JPH0628377Y2 - パワ−ステアリング用制御バルブの取付構造 - Google Patents

パワ−ステアリング用制御バルブの取付構造

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JPH0628377Y2
JPH0628377Y2 JP10818086U JP10818086U JPH0628377Y2 JP H0628377 Y2 JPH0628377 Y2 JP H0628377Y2 JP 10818086 U JP10818086 U JP 10818086U JP 10818086 U JP10818086 U JP 10818086U JP H0628377 Y2 JPH0628377 Y2 JP H0628377Y2
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JP
Japan
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power steering
oil
control valve
valve body
mounting
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JP10818086U
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耕一 大野
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車速に応じてパワーステアリングに供給する
オイルの流量及び圧力を調整するパワーステアリング用
制御バルブの取付構造に関する。
〔従来の技術〕 パワーステアリングを装着した車両では、高速走行時に
ハンドルが軽すぎ、運転操作に不都合が生ずることがあ
る。そこで、例えば、油圧回路途中にパワーステアリン
グ用制御バルブを設け、車速に応じてパワーステアリン
グ本体に供給するオイルの流量,圧力を調整して操舵力
を変えられる車速感応式パワーステアリング装置が使用
されている。
第2図は、車速感応式パワーステアリング装置の油圧回
路Cを示すもので、車速センサ5で検出した車速に応じ
て制御信号をだすコントローラ22を介してパワーステ
アリング用制御バルブ23(図中カッコで示し、構造は
第4図で図示)のプランジャ23aを作動させ、その流
入路23bから流出路23cの間の連通孔23dを絞る
ことによりオイルの流量,圧力(戻り口23eからオイ
ルをオイルタンクに戻すことにより減圧する)を調整す
るようになっている。
第3図は、パワーステアリング用制御バルブ23を取付
ブラケット24に装着した状態を示す。
取付ブラケット24(ブラケット本体)は、コ字形の主
断面部24aの両側に基部24b,24bを有し、シャ
シフレーム(図示せず)に取り付けられている。そし
て、上記制御バルブ23のオイルの入力方向はブラケッ
ト本体24の基部24b,24bの方向と同一方向とな
っている。
ここで、パワーステアリング用制御バルブ23を直接シ
ャシフレームに取り付けずあえて取付ブラケット24に
取り付け、コ字形の主断面部24aの両側に基部24
b,24bを有する形状に構成しているが、これは、
エンジンとパワーステアリングのギアーボックスの間の
空間を有効に使うレイアウトの要請のため、ラジエー
タの前面にパワーステアリング用制御バルブ23を配置
させて冷却風により高温のオイルを冷却するため、冷
却することによりオイルの劣化を防止するためである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記制御バルブ23でオイルの流量,圧力を
切り換える時、この制御バルブ23は連通孔23dの絞
り部分をオイルが通過するため、オイルの粘性と通路の
絞り効果によってFなる油圧反力を受ける。そして、こ
の油圧反力Fの作用線と制御バルブの取付面23fとは
距離Lが存在するためにM=F・Lなるモーメントを受
ける。このモーメントMにより制御バルブ23は回転変
位し、取付ブラケット24が変形するので、上記制御バ
ルブ23の両端に装着されている油圧配管(図示せず)
が振動し、振動による異音が発生することがある。この
ようなオイル自体の圧力変化により生じる不具合として
は、オイルの流れを切り換えるスプールバルブを動かし
た場合の例が実公昭61−3732号公報に示されてい
る。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の問題を解決するためになされたもの
で、その目的は、パワーステアリング用制御バルブのオ
イルの流量,圧力の切り換え時に、油圧配管の振動を防
止すると共に振動による異音等の発生を防止することで
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、パワーステアリ
ング用油圧回路中に車速に応じてオイルの流量,圧力を
制御するバルブ本体を配し、このバルブ本体を取付ブラ
ケットに取り付けるパワーステアリング用制御バルブの
取付構造に於て、バルブ本体内を通過するオイルの流線
に直角に且つそのオイルの流線を挟んで、複数個のブラ
ケット取付部をバルブ本体に設けたものである。
〔考案の作用〕
バルブ本体内を通過するオイルの流線に直角に且つその
オイルの流線を挟んで、複数個のブラケット取付部をバ
ルブ本体に設けたことにより、オイルの流量,圧力の切
り換え時、バルブ本体内を通過するオイルによりバルブ
本体は衝撃力を受けても、この衝撃力の反力として取付
ブラケットからモーメントを受けない。
〔考案の実施例〕
以下、第1図,第2図により本考案の実施例に係るパワ
