JPH0628406B2 - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JPH0628406B2
JPH0628406B2 JP60082865A JP8286585A JPH0628406B2 JP H0628406 B2 JPH0628406 B2 JP H0628406B2 JP 60082865 A JP60082865 A JP 60082865A JP 8286585 A JP8286585 A JP 8286585A JP H0628406 B2 JPH0628406 B2 JP H0628406B2
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浩 三谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、支持体(本体ケース)の振動にかかわらず鏡
筒部の振動を極力小さくする防振機構を有する撮影装置
に関するものであり、特に、携帯用のビデオカメラ等に
利用可能な小型軽量の撮影装置を提供するものである。
従来の技術 従来の防振機構には、空気圧や油圧により支持台から定
盤等への振動の伝達を抑制した防振機構が広く利用され
ている。第20図に、このような従来の防振機構の構成
を表わす断面図を示す。
第20図に於いて、定盤501と支持台502の間には
空気室505が形成されており、空気圧縮機504から
管503を通じて圧縮空気が送り込まれる。その結果、
定盤501と支持台502の間にはバネ性の非常に弱い
空気層が形成される。従って、支持台502が大きく振
動しても、定盤501にはその振動がほとんど伝達され
ない。
発明が解決しようとしている問題点 このような従来の防振機構では、圧縮空気を利用してい
るために空気室505が必要であり、形状が大きくな
る。さらに、圧縮機が必要であり、音が大きく、設置面
積も大きくなる。従って、このような従来の防振機構を
携帯用のビデオカメラの防振に使うことはできない。
本発明は、このような点を考慮し、携帯用のビデオカメ
ラにも利用可能な小型軽量で高性能の防振機構を有する
撮影装置を新に開発したものである。
問題点を解決するための手段 本発明の撮影装置では、複数のレンズと撮像素子を搭載
された鏡筒部と、前記撮像素子に得られる電気信号から
画像信号を作り出す画像信号処理手段と、前記鏡筒部へ
の入射光線軸と直交もしくは略直交する回転軸回りに回
動自在に前記鏡筒部を支承する支持体と、前記鏡筒部と
前記支持体の間に取りつけられ、前記鏡筒部を回転駆動
するアクチュエータ手段と、前記鏡筒部と前記支持体の
相対角度を検出する位置検出手段と、前記鏡筒部に取り
つけられ、前記回転軸回りの前記鏡筒部の慣性角速度を
検出する角速度検出手段と、前記位置検出手段の出力信
号と前記角速度検出手段の出力信号を合成する合成手段
と、前記合成手段が出力する合成信号の変動を抑制する
ように前記アクチュエータ手段に電力を供給する駆動手
段と、前記位置検出手段の出力信号が第一の所定の範囲
外になると前記角速度検出手段の利得に比較して前記位
置検出手段の利得を相対的に大きくし、前記角速度検出
手段の出力信号が第三の所定の範囲内になり、かつ、前
記位置検出手段の出力信号が前記第一の所定の範囲より
も狭い第二の所定の範囲内になると前記位置検出手段の
利得を相対的に小さくする検出利得修正手段とを具備す
ることにより、上記の目的を達成したものである。
作用 本発明は、上記の構成にすることによって、鏡筒部と支
持体の相対位置および鏡筒部の角速度を検出し、その両
者の変動を抑制するように鏡筒部をアクチュエータ手段
により駆動・制御し、鏡筒部の振動を大幅に低減したも
のである。さらに、検出利得修正手段によりパンニング
動作時の検出利得を大きくして、パンニング動作におけ
る鏡筒部の動きの遅れを実用上十分に小さくし、鏡筒部
と支持体の衝突を防止している。
実施例 第1図に本発明の実施例を表わす構成図を示す。第1図
において、撮影装置(ビデオカメラ)の鏡筒部1には多
数のレンズ群(図示を省略)と撮像素子41(たとえ
ば、CCD板や撮像管)が取りつけられ、被写体からの
反射光を集光させて撮像素子41に結像させ、電荷信号
(電気信号)に変換する。画像信号処理器42は、撮像
素子41に得られた電荷信号を逐次読み出し、NTSC
方式の画像信号(ビデオ信号)を作り出している。鏡筒
部1と本体ケース2(支持部)の間に配置されたアクチ
ュエータ3は、その回転軸4を回転中心として鏡筒部1
を所定方向(ヨー方向)に回転駆動している(使用状態
において、鏡筒部1はほぼ水平面上を該当方向として回
動自在になされている)。アクチュエータ3の回転軸4
は、鏡筒部1の重心Gを通り、本体ケース2に回転可能
に支承されている。なお、図面では省略したが、本体ケ
ース2にはビデオカメラの操作者が手で支持するグリッ
プ部分を設けてある。
