JPH06283265A - 電界発光灯及びその製造方法及びその製造装置 - Google Patents

電界発光灯及びその製造方法及びその製造装置

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JPH06283265A
JPH06283265A JP5066579A JP6657993A JPH06283265A JP H06283265 A JPH06283265 A JP H06283265A JP 5066579 A JP5066579 A JP 5066579A JP 6657993 A JP6657993 A JP 6657993A JP H06283265 A JPH06283265 A JP H06283265A
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JP
Japan
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layer
electroluminescent lamp
laminated body
manufacturing
back electrode
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JP5066579A
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English (en)
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Kazuhisa Sawada
和久 澤田
Seiji Okabe
誠司 岡部
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁波を利用したペン入力方式の液晶表示装
置のバックライトに好適の電磁波を通すことのできる電
界発光灯とその製造方法、製造装置を提供する。 【構成】 電界発光素子の製造方法として、プラスチッ
クフィルム等の基材に背面電極層、反射絶縁層、発光層
を順次塗布した(工程101)第1の積層体と、プラス
チックフィルム等の基材に透明電極を蒸着した第2の積
層体とを貼合わせた(工程102)後、背面電極側のプ
ラスチックフィルムを剥がす(工程103)、あるいは
上記の製法で背面電極層を塗布せずに反射絶縁層、発光
層のみを塗布しプラスチックフィルムを剥がした後反射
絶縁層上に背面電極層を印刷、蒸着、または金属蒸着フ
ィルムを貼合わせる。 【効果】 量産対応が容易におこなえ、かつ電磁波を利
用したペン入力方式の液晶表示装置のバックライトに好
適な安価な電界発光灯を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界発光灯とその製造方
法及びその製造方法に関し、特に、背面電極の形成に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置のバックライト等に使用さ
れる有機型電界発光灯(以下、ELパネルと呼ぶ)の具
体的構造例を図21に、またその製造方法の具体例を図
22及び図23に示し説明する。
【0003】これらの図面に示すELパネル72におい
て、73は略矩形の平面形状を具えたプレート状のEL
素子、74,75はEL素子73を上下から挟んで気密
に封止するフッ素系樹脂等からなるフレキシブルな外皮
フィルムである。上記EL素子73はアルミニウム箔等
からなる背面電極76、有機バインダにチタン酸バリウ
ム等を分散した反射絶縁層77、有機バインダに銅で活
性化した硫化亜鉛等の蛍光体を分散した発光層78、I
TO等の透明電極79及びこの透明電極79の基材であ
る透明なプラスチックシート80を積層し、この積層体
を上下からポリアミド樹脂等の吸湿フィルム81,82
で挟み込むことによって構成されており、背面電極76
及び透明電極79からは、外皮フィルム74,75の封
止部位を通ってリード(図示省略)が導出されている。
【0004】上記EL素子73の製造に関しては、図2
2に示すように、背面電極76、反射絶縁層77、及び
発光層78の積層によって構成された第1の積層体83
と、透明電極79及び透明な樹脂フィルム80の積層に
よって構成された第2の積層体84とを、吸湿フィルム
81,82と共に重ね合わせた状態で熱圧着ロール(図
