JPH11198420A - プリント装置およびプリント方法 - Google Patents

プリント装置およびプリント方法

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JPH11198420A
JPH11198420A JP223598A JP223598A JPH11198420A JP H11198420 A JPH11198420 A JP H11198420A JP 223598 A JP223598 A JP 223598A JP 223598 A JP223598 A JP 223598A JP H11198420 A JPH11198420 A JP H11198420A
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JP
Japan
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print head
dot data
print
printing
dots
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JP223598A
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Yushi Nezu
祐志 根津
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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントに要する時間を長くかけることな
く、形成すべきドット数を検知して対処することができ
るプリント装置およびプリント方法を提供すること。 【解決手段】 プリントヘッド9の移動位置に対応する
プリントデータをプリントバッファ4から読み出してド
ットデータに変換し、そのドットデータによって形成さ
れるドットの数が所定数以上であることが比較回路11
によって検知されたときに、そのドットデータをまびき
処理回路7によってまびいて、そのドットデータをプリ
ントヘッド9の複数回の走査に分けてプリントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被プリント媒体に
ドットを形成することによって画像をプリントするプリ
ント装置、およびプリント方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の方式のプリントヘッドを用い、被
プリント媒体上にドットを形成することによって画像を
プリントする装置においては、同時に形成するドット数
が多過ぎた場合に、電源の容量が足りなくなったり、プ
リントヘッドの温度が上昇したりするなどの問題を生じ
るおそれがある。
【0003】従来は、このような問題に対応するため、
プリントを開始する前に、プリントデータを格納するバ
ッファの内容をチェックして、同時に形成すべきドット
を数え、それが所定数以上のときに、例えば、データを
まびくことによって、通常はプリントヘッドの1回の走
査によってプリントすべきところを複数回の走査に分け
てプリントしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法では、所定量のプリントデータがプリントバッファに
溜ってプリントの開始が可能になってから、ドット数の
チェックを開始するため、そのチェックが終了するまで
はプリントを開始することができず、その分だけ、プリ
ントに要する時間が長くかかるという問題があった。
【0005】また、ドット数を正確に算出するために
は、プリント時とまったく同じ処理をする必要がある。
例えば、プリントバッファに格納されたデータがコード
のときは、デコードが必要となり、またプリントのため
に高度な画像処理をしている場合は、ドット数を数える
ために同じ処理をする必要があり、プリントに要する時
間がより長くなってしまう。
【0006】本発明の目的は、プリントに要する時間を
長くかけることなく、形成すべきドット数を検知して対
処することができるプリント装置およびプリント方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント装置
は、ドットデータに基づいて被プリント媒体にドットを
形成することにより、前記被プリント媒体に画像のプリ
ントが可能なプリントヘッドを用い、前記被プリント媒
体に対して前記プリントヘッドを相対移動させながら、
前記被プリント媒体に画像をプリントするプリント装置
において、前記プリントヘッドの相対的な移動時に、該
プリントヘッドの相対的な移動位置に対応する前記ドッ
トデータを出力する処理手段と、前記処理手段から出力
される前記ドットデータに基づいて、前記プリントヘッ
ドの相対的な移動位置毎における前記ドットの形成数を
検知する検知手段と、前記検知手段によって検知される
前記ドットの形成数が所定の基準形成数以上となる前記
ドットデータに関しては、それを複数組のドットデータ
に分割する分割手段と、前記処理手段から出力される前
記ドットデータおよび前記分割手段によって分割された
複数組のドットデータに基づいて前記プリントヘッドを
駆動する駆動手段と、前記駆動手段が前記複数組のドッ
トデータに基づいて前記プリントヘッドを駆動するとき
に、該ドットデータの分割組数だけ前記プリントヘッド
を相対的に複数回繰り返し移動させる制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0008】本発明のプリント方法は、ドットデータに
基づいて被プリント媒体にドットを形成することによ
り、前記被プリント媒体に画像のプリントが可能なプリ
ントヘッドを用い、前記被プリント媒体に対して前記プ
リントヘッドを相対移動させながら、前記被プリント媒