ーステアリング用制御バルブの取付構造について説明す
る。
第2図は、車速感応式パワーステアリング装置の油圧回
路Cを示すもので、オイルポンプ1からパワーステアリ
ング用制御バルブ2を介してパワーステアリング本体3
にオイルが供給され、このオイルはパワーステアリング
本体3からオイルタンク4に戻るようになっている。
上記のパワーステアリング用制御バルブ2は、車速セン
サ5で検出された車速に応じてコントローラ22を介し
てオイルの流量,圧力を調整するものである。そして、
この制御バルブ2は、第1図に示すように、シャシフレ
ーム(図示せず)に装着した取付ブラケット6にボルト
7で取り付けられ、バルブ本体8とブラケット取付部
9,9(2カ所)とから構成されている。パワーステア
リング本体3に供給するオイルの流量,圧力は、バルブ
本体8のプランジャ8aを摺動させ、その流入路8bか
ら流出路8cの間の連通孔8dを絞ることにより(戻り
口8eからオイルをオイルタンク4に戻して減圧する)
行なわれるようになっている。
ブラケット取付部9,9は、ボス形状で、オイル流入路
8b及びオイル流出路8cを挟むように位置し、その取
付面10にオイル流入路8bにおける流線Aに対して
(オイル流出路8cにおける流線Bに対しても同じ)直
角に雌ねじ11が切られている。
以上のような構成によれば、オイルの流量,圧力の切り
換え時、特に、オイル流入路8bを流入してくるオイル
は運動エネルギーを持っているため、このオイルが流入
路8bの正面壁8fに衝突することによってオイルによ
る衝撃力をバルブ本体8に受ける。バルブ本体8は衝撃
力を受けても、ブラケット取付部9,9はオイル流入路
8bにおける流線A(オイル流出路8cにおける流線B
に対しても同じ)に対して直角で、且つ、流線A(流線
B)を挟んで位置しているので、取付ブラケット6は衝
撃力を受けたバルブ本体8により押す力を受けるのみで
ある。従って、パワーステアリング用制御バルブ2は、
この衝撃力の反力として取付ブラケット6からモーメン
トを受けず、取付ブラケット6は斜めに曲がらない。こ
れにより、オイルの流量,圧力を切り換える時、パワー
ステアリング用制御バルブ2は回転変位せず、油圧配管
(図示せず)の振動を防止し、振動による異音の発生も
防止できる。
なお、本実施例に於ては、ブラケット取付部9の取付面
10に雌ねじ11が切られているが、雄ねじを突設して
この雄ねじを取付ブラケット6に取り付けることもでき
る。又、ブラケット取付部9はボス形状となっている
が、平面に形成することもできる。
さらに、本実施例に於ては、ブラケット取付部9は2カ
所に設けられているが、3カ所以上に設けることもでき
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、パワーステアリン
グ用制御バルブの取付構造にあって、パワーステアリン
グ用制御バルブのオイルの流量,圧力の切り換え時に、
油圧配管の振動を防止すると共に振動による異音等の発
生を防止できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例に係るパワーステアリング用制
御バルブの取付構造の一部断面組立図、第2図はパワー
ステアリング用制御バルブを組み込んだ従来及び本実施
例のパワーステアリング装置の油圧回路図、第3図は従
来に於けるパワーステアリング用制御バルブの取付構造
の一部断面組立図、第4図は従来に於けるパワーステア
リング用制御バルブの断面図である。 2……パワーステアリング用制御バルブ、6……取付ブ
ラケット、8……バルブ本体、9……ブラケット取付
部、10……ブラケット取付部の取付面、11……雌ね
じ、A……オイル流入路におけるオイルの流線、B……
オイル流出路におけるオイルの流線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワーステアリング用油圧回路中に車速に
    応じてオイルの流量,圧力を制御するバルブ本体を配
    し、このバルブ本体を取付ブラケットに取り付けるパワ
    ーステアリング用制御バルブの取付構造に於て、バルブ
    本体内を通過するオイルの流線に直角に且つそのオイル
    の流線を挟んで、複数個のブラケット取付部をバルブ本
    体に設けたことを特徴とするパワーステアリング用制御
    バルブの取付構造。
JP10818086U 1986-07-15 1986-07-15 パワ−ステアリング用制御バルブの取付構造 Expired - Lifetime JPH0628377Y2 (ja)

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JP10818086U JPH0628377Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15 パワ−ステアリング用制御バルブの取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS6314465U JPS6314465U (ja) 1988-01-30
JPH0628377Y2 true JPH0628377Y2 (ja) 1994-08-03

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JP10818086U Expired - Lifetime JPH0628377Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15 パワ−ステアリング用制御バルブの取付構造

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