JPH06282829A - 磁気ヘッドスライダーおよびその製造方法 - Google Patents
磁気ヘッドスライダーおよびその製造方法Info
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- JPH06282829A JPH06282829A JP5068361A JP6836193A JPH06282829A JP H06282829 A JPH06282829 A JP H06282829A JP 5068361 A JP5068361 A JP 5068361A JP 6836193 A JP6836193 A JP 6836193A JP H06282829 A JPH06282829 A JP H06282829A
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- Japan
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- track
- magnetic head
- head slider
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- plane
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/60—Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
-
- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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- G11B5/60—Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
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- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/1871—Shaping or contouring of the transducing or guiding surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工時間の短縮化、砥石の長寿命化及び記録
・再生効率の向上を達成することができる磁気ヘッドス
ライダーおよびその製造方法を提供する。 【構成】 トラック５の部分を、記録媒体と対向する平
面１１と、この平面１１上のトラック５の幅を規定する
２つの円錐側面の一部分を有する形状のトラック側面１
２−１、１２−２とから構成した磁気ヘッドスライダー
を、磁気ヘッドコアのトラック部分に対し、側面の一部
分を有する円錐形状の砥石を回転状態で下降させ、トラ
ック幅を規定する円錐側面の一部分を有する形状のトラ
ック側面を形成し得る。
・再生効率の向上を達成することができる磁気ヘッドス
ライダーおよびその製造方法を提供する。 【構成】 トラック５の部分を、記録媒体と対向する平
面１１と、この平面１１上のトラック５の幅を規定する
２つの円錐側面の一部分を有する形状のトラック側面１
２−１、１２−２とから構成した磁気ヘッドスライダー
を、磁気ヘッドコアのトラック部分に対し、側面の一部
分を有する円錐形状の砥石を回転状態で下降させ、トラ
ック幅を規定する円錐側面の一部分を有する形状のトラ
ック側面を形成し得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に対する情報
の記録・読み出し等に使用される磁気ヘッドスライダー
およびその製造方法に関するものである。
の記録・読み出し等に使用される磁気ヘッドスライダー
およびその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ハードディスク等の記録媒体
に情報を記録するとともに記録媒体から情報を読み出す
ために、磁気ヘッドスライダーが利用されている。図５
は従来のセンターレールタイプのモノリシック磁気ヘッ
ドスライダーの一例の構成を示す図である。図５に示す
例において、磁気ヘッドスライダー５１は、スライダー
本体５２の両端部に空気浮上面（ＡＢＳ）５３−１、５
３−２を設けるとともに、コイルを巻回するためのヨー
ク部５４と、所定のトラック幅ｄおよび深さを有する磁
気ギャップからなるトラック５５とからなるセンターレ