体に画像をプリントするプリント方法において、前記プ
リントヘッドの相対的な移動時に、該プリントヘッドの
相対的な移動位置に対応する前記ドットデータを入力
し、前記ドットデータに基づいて、前記プリントヘッド
の相対的な移動位置毎における前記ドットの形成数を検
知し、検知された前記ドットの形成数が所定の基準形成
数以上となる前記ドットデータに関しては、それを複数
組のドットデータに分割し、前記ドットデータに基づい
て前記プリントヘッドを駆動し、前記複数組のドットデ
ータに基づいて前記プリントヘッドを駆動するときは、
該ドットデータの分割組数だけ前記プリントヘッドを相
対的に複数回繰り返し移動させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図2は、本発
明の一実施形態としてのインクジェットプリント装置に
おける機械的構成部分の要部の概略斜視図である。
【0010】図2において、プリントヘッド9は、プリ
ント媒体としての記録紙107と対向する面に、記録紙
107の搬送方向に沿って並ぶ例えば64個のインク吐
出口(不図示)が形成されている。また、プリントヘッ
ド9には、この64個の吐出口のそれぞれに連通するイ
ンク路(不図示)が設けられており、それぞれのインク
路毎に、インクを吐出するための熱エネルギーを発生す
る電気熱変換体が形成されている。電気熱変換体は、プ
リントデータに応じて電気パルスが印加されることによ
って熱を発生し、この熱によりインクに膜沸騰が生じ、
この膜沸騰による気泡の生成に伴なってインク吐出口か
らインク滴が吐出される。その吐出されたインク滴によ
って、記録紙107のプリント面上にドットが形成され
る。プリントヘッド9には、各インク路に共通に連通す
る共通液室が設けられており、この共通液室に貯留され
るインクは、各インク路からのインクの吐出動作に応じ
て、そのインク路に供給される。
【0011】プリントヘッド9を搭載可能なキャリッジ
102は、記録紙107のプリント面と平行に延在する
1対のガイドレール103に摺動自在にガイドされる。
これにより、プリントヘッド9は、キャリッジ102と
共にガイドレール103に沿って移動することができ、
この移動に伴なう所定のタイミングでインクを吐出する
ことにより、記録紙107に画像をプリントする。キャ
リッジ102の移動の後、記録紙107を図中の矢印方
向に所定量搬送してから、再びキャリッジ102の移動
に伴うプリント動作を行う。このような動作を繰り返す
ことにより、記録紙107に、順次画像のプリントを行
っていく。
【0012】記録紙107の搬送は、そのプリント面の
上下に配設された各々1対の搬送ローラ104および1
05が回転することによって行われる。また、記録紙1
07のプリント面の裏側には、プリント面の平面性を保
つためのプラテン106が配設されている。
【0013】キャリッジ102の移動は、例えば、これ
に取付けられる不図示のベルトをモータによって駆動す
ることにより行なわれる。また、搬送ローラ104およ
び105の回転は、それらにモータの回転力が伝達され
ることによって行なわれる。
【0014】図3は、図2のインクジェットプリント装
置における制御系の概略のブロック構成図である。
【0015】図3において、CPU1は、この装置各部
の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM2
には、その処理手順等が格納され、またRAM3は、そ
の処理実行のワークエリアとして用いられる。
【0016】プリントヘッド9におけるインクの吐出
は、CPU1が電気熱変換体の駆動データおよび駆動制
御信号をヘッドドライバ9Aに供給することにより行わ
れる。さらにCPU1は、キャリッジ102を移動させ
るためのキャリッジモータ20や搬送ローラ104,1
05を回転させるための紙送り(P.F)モータ50
を、それぞれモータドライバ20Aおよび50Aを介し
て制御する。
【0017】図1は、図2のインクジェットプリント装
置におけるプリントデータ処理部分のブロック構成図で
ある。4は、プリントデータを受信して蓄積するプリン
トバッファである。5は、プリント時のキャリッジ10
2の移動に伴ってカウント動作するカウンタであり、そ
のキャリッジ102の移動位置に対応するプリントデー
タがプリントバッファ4から読み出される。6は、プリ
ントバッファ4内のプリントデータをドットデータに変
換する画像処理回路であり、例えば、プリントバッファ
4のプリントデータがコードデータの時はデコードして
ドットデータへの変換をしたり、また1行分の画像をプ
リントヘッド9の複数回の走査によってプリントするい
わゆるマルチパスプリント時のマスキング処理などを行
う。7は、画像処理されたプリントイメージのドットデ
ータをまびいてプリントヘッド9に送るまびき回路、8
は、プリントヘッドへドットデータを転送する転送レジ
スタ、10は、カウンタ5のカウント値を記憶するラッ
チ回路である。11は、プリントヘッド9によって形成
されるドット数が予め設定された基準値以上であるか否
かを検知するための比較回路である。
【0018】次に、プリント動作について説明する。
【0019】受信されたプリントデータがプリントの開
始可能な量だけプリントバッファ4に蓄積された時、例
えばプリントヘッド9の1回の走査によってプリントさ
れる1行分のプリントデータが蓄積された時、CPU1
がヘッド9を搭載したキャリッジ102を移動させて、
プリントを開始する。キャリッジ102の移動に伴って
カウンタ5がカウントアップし、プリントヘッド9の移
動位置に対応するプリントデータをプリントバッファ4
から読み出す。そのプリントデータは、画像処理回路6
によって、プリントヘッド9の構成や特性等に応じたド
ットイメージに変換され、そして転送レジスタ8に蓄え
られてから、プリントヘッド9によってプリントされ