示省略)に供給し、白抜きの矢印で示すように前記吸湿
フィルムの上下から加熱下に押圧することによって、一
体積層構造のEL素子73を作成している。また、EL
素子73を外皮フィルム74,75間に封止する際に
は、図23に示すようにEL素子73をあらかじめ変性
ポリオレフィンもしくはポリエチレン等の接着剤85を
内側表面に塗布した外皮フィルム74,75で上下より
挟んだ状態にして熱圧着ロール(図示省略)に供給し、
白抜きの矢印で示すように外皮フィルム74,75の上
下から加熱下に押圧することによってELパネル72を
製造している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電界発光灯では
背面電極に使用した金属箔が電磁波を遮断するので、電
磁波を利用して書き込むようにしたペン入力方式の液晶
パネルのバックライトとして実用できないという問題点
があった。
【0006】本発明の目的は、電磁波を利用して書き込
むようにしたペン入力方式の液晶パネルのバックライト
に好適の、電磁波を遮断しない高品質の電界発光灯を提
供することである。また、かかる電界発光灯を安価に量
産できる製造方法と製造装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決手段とし
て本発明では、電界発光灯の背面電極を導電性ペースト
の塗布、あるいは金属の蒸着、スパッタ、あるいは金属
の薄膜層の転写、あるいは金属蒸着(スパッタ)フィル
ムの熱圧着により形成したことを特徴とする。
【0008】特に、前記背面電極の形成方法の第1手段
は、印刷用基材上に背面電極層、反射絶縁層、発光層を
順次塗布した第1の積層体と、別体の透明な基材上に透
明電極を形成した第2の積層体とを熱圧着したのち、印
刷用基材を剥がすことを特徴とする、また、第2手段
は、印刷用基材に反射絶縁層、発光層を順次塗布した第
1の積層体と、別体の透明な基材上に透明電極を形成し
た第2の積層体とを熱圧着したのち、露出した反射絶縁
層上に背面電極を形成することを特徴とする。
【0009】また、第3手段は、金属薄膜層転写フィル
ム上に反射絶縁層、発光層を順次積層した第1の積層体
と、別体の透明な基材上に透明電極を形成した第2の積
層体とを密着したのち、前記金属薄膜層を前記反射絶縁
層上に転写することを特徴とする。
【0010】また、第4手段は、前記第2手段の印刷用
基材に金属箔を使用し、例えば金属箔のハーフカット位
置を境界にして、金属箔のリード導出箇所の周辺部を残
し、他の部分を剥がすことを特徴とする。
【0011】また、第5手段は、前記諸手段で製造した
電界発光灯において、第1の積層体のリード導出側の端
面の一部を、第2の積層体のリード導出側の端面より突
出させたことを特徴とする。
【0012】また、第6手段は、前記第2手段の製造方
法で電界発光灯を製造する装置において、背面電極印刷
装置に印刷用基材を剥がさず機構を具備したことを特徴
とする。
【0013】
【作用】本発明による製造方法において、前記第1手段
の工程では、印刷用基材に背面電極層、反射絶縁層、発
光層を順次塗布した積層体と、透明電極と透明な基材と
の積層体とを熱圧着した後、印刷用基材をはがすため、
背面電極層から発光層までの積層が連続的に容易におこ
なえるので、量産性にすぐれており、かつ工数の低減を
はかることができる。
【0014】また、前記第2手段の工法では、印刷用基
材に反射絶縁層、発光層を順次塗布した積層体と、透明
電極と透明な基材との積層体とを熱圧着し、印刷用基材
を剥がし、反射絶縁層上に背面電極層を形成するため、
反射絶縁層、発光層の積層が連続的におこなえ、量産性
にすぐれている。
【0015】また、背面電極層を別工程で印刷するた
め、材料の利用率の向上がはかれると共に、任意の背面
電極形状の設計ができる。
【0016】また、前記第3手段の工法では、印刷用基
材に金属蒸着層転写フィルムを用いたため、背面電極層
を塗布、あるいは印刷する必要がなく、工程が簡略化で
きて量産性適している。
【0017】また、前記第4手段の工法では、透明電極
のリード導出と、裏面のリード導出とは同工程で実施で
きて、自動化が容易になり量産性が向上する。
【0018】また、リード導出箇所の周辺部の金属箔を
ハーフカットして、金属箔を剥がすためリード導出箇所
の周辺部のカット形状が任意に行え、かつ制度も高く形
