JPH0628269U - 可変容量形斜板式ピストンポンプの吐出量制御装置 - Google Patents
可変容量形斜板式ピストンポンプの吐出量制御装置Info
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- JPH0628269U JPH0628269U JP6301092U JP6301092U JPH0628269U JP H0628269 U JPH0628269 U JP H0628269U JP 6301092 U JP6301092 U JP 6301092U JP 6301092 U JP6301092 U JP 6301092U JP H0628269 U JPH0628269 U JP H0628269U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きな強度が必要でなく、ヒステリシスが小
さく、構造が簡単で安価に製作できる可変容量形斜板式
ピストンポンプの吐出量制御装置を提供する 【構成】 可変容量形斜板式ピストンポンプの馬力一定
制御のためのパイロットピストン26の力とこの力に対
向する制御ばね27の力とで揺動する揺動部材28によ
り作動された制御弁25を有する吐出量制御装置に於い
て、該揺動部材を棒状部材で構成し、該パイロットピス
トンを該傾転軸20に直角方向に出没自在で且つ該傾転
軸と共に傾転自在に設けてその頭部を摺動自在に該棒状
の揺動部材に当接した 【効果】 揺動部材に大きな強度を必要とせずその形状
が簡単で安価に製作でき、該揺動部材の支軸の摩擦が少
なくなるのでヒステリシスが小さくなって正確な制御を
行なえ、パイロットピストンを傾転軸に設けたので該ピ
ストンへ作用する吐出圧の漏れが少なくなる
さく、構造が簡単で安価に製作できる可変容量形斜板式
ピストンポンプの吐出量制御装置を提供する 【構成】 可変容量形斜板式ピストンポンプの馬力一定
制御のためのパイロットピストン26の力とこの力に対
向する制御ばね27の力とで揺動する揺動部材28によ
り作動された制御弁25を有する吐出量制御装置に於い
て、該揺動部材を棒状部材で構成し、該パイロットピス
トンを該傾転軸20に直角方向に出没自在で且つ該傾転
軸と共に傾転自在に設けてその頭部を摺動自在に該棒状
の揺動部材に当接した 【効果】 揺動部材に大きな強度を必要とせずその形状
が簡単で安価に製作でき、該揺動部材の支軸の摩擦が少
なくなるのでヒステリシスが小さくなって正確な制御を
行なえ、パイロットピストンを傾転軸に設けたので該ピ
ストンへ作用する吐出圧の漏れが少なくなる
Description
【0001】
本考案は、可変容量形斜板式ピストンポンプの馬力を一定に制御する場合に適 用される双曲線形にポンプ吐出量を制御する吐出量制御装置に関する。
【0002】
従来、斜板式や斜軸式の可変容量形ピストンポンプの馬力を一定に制御するた めにポンプ吐出量を制御する装置は知られており、この種の装置は、斜板やシリ ンダブロックの傾転角を変える制御ピストンにポンプ吐出圧を導入するように構 成し、該吐出圧が変化すると該制御ピストンが移動してその傾転角が変更され、 馬力を一定にするようにポンプ吐出量を変更している。この場合、該制御ピスト ンへポンプ吐出圧を導入する制御はL字形のカムにより作動するスプール形の制 御弁により行なわれている。例えば実開平1−141374号公報で提案された 斜板式の可変容量形ピストンポンプの吐出量制御装置では、斜板の側方にL字形 のカムを設け、該カムに形成された直交する2つのカム面の一方に斜板から出没 するパイロットピストンの頭部を摺動自在に当接させ、もう一方のカム面には制 御ピストンへ吐出圧の導入を制御する制御弁のスプールを介して制御ばねを当接 させた構成を有し、該パイロットピストンに作用する吐出圧による力で該カムに 生じる回転モーメントが該制御ばねで該カムに生じる回転モーメントよりも大き いと、該カムは制御弁を開くように揺動し、ポンプ吐出圧が制御ピストンに導入 され、該制御ピストンは斜板をポンプ吐出量が少なくなるような方向に傾転する 。この斜板の傾転に伴い、パイロットピストンの頭部がカム面をこれによる回転 モーメントを小さくする方向へ摺動し、小さくなったこの回転モーメントと制御 ばねによる回転モーメントが釣合うとカムの揺動が戻り、制御弁が閉じ、斜板の 傾転が停止する。ポンプ吐出圧が高まると斜板はポンプ吐出量を減少させ、ポン プ吐出圧とポンプ吐出量の積即ち馬力が一定になるように制御が行なわれる。