第2図(a),(b),(c)にアクチュエータ3の具体的な構成
を示す。第2図に於いて、マグネット102の強磁性体
製のバックヨーク101は鏡筒部1に取りつけられ、回
転軸4と共に回転する。マグネット102は4極に着磁
され、界磁磁束を発生している。回転軸4の軸受107
が取りつけられたコイルヨーク103には、コイル10
4a,104bとホール素子(感磁素子)5が固着され
ている。本例では、マグネット102が鏡筒部1に取り
つけられ、コイルヨーク103が本体ケース2に取りつ
けられている(なお、この関係が逆になってもよい)。
コイル104aと104bは直列に接続され、端子10
5から106に流れる電流とマグネット102の磁束に
よって回転トルクを発生する。また、ホール素子5はマ
グネット102の磁極の切り換え部分にほぼ対向して配
置され、マグネット102(鏡筒部1の角度位置θ
とコイルヨーク103(本体ケース2の角度位置θ
の相対的な角度位置(θ=θ−θ)に対応した出
力信号を発生する。なお、θは絶対空間の座標系(慣
性座標)からみた回転軸4の回りの鏡筒部1の角度であ
り、θは同じ慣性座標からみた回転軸4の回りの本体
ケース2の角度である。
アクチュエータ3のマグネット102の磁束を検知する
ホール素子5の出力信号aは位置検出器11に入力され
る。第3図に位置検出器11の具体的な構成を示す。ホ
ール素子5の2つの出力端子に得られる直流信号を、演
算増幅器111と抵抗112,113,114,115
からなる差動増幅回路によって所定倍に差動増幅し、第
一の出力信号jを得て、パン開始検出器15に供給して
いる。さらに、抵抗116,117,118,159と
演算増幅器119と光−抵抗変換素子158(たとえば
CdS素子)と発光素子160(たとえばLEDダイオ
ードやランプ)からなる可変増幅回路120によって、
第一の信号jは光−抵抗変換素子158の抵抗値に応じ
た増幅度で増幅され、第二の出力信号cを得ている。な
お、可変増幅回路120の増幅度は、パン開始検出器1
5の信号gによって制御されている。すなわち、信号g
が小さいときには発光素子160の照度は暗くなり、光
−抵抗変換素子158の抵抗値が大きくなり、増幅度は
小さくなる。逆に、信号gが大きくなると発光素子16
0の照度は明るくなり、光−抵抗変換素子158の抵抗
値が小さくなり、増幅度は大きくなる。
また、振動型ジャイロからなる角速度センサ6が、鏡筒
部1に固定部材7によって取りつけられている。角速度
センサ6の検出軸はアクチュエータ3の回転軸4と一致
しており、慣性座標における鏡筒部1の回転軸4の回り
の回転角速度(すなわち慣性角速度)に応動した出力信
号bを出力する。角速度センサ6の出力信号bは角速度
検出器12に入力され、慣性座標からみた鏡筒部1の回
転軸4の回りの角速度ω(すなわち慣性角速度ω
に比例、もしくは角速度ωの所定周波数範囲の成分に
比例した信号dを得ている。第4図に角速度検出器12
の具体的な構成を示す。強制振動回路133は所定周波
数の正弦波発振回路を有し、その発振周波数信号によっ
て角速度センサ6の圧電素子で作られたドライブ・エレ
メント131を強制的に振動させている。圧電素子で作
られたセンス・エレメント132はドライブ・エレメン
ト131と機械的に接触して配置されているので、ドラ
イブ・エレメント131と共に同じ周波数で振動する。
このとき、鏡筒部1が慣性座標において回転軸4の回り
で回転動作すると、力学的なコリオリ力が発生する。コ
リオリ力はセンス・エレメント132の直交する2軸の
角速度の積に比例するので、慣性座標における鏡筒部1
の回転軸4の回りの角速度ωと強制振動による角速度
の積に比例する。センス・エレメント132はコリオリ
力によって機械歪を生じ、圧電作用によって電気信号を
発生する。センス・エレメント132の出力を同期検波
回路134によって強制振動と同じ周波数で同期検波
し、ローパスフィルタ135によって検波出力の低周波
成分(DC〜100Hz程度)を取り出せば、慣性座標に
おける鏡筒部1の回転軸4の回りの角速度ω(すなわ
ち慣性角速度ω)に比例する信号が得られる。
位置検出器11の出力信号cと角速度検出器12の出力
信号dは、合成器13において加算・合成され、合成信
号eを得ている。第5図に合成器13の具体的な構成を
示す。演算増幅器141と抵抗142,143,144
によって構成され、抵抗142,143の抵抗比によっ
て合成比が決まる。
合成器13の出力信号eは駆動器14に入力され、信号
eに比例した電圧信号(もしくは電流信号)fがアクチ
ュエータ3のコイル104a,104bに供給される。
第6図に駆動器14の具体的な構成を示す。演算増幅器
151とトランジスタ154,155と抵抗152,1
53によって電力増幅回路を構成し、信号eを所定倍に
増幅した電圧信号fを出力する。
パン開始検出器15は、鏡筒部1と本体ケース2の相対
