JP2000020253A - 画像記録装置及びその制御方法、及び画像記録システム - Google Patents

画像記録装置及びその制御方法、及び画像記録システム

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JP2000020253A
JP2000020253A JP10185014A JP18501498A JP2000020253A JP 2000020253 A JP2000020253 A JP 2000020253A JP 10185014 A JP10185014 A JP 10185014A JP 18501498 A JP18501498 A JP 18501498A JP 2000020253 A JP2000020253 A JP 2000020253A
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Yasuhiro Numata
靖宏 沼田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適正な画像記録動作を維持しながら、画像記
録装置における記録ヘッドの昇温に伴う画質劣化を抑制
することは困難であった。 【解決手段】 ホストコンピュータと1394シリアルバス
を介して接続された画像記録装置において、記録ヘッド
の温度を検知し、該温度が所定値以上になった場合にホ
ストコンピュータへヘッド昇温通知を行ない、ホストコ
ンピュータは画像データの転送量を適切に減少させるこ
とにより、記録ヘッドの負荷を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置及びそ
の制御方法に関し、例えば記録ヘッドを走査することに
より記録媒体上に画像を形成する画像形成装置およびそ
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホストコンピュータとLBPや
インクジェットプリンタ等の画像記録装置を所定のイン
タフェースにより接続し、ホストコンピュータから画像
データをプリンタ側へ転送して画像形成を行なう画像記
録システムが普及している。このような画像記録システ
ムにおけるインタフェースとしては、セントロニクスや
RS-232C、あるいはSCSIなどが一般的であり、ホストコ
ンピュータからプリンタへの片方向通信によって、画像
データが転送されていた。
【0003】近年、シリアルバスを用いたデータ転送方
式として、IEEE1394により規定されるインタフェース
(以下、「1394シリアルバス」と称する)やUniversal Seri
al Bus(USB)等、高速、かつネットワークを構成するに
好適な高速シリアルインタフェースが登場してきた。こ
れらにおいてはデータの双方向通信も可能であり、更
に、同期転送モードや非同期転送モード、或いは両者の
混在等、様々な転送方式を可能とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た高速シリアルインタフェースを用いて画像記録システ
ムを構成することにより、高速データ受信及び双方向通
信が可能になったとしても、ホストコンピュータ上のデ
ータを記録媒体上に記録するまでのデータストリーム全
体を考慮した場合、システム全体としてのスループット
の向上は単純には実現しなかった。
【0005】例えば、シリアルタイプのプリンタの場合
を例として説明すると、プリンタ側で記録動作を連続し
て行なっている場合等においては、印字速度に同期し
て、ホストコンピュータ側からのデータを等速に受信し
たとても、1ページ毎に均一の速度による記録ができな
いことがあった。これは、プリンタ側において連続記録
を行なった場合、記録ヘッドや駆動用モータ等の発熱に
より、記録ヘッドや装置本体に何らかの不具合が生じて
しまうことに起因する。
【0006】この不具合を回避するために、プリンタに
おいて記録動作に伴う記録ヘッドもしくは装置本体の昇
温を検知し、温度上昇を抑制する必要がある。例えば、
昇温に応じて記録動作を停止して、所定の冷却時間を設
けることによって温度上昇を抑制することも一つの方法
ではある。しかしながら、記録動作の途中に冷却を行な
うと、冷却の前後において画像ムラが発生してしまうこ
とがあり、不都合であった。
【0007】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、適正な画像記録動作を維持しなが
ら、画像記録装置における記録ヘッドの昇温を抑え、画
質劣化を抑制する画像記録装置及びその制御方法、及び
画像記録システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明の画像記録システムは以下の構
成を備える。
【0009】即ち、ホストデバイスと画像記録装置とを
シリアルバスにより接続した画像記録システムであっ
て、前記画像記録装置は、前記ホストデバイスから前記
シリアルバスを介して転送されてきた画像データを受信
する第1の受信手段と、該受信手段により受信した画像
データに基づいて記録媒体上に画像を記録する画像記録
手段と、画像記録装置における装置情報を取得する情報
取得手段と、該装置情報を前記シリアルバスを介して前
記ホストコンピュータに送信する第1の送信手段と、を
有し、前記ホストデバイスは、画像データを前記シリア
ルバスを介して前記画像記録装置に送信する第2の送信
手段と、前記画像記録装置から前記シリアルバスを介し
て転送されてきた装置情報を受信する第2の受信手段
と、を有し、前記ホストデバイスは、前記画像記録装置
から受信した装置情報に基づいて、前記第2の送信手段
で送信する画像データ量を変更することを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するための一手段と
して、本発明の画像記録装置は以下の構成を備える。
【0011】即ち、搬送手段によって搬送された記録媒
体上に、走査手段によって前記搬送手段による記録媒体
の搬送方向と垂直の方向に前記記録ヘッドを走査するこ
とにより、画像データに応じた画像を記録する画像記録
装置であって、前記記録ヘッドの温度を検知する検知手
段と、前記検知手段により検知された前記記録ヘッドの
温度に応じて、装置の記録速度を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な一実施形態について詳細に説明する。
【0013】<第1実施形態> ●装置本体の概略説明 図1は、本発明の代表的な実施の形態であるインクジェ
ットプリンタIJRAの構成の概要を示す外観斜視図で
ある。図1において、駆動モータ5013の正逆回転に連動