【0003】 このようなL字形のカムの他に該カムと連動するレバーを設けた馬力一定制御 のための吐出量制御装置が、実開平2−78783号公報に於いて開示されてい る。
【0004】
上記のようなL字形カムはこれに作用する力が相殺されず交叉するのでカムの 強度を上げる必要があり、カムの支軸に加わる力が大きくカムと支軸間の摩擦力 が大きくなるのでヒステリシスが大きくなるという欠点がある。またL字形カム の製作は容易でなく、高価につく。また、上記実開平1−141374号公報で 提案されたものは、頭部が斜板に接した制御ピストンを介してパイロットピスト ンへ吐出圧が供給されているから、該制御ピストンの頭部周囲及び制御ピストン の外周から吐出圧が漏れやすい不都合があり、該制御ピストンの作動を安定させ るためにこれへ吐出圧を導く回路に絞りを設けた場合、前記のような漏れのため に制御ピストンに作用する圧力が変化して吐出量の設定がずれてしまい、制御の 正確さを期待できない。更に、実開平2−78783号公報に開示された装置は L字形のカムの他に該カムと連動するレバーを使用しているので構造が複雑で、 カム及びレバーに夫々支軸があるので摩擦力が一層大きくなりヒステリシスが大 きい欠点がある。
【0005】 本考案は、大きな強度が必要でなく、ヒステリシスが小さく、装置の構造が簡 単で安価に製作できる可変容量形斜板式ピストンポンプの吐出量制御装置を提供 することを目的とするものである。
【0006】
本考案では、傾転軸と共に傾転するピストンポンプの斜板の板面に、回転軸で 回転されるシリンダブロックに出没自在のピストンの頭部を当接させ、該斜板の 傾転角を設定する該ピストンポンプの吐出圧が作用した制御ピストンを備え、該 制御ピストンへの該吐出圧の導入を、該傾転角の変化で移動し且つ該吐出圧が作 用したパイロットピストンの力とこの力に対向する制御ばねの力とで揺動する揺 動部材により作動された制御弁で制御するようにした吐出量制御装置に於いて、 該揺動部材を棒状部材で構成し、該パイロットピストンを該傾転軸にその軸線と 直角方向に出没自在で且つ該傾転軸と共に傾転自在に設けてその頭部を摺動自在 に該棒状の揺動部材に当接することにより、上記の目的を達成するようにした。
【0007】
該ピストンポンプの吐出圧が高くなると、ポンプ吐出量を減らし、吐出圧×吐 出量即ち馬力が一定になるように本考案装置は作動するが、この場合、ポンプ吐 出圧は傾転軸に設けたパイロットピストンに作用し、該パイロットピストンは該 傾転軸の軸線と直交する方向へ突出し、その先端で揺動部材を制御ばねに抗して 揺動させる。この揺動で制御弁がポンプ吐出圧を制御ピストンへ導入するように 開き、該制御ピストンはこれに作用する該吐出圧により斜板をポンプ吐出量が少 なくなる方向へ傾転させる。該斜板の傾転と共に傾転軸も傾転し、該傾転軸に設 けたパイロットピストンも傾転してこれによる揺動部材の回転モーメントが小さ くなる。そのため該揺動部材の揺動が復帰し、制御弁は制御ピストンをそれ以上 突出させないように閉じる。該パイロットピストンは傾転軸に設けられており、 ポンプ吐出圧を斜板に当接したピストンのような隙間の大きい摺動部材を介さず に傾転軸内を介して該パイロットピストンに導けるので、漏れが少なくなる。ま た、該揺動部材を棒状部材で製作してパイロットピストンと制御ばねの力を相殺 できるので、該揺動部材の強度を大きくする必要がなくその形状もシンプルで安 価に製作できる。
【0008】 該吐出圧が低くなると、ポンプ吐出量を増やして馬力一定制御を行なう。この 場合、該揺動部材はパイロットピストンの力よりも制御ばねの力が優勢になるた め前記の場合とは逆方向へ揺動し、制御弁は制御ピストンに作用していた圧力を 排除する。このため斜板はポンプ吐出量を増やす方向に傾転し、これに伴ってパ イロットピストンは傾転軸と共に揺動部材に対する回転モーメントを大きくする 方向へ移動する。その結果、該揺動部材の揺動が復帰して制御ピストンの動きを 止めるように制御弁が作動する。
【0009】
