JPH0628364Y2 - 車両用フレームの衝撃吸収装置 - Google Patents

車両用フレームの衝撃吸収装置

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JPH0628364Y2
JPH0628364Y2 JP3014688U JP3014688U JPH0628364Y2 JP H0628364 Y2 JPH0628364 Y2 JP H0628364Y2 JP 3014688 U JP3014688 U JP 3014688U JP 3014688 U JP3014688 U JP 3014688U JP H0628364 Y2 JPH0628364 Y2 JP H0628364Y2
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JP
Japan
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shock absorbing
fixed
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vehicle frame
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JP3014688U
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茂夫 町田
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用フレームの衝撃吸収装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
一般に、トラック等には、車体の剛性を増すため、例え
ば、実開昭50−143218号公報に開示されるよう
な車両用フレームが使用されている。このような車両用
フレームとしては、第6図に示すようなものが知られて
いる。図において、車両用フレーム11には、横断面コ
字状の一対のサイドメンバ13,15が平行に配置され
ている。これらのサイドメンバ13,15の前端には、
横断面コ字状の第1クロスメンバ17が架設され、この
第1クロスメンバ17の後方には所定距離を隔てて横断
面コ字状の第2クロスメンバ19が架設されている。そ
して、第1クロスメンバ17の前方には、図示しないフ
ロントバンパが配置されている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような車両用フレーム11では、車
両が前面衝突すると、衝突エネルギにより車両軸方向に
配置されたサイドメンバ13,15が折曲するという問
題があった。
この問題を解決するために、車両用フレーム11の衝撃
吸収装置が開発されてはいたが(例えば、実開昭60−
122279号公報,実開昭62−153161号公
報,特開昭49−94035号公報及び特開昭58−7
3475号公報参照)、効果が小さいという問題があっ
た。
本考案は、上記の問題点を解決するためになされたもの
で、車両衝突時の衝突エネルギを効率良く吸収すること
ができる車両フレームの衝撃吸収装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の車両用フレームの衝撃吸収装置は、一対のサイ
ドメンバの前端にそれぞれ芯材固定用ブラケットを固定
し、その芯材固定用ブラケットに形成された貫通孔に芯
材を一定以上の荷重が作用すると破断する固着部により
固着し、その芯材の先端にフロントメンバを固定し、芯
材の後端に一定以上の荷重が作用すると座屈する第1衝
撃吸収部材を固着し、フロントメンバの後面に一定以上
の荷重が作用すると座屈する第2衝撃吸収部材を固着
し、前記第1衝撃吸収部材の後方に一定以上の荷重が作
用したときその部材と係合する係止部材を配置したこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の車両用フレームの衝撃吸収装置は、車両が前面
衝突し、一定以上の荷重が作用すると、芯材の外周を固
着している固着部が破断し、衝突エネルギは、フロント
メンバ,芯材,芯材の後端に配置された第1衝撃吸収部
材へと伝達され、更に一定以上の荷重が作用すると、芯
材の後端に固着された第1衝撃吸収部材がスライドして
係止部材と係合し、いわゆるアコーデオン状に座屈し、
衝突エネルギが吸収される。
又、フロントメンバの後面に固着された第2衝撃吸収部
材が芯材固定用ブラケットに係合してアコーデオン状に
座屈し、衝突エネルギが吸収される。
従って、衝突時の衝突エネルギを効率よく吸収できる。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図乃至第4図は、本考案の車両用フレーム31の衝
撃吸収装置の一実施例を示すもので、図において、横断
面コ字状の一対のサイドメンバ33,35が平行に配置
されている。これらのサイドメンバ33,35の前端に
は横断面コ字状の第1クロスメンバ37が架設され、そ
の後方には一定距離を隔てて横断面コ字状の第2クロス
メンバ39が架設されている。
又、サイドメンバ33,35の一定距離前方には、フロ
ントバンパ41を固定する横断面L字状のフロントメン
バ43が第1クロスメンバ37と平行に配置されてい
る。このフロントメンバ43とサイドメンバ33,35
の前端とは、パイプ状の芯材45を介してそれぞれ連結
されている。
芯材45は、第2図に示した如く、その先端に配置され
たフロントメンバ固定用フランジ47を介してボルト4
8によりフロントメンバ43に固定されている。
サイドメンバ33,35の前端には、ボルト49により
L字状の芯材固定用ブラケット53が固定されている。
そして、芯材45は、芯材固定用ブラケット53の貫通
孔,第1クロスメンバ37のウェブ55端及びサイドメ
ンバ33,35の内部を軸方向に移動可能に延設されて