して駆動力伝達ギア5009〜5011を介して回転するリード
スクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッ
ジHCはピン(不図示)を有し、ガイドレール5003に支
持されて矢印a,b方向を往復移動する。キャリッジH
Cには、記録ヘッドIJHとインクタンクITとを内蔵
した一体型インクジェットカートリッジIJCが搭載さ
れている。5002は紙押え板であり、キャリッジHCの移
動方向に亙って記録用紙Pをプラテン5000に対して押圧
する。5007,5008はフォトカプラで、キャリッジのレバ
ー5006のこの域での存在を確認して、モータ5013の回転
方向切り換え等を行うためのホームポジション検知器で
ある。5016は記録ヘッドIJHの前面をキャップするキ
ャップ部材5022を支持する部材で、5015はこのキャップ
内を吸引する吸引器で、キャップ内開口5023を介して記
録ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレー
ドで、5019はこのブレードを前後方向に移動可能にする
部材であり、本体支持板5018にこれらが支持されてい
る。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニングブ
レードが本例に適用できることは言うまでもない。又、
5021は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動し、駆
動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝
達機構で移動制御される。
【0014】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれらの対
応位置で所望の処理が行えるように構成されているが、
周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれば、本
例にはいずれも適用できる。
【0015】なお、上述のように、インクタンクITと
記録ヘッドIJHとは一体的に形成されて交換可能なイ
ンクカートリッジIJCを構成しても良いが、これらイ
ンクタンクITと記録ヘッドIJHとを分離可能に構成
して、インクがなくなったときにインクタンクITだけ
を交換できるようにしても良い。
【0016】図2は、インクタンクとヘッドとが分離可
能なインクカートリッジIJCの構成を示す外観斜視図
である。インクカートリッジIJCは、図2に示すよう
に、境界線Kの位置でインクタンクITと記録ヘッドI
JHとが分離可能である。インクカートリッジIJCに
はこれがキャリッジHCに搭載されたときには、キャリ
ッジHC側から供給される電気信号を受け取るための電
極(不図示)が設けられており、この電気信号によっ
て、前述のように記録ヘッドIJHが駆動されてインク
が吐出される。
【0017】なお、図2において、500はインク吐出口列
である。また、インクタンクITにはインクを保持する
ために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体が設け
られており、そのインク吸収体によってインクが保持さ
れる。
【0018】●制御構成の説明 次に、上述した装置の記録制御を実行するための制御構
成について説明する。
【0019】図3はインクジェットプリンタIJRAの
制御回路の構成を示すブロック図である。制御回路を示
す同図において、1700は1394シリアルバスによる記録信
号の入力及び装置ステータスの出力制御を司るインタフ
ェース、1701はMPU、1702はMPU1701が実行する制
御プログラムを格納するROM、1703は各種データ(上
記記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を保存
しておくDRAMである。MPU1701は、ROM1702に
格納された制御プログラムに従って、後述するように記
録ヘッド1708の昇温が抑制されるような制御を行う。17
04は記録ヘッド1708に対する記録データの供給制御を行
うゲートアレイ(G.A.)であり、ASICにより構成さ
れ、インタフェース1700、MPU1701、RAM1703間の
データ転送制御も行う。1710は記録ヘッド1708を搬送す
るためのキャリアモータ、1709は記録紙搬送のための搬
送モータである。1705は記録ヘッド1708を駆動するヘッ
ドドライバ、1706,1707はそれぞれ搬送モータ1709、キ
ャリアモータ1710を駆動するためのモータドライバであ
る。また、1711は温度センサであり、記録ヘッド1708の
温度を検知する。
【0020】尚、図示してはいないが、記録ヘッド1708
は記録ヘッドのタイプ、即ち、モノクロタイプかカラー
タイプかを示すIDを有しており、該ID用の信号線が
ゲートアレイ1704に接続されている。
【0021】上記制御構成の動作を説明すると、1394シ
リアルバスを介してインタフェース1700に記録信号が入
ると、ゲートアレイ1704とMPU1701との間で記録信号
がプリント用の記録データに変換される。そして、モー
タドライバ1706、1707が駆動されると共に、ヘッドドラ
イバ1705に送られた記録データに従って記録ヘッド1708
が駆動され、記録が行われる。
【0022】●システム構成 図4に、本実施形態におけるシステム構成を示す。本実
施形態のプリンタ200は、そのインタフェース部201を介
して、ホストコンピュータ100のインタフェース部101と
1394シリアルバスにより接続されている。この1394シリ
アルバスの詳細については後述する。
【0023】●印字処理概要 図5は、本実施形態において記録媒体上への印字処理を
行なうための機能構成を示すブロック図である。以下、
同図を参照して、本実施形態の印字処理における、基本
的なデータの流れについて説明する。
【0024】301はホストコンピュータからのデータを
受け取るI/F部である。302は受信バッファであり、I
/F部301で受け取ったデータを格納保持する。303はコ
マンド解析部であり、ホストコンピュータから送られて
きた制御コード、文字コード、ドットパターン等のデー
タを解析する。そして、ホストコンピュータから送られ
てきたデータが文字パターンである場合にはテキストバ
ッファ304にテキスト情報の形式にして格納し、ドット
パターンである場合には描画処理部306に直接データを
受け渡す。305はCGフォント部であり、文字コードを
文字パターンに展開するための文字フォントが格納され
ている。306は描画処理部であり、テキストバッファ304
中のテキスト情報とCGフォント305を参照して、印刷