角度に対応した位置検出器11の出力信号jによって、
パンニング動作の開始を検出し、パンニングが開始され
るとパン開始信号pを“H”から“L”にする(ここ
に、“H”は高電位状態を表わし、“L”は低電位状態
を表わす)。第7図にパン開始検出器15の具体的な構
成を示す。コンパレータ162,163と基準電圧源1
64,165とアンド回路166からなるウインド・コ
ンパレータ回路161によって、位置検出器11の出力
信号jからコンパレート信号pを得て、パン開始信号と
して出力する。信号pは、鏡筒部1と本体ケース2の相
対角度θが第一の所定の範囲内(|θ|≦θh1
に在る時に“H”となり、θが第一の所定の範囲外
(θh1<|θ|≦θh2)になると“L”になる。
第10図に信号pと相対角度θの関係を示す。なお、
θh2は可動限界の端であり、|θ|=θh2は鏡筒
部1と本体ケース2の衝突を意味する。
パン終了検出器16は、鏡筒部1と支持体2の相対角度
θと慣性座標からみた鏡筒部1の角速度ωによっ
て、パンニング動作の終了を検出し、パンニングが終了
するとパン終了信号hを“L”から“H”にする(パン
ニング動作中に信号hは“L”になっている)。第8図
にパン終了検出器16の具体的な構成を示す。コンパレ
ータ181,182と基準電圧源183,184とアン
ド回路185からなる第一のウインド・コンパレータ回
路186によって、角速度検出器12の出力信号dから
第一のコンパレート信号uを得ている。信号uは、鏡筒
部1の角速度ωが所定の範囲内(|ω|≦ωm1
に在る時に“H”となり、ωが所定の範囲外(ωm1
<|ω|)になると、“L”になる。第11図(a)に
信号uと角速度ωの関係を示す。
同様に、コンパレータ187,188と基準電圧源18
9,190とアンド回路191からなる第二のウインド
・コンパレータ回路192によって、位置検出器11の
出力信号jから第二のコンパレート信号vを得ている。
信号vは、鏡筒部1と本体ケース2の相対角度θが第
二の所定の範囲内(|θ|≦θh3)に在る時に
“H”となり、θが第二の所定の範囲外(θh3<|
θ|)になると“L”になる。第11図(b)に信号v
と相対角度θの関係を示す。なお、第二の所定の範囲
は第一の所定の範囲に含まれるようにされている。すな
わち、θh3<θh1
パン終了検出器16は、アンド回路193によって信号
uと信号vの論理積をとることにより、パン終了信号h
を作り出している。従って、鏡筒部1の角速度ωが所
定の範囲内にあり、かつ、鏡筒部1と支持体2の相対角
度θが第二の所定の範囲内にある時に、パン終了信号
hは“H”となる。これ以外の時には、パン終了信号h
は“L”となっている。
パン開始信号pとパン終了信号hは、利得変更器17に
入力される。第9図に利得変更器17の具体的な構成を
示す。パン開始信号pは、インバータ回路167とナン
ド回路168,169からなるフリップフロップ170
のセット信号として入力され、信号pが“L”になると
フリップフロップ170はセットされ、その出力信号q
は“H”となる。また、パン終了信号hはフリップフロ
ップ170のリセット信号として入力され、信号hが
“H”になるとフリップフロップ170はリセットさ
れ、出力信号qは“L”になる。
フリップフロップ170の出力信号qは、インバータ回
路171,抵抗172,トランジスタ173を介して、
コンデンサ174,抵抗175,176からなる時定数
回路177に入力される。従って、信号qが“L”のと
きにはトランジスタ173がオンになり、コンデンサ1
74の電荷は抵抗176を通じて放電され、電圧信号r
は小さくなる(抵抗176の抵抗値は抵抗175の抵抗
値よりも十分小さい)。また、信号qが“H”になると
トランジスタ173はオフになり、コンデンサ174は
抵抗175を通じて充電され、電圧信号rは+12Vま
で大きくなる。電圧信号rは演算増幅器178からなる
バッファ回路を介して、利得変更信号gとして出力さ
れ、位置検出器11の可変増幅回路120に供給され
る。
なお、パン開始検出器15とパン終了検出手段16と利
得変更器17によって、検出利得修正手段を構成してい
る。
次に、本撮影装置の防振特性について説明する。第12
図の制御ブロック図において、慣性座標からみた鏡筒部
1の角度θと本体ケース2の角度θの相対的な角度
θ=θ−θは、アクチュエータ3のマグネット1
02の磁界を検知するホール素子5によって簡単に検出
される。ホール素子5と位置検出器11はブロック20
4で表わされ、θのB倍の信号c(位置検出器11の
出力信号)を得る。一方、慣性座標からみた鏡筒部1の
角速度ωは角速度センサ6と角速度検出器12によっ
て検出され、ブロック205と206の縦続接続によっ
て表わされる。すなわち、角速度センサ6と同期検波回
路134によってωの−A倍された信号を検出し(ブ
ロック205)、ローパスフィルタ135によって
=ω/2π=100Hz以上の高周波のリップル電圧が低
