JPH06284238A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH06284238A
JPH06284238A JP6824593A JP6824593A JPH06284238A JP H06284238 A JPH06284238 A JP H06284238A JP 6824593 A JP6824593 A JP 6824593A JP 6824593 A JP6824593 A JP 6824593A JP H06284238 A JPH06284238 A JP H06284238A
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Takeshi Ono
健 小野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データの伝送遅延や通信エラーの発生を防ぐ
こと。 【構成】 回線7を介して伝送されてくるデータを入力
画像メモリ2に格納しながら、セミマルチヘッド11,
20を用いて記録媒体状に画像を記録して行う。この際
主制御部1が入力画像メモリ2のメモリ残量を監視し、
メモリ残量が一定量以下になったことを検知すると、記
録制御部7に対しコマンドを送る。記録制御部7はこの
コマンドを受けると記録モードを高速の記録モード(双
方向記録モード,ドラフトモード等)に切替えて画像を
記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力する画像データを記
憶手段に記憶するとともに、この記憶手段から画像デー
タを読出して記録媒体上に画像を記録する画像記録装置
に関する。
【0002】
【発明の背景】一般にパソコン等のホスト装置の出力装
置として用いられるプリンタ装置において、画像メモリ
が小さく記録速度が遅い場合、ホスト装置(記録データ
を送出する装置)からのデータ伝送が遅くなるという欠
点がある。
【0003】プリンタでは、ホスト装置とのBUSY・
ACK信号の授受により画像データが欠落することは無
いし、エラーとしてもオペレータが近くにいて対応でき
る場合が多く、データ伝送が遅くなっても大問題には至
らなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら回線を介
して伝送されてくるデータを受信し記録するファクシミ
リ装置においては、その記録部の記録速度が遅い場合、
そのファクシミリ装置が持っている画像メモリの容量
や、通信相手機からの画像データ(データ量や画像パタ
ーン、符号形態)また通信速度等によっては、画像メモ
リのオーバーフローで受信不可能になってしまう。特に
セミマルチヘッドを記録部に用い、キャリッジによりヘ
ッドを記録紙に対して往復移動させながら主走査を行
い、主走査終了後ヘッドの記録幅に応じた距離主走査方
向と略直角方向に搬送して副走査を行うことにより画像
を記録するシリアルタイプの記録部を持ったファクシミ
リは、その記録部の特長である小型・安価を活かすた
め、画像メモリもそれほど大きくない場合が多い。
【0005】また、メモリの記憶容量が大きくても、記
録紙切れやインク無しの時の代行受信等でも画像メモリ
を使用する場合もある。又、ファクシミリは自動受信モ
ードを持ちオペレータが近くにいるとは限らず、やりな
おしや通信相手に事情を説明できないため、ファクシミ
リ装置においては、受信不可は非常に問題となる。
【0006】また、この様なシリアルタイプの記録部を
持ったファクシミリ装置において、始めから高速記録モ
ードに設定しておくと、例えば、双方向印字だと、各走
査毎の記録位置のズレがめだつという欠点がある。特
に、画像データに応じてインク滴を吐出するインクジェ
ット方式においては、移動するヘッドキャリッジの位置
に対しインクの着弾点が予想しにくく、また、画像パタ
ーンでは縦の罫線等でインクの着弾点のズレが顕著とな
る。また高速記録モードとして画像データを主走査方向
に間引いて記録するドラフトモードに設定しておくと、
黒率の低い部分での細線や細かい文字がかすれ気味にな
るという欠点がある。従って画像品質を重視した場合
は、記録スピードの遅いモードの方が有利である。
【0007】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、データの伝送の遅延や受信エ
ラーの発生を防ぐことが可能な画像記録装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明の画像記録装置は以下の構成を採
る。即ち、入力する画像データを記憶手段に記憶すると
ともに、前記記憶手段から画像データを読出して記録手
段により記録媒体上に画像データに応じた画像を記録す
る画像記録装置において、前記記憶手段の記憶容量の残
量を検出する検出手段と、前記検出手段により前記残量
が所定量以下となった場合に前記記録手段を高速の記録
モードで動作させる制御手段と、を有することを特徴と
する。
【0009】これにより記憶容量の残量が少なくなる
と、高速で記憶手段に記憶された画像データを高速で記
