JPH0234472Y2 - - Google Patents

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JPH0234472Y2
JPH0234472Y2 JP1984049167U JP4916784U JPH0234472Y2 JP H0234472 Y2 JPH0234472 Y2 JP H0234472Y2 JP 1984049167 U JP1984049167 U JP 1984049167U JP 4916784 U JP4916784 U JP 4916784U JP H0234472 Y2 JPH0234472 Y2 JP H0234472Y2
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JP
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swash plate
piston
control
shaft
control piston
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JP1984049167U
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JPS60162277U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は一般産業機械及び建設機械に使用さ
れ、吐出量を3段階に設定可能な斜板式可変油圧
ピストンモータポンプに関する。
(従来の技術) 斜板角度を可変にした斜板式可変ピストンモー
タとしては、例えば特公昭47−40001号公報特公
昭39−7824号公報及び実公昭54−17751号公報に
おいて、斜板を2個のピストンで制御するものが
知られているが、3段階の正確な吐出量を得るよ
うに斜板角度を3位置で選択的かつ一時的に固定
できる装置は開示されていない。
(考案が解決しようとする課題) 斜板式ピストンモータを2速制御(2段吐出量
制御)する試みがあり、例えば特開昭56−96181
号公報または実公昭54−9201号公報において、斜
板を傾動させる機構が開示されているが、かかる
従来品は可変機構部が複雑でスペース的にも大き
いなどの問題点があつた。かかる問題解決とし
て、出願人が出願中で未公開の実開昭60−95187
号公報のものにおいては極めて簡単かつ安価に吐
出容量を2段に切替えることができる斜板式ピス
トンポンプモータが開示されている。しかしなが
ら、3段階のそれぞれ正確な吐出量を得ることが
できるような斜板式可変ピストンモータポンプが
求められている。
本考案の目的は、極めて簡単かつ安価に3段階
のそれぞれ正確な吐出量を得ることができるよう
な斜板式可変ピストンポンプモータを提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) このため本考案は、斜板式ピストンモータにお
いて、斜板はモータポンプ作動時に自動的にその
最大傾斜位置を保持するようにシヤフトに対し斜
板の最厚部側に偏心して設けられた枢動部を枢動
中心として旋回可能に支持され、かつ斜板の最厚
部付近と最薄部付近とに対向した斜板支持面から
それぞれ突出可能に軸方向に進退可能な2個のコ
ントロールピストンを、最厚部側の最大ストロー
クを最薄部側のそれより小にしかつ受圧面をより
充分に大にしてハウジング内に設け、2個のコン
トロールピストンの各油室に外部パイロツト圧油
が導入されたときは前記斜板は前記最大傾斜位置
から前記最厚部側のコントロールピストンの最大
ストローク分だけ傾けられ、そして前記最薄部側
のコントロールピストンの油室のみに前記圧油が
導入されたときは前記斜板は最小傾斜位置に傾け
られるようにされたことを特徴とする斜板式可変
ピストンモータポンプ、としたものである。
(作用) かかる構成によりポンプモータ作動時には、シ
リンダバレルの各シリンダー室に作用する圧油の
力によりピストン頭部は斜板を等しく押圧する
が、斜板の枢動中心がシヤフトに対し最厚部側に
偏心して設けられているので、最薄部側の作用腕
が長くなりモーメントが大きくなり、斜板は自動
的に最薄部側が押されて最大傾斜位置を保持す
る。
次に2個のコントロールピストンの各油室に外
部パイロツト圧油が導入されたときは、最厚部側
のコントロールピストンの受圧面は最薄部のそれ
より充分大にしているので、最厚部側のコントロ
ールピストンの最大ストローク分だけ斜板は傾け
られ、最薄部側のコントロールピストンは、その
位置で斜板を安定させるように最厚部側のコント
ロールピストンに対抗して斜板を押圧する。
そして最薄部側のコントロールピストンの油室
のみにパイロツト圧油が導入されたときは、最薄
部側のコントロールピストンはその最大ストロー