減・除去され(ブロック206)、ωの変動の必要な
周波数成分(DC〜100Hz)の信号dが取り出されて
いる。信号cと信号dは加算点208(合成器13)に
おいて加算・合成され、信号eを得る。駆動器14に対
応したブロック209において、信号eはC倍に増幅さ
れ、電圧信号fを得る。アクチュエータ3に対応したブ
ロック210において、電圧信号fはトルクTmに変換さ
れる。ここに、Rはコイル104aと104bの合成抵
抗値であり、Ktはトルク定数である。ブロック201は
鏡筒部1の機械的な慣性モーメントJmによるトルクTmか
ら角速度ωへの伝達を表わし、ブロック202はω
とθの関係を表わす。ここに、sはラプラス演算子を
意味している。
いま、角速度ωから信号dまでの伝達関数の内で周波
数に関係する項(ブロック206)を F(s)={ω/(s+ω)}……(1) とおき、 D=C・(Kt/R)・(1/Jm)……(2) とすると、θからθへの伝達関数は G(s)=θ/θ =(B・D)/{s・s+F(s)・A・D・s+B・
D} ……(3) となる。ここで、 ω=2π・ =B/A……(4) ω=2π・ =A・D……(5) とおくときに、 ω=2π・≪ω=2π・……(6) ω=2π・≫ω……(7) となしている。実際には、=0.1Hz,=10Hz,
=100Hzにしている。
このようにするならば、からの周波数範囲にお
いてF(jω)=1となるので、周波数伝達関数G(j
ω)の折線近似ボード特性は第13図のようになる。す
なわち、慣性座標における本体ケース2の回転角θ
対する鏡筒部1の回転角θの伝達特性G(jω)は、
第一の折点周波数以下の周波数範囲においては1(O
dB)となり(線)、以上で第二の折点周波数
以下の周波数範囲では−6dB/octで減衰し(線)、
以上の周波数範囲では−12dB/octで減衰してる(線
)(このような特性は、≧6・≧3・
とすれば得られる)。第13図より、以上の周
波数範囲においてθの振動からθの振動への伝達量
は小さくなる。その程度は、OdB(線)と特性線の間
の差ZdBによって表わされる。
第14図に防振機構のない撮影装置(ビデオカメラ)の
撮影時における該当方向(ヨー方向)の本体ケースの回
転角θの変動の測定結果を示す(使用状態において、
鏡筒部をほぼ水平面上とした時の変動のスペクトラム分
析である)。これは、操作者が撮影装置を手に持ちなが
ら大地に静止し、静止した被写体を撮影した時の本体ケ
ース2の回転角θの変動に対応する。これをみると、
0.5Hz〜5Hzの範囲の変動が大きいことがわかる。従っ
て、本撮影装置の防振特性を第13図のごとき特性にす
れば、本体ケース2の回転角θの変動にかかわらず鏡
筒部1の回転角θはほとんど変動しなくなり、撮影画
面の変動が著しく小さくなることがわかる。すなわち、
安定した見やすいビデオ撮影が可能になる。特に、
≦0.5Hz,≧5Hzにすれば、その効果が得られる。
さらに、本実施例ではパン開始検出器15とパン終了検
出器16と利得変更器17による検出利得修正手段を有
しているので、本撮影装置で高速のパンニング動作を行
なっても、鏡筒部1と本体ケース2の衝突を防止でき
る。次に、これについて説明する。
撮影装置(ビデオカメラ)によって動いている被写体を
撮影するときには、操作者は自分を回転軸として回転し
ながら被写体を撮影画面から外れないようにする(この
ような動作をパンニング動作と言う)。パンニング動作
時には、撮影装置は慣性座標においてヨー方向に回転し
ていることになる。このとき、本撮影装置は第13図の
ごとき特性の防振動作をおこなっているので、本体ケー
ス2の回転角θの増加に対して鏡筒部1の回転角θ
追従動作はかなり遅れる。まず、位置検出器11の検出
利得Bが一定の場合の欠点について説明する。第13図
および(4)式から理解されるように、検出利得Bが小さ
い程が小さくなり、防振特性が良くなるために、B
をかなり小さく選定する必要がある。ところが、位置検
出器11の検出利得Bを小さくすると、アクチュエータ
3の発生トルクTmはたかだかB・θh2に対応する程度
の小さなトルクしか発生できなかった。アクチュエータ
3の発生トルクTmが小さければ鏡筒部1の加速度が小さ
くなり、パンニング動作による本体ケース2の回転角θ
の増加に対して鏡筒部1の回転角θの増加が大幅に
遅れるようになる。その結果、本体ケース2と鏡筒部1
が可動限界端(|θ|=θh2)において衝突し、操
作者に衝突による衝撃力が感じられた。このような衝突
は、撮影装置の破損を招き易くすると共に、操作者に不
快感を与えるものであり、極力避けなければならない。
本実施例では、パン開始検出器15によってパンニング
動作の開始を検出し、利得変更器17によってパンニン
グ動作時には位置検出器11の可変増幅回路120の増
幅度を大きくしている。これにより、ホール素子5と位
置検出器11による検出利得Bが大きくなり、アクチュ