録する。
【0010】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0011】図1及び図2は本発明を適用したファクシ
ミリ装置の記録系として好適なインクジェットプリンタ
の構成例を示す。本図において、IJHは熱エネルギー
により発生するバブルを使用してインクを記録紙に吐出
する方式のインクジェットヘッド(以下記録ヘッド又は
単にヘッドと称する)、IJCはヘッドIJHを一体で
これへインクを供給するタンクITを備えた装着自由な
インクジェットカートリッジ(以下カートリッジとす
る)、およびIJRAはインクジェット記録装置本体で
ある。
【0012】本例でのカートリッジIJCは、図1の斜
視図でわかるように、インクタンクITの前方面よりも
わずかにヘッドIJHの先端部が吐出した形状である。
このカートリッジIJCは、後述するインクジェット記
録装置本体IJRAに搭載されているキャリッジHCに
より固定支持されているとともに、このキャリッジHC
に対して着脱可能なディスポーザブルタイプのものであ
る。
【0013】ヘッドIJHに供給されるインクを貯蔵し
たインクタンクITは、インク吸収体と、インク吸収体
を挿入するための容器と、これを封止するための蓋部材
(いずれも不図示)とで構成されている。このインクタ
ンクIT内には、インクが充填されており、インクの吐
出に応じて順次ヘッド側にインクを供給している。
【0014】以上のように構成されたカートリッジIJ
Cは、以下説明するインクジェット記録装置IJRAの
キャリッジHCに所定の方法で着脱自在に搭載されて、
所定の記録信号の入力によって、キャリッジHCと記録
媒体との相対的な移動を制御して所望の記録画像が形成
される。
【0015】図2は上記処理のための機構を備えたイン
クジェット記録装置IJRAの一例を示す外観斜視図で
ある。
【0016】本図において、20はプラテン24上に送
紙されてきた記録紙の記録面に対抗してインク吐出を行
うノズル群を備えたカートリッジIJCのヘッドであ
る。16は記録ヘッド20を保持するキャリッジHCで
あり、駆動モータ17の駆動力を伝達する駆動ベルト1
8の一部と連結し、互いに平行に配設された2本のガイ
ドシャフト19Aおよび19Bと摺動可能とすることに
より、記録ヘッド20の記録紙の全幅にわたる往復移動
が可能になる。この往復移動中に記録ヘッド20は受信
データに応じた画像を記録紙上に記録する。この1主走
査終了ごとに記録紙は所定量搬送され、副走査が行われ
る。
【0017】26はヘッド回復装置であり、記録ヘッド
20の移動経路の一端、例えばホームポジションと対向
する位置に配設される。伝動機構23を介したモータ2
2の駆動力によってヘッド回復装置26を動作せしめ、
記録ヘッド20のキャッピングを行う。このヘッド回復
装置26のキャップ部26Aによる記録ヘッド20への
キャッピング部に関連させて、ヘッド回復装置26内に
設けた適宜の吸引手段(例えば、吸引ポンプ)によるイ
ンク吸引(吸引回復)を行い、これにより吐出口内の増
粘インクを除去する等吐出回復処理を行う。また、記録
終了時等にキャッピングを施すことにより記録ヘッド2
0が保護される。このような吐出回復処理は電源投入
時、記録ヘッド交換時、一定時間以上記録動作が行われ
ない時等に行われるものである。
【0018】31はヘッド回復装置26の側面に配設さ
れ、シリコンゴムで形成されるワイピング部材としての
ブレードである。ブレード31はブレード保持部材31
Aにカンチレバー形態で保持され、ヘッド回復装置26
と同様、モータ22及び伝動機構23によって動作し、
記録ヘッド20の吐出面との係合が可能となる。これに
より、記録ヘッド20の記録動作における適切なタイミ
ングで、あるいはヘッド回復装置26を用いた吐出回復
処理後に、ブレード31を記録ヘッド20の吐出面に係
合させ、記録ヘッド20の吐出面における結露,濡れあ
るいは塵等を拭き取る。
【0019】図3は本発明の実施例にかかる画像記録装
置の制御系のブロック図である。図中1は本装置の動作
を制御するための主制御部であり、周知のワンチップマ
イクロコンピュータを中心に構成され、データの送受信
のための装置全体の制御を行う。2はROM,RAM及
び受信された画像データを格納する入力画像メモリであ
る。3は装置の状態を示すLED,LCD等の表示部及
び各種のモード設定等のための操作キー等から成る操作
表示部である。4は原稿から画像データを読取るための
CCD等の読取り用デバイス及び読取りのために原稿を
搬送するための搬送手段を制御する読取制御部である。
5はモデム等からなる通信制御部でNCU6を介して回
線7と接続される。ファクシミリの受信動作時は回線
7,NCU6及び通信制御部5を介して画像データが入
力し入力画像メモリ2に格納される。
【0020】8はワンチップマイクロコンピュータ等か
らなる記録制御部であり、キャリッジモータ9,ペーパ
フィードモータ10及びセミマルチヘッド11(図1,
2の20に相当)の制御を行う。キャリッジモータ9は
ステッピングモータであり、カートリッジ21(IJ