ール５６を、スライダー本体５２の中心部に設けて構成
されている。また、空気浮上面５３−１および５３−２
の空気流入端側の端部には、傾斜面からなるリーディン
グランプ部５７−１、５７−２を設けるとともに、セン
ターレール５６の空気流出側の端部には、傾斜面からな
るトレーリングランプ部５８を設けている。
に情報を記録するとともに記録媒体から情報を読み出す
ために、磁気ヘッドスライダーが利用されている。図５
は従来のセンターレールタイプのモノリシック磁気ヘッ
ドスライダーの一例の構成を示す図である。図５に示す
例において、磁気ヘッドスライダー５１は、スライダー
本体５２の両端部に空気浮上面（ＡＢＳ）５３−１、５
３−２を設けるとともに、コイルを巻回するためのヨー
ク部５４と、所定のトラック幅ｄおよび深さを有する磁
気ギャップからなるトラック５５とからなるセンターレ
ール５６を、スライダー本体５２の中心部に設けて構成
されている。また、空気浮上面５３−１および５３−２
の空気流入端側の端部には、傾斜面からなるリーディン
グランプ部５７−１、５７−２を設けるとともに、セン
ターレール５６の空気流出側の端部には、傾斜面からな
るトレーリングランプ部５８を設けている。
【０００３】上述した構造の従来の磁気ヘッドスライダ
ー５１を製造するには、まずフェライト等の磁性材料か
らなるスライダー本体５２を粗く機械加工して、空気浮
上面５３−１、５３−２を形成するとともに、図５中点
線で示すようにセンターレール５６を形成する。この粗
研削を終了した後、各エッジ部５９−１〜５９−４を面
取りしてＡＢＳ面を決定する精密研削と、センターレー
ル５６のエッジを面取りしてかつトラック幅を決定する
精密研削を行うことにより、最終形状の所定のトラック
幅ｄを有する磁気ヘッドスライダー５１を得ている。
ー５１を製造するには、まずフェライト等の磁性材料か
らなるスライダー本体５２を粗く機械加工して、空気浮
上面５３−１、５３−２を形成するとともに、図５中点
線で示すようにセンターレール５６を形成する。この粗
研削を終了した後、各エッジ部５９−１〜５９−４を面
取りしてＡＢＳ面を決定する精密研削と、センターレー
ル５６のエッジを面取りしてかつトラック幅を決定する
精密研削を行うことにより、最終形状の所定のトラック
幅ｄを有する磁気ヘッドスライダー５１を得ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】磁気ヘッドスライダー
５１においては、情報の記録および読み出しをトラック
５５において行っているため、製造に際してトラック５
５の幅ｄやトラック５５の記録媒体と接する平面からの
深さを精度良く加工する必要がある。そのため、従来の
磁気ヘッドスライダー５１においては、精密研削を高速
回転するダイヤモンド砥石を、スライダー本体５２の一
端から他端にかけて砥石が完全にスライダー本体から抜
け切るまで移動させて加工していたため、加工時間が長
くなるとともに、砥石の寿命が短くなる問題があった。
５１においては、情報の記録および読み出しをトラック
５５において行っているため、製造に際してトラック５
５の幅ｄやトラック５５の記録媒体と接する平面からの
深さを精度良く加工する必要がある。そのため、従来の
磁気ヘッドスライダー５１においては、精密研削を高速
回転するダイヤモンド砥石を、スライダー本体５２の一
端から他端にかけて砥石が完全にスライダー本体から抜
け切るまで移動させて加工していたため、加工時間が長
くなるとともに、砥石の寿命が短くなる問題があった。
【０００５】本発明の目的は上述した課題を解消して、
加工時間の短縮化および砥石の長寿命化を達成すること
ができる磁気ヘッドスライダーおよびその製造方法を提
供しようとするものである。
加工時間の短縮化および砥石の長寿命化を達成すること
ができる磁気ヘッドスライダーおよびその製造方法を提
供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解消するための手段】本発明の磁気ヘッドスラ
イダーは、トラック部分を、記録媒体と対向する平面
と、この平面上のトラック幅を規定する２つの円錐側面
の一部分を有する形状のトラック側面とから構成したこ
とを特徴とするものである。
イダーは、トラック部分を、記録媒体と対向する平面
と、この平面上のトラック幅を規定する２つの円錐側面
の一部分を有する形状のトラック側面とから構成したこ
とを特徴とするものである。
【０００７】また、本発明の磁気ヘッドスライダーの製
造方法は、磁気ヘッドコアのトラック部分に対し、円錐
側面の一部分を有する形状の砥石を回転状態で下降さ