状設計が容易に行える。
【0019】また、前記第5手段により、前記第1の積
層体の反射絶縁層および/または発光層の端面を前記第
2の積層体の透明電極の端面より突出させたので、透明
電極と裏面導出リードとの短絡を防止できる。
【0020】また、前記第6手段の製造装置では、印刷
手段と、裏面の基材を剥がす手段とを具備させたので、
前記第2手段に記載した製造方法の工数を低減でき、か
つ自動化が容易となり、量産性が向上する。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜図5を参照し
ながら説明する。本発明の電界発光灯は背面電極を印刷
層または金属蒸着層としたことを特徴とする。
【0022】図1は、本発明の一実施例の製造方法の要
点を示す製造フロー図で、塗布工程101、貼合わせ工
程102、裏面剥がし工程103からなる。図2に示す
背面電極層、反射絶縁層、発光層の塗布工程101で、
背面電極層が容易に離形する印刷用基材(プラスチック
フィルムなど)上に、導電性ペースト等の背面電極層
2、有機バインダにチタン酸バリウムなどを分散した反
射絶縁層3、有機バインダに銅で活性化した硫化亜鉛な
どの蛍光体を分散した発光層4を順次ドクターブレード
法等で積層塗布し、第1の積層体5を形成する。次に図
3に示す貼合わせ工程102で第1の積層体5と、あら
かじめリード8を導出したITO等の透明電極6と、透
明電極6を蒸着あるいはスパッタリング等により被着形
成した透明電極用基材(例えば、透明なプラスチックシ
ート)7との第2の積層体9とを重ね合わせた状態で熱
圧着ロール10に供給し、白抜きの矢印で示すように上
下から加熱下で押圧し、第1の積層体5と第2の積層体
9とを密着した後、図4に示すような裏面剥がし工程1
03で背面電極層2とプラスチックフィルム1との間を
はがして、図4(b)に示す基材1のない電界発光素子
11を形成する。
【0023】その後、背面電極層2よりリード12を導
出し、外皮フィルム13,14で上下より挟んだ状態に
して熱圧着ロールに供給し、加熱下で外皮フィルム1
3,14の上下から押圧することによって、図5のよう
な電界発光灯15を形成する。
【0024】また。貼合わせ工程102で、透明なプラ
スチックシート7の上面にポリアミド樹脂等の吸湿フィ
ルムを配設し、この吸湿フィルムと第2積層体9と第1
積層体5とを同時に密着し、かつ裏面はがし工程103
の後、背面電極層2側に吸湿フィルムを熱圧着ロール等
で密着することにより、電界発光素子11の上下に吸湿
フィルムを有する電界発光灯を形成することもできる。
【0025】上記製造方法では、塗布工程101で背面
電極層2から発光層4までを連続的に塗布できるため、
量産性に適している。
【0026】また、上記電界発光灯は背面電極層2に金
属箔を使用せず、導電性ペーストを使用しているため、
電磁波を通すことができ、電磁波を利用したペン入力方
式の液晶表示装置のバックライトとして使用することが
できる。
【0027】次に本発明の第2の実施例について図6〜
図8を用いて説明する。
【0028】図6は製造フローを示すもので、塗布工程
201、貼合わせ工程202、裏面剥がし工程203お
よび背面電極印刷工程204からなる。この実施例は、
図7,図8に示すように、プラスチックフィルム等の印
刷用基材16上に反射絶縁層17、発光層18を順次塗
布して積層体19を形成し(工程201)、該積層体1
9と、透明なプラスチックシート等の透明電極基材22
に透明電極21を形成した積層体とを熱圧着して積層体
23を形成し(工程202)、該積層体23から印刷用
基材16を剥がし(工程203)、その後露出した反射
絶縁層17上に背面電極層24を別途形成する(工程2
04)ことを特徴とする。
【0029】なお、上記背面電極層24の形成方法とし
ては、導電性ペースト等のスクリーン印刷、金属の蒸
着、あるいは図8(c)に示すように、金属25を蒸着
した金属蒸着用基材26を熱圧着で反射絶縁層17に密
着する等の方法がある。なお、蒸着にかえてスパッタで
もよい。
【0030】上記の製造方法では、塗布工程201で反
射絶縁層17と発光層18が連続的に塗布できて量産性
に適しており、かつ背面電極層24をスクリーン印刷、
蒸着等で形成するため背面電極層の形状設計が任意に行
える利点がある。
【0031】次に、本発明の第3の実施例について図9