クまで、最厚部側のコントロールピストンを、前
記偏心した枢動中心にもとづく長い作用腕で確実
に押し下げて、斜板をその最小傾斜位置に傾斜さ
せ保持する。
(実施例) 次に本考案の例示的一実施例である斜板式可変
ピストンモータポンプにつき、第1図乃至第5図
を参照して説明する。ポンプとモータとは同一の
ものであるので、以下モータについてのみ説明す
る。第1図は実施例全体の断面図で、ハウジング
は本体ハウジング1と蓋ハウジング11からな
り、ハウジング1,11内にはシヤフト4とシリ
ンダーバレル7とが回転可能に支持され、スプラ
イン12を介してシリンダーバレル7の回転トル
クがシヤフト4に与えられるようにされている。
シリンダーバレル7には複数個のピストン8が軸
方向に摺動可能にシリンダー穴14内に挿入さ
れ、シリンダー室15に図示しない吸入ポート1
8からの油路およびバルブプレート13のポート
を介して導入された高圧油が入るので、この圧油
によつてピストン8の頭部19はシユー16を介
して斜板2に押しつけられ、その反力により回転
力を得てシリンダバレル7はシヤフト4を回転さ
せる。斜板2はシヤフト4の回転方向には回転不
能に本体ハウジング11に円周方向に不動に固定
されている。シユー16は斜板2上を摺動して回
転する。以上の点については周知であり詳細に説
明しない。
本考案の新規な斜板角変更装置は、本体ハウジ
ング1の斜板支持面20と斜板2の被支持面21
との間に、斜板支持面20に固定された枢動部を
形成するようシヤフト4の両側にシヤフト4に対
して斜板2の最厚部22側に偏心して、半円筒ピ
ン3が設けられ、半円筒ピン3の円筒面11′と
斜板2に設けられた補合形状の凹部23とが摺動
係合をし、斜板2は半円筒ピン3を中心に摺動可
能にされている。斜板2の最厚部22付近および
最薄部24付近に対向した斜板支持面20からそ
れぞれ突出可能に2個のコントロールピストン
6,5が本体ハウジング1内に、軸方向に進退可
能に設けられている。図面でみて判るように、斜
板2の最厚部22側のコントロールピストン6
は、位置決め時(第3図)のストロークである最
大ストロークを最薄部24側のコントロールピス
トン5のそれ(第4図)より小にされ、かつ受
圧面はコントロールピストン5より充分に大に
されている。第5図に示すように、コントロール
ピストン5、およびコントロールピストン6
はパイロツト圧油口9および10からの切換バル
ブ(25、第5図)を介して導入される外部パイ
ロツト圧油により移動し、斜板2を駆動して斜板
2の傾転角Aを変えその結果シリンダーバレル7
に挿入されたピストン8のストロークSを変え、
モータまたはポンプ容量を変えるようにされてい
る。
第2図、第3図および第4図は斜板傾転時の作
動を示す。第2図はコントロールピストン5お
よび6には何らパイロツト圧油が作用せず、半
円筒ピン3がシヤフト軸心と偏心しているためモ
ータポンプ作動時に斜板はその最大傾斜位置を自
動的に保持するように斜板2は最大傾転角A1
よびピストン8は最大ストロークS1を示す。この
とき第5図でみて切換バルブ25は右側の25A
の位置にあり各コントロールピストン油室5′,
6′はタンク26と連通され、パイロツト圧油源
27はブロツクされている。
第3図はパイロツク圧油口9及び10より圧油
を送りコントロールピストン5およびコントロ
ールピン6に作用させた場合を示す。コントロ
ールピストン5により斜板2は半円筒ピン3上
を摺動しその傾転角を変えコントロールピストン
6により傾転角A2が定まりピストン8のスト
ロークはS2となる。この場合両コントロールピス
トン5,6に、第5図示の切換バルブ25の位置
25Bで同時にパイロツト圧油がかかるか、コン
トロールピストン6の受圧面積をコントロール
ピストン5のそれより十分大にされているの
で、ピストン6はピストン5の力に抗して斜
板を押して、コントロールピストン6はその最
大ストローク位置にあり、斜板2の位置決めをす
る。これに対して最薄部24側コントロールピス
トン5は最大ストローク途中でコントロールピ
ストン6に向けてかつそれを押し下げないよう
に押圧する。
第4図はパイロツト圧油口9へのみに圧油を送
りコントロールピストン5に作用させた場合を
示す。コントロールピストン6の油室6′はタ
ンク26に連通され、コントロールピストン5
により斜板2はさらに半円筒ピン3上を摺動しそ
の傾転角を変えその最大ストローク位置で位置決
めし傾転角A3およびストロークS3となる。切換
バルブ25は左位置(25B、第5図)に位置す
る。
以上のごとくコントロールピストンおよび
へパイロツト圧油を作用させることにより、斜板
2の傾転角Aを3段階に変化させ、ピストンモー
タ容量を3段階に制御できる。このようにモータ
およびポンプの容量を3段階に変えることができ
るためモータとして用いた場合は一定の供給流量
に対し3段階の回転速度制御ができ、ポンプとし
