JPH06283574A - ニッケルめっき、ニッケルめっき方法及びtab用フレキシブル回路基板 - Google Patents

ニッケルめっき、ニッケルめっき方法及びtab用フレキシブル回路基板

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JPH06283574A
JPH06283574A JP7242193A JP7242193A JPH06283574A JP H06283574 A JPH06283574 A JP H06283574A JP 7242193 A JP7242193 A JP 7242193A JP 7242193 A JP7242193 A JP 7242193A JP H06283574 A JPH06283574 A JP H06283574A
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JP
Japan
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plating
circuit board
tab
nickel
nickel plating
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Pending
Application number
JP7242193A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Kobayashi
俊彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH06283574A publication Critical patent/JPH06283574A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】TAB用フレキシブル回路基板のリ−ド線曲げ
部のニッケルめっきのクラック発生を防止し、信頼性を
向上させる。 【構成】TAB用フレキシブル回路基板は、実装目的に
応じて最終工程において、機能めっきを施している。金
めっき仕様の場合、下地めっきとしてニッケルめっきを
用いるが一般的な塩化ニッケルめっきでは、リ−ド部を
曲げた場合クラックが発生しやすい。そこで延び性に優
れているスルファミン酸ニッケルめっきを用いる。めっ
き厚みを0.1〜0.3μmの範囲とする。 【効果】めっき厚は金めっき層の銅への拡散防止機能を
満たす最低限の厚み、0.1〜0.3μmあれば、薄い
方が曲げに対して応力緩和されるため有利になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁性、耐熱性に優れた
長尺フレキシブルフィルムからなる、TAB用フレキシ
ブル回路基板に施されるめっきに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリイミドフィルム等からなり、絶縁性
及び耐熱性に優れた長尺のフレキシブルフィルムに、例
えば銅箔により多数のリ−ドを形成してなるTAB用フ
レキシブル回路基板に半導体素子を実装したTAB式半
導体装置は、多量生産に適する、小型化できる、ファイ
ンパタ−ン化が可能である等、多くの特徴を有する為現
在では広く実用化されている。
【0003】図1はTAB用フレキシブル回路基板を説
明するための平面図である。図において、1は長さ方向
に等間隔にデバイスホ−ル2が設けられた厚さ50〜1
25μm程度、長さ400〜500m程度の帯状フレキ
シブルフィルムである。3はベ−スフィルム1に設けら
れた銅の厚さ15〜40μm、幅50〜300μm程度
の金属箔からなる多数のリ−ドで、その一部はデバイス
ホ−ル2内に突出してインナ−リ−ド4を形成してい
る。5はベ−スフィルム1を搬送するためのスプロケッ
ト穴である。
【0004】このようなTAB用フレキシブル回路基板
は、実装工程において、図2TAB用フレキシブル回路
基板のICとのボンディング断面図で示すボンディング
を実施するため、基板側の必要条件としては、機能めっ
きとして金めっきを施すのが一般的である。この際、金
の銅箔への拡散を防止するため、金めっきの下地めっき
として塩化ニッケルをベ−スとするニッケルメッキが施
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】TAB用フレキシブル
回路基板は、年々細密化要求が厳しくなってきている。
その上にリ−ド線を90゜以上曲げて他基板との接続を
とるケ−スが多くなり、金めっきの下地めっきとして施
されているニッケルめっきにクラックが発生しやすいと
いう問題点を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるTAB用
フレキシブル回路基板の金めっきの下地めっきとして施
されるニッケルめっきをスルファミン酸ニッケルめっき
とし、さらにめっき厚みを0.1〜0.3μmの範囲に
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】TAB用フレキシブル回路基板の金めっきの下
地めっきとして施されている塩化ニッケルめっきはリ−
ドの曲げに対してクラックが発生しやすいという問題を
有していた。
【0008】そこで本発明では、塩化ニッケルめっきに
比べて延び性の良いスルファミン酸ニッケルめっきを用
いること、さらにめっき厚みの範囲を規定した。
【0009】
【実施例】TAB用フレキシブル回路基板は、フォトエ
ッチング法により図1TAB用フレキシブ回路基板の平
面図に示す回路基板を形成し、さらに実装目的に応じて
金、スズ、ハンダ等のめっきを選択して施し完成させて
いる。
【0010】回路基板に施されるめっきは、1層めっ
き、2層めっきに分類され、そのほとんどがIC及び電
子部品の実装に不可欠な機能めっきとして施されてい
る。スズ、ハンダ等は特別な場合をのぞき、一般的には
1層めっきとして施され、金めっきを中心とした貴金属
めっきの場合は、まれに銅箔に直接施す1層めっきも考
えられるがほとんどの場合が下地めっきを介して、2層
めっきとして施されている。 貴金属を表側にした2層
めっきにおける下地めっきは、非常に重要な役割を果し
ている。その理由として、金めっきを例に上げて説明す
る。金めっき液の場合ほとんどがシアン化金カリュウム
をベ−スとしており、この中に含まれるシアン化カリュ
ウムは、回路基板のパタ−ンを形成している銅箔を溶か
す性質があり、直接めっきした場合めっきとしては成り
立つが、銅成分が金るっき液中にとけ込み、次第に銅濃
度が増し正常なめっきができなくなる。つまりめっき液
が不純物により破壊され使用不可の状態になる。
【0011】もう一つの理由として、拡散防止効果があ
げられる。金の場合めっき後の経時による銅との拡散率
が高く、特に実装工程で熱を受けやすく、めっき厚の半
分以上が銅との拡散層を形成してしまう恐れがある。従
ってその分を見込めば、実装に必要なめっき厚プラス拡
散分のめっき厚が必要であり、本来実装のために必要な
めっき厚の2から3倍のめっき厚を施さなければならな
いことになり、高価なめっきの無駄使いということにな
る。これらの2つの問題は、下地めっきとしてバリアを
形成してくれる金属により解決され、現在では常識とな
っている。
【0012】実施段階において、本発明のニッケルめっ
き7はスルファミン酸ニッケルを用いて、金めっき8の
下地めっきとして銅箔6へ直接めっきされている。従
来、ニッケルメッキとしては最もポピュラ−な塩化ニッ
ケルを用いることが一般的であったがTAB用フレキシ
ブル回路基板の多様化に伴い、細密ピッチ化及び、図3
リ−ド部のガルウィング曲げ等の要求が増加し、その結
果曲げ部外周9へニッケルのクラックが発生しやすくな
った。
【0013】塩化ニッケルとスルファミン酸ニッケルの
比較では、めっきとして生成される金属は両者ともに純
ニッケルで変わりないが、結晶構造の違いから、スルフ
ァミン酸ニッケルめっきの方が延び性に優れているた
め、ガルウィング曲げのような厳しい曲げ方に対して有
利である。又、めっき厚も金めっき層の銅への拡散防止
機能を満たす最低限の厚み、0.1〜0.3μmあれ
ば、薄い方が曲げに対して応力緩和されるため有利にな
る。
【0014】又、スルファミン酸ニッケルめっきの密着
性向上のための方策として、従来の塩化ニッケルの場合
は前処理としてシアン化ナトリュウム電解、硫酸電解の
組合せが一般的であったのに対して、シアン化ナトリュ
ウム電解後硫酸電解のかわりに塩酸しんせきにすること
があげられる。理由は塩化ニッケルが塩素化合物を含み
自己活性力が強いのに対して、スルファミン酸ニッケル
は塩素化合物を含まないため自己活性力はほとんどな
い。従って前処理において塩酸を使用し活性化を十分行
なうことがベタ−である。
【0015】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明は、TAB用フ
レキシブル回路基板の金めっきの下地めっきとして不可
欠なニッケルめっきをスルファミン酸ニッケルめっきと
し、さらにめっき厚を0.1〜0.3μmとすること
で、リ−ド部曲げ時のクラックの発生を防止でき、回路
基板としての信頼性を向上できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】TAB用フレキシブル回路基板を説明するため
の平面図。
【図2】TAB用フレキシブル回路基板、アウタ−リ−
ド部断面図。
【図3】TAB用フレキシブル回路基板、アウタ−リ−
ド曲げ部断面図。
【符号の説明】
1 ベ−スフィルム 2 ディバイスホ−ル 3 アウタ−リ−ド 4 インナ−リ−ド 5 スプロケット穴 6 銅箔 7 ニッケルめっき 8 金めっき 9 アウタ−リ−ド、ガルウィング曲げ外周部 10 IC