〜図10を用いて説明する。図9は製造フローを示すも
ので、塗布工程(301)、貼合わせ工程(302)、
UV露光工程(303)および裏面剥がし工程(30
4)からなる。本発明の第3の実施例は前記第2の実施
例の反射絶縁層が容易に離形する印刷用基材(例えば、
ポリエステルフィルム)16のかわりに、図10(a)
に示すようなUV電光で金属蒸着層25を転写すること
のできる特殊な転写用フィルム29を使用したことを特
徴とする。この転写用フィルム29は、金属蒸着層25
と、UV硬化性接着剤などの感光層27と、プラスチッ
ク等からなる保護フィルム28とが積層されたものであ
る。第3の実施例では、金属蒸着層25上に反射絶縁層
30、発光層31を順次ドクターブレード法等で積層塗
布し、第1の積層体32を形成する。
【0032】次に、第2の実施例の貼り合わせ工程と同
じ工程により、前記第1の積層体32と、あらかじめリ
ード20を導出した透明電極33と基材のプラスチック
フィルム34からなる第2の積層体35とを密着した
後、図10に示すような露光工程303で第1の積層体
32と第2の積層体35とを密着した積層体に前記保護
フィルム側から紫外線を照射して、保護フィルム側の感
光層を硬化して、保護フィルムとの接着力を高める。そ
の際、反射絶縁層30側の感光層27は、紫外線透過強
度が弱いため、接着力が弱い。この結果、金属蒸着層転
写用フィルム29の感光層27と、反射絶縁層30との
境界で容易に離形して、電界発光素子36を得る。な
お、前記金属蒸着層25は、スパッタ層でもよい。
【0033】上記製造方法では、第2の実施例と同じ
く、塗布工程301で反射絶縁層30、発光層31が連
続的に塗布でき、かつ金属蒸着層転写用フィルム29を
使用しているため、背面電極層を塗布あるいは印刷する
必要がなくなり、工数低減ができると共に量産にも適し
ている。
【0034】次に本発明の第4の実施例について図11
〜図16を用いて説明する。図11は製造フローを示す
もので、塗布工程401、リード取付け工程402、貼
合わせ工程403、裏面金属箔ハーフカット工程40
4、金属箔剥がし工程405、背面電極層形成工程40
6からなる。第2の実施例の反射絶縁層が容易に離形す
るプラスチックフィルム16のかわりに、アルミ箔等の
金属箔36を用い、その金属箔36上に金属箔36と離
形しやすい(例えば、バインダの材質を工夫する)反射
絶縁層37と発光層38を順次ドクターブレード法等で
積層塗布し、第1の積層体39を形成する。次にリード
取付け工程402で金属箔36の裏面からリード40を
導出し、および透明電極41からリード42を導出した
後、貼合わせ工程403で第1の積層体39と、第2の
積層体44(透明電極41と基材プラスチックシート4
3との第2の積層体)とを密着した後、裏面ハーフカッ
ト工程404で、図12に示すような裏面のリード40
の導出部の周辺部36aとその他36bとの境界線(破
線X−Y)に沿って金属箔のみカットする。その後図1
3,14のように裏面はがし工程405で、裏面のリー
ド40の導出部の周辺部36aを除く、金属箔36bを
反射絶縁層37より剥がす。
【0035】次に、第2の実施例の背面電極層印刷工程
204と同じ工程で、図15に示すように前記周辺部3
6aと必ず一部が重なるように導電性ペーストを反射絶
縁層37の上に印刷して、背面電極層44を形成する。
また、導電性ペーストのかわりに金属蒸着膜でもよい。
その後、従来技術と同製法で外皮フィルム46,47で
上下から封止し、図16のような電界発光灯48を形成
する。
【0036】上記の製造方法では、裏面のリード40の
導出と透明電極41のリード42の導出とを同工程にて
行うため、自動化が容易となり、量産性が向上する。ま
た、金属箔をハーフカットすることにより、リード導出
周辺部の形状設計が容易,かつ高精度にできる。
【0037】次に第5の実施例について、図17を用い
て説明する。図のように、透明電極49を有する第2の
積層体58と、発光層51、反射絶縁層52、背面電極
層59を有する第1の積層体60とを、それぞれのリー
ド導出端面をずらして(例えば、第1の積層体の少なく
とも0.1〜2mm突出させる)、両積層体を熱圧着し
て貼合わせ、電界発光素子61を形成し、さらに外皮フ
ィルム53,54で上下から封止して電界発光灯55を
形成する。
【0038】上記電界発光灯55では、反射絶縁層5