せ、トラック幅を規定する円錐側面の一部分を有する形
状のトラック側面を形成することを特徴とするものであ
る。
造方法は、磁気ヘッドコアのトラック部分に対し、円錐
側面の一部分を有する形状の砥石を回転状態で下降さ
せ、トラック幅を規定する円錐側面の一部分を有する形
状のトラック側面を形成することを特徴とするものであ
る。
【０００８】
【作用】上述した構成において、トラック部分を、記録
媒体と対向する平面と、この平面上のトラック幅を規定
する２つの円錐側面の一部分を有する形状のトラック側
面とから構成することにより、トラック部分を粗研削し
た磁気ギャップに円錐側面の一部分を有する形状の砥石
を回転させて加工させるだけの操作で形成することがで
きるため、加工時間の短縮および砥石の長寿命化を達成
できる。なお、本発明によれば、トラック幅を規定する
部分が従来のように台形ではなく円錐側面の一部分を有
する形状となることにより、図１に示す様にｘ，ｙ，ｚ
すべての方向から見て、磁気ギャップに向って磁束が絞
り込まれる構造となっているため、従来のヘッドスライ
ダーより記録・再生効率を改善することが出来る。
媒体と対向する平面と、この平面上のトラック幅を規定
する２つの円錐側面の一部分を有する形状のトラック側
面とから構成することにより、トラック部分を粗研削し
た磁気ギャップに円錐側面の一部分を有する形状の砥石
を回転させて加工させるだけの操作で形成することがで
きるため、加工時間の短縮および砥石の長寿命化を達成
できる。なお、本発明によれば、トラック幅を規定する
部分が従来のように台形ではなく円錐側面の一部分を有
する形状となることにより、図１に示す様にｘ，ｙ，ｚ
すべての方向から見て、磁気ギャップに向って磁束が絞
り込まれる構造となっているため、従来のヘッドスライ
ダーより記録・再生効率を改善することが出来る。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の磁気ヘッドスライダーの一例
の構成を示す図である。図１はセンターレールタイプの
モノリシック磁気ヘッドスライダー１を示しており、磁
気ヘッドスライダー１は、フェライト等の磁性材料から
なるスライダー本体２の両端部に空気浮上面（ＡＢＳ）
３−１、３−２を設けるとともに、コイルを巻回するた
めのヨーク部４と、所定のトラック幅ｄおよび深さを有
する磁気ギャップからなるトラック５とからなるセンタ
ーレール６を、スライダー本体２の中心部に設けて構成
されている。また、空気浮上面３−１および３−２の空
気流入端側の端部には、傾斜面からなるリーディングラ
ンプ部７−１、７−２を設けるとともに、センターレー
ル６の空気流出側の端部には、傾斜面からなるトレーリ
ングランプ部８を設けている。
の構成を示す図である。図１はセンターレールタイプの
モノリシック磁気ヘッドスライダー１を示しており、磁
気ヘッドスライダー１は、フェライト等の磁性材料から
なるスライダー本体２の両端部に空気浮上面（ＡＢＳ）
３−１、３−２を設けるとともに、コイルを巻回するた
めのヨーク部４と、所定のトラック幅ｄおよび深さを有
する磁気ギャップからなるトラック５とからなるセンタ
ーレール６を、スライダー本体２の中心部に設けて構成
されている。また、空気浮上面３−１および３−２の空
気流入端側の端部には、傾斜面からなるリーディングラ
ンプ部７−１、７−２を設けるとともに、センターレー
ル６の空気流出側の端部には、傾斜面からなるトレーリ
ングランプ部８を設けている。
【００１０】上述した各構成部材は従来と同様であり、
本発明の磁気ヘッドスライダー１において重要なのは、
トラック５を、ハードディスク等の記録媒体と対向する
平面１１と、この平面上のトラック５を規定する２つの
円錐側面の一部を有する形状のトラック側面１２−１、
１２−２により構成した点である。すなわち、センター
レール６の磁気ギャップからなるトラック５の幅ｄを、
２つの円錐側面の一部を有する形状のトラック側面１２
−１、１２−２との間のセンターレール６の平面上の距
離により規定するとともに、トラック５の深さを円錐側
面の一部を有する形状のトラック側面１２−１、１２−
２の頂角により規定している。
本発明の磁気ヘッドスライダー１において重要なのは、
トラック５を、ハードディスク等の記録媒体と対向する
平面１１と、この平面上のトラック５を規定する２つの
円錐側面の一部を有する形状のトラック側面１２−１、
１２−２により構成した点である。すなわち、センター
レール６の磁気ギャップからなるトラック５の幅ｄを、
２つの円錐側面の一部を有する形状のトラック側面１２