されるべき文字パターンに展開し、この文字パターンや
上記のドットパターンを印字バッファ307に描画する。
そして描画が完了したら、印字バッファ307に応じた制
御情報を、印字制御部308に提供する。そして印字部309
において、印字制御部309の制御に従って印字動作を行
なう。
【0025】●記録ヘッドの昇温に伴う印字処理 以下、本実施形態の特徴である、記録ヘッド1708の昇温
に伴う印字処理について説明する。
【0026】図6の(a)及び(b)は、本実施形態における
ホストコンピュータ100とプリンタ200との通信の様子を
示す図である。同図において、縦軸が時間軸であり、上
から下方向に時間が経過するとする。また、T1とT2は
経過時間であり、T1<T2である。
【0027】図6の(a)は、上記通信が正常に動作してい
る場合、図6の(b)は、記録ヘッド102の温度上昇によ
り、ホストコンピュータ100からのデータ転送量を減少
させている場合の様子を示す。
【0028】図6の(a)においては、1回のスキャン動作
で1バンド分を記録し、スキャン後は1バンド分の紙送
りを行なうことが分かる。このとき、ホストコンピュー
タ100がプリンタ側から記録完了通知を受け取ってか
ら、次の記録データを転送するまでの経過時間がT1で
ある。尚、ここで1バンド分記録は64ノズル分である
とする。
【0029】一方、図6の(b)においては、やはり1回の
スキャン動作で1バンド分を記録し、1バンド分の紙送
りを行なうが、プリンタ200側から、記録ヘッド1708の
温度が所定値以上に上昇したことを示すヘッド昇温通知
が、ホストコンピュータ100側へ送出された時点から、1
/2バンド分、即ち32ノズル分の記録動作が実行され
る。このとき、ホストコンピュータ100がプリンタ200側
から記録完了通知の直後にヘッド昇温通知を受け取って
から、次の記録データを転送するまでの経過時間がT2
である。即ち、本実施形態においては昇温した記録ヘッ
ド1708の温度を下げるために記録動作に間隔をあける
が、この温度を下げるのに要する時間が時間T2であ
る。尚、記録ヘッド1708が所定温度に下がるまで、ホス
トコンピュータ100からのデータ転送は時間T2の間隔に
よって行われる。
【0030】ここで、本実施形態における記録ヘッド17
08に対する昇温制御の様子を図7に示す。図7は、記録ヘ
ッド1708の温度変化を示すグラフである。同図におい
て、横軸が動作時間、縦軸が温度を示す。同図によれ
ば、記録開始前にa°Cであった記録ヘッド1708に対
し、75°Cがヘッド温度の注意温度で、100°Cが
警告温度である。上述したように、連続した記録動作に
より、記録ヘッド1708の温度が上昇していく。この上昇
の度合は、記録する画像や装置の置かれた環境温度によ
っても若干異なるが、本実施形態のプリンタにおいて
は、記録ヘッド1708が75°Cを超えた時点で、温度上
昇を抑制するための処理を行なう。即ち、図6の(b)に示
した様にホストコンピュータ100にヘッド昇温通知を行
うことによって、ホストコンピュータ100からプリンタ2
00へ転送される画像データ量の半減を要請する。これに
より、記録ヘッド1708における駆動ノズル数が半分で済
むため、図7に示されるように記録ヘッド1708の昇温を
抑制することができる。
【0031】このように本実施形態においては、後述す
る1394シリアルバスによるデータ転送を行なうため、プ
リンタへの同期データ転送中に、プリンタの装置情報等
を非同期に転送することができる。従って、例えばIEEE
1284のような非同期返信により返信の保証が少ない従来
の双方向通信規格に準じたデータ転送を行なう場合より
も、更に容易に双方向通信を行なうことができる。
【0032】図8に、本実施形態において記録媒体上に
形成された画像の様子を示す。図8の(a),(b)は、それ
ぞれ図6の(a),(b)に対応して形成された記録用紙を示
す。
【0033】図8の(a)は、通常の記録を行なった場合を
示し、1バンド分、即ち64ドット単位で記録が行われ
ていることが分かる。
【0034】一方、図8の(b)は、記録ヘッド1708が温度
上昇した場合を示し、途中から1/2バンド分、即ち32
ドット単位で記録が行われていることが分かる。
【0035】本実施形態における紙送りは、搬送モータ
1709により行われるが、本実施形態では、このときの紙
送り量を制御する必要がある。従って本実施形態におい
ては、モータあるいは搬送機構そのものの精度を向上さ
せるために、搬送モータ1709を例えばステッピングモー
タにより構成し、その1周あたりのステップ数を一般的
な値とすることが望ましい。本実施形態においては、搬
送モータ1709として1周64パルスのモータを使用する
とし、その1パルスあたりが1ドットに相当するような
機構となっている。尚、本実施形態における記録用紙上
への画像記録は、360DPIで行われるとする。
【0036】一般に、このようなモータについて1回転
分に満たないパルス数によって回転させる場合、1回転
分の整数分の1のパルス数により回転させることによ
り、回転精度を保つことができる。例えば、1回転分で
ある64パルスに対し、その1/2である32パルスや、1
/4である16パルス等を使用する。従って、本実施形態
において図8の(b)に示すような画像記録を行なう場合、
紙送りを行なう搬送モータ1709のステップ数を32パル
ス、あるいは16パルスとして駆動することで、良好な
画像記録を維持することができる。
【0037】●1394シリアルバス ここで、本実施形態において使用される1394シリアルバ
スについて説明する。図9は、本実施形態におけるイン
ターフェースである、IEEE1394規格を詳細に説明するた
めの図である。
【0038】図9は、同期転送モードと非同期転送モー
ドとを共用した場合の転送例を示す。本実施形態におい
ては、周期的に発生する同期信号に従い、同期データと
非同期データが混在して転送可能であり、非同期データ
の後にはACK信号が続く。即ち、図9に示す例において
は、2つのチャネル分の同期転送の後、非同期転送によ
りACKを含むパケットが転送されている例を示す。非同
期データは、1サイクル時間内において、同期データの
転送終了後、アイドル時間が所定時間に達することによ
って、転送が開始される。尚、本実施形態においては、
同期データとして画像データや画像パラメータが、非同
期データとしてホストコンピュータとプリンタ間のコマ
ンドやステイタス情報が、それぞれ転送される。
【0039】本実施形態においては、同期転送モードに
おける転送周期を例えば8KHzとする。また、1周期あ
たり1チャネルで転送する場合には、4バイトのデータ
が画像データとして送られる。即ち、1チャネルによる