2、発光層51の第1の積層体60のリード54導出端
面60aが透明電極49のリード57導出端面58aよ
り突出しているため、裏面導出リード57と透明電極4
9とが短絡することがない。
【0039】なお、上記第2の積層体60の突出部の幅
は、0.1〜2.0mmに限定することなく、数mm、
あるいはそれ以上でもよいが、あまり幅が広いとショー
ト防止効果が向上するが、突出部分は発光しないため発
光部以外の面積が大きくなり、商品価値が低下する。逆
に0.1mmより小さいと、透明電極49の端面58a
と裏面導出リード56とが接触し、本来のショート防止
効果がなくなる。従って、突出部の幅は、諸条件を考慮
して決定すればよい。
【0040】次に、第6の実施例として第2の実施例に
おける裏面はがし工程203と背面電極層印刷工程20
4とを一体化するための図18のような裏面剥がし機構
のついたスクリーン印刷装置100について説明する。
【0041】この装置100は、スクリーン印刷版6
2、印刷用インク71、印刷用インク71をスクリーン
印刷版62にならすためのスクレッパー64、インクを
印刷するためのスキージヘッド65、本発明の特徴であ
る反射絶縁層を塗布するための基材69を吸着して剥が
すための吸着パッド66、吸着式のスクリーン印刷台6
8などから構成される。なお、67は反射絶縁層、発光
層、透明電極を積層した積層体を示す。
【0042】次に、図19〜図20を参照しながら本発
明の製造装置の動作機構について説明する。
【0043】図19(a)のようにスクリーン印刷版6
2とスキージヘッド65、スクレッパー64が同時にス
クリーン印刷台68から上方へ移動した状態で、スクレ
ッパー64がインク71をスクリーン印刷版62になら
しながら、スキージヘッド65とスクレッパー64と、
吸着パット66とが黒矢印の方向へ移動する。一方、図
19(b),(c)のように、スクリーン印刷台68に
載置し吸着された電界発光素子の積層体67の基材69
に吸着パット66を当接してプラスチックフィルムなど
の基材69を吸着し、吸着パット66を上方に移動して
積層体67から基材69をはがす。次に図20(d)の
ようにスクリーン印刷板62を積層体67の上面にセッ
トし、スキージヘッド65を黒矢印方向に移動しながら
積層体67の上面に印刷層70を印刷する。次に図20
(e)のようにスクリーン印刷版62とスキージヘッド
65、スクレッパー64が上昇すると共に、吸着パット
66が黒矢印の方向に移動して一連の動作を終了する。
以下、この動作を繰り返す。
【0044】上記の製造装置100では、スクリーン印
刷機のスクレッパー64によるインクならし動作と同時
に、吸着パット66の動作により積層体67から基材6
9を剥がすことができるため、工数を低減でき、かつ自
動化が容易となり量産性に適する。
【0045】なお、上記吸着パット66にかえて粘着ロ
ール等を使用してもよく、要は基材69を着ける機構を
有するものであればどのようなものでもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、電界発光灯の背面電極
層を導電ペーストあるいは、金属薄膜層とし、その形成
方法として、基材フィルム上に形成したり、反射絶縁層
上に形成したので、容易に量産でき、電磁波を利用する
ペン入力方式の液晶表示装置のバックライトに好適の安
価で高品質の電界発光灯を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の製造フロー図。
【図2】 図1の塗布工程の具体例を示す断面図。
【図3】 図1の貼合わせ工程の具体例を示す断面図。
【図4】 図1の裏面剥がし工程の具体例を示す断面
図。
【図5】 本発明に係る電界発光灯の一実施例を示す断
面図。
【図6】 本発明の第2の実施例の製造フロー図。
【図7】 図6の塗布工程の具体例を示す断面図。
【図8】 図6の裏面剥がし工程および背面電極層印刷
工程の具体例を示す断面図。
【図9】 本発明の第3の実施例の製造フロー図。
【図10】 図9の露光工程を示す断面図。
【図11】 本発明の第4の実施例の製造フロー図。
【図12】 図11の裏面金属箔ハーフカット工程のカ
ット位置を示す断面図と平面図。
【図13】 図11の裏面剥がし工程の具体例を示す断
面図。
【図14】 図11の裏面剥がし工程の具体例を示す平
面図。
【図15】 図11の背面電極層形成工程を示す断面