エータ3の発生トルクTmも大きくなり、パンニング動作
による本体ケース2の回転角度θの増加に十分追随し
て鏡筒部1を加速することができる。その結果、鏡筒部
1と本体ケース2の衝突は防止できる。
次に、これについてより詳細に説明する。パン開始検出
器15は、位置検出器11の第一の出力信号jによって
鏡筒部1と本体ケース2の相対角度θが第一の所定の
範囲内にあるか否かを検出している。パンニング動作を
していない時には、相対角度θは第一の所定の範囲内
において微少な変動をしている。このとき、パン開始検
出器15のウインド・コンパレータ回路161のパン開
始信号pは“H”となっている。また、利得変更器17
のフリップフロップ170の信号qは“L”にあり、時
定数回路177の信号rおよび出力信号gの電圧も小さ
い。従って、位置検出器11の可変増幅回路120の発
光素子160の照度が小さく、光−抵抗変換素子158
の抵抗値が大きく、可変増幅回路120の増幅度は小さ
くなる。すなわち、検出利得Bは小さくなっている。従
って、良好な防振作用を行ない(が十分小さい)、
本体ケース2の角度θの変動にかかわらず鏡筒部1の
角度θの変動は十分に小さくなっている。このような
状態においてパンニング動作が開始されたとすると、本
体ケース2の角度θの増加にもかかわらず鏡筒部1の
角度θは変化しないので、相対角度θの絶対値は増
加し、それに対応して位置検出器11の出力信号jが変
化していく。その結果、相対角度θは第一の所定の範
囲外になり、パン開始検出器15のパン開始信号pは
“L”に変わる。パン開始信号pが“L”になると利得
変更器17のフリップフロップ170の出力信号qは
“H”になり、トランジスタ173がオフになり、時定
数回路177のコンデンサ174が抵抗175によって
充電され、電圧信号rおよび出力信号gは所定の時定数
により徐々に大きくなる。これに伴って、位置検出器1
1の可変増幅回路120の発光素子160の照度が徐々
に大きくなり、光−抵抗変換素子158の抵抗値が徐々
に小さくなり、その増幅度は徐々に大きくなる。すなわ
ち、相対角度θから信号cまでの検出利得Bが徐々に
大きくなる。従って、アクチュエータ3の発生トルクTm
が大きくなり、鏡筒部1は十分大きな加速度によって加
速され、パンニング動作による本体ケース2の角度θ
の増加にほぼ追従して鏡筒部1の角度θが増加する。
その結果、鏡筒部1と本体ケース2の衝突は防止され
る。
パンニング動作が終了した後に、撮影装置の操作者は通
常の静止した被写体の撮影に移る。このとき、パン開始
検出器15および利得変更器17の動作によって可変増
幅回路120の増幅度を最大の状態にしたままにする
と、検出利得Bが大きくなりすぎているので、(4)式の
はかなり大きくなっている(>1Hz)。従っ
て、第13図から理解されるように、防振特性の効果は
大幅に悪化している。本実施例では、パン終了検出器1
6によってパンニング動作の終了を検出し、位置検出器
11の可変増幅回路120の増幅度を元の小さな値に戻
している。
これについて説明する。パン終了検出器16は、慣性座
標からみた鏡筒部1の角速度ωが所定の範囲内にある
か否かを角速度検出器12の出力信号dにより検出し、
かつ、鏡筒部1と支持体2の相対角度θが第二の所定
の範囲内にあるか否かを位置検出器11の出力信号jに
より検出し、両者がその範囲内に在るときにパン終了信
号hを“H”にする。パンニング動作中は、位置検出器
11の検出利得Bが大きくなっているので、パンニング
による本体ケース2の角度θの増加に追従して鏡筒部
1の角度θも増加する。すなわち、鏡筒部1の角速度
ωはパンニングによる(慣性座標からみた)本体ケー
ス2の角速度に一致もしくは略一致している。従って、
鏡筒部1の角速度ωは所定の範囲外にあり、パン終了
検出器16のパン終了信号hは“L”になっている。パ
ニング動作が終了すると、本体ケース2の角度θが変
化しなくなるので、鏡筒部1の角度θもθに一致し
た値に留まろうとする。これに伴って、鏡筒部1の角速
度ωは所定の範囲内の小さな値もしくは0になり、か
つ、相対角度θも小さな値に落ち着いていく。従っ
て、角速度検出器12の出力信号dおよび位置検出器1
1の出力信号jによってパンニングの終了を検出するこ
とができる。すなわち、鏡筒部1の角速度ωが所定の
範囲内になり、かつ、鏡筒部1と支持体2の相対角度θ
が第二の所定の範囲内になると、パン終了検出器16
のパン終了信号hは“H”に変わる。このとき、相対角
度θの第一の所定の範囲は第二の所定の範囲を含んで
いるので、パン開始検出器15のパン開始信号pは
“H”になっている。従って、パン終了検出器16の出
力信号hが“L”から“H”に変わると、利得変更器1
7のフリップフロップ170の出力信号qも“H”から
“L”に変わる。これに伴って、トランジスタ173が
オンになり、時定数回路177のコンデンサ174の電
荷は抵抗176を介して放電され、電圧信号rおよび出
