JPH0437266Y2 - - Google Patents

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JPH0437266Y2
JPH0437266Y2 JP12425187U JP12425187U JPH0437266Y2 JP H0437266 Y2 JPH0437266 Y2 JP H0437266Y2 JP 12425187 U JP12425187 U JP 12425187U JP 12425187 U JP12425187 U JP 12425187U JP H0437266 Y2 JPH0437266 Y2 JP H0437266Y2
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swash plate
casing
radius
hydraulic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、油圧ポンプ、油圧モータ等として用
いられる可変容量型斜板式液圧回転機に関する。
〔従来の技術〕
一般に、この種の可変容量の斜板式液圧回転機
は、容量制御機構によつて、斜板を適宜に傾転す
ることにより、油圧ポンプの場合には吐出容量を
可変とし、油圧モータの場合には回転数を可変と
することができる。
このような斜板式液圧回転機として、従来第4
図に示す斜板式油圧ポンプが知られている。
第4図において、1は筒状体からなり、例えば
フロントケーシング1A側に吸、排通路2A,2
Bを有するケーシング、3は該ケーシング1内に
固着された切換弁板、4は該切換弁板3に摺接し
つつ回転するようにケーシング1内に設けられた
ロータで、該ロータ4は駆動軸5によつて回転せ
しめられる。6,6,…は前記ロータ4の軸方向
に穿設された複数のシリンダ、7,7,…は該各
シリンダ6内に摺動可能に挿嵌されたピストン
で、該各ピストン7の突出端側にはそれぞれシユ
ー8,8,…が取付けられている。
9はケーシング1内に耳軸10を介して傾転可
能に設けられた斜板で、該斜板9の一側面はシユ
ー8が滑動する平滑面9Aとなつている。
11,11′は斜板9を傾転することにより容
量制御を行なうため、ロータ4の周囲に配設され
た容量制御装置で、該容量制御装置11,11′
はシリンダ11A,11A′と、該シリンダ11
A,11A′内に摺動可能に設けられたピストン
11B,11B′と、該ピストン11B,11
B′と斜板9を連結する連結杆11C,11C′とか
ら構成され、各シリンダ11A,11A′内の油
室11D,11D′は油路12,13を介して油
圧源14、タンク15と接続され、該油路12,
13の途中には圧油の流れ方向を切換えることに
よつて斜板9を傾転制御する2位置4ポートの制
御弁16が設けられている。
このように構成される油圧ポンプでは、制御弁
16を図示のように切換位置イとし、一方の容量
制御装置11の油室11Dに圧油を供給し、ピス
トン11B、連結杆11Cを介して斜板9を時計
方向に回動し、図示の状態とする。
ここで、駆動軸5によつてロータ4を回転する
と、ピストン7はシユー8が前記斜板9の平滑面
9Aに案内されることによつて、シリンダ6内を
往復動する。この結果、吸込通路2Aから吸込ま
れた作動油は排出通路2Bから排出され、ポンプ
機能を発揮する。なお、制御弁16を切換位置ロ
とすることにより、斜板9の傾転角が小となり、
吐出容量が減少する。
しかし、このように構成される油圧ポンプにあ
つては、ポンプ機能時にピストン7に作用する油
圧反力Fが斜板9に負荷され、この油圧反力Fを
耳軸10によつて受承するようになつている。こ
のため、耳軸10の軸受には大きな荷重が作用
し、高荷重時には当該軸受が損傷してしまうとい
う問題点がある。
このような問題点を解決すべく、他の従来技術
として第5図に示す斜板式油圧ポンプも知られて
いる(例えば、特開昭52−136402号)。
即ち、第5図中で第4図と同一構成要素には同
一符号を付すものとするに、21はケーシング1
のリアケーシング1B側内面部分に所定の半径を
もって凹円筒状に形成された斜板摺動面、22は
斜板を示し、該斜板22の一側面はシユー8が滑
動する平滑面22Aとなり、他側面が前記斜板摺
動面21と対応した半径を有して該摺動面21を
摺動する凸湾曲状の円筒面22Bとなっている。
そして、斜板22は連結杆11C,11C′を介し