C)を搭載したキャリッジ16を主走査方向に移動させ
る。又ペーパフィードモータ10もステッピングモータ
であり、主走査終了後に記録紙を主走査方向と略直角方
向の副走査方向に搬送する。セミマルチヘッド11は副
走査方向に数十から数百のノズル(本実施例では解像度
360dpiで64ノズル)を持ち、1ページ分の情報
を複数回の主走査で記録紙上に記録する。又12はブロ
ック画像メモリであり、主制御部1により入力画像メモ
リに格納されたデータが生データ(符号化されていない
データ)の形で転送され、セミマルチヘッド11のノズ
ル数に合わせた1主走査分のベルト状のデータとして蓄
積する。ブロック画像メモリ12からは、記録制御部8
の制御によりこのベルト状のデータが主走査方向の1列
毎にセミマルチヘッド11に転送され、記録が行われ
る。
【0021】入力画像メモリ2の記憶容量の残量は、主
制御部1にて常に監視可能である。高速記録モードに切
り替える信号は、データバスまたはポートによるビット
情報として主制御部1から記録制御部8に送られる。高
速記録モードが双方向記録モードであれば、記録制御部
8は、往動後キャリッジリターン動作をやめて記録紙を
フィードした後復動方向でもベルト状のデータを逆から
ヘッド11に転送しながら記録動作を行い、キャリッジ
16がどちらの方向に移動するときも記録動作を行うよ
う制御する。また、高速記録モードがドラフトモードで
ある場合は、記録制御部8は、ブロック画像メモリ12
からヘッド11にデータを転送するときに主走査方向に
隣合うドットを印字しないように間引いて転送し、キャ
リッジモータ9の移動速度を速める(モータのステップ
周期を速める)制御を行う。ここでドラフトモードで高
速記録が可能になる理由は、インクジェット方式のヘッ
ドの場合、1度印字のためインクを噴出したノズルにイ
ンクが再び満たされるための時間(リフィル時間)が必
要になるためで、間引き記録を行うことで記録周期を短
縮できるからである。
【0022】図4に主制御部1による制御のフローチャ
ートを示す。このフローチャートは、記録モードの切り
替え動作を行うためのサブルーチンであり、ステップS
1で入力画像メモリ2のメモリ残量のチェックを行う。
ステップS2でこのメモリの残量があらかじめ定めたあ
る一定量以下であれば、ステップS4で記録制御部8に
対し高速記録モードを選択させるためのコマンド(また
はフラグ)を送出する。又メモリ残量が一定量以上であ
ればステップS3で通常の記録モードを選択させ、ステ
ップS5でリターンする。
【0023】この高速記録モード選択コマンドを受けた
記録制御部8は、次の記録スキャン(主走査)から、通
常のモードから高速記録モードに切替える。即ち高速記
録モードが双方向印字であれば、双方向印字に、ドラフ
トモードであれば、ドラフトモードに切り替えて記録を
行う。また通常記録コマンドを受けた場合は、次の記録
スキャン(主走査)から元の記録モード(片方向印字又
は全画記記録モード)に戻す。
【0024】(他の実施例)上記実施例の説明では、入
力画像メモリ2のメモリ残量がある一定量以下になった
ら高速記録モードに切替え、その後一定量以上になった
ら通常記録モードに戻したが、一度高速記録モードにし
たらその後メモリ残量が一定量以上になっても戻さない
様にしてもよい。この制御のフローチャートを図5に示
す。ステップS10で入力画像メモリ2に画像データが
蓄積されているか否かの判断を行い、全くデータがなけ
ればステップS16で高速記録フラグFをクリア(F=
0)してステップS17でリターンとなる。もし入力画
像データがあれば、ステップS11で入力画像メモリ2
のメモリ残量をチェックし、ステップS12でメモリ残
量がある一定量以下ならステップS13で高速記録フラ
グFがF=0かどうかを判断し、0であればまだ高速記
録モードになっていないのでステップS14で高速記録
コマンドを送出する。ステップS15でフラグFを1と
してステップS17でリターンとなる。これにより、一
度高速記録モードに設定されると、通常記録モードに
は、入力画像メモリ2が空にならないと戻らない。この
場合、記録制御部8は、F=0であれば通常記録モード
に切り替える。
【0025】記録モードを切り替えるための画像メモリ
残量の定め方は任意である。また切り替えのための残量
を2段階以上もち、ある一定量以下で例えば双方向印字
にさらに残量が少なくなったら双方向印字でかつドラフ
トモードにすることも考えられる。また高速記録モード
に切り替える時と、高速記録モードから通常記録モード
に切り替える時のメモリ残量を変えることもできる。
【0026】さらにサービスソフトスイッチによる入力
や、プリンタ装置のビットスイッチ設定で、あらかじめ
記録モードを双方向記録や、ドラフトモードに設定でき
る場合もあるが、これらの入力手段からどちらかがすで
に設定されている場合は、高速記録コマンドによりさら
にもう一方のモードも追加する。また通常記録コマンド
では、あらかじめ設定されている状態に戻す様にするこ
ともできる。
【0027】本発明は、ファクシミリ装置に限らず、プ
リンタ、画像データメモリを持つ記録部を有する装置す
べてに適用できるものである。