力信号gが徐々に小さくなる。その結果、位置検出器1
1の可変増幅回路120の発光素子160の照度が徐々
に小さくなり、光−抵抗変換素子158の抵抗値が徐々
に大きくなり、その増幅度が徐々に小さくなる。すなわ
ち、相対角度θから信号cまでの検出利得Bが徐々に
小さくなり、元の小さな値になる。その結果、本撮影装
置の防振特性は良好な状態に戻り、本体ケース2の角度
θの変動に対して鏡筒部1の角度θはほとんど変動
しなくなる。
以後、次のパンニング動作の開始検出,制御動作,終了
検出については、前述の動作を繰り返している。
なお、前述の実施例では、位置検出器に可変増幅回路を
設け、パンニング動作中はその増幅度を大きくしたが、
本発明はそのような場合に限らない。たとえば、合成器
の入力側の抵抗値(位置検出器の信号の入力抵抗)を変
化させるようにしても良く、本発明に含まれることは言
うまでもない。
第15図に本発明の他の実施例の構成を示す。本実施例
では、位置検出器11の出力信号cによってパンニング
動作の開始を検出することにより、検出利得修正手段の
パン開始検出器15′やパン終了検出器16′や利得変
更器17′の構成を簡単にしている。その他の構成およ
び動作は、前述の実施例と同様であり、説明を省略する
(同一の部品については同じ番号を付した)。
パン開始検出器15′は、鏡筒部1と本体ケース2の相
対角度に対応した位置検出器11の出力信号cによっ
て、パンニング動作の開始を検出し、パンニングが開始
されるとパン開始信号p′を“H”から“L”にする
(ここに、“H”は高電位状態を表わし、“L”は低電
位状態を表わす)。第16図にパン開始検出器15′の
具体的な構成を示す。コンパレータ162,163と基
準電圧源164,165とアンド回路166からなるウ
インド・コンパレータ回路161によって、位置検出器
11の出力信号cからコンパレート信号p′を得て、パ
ン開始信号として出力する。位置検出器11の可変増幅
回路120の増幅度が小さい時には、信号p′は鏡筒部
1と本体ケース2の相対角度θが第一の所定の範囲内
(|θ|≦θh1)に在る時に“H”となり、θ
第一の所定の範囲外(θh1<|θ|θh2)になる
と信号p′は“L”になる。第19図(a)に、このとき
のパン開始信号p′と相対角度θの関係を示す。な
お、θh2は可動限界の端であり、|θ|=θh2
鏡筒部1と本体ケース2の衝突を意味する。
位置検出器11の可変増幅回路120の増幅度が大きく
なると、鏡筒部1と支持体2の相対角度θから位置検
出器11の信号cまでの検出利得が大きくなる。従っ
て、パン開始検出器15′の信号p′は相対角度θ
第二の所定の範囲内(|θ|≦θh3)に在る時に
“H”となり、θが第二の所定の範囲外(θh3<|
θ|≦θh2に在ると信号p′は“L”になる。第1
9図(b)に、このときの信号p′と相対角度θの関係
を示す。なお、第二の所定の範囲は第一の所定の範囲に
含まれている(θh3<θh1)。すなわち、パン開始
検出器15′の動作にヒステリシス特性を持たせてい
る。
パン終了検出器16′は、慣性座標からみた鏡筒部1の
角速度ωによってパンニング動作の終了を検出し、パ
ンニングが終了するとパン終了信号h′を“L”から
“H”にする。第17図にパン終了検出器16′の具体
的な構成を示す。コンパレータ181,182と基準電
圧源183,184とアンド回路185からなるウイン
ド・コンパレータ回路186によって、角速度検出器1
2の出力信号dからパン終了信号h′を得ている。信号
h′は、鏡筒部1の角速度ωが所定の範囲内(|ω
|≦ωm1)に在る時に“H”となり、ωが所定の範
囲外(ωm1<|ω|)になる“L”になる。信号
h′と角速度ωの関係は、第11図(a)の信号hと角
速度ωの関係と同じである。
パン開始信号p′とパン終了信号h′は、利得変更器1
7′に入力される。第18図に利得変更器17′の具体
的な構成を示す。パン開始信号p′は、ナンド回路16
8,169,301からなるセット優先型のフリップフ
ロップ170′のセット信号として入力され、信号p′
が“L”になるとフリップフロップ170′はセットさ
れ、その出力信号q′は“H”となる。また、パン終了
信号h′はフリップフロップ170′のリセット信号と
して入力され、信号p′が“H”の時に信号h′が
“H”になるとフリップ170′はリセットされ、出力
信号q′は“L”になる。
フリップフロップ170′の出力信号q′は、インバー
タ回路171,抵抗172,トランジスタ173を介し
て、コンデンサ174,抵抗175,176からなる時
定数回路177に入力される。従って、信号q′が
“L”のときにはトランジスタ173がオンになり、コ
ンデンサ174の電荷は抵抗176を通じて放電され、
電圧信号r′は小さくなる(抵抗176の抵抗値は抵抗
175の抵抗値よりも十分小さい)。また、信号q′が
“H”になるとトランジスタ173はオフになり、コン