いる。又、この芯材45の後端には、一定以上の荷重が
作用すると座屈するパイプ形状の第1衝撃吸収部材57
が挿入されて固着されている。この第1衝撃吸収部材5
7の後方のサイドメンバ33,35内部には、第1衝撃
吸収部材57の後端と係合する板状の係止部材59及び
第1衝撃吸収部材57の座屈方向をガイドする横断面コ
字状のガイド部材61が配置されている。
又、フロントメンバ43とサイドメンバ33,35との
間の芯材45には、角パイプ状に形成された第2衝撃吸
収部材63が芯材45を内部に収容して配置されてい
る。
この第2衝撃吸収部材63は、一定以上の荷重が作用す
ると座屈するように形成され、その前端はフロントメン
バ43の後面に固着されている。
さらに、芯材45は、その外周を芯材固定用ブラケット
53の貫通孔の周囲に溶接により固着されている。この
固着部65は、芯材45に一定以上の軸方向荷重が作用
すると、破断して固着が解除される固着手段により形成
されている。
以上のように構成された車両用フレーム31の衝撃吸収
装置では、車両が前面衝突すると、衝突エネルギは、フ
ロントバンパ41を固定するフロントメンバ43、この
フロントメンバ43に固着された芯材45へ伝達され、
一定以上の衝突エネルギが芯材45と芯材固定用ブラケ
ット53との固着部65に作用すると、この固着部65
が破断して固着が解除され、第5図に示す如く、芯材4
5はサイドメンバ33,35の内部を軸方向にスライド
する。
そして、第2衝撃吸収部材63は、フロントメンバ43
と芯材固定用ブラケット51により押圧され、さらに芯
材45にガイドされ、最もエネルギーを吸収するよう
な、いわゆるアコーデオン状に座屈し、衝突エネルギが
吸収される。同時に、第1衝撃吸収部材57は、芯材4
5と係止部材59により押圧され、ガイド部材61によ
りガイドされ、アコーデオン状に座屈し、衝突エネルギ
が吸収される。
従って、車両の前面衝突時には、芯材がスライドし、フ
ロントメンバとサイドメンバ間に配置された第2衝撃吸
収部材及び芯材の後端に固着された第1衝撃吸収部材が
いわゆるアコーデオン状に座屈することにより、衝突エ
ネルギを効率良く吸収することができ、安全を図ること
ができる。
〔考案の効果〕
本考案は、車両が前面衝突すると、先ず芯材を固着して
いる固着部が破断し、次に芯材の後端に固着された第1
衝撃吸収部材がスライドして係止部材と係合し、また第
2衝撃吸収部材が芯材固定用ブラケットに係合して前記
衝撃吸収部材がそれぞれ座屈するので、衝突エネルギを
効率良く吸収でき、車両衝突時の衝撃を最小限に抑制し
て充分に安全を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用フレームの衝撃吸収装置の
一実施例を示す斜視図、第2図は第1図の側面図、第3
図は第1図の芯材付近を示す斜視図、第4図は第1図の
IV−IV線に沿う横断面図、第5図は第1図の第1衝撃吸
収部材及び第2衝撃吸収部材が、いわゆるアコーデオン
状に座屈して衝突エネルギーを吸収した状態を示す側面
図、第6図は従来の車両用フレームを示す斜視図であ
る。 33,35……サイドメンバ 43……フロントメンバ 45……芯材 53……芯材固定用ブラケット 57……第1衝撃吸収部材 59……係止部材 63……第2衝撃吸収部材 65……固着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のサイドメンバの前端にそれぞれ芯材
    固定用ブラケットを固定し、その芯材固定用ブラケット
    に形成された貫通孔に芯材を一定以上の荷重が作用する
    と破断する固着部により固着し、その芯材の先端にフロ
    ントメンバを固定し、芯材の後端に一定以上の荷重が作
    用すると座屈する第1衝撃吸収部材を固着し、フロント
    メンバの後面に一定以上の荷重が作用すると座屈する第
    2衝撃吸収部材を固着し、前記第1衝撃吸収部材の後方
    に一定以上の荷重が作用したときその部材と係合する係
    止部材を配置したことを特徴とする車両用フレームの衝
    撃吸収装置。
JP3014688U 1988-03-07 1988-03-07 車両用フレームの衝撃吸収装置 Expired - Lifetime JPH0628364Y2 (ja)

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JP3014688U JPH0628364Y2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07 車両用フレームの衝撃吸収装置

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JP3014688U JPH0628364Y2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07 車両用フレームの衝撃吸収装置

Publications (2)

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JPH01136047U JPH01136047U (ja) 1989-09-18
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JP4598473B2 (ja) * 2004-10-07 2010-12-15 日野自動車株式会社 シャシフレームの衝撃吸収構造
JP2007326552A (ja) * 2006-05-10 2007-12-20 Hitachi Ltd 衝突エネルギー吸収装置及びそれを備えた軌条車両

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JPH01136047U (ja) 1989-09-18

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