【0028】尚上記実施例では、送受信及び操作表示部
の制御を行う主制御部と記録動作の制御を行う記録制御
部を別々に持つ構成にしたが、主制御部が記録動作をふ
くめたすべての制御を行う様にすることもできる。
【0029】又、上記実施例では、記録の主走査1スキ
ャン(1ベルト)毎に記録モードを切り替える方法を例
にとったが、これに限るものではなく1ページ毎、1ス
キャン以上のあるブロック毎や、1通信毎またドラフト
モードに限れば1スキャンの途中でも切り替え可能であ
る。
【0030】以上説明したように、入力画像メモリを持
つ画像記録装置において、その画像メモリのメモリ残量
がある一定量以下になったら、記録モードをより高速の
モードに切り替えることにより、通常は、画品質を重視
した記録、画像メモリ残量が減少したときは記録スピー
ドを重視する切り替えが可能となり、データ伝送を遅ら
せることなく記録可能となる。
【0031】特にファクシミリの受信記録では画像メモ
リがFULLになると、画像データ伝送が遅れるだけで
なく、受信不可能となり通信エラーになる場合もある。
本発明によれば、その通信エラーの確率を低減するこ
と、またはファクシミリ装置の中では比較的コストのか
かるメモリを大量に持つことなく、最適設計を可能とす
る。
【0032】尚、本実施例では、特にインクジェット記
録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形
成し、記録を行うインクジェット記録方式の記録装置を
例にとり説明したが、その代表的な構成や原理について
は、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第
4740796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマ
ンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であ
るが、特に、オンドマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
ている電気熱変換体に、記録情報に対応して各沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を液体(インク)を
吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動
信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮
が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の
吐出が達成でき、より好ましい。
【0033】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。尚、
上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4
313124号明細書に記載されている条件を採用する
と、更に優れた記録を行うことができる。
【0034】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状流路または直角液流路)の他
に熱作用が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成としても良い。
【0035】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても良い。
【0036】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良い。
【0037】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、或
いは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられ
たカートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本
発明は有効である。
【0038】また、記録ヘッドに対しての回復手段、予
備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層
安定できるので好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、ク
リーニング手段、加圧或いは吸引手段、電気熱変換体或
いはこれとは別に加熱素子或いはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0039】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、或いは上述のインクジェット記録方式
ではインク自体を30℃以上、70℃以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであれば良い。