−１、１２−２との間のセンターレール６の平面上の距
離により規定するとともに、トラック５の深さを円錐側
面の一部を有する形状のトラック側面１２−１、１２−
２の頂角により規定している。
【００１１】図２は本発明の磁気ヘッドスライダーの製
造方法の一例を工程順に示す図である。以下、図２にそ
って、本発明のセンターレールタイプのモノリシック磁
気ヘッドスライダー１の製造方法について説明する。ま
ず、図２（ａ）に示すように、フェライト等の磁性材料
からなるヨーク部４を有するスライダー本体２に、空気
浮上面３−１、３−２を仕上げ加工するとともに、例え
ば幅０．１ｍｍのセンターレール６を形成する。
造方法の一例を工程順に示す図である。以下、図２にそ
って、本発明のセンターレールタイプのモノリシック磁
気ヘッドスライダー１の製造方法について説明する。ま
ず、図２（ａ）に示すように、フェライト等の磁性材料
からなるヨーク部４を有するスライダー本体２に、空気
浮上面３−１、３−２を仕上げ加工するとともに、例え
ば幅０．１ｍｍのセンターレール６を形成する。
【００１２】この工程には、例えばダイヤモンド砥石に
よる機械加工を利用することができるが、本出願人によ
る特開昭６４−１５３８０号公報に開示された化学エッ
チング法によって形成することが好ましい。この手法を
用いれば、センタートラック６および空気浮上面３−
１、３−２は、その寸法と深さが形成されると同時に各
部材のエッジ部に傾斜面が形成され、スライダーの使用
時に記録媒体との接触によってエッジ部が欠け落ち、ヘ
ッドクラッシュを起こすことを防止することができる。
よる機械加工を利用することができるが、本出願人によ
る特開昭６４−１５３８０号公報に開示された化学エッ
チング法によって形成することが好ましい。この手法を
用いれば、センタートラック６および空気浮上面３−
１、３−２は、その寸法と深さが形成されると同時に各
部材のエッジ部に傾斜面が形成され、スライダーの使用
時に記録媒体との接触によってエッジ部が欠け落ち、ヘ
ッドクラッシュを起こすことを防止することができる。
【００１３】次に、図２（ｂ）に示すように、センター
トラック６の磁気ギャップを所定のトラック５の幅にす
るために、トラック側面１２−１、１２−２を形成する
トラック加工を行う。使用する砥石は、例えば外径：５
０．５ｍｍφ、粒度：５０００番で、回転数：２５、０
００ｒｐｍ、砥石下降速度：２ｍｍ／ｍｉｎで加工す
る。砥石回転軸は、スライダーのトラック５の記録媒体
と接する平面に対して平行に設置して、砥石の切り込み
深さすなわち下降距離を例えば８０μm として下降す
る。実際に上記条件で加工したところ、トラックの両サ
イドのチッピングは全く発生しなかった。また、加工時
間は１トラック当たり１２秒であり、従来の加工の３０
秒に比べて約１／２となった。
トラック６の磁気ギャップを所定のトラック５の幅にす
るために、トラック側面１２−１、１２−２を形成する
トラック加工を行う。使用する砥石は、例えば外径：５
０．５ｍｍφ、粒度：５０００番で、回転数：２５、０
００ｒｐｍ、砥石下降速度：２ｍｍ／ｍｉｎで加工す
る。砥石回転軸は、スライダーのトラック５の記録媒体
と接する平面に対して平行に設置して、砥石の切り込み
深さすなわち下降距離を例えば８０μm として下降す
る。実際に上記条件で加工したところ、トラックの両サ
イドのチッピングは全く発生しなかった。また、加工時
間は１トラック当たり１２秒であり、従来の加工の３０
秒に比べて約１／２となった。
【００１４】その後、図２（ｃ）に示すように、スライ
ダーの空気流入端にリーディングランプ７−１、７−２
を形成し、空気流出端にトレーリングランプ８を形成し
た後、コアとなる部分のみを残してその両サイドを切り
落として、本発明の磁気ヘッドスライダー１を得てい
る。
ダーの空気流入端にリーディングランプ７−１、７−２
を形成し、空気流出端にトレーリングランプ８を形成し
た後、コアとなる部分のみを残してその両サイドを切り
落として、本発明の磁気ヘッドスライダー１を得てい
る。
【００１５】図３は上述したトラック側面１２−１、１
２−２の形成工程における砥石の状態を説明するための
図である。図３（ａ）において、ダイヤモンド等からな
る砥石２１の一例におけるセンターレール６の磁気ギャ
ップと当接する部分の形状は、厚さｔが０．３ｍｍ、円
錐の頂角αが１２０°、先端切り欠き部の距離ａが０．
１ｍｍであり、この砥石２１をセンターレール６の記録
媒体と対向する平面と平行な回転軸を中心に回転させた
状態で、図３（ｂ）に示すように所定距離例えば８０μ