て容量制御装置11,11′と連結されている。
このように構成される油圧ポンプにおいても、
制御弁16によって容量制御装置11,11′の
油室11D,11′Dに圧油を給,排することに
より、斜板22を斜板摺動面21に沿って傾転さ
せることができ、吐出容量を制御できる。
また、斜板22の円筒面22Bは斜板摺動面2
1と同一半径となって面接触しているから、ロー
タ4を回転してポンプ機能を発揮するとき、ピス
トン7に作用する油圧反力Fは、斜板22を介し
てケーシング1で受承することができ、第4図に
示した従来技術のように軸受等が損傷する恐れが
ない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然るに、上記従来技術によるものは、斜板22
の円筒面22Bが斜板摺動面21に対して完全に
面接触している。このため、吐出容量を変更すべ
く、容量制御装置11,11′によって斜板22
を傾転制御するとき、大きな摩擦抵抗が発生す
る。特に。ロータ4を回転することによってポン
プ機能を発揮している最中には、ピストン7によ
る油圧反力Fが大きな摩擦力として作用している
ため、斜板22を傾転するとき極めて大きな摩擦
抵抗が発生し、容量制御装置11,11′として
大形な構成のものを採用する必要があるという問
題点がある。
本考案はこのような従来技術の問題点に鑑みな
されたもので,ピストンの油圧反力による影響を
受けることなく、斜板を傾転制御しうるようにし
た可変容量型斜板式液圧回転機を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本考案は、ケーシ
ング内に回転可能に設けられ、軸方向に複数のシ
リンダが穿設されたロータと、該ロータの各シリ
ンダに摺動可能に設けられたピストンと、前記ケ
ーシング内に傾転可能に設けられ、一側面が該各
ピストンが摺接する平滑面となり、他側面が該ケ
ーシングの内面部分に当接する円筒面となった斜
板とからなる可変容量型斜板式液圧回転機におい
て、前記斜板が当接するケーシング内面部分の半
径を前記斜板の円筒面側の半径よりも大となし、
前記ケーシング内面部分に対し斜板の円筒面が線
接触状態で当接するように構成したことを特徴と
する。
〔作用〕
このように構成することにより、斜板の円筒面
はケーシングの内面部分に対して線接触状態で当
接し、容量制御するために該斜板を傾転するとき
に摩擦抵抗なく転動することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第3図に
基づき、詳細に述べる。なお、説明の重複を避け
るため、従来技術と同一構成要素には同一符号を
付し、その説明を省略する。
第1図は本考案の第の実施例を示し、31はケ
ーシング1のリアケーシング1Bの内面部分に後
述する斜板32の円筒面32Bよりも大なる半径
R1をもつて凹円筒状に形成された斜板転動面、
32は斜板を示し、該斜板32の一側面はシユー
8が滑動する平滑面32Aとなり、他側面は前記
斜板転動面31よりも小さな半径R2をもつて形
成され、該転動面31に線接触状態で当接する凸
湾曲状の円筒面32Bとなつている。そして、斜
板32は連結杆11C,11C′を介して容量制御
装置11,11′と連結されている。
本実施例はこのように構成されるが、制御弁1
6を切換位置イとすることにより、一方の容量制
御装置11の油室11Dに圧油を供給し、ピスト
ン11Bを右方に変位させる。これにより、斜板
32の円筒面32Bは斜板転動面31上を時計方
向に転動し、平滑面32Aの傾斜角を大きくする
ことができる。この結果、ロータ4が回転し、ピ
ストン7が往復動するとき、該ピストン7のスト
ロークを大きくし、吐出容量を増大させることが
できる。一方、制御弁16を切換位置ロとするこ
とによつて、容量制御装置11′によつて斜板3
2を反時計方向に転動させ、平滑面32Aの傾斜
角を小さくし、吐出容量を減少させることができ
る。
然るに、本実施例では斜板32の円筒面32B
の半径R2よりも斜板転動面31の半径R1の方が
大となるように構成したから、該斜板転動面31
に対して円筒面32Bは線接触しているにしかす
ぎず、ピストン7に油圧反力Fが作用している状
態で斜板32を傾転させても、当該油圧反力Fに
よる摩擦力は発生しない。この結果、容量制御装
置11,11′による傾転力も小さくてすみ、該
容量制御装置11,11′を小型化することがで
