に湾曲していると共に先端を外向にカールさせている。
【0011】 このように構成した断熱カバーは、図3,図4に示したように給水栓本体2の 吐止水用ハンドル5の両側部外周に弾性抱持片14,14を巻き付かせると共に 、弾性抱持片12,12をユニオンナット3′,4′が設けられた接続部外周に 嵌着することにより給水栓本体2に取付られる。そのとき給水栓本体2の上面に リブ9が当接し、リブ10,10は給水栓本体2の前面に当接する。このためカ バー体1はその全面が直接給水栓本体2に接触せず常に給水栓本体2の表面との 間に隙間gが存するように取付けられる。なおこのようにカバー体1を給水栓本 体2表面から浮上状態で取付けるにはカバー体1内面にこのようにリブを形成し てもよいが、弾性抱持片12,14等の形状をこの実施例に示したような形態に することによつてもなし得る。
【0012】 カバー体1の材質は断熱性の面からプラスチックが望ましいがステンレス等の 金属製であってもよい。また弾性抱持片12,14等を該カバー体1と一体に製 作してもよい。 なお、弾性抱持片12,14は実施例に示したように給水栓本体2の一部を抱 持し得るものであればよく、必ずしも実施例に示した部位を抱持させないでもよ いが、この実施例のように給水栓本体2の吐止水用ハンドル5の両側部外周およ びユニオンナット3′,4′の接続部外周を夫々抱持させることにより安定的に 取付し得る。 また、カバー体1は給水栓本体2の全面を覆うようにしてもよいが、火傷を防 ぐため前面および上面等、高温度になり得る部分だけを覆うようにしてもよい。
【0013】
このように本考案に係る給水栓用の断熱カバーは弾性抱持片により給水栓本体 に着脱自在に取付けられるため次に列挙したような効果がある。 (イ)特別の取付工事が全く不要で何人にも簡単に取付でき、従って入浴者の必 要に応じて追加的にも容易に着脱でき使い勝手がよい。 (ロ)壁面状態等の取付条件に制約されずに取付けられるので用途が広い。 (ハ)壁面に何らの加工もしないので壁面をキズ付けることもなく、壁裏への漏 水や壁内を腐食させるおそれもない。 (ニ)着脱容易であるので水栓本体を修理,点検するのに障害とならない。 (ホ)水栓本体が浮上状態で取付けられることにより高い断熱性が得られ、カバ ー体を構成する材料をプラスチックのほか自由に選定できる。
【図1】本考案に係る給水栓用の断熱カバーの外観斜視
図。
図。
【図2】断熱カバーの裏面の斜視図。
【図3】断熱カバーの取付状態を示した正面図。
【図4】断熱カバーの取付状態を示した側面図。
【図5】従来の給水栓用の断熱カバーの斜視図。
【図6】図5の壁面取付部の分解斜視図。
1 カバー体 2 給水栓本体 9 リブ 10 リブ 12 弾性抱持片 14 弾性抱持片
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも給水栓本体の前面および上面
を覆い得る大きさのカバー体を形成し、該カバー体の内
側に弾性抱持片を取着し、該弾性抱持片により給水栓本
体を着脱自在に抱持させることにより給水栓本体の表面
より浮上状態で該カバー体を取付け得るようにしたこと
を特徴とする給水栓用の断熱カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7140892U JP2561497Y2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 給水栓用の断熱カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7140892U JP2561497Y2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 給水栓用の断熱カバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628493U true JPH0628493U (ja) | 1994-04-15 |
JP2561497Y2 JP2561497Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=13459663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7140892U Expired - Fee Related JP2561497Y2 (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 給水栓用の断熱カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561497Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08301323A (ja) * | 1995-05-10 | 1996-11-19 | Sanei Suisen Seisakusho:Kk | 断熱カバー |
JP2020056494A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-09 | 株式会社オンダ製作所 | カバー |
JP2020147948A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | Sanei株式会社 | 水栓用カバー |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP7140892U patent/JP2561497Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08301323A (ja) * | 1995-05-10 | 1996-11-19 | Sanei Suisen Seisakusho:Kk | 断熱カバー |
JP2020056494A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-09 | 株式会社オンダ製作所 | カバー |
JP2020147948A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | Sanei株式会社 | 水栓用カバー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561497Y2 (ja) | 1998-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970902 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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