る。
【0020】いま、仮りに、プリントヘッド9のインク
吐出口の数が100、つまりプリントヘッド9によって
同時に100個のドットが形成可能であるものの、電源
は、同時に50個のドットまでしか形成できない容量で
あったとする。この場合において、画像処理回路6で生
成されるドットデータのドット数が50以下の時は、ま
びき処理回路7は何のまびき処理も行なわない。
【0021】一方、そのドット数が50を越えた時は、
そのことを比較回路11が検知し、まびき回路7は、ド
ットデータを転送レジスタ8に送る前に、例えばドット
データを1ドットおきの千鳥格子にまびいて、同時にプ
リントするドット数を50以下に抑える。それと同時
に、そのまびき処理を行なったプリント位置つまりプリ
ントヘッド9の移動位置をラッチ回路10に記憶し、ま
びき処理が行なわれたことをCPU1に知らせる。
【0022】CPU1は、このようにまびき処理したプ
リント部分を含む1行分のプリント、つまりキャリッジ
102の1走査によるプリントが終った後は、記録紙1
0を搬送せずに、キャリッジ102を再度走査して、ま
びき処理回路7によってまびかれた残りのドットをプリ
ントする。その際、その残りのドットは、ラッチ回路1
0に記憶されている位置からプリントする。
【0023】このように、同時に50個を越えたドット
を形成するようなドットデータが画像処理回路6によっ
て生成させたときは、そのドットデータのプリントがプ
リントヘッド9の2回の走査によって完成される。つま
り、そのような同時に50個を越えたドットを形成する
ようなドットデータを含む1行分のプリントは、プリン
トヘッド9の2回の走査によって完成されることにな
る。このようにして、同時に形成するドット数が50以
下に抑えられる。また、同時に50個を越えたドットを
形成するドットデータが1行分のドットデータ中にない
ときは、その1行分のプリントがプリントヘッド9の1
回の走査によって完成されることになる。
【0024】なお、同時に形成可能なドット数がさらに
少ない数に制限される場合には、その制限されるドット
数を越えない限りにおいて、プリントヘッド9の2回以
上の走査に分けて1行分のプリントを完成させるように
してもよい。また、プリントヘッド9の往走査時と復走
査時の双方においてプリント動作するいわゆる双方向プ
リントを行なうようにしてもよい。
【0025】また、比較回路11は、上記のように同時
に形成すべきドット数を検知する他に、単位時間当りに
形成すべきドット数などを検知するものであってもよ
い。例えば、比較回路11によって、単位時間当たりに
形成すべきドット数が所定数以上であることを検知した
ときに、そのプリントデータをプリントヘッド9の複数
回の走査に分けてプリントすることにより、単位時間当
たりにおける電力消費やプリントヘッド9の発熱を抑え
ることができる。
【0026】なお、本発明は、インクジェットヘッドを
用いるインクジェットプリント方式の他、熱転写方式
等、ドットによって画像をプリントする種々のプリント
方式に適用できることは勿論である。
【0027】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0028】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0029】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0030】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0031】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0032】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0033】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0034】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリントヘッドの移動位置に対応するドットデータを入
力したときに、そのドットデータによって形成されるド
ットの数を検知し、そのドットの数が所定数以上のとき
に、そのドットデータをまびき等によって分割して複数
回に分けてプリントすることにより、プリント動作中に
ドットの数を検知して、そのドット数に対応した処理を
することができる。
【0036】この結果、ドットの数を検知するために特
別の前処理を必要とする従来の場合に比して、プリント
に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのインクジェットプ
リント装置におけるプリントデータ処理部分のブロック
構成図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのインクジェットプ
リント装置における機械的構成部分の要部の概略斜視図
である。
【図3】図2のインクジェットプリント装置における制
御系のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 プリントバッファ 5 カウンタ 6 画像処理回路 7 まびき処理回路 8 転送レジスタ 9 プリントヘッド 10 ラッチ回路 11 比較回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットデータに基づいて被プリント媒体
    にドットを形成することにより、前記被プリント媒体に
    画像のプリントが可能なプリントヘッドを用い、前記被
    プリント媒体に対して前記プリントヘッドを相対移動さ
    せながら、前記被プリント媒体に画像をプリントするプ
    リント装置において、 前記プリントヘッドの相対的な移動時に、該プリントヘ
    ッドの相対的な移動位置に対応する前記ドットデータを
    出力する処理手段と、 前記処理手段から出力される前記ドットデータに基づい
    て、前記プリントヘッドの相対的な移動位置毎における
    前記ドットの形成数を検知する検知手段と、 前記検知手段によって検知される前記ドットの形成数が
    所定の基準形成数以上となる前記ドットデータに関して
    は、それを複数組のドットデータに分割する分割手段
    と、 前記処理手段から出力される前記ドットデータおよび前
    記分割手段によって分割された複数組のドットデータに
    基づいて前記プリントヘッドを駆動する駆動手段と、 前記駆動手段が前記複数組のドットデータに基づいて前
    記プリントヘッドを駆動するときに、該ドットデータの
    分割組数だけ前記プリントヘッドを相対的に複数回繰り
    返し移動させる制御手段とを備えたことを特徴とするプ
    リント装置。
  2. 【請求項2】 前記分割手段は、前記ドットデータをま
    びくことによって複数組のドットデータとするまびき処
    理回路を有することを特徴とする請求項1に記載のプリ
    ント装置。
  3. 【請求項3】 前記分割手段は、前記プリントヘッドに
    よって同時に形成可能なドット数を前記所定の基準形成
    数とすることを特徴とする請求項1または2に記載のプ
    リント装置。
  4. 【請求項4】 プリントデータを所定量ずつ蓄積するプ
    リントバッファを備え、 前記処理手段は、前記プリントヘッドの相対的な移動位
    置に対応する前記プリントデータを前記プリントバッフ
    ァから読み出して、前記ドットデータに変換する処理回
    路を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載のプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記分割手段によって
    前記ドットデータが分割されるときに、該ドットデータ
    に対応する前記プリントヘッドの相対的な移動位置を記
    憶するラッチ回路を有することを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載のプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記プリントヘッドを主走査方向に往復
    移動させる移動手段と、 前記被プリント媒体を前記主走査方向と略直交する副走
    査方向に搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1から5のいずれかに記載のプリント装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動手段は、前記プリントヘッドが
    前記主走査方向に移動するときに該プリントヘッドを駆
    動することにより、前記被プリント媒体に1行分の画像
    をプリントさせ、 前記制御手段は、前記駆動手段が前記複数組のドットデ
    ータに基づいて前記プリントヘッドを駆動するときに、
    該ドットデータの分割数だけ前記プリントヘッドを前記
    主走査方向に繰り返し移動させることを特徴とする請求
    項6に記載のプリント装置。
  8. 【請求項8】 前記プリントヘッドは、インクを吐出可
    能なインクジェットヘッドであることを特徴とする請求
    項1から7のいずれかに記載のプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記インクジェットヘッドは、インクを
    吐出するための熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    有することを特徴とする請求項8に記載のプリント装
    置。
  10. 【請求項10】 ドットデータに基づいて被プリント媒
    体にドットを形成することにより、前記被プリント媒体
    に画像のプリントが可能なプリントヘッドを用い、前記
    被プリント媒体に対して前記プリントヘッドを相対移動
    させながら、前記被プリント媒体に画像をプリントする
    プリント方法において、 前記プリントヘッドの相対的な移動時に、該プリントヘ
    ッドの相対的な移動位置に対応する前記ドットデータを
    入力し、 前記ドットデータに基づいて、前記プリントヘッドの相
    対的な移動位置毎における前記ドットの形成数を検知
    し、 検知された前記ドットの形成数が所定の基準形成数以上
    となる前記ドットデータに関しては、それを複数組のド
    ットデータに分割し、 前記ドットデータに基づいて前記プリントヘッドを駆動
    し、 前記複数組のドットデータに基づいて前記プリントヘッ
    ドを駆動するときは、該ドットデータの分割組数だけ前
    記プリントヘッドを相対的に複数回繰り返し移動させる
    ことを特徴とするプリント方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019107797A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 キヤノン株式会社 記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019107797A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 キヤノン株式会社 記録装置

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