m 下降させることにより、本発明におけるトラック側面
１２−１、１２−２を形成することができる。
２−２の形成工程における砥石の状態を説明するための
図である。図３（ａ）において、ダイヤモンド等からな
る砥石２１の一例におけるセンターレール６の磁気ギャ
ップと当接する部分の形状は、厚さｔが０．３ｍｍ、円
錐の頂角αが１２０°、先端切り欠き部の距離ａが０．
１ｍｍであり、この砥石２１をセンターレール６の記録
媒体と対向する平面と平行な回転軸を中心に回転させた
状態で、図３（ｂ）に示すように所定距離例えば８０μ
m 下降させることにより、本発明におけるトラック側面
１２−１、１２−２を形成することができる。
【００１６】上記砥石２１の先端の円錐側面部の頂角α
は、頂角αが６０°未満であるとトラック両側面の斜面
部と記録媒体とのなす角が３０°以下となり、情報記録
時には真に記録したいトラック幅の両側から漏れた磁束
により、近接トラック部の信号上に書き込んでしまうと
いう問題が発生したり、情報再生時には近接トラックの
信号を読み込んでしまう場合があるため、頂角αは６０
°以上が好ましい。また、円錐側面部の頂角αが１６０
°を越えた場合、加工したトラックエッヂ部にチッピン
グが発生し易くなるため、頂角αは１６０°未満が好ま
しい。
は、頂角αが６０°未満であるとトラック両側面の斜面
部と記録媒体とのなす角が３０°以下となり、情報記録
時には真に記録したいトラック幅の両側から漏れた磁束
により、近接トラック部の信号上に書き込んでしまうと
いう問題が発生したり、情報再生時には近接トラックの
信号を読み込んでしまう場合があるため、頂角αは６０
°以上が好ましい。また、円錐側面部の頂角αが１６０
°を越えた場合、加工したトラックエッヂ部にチッピン
グが発生し易くなるため、頂角αは１６０°未満が好ま
しい。
【００１７】さらにまた加工されるべきスライダー本体
２は、図４に示すように、円錐中心軸言い換えれば砥石
２１の回転軸に対して必ずしも水平に置かれている必要
はなく、任意の角度βを有していても良い。この角度β
は、円錐の頂角α、磁気ヘッドの構造等の条件により設
定される。
２は、図４に示すように、円錐中心軸言い換えれば砥石
２１の回転軸に対して必ずしも水平に置かれている必要
はなく、任意の角度βを有していても良い。この角度β
は、円錐の頂角α、磁気ヘッドの構造等の条件により設
定される。
【００１８】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、トラック部分を、記録媒体と対向する平面と、こ
の平面上のトラック幅を規定する２つの円錐側面の一部
分を有する形状のトラック側面とから構成したため、ト
ラック部分を粗研削した磁気ギャップに円錐形状の砥石
を回転させて加工させるだけの操作で形成することがで
き、加工時間の短縮および砥石の長寿命化を達成でき
る。また、出来上がったトラック部は、磁気ギャップに
向って磁束が３次元的に絞り込まれる構造になっている
ため、記録・再生効率を改善することが出来る。
れば、トラック部分を、記録媒体と対向する平面と、こ
の平面上のトラック幅を規定する２つの円錐側面の一部
分を有する形状のトラック側面とから構成したため、ト
ラック部分を粗研削した磁気ギャップに円錐形状の砥石
を回転させて加工させるだけの操作で形成することがで
き、加工時間の短縮および砥石の長寿命化を達成でき
る。また、出来上がったトラック部は、磁気ギャップに
向って磁束が３次元的に絞り込まれる構造になっている
ため、記録・再生効率を改善することが出来る。
【図１】本発明の磁気ヘッドスライダーの一例の構成を
示す図である。
示す図である。
【図２】本発明の磁気ヘッドスライダーの製造方法の一
例を工程順に示す図である。
例を工程順に示す図である。
【図３】本発明における砥石加工の一例の状態を示す図
である。
である。
【図４】本発明における砥石加工の他の例の状態を示す
図である。
図である。
【図５】従来の磁気ヘッドスライダーの一例の構成を示
す図である。
す図である。
１ 磁気ヘッドスライダー ２ スライダー本体 ３−１、３−２ 空気浮上面 ４ ヨーク部 ５ トラック ６ センターレール ７−１、７−２ リーディングランプ ８ トレーリングランプ １１ 平面 １２−１、１２−２ トラック側面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年４月２０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