デンサ174は抵抗175を通じて充電され、電圧信号
r′は+12Vまで大きくなる。電圧信号r′は演算増
幅器178からなるバッファ回路を介して、利得変更信
号g′として出力され、位置検出器11の可変増幅回路
120に供給される。
本実施例におけるパンニング動作の開始の検出と利得の
変更とパンニング動作の終了の検出について説明する。
まず、パンニング動作を行なっていない時には、位置検
出器11の可変増幅回路120の増幅度は小さいから、
相対角度θから位置検出器11の信号cまでの検出利
得Bは小さくなっている。従って、第13図および(4)
式のが小さく良好な防振動作を行なっている。
このような状態からパンニング動作を行なうと、鏡筒部
1の角度θの増加に対して本体ケース2の角速度θ
はかなり遅れるので、相対角度θの絶対値が大きくな
り、第一の所定の範囲外になる。従って、パン開始検出
器15′のパン開始信号p′は“H”から“L”に変わ
る。信号p′が“L”になると、利得変更器17′のフ
リップフロップ170′がセットされ、信号q′は
“L”から“H”に変わる。これに伴って、トランジス
タ173がオフになり、時定数回路177のコンデンサ
174が抵抗175を介して充電され、電圧信号r′お
よび利得変更信号g′が徐々に大きくなる。利得変更信
号g′の増大に伴って位置検出器11の可変増幅回路1
20の増幅度が大きくなる。すなわち、検出利得Bが大
きくなる。従って、アクチュエータ3の発生トルクTmが
大きくなり、本体ケース2の角度θの増加に追随する
ように鏡筒部1が加速され、鏡筒部1と本体ケース2の
衝突が防止される。
パニング動作が終了すると、本体ケース2の角度θ
ほとんど変化しなくなるから、鏡筒部1の角速度ω
所定の範囲内もしくは0になり、パン終了検出器16′
のパン終了信号h′は“L”から“H”に変わる。一
方、位置検出器11の検出利得が大きくなっているため
に、パン開始検出器15′の信号p′と相対角度θ
関係は第19図(b)に示すようになっている。従って、
パン開始信号p′は、相対角度θが第二の所定の範囲
内(|θ|≦θh3)になった時に“L”から“H”
に変わる。利得変更器17′のフリップフロップ17
0′は、パン開始信号p′が“H”の時にパン終了信号
h′が“H”になるとリセットされ、信号q′は“L”
に変わる。すなわち、鏡筒部1の角速度ωが所定の範
囲内にあり、かつ、相対角度θが第二の所定の範囲内
に在る時に信号q′は“L”になる。信号q′が“L”
になると、トランジスタ173がオンになり、コンデン
サ174の電荷は抵抗176を介して放電され、電圧信
号r′および利得変更信号g′は徐々に小さくなってい
く。従って、位置検出器11の可変増幅回路120の増
幅度は小さくなり、検出利得Bも小さくなり、良好な防
振動作に戻っていく。
なお、前述の実施例では位置検出器に可変増幅回路を設
けて検出利得を変化させたが、本発明はそのような場合
に限らず、たとえば、ホール素子のバイアス電流を変え
るようにしてもよい。
前述の各実施例に示すように本発明の撮影装置の防振機
構は、空気室が不要であり、小型軽量化が可能である。
また、センサの個数も少なく、コストも安い。さらに、
アクチュエータのマグネットの磁界を検知するホール素
子(感磁素子)によって相対的な位置検出を行なってい
るので、構成が簡単であり、部品点数も少ない。なお、
マグネットの磁界の検知にはホール素子に限らず、磁気
抵抗素子や過飽和リアクトルを使用しても良い。さら
に、パン開始検出器やパン終了検出器や利得変更器によ
り簡単に検出利得修正手段を構成することができ、パン
ニング動作における鏡筒部と支持体との衝突も防止でき
る。もちろん、本撮影装置の応用範囲はビデオカメラに
限定されるものではない。その他、本発明の主旨を変え
ずして種々の変更が可能である。
発明の効果 本発明の撮影装置は、鏡筒部と支持体の相対位置および
鏡筒部の角速度を検出することにより、その両者の変動
を抑制するように鏡筒部をアクチュエータ手段により、
駆動・制御し、鏡筒部の振動を大幅に低減したものであ
る。さらに、検出利得修正手段を設け、鏡筒部と支持体
の衝突も防止している。従って、本発明に基づき、たと
えばビデオカメラを構成するならば、簡単に小型軽量・
高性能の防振機構付きビデオカメラを得る事ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例による撮影装置の構成図、第
2図(a),(b),(c)は第1図のアクチュエータの具体的な
構成を表わす図、第3図は第1図の位置検出器の具体的
な構成を表わす図、第4図は第1図の角速度検出器の具
体的な構成を表わす図、第5図は第1図の合成器の具体
的な構成を表わす図、第6図は第1図の駆動器の具体的
な構成を表わす図、第7図は第1図のパン開始検出器の
具体的な構成を表わす図、第8図は第1図のパン終了検
出器の具体的な構成を表わす図、第9図は第1図の利得