て用いた場合は一定の回転数にに対し3段階の流
量制御がコンパクトな機構で行なうことができ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によると、斜板式
可変ピストンモータポンプの斜板はパイロツト油
圧源で駆動される2個のコントロールピストンに
より枢動部を枢動中心として傾転角を3段階の正
確な吐出量を得るように斜板角度を3位置で選択
的かつ1時的に固定できるように制御されること
になる。そして斜板は枢動部(例えば半円筒ピン
好ましい実施例ではシヤフトの両側に2個)上を
2個のコントロールピストンにより摺動傾転し構
造は極めて簡単かつ安価であり、各コントロール
ピストン室へのパイロツト圧油切換バルブの他は
複雑なバルブを要しないしまたこのバルブをポン
プモータに内蔵する必要もないので、構造はより
シンプルで極めて安価となる。かかる3段階制御
することにより、より滑らかな可変制御が可能に
なり、かつ各吐出量は部品の精度を高くして容易
に機械的に設定できるので、使用条件により適合
した正確な吐出量設定ができるため、エネルギー
ロスを少くでき、省エネルギータイプのモータポ
ンプとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜板式可変ピ
ストンモータポンプの横断面図、第2図乃至第4
図は第1図のモータポンプの作動説明図、第5図
はパイロツト圧油供給油圧回路図である。 1,11……ハウジング、2……斜板、3……
半円筒ピン(枢動部)、4……シヤフト、5……
コントロールピストン、6……コントロールピ
ストン、7……シリンダーバレル、8……ピス
トン、19……ピストン頭部、20……ハウジン
グの斜板支持面、21……斜板の被支持面、22
……最厚部、24……最薄部、25……切換バル
ブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤフトと共に回転可能にハウジング内に支持
    されたシリンダバレルと、シリンダバレルに軸方
    向摺動可能に挿入された複数個のピストンの頭部
    と摺接可能にされかつシヤフト回転方向には回転
    不能にハウジング内に支持された斜板とを有する
    斜板式ピストンモータポンプにおいて、前記斜板
    はモータポンプ作動時に自動的にその最大傾斜位
    置を保持するようにシヤフトに対し斜板の最厚部
    側に偏心して設けられた枢動部を枢動中心として
    旋回可能に支持され、かつ斜板の最厚部付近と最
    薄部付近とに対向した斜板支持面からそれぞれ突
    出可能に軸方向に進退可能な2個のコントロール
    ピストンを、最厚部側の最大ストロークを最薄部
    側のそれより小にしかつ受圧面をより充分に大に
    してハウジング内に設け、2個のコントロールピ
    ストンの各油室に外部パイロツト圧油が導入され
    たときは前記斜板は前記最大傾斜位置から前記最
    厚部側のコントロールピストンの最大ストローク
    分だけ傾けられ、そして前記最薄部側のコントロ
    ールピストンの油室のみに前記圧油が導入された
    ときは前記斜板は最小傾斜位置に傾けられるよう
    にされたことを特徴とする斜板式可変ピストンモ
    ータポンプ。
JP4916784U 1984-04-05 1984-04-05 斜板式可変ピストンモータポンプ Granted JPS60162277U (ja)

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JP4916784U JPS60162277U (ja) 1984-04-05 1984-04-05 斜板式可変ピストンモータポンプ

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JP4916784U JPS60162277U (ja) 1984-04-05 1984-04-05 斜板式可変ピストンモータポンプ

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JPS60162277U JPS60162277U (ja) 1985-10-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2506775B2 (ja) * 1987-06-04 1996-06-12 カヤバ工業株式会社 ピストンポンプの馬力制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819448Y2 (ja) * 1977-06-17 1983-04-21 株式会社千野製作所 偏差指示調節計

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