Claims (2)
- 【請求項１】 トラック部分を、記録媒体と対向する平
面と、この平面上のトラック幅を規定する２つの円錐側
面の一部分を有する形状のトラック側面とから構成した
ことを特徴とする磁気ヘッドスライダー。 - 【請求項２】 磁気ヘッドコアのトラック部分に対し、
円錐側面の一部分を有する形状の砥石を回転状態で下降
させ、トラック幅を規定する円錐形状の側面を形成する
ことを特徴とする磁気ヘッドスライダーの製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5068361A JPH06282829A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 磁気ヘッドスライダーおよびその製造方法 |
| KR1019940005657A KR940022399A (ko) | 1993-03-26 | 1994-03-21 | 자기 헤드 슬라이더 및 그 제조방법 |
| EP94302074A EP0617413A3 (en) | 1993-03-26 | 1994-03-23 | Magnetic head slider and manufacturing process. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5068361A JPH06282829A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 磁気ヘッドスライダーおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06282829A true JPH06282829A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13371583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5068361A Withdrawn JPH06282829A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 磁気ヘッドスライダーおよびその製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0617413A3 (ja) |
| JP (1) | JPH06282829A (ja) |
| KR (1) | KR940022399A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7474507B2 (en) | 2002-08-19 | 2009-01-06 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Storage device having slider with sacrificial extension aligned with channel on opposite surface |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5537732A (en) * | 1993-03-23 | 1996-07-23 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for manufacturing a magnetic head core slider |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5492719A (en) * | 1977-12-30 | 1979-07-23 | Fujitsu Ltd | Production of magnetic head |
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- 1994-03-23 EP EP94302074A patent/EP0617413A3/en not_active Withdrawn
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0617413A2 (en) | 1994-09-28 |
| EP0617413A3 (en) | 1995-08-09 |
| KR940022399A (ko) | 1994-10-20 |
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