変更器の具体的な構成を表わす図、第10図はパン開始
検出器の検出特性を表わす図、第11図(a),(b)はパン
終了検出器の検出特性を表わす図、第12図は防振機構
のブロック図、第13図はθからθへの周波数伝達
関数G(jω)を表わす図、第14図はθの変動の様
子を表わす図、第15図は本発明の他の実施例を表わす
構成図、第16図は第15図のパン開始検出器の具体的
な構成を表わす図、第17図は第15図のパン終了検出
器の具体的な構成を表わす図、第18図は第15図の利
得変更器の具体的な構成を表わす図、第19図(a),(b)
はパン開始検出器の検出特性を表わす図、第20図は従
来の防振機構例を表わす構成図である。 1……鏡筒部、2……本体ケース(支持体)、3……ア
クチュエータ、4……回転軸、5……ホール素子(感磁
素子)、6……角速度センサ、7……固定部材、11…
…位置検出器、12……角速度検出器、13……合成
器、14……駆動器、15,15′……パン開始検出
器、16,16′……パン終了検出器、17,17′…
…利得変更器、41……撮像素子、42……画像信号処
理器、G……鏡筒部1の重心。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のレンズと撮像素子を搭載された鏡筒
    部と、前記撮像素子に得られる電気信号から画像信号を
    作り出す画像信号処理手段と、前記鏡筒部への入射光線
    軸と直交もしくは略直交する回転軸回りに回動自在に前
    記鏡筒部を支承する支持体と、前記鏡筒部と前記支持体
    の間に取りつけられ、前記鏡筒部を回転駆動するアクチ
    ュエータ手段と、前記鏡筒部と前記支持体の相対角度を
    検出する位置検出手段と、前記鏡筒部に取りつけられ、
    前記回転軸回りの前記鏡筒部の慣性角速度を検出する角
    速度検出手段と、前記位置検出手段の出力信号と前記角
    速度検出手段の出力信号を合成する合成手段と、前記合
    成手段が出力する合成信号の変動を抑制するように前記
    アクチュエータ手段に電力を供給する駆動手段と、前記
    位置検出手段の出力信号が第一の所定の範囲外になると
    前記角速度検出手段の利得に比較して前記位置検出手段
    の利得を相対的に大きくし、前記角速度検出手段の出力
    信号が第三の所定の範囲内になり、かつ、前記位置検出
    手段の出力信号が前記第一の所定の範囲よりも狭い第二
    の所定の範囲内になると前記位置検出手段の利得を相対
    的に小さくする検出利得修正手段とを具備する撮影装
    置。
  2. 【請求項2】検出利得修正手段は、位置検出手段の出力
    信号が第一の所定の範囲外になるとパン開始信号を出力
    するパン開始検出手段と、角速度検出手段の出力信号が
    第三の所定の範囲内にあり、かつ、前記位置検出手段の
    出力信号が第二の所定の範囲内にあるときにパン終了信
    号を出力するパン終了検出手段と、前記パン開始信号に
    より前記位置検出手段の利得を相対的に大きくし、前記
    パン終了信号により前記位置検出手段の利得を相対的に
    小さくする利得変更手段を有することを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の撮影装置。
JP60082865A 1985-04-18 1985-04-18 撮影装置 Expired - Lifetime JPH0628406B2 (ja)

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JP60082865A JPH0628406B2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18 撮影装置
US06/851,528 US4713697A (en) 1985-04-18 1986-04-14 Camera apparatus
KR1019860002995A KR900009060B1 (ko) 1985-04-18 1986-04-18 촬영장치
DE19863687473 DE3687473T2 (de) 1985-04-18 1986-04-18 Kameraanordnung.
EP86302951A EP0200442B1 (en) 1985-04-18 1986-04-18 Camera apparatus

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JP60082865A JPH0628406B2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18 撮影装置

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