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻だしリールに巻かれた長尺のフレキシブ
    ルフイルムを繰り出して加工したのち、再び巻き取りリ
    ールに巻取る装置を各工程に使用して製造されるフレキ
    シブルTAB用回路基板の最終仕上げとして施されてい
    る金めっきの下地用ニッケルめっき方法において、めっ
    き用液としてスルハミン酸ニッケル液を用いたことを特
    徴とするニッケルめっき方法。
  2. 【請求項2】巻だしリールに巻かれた長尺のフレキシブ
    ルフイルムを繰り出して加工したのち、再び巻き取りリ
    ールに巻取る装置を各工程に使用して製造されるフレキ
    シブルTAB用回路基板の最終仕上げとして施されてい
    る金めっきの下地用ニッケルめっきにおいて、めっき用
    液としてスルハミン酸ニッケル液を用い該ニッケルめっ
    き厚を0.1〜0.3μの範囲にしたことを特徴とする
    ニッケルめっき。
  3. 【請求項3】巻だしリールに巻かれた長尺のフレキシブ
    ルフイルムを繰り出して加工したのち、再び巻き取りリ
    ールに巻取る装置を各工程に使用して製造されるフレキ
    シブルTAB用回路基板において、最終仕上げとして施
    されている金めっきの下地めっきにスルハミン酸ニッケ
    ルを用い、該ニッケルめっき厚を0.1〜0.3μの範
    囲にしたことを特徴とするTAB用フレキシブル回路基
    板。
JP7242193A 1993-03-30 1993-03-30 ニッケルめっき、ニッケルめっき方法及びtab用フレキシブル回路基板 Pending JPH06283574A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041869A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP2014022460A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd シールドフィルム、及び、シールドプリント配線板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013041869A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP2014022460A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd シールドフィルム、及び、シールドプリント配線板
US9888619B2 (en) 2012-07-13 2018-02-06 Tatsuta Electric Wire & Cable Co., Ltd Shield film and shield printed wiring board

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