1秒間のデータ転送量は32Kバイトである。従って、
2チャネルを使用して転送をするのであれば、1秒間に
64Kバイトのデータ転送が可能である。
【0040】シリアルタイプのプリンタにより、図8の
(a)で示したような画像記録を行なう場合には、例えば
A4サイズの記録用紙において、1スキャンあたり36
0DPIの解像度では主走査方向に2880ドット、副走
査方向(ノズル列方向)に64ドットが形成され、即
ち、1スキャンあたり23040バイト分の画像データ
が記録される。
【0041】ここで、キャリッジHCが1スキャンあた
りに移動して記録するのに0.5秒を要するとし、同じ
く1スキャンあたりの紙送りを0.1秒で行なうとする
と、データ転送速度の方が記録速度よりも十分に速いた
め、余裕をもった記録動作が可能である。
【0042】一方、図8の(b)に示したように、温度上昇
を防ぐために、1スキャンあたり32ドットのノズル幅
による記録動作を行なう場合には、必要となるデータ転
送量が図8の(a)の半分ですむ。従って、例えば1周期2
チャネルにより転送を行なっていた場合、1チャネルの
みの使用に変更することができる。
【0043】●通信制御 図10は、本実施形態におけるプリンタ200からホストコ
ンピュータ100への、データ送信制御を示すフローチャ
ートである。
【0044】本実施形態のプリンタ200は、まずステッ
プS901において、電源オンによる、あるいはホストコン
ピュータ100との接続によるインタフェース部1700の初
期化処理を行なう。次にステップS902において、ホスト
コンピュータ100に向けた初期化処理を行なう。即ち、
プリンタ200の機能情報及び初期情報等を通知する。こ
こで機能情報とは、プリンタ200本体に装着されている
記録ヘッド1708のタイプや、記録ヘッド1708の温度、ま
た、記録用紙の有無等の情報である。これにより、ホス
トコンピュータ100側においては例えば、記録ヘッド147
08のタイプ情報に基づいて使用可能なノズル数が得られ
るし、また、モノクロタイプであるかカラータイプであ
るかも検知できる。また、プリンタ200の初期情報とし
ては、その動作モード等が通知される。
【0045】次にステップS903において、温度センサ17
11が記録ヘッド1708の温度チェックを行なう。この動作
周期は、例えば画像記録動作中は1秒単位とする。そし
て、記録ヘッド1708の温度が正常ならば、温度が正常で
ある旨を示すステータスをホストコンピュータ100に非
同期転送し、異常であれば昇温を示すステータスを非同
期転送する。
【0046】図11は、本実施形態におけるホストコンピ
ュータ100からプリンタ200への、画像データの送信制御
を示すフローチャートである。
【0047】まずステップS1001において、電源オンに
よる、あるいはプリンタ200との接続による初期化処理
を行なう。次にステップS1002において、プリンタ200に
向けた初期化処理を行なう。即ち、プリンタ200に対し
てその動作モードを設定する。そして、ステップS1003
において記録動作を開始するか否かを判定する。即ち、
プリンタ200からの画像記録準備完了の通知に基づく記
録動作開始指示があれば、次にステップS1004で記録動
作終了か否かを判定する。動作中であれば、ステップS1
005において、プリンタ200から送られてきた記録ヘッド
1708の温度情報をチェックする。その結果、記録ヘッド
1708の温度が正常であれば処理はステップS1006へ進
み、第1の画像転送速度によりプリンタ200へ画像データ
を同期転送する。一方、記録ヘッド1708の温度が異常、
即ち高温であれば、ステップS1007へ進んで、第1の画像
転送速度よりも転送レートの低い第2の画像転送速度に
より、プリンタ200へ画像データを同期転送する。
【0048】以上説明したように本実施形態によれば、
ホストコンピュータ100とプリンタ200とを1394シリアル
バスで接続し、プリンタ200において記録ヘッド1708の
異常な温度上昇が検知された場合に、該昇温を示すステ
ータスをホストコンピュータ100に非同期転送すること
により、以降、同期転送される画像データ量が軽減さ
れ、記録動作速度を低下させることができる。従って、
記録ヘッド1708への負荷が軽減され、記録ヘッド1708の
温度上昇を抑制することができる。
【0049】尚、本実施形態においては2種類の画像転
送速度によりホストコンピュータ100からの画像転送を
行なう例について説明したが、2種類以上の画像転送速
度を用意し、記録ヘッド1708の温度上昇の度合に応じ
て、該複数の転送速度を適切に切り替えても良い。いず
れの場合においても、記録速度に応じた記録用紙の搬送
量をモータ等の精度を考慮して制御することで、良好な
画像を維持することができる。
【0050】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2実
施形態について説明する。
【0051】上述した第1実施形態においては、プリン
タの記録ヘッドの昇温に応じて、画像データの転送量を
減らし、かつ用紙搬送量をも減らす例について説明を行
なった。しかしながら本発明はこの例に限定されるもの
ではなく、画像記録動作における記録ヘッド1708の負荷
が軽減されれば、どのような手段及び方法を用いても良
い。例えば、記録ヘッドの昇温時に、画像データの転送
量はそのままで、用紙搬送速度のみを低下させることに
よっても本発明は実現可能である。この方法は、初期の
温度上昇時や軽度の温度上昇等、昇温抑制の度合が小さ
くて済む場合に有効である。これは、搬送手段である搬
送モータの速度テーブルを複数用意しておき、通常の速
度テーブルと昇温抑制用の速度テーブルとを使い分ける
ことにより、実現できる。
【0052】以下、図12を参照して、第2実施形態にお
ける昇温抑制処理について説明する。尚、第2実施形態
における装置構成等は上述した第1実施形態と同様であ
るため、同一構成については同一符号を参照するとし、
説明を省略する。
【0053】図12に示されるように、通常は搬送速度1
による用紙搬送を行なう。ところが、記録ヘッド1708の
温度上昇が温度センサ1711によって検出され始め、記録
速度を少し遅らせることにより、記録ヘッド1708の昇温
抑制を少しだけ行ないたい場合には、搬送速度1よりも
遅い搬送速度2による用紙搬送を行なう。尚、記録ヘッ
ド1708においては常に64ドット分のノズルが使用され
る。
【0054】例えば、搬送モータ1709による1回の用紙
搬送に要する搬送時間が通常は100msecである場合、
該100msec用の速度テーブル(搬送速度1)と、昇温抑
制のための120msec用の速度テーブル(搬送速度2)を