本考案の実施例を図面に基づき説明すると、図1及び図2に於いて符号1はポ ンプハウジング2を内外に挿通して設けた回転軸、3はポートエンドカバーを示 し、該ハウジング2と該カバー3とに軸受4、4を介して該回転軸1を回転自在 に軸支した。該回転軸1の中間部に形成したスプライン5に係合させて円筒状の シリンダブロック6を設け、該シリンダブロック6内の例えば偶数個のシリンダ 室7に出没自在にピストン8が夫々設けられる。各ピストン8の頭部は、該ハウ ジング2の軸受9、9に揺動自在に支持された傾転軸20、20と一体の斜板1 0の板面に回転自在に当接される。該シリンダブロック6の環状の端壁11は、 円板状のコントロールプレート12を介してポートエンドカバー3に当接する。 該端壁11には各シリンダ室7へ連なる開口13、13が該シリンダ室7と同数 だけ形成され、該コントロールプレート12には、ポートエンドカバー3に設け られた1つの吸入ポート14と2つの吐出ポート15、16に通じる1つの吸入 口17と2つの吐出口18、19が形成される。
【0010】 また、該斜板10に図2に示すような延長部21a、21bを形成し、その一 方の延長部21aを傾転設定ばね22により斜板10の傾転角を増す方向に押圧 し、もう一方の延長部21bをパイロットポート23を介して導入されるこのポ ンプの自己吐出圧が作用した制御ピストン24で斜板10の傾転角を減少する方 向に押圧するようにした。該制御ピストン24へ作用するポンプ吐出圧はチェッ ク弁31で抽出した吐出口18または19の圧力のうちの高い方の圧力であり、 その導入は、図3に示すスプール形の制御弁25により制御される。該制御弁2 5はパイロットピストン26と制御ばね27との力の釣合いで揺動する揺動部材 28により作動され、制御ピストン24へのポンプ吐出圧の導入・排除を制御す る。
【0011】 該揺動部材28は、図1に明示したように、ポンプハウジング2に増設した制 御ハウジング29の支軸30に揺動自在に支持した棒状部材で構成され、該支軸 30は傾転軸20の端部に一体に取付けた延長部20aと平行に設けられる。該 パイロットピストン26は、図1及び図3に示すように、傾転軸20の延長部2 0aに該傾転軸20の軸線と直角方向に設けたシリンダ20bに出没自在に取付 け、その頭部をスライドシュー35を介して棒状の揺動部材28の一方の側面2 8aに摺動自在に当接させた。該傾転軸20及び延長部20aの内部に形成した 通路20cの端部からポンプ吐出圧を導入し、その圧力がパイロットピストン2 6の後端部に作用するようにした。この実施例では、該パイロットピストン26 に作用するポンプ吐出圧には、絞り32を介して抽出した吐出口18、19の中 間圧力(平均圧力)を利用した。また、該一方の側面28aと反対側の側面28 bを制御弁25のスプール軸を介して制御ばね27で押圧した。尚、該揺動部材 28の一方の側面28aに、制御ハウジング29に出没自在に設けた馬力シフト 用ピストン33の頭部を当接させ、該ピストン33に任意に圧力を作用させるこ とにより該揺動部材28の揺動を変更し、ポンプ馬力の設定を変更できるように した。
【0012】 該傾転軸20にパイロットピストン26を設けると、これへ吐出圧を外部に漏 れないように供給することができ、正確な馬力一定制御を行なえる。該揺動部材 28を棒状に構成すると、図5に示すように、支軸30にかかる力F1=(パイ ロットピストン26の力f)+(馬力シフト用ピストンの力F´)−(制御ばね 27の力F)であり、支軸30の回りのモーメントが釣合って作動するので、F 1 ≦fとなる。これは、図6のような従来のL字形のカムaに直交方向にfとF の力が加わる場合、支軸には合力F2が加わることに比べれば、荷重が小さくな って摩擦力が小さくなり、ヒステリシスは小さくなる。また、揺動部材28の形 状を棒状にすることで製作が容易になり、作用する力が相殺されるので揺動部材 28の材料に大きな強度のものを必要としない。
【0013】 図示のポンプは、該回転軸1が内燃機間等の原動機により回転されてシリンダ ブロック6が回転すると、その内部をピストン8が斜板10でストロークを制御 されて出没し、シリンダ室7から吐出口18と19へ交互に流体を吐出し、2系 統の作動系へ流体を供給する。このポンプの馬力を一定に制御する場合、つまり 、吐出口18または19のポンプ吐出圧とポンプ吐出量の積を一定に制御する場 合、次のような作動を行なう。