き、高負荷の油圧ポンプにあつても正確な容量制
御が可能となる。
次に、第2図は第1図に示した実施例の変形例
を示し、本変形例はリアケーシング1Bの斜板転
動面31′を半径無限大な円筒面、即ち実質的な
平坦面に形成したことにある。
斜板転動面31′をこのように平面状に形成し
た場合にも、前述と同様に斜板32を円滑に転動
させることができる。
さらに、第3図は本考案の第2の実施例を示
し、斜板転動面31、斜板32等は第1の実施例
と何ら変わるところがない。
然るに、本実施例の特徴はロータ4の周囲に配
設された容量制御装置11,11′に代え、容量
制御装置41,41′を斜板32と対向させてケ
ーシング1のリアケーシング1B内部に配設した
ことにある。即ち、前記容量制御装置41,4
1′はリアケーシング1Bに穿設したシリンダ4
1A,41A′と、該シリンダ41A,41A′内
を摺動するピストン41B,41B′と、該ピス
トン41B,41B′を斜板32と連結する連結
杆41C,41C′とからなり、油室41D,41
D′は油路12,13と接続されている。
本実施例はこのように構成されるが、容量制御
装置41,41′の配置関係を除いて、その作動
については第1の実施例と変わるところがない。
なお、各実施例においては液圧回転機として油
圧ポンプを例示したが、油圧モータとして用いて
もよいことは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案に係る可変容量型斜板式液圧回転機は、
以上詳細に述べた如くであつて、斜板が当接する
ケーシング内面部分の半径を該斜板の円筒面側の
半径よりも大となし、ケーシング内面部分に対し
て斜板の円筒面が線接触状態で当接する構成とし
たから、容量制御するために斜板を傾転させて
も、当該斜板はケーシング内面部分を点接触状態
で転動するだけであり、ピストンによる油圧反力
が斜板に作用しても、何らの摩擦力は発生せず、
斜板を円滑に傾転させることができ、容量制御手
段等を小形化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す全体構成
図、第2図は第1図に示す実施例の変形例を示す
全体構成図、第3図は本考案の第2の実施例を示
す全体構成図、第4図は従来技術による液圧回転
機を示す全体構成図、第5図は他の従来技術によ
る液圧回転機を示す全体構成図である。 1……ケーシング、4……ロータ、6……シリ
ンダ、7……ピストン、11,11′,41,4
1′……容量制御装置、16……制御弁、31,
31′……斜板転動面、32……斜板、32A…
…平滑面、32B……円筒面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシング内に回転可能に設けられ、軸方向
    に複数のシリンダが穿設されたロータと、該ロ
    ータの各シリンダに摺動可能に設けられたピス
    トンと、前記ケーシング内に傾転可能に設けら
    れ、一側面が該各ピストンが摺接する平滑面と
    なり、他側面が該ケーシングの内面部分に当接
    する円筒面となつた斜板とからなる可変容量型
    斜板式液圧回転機において、前記斜板が当接す
    るケーシング内面部分の半径を前記斜板の円筒
    面側の半径よりも大となし、前記ケーシング内
    面部分に対し斜板の円筒面が線接触状態で当接
    するように構成したことを特徴とする可変容量
    型斜板式液圧回転機。 (2) 前記ケーシング内面部分の半径を無限大とす
    ることにより、該ケーシング内面部分を実質的
    に平面に形成した実用新案登録請求の範囲(1)項
    記載の可変容量型斜板式液圧回転機。
JP12425187U 1987-08-13 1987-08-13 Expired JPH0437266Y2 (ja)

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JP12425187U JPH0437266Y2 (ja) 1987-08-13 1987-08-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6606109B2 (ja) * 2017-01-07 2019-11-13 日立建機株式会社 可変容量型斜板式液圧回転機

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