図。
【図16】 図11の製造工程を経て完成した電界発光
灯の全体構造を示す断面図。
【図17】 本発明の第5の実施例の電界発光灯の全体
構造を示す断面図。
【図18】 本発明の第6の実施例の裏面フィルム剥が
し機構つきスクリーン印刷装置の要部拡大斜視図。
【図19】 図18のスクリーン印刷装置の動作を説明
するための概略図。
【図20】 図18のスクリーン印刷装置の動作を説明
するための概略図。
【図21】 従来の電界発光灯の全体構造を示す断面
図。
【図22】 従来の電界発光灯の貼合わせ方法を示す概
略図。
【図23】 従来の電界発光灯の封止方法を示す概略
図。
【符号の説明】
1,16,69 印刷用基材(プラスチックフィルムな
ど) 2,24,59 背面電極層 3,17,30,37,52 反射絶縁層 4,18,31,38,51 発光層 6,21,33,41,49 透明電極 7,22,34,43,50 透明電極用基材(プラス
チックシートなど) 8,12,20,40,42,56,57 リード 13,14,46,47,53,54 外皮フィルム 11,45,61 電界発光素子 15,48,55 電界発光灯 25 金属蒸着層 26 金属蒸着用基材 27 感光層 28 保護フィルム 29 金属蒸着層転写フィルム 5,32,39,60 第1の積層体 9,35,44,58 第2の積層体 36 金属箔 36a リード取付け周辺部の金属箔 36b 36aを除く金属箔 58a 透明電極側リード導出端面 60a 背面電極側リード導出端面 62 スクリーン印刷板 64 スクレッパー 65 スキージヘッド 66 吸着パット 67 積層体 68 スクリーン印刷台 70 印刷層 100 裏面剥がし機構付スクリーン印刷装置 101,201,301,401 塗布工程 102,202,302,403 貼合わせ工程 103,203,304,405 裏面剥がし工程 204,406 背面電極層形成工程 303 露光工程 402 リード取付け工程 404 裏面金属箔ハーフカット工程

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷用基材上に背面電極層、反射絶縁層、
    発光層を順次塗布した第1の積層体と、別体の透明な基
    材上に透明電極を形成した第2の積層体とを密着する工
    程と、前記印刷用基材を剥がす工程を具備することを特
    徴とする電界発光灯の製造方法。
  2. 【請求項2】印刷用基材上に反射絶縁層、発光層を順次
    塗布した第1の積層体と、別体の透明な基材上に透明電
    極を形成した第2の積層体とを密着する工程と、前記印
    刷用基材を剥がす工程と、露出した反射絶縁層上に背面
    電極層を積層する工程とを具備することを特徴とする電
    界発光灯の製造方法。
  3. 【請求項3】金属薄膜層転写フィルム上に反射絶縁層、
    発光層を順次積層した第1の積層体と、別体の透明な基
    材上に透明電極を形成した第2の積層体とを密着する工
    程と、前記金属薄膜層を反射絶縁層上に転写する工程と
    を具備することを特徴とする電界発光灯の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の記載の電界発光灯の製造方
    法において、印刷用基材に金属箔を用い、該金属箔のリ
    ード導出箇所の周辺部を他の残し他の部分を剥がすこと
    を特徴とする電界発光灯の製造方法。
  5. 【請求項5】前記金属箔をハーフカットし、該ハーフカ
    ット位置を境界にして片側の金属箔を剥がすことを特徴
    とする請求項4記載の電界発光灯の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1,2および3に記載した方法で製
    造した電界発光灯において、前記第1の積層体のリード
    導出側の端面の一部を、前記第2の積層体のリード導出
    側の端面より突出させたことを特徴とする電界発光灯。
  7. 【請求項7】請求項2記載の製造方法で電界発光灯を製
    造する装置において、背面電極印刷装置に印刷用基材を
    剥がす機構を具備したことを特徴とする電界発光灯の製
    造装置。
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