【0014】 吐出口18または19のポンプ吐出圧が高まった場合、その圧力は傾転軸20 の延長部20aを介してパイロットピストン26に作用するので、揺動部材28 のバランスが崩れ、図5に鎖線Aで示した位置へ制御ばね27を撓めて揺動し、 これにより制御弁25はチェック弁31で抽出した吐出圧を制御ピストン24へ 導く。この制御ピストン24に作用する吐出圧は高まっているので、該制御ピス トン24は斜板10の傾転角を小さくする方向に傾転させる。該斜板10の傾転 で傾転軸20及びその延長部20aも傾転し、これに伴って該延長部20aに設 けたパイロットピストン26の頭部が揺動部材28の側面28aに沿って最小吐 出量となる方向へ揺動する。その結果、パイロットピストン26の押圧力で該揺 動部材28に生じさせる回転モーメントが小さくなり、該揺動部材28の揺動が 制御ばね27の力により戻るので制御弁25は制御ピストン24への吐出圧の導 入を止めるように作動し、斜板10の傾転が止まる。
【0015】 更に詳細にこれを説明すると、図5に於いて、該制御ばね27の強さFはポン プの設定馬力に合わせて一定の値に設定され、揺動部材28の支軸30から制御 ばね27の作用点までの距離Lは一定であり、パイロットピストン26の作用点 までの距離lは斜板10の傾転角即ちポンプ吐出量に略比例した値となり、また 、パイロットピストン26が揺動部材28を押す力fは吐出圧に略比例した値と なる。該揺動部材28はこれの両側面28a、28bに作用するパイロットピス トン26と制御ばね27による正逆方向の回転モーメントがバランスするように 作動するので、f×l=F×Lとなり、FとLは一定なので、吐出圧×吐出量は 略一定になって馬力一定の制御が行なわれる。
【0016】 吐出圧が減少すると、揺動部材28は図5の鎖線Bで示した位置へ揺動し、制 御弁25が制御ピストン24に作用していた流体をタンクへ排除するため、斜板 10の傾転角は傾転設定ばね22に押されて大きくなり、パイロットピストン2 6は回転モーメントを大きくするように移動し、その結果、該揺動が戻って制御 弁25が閉じ、吐出量が増大して馬力が一定になる。
【0017】 該パイロットピストン26が揺動部材28を押す力fは、具体的には吐出圧P ×ピストン26の面積A×cosθとなるが、θは斜板の最大傾転角の約1/2 でよいので、実用的なポンプではcosθを約1としても設定馬力の誤差は少な い。例えばθ=9°では、cosθ=0.9877でこれを約1としても誤差は小さい 。従ってfは吐出圧に略比例した値となる。 馬力シフト用ピストン33にパイロット圧力を作用させれば、f×l=F×L −F´×L´となって馬力の設定を下げることができる。
【0018】 以上の実施例に於いては、吐出口を2つ備えたスプリットフロー形のダブルポ ンプの例について説明したが、吐出口が1つの一般的なシングルポンプに本考案 を適用することも可能である。また、この実施例では、傾転作動圧力としてチェ ック弁31で2つの吐出口のうちの高圧側の吐出圧を採用したが、2つの吐出口 の吐出圧の中間圧力を採用してもよい。更にこの実施例では制御ばね27と同軸 上に制御弁25を設けたが、同軸上でなくても良く、制御ばね27と反対側に設 けてもよい。更に、図4に示すように、パイロットピストン26の頭部にスライ ドシューの代りにローラー34を設けて該頭部の摺動を容易にすることも可能で ある。
【0019】
以上のように本考案によるときは、斜板を傾転する制御ピストンへのポンプ吐 出圧の導入を制御する制御弁を作動させる揺動部材を棒状部材で構成し、該揺動 部材に斜板の傾転軸に直角方向に出没自在で且つ該傾転軸と共に傾転自在に設け たパイロットピストンの頭部を当接させたので、揺動部材に大きな強度を必要と せずその形状が簡単で安価に製作でき、該揺動部材の支軸に加わる力が少なくな って摩擦が少なくなるのでヒステリシスが小さくなって正確な制御を行なえ、パ イロットピストンを傾転軸に設けたので該パイロットピストンへ作用する吐出圧 の漏れが少なくなり正確な馬力一定制御を行なえる等の効果がある。
【図1】 本考案の実施例の截断平面図
【図2】 図1のA−A線断面図
【図3】 図1のB−B線断面図
【図4】 本考案の他の実施例の截断面図
【図5】 本考案の作動の説明図
【図6】 従来の馬力一定制御装置の要部の説明図
1 回転軸 6 シリンダブロック 8 ピ
ストン 10 斜板 20 傾転軸 24
制御ピストン 25 制御弁 26 パイロットピストン 27
制御ばね 28 揺動部材 30 支軸 33 馬力シフト用ピストン
ストン 10 斜板 20 傾転軸 24
制御ピストン 25 制御弁 26 パイロットピストン 27
制御ばね 28 揺動部材 30 支軸 33 馬力シフト用ピストン
Claims (3)
- 【請求項1】 傾転軸と共に傾転するピストンポンプの
斜板の板面に、回転軸で回転されるシリンダブロックに
出没自在のピストンの頭部を当接させ、該斜板の傾転角
を設定する該ピストンポンプの吐出圧が作用した制御ピ
ストンを備え、該制御ピストンへの該吐出圧の導入を、
該傾転角の変化で移動し且つ該吐出圧が作用したパイロ
ットピストンの力とこの力に対向する制御ばねの力とで
揺動する揺動部材により作動された制御弁で制御するよ
うにした吐出量制御装置に於いて、該揺動部材を棒状部
材で構成し、該パイロットピストンを該傾転軸にその軸
線と直角方向に出没自在で且つ該傾転軸と共に傾転自在
に設けてその頭部を摺動自在に該棒状の揺動部材に当接
したことを特徴とする可変容量形斜板式ピストンポンプ
の吐出量制御装置。 - 【請求項2】 上記揺動部材を一端がポンプケースに設
けた支軸を中心に揺動する棒状部材で構成し、該棒状部
材に該揺動を与えるべく該棒状部材の一方の側面に上記
制御弁のスプールを介して制御ばねを当接させ、該棒状
部材の他方の側面に上記パイロットピストンの先端を摺
動自在に当接させたことを特徴とする請求項1に記載の
可変容量形斜板式ピストンポンプの吐出量制御装置。 - 【請求項3】 上記棒状部材の他方の側面に、上記パイ
ロットピストンの先端を摺動自在に当接させると共に任
意に圧力が作用する馬力シフト用ピストンの先端を当接
させたことを特徴とする請求項2に記載の可変容量形斜
板式ピストンポンプの吐出量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301092U JP2540585Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 可変容量形斜板式ピストンポンプの吐出量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301092U JP2540585Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 可変容量形斜板式ピストンポンプの吐出量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628269U true JPH0628269U (ja) | 1994-04-15 |
JP2540585Y2 JP2540585Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=13216926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6301092U Expired - Lifetime JP2540585Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 可変容量形斜板式ピストンポンプの吐出量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540585Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP6301092U patent/JP2540585Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2540585Y2 (ja) | 1997-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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R250 | Receipt of annual fees |
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