【0040】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクとしても良い。このような場
合、インクは特開昭54−56847号公報或いは特開
昭60−71260号公報に記載されているような、多
孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物として
保持された状態で、電気熱変換体に対抗するような形態
としても良い。上述した各インクに対しても最も有効な
ものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0041】また、熱エネルギーを利用したインクジェ
ット方式に限らず、ピエゾ素子等を利用したインクジェ
ット方式にも本発明は適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、入力
する画像データを記憶する記憶手段の記憶容量の残量が
所定量以下になると高速の記録モードで記録動作を行う
ので、データ伝送の遅延や受信エラーの発生等を防ぎ、
確実な記録を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットカートリッジを示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例である画像記録装置の構成を
示す図である。
【図3】画像記録装置の制御系を示すブロック図であ
る。
【図4】主制御部1が行う制御のフローチャートであ
る。
【図5】主制御部1が行う制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 主制御部 2 メモリ 3 操作表示部 4 読取制御部 5 通信制御部 6 NCU 7 回線 8 記録制御部 9 キャリッジモータ 10 ペーパフィードモータ 11 セミマルチヘッド 12 ブロック画像メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力する画像データを記憶手段に記憶す
    るとともに、前記記憶手段から画像データを読出して記
    録手段により記録媒体上に画像データに応じた画像を記
    録する画像記録装置において、 前記記憶手段の記憶容量の残量を検出する検出手段と、 前記検出手段により前記残量が所定量以下となった場合
    に前記記録手段を高速の記録モードで動作させる制御手
    段と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は、複数の記録素子を備え
    た記録ヘッドと前記記録ヘッドを記録媒体に対し往復移
    動させることにより主走査を行う移動手段とを備え、前
    記往復移動の一方の移動で主走査を行う片方向記録モー
    ドと前記往復移動の両方の移動で主走査を行う両方向記
    録モードとで動作可能であって、前記制御手段は前記片
    方向記録モードで記録中に前記残量が所定量以下となっ
    た場合前記両方向記録モードに切換えて記録動作を実行
    させることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、画像データを間引いて
    記録する間引き記録モードで動作可能であって、前記制
    御手段は前記残量が所定量以下となった場合前記間引き
    記録モードで記録動作を実行させることを特徴とする請
    求項1に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は回線を介して伝送されて
    くる画像データを記憶することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は画像データに応じて発生
    する吐出エネルギーを用いて吐出口よりインク滴を吐出
    して記録媒体上に画像を記録することを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段は熱エネルギーを用いてイ
    ンクに状態変化を生起させることによりインク滴を吐出
    することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
JP6824593A 1993-03-26 1993-03-26 画像記録装置 Withdrawn JPH06284238A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08161030A (ja) * 1994-12-08 1996-06-21 Mitsubishi Electric Corp Xウインドウを利用したプラント監視装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08161030A (ja) * 1994-12-08 1996-06-21 Mitsubishi Electric Corp Xウインドウを利用したプラント監視装置

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