用意する。これにより、例えば1ページの記録に10回
の用紙搬送が行われる場合には、搬送速度2による搬送
を行なうことにより、1ページの記録時間を200msec
(20msec×10回)分だけ遅らせることができる。
【0055】一般に、記録用紙の搬送速度は、装置の騒
音の重要なパラメータでもある。従って、このような搬
送速度を低下させる方法は、プリンタ200をより低い騒
音レベルで動作させることが好ましい場合に特に有効で
ある。
【0056】また、用紙搬送速度ではなく、記録ヘッド
1708の走査速度を切り替えることによっても、第2実施
形態は同様に実現できる。この例を図13に示す。記録ヘ
ッド1708の走査速度として例えば記録速度1と記録速度2
の2種類を予め備え、昇温時には、より低速である記録
速度2に切り替えれば良い。尚、このような記録速度の
切り替えは、記録ヘッド1708の駆動周波数を記録速度に
応じて変更することにより行なえる。
【0057】また、プリンタ200が記録ヘッドによる片
方向記録のみを行なう構成である場合には、非記録動作
であるキャリッジHCの反転移動時の速度を、通常より
も低い速度に切り変えても良い。
【0058】尚、第2実施形態において説明した速度テ
ーブルとしては、できるだけ装置の騒音レベルが上がら
ないような速度値を予め設定し、例えば装置内のROM
1702に保持していても良いし、又は、更新可能なように
RAM1703に保持しても良い。
【0059】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、記録ヘッド1708の昇温が検知された場合に、記録ヘ
ッド1708による記録速度を低下させることにより、記録
ヘッド1708への負荷が軽減され、温度上昇を抑制するこ
とができる。
【0060】<第3実施形態>以下、本発明に係る第3実
施形態について説明する。尚、第3実施形態における装
置構成等は上述した第1実施形態と同様であるため、同
一構成については同一符号を参照するとし、説明を省略
する。
【0061】上述した第1実施形態においては、記録ヘ
ッド1708の温度をその近傍に備えられたセンサにより検
知する例について説明したが、本発明はこの例に限定さ
れるものではなく、記録ヘッド1708の昇温を検知するこ
とができれば、どのような手段及び方法を用いても良
い。例えば、記録ヘッド1708の温度を記録データに基づ
いて推定することも可能である。
【0062】即ち、記録密度に基づいて、記録ヘッド17
08の温度を算出することができる。例えば、記録ヘッド
1708が100%の記録密度で1秒間駆動すれば、その温
度は1℃上昇し、続いて1秒間駆動を停止すれば、その
温度は0.5℃低下する。このような、記録ヘッド1708
の記録密度に基づく特性を考慮することにより、記録ヘ
ッド1708の温度を算出することが可能である。この温度
算出によれば、センサ1711では検知できないような温度
変化による影響が検知可能となる場合もある。
【0063】本発明のプリンタにおけるシリアルタイプ
の記録方式では、この記録密度の算出は、記録する1バ
ンドについて、印字バッファ307内を複数のブロックに
分割して、吐出するデータと不吐出データとの割合を各
ブロック毎に計算することにより行われる。
【0064】尚、印字密度に応じた記録ヘッド1708の温
度算出を、その吐出割合を10%以下,20%以下,
…,100%以下の10段階に限定することにより、処
理時間を短縮することができる。尚、この印字密度に応
じた記録ヘッドの温度算出処理については、同一出願人
による特開平08-252938号に詳細に記載されている。
【0065】以上説明したように第3実施形態によれ
ば、記録ヘッド1708の温度をその記録密度に基づいて推
定することにより、異常な昇温を検出することができ
る。そして該昇温が検出された際には、上述した第1又
は第2実施形態で示した方法で記録ヘッド1708の負荷を
軽減することにより、記録ヘッド1708の温度上昇を抑制
することができる。
【0066】また、記録ヘッド1708に対して多地点の温
度検出を行なう必要がある場合においても、多くのセン
サを設置する必要がないため、コスト的に有利となる。
【0067】<他の実施形態>なお、以上の実施形態に
おいて、記録ヘッドから吐出される液滴はインクである
として説明し、さらにインクタンクに収容される液体は
インクであるとして説明したが、その収容物はインクに
限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や
耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために
記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがイン
クタンクに収容されていても良い。
【0068】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0069】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニ
ュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデ
マンド型の場合には、液体(インク)が保持されている
シートや液路に対応して配置されている電気熱変換体
に、記録情報に対応していて膜沸騰を越える急速な温度
上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加すること
によって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、
記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的に
この駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気
泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮
により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させ
て、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパ
ルス形状をすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われ
るので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達
成でき、より好ましい。
【0070】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載さ
れているようなものが適している。なお、上記熱作用面
の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細
書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記
録を行うことができる。
【0071】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600
号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。
加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロッ
トを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭
59-123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開
口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59-13846
1号公報に基づいた構成としても良い。
【0072】さらに、プリンタが記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0073】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0074】また、以上説明したプリンタの構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0075】さらに、プリンタの記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0076】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0077】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54-56847号公報あるいは特
開昭60-71260号公報に記載されるような、多孔質シート
凹部または貫通孔に液状または固形物として保持された
状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態とし
てもよい。本発明においては、上述した各インクに対し
て最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するも
のである。
【0078】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0079】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0080】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0081】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0082】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、適
正な画像記録動作を維持しながら、画像記録装置におけ
る記録ヘッドの昇温を抑え、画質劣化を抑制することが
できる。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態であるインクジェット
プリンタの外観斜視図である。
【図2】本実施形態におけるインクカートリッジの構成
を示す外観斜視図である。
【図3】本実施形態のインクジェットプリンタの制御回
路構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態におけるシステム構成を示す図であ
る。
【図5】本実施形態における印字処理の機能構成を示す
ブロック図である。
【図6】本実施形態における記録動作時のホストコンピ
ュータとプリンタ間の通信の様子を示す図である。
【図7】本実施形態における記録ヘッドの昇温制御を示
す図である。
【図8】本実施形態において記録媒体上に形成された画
像の様子を示す図である。
【図9】本実施形態における1394シリアルバスによる転
送例を示す図である。
【図10】本実施形態におけるプリンタからのデータ送信
制御を示すフローチャートである。
【図11】本実施形態におけるホストコンピュータからの
データ送信制御を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る第2実施形態における記録動作時
のホストコンピュータとプリンタ間の通信の様子を示す
図である。
【図13】第2実施形態における記録動作時のホストコン
ピュータとプリンタ間の通信の様子を示す図である。
【符号の説明】
1701 MPU 1702 ROM 1703 DRAM 1704 ゲートアレイ 1705 ヘッドドライバ 1706,1707 モータドライバ 1708 記録ヘッド 1709 搬送モータ 1710 キャリアモータ 1711 温度センサ

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストデバイスと画像記録装置とをシリ
    アルバスにより接続した画像記録システムであって、 前記画像記録装置は、 前記ホストデバイスから前記シリアルバスを介して転送
    されてきた画像データを受信する第1の受信手段と、 該受信手段により受信した画像データに基づいて記録媒
    体上に画像を記録する画像記録手段と、 画像記録装置における装置情報を取得する情報取得手段
    と、 該装置情報を前記シリアルバスを介して前記ホストコン
    ピュータに送信する第1の送信手段と、を有し 前記ホストデバイスは、 画像データを前記シリアルバスを介して前記画像記録装
    置に送信する第2の送信手段と、 前記画像記録装置から前記シリアルバスを介して転送さ
    れてきた装置情報を受信する第2の受信手段と、を有
    し、 前記ホストデバイスは、前記画像記録装置から受信した
    装置情報に基づいて、前記第2の送信手段で送信する画
    像データ量を変更することを特徴とする画像記録システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記画像記録装置においては、前記第1の
    受信手段により受信した画像データ量が変化した場合に
    も、前記画像記録手段は画像記録動作を継続することを
    特徴とする請求項1記載の画像記録システム。
  3. 【請求項3】 前記ホストデバイスにおいては、前記装
    置情報に基づいて、前記第2の送信手段で送信する画像
    データの単位時間あたりの送信量を変更することを特徴
    とする請求項1または2記載の画像記録システム。
  4. 【請求項4】 前記画像記録装置は、複数の記録素子か
    らなる記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と垂直の方向に
    走査することにより、記録媒体上に画像を記録すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録
    システム。
  5. 【請求項5】 前記装置情報は、前記記録ヘッドのタイ
    プ情報やステータス情報を含むことを特徴とする請求項
    4記載の画像記録システム。
  6. 【請求項6】 前記装置情報は、前記記録ヘッドの温度
    が所定値以上となったことを示すヘッド昇温情報を含む
    ことを特徴とする請求項4記載の画像記録システム。
  7. 【請求項7】 前記情報取得手段は、前記記録ヘッドの
    温度を検知する温度センサを含むことを特徴とする請求
    項6記載の画像記録システム。
  8. 【請求項8】 前記情報取得手段は、前記記録ヘッドの
    温度変化を前記画像データに基づいて推定することを特
    徴とする請求項7記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記ホストデバイスは、前記第2の受信手
    段において前記記録ヘッド昇温情報を受信した場合に、
    前記前記第2の送信手段で送信する画像データ量を低減
    することを特徴とする請求項6記載の画像記録システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記第2の送信手段は、画像データを同
    期転送することを特徴とする請求項1記載の画像記録シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記第1の送信手段は、前記装置情報を
    非同期転送することを特徴とする請求項1記載の画像記
    録システム。
  12. 【請求項12】 前記シリアルバスは、IEEE1394規格に適
    合又は準拠するバスであることを特徴とする請求項1乃
    至11のいずれかに記載の画像記録システム。
  13. 【請求項13】 前記シリアルバスは、USB規格に適合又
    は準拠するバスであることを特徴とする請求項1乃至11
    のいずれかに記載の画像記録システム。
  14. 【請求項14】 前記ホストデバイスにおいては、前記装
    置情報に基づいて、前記第2の送信手段で送信する画像
    データについて、転送1回あたりのデータ量、または単
    位時間あたりの転送回数、または転送1回あたりのデー
    タ量と単位時間あたりの転送回数との組み合わせによ
    り、単位時間あたりの送信量を変更することを特徴とす
    る請求項3記載の画像記録システム。
  15. 【請求項15】 前記ホストデバイスにおいては、前記装
    置情報に基づいて、前記第2の送信手段における画像デ
    ータを送信するチャネル数を変更することを特徴とする
    請求項14記載の画像記録システム。
  16. 【請求項16】 前記装置情報は、前記画像記録装置の機
    能情報やステータス情報を含むことを特徴とする請求項
    1記載の画像記録システム。
  17. 【請求項17】 前記画像記録装置の機能情報は装置種別
    や仕様に関する情報であり、ステータス情報は動作状態
    の不具合に関する情報であることを特徴とする請求項16
    記載の画像記録システム。
  18. 【請求項18】 前記画像記録装置の機能情報は、記録ヘ
    ッドの種類やノズル数情報を含むことを特徴とする請求
    項17記載の画像記録システム。
  19. 【請求項19】 前記ホストデバイスにおいては、前記画
    像記録装置における記録速度に基づいて、前記第2の送
    信手段で送信する画像データの単位時間あたりの送信量
    を変更することを特徴とする請求項17記載の画像記録シ
    ステム。
  20. 【請求項20】 前記ホストデバイスにおいては、前記装
    置情報に基づいて、前記第2の送信手段で送信する画像
    データの単位時間あたりの送信量を、所定量に変更する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像記録システム。
  21. 【請求項21】 前記所定量は、画像記録装置の記録機構
    に応じて決定されることを特徴とする請求項20記載の画
    像記録システム。
  22. 【請求項22】 前記所定量は、記録媒体を搬送するため
    の機構に応じて決定されることを特徴とする請求項21記
    載の画像記録システム。
  23. 【請求項23】 前記所定量は、画像記録装置において発
    生する騒音値を最低とするように決定されることを特徴
    とする請求項20記載の画像記録システム。
  24. 【請求項24】 前記ホストデバイスは、前記装置情報に
    基づいて、前記第2の送信手段で送信する画像データの
    内容を変更することを特徴とする請求項1記載の画像記
    録システム。
  25. 【請求項25】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項4記載の画像記録システム。
  26. 【請求項26】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項25記載の画像記録
    システム。
  27. 【請求項27】 搬送手段によって搬送された記録媒体上
    に、走査手段によって前記搬送手段による記録媒体の搬
    送方向と垂直の方向に前記記録ヘッドを走査することに
    より、画像データに応じた画像を記録する画像記録装置
    であって、 前記記録ヘッドの温度を検知する検知手段と、 前記検知手段により検知された前記記録ヘッドの温度に
    応じて、装置の記録速度を制御する制御手段と、を有す
    ることを特徴とする画像記録装置。
  28. 【請求項28】 前記制御手段は、前記検知手段により検
    知された前記記録ヘッドの温度が所定値以上であった場
    合に、記録速度を低下させることを特徴とする請求項27
    記載の画像記録装置。
  29. 【請求項29】 前記制御手段は、前記検知手段により検
    知された前記記録ヘッドの温度が所定値以上であった場
    合に、前記搬送手段における搬送速度を低下させること
    を特徴とする請求項28記載の画像記録装置。
  30. 【請求項30】 更に、前記搬送手段における記録媒体の
    搬送速度を示す速度情報を複数保持する保持手段を有
    し、 前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記記
    録ヘッドの温度が所定値以上であった場合に、前記保持
    手段に保持された複数の速度情報のうち低速な方を選択
    することを特徴とする請求項29記載の画像記録装置。
  31. 【請求項31】 前記制御手段は、前記検知手段により検
    知された前記記録ヘッドの温度が所定値以上であった場
    合に、前記走査手段における走査速度を低下させること
    を特徴とする請求項30記載の画像記録装置。
  32. 【請求項32】 更に、前記走査手段における記録ヘッド
    の走査速度を示す速度情報を複数保持する保持手段を有
    し、 前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記記
    録ヘッドの温度が所定値以上であった場合に、前記保持
    手段に保持された複数の速度情報のうち低速な方を選択
    することを特徴とする請求項31記載の画像記録装置。
  33. 【請求項33】 前記制御手段は、前記検知手段により検
    知された前記記録ヘッドの温度が所定値以上であった場
    合に、前記搬送手段における搬送速度及び前記走査手段
    における走査速度を低下させることを特徴とする請求項
    28記載の画像記録装置。
  34. 【請求項34】 前記検知手段は、前記画像データに基づ
    いて前記記録ヘッドの温度変化を推定することを特徴と
    する請求項27記載の画像記録装置。
  35. 【請求項35】 前記画像データは、外部装置よりシリア
    ルバスを介して転送されることを特徴とする請求項27記
    載の画像記録装置。
  36. 【請求項36】 更に、前記検知手段により検知された前
    記記録ヘッドの温度が所定値以上であった場合に、前記
    外部装置に画像データの転送量を減らすように通知する
    通知手段を有することを特徴とする請求項27記載の画像
    記録装置。
  37. 【請求項37】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項27記載の画像記録装置。
  38. 【請求項38】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項37記載の画像記録
    装置。
  39. 【請求項39】 ホストデバイスと画像記録装置とをシリ
    アルバスにより接続し、該画像記録装置において、ホス
    トデバイスから送信された画像データに基づいて画像記
    録を行なう画像記録システムであって、 画像記録装置における装置情報を取得し、 該装置情報をホストデバイス側に送信し、 ホストデバイス側において前記装置情報に応じて単位時
    間あたりの画像データの送信量を変更し、 記録装置側において画像データ量の変化に応じて継続し
    て記録動作を行なうことを特徴とする画像記録システ
    ム。
  40. 【請求項40】 ホストデバイスと画像記録装置とをシリ
    アルバスにより接続し、該画像記録装置において、ホス
    トデバイスから送信された画像データに基づいて画像記
    録を行なう画像記録システムの制御方法であって、 画像記録装置における装置情報を取得し、 該装置情報をホストデバイス側に送信し、 ホストデバイス側において前記装置情報に応じて単位時
    間あたりの画像データの送信量を変更し、 記録装置側において画像データ量の変化に応じて継続し
    て記録動作を行なうことを特徴とする画像記録システム
    の制御方法。
  41. 【請求項41】 搬送手段によって搬送された記録媒体上
    に、走査手段によって前記搬送手段による記録媒体の搬
    送方向と垂直の方向に前記記録ヘッドを走査することに
    より、画像データに応じた画像を記録する画像記録装置
    の制御方法であって、 前記記録ヘッドの温度を検知し、 前記検知手段により検知された前記記録ヘッドの温度が
    所定値より低ければ第1の速度により記録を行い、所定
    値以上であれば前記第1の速度よりも低速な第2の速度に
    よる記録を行なうことを特徴とする画像記録装置の制御
    方法。
  42. 【請求項42】 ホストデバイスと画像記録装置とをシリ
    アルバスにより接続し、該画像記録装置において、ホス
    トデバイスから送信された画像データに基づいて画像記
    録を行なう画像記録システムの制御方法のプログラムコ
    ードが格納された記憶媒体であって、 該プログラムコードは、 画像記録装置における装置情報を取得するコードと、 該装置情報をホストデバイス側に送信するコードと、 ホストデバイス側において前記装置情報に応じて単位時
    間あたりの画像データの送信量を変更するコードと、 記録装置側において画像データ量の変化に応じて継続し
    て記録動作を行なうコードと、を含むことを特徴とする
    記憶媒体。
  43. 【請求項43】 搬送手段によって搬送された記録媒体上
    に、走査手段によって前記搬送手段による記録媒体の搬
    送方向と垂直の方向に前記記録ヘッドを走査することに
    より、画像データに応じた画像を記録する画像記録装置
    の制御方法のプログラムコードが格納された記憶媒体で
    あって、 該プログラムコードは、 前記記録ヘッドの温度を検知するコードと、 前記検知手段により検知された前記記録ヘッドの温度が
    所定値より低ければ第1の速度により記録を行い、所定
    値以上であれば前記第1の速度よりも低速な第2の速度に
    よる記録を行なうコードと、を含むことを特徴とする記
    憶媒体。
JP10185014A 1998-06-30 1998-06-30 画像記録装置及びその制御方法、及び画像記録システム Withdrawn JP2000020253A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7577748B2 (en) 2004-02-23 2009-08-18 Seiko Epson Corporation Information